JP4613927B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4613927B2
JP4613927B2 JP2007114705A JP2007114705A JP4613927B2 JP 4613927 B2 JP4613927 B2 JP 4613927B2 JP 2007114705 A JP2007114705 A JP 2007114705A JP 2007114705 A JP2007114705 A JP 2007114705A JP 4613927 B2 JP4613927 B2 JP 4613927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
header
lock
connector
lock hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007114705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008270098A (ja
Inventor
正規 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007114705A priority Critical patent/JP4613927B2/ja
Publication of JP2008270098A publication Critical patent/JP2008270098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4613927B2 publication Critical patent/JP4613927B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来より、例えば、対向する2枚のプリント基板を相互に電気的に接続するコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この類のコネクタは、図11に示すように、ソケット50と、ヘッダ60とで構成されている。ソケット50は、略矩形状を有する樹脂成型品であり、周縁部よりも内側に位置する内周部には、周囲面よりも窪んだ枠形状の溝部52が形成されている。また、ヘッダ60は、略矩形状を有する樹脂成型品であり、ソケット50よりもひとまわり程度小さな寸法に設定されている。ヘッダ60は、周縁部よりも内側に位置する内部領域が凹状に窪んでおり、周縁部に略枠形状の周壁部が形成されている。
ソケット50の一対の長手辺には、等ピッチで配置された複数のコンタクト51がそれぞれ設けられており、ヘッダ60の一対の長手辺には、等ピッチで配置された複数のポスト61がそれぞれ設けられている。コンタクト51およびポスト61は、帯状の金属材を曲成することによって形成される。
このコネクタは、ソケット50の溝部52にヘッダ60の凸形状の周壁部を挿入することにより、両者が嵌合する。この際、ソケット50側のコンタクト51と、ヘッダ60側のポスト61とがそれぞれ接触する。ソケット50のコンタクト51およびヘッダ60のポスト61には、それぞれプリント配線板のような別々の回路基板(図示せず)の端子が半田付けによって接続されており、これにより、一対のプリント配線板の間が電気的に接続される。
ここで、図12に示すように、ヘッダ60には、その一対の短手辺のそれぞれに、ソケット50に挿入されるヘッダ60を保持するためのL字形状のフック部63を備えた保持金具62が設けられている。この保持金具62は、外側(ソケット50の嵌合面側)に突出する突起(ロックダボ)63が形成されている。一方、ソケット50には、一対の短手辺側における溝部52の外側壁部(ヘッダ60との嵌合面側)に、凹状に陥没したロック凹部53が形成されている。このロック凹部53は、ヘッダ60側のロックダボ64と位置的と対応して形成されており、ソケット50とヘッダ60とが嵌合した際に、ロックダボ64と係合する。ロック凹部53とロックダボ64との係合により、ソケット50とヘッダ60との嵌合をロックすることができる。
特開2005−19144号公報
ところで、ソケット側のロック凹部と、ヘッダ側のロックダボとの係合の程度、すなわち、機械的な干渉幅(かかりしろ)が大きい場合には、ヘッダとソケットとの間の係合が強固となる。そのため、ヘッダがソケットから容易に抜け落ちるといった事態を抑制することができるが、その反面、機器の保守点検といったケースにおいて、ソケットに対するヘッダの挿脱が困難となり、コネクタを破壊してしまう可能性がある。
