JPH11113089A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JPH11113089A
JPH11113089A JP27124397A JP27124397A JPH11113089A JP H11113089 A JPH11113089 A JP H11113089A JP 27124397 A JP27124397 A JP 27124397A JP 27124397 A JP27124397 A JP 27124397A JP H11113089 A JPH11113089 A JP H11113089A
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JP
Japan
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yoke
frame
holder
magnetic circuit
speaker
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JP27124397A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Miura
広貴 三浦
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Foster Electric Co Ltd
Original Assignee
Foster Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R31/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of transducers or diaphragms therefor
    • H04R31/006Interconnection of transducer parts
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2201/00Details of transducers, loudspeakers or microphones covered by H04R1/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2201/34Directing or guiding sound by means of a phase plug
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2400/00Loudspeakers
    • H04R2400/11Aspects regarding the frame of loudspeaker transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル容易なスピーカを提供することを
課題とする。 【解決手段】 ポールピース34の周面,ヨーク31の
内周面の間に磁気ギャップが形成される磁気回路35
と、コーン紙37と、コーン紙37の外周縁部を支持
し、磁気回路35が結合されるフレーム36と、コーン
紙37の内周縁部に取り付けられ、磁気回路35の磁気
ギャップに配置されるコイル38とを具備するスピーカ
であって、磁気回路35のヨーク31の外面に、かし
め,圧入のうちいずれかの手法で取り付けられた熱伝導
率の良い材料でなるホルダ51をインサート成形、溶融
接着のうちどちらか一方の手法によってフレーム36に
結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁石がコイルの内
側に配置される内磁型磁気回路を有するスピーカに関す
る。
【0002】近年、地球温暖化防止目的のための低燃費
軽量自動車等に使用されるスピーカでは、軽量であるこ
とが要求されている。又、資源再利用(リサイクル)の目
的により、廃棄時の異種材料の分別が容易な分別構造(d
isassembly)であることも要求されている。
【0003】
【従来の技術】図6を用いて従来のスピーカの説明を行
なう。図において、1は一方の端面側が開放された有底
円筒状のヨークである。ヨーク1の内部底面1a上に
は、下からヨーク1の内径より小さな外径に設定された
ポールピース2,磁石3,ポールピース4が積層配置され
ている。
【0004】そして、ヨーク1と、ポールピース2,磁
石3と、ポールピース4とで磁気回路5が構成され、ヨ
ーク1の内周面と、ポールピース4の周面との間の空間
に磁気ギャップが形成されている。
【0005】このような構成の磁気回路5は、磁石3が
コイル8の内側に配設されることにより、内磁型磁気回
路と呼ばれ、磁石がコイルの外側にある外磁型磁気回路
に比べ、磁石を小さくできるので、磁気回路の軽量化を
図ることができる。
【0006】6はヨーク1に結合されるフレームであ
る。このフレーム6には、コーン紙7の外周縁部が取り
