JP5355436B2 - 磁気回路 - Google Patents
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Description
(1) 略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークと、前記ヨークの内部底面の中央に接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円柱形のマグネットと、前記マグネットの上面に前記マグネットの円柱と同心にして接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円盤形の金属製ポールと、前記ポールの円盤と同心にして前記ポールの円盤の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲み、かつ前記ヨークの側壁の上部に底面を固定された略リング形のトッププレートとを含む磁気回路であって、前記マグネットと接触せずに前記マグネットの周囲に設置されかつ前記ポールの底面と前記ヨークの内部底面の両者に係合してポールの設置位置を決めるポール位置決め部材をさらに含むことを特徴とする磁気回路。
(2) ポールの底面及びヨークの内部底面のそれぞれに、ポール位置決め部材の上端及び下端を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする(1)に記載の磁気回路。
(3) ポールの底面及びヨークの内部底面のそれぞれに、凸所が設けられており、ポール位置決め部材の上端及び下端のそれぞれに、前記凸所を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする(1)に記載の磁気回路。
(4) マグネットを前記ヨークの内部底面の中央に位置決めするための前記マグネットの輪郭に沿った凹所が前記ヨークの内部底面に設けられていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(5) ポール位置決め部材が、前記マグネットの円柱の円周部から間隔をおいて前記マグネットを取り囲むように配置された略リング形の部材であり、その上端が前記ポールの底面に固定され、下端が前記ヨークの内部底面に固定されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(6) ポール位置決め部材が、前記マグネットの円柱の円周部から間隔をおいて前記マグネットを取り囲むように配置された、複数の相互に略リング形の円周の一部を構成する板状部材からなり、それらの上端が前記ポールの底面に固定され、下端が前記ヨークの内部底面に固定されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(7) ポール位置決め部材が、前記マグネットの円柱の円周部から間隔をおいて前記マグネットを取り囲むように配置された複数の棒状又は板状部材からなり、それらの上端が前記ポールの底面に固定され、下端が前記ヨークの内部底面に固定されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(8) ポール位置決め部材が、非磁性体の金属からなることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(9) 以下の工程を含むことを特徴とする、(1)〜(8)のいずれか一項に記載の磁気回路の組立て方法:
(i)略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークの内部底面の中央に、略円柱形の未着磁のマグネット前駆体の底面を、接着剤を使用せずに配置し;
(ii)前記ヨークの内部底面の前記マグネット前駆体の周囲に、ポール位置決め部材を、前記ポール位置決め部材が前記マグネット前駆体と接触せずかつ前記ポール位置決め部材が前記ヨークの内部底面に係合するように配置し;
(iii)前記マグネット前駆体の上面に、略円盤形の金属製ポールの底面を、前記ポールが前記マグネット前駆体の円柱と同心になりかつ前記ポール位置決め部材が前記ポールの底面に係合するように接着剤を使用せずに配置し;
(iv)前記ヨークの側壁の上部に、略リング形のトッププレートの底面を、前記トッププレートが前記ポールの円盤と同心になりかつ前記トッププレートが前記ポールの円盤の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲むように固定し;
(v)前記マグネット前駆体を着磁させてマグネットにし、マグネットの底面と前記ヨークの内部底面、及びマグネットの上面と前記ポールの底面を磁力で固定する。