このため、ロック凹部とロックダボとのかかりしろは、適切な挿脱力が得られる程度に設定する必要がある。よって、ヘッダとソケットとを完全なロック状態にすることが困難となり、落下の衝撃などといったように、大きな外力によってヘッダとソケットとの係合が安易に解除されてしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘッダとソケットとの嵌合を強固にロックしつつも、挿脱の容易性に優れるコネクタを提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、第1の回路基板の端子に接続されるコンタクトおよびこのコンタクトが配設されるソケット本体を有するソケットと、第2の回路基板の端子に接続されるポストおよびこのポストが配設されるヘッダ本体を有するヘッダとで構成され、ソケット本体の周壁部の内側に設けられる溝部にヘッダ本体を挿入して嵌合することにより、コンタクトとポストとが接触するコネクタを提供する。このコネクタにおいて、ソケットは、ソケット本体の周壁部に、内外を貫通する貫通孔であるロック穴を有し、ヘッダは、溝部との嵌合面であるヘッダ本体の外側壁面から外側に向かって延在するフック形状のロック片を有する。このロック片は、ロック穴と位置的と対応して設けられており、ソケット本体とヘッダ本体とが嵌合することにより、先端部がロック穴に挿入されてこのロック穴と係合する。
また、本発明において、ロック片は、先端部が自由端に構成された板バネ構造を有する。
また、本発明において、ソケットは、ソケット本体の周壁部の外側壁面の底部から外側方向に延在するとともに、先端部がロック穴に臨むように折り曲げられたロック解除ピンをさらに有する。このロック解除ピンは、外力に応じて自身が変形することにより、先端部をソケット本体の外側方向からロック穴に挿入可能である。
本発明によれば、ソケットからヘッダが外れそうになったとしても、ロック穴とロック片とが機械的に干渉することにより、ソケット本体とヘッダ本体との嵌合を強固にロックすることができる。また、ロック穴は貫通孔であるため、このロック穴を介して、ソケット本体の外側からロック片の先端部を内側方向に変形させることにより、ロック穴とロック片との係合状態が解除される。そのため、ソケットとヘッダとの挿脱を容易に行うことができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるコネクタを模式的に示す斜視図である。本実施形態にかかるコネクタは、ソケット10と、ヘッダ30とで構成されている。ソケット10は、複数のコンタクト11と、複数のコンタクト11が配設されるソケット本体12とを主体に構成されており、一方、ヘッダ30は、複数のポスト31と、複数のポスト31が配設されるヘッダ本体32とを主体に構成されている。ソケット10の個々のコンタクト11は、プリント配線板のような第1の回路基板(図示せず)の複数の端子にそれぞれが半田付けによりそれぞれ接続されており、ヘッダ30の個々のポスト31は、プリント配線板のような第2の回路基板(図示せず)の複数の端子に半田付けによりそれぞれ接続されている。このコネクタは、ソケット本体12とヘッダ本体32とを接続し、複数のコンタクト11と複数のポスト31とを各々接触させることによって、一対の回路基板の間を電気的に接続する。
図2は、ソケット10を模式的に示す斜視図である。ソケット10のソケット本体12は、細長の略矩形状に形成された樹脂成型品である。ソケット本体12は、周縁領域よりも内側に位置する内周部に凹形状に窪んだ略枠形状の溝部13が形成されており、この溝部13によって周壁部14と中央凸部15とが隔てられている。ソケット本体12には、長手方向の中心線に対して両側に、複数のコネクタ溝16が長手方向に沿ってそれぞれ並設されている。個々のコネクタ溝16には、コンタクト11がそれぞれ設けられている。また、ソケット本体12の一対の短手辺側の周壁部34には、その中央部に、周壁部34の一部が切断されて不連続となるような開口がそれぞれ形成されており、また、その開口を塞ぐように、溝部13側から保持プレート17がそれぞれ設けられている。個々の保持プレート17は、金属製のプレートであり、自身の溝部13に挿入されるヘッダ30を保持する機能を担っているとともに、ソケット本体12の周壁部14の一部として機能する。