付けられている。コーン紙7の内周縁部には、磁気回路
の磁気ギャップに配設されるコイル8が取り付けられて
いる。
【0007】9は外縁部がフレーム6に取り付けられ、
内縁部がコイル8に取り付けられたダンパで、コーン紙
7,コイル8等の振動系を保持するものである。10は
コイル8の開放端面を覆うようにコーン紙7の中央部に
設けられ、コイル8内に塵埃等が侵入するのを防止する
ダストキャップである。
【0008】11は一端部がコイル8に接続され、他端
部がフレーム6に設けられた端子板12に接続され、コ
イル8へ電流を供給するティンセルワイヤである。上記
構成の作動を説明すると、磁気ギャップ中に配設された
コイル8に駆動電流を流すと、フレミングの法則に基づ
く駆動力によりコイル8がピストン運動を行い、コーン
紙7がその方向に振動し、コーン紙7から音波が放射さ
れる。
【0009】しかし、上記構成のスピーカにおいて、コ
イル8及び磁石3は、ダンパ9,フレーム6,ヨーク1に
よって形成される密閉空間に配置されており、コイル8
へ大きな電流を流すと、コイル8の発熱により、磁気回
路5内が高温となり、コイル8が断線する場合がある。
【0010】更に、磁石3として高性能なネオジウム等
の希土類磁石を用いた場合には、高温により減磁される
場合もある。そこで、図7に示すように、磁気回路5の
熱容量を増やすために、肉厚を図6に示すヨーク1より
大きく設定したヨーク1′を用いたり、図8に示すよう
に、ヨーク1の外周面に熱伝導性の良い材料で造られた
別部品のフィン20を取り付けたり、図9に示すよう
に、ヨーク1の外周面にフィン部1bを一体的に形成し
たりしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示すヨ
ークの肉厚を増やしたスピーカや、図9に示すヨークの
外周面にフィン部を一体的に形成するスピーカは、重量
が重くなるという問題点がある。
【0012】又、図8に示す構成にスピーカにおいて
は、別部品のフィン20は接着剤でヨーク1に取り付け
られているので、廃棄時にフィンとヨークとの分別が困
難である問題点もある。
【0013】更に、図7〜図8に示すような構成のスピ
ーカでは、各部品は接着剤で強固に接合されているの
で、廃棄時の異種材料の分別が極めて困難である。仮に
分解できたとしても、接着剤等の異物が付着しているの
で、それを除去した上で、リサイクルしなければならな
い問題点もある。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、リサイクル容易なスピーカを提供す
ることにある。又、本発明の別の目的は、組付け工数を
低減できるスピーカを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、一方の端面側が開放された有底円筒状のヨー
クの内部底面に、前記ヨークの内径より小さな径の円板
状の希土類磁石及びポールピースを積層配置し、前記ポ
ールピースの周面,前記ヨークの内周面の間に磁気ギャ
ップが形成される磁気回路と、コーン紙と、該コーン紙
の外周縁部を支持し、前記磁気回路が結合されるフレー
ムと、前記コーン紙の内周縁部に取り付けられ、前記磁
気回路の磁気ギャップに配置されるコイルとを具備する
スピーカであって、前記フレームを熱可塑性樹脂とし、
前記磁気回路のヨークの外面に、かしめ,圧入のうちい
ずれかの手法で取り付けられた熱伝導率の良い材料でな
るホルダを前記フレームに対してインサート成形、溶融
接着のうちどちらか一方の手法で取り付けたことを特徴
とするスピーカである。
【0016】ヨークの外面に取り付けられた熱伝導率の
よい材料でなるホルダを介して、磁気回路内で発生する
熱は外部へ放熱される。そして、接着剤を用いずに、か
しめ,圧入のうちいずれかの手法で、ホルダとヨークと
を取り付けているので、リサイクルが容易となる。
【0017】又、フレームを熱可塑性樹脂としたことに
より、スピーカの軽量化を図ることができる。更に、接
着剤を用いずに、インサート成形、溶融接着のうちどち
らか一方の手法によって、フレームとホルダとを取り付
けているので、リサイクルが容易となる。第2の発明
は、第1の発明の前記フレーム、前記ホルダのうち少な
くとも一方に、破断用のスリットを設けたことを特徴と
するスピーカである。
【0018】破断用のスリットを利用して、フレームを
破壊することにより、フレームとホルダ,磁気回路とを
容易に分離でき、リサイクルが容易となる。破断用のス
リットを利用してホルダを破壊することにより、ホルダ
と、磁気回路とを容易に分離でき、リサイクルが容易と
なる。第3の発明は、一方の端面側が開放された有底円
筒状で、内部底面中央部に穴が穿設されたヨークの内部
底面に前記ヨークの内径より小さな外径の円環状の希土
類磁石及びポールピースを積層配置し、前記ポールピー
スの周面,前記ヨークの内周面の間に磁気ギャップを形
成する磁気回路と、コーン紙と、該コーン紙の外周縁部
を支持し、前記磁気回路が結合されるフレームと、前記
コーン紙の内周縁部に取り付けられ、前記磁気回路の磁