(10) 略円盤形の円盤部と前記円盤部の上面の中央に設けられた略円柱形の円柱部とからなる縁付き帽子状の金属製ポールと、前記ポールの円盤部の上面に前記ポールの円柱部と同心にして前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略リング形のマグネットと、前記ポールの円柱部と同心にして前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記円柱部を取り囲み、かつ前記マグネットの上面に接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略リング形の金属製トッププレートとを含む磁気回路であって前記マグネットと接触せずに前記マグネットのリングの内側で前記ポールの円柱部の円柱の円周部の外側に設置されかつ、前記トッププレートの底面と前記ポールの円盤部の上面の両者に係合してトッププレートの位置を決めるトッププレート位置決め部材をさらに含むことを特徴とする磁気回路。
(11) トッププレートの底面及びポールの円盤部の上面のそれぞれに、トッププレート位置決め部材の上端及び下端を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする(10)に記載の磁気回路。
(12) トッププレートの底面及びポールの円盤部の上面のそれぞれに、凸所が設けられており、トッププレート位置決め部材の上端及び下端のそれぞれに、前記凸所を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする(10)に記載の磁気回路。
(13) マグネットを前記ポールの円盤部の所定の位置に位置決めするための前記マグネットの輪郭に沿った凹所が前記ポールの円盤部に設けられていることを特徴とする(10)〜(12)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(14) トッププレート位置決め部材が、前記ポールの円柱部と前記マグネットのリングとの間に前記ポールの円柱部を取り囲むように配置された略リング形の部材であり、その上端が前記トッププレートの底面に固定され、下端が前記ポールの円盤部に固定されていることを特徴とする(10)〜(13)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(15) トッププレート位置決め部材が、前記ポールの円柱部と前記マグネットのリングとの間に前記ポールの円柱部を取り囲むように配置された、複数の相互に略リング形の円周の一部を構成する板状部材からなり、それらの上端が前記トッププレートの底面に固定され、下端が前記ポールの円盤部に固定されていることを特徴とする(10)〜(13)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(16) トッププレート位置決め部材が、前記ポールの円柱部と前記マグネットのリングとの間に前記ポールの円柱部を取り囲むように配置された複数の棒状又は板状部材からなり、それらの上端が前記トッププレートの底面に固定され、下端が前記ポールの円盤部に固定されていることを特徴とする(10)〜(13)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(17) トッププレート位置決め部材が、非磁性体の金属からなることを特徴とする(10)〜(16)のいずれか一項に記載の磁気回路。
(18) 以下の工程を含むことを特徴とする、(10)〜(17)のいずれか一項に記載の磁気回路の組立て方法:
(i)略円盤形の円盤部と前記円盤部の上面の中央に設けられた略円柱形の円柱部とからなる縁付き帽子状の金属製ポールの円盤部の上面に、前記ポールの円柱部と同心にして前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて略リング形の未着磁のマグネット前駆体の底面を、接着剤を使用せずに配置し;
(ii)前記マグネット前駆体のリングの内側で前記ポールの円柱部の円柱の円周部の外側に、トッププレート位置決め部材を、前記トッププレート位置決め部材が前記マグネット前駆体と接触せずかつ前記トッププレート位置決め部材が前記ポールの円盤部の上面に係合するように配置し;
(iii)前記マグネット前駆体の上面に、略リング形の金属製トッププレートの底面を、前記トッププレートが前記ポールの円柱部と同心になりかつ前記トッププレートが前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記円柱部を取り囲みかつ前記トッププレート位置決め部材が前記トッププレートの底面に係合するように接着剤を使用せずに配置し;
(iv)前記マグネット前駆体を着磁させてマグネットにし、マグネットの底面と前記ポールの円盤部の上面、及びマグネットの上面と前記トッププレートの底面を磁力で固定する。