図3は、ヘッダ30を模式的に示す斜視図である。ヘッダ30のヘッダ本体32は、細長の略矩形状に形成された樹脂成型品であり、その外形がソケット本体12よりも一回り程度小さい寸法に設定されている。ヘッダ30は、周縁領域よりも内側に位置する内部領域が凹状に窪んだ略矩形状の底面部33を有しており、この底面部33の周囲に略枠形状の周壁部34が形成されている。この周壁部34は、ソケット本体12の溝部13と形状的と対応している。ヘッダ本体32には、長手方向の中心線に対して両側に、複数のポスト31が長手方向に沿ってそれぞれ並設されている。また、ヘッダ本体32の一対の短手辺側の周壁部34には、その中央部に、ソケット本体12に挿入されるヘッダ本体32を保持するためのフック部36を備えた金属製の保持金具35がそれぞれ設けられている。この保持金具35は、後述するように、ソケット本体12とヘッダ本体32とが嵌合した場合に、ソケット10側に設けられた保持プレート17と位置的と対応するように設けられている。また、ヘッダ本体32の外側壁面(具体的には、周壁部34の外側壁面)は、ソケット本体12における溝部13との嵌合面となっている。
図4は、ソケット10とヘッダ30とが嵌合した状態のコネクタを模式的に示す正面図である。同図および図1に示すように、コネクタは、ソケット本体12の溝部13にヘッダ本体32(具体的には、ヘッダ本体32の周壁部34)を挿入することにより、ソケット本体12(ソケット10)とヘッダ本体32(ヘッダ30)とが嵌合する。この際、ソケット10側の個々のコンタクト11と、ヘッダ30側の個々のポスト31とがそれぞれ接触することにより、一対のプリント配線板の間が電気的に接続される。
図5は、図4に示すコネクタのAA断面を示す模式図である。ソケット10のコネクタ溝16に設けられる個々のコンタクト11は、帯状の金属材を曲成することによって形成される。具体的には、コンタクト11は、ソケット10の周壁部14を挟持している。このコンタクト11は、その一方の端部側が、溝部13の底部に沿ってソケットの内側(中央凸部15側)に延在し、その後折り返された後に、外側に延在するとともに、その先端部が略L字形状に折り曲げられている。また、コンタクト11は、その他方の端部側が周壁部14の外側壁面の底部から外側に延在しており、この延在部がプリント配線板(第1の回路基板)の配線パターン(端子)に接続される接続端部として機能している。
これに対して、個々のポスト31は、帯状の金属材を曲成することによって形成される。具体的には、ポスト31は、ヘッダ30の周壁部34を挟持している。このポスト31の一方の端部側は、周壁部34に沿って外側壁面の中央部まで延在しており、他方の端部側は、周壁部34が起立する底面部33を貫通した後に、略直角に折り曲げられて、外側に延在している。この延在端部は、プリント配線基板(第2の回路基板)の配線パターン(端子)に接続される接続端部として機能している。
ここで、ソケット10とヘッダ30とが嵌合した状態において、ソケット10側のコンタクト11と、ヘッダ30側のポスト31とが互いに係合することにより、ソケット10とヘッダ30との嵌合を簡易的にロックすることができる。具体的には、コンタクト11には、ソケット本体12の周壁部14の頂部と対応する位置に、内側(溝部13側)へと凸状に湾曲したラウンド部18が形成されている。一方、ポスト31には、ヘッダ本体32の周壁部34の外側壁面と対応する位置に、外側へと突出する突起であるロックダボ37が形成されている。コンタクト11側のラウンド部18とポスト31側のロックダボ37とは、ソケット10とヘッダ30とが嵌合した状態において互いに係合する位置関係に設けられているため、両者の係合によりソケット10とヘッダ30との嵌合を簡易的にロックすることができる。
図6は、コネクタのロック機構を示す説明図であり、図4に示すコネクタのBB断面を示す模式図である。同図および図2を参照するに、ソケット本体12において、一対の短手辺側の周壁部14の中央部にそれぞれ設けられた保持プレート17には、内外(周壁部14の外側と溝部13側との間)を貫通する貫通孔であるロック穴19が形成されている。
これに対して、図6および図3を参照するに、ヘッダ本体32において、一対の短手辺側の周壁部34の中央部にそれぞれ設けられた保持金具35には、周壁部34の頂部近傍から外側へ向かいつつ、下方(図6に示すソケット10への嵌合状態では、その向きは上方となる)に延在するフック形状のロック片38が形成されている。このロック片38は、保持金具35が金属製であり、その先端部が自由端となっているため、部材の弾性力による板バネ構造を有している。この板バネ構造により、ロック片38は、その先端部に周壁部34方向への外力が作用することにより、その周壁部34方向に変位可能となっている。
ここで、ソケット10とヘッダ30とが嵌合した状態において、図6に示すように、ヘッダ本体32側の保持金具35のロック片38は、その先端部が、ソケット10側の保持プレート17におけるロック穴19の内部に挿入した状態となる。