気ギャップに配置されるコイルとを具備するスピーカで
あって、前記フレームを熱可塑性樹脂とし、少なくとも
前記ヨークの外部底面に当接する当接部,前記ヨークの
底面の穴,前記磁石の穴,前記ポールピースの穴に嵌合す
る突部を有し、該突部をかしめることにより前記ヨーク
に取り付けられる熱伝導率の良い材料でなるホルダを前
記フレームに対してインサート成形、溶融接着のうちど
ちらか一方の手法で取り付けたことを特徴とするスピー
カである。
【0019】ヨークの外面に取り付けられた熱伝導率の
よい材料でなるホルダを介して、磁気回路内で発生する
熱は外部へ放熱される。そして、接着剤を用いずに、か
しめ,圧入のうちいずれかの手法で、ホルダとヨークと
を取り付けているので、リサイクルが容易となる。
【0020】又、ホルダにヨークの外部底面に当接する
当接部,前記ヨークの底面の穴,前記磁石の穴,前記ポー
ルピースの穴に嵌合する突部を設け、該突部をかしめる
ことにより、ホルダとヨークの取り付けのみならず、磁
石,ポールピースもヨークへ固定することができる。
【0021】更に、ホルダの突部が磁石の穴及びポール
ピースの穴に嵌合することにより、磁石,ポールピース
のヨークに対する位置決めも行なえる。又、フレームを
熱可塑性樹脂としたことにより、スピーカの軽量化を図
ることができる。
【0022】更に、接着剤を用いずに、インサート成
形、溶融接着のうちどちらか一方の手法によって、フレ
ームとホルダとを取り付けているので、リサイクルが容
易となる。第4の発明は、第3の発明の前記フレーム、
前記ホルダのうち少なくとも一方に、破断用のスリット
を設けたことを特徴とするスピーカである。
【0023】破断用のスリットを利用して、フレームを
破壊することにより、フレームとホルダ,磁気回路とを
容易に分離でき、リサイクルが容易となる。破断用のス
リットを利用してホルダを破壊することにより、ホルダ
と、磁気回路とを容易に分離でき、リサイクルが容易と
なる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(1) 第1の実施の形態例 図1及び図2を用いて第1の実施の形態例を説明する。
図1は第1の実施の形態例のスピーカの断面図、図2は
図1に示すスピーカを背部から見た斜視図、図3は図1
に示すヨークとホルダとの取り付けを説明する図であ
る。
【0025】図1において、31は一方の端面側が開放
された有底円筒状のヨークである。ヨーク31の内部底
面31a上には、下からヨーク31の内径より小さな外
径に設定されたポールピース32,ネオジウム等の希土
類の磁石33,ポールピース34が積層配置されてい
る。
【0026】そして、ヨーク31と、ポールピース3
2,希土類の磁石33と、ポールピース34とで磁気回
路35が構成され、ヨーク31の内周面と、ポールピー
ス34の周面との間の空間に磁気ギャップが形成されて
いる。
【0027】51はヨークの31の外部底面31b及び
外周面31cを覆うように形成された円筒部51aと、
円筒部51aに連設されたフランジ部51bとからな
り、熱伝導性の良い材質(本実施の形態例ではアルミニ
ウム)でなるホルダである。本実施の形態例でのホルダ
51の円筒部51aと、ヨーク31との取り付けは、圧
入で行った。
【0028】36はホルダ51のフランジ部51bが取
り付けられるフレームである。尚、本実施の形態例で
は、フレーム36の材質を熱可塑性樹脂とし、フレーム
36とホルダ51との取付は、超音波溶融接着法や高周
波加熱溶融接着法等の溶融接着で取り付けた。
【0029】フレーム36には、コーン紙37の外周縁
部が取り付けられている。コーン紙37の内周縁部に
は、磁気回路の磁気ギャップに配設されるコイル38が
取り付けられている。
【0030】39は外縁部がフレーム36に取り付けら
れ、内縁部がコイル38に取り付けられたダンパで、コ
ーン紙37,コイル38等の振動系を保持するものであ
る。40はコイル38の開放端面を覆うようにコーン紙
37の中央部に設けられ、コイル38内に塵埃等が侵入
するのを防止するダストキャップである。
【0031】41は一端部がコイル38に接続され、他
端部がフレーム36に設けられた端子板42に接続さ
れ、コイル38へ電流を供給するティンセルワイヤであ
る。次に、図2に示すように、ホルダ51の底面から周
面にかけて、複数の破断用のスリット51dが放射状に
形成されている。又、フレーム36のホルダ51近傍に
も、複数の破断用のスリット36aが放射状に形成され
ている。
【0032】上記構成の作動を説明すると、磁気ギャッ
プ中に配設されたコイル38に駆動電流を流すと、フレ
ミングの法則に基づく駆動力によりコイル38がピスト
ン運動を行い、コーン紙37がその方向に振動し、コー
ン紙37から音波が放射される。
【0033】上記構成によれば、磁気回路35内に発生
するコイル38の熱は、ヨーク31の外面に取り付けら
れた熱伝導率のよいアルミニウム製のホルダ51を介し
て、外部へ放熱されるので、熱によるコイル38の断
線、希土類の磁石33の減磁等はなくなる。