(19) 略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークと、前記ヨークの内部底面の中央に接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円柱形のマグネットと、前記マグネットの上面に前記マグネットの円柱と同心にして接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円盤形の金属製ポールと、前記ポールの円盤と同心にして前記ポールの円盤の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲み、かつ前記ヨークの側壁の上部に底面を固定された略リング形のトッププレートとを含む磁気回路であって、前記ポールの底面及び前記トッププレートの底面の両者に係合しかつ前記磁気ギャップの間隔を一定に保持する間隔保持部材をさらに含むことを特徴とする磁気回路。
(20) マグネットを前記ヨークの内部底面の中央に位置決めするための前記マグネットの輪郭に沿った凹所が前記ヨークの内部底面に設けられていることを特徴とする(19)に記載の磁気回路。
(21) 間隔保持部材が、金属製部材であり、その一方の端が前記ポールの底面にスポット溶接され、他方の端が前記トッププレートの底面にスポット溶接されて前記磁気ギャップの間隔を一定に保持していることを特徴とする(19)又は(20)に記載の磁気回路。
(22) 以下の工程を含むことを特徴とする、(19)〜(21)のいずれか一項に記載の磁気回路の組立て方法:
(i)略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークの内部底面の中央に、略円柱形の未着磁のマグネット前駆体の底面を、接着剤を使用せずに配置し;
(ii)ギャップゲージを使用して、略円盤形の金属製ポールと、略リング形のトッププレートを、前記トッププレートが前記ポールの円盤と同心になり前記ポールの円盤の円周部から一定の間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲むように配置し、この状態で間隔保持部材を前記ポールの底面及び前記トッププレートの底面の両者に溶接し、次に前記ギャップゲージを取りはずし、前記間隔保持部材で前記磁気ギャップの間隔を一定に保持し;
(iii)前記間隔保持部材で磁気ギャップの間隔を一定に保持されたポール及びトッププレートを前記ヨークの上に載せ、前記ヨークの側壁の上部に、前記トッププレートの底面を固定し;
(iv)前記マグネット前駆体を着磁させてマグネットにし、マグネットの底面と前記ヨークの内部底面、及びマグネットの上面と前記ポールの底面を磁力で固定する。
本発明の磁気回路の第一実施態様は、内磁型磁気回路にポール位置決め部材を設けたものであり、その概略的断面図を図6に示す。図6において、1は、略円形の底面とその縁から連続して上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークであり、ヨーク1の内部底面の中央には、略円柱形のマグネット2が、接着剤を使用せずに磁力でその底面を固定されて配置されている。磁気回路の組立て時には、マグネット2は、未着磁の、つまり磁力を有さない前駆体の状態で使用されてヨーク1の内部底面の上に単に配置されるだけであり、磁気回路の組立て後に前駆体が着磁されてマグネットになり、その磁力によってマグネットとヨークが強固に接合される。従って、本発明は、従来と異なり、マグネットとヨークの接合に接着剤を使用しないことが特徴である。そのため、前駆体の状態の未着磁のマグネットをヨークの内部底面の中央に配置するときにマグネットがヨークの内部底面の中央の望ましい位置に配置されるようにマグネットを正確に位置決めすることが必要である。その手段として、例えばヨーク1の内部底面にマグネット2の輪郭に沿った凹所10を設けることができる。マグネット2の上面には、略円盤形の金属製ポール3が、マグネットの円柱と同心にして接着剤を使用せずに磁力でその底面を固定されて配置されている。マグネットとポールの接合も、マグネットとヨークの接合と同様に磁気回路の組立て後の着磁により生ずる磁力によって行なわれる。従って、本発明は、マグネットとポールの接合にも接着剤を使用しない。ヨーク1の側壁の上部には、略リング形のトッププレート4がその底面を固定されて配置されている。ヨークとトッププレートの接合は、マグネットとヨークの接合及びマグネットとポールの接合と異なり、磁力によって行なわれるのではなく、ネジ止め(図示せず)などによって行われる。トッププレート4は、ポール3の円盤と同心であり、ポール3の円盤の円周部から一定の間隔をおいて磁気ギャップ5を形成するようにポール3を取り囲んでいる。