このような構成のコネクタにおいて、以下、ソケット10に対するヘッダ30の挿脱方法について説明する。まず、ソケット10に対してヘッダ30を挿入する場合には、ソケット本体12の溝部13が形成された側と、ヘッダ本体32の周壁部34が形成された側とを向き合わせ、かつ、ソケット本体12の溝部13と、ヘッダ本体32の周壁部34とを位置的に対応させた上で、ソケット本体12の溝部13にヘッダ本体32を挿入することにより、両者が嵌合する。この嵌合にともない、ソケット10側の個々のコンタクト11と、ヘッダ30側の個々のポスト31とが互いに接触するとともに、コンタクト11のラウンド部18と、ポスト31のロックダボ37とが係合する。これら両者の係合により、ソケット10とヘッダ30との嵌合が簡易的にロックされる。また、ソケット10とヘッダ30とが嵌合することにより、ヘッダ30側の保持金具35のロック片38は、その先端部が、ソケット10側の保持プレート17のロック穴19に挿入された状態となる。なお、ソケット10に対してヘッダ30を挿入する場合、ヘッダ30側のロック片38が、ソケット10側の保持プレート17と機械的に干渉するものの、ロック片38が板バネ構造となっていることにより、これが変形して内側へと撓むことにより、この干渉に阻まれることなく、ソケット10に対してヘッダ30を挿入することが可能となる。
このような嵌合状態において、コネクタに外力が作用して、ソケット10からヘッダ30が外れそうになった場合には、コンタクト11のラウンド部18とポスト31のロックダボ37との係合により、ソケット10とヘッダ30との嵌合がロックされるため、ソケット10からヘッダ30が外れるといった事態が抑制される。また、保持金具35のロック片38の先端部が保持プレート17のロック穴19に挿入されているため、コンタクト11とポスト31との係合を上回るような外力が作用してソケット10からヘッダ30が外れそうになったとしても、ロック片38の先端部がロック穴19に係合する。このようなロック片38とロック穴19との機械的に干渉により、ソケット10とヘッダ30との嵌合がロックされるため、ソケット10からヘッダ30が外れるといった事態が抑制される。
一方、ソケット10からヘッダ30を外す場合には、先端が尖鋭な工具などを利用して、保持プレート17のロック穴19を介し、ソケット本体12の外側から、保持金具35のロック片38の先端部を内側に変位させる。この状態において、ヘッダ30をソケット10から離脱させる。この場合、ロック片38を内側へと変位させることにより、ロック片38がロック穴19から外れ、両者の機械的が干渉がなくなるため、コンタクト11のラウンド部18とポスト31のロックダボ37との係合を解除させるのみで、ソケット10からヘッダ30を取り外すことができる。
このように本実施形態において、ソケット10は、ソケット本体12の溝部13の周囲に位置する周壁部14に、内外を貫通する貫通孔であるロック穴(本実施形態では、保持プレート17に形成されたロック穴19がこれに該当する)を有している。また、ヘッダ30は、ソケット本体12の溝部13との嵌合面であるヘッダ本体32の外側壁面から外側に向かって延在するフック形状のロック片(本実施形態では、保持金具35のロック片38がこれに該当する)を有している。ここで、ロック片は、ロック穴と位置的と対応して設けられており、ソケット本体12とヘッダ本体32とが嵌合することにより、フック形状の先端部がロック穴に挿入されてこれと係合する。
かかる構成によれば、ソケット10とヘッダ30との嵌合状態において、ソケット10側のロック穴に、ヘッダ30側のロック片が挿入しているため、コネクタに外力が作用し、ソケット10からヘッダ30が外れそうになったとしても、ロック穴にロック片が係合する。これにより、ロック穴とロック片とが機械的に干渉することにより、ソケット10とヘッダ30との嵌合をロックすることができる。また、ロック穴は貫通孔であるため、このロック穴を介して、ソケット本体12の外側からロック片の先端部を内側方向に変形させることにより、ロック穴とロック片との係合状態が解除される。そのため、ソケット10とヘッダ30との挿脱を容易に行うことができる。さらに、ロック穴を介して、ロック穴とロック片との係合を解除する構成であるため、ロック穴に対するロック片のかかりしろを大きく設定することが可能であるため、ソケット10とヘッダ30との嵌合を強固にロックすることができる。