【0034】そして、ホルダ51とヨーク31との取付
手法を接着剤等の異物を用いない圧入、ホルダ51とフ
レーム36との取付手法を接着剤等の異物を用いない超
音波溶融接着としたことにより、リサイクルが容易とな
る。
【0035】更に、フレーム36に破断用のスリット3
6aを形成し、この破断用のスリット36aを利用して
フレーム36を破壊することにより、フレーム36とホ
ルダ51,磁気回路35とを容易に分離でき、リサイク
ルが容易となる。
【0036】同様に、ホルダ51に破断用のスリット5
1dを形成し、この破断用のスリット51dを利用して
ホルダ51を破壊することにより、ホルダ51と磁気回
路35とを容易に分離でき、リサイクルが容易となる。
【0037】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。上記実施の形態例では、ヨーク31と
ホルダ51との取り付けを圧入としたが、図3に示すよ
うな手法でも可能である。
【0038】図3(a)には、ヨーク31の外周面上に、
複数又は連続した溝61を形成し、溝61に対向するホ
ルダ51の円筒部51aをかしめることにより、ヨーク
31とホルダ51との取り付けを行なう手法(押しかし
め)が示されている。
【0039】図3(b)(c)には、ヨーク31の上部壁面を
肉厚が厚い厚肉部31e、下部壁面を肉厚が薄い薄肉部
31fとすると共に、外周面側に段部があるように形成
し、薄肉部31fに対向するホルダ51の円筒部51a
を全周にわたってローラ60を用いてかしめることによ
り、ヨーク31とホルダ51との取り付けを行なう手法
(ローラかしめ)が示されている。
【0040】又、ホルダ51とフレーム36との取り付
けは、溶融接着の手法で取り付けたが、他に、フレーム
36とホルダ51とをインサート成形法で取り付けても
よい。
【0041】更に、上記実施の形態例のホルダ51は、
ヨーク31の外部底面及び外周面、即ち、ヨーク31の
外壁の略全体を覆うような形状としたが、ホルダ51の
放熱能力が磁気回路35の発熱量を上回っている場合に
は、ヨーク31に対しては圧入又はかしめによって、フ
レーム36に対しては溶融接着法又はインサート成形法
によって、それぞれ取り付け可能な形状であれば、どん
な形状でもかまわない。 (2) 第2の実施の形態例 次に、図4及び図5を用いて本発明の第2の実施の形態
例を説明する。尚、第1の実施の形態例を説明する図1
及び図2と同一部分には、同一符号を付し、それらの説
明は省略する。
【0042】図4に示すように、本実施の形態例の一方
の端面が開放された有底円筒状のヨーク131の内部底
面131aの中央部には、穴131bが穿設されてい
る。そして、ヨーク131の内部底面131a上には、
下からヨーク131の内径より小さな外径に設定された
ポールピース132,ネオジウム等の希土類の磁石13
3,ポールピース134が積層配置されている。
【0043】これらポールピース132,磁石133,ポ
ールピース134には、ヨーク131の穴131bに対
向する穴132a,133a,134aがそれぞれ形成さ
れている。
【0044】一方、ホルダ151は、ヨークの131の
外部底面131b及び外周面131cを覆うように形成
された円筒部151aと、円筒部151aに連設された
フランジ部151bと、円筒部151aの底面中央部に
形成され、ヨーク131の穴131b,ポールピース1
32の穴132a,磁石133の穴133a,ポールピー
ス134の穴134aに嵌合し、先端面が開放面である
突部151cとから構成されている。
【0045】そして、突部151cの先端面をかしめる
ことにより、ホルダ151がヨーク131に取り付けら
れると共に、ポールピース132,磁石133,ポールピ
ース134は、ヨーク131の底面131a上に取り付
けられる。
【0046】又、図2に示すように、ホルダ151の底
面から周面にかけて、複数の破断用のスリット151d
が放射状に形成されている上記構成によれば、第1の実
施の形態例のスピーカの効果に加え、ホルダ151の突
部151cをかしめることにより、ホルダ151とヨー
ク131との取り付けのみならず、ポールピース13
2,磁石133,ポールピース134もヨーク131に固
定することができる。
【0047】更に、ホルダ151の突部151cがポー
ルピース132の穴132a,磁石133の穴133a,
ポールピース134の穴134aに嵌合することによ
り、ポールピース132,磁石133,ポールピース13
4の位置決めも行える。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明のスピー
カによれば、ヨークの外面に取り付けられた熱伝導率の
よい材料でなるホルダを介して、磁気回路内で発生する
熱は外部へ放熱される。
【0049】そして、接着剤を用いずに、かしめ,圧入
のうちいずれかの手法で、ホルダとヨークとを取り付け
ているので、リサイクルが容易となる。又、フレームを
熱可塑性樹脂としたことにより、スピーカの軽量化を図