本発明の磁気回路の第二実施態様は、外磁型磁気回路にトッププレート位置決め部材を設けたものであり、その概略的断面図を図8に示す。図8において、3は、略円盤形の円盤部とその上面の中央に連続して設けられた略円柱形の円柱部とからなる縁付き帽子状の金属製ポールであり、ポール3の円盤部の上面には、略リング形のマグネット2が、接着剤を使用せずに磁力でその底面を固定されて配置されている。磁気回路の組立て時には、マグネット2は、未着磁の、つまり磁力を有さない前駆体の状態で使用されてポール3の円盤部の上面の上に単に配置されるだけであり、磁気回路の組立て後に前駆体が着磁されてマグネットになり、その磁力によってマグネットとポールが強固に接合される。従って、本発明は、従来と異なり、マグネットとポールの接合に接着剤を使用しないことが特徴である。そのため、前駆体の状態の未着磁のマグネットをポールの円盤部の上面に配置するときにマグネットがポールの円盤部の上面の望ましい位置に配置されるようにマグネットを正確に位置決めすることが必要である。その手段として、例えばポール3の円盤部の上面にマグネット2の輪郭に沿った凹所10′を設けることができる。マグネット2の上面には、略リング形の金属製トッププレート4が、接着剤を使用せずに磁力でその底面を固定されて配置されている。トッププレート4は、ポール3の円柱部と同心であり、円柱部の円柱の円周部から一定の間隔をおいて磁気ギャップ5′を形成するように円柱部を取り囲んでいる。マグネットとトッププレートの接合も、マグネットとポールの接合と同様に磁気回路の組立て後の着磁により生ずる磁力によって行なわれる。従って、本発明は、マグネットとトッププレートの接合にも接着剤を使用しない。
本発明の磁気回路の第三実施態様は、内磁型磁気回路に間隔保持部材を設けたものであり、その概略的断面図を図10に示す。図10において、1は、略円形の底面とその縁から連続して上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークであり、ヨーク1の内部底面の中央には、略円柱形のマグネット2が、接着剤を使用せずに磁力でその底面を固定されて配置されている。磁気回路の組立て時には、マグネット2は、未着磁の、つまり磁力を有さない前駆体の状態で使用されてヨーク1の内部底面の上に単に配置されるだけであり、磁気回路の組立て後に前駆体が着磁されてマグネットになり、その磁力によってマグネットとヨークが強固に接合される。従って、本発明は、従来と異なり、マグネットとヨークの接合に接着剤を使用しないことが特徴である。そのため、前駆体の状態の未着磁のマグネットをヨークの内部底面の中央に配置するときにマグネットがヨークの内部底面の中央の望ましい位置に配置されるようにマグネットを正確に位置決めすることが必要である。その手段として、例えばヨーク1の内部底面にマグネット2の輪郭に沿った凹所10を設けることができる。マグネット2の上面には、略円盤形の金属製ポール3が、マグネットの円柱と同心にして接着剤を使用せずに磁力でその底面を固定されて配置されている。マグネットとポールの接合も、マグネットとヨークの接合と同様に磁気回路の組立て後の着磁により生ずる磁力によって行なわれる。従って、本発明は、マグネットとポールの接合にも接着剤を使用しない。ヨーク1の側壁の上部には、略リング形のトッププレート4がその底面を固定されて配置されている。ヨークとトッププレートの接合は、マグネットとヨークの接合及びマグネットとポールの接合と異なり、磁力によって行なわれるのではなく、ネジ止め(図示せず)などによって行われる。トッププレート4は、ポール3の円盤と同心であり、ポール3の円盤の円周部から一定の間隔をおいて磁気ギャップ5を形成するようにポール3を取り囲んでいる。
Claims (22)
- 略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークと、前記ヨークの内部底面の中央に接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円柱形のマグネットと、前記マグネットの上面に前記マグネットの円柱と同心にして接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円盤形の金属製ポールと、前記ポールの円盤と同心にして前記ポールの円盤の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲み、かつ前記ヨークの側壁の上部に底面を固定された略リング形のトッププレートとを含む磁気回路であって、前記マグネットと接触せずに前記マグネットの周囲に設置されかつ前記ポールの底面と前記ヨークの内部底面の両者に係合してポールの設置位置を決めるポール位置決め部材をさらに含むことを特徴とする磁気回路。
- ポールの底面及びヨークの内部底面のそれぞれに、ポール位置決め部材の上端及び下端を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気回路。
- ポールの底面及びヨークの内部底面のそれぞれに、凸所が設けられており、ポール位置決め部材の上端及び下端のそれぞれに、前記凸所を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気回路。
- マグネットを前記ヨークの内部底面の中央に位置決めするための前記マグネットの輪郭に沿った凹所が前記ヨークの内部底面に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁気回路。