また、本実施形態において、ロック片は、先端部が自由端に構成された板バネ構造を有している。かかる構成によれば、ロック片の板バネ的な作用により、その変位量を大きくすることができるので、ロック穴とロック片との係合状態を容易に解除することができるるとともに、挿入時にこれが容易に変形することとなる。そのため、ソケット10とヘッダとの挿脱をさらに容易に行うことができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態にかかるコネクタを模式的に示す斜視図である。以下、本実施形態にかかるコネクタについて説明する。このコネクタは、ソケット10aと、ヘッダ30とで構成されている。なお、本実施形態にかかるコネクタを説明するにあたり、第1の実施形態と同様の構成については、符号を引用して説明を省略することとし、以下、相違点を中に説明を行う。
ソケット10aは、複数のコンタクト11と、複数のコンタクト11が配設されるソケット本体12とを主体に構成されており、ヘッダ30は、複数のポスト31と、複数のポスト31が配設されるヘッダ本体32とを主体に構成されている。ソケット10の個々のコンタクト11は、プリント配線板のような第1の回路基板(図示せず)の複数の端子にそれぞれが半田付けによりそれぞれ接続されており、ヘッダ30の個々のポスト31は、プリント配線板のような第2の回路基板(図示せず)の複数の端子に半田付けによりそれぞれ接続されている。このコネクタは、ソケット本体12とヘッダ本体32とを接続し、複数のコンタクト11と複数のポスト31とを各々接触させることによって、一対の回路基板の間を電気的に接続する。
図8は、ソケット10aを模式的に示す斜視図である。ソケット10aのソケット本体12は、第1の実施形態と同様に、略枠形状の溝部13が形成されており、この溝部13によって周壁部14と中央凸部15とが隔てられている。ソケット本体12には、長手方向の中心線に対して両側に、複数のコネクタ溝16が長手方向に沿ってそれぞれ並設されており、個々のコネクタ溝16には、コンタクト11がそれぞれ設けられている。また、ソケット本体12の一対の短手辺側の周壁部34には、その中央部に、周壁部34の一部が切断されて不連続となるような開口がそれぞれ形成されており、また、その開口を塞ぐように、溝部13側から保持プレート17aがそれぞれ設けられている。個々の保持プレート17は、金属製のプレートであり、自身の溝部13に挿入されるヘッダ30を保持する機能を担っている。
本実施形態の特徴の一つとして、個々の保持プレート17aには、金属製のロック解除ピン20が一体形成されている。ロック解除ピン20は、保持プレート17の下辺部より、外側に向かって延在して、その後折り返されることにより、略L字形状を有している。このロック解除ピン20は、その先端部が、保持プレート17のロック穴19に臨むような格好となっている。
図9は、ヘッダ30を模式的に示す斜視図である。ヘッダ30のヘッダ本体32は、周縁領域よりも内側に位置する内部領域が凹状に窪んだ略矩形状の底面部33を有しており、この底面部33の周囲に略枠形状の周壁部34が形成されている。この周壁部34は、ソケット本体12の溝部13と形状的と対応している。ヘッダ本体32には、長手方向の中心線に対して両側に、複数のポスト31が長手方向に沿ってそれぞれ並設されている。また、ヘッダ本体32の一対の短手辺側の周壁部34には、その中央部に、ソケット本体12に挿入されるヘッダ本体32を保持するためのフック部36を備えた金属製の保持金具35がそれぞれ設けられている。
このような構成のコネクタにおいて、以下、ソケット10aに対するヘッダ30の挿脱方法について説明する。まず、ソケット10aに対してヘッダ30を挿入する場合には、ソケット本体12の溝部13が形成された側と、ヘッダ本体32の周壁部34が形成された側とを向き合わせ、かつ、ソケット本体12の溝部13と、ヘッダ本体32の周壁部34とを位置的に対応させた上で、ソケット本体12の溝部13にヘッダ本体32を挿入することにより、両者が嵌合する。この嵌合にともない、ソケット10a側の個々のコンタクト11と、ヘッダ30側の個々のポスト31とが互いに接触するとともに、コンタクト11のラウンド部18と、ポスト31のロックダボ37とが係合する。これら両者の係合により、ソケット10aとヘッダ30との嵌合が簡易的にロックされる。また、ソケット10aとヘッダ30とが嵌合することにより、ヘッダ30側の保持金具35のロック片38は、その先端部が、ソケット10a側の保持プレート17のロック穴19に挿入された状態となる。なお、ソケット10aに対してヘッダ30を挿入する場合、ヘッダ30側のロック片38が、ソケット10a側の保持プレート17と機械的に干渉するものの、ロック片38が板バネ構造となっていることにより、これが変形して内側へと撓むことにより、この干渉に阻まれることなく、ソケット10aに対してヘッダ30を挿入することが可能となる。