ることができる。
【0050】更に、接着剤を用いずに、インサート成
形、溶融接着のうちどちらか一方の手法によって、フレ
ームとホルダとを取り付けているので、リサイクルが容
易となる。
【0051】第2及び第4の発明のスピーカによれば、
破断用のスリットを利用して、フレームを破壊すること
により、フレームとホルダ,磁気回路とを容易に分離で
き、リサイクルが容易となる。
【0052】破断用のスリットを利用してホルダを破壊
することにより、ホルダと、磁気回路とを容易に分離で
き、リサイクルが容易となる。第3の発明のスピーカに
よれば、ヨークの外面に取り付けられた熱伝導率のよい
材料でなるホルダを介して、磁気回路内で発生する熱は
外部へ放熱される。
【0053】そして、接着剤を用いずに、かしめ,圧入
のうちいずれかの手法で、ホルダとヨークとを取り付け
ているので、リサイクルが容易となる。又、ホルダにヨ
ークの外部底面に当接する当接部,前記ヨークの底面の
穴,前記磁石の穴,前記ポールピースの穴に嵌合する突部
を設け、該突部をかしめることにより、ホルダとヨーク
の取り付けのみならず、磁石,ポールピースもヨークへ
固定することができる。
【0054】更に、ホルダの突部が磁石の穴及びポール
ピースの穴に嵌合することにより、磁石,ポールピース
のヨークに対する位置決めも行なえる。又、フレームを
熱可塑性樹脂としたことにより、スピーカの軽量化を図
ることができる。
【0055】更に、接着剤を用いずに、インサート成
形、溶融接着のうちどちらか一方の手法によって、フレ
ームとホルダとを取り付けているので、リサイクルが容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例のスピーカの断面図であ
る。
【図2】図1に示すスピーカを背部から見た斜視図であ
る。
【図3】かしめを説明する図である。
【図4】第2の実施の形態例のスピーカの断面図であ
る。
【図5】図4に示すスピーカを背部から見た斜視図であ
る。
【図6】従来のスピーカの断面図である。
【図7】従来のスピーカの断面図である。
【図8】従来のスピーカの断面図である。
【図9】従来のスピーカの断面図である。
【符号の説明】
31 ヨーク 32,34 ポールピース 33 磁石 35 磁気回路 36 フレーム 37 コーン紙 38 コイル 51 ホルダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端面側が開放された有底円筒状の
    ヨークの内部底面に、前記ヨークの内径より小さな径の
    円板状の希土類磁石及びポールピースを積層配置し、前
    記ポールピースの周面,前記ヨークの内周面の間に磁気
    ギャップが形成される磁気回路と、 コーン紙と、 該コーン紙の外周縁部を支持し、前記磁気回路が結合さ
    れるフレームと、前記コーン紙の内周縁部に取り付けら
    れ、前記磁気回路の磁気ギャップに配置されるコイルと
    を具備するスピーカであって、前記フレームを熱可塑性
    樹脂とし、前記磁気回路のヨークの外面に、かしめ,圧
    入のうちいずれかの手法で取り付けられた熱伝導率の良
    い材料でなるホルダを前記フレームに対してインサート
    成形、溶融接着のうちどちらか一方の手法で取り付けた
    ことを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】 前記フレーム、前記ホルダのうち少なく
    とも一方に、破断用のスリットを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のスピーカ。
  3. 【請求項3】 一方の端面側が開放された有底円筒状
    で、内部底面中央部に穴が穿設されたヨークの内部底面
    に前記ヨークの内径より小さな外径の円環状の希土類磁
    石及びポールピースを積層配置し、前記ポールピースの
    周面,前記ヨークの内周面の間に磁気ギャップを形成す
    る磁気回路と、コーン紙と、該コーン紙の外周縁部を支
    持し、前記磁気回路が結合されるフレームと、前記コー
    ン紙の内周縁部に取り付けられ、前記磁気回路の磁気ギ
    ャップに配置されるコイルとを具備するスピーカであっ
    て、 前記フレームを熱可塑性樹脂とし、少なくとも前記ヨー
    クの外部底面に当接する当接部,前記ヨークの底面の穴,
    前記磁石の穴,前記ポールピースの穴に嵌合する突部を
    有し、該突部をかしめることにより前記ヨークに取り付
    けられる熱伝導率の良い材料でなるホルダを前記フレー
    ムに対してインサート成形、溶融接着のうちどちらか一
    方の手法で取り付けたことを特徴とするスピーカ。
  4. 【請求項4】 前記フレーム、前記ホルダのうち少なく
    とも一方に、破断用のスリットを設けたことを特徴とす
    る請求項3記載のスピーカ。
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