- ポール位置決め部材が、前記マグネットの円柱の円周部から間隔をおいて前記マグネットを取り囲むように配置された略リング形の部材であり、その上端が前記ポールの底面に固定され、下端が前記ヨークの内部底面に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁気回路。
- ポール位置決め部材が、前記マグネットの円柱の円周部から間隔をおいて前記マグネットを取り囲むように配置された、複数の相互に略リング形の円周の一部を構成する板状部材からなり、それらの上端が前記ポールの底面に固定され、下端が前記ヨークの内部底面に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁気回路。
- ポール位置決め部材が、前記マグネットの円柱の円周部から間隔をおいて前記マグネットを取り囲むように配置された複数の棒状又は板状部材からなり、それらの上端が前記ポールの底面に固定され、下端が前記ヨークの内部底面に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁気回路。
- ポール位置決め部材が、非磁性体の金属からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の磁気回路。
- 以下の工程を含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の磁気回路の組立て方法:
(i)略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークの内部底面の中央に、略円柱形の未着磁のマグネット前駆体の底面を、接着剤を使用せずに配置し;
(ii)前記ヨークの内部底面の前記マグネット前駆体の周囲に、ポール位置決め部材を、前記ポール位置決め部材が前記マグネット前駆体と接触せずかつ前記ポール位置決め部材が前記ヨークの内部底面に係合するように配置し;
(iii)前記マグネット前駆体の上面に、略円盤形の金属製ポールの底面を、前記ポールが前記マグネット前駆体の円柱と同心になりかつ前記ポール位置決め部材が前記ポールの底面に係合するように接着剤を使用せずに配置し;
(iv)前記ヨークの側壁の上部に、略リング形のトッププレートの底面を、前記トッププレートが前記ポールの円盤と同心になりかつ前記トッププレートが前記ポールの円盤の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲むように固定し;
(v)前記マグネット前駆体を着磁させてマグネットにし、マグネットの底面と前記ヨークの内部底面、及びマグネットの上面と前記ポールの底面を磁力で固定する。 - 略円盤形の円盤部と前記円盤部の上面の中央に設けられた略円柱形の円柱部とからなる縁付き帽子状の金属製ポールと、前記ポールの円盤部の上面に前記ポールの円柱部と同心にして前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略リング形のマグネットと、前記ポールの円柱部と同心にして前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記円柱部を取り囲み、かつ前記マグネットの上面に接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略リング形の金属製トッププレートとを含む磁気回路であって前記マグネットと接触せずに前記マグネットのリングの内側で前記ポールの円柱部の円柱の円周部の外側に設置されかつ、前記トッププレートの底面と前記ポールの円盤部の上面の両者に係合してトッププレートの位置を決めるトッププレート位置決め部材をさらに含むことを特徴とする磁気回路。
- トッププレートの底面及びポールの円盤部の上面のそれぞれに、トッププレート位置決め部材の上端及び下端を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の磁気回路。
- トッププレートの底面及びポールの円盤部の上面のそれぞれに、凸所が設けられており、トッププレート位置決め部材の上端及び下端のそれぞれに、前記凸所を受け入れる凹所が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の磁気回路。
- マグネットを前記ポールの円盤部の所定の位置に位置決めするための前記マグネットの輪郭に沿った凹所が前記ポールの円盤部に設けられていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の磁気回路。
- トッププレート位置決め部材が、前記ポールの円柱部と前記マグネットのリングとの間に前記ポールの円柱部を取り囲むように配置された略リング形の部材であり、その上端が前記トッププレートの底面に固定され、下端が前記ポールの円盤部に固定されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の磁気回路。