このような嵌合状態において、コネクタに外力が作用して、ソケット10aからヘッダ30が外れそうになった場合には、コンタクト11のラウンド部18とポスト31のロックダボ37との係合により、ソケット10aとヘッダ30との嵌合がロックされるため、ソケット10aからヘッダ30が外れるといった事態が抑制される。また、保持金具35のロック片38の先端部が保持プレート17のロック穴19に挿入されているため、コンタクト11とポスト31との係合を上回るような外力が作用してソケット10aからヘッダ30が外れそうになったとしても、ロック片38の先端部がロック穴19に係合する。このようなロック片38とロック穴19との機械的に干渉により、ソケット10aとヘッダ30との嵌合がロックされるため、ソケット10aからヘッダ30が外れるといった事態が抑制される。
一方、ソケット10aからヘッダ30を外す場合には、図10に示すように、ロック解除ピン20の折り曲げ部位に外力を作用させて、ロック穴19方向へとロック解除ピン20を変形させることにより、このロック解除ピン20の先端部をロック穴19へと挿入する。ロック解除ピン20の挿入により、これがロック片38の先端部に突き当たるとともに、ロック片38を内側に変位させる。この状態において、ヘッダ30をソケット10aから離脱させる。この場合、ロック片38が内側へと変位しているため、ロック片38がロック穴19から外れ、両者の機械的が干渉がなくなる。よって、コンタクト11のラウンド部18とポスト31のロックダボ37との係合を解除させるのみで、ソケット10aからヘッダ30を取り外すことができる。
このように本実施形態において、ソケット10aは、ソケット本体12の周壁部14の外側壁面の底部から外側方向に延在するとともに、先端部がロック穴19に臨むように折り曲げられたロック解除ピン20をさらに有している。このロック解除ピン20は、外力に応じて自身が変形することにより、先端部をソケット本体12の外側方向からロック穴19に挿入可能となっている。
かかる構成によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、工具等を用いることなく、ロック解除ピン20を変形させるのみ、ロック穴とロック片との係合状態が解除される。そのため、ソケット10aとヘッダ30との挿脱を容易に行うことができる。
第1の実施形態にかかるコネクタを模式的に示す斜視図 ソケット10を模式的に示す斜視図 ヘッダ30を模式的に示す斜視図 ソケット10とヘッダ30とが嵌合した状態のコネクタを模式的に示す正面図 図4に示すコネクタのAA断面を示す模式図 コネクタのロック機構を示す説明図 本発明の第2の実施形態にかかるコネクタを模式的に示す斜視図 ソケット10aを模式的に示す斜視図 ヘッダ30を模式的に示す斜視図 コネクタのロック機構を示す説明図 従来例としてのコネクタを示す斜視図 従来例としてのコネクタのロック機構を示す断面図
符号の説明
10 ソケット
10a ソケット
11 コンタクト
12 ソケット本体
13 溝部
14 周壁部
15 中央凸部
16 コネクタ溝
17 保持プレート
17a 保持プレート
18 ラウンド部
19 ロック穴
20 ロック解除ピン
30 ヘッダ
31 ポスト
32 ヘッダ本体
33 底面部
34 周壁部
35 保持金具
36 フック部
37 ロックダボ
38 ロック片
50 ソケット
51 コンタクト
52 溝部
53 ロック凹部
60 ヘッダ
61 ポスト
62 保持金具
63 フック部
64 ロックダボ

Claims (3)

  1. 第1の回路基板の端子に接続されるコンタクトおよび当該コンタクトが配設されるソケット本体を有するソケットと、第2の回路基板の端子に接続されるポストおよび当該ポストが配設されるヘッダ本体を有するヘッダとで構成され、前記ソケット本体の周壁部の内側に設けられる溝部に前記ヘッダ本体を挿入して嵌合することにより、前記コンタクトと前記ポストとが接触するコネクタにおいて、
    前記ソケットは、前記ソケット本体の周壁部に、内外を貫通する貫通孔であるロック穴を有し、
    前記ヘッダは、前記溝部との嵌合面である前記ヘッダ本体の外側壁面から外側に向かって延在するフック形状のロック片を有し、
    前記ロック片は、前記ロック穴と位置的と対応して設けられており、前記ソケット本体と前記ヘッダ本体とが嵌合することにより、先端部が前記ロック穴に挿入されて当該ロック穴と係合することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック片は、前記先端部が自由端に構成された板バネ構造を有することを特徴とする請求項1に記載されたコネクタ。
  3. 前記ソケットは、前記ソケット本体の周壁部の外側壁面の底部から外側方向に延在するとともに、先端部が前記ロック穴に臨むように折り曲げられたロック解除ピンをさらに有し、
    前記ロック解除ピンは、外力に応じて自身が変形することにより、前記先端部を前記ソケット本体の外側方向から前記ロック穴に挿入可能であることを特徴とする請求項1または2に記載されたコネクタ。
JP2007114705A 2007-04-24 2007-04-24 コネクタ Expired - Fee Related JP4613927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114705A JP4613927B2 (ja) 2007-04-24 2007-04-24 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114705A JP4613927B2 (ja) 2007-04-24 2007-04-24 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008270098A JP2008270098A (ja) 2008-11-06
JP4613927B2 true JP4613927B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=40049325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007114705A Expired - Fee Related JP4613927B2 (ja) 2007-04-24 2007-04-24 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4613927B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9130309B2 (en) 2013-09-20 2015-09-08 Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. Electrical connector
CN106159562A (zh) * 2011-08-31 2016-11-23 松下知识产权经营株式会社 插口件

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4784673B2 (ja) * 2009-03-24 2011-10-05 パナソニック電工株式会社 コネクタ
JP4910201B2 (ja) * 2009-11-27 2012-04-04 Smk株式会社 コネクタロック装置
JP6044918B2 (ja) * 2011-02-07 2016-12-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクタ、当該コネクタに用いられるソケットおよびヘッダ
JP2016072193A (ja) * 2014-10-02 2016-05-09 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ組立体
JP2018129165A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 京セラ株式会社 コネクタ
CN113922114B (zh) * 2021-09-30 2024-03-15 国光集团唯丞精密电子(昆山)有限公司 一种自锁式基板用连接器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04368783A (ja) * 1991-06-18 1992-12-21 Nec Corp スタッキングコネクタ
JPH052385U (ja) * 1991-06-25 1993-01-14 松下電工株式会社 コネクタの接続構造
JPH05121128A (ja) * 1991-10-24 1993-05-18 Fujikura Ltd 低挿入力コネクタ
JPH1174024A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Omron Corp 電気コネクタ
JP2004055464A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Matsushita Electric Works Ltd 低背型コネクタ
JP2006210182A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Molex Inc 基板接続用コネクタ
JP2007095371A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 I-Pex Co Ltd 電気コネクタ