- トッププレート位置決め部材が、前記ポールの円柱部と前記マグネットのリングとの間に前記ポールの円柱部を取り囲むように配置された、複数の相互に略リング形の円周の一部を構成する板状部材からなり、それらの上端が前記トッププレートの底面に固定され、下端が前記ポールの円盤部に固定されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の磁気回路。
- トッププレート位置決め部材が、前記ポールの円柱部と前記マグネットのリングとの間に前記ポールの円柱部を取り囲むように配置された複数の棒状又は板状部材からなり、それらの上端が前記トッププレートの底面に固定され、下端が前記ポールの円盤部に固定されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の磁気回路。
- トッププレート位置決め部材が、非磁性体の金属からなることを特徴とする請求項10〜16のいずれか一項に記載の磁気回路。
- 以下の工程を含むことを特徴とする、請求項10〜17のいずれか一項に記載の磁気回路の組立て方法:
(i)略円盤形の円盤部と前記円盤部の上面の中央に設けられた略円柱形の円柱部とからなる縁付き帽子状の金属製ポールの円盤部の上面に、前記ポールの円柱部と同心にして前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて略リング形の未着磁のマグネット前駆体の底面を、接着剤を使用せずに配置し;
(ii)前記マグネット前駆体のリングの内側で前記ポールの円柱部の円柱の円周部の外側に、トッププレート位置決め部材を、前記トッププレート位置決め部材が前記マグネット前駆体と接触せずかつ前記トッププレート位置決め部材が前記ポールの円盤部の上面に係合するように配置し;
(iii)前記マグネット前駆体の上面に、略リング形の金属製トッププレートの底面を、前記トッププレートが前記ポールの円柱部と同心になりかつ前記トッププレートが前記円柱部の円柱の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記円柱部を取り囲みかつ前記トッププレート位置決め部材が前記トッププレートの底面に係合するように接着剤を使用せずに配置し;
(iv)前記マグネット前駆体を着磁させてマグネットにし、マグネットの底面と前記ポールの円盤部の上面、及びマグネットの上面と前記トッププレートの底面を磁力で固定する。 - 略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークと、前記ヨークの内部底面の中央に接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円柱形のマグネットと、前記マグネットの上面に前記マグネットの円柱と同心にして接着剤を使用せずに磁力で底面を固定された略円盤形の金属製ポールと、前記ポールの円盤と同心にして前記ポールの円盤の円周部から間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲み、かつ前記ヨークの側壁の上部に底面を固定された略リング形のトッププレートとを含む磁気回路であって、前記ポールの底面及び前記トッププレートの底面の両者に係合しかつ前記磁気ギャップの間隔を一定に保持する間隔保持部材をさらに含むことを特徴とする磁気回路。
- マグネットを前記ヨークの内部底面の中央に位置決めするための前記マグネットの輪郭に沿った凹所が前記ヨークの内部底面に設けられていることを特徴とする請求項19に記載の磁気回路。
- 間隔保持部材が、非磁性体の金属製部材であり、その一方の端が前記ポールの底面にスポット溶接され、他方の端が前記トッププレートの底面にスポット溶接されて前記磁気ギャップの間隔を一定に保持していることを特徴とする請求項19又は20に記載の磁気回路。
- 以下の工程を含むことを特徴とする、請求項19〜21のいずれか一項に記載の磁気回路の組立て方法:
(i)略円形の底面と前記底面の縁から上方に延びる側壁とを有する椀状の金属製ヨークの内部底面の中央に、略円柱形の未着磁のマグネット前駆体の底面を、接着剤を使用せずに配置し;
(ii)ギャップゲージを使用して、略円盤形の金属製ポールと、略リング形のトッププレートを、前記トッププレートが前記ポールの円盤と同心になり前記ポールの円盤の円周部から一定の間隔をおいて磁気ギャップを形成して前記ポールを取り囲むように配置し、この状態で間隔保持部材を前記ポールの底面及び前記トッププレートの底面の両者に溶接し、次に前記ギャップゲージを取りはずし、前記間隔保持部材で前記磁気ギャップの間隔を一定に保持し;
(iii)前記間隔保持部材で磁気ギャップの間隔を一定に保持されたポール及びトッププレートを前記ヨークの上に載せ、前記ヨークの側壁の上部に、前記トッププレートの底面を固定し;
(iv)前記マグネット前駆体を着磁させてマグネットにし、マグネットの底面と前記ヨークの内部底面、及びマグネットの上面と前記ポールの底面を磁力で固定する。
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