JP2007109522A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 I-Pex Co Ltd 電気コネクタ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04368783A (ja) * 1991-06-18 1992-12-21 Nec Corp スタッキングコネクタ
JPH052385U (ja) * 1991-06-25 1993-01-14 松下電工株式会社 コネクタの接続構造
JPH05121128A (ja) * 1991-10-24 1993-05-18 Fujikura Ltd 低挿入力コネクタ
JPH1174024A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Omron Corp 電気コネクタ
JP2004055464A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Matsushita Electric Works Ltd 低背型コネクタ
JP2006210182A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Molex Inc 基板接続用コネクタ
JP2007095371A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 I-Pex Co Ltd 電気コネクタ
JP2007109522A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 I-Pex Co Ltd 電気コネクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106159562A (zh) * 2011-08-31 2016-11-23 松下知识产权经营株式会社 插口件
CN106159562B (zh) * 2011-08-31 2020-08-04 松下知识产权经营株式会社 插口件
US9130309B2 (en) 2013-09-20 2015-09-08 Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. Electrical connector

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008270098A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4613927B2 (ja) コネクタ
JP5807181B2 (ja) 保持金具、コネクタ接続体およびコネクタ
JP5253129B2 (ja) 基板対基板コネクタ
JP6249676B2 (ja) 電気コネクタ
US20120156898A1 (en) Connection Of Printed Circuit Boards
US8382504B2 (en) Ultra-small connector for connecting a flexible printed circuit
JP2010146858A (ja) 基板対基板コネクタ
JP4044937B2 (ja) コネクタ
JP2017107711A (ja) コネクタ
JP2006244955A (ja) 基板接続用コネクタ
JP5834243B2 (ja) 保持金具、コネクタ接続体およびコネクタ
JP5656117B2 (ja) 基板用コネクタ
JP4723528B2 (ja) ツーピースコネクタ
JP2008251311A (ja) 電気コネクタ組立体
JP2007309869A (ja) 計器の端子装置
JP4464853B2 (ja) 脱着コネクタ
JP4988636B2 (ja) 一対の電気コネクタ
JP2017103095A (ja) コネクタ及びコネクタの接続解除方法
JP5518641B2 (ja) コネクタおよびリテーナ
WO2012086693A1 (ja) 抜け防止コネクタ
JP4536120B2 (ja) コネクタ及び雌雄同体コネクタ
JP2006059724A (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JP5959282B2 (ja) コネクタ装置
JP2005287203A (ja) 電気接続箱
JP2015130363A (ja) 保持金具、コネクタ接続体およびコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees