JP5354725B2 - 研磨テープ及びこの研磨テープを用いた微小突起研磨装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平板の表面の微小突起を研磨するための研磨テープ及びその研磨テープを用いた微小突起研磨装置に関するものである。
カラーフィルタ基板を製造する際に、カラーフィルタ基板の表面に数ミクロンの微小突起があると、液晶封入部分の厚みが均一にならず液晶表示の画質が低下する。
そこで、従来はカラーフィルタの表面の微小突起や付着した異物等を除去するための研磨テープを用いた種々の研磨装置が用いられていた。
この研磨装置には、高さセンサによって、その突起の高さを測定し、そのデータに基づいて、研磨テープを突起に向けて降下する量を決定し、該微小突起に研磨テープを密着・押圧した状態で連続的に走行させて、この研磨テープの研磨作用により除去するもの(例えば、特許文献1、2参照)や、高さセンサを用いず、2本のガイドローラ間に略同軸に設けられたテープ用ローラに研磨テープを巻き掛けて、被研磨対象面に対するテープ研磨面がガイドローラの面より所定量だけ上方にあるようにして、ガイドローラの面より上方に存在する突起頂部を研磨するものが知られている。(例えば、特許文献3参照)
特開平10−217089号公報 特開2003−266293号公報 特開平07−108450号公報
しかし、上記のような構成の微小突起の研磨装置には次のような問題があった。
即ち、前記突起を高さセンサで測定した後、その高さデータに基づいて、研磨手段の降下量(研磨量)を決定し、所定の研磨動作をした後に、前記高さセンサで、再度微小突起の高さを測定して研磨結果の適否を判断するため、高さ測定に時間がかかり、平滑化作業の時間が短縮できないという問題があった。一方、ガイドローラを用いるものは、高さセンサを用いないため、平滑化作業の時間は短くて済むが、研磨テープを巻くローラを2つのガイドローラ間に挟む構造であるため、構造が複雑になり小型化できないという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、微小突起の高さをセンサで測定することなく、微小突起を所定の高さまで研磨できる研磨テープと、この研磨テープを用いて効率よく短時間に微小突起を研磨することができる小型で簡単な構造の微小突起研磨装置を提供することを目的としている。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
請求項に係る微小突起研磨装置は、平板表面の微小突起を研磨テープを用いて研磨する微小突起研磨装置であって、前記研磨テープの研磨面を前記微小突起に押圧させる押圧手段と、該押圧手段の押圧方向に交差する方向に前記研磨テープを走行させるテープ移送手段と、を有し、前記研磨テープが、研磨テープ用基材の片面に設けられた研磨層と、該研磨層の前記研磨テープの幅方向の両脇に設けられた樹脂層を有する研磨テープであって、前記研磨層の研磨面が前記樹脂層の表面より凹んでいるか、少なくとも同じであることを特徴としている。
請求項に係る微小突起研磨装置は、平板表面の微小突起を研磨する微小突起研磨装置であって、前記研磨テープを前記微小突起に押圧する押圧手段と、該押圧手段の押圧方向に交差する方向に前記研磨テープを走行させるテープ移送手段とを有し、前記研磨テープが、研磨テープ用基材の片面に設けられた研磨層と、該研磨層の前記研磨テープの幅方向の両脇に設けられた樹脂層を有する研磨テープであって、前記研磨層の研磨面が前記樹脂層の表面より凹んでいるか、少なくとも同じであって、前記押圧手段の押圧部形状が、前記研磨テープの走行方向に交差する平坦な直線部分を有し、且つ、走査方向に直交する円筒形の一部分から構成された形状であることを特徴としている。
本発明によれば、以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係る研磨テープは、研磨層の研磨面が前記樹脂層の表面(以下、単に「樹脂面」という)より凹んでいるか、少なくとも同じであるため樹脂層がストッパー機能を有し、微小突起等の被研磨対象が必要以上に研磨されない。
更に請求項1に係る発明では、前記微小突起に向かって、前記研磨テープの樹脂面が前記微小突起の周辺の面に当接するまで、前記押圧手段によって前記研磨テープの研磨面を前記微小突起に対して降下させながら、前記微小突起に対して相対移動さることによって、前記微小突起のみが研磨され、その他の部分は研磨テープの研磨面と接触せず研磨されない(図6)。
また、前記微小突起の研磨後の高さは、前記凹みの深さH(以下、単に「凹みH」という)(図1)で決定されるため、前記微小突起の高さを測定する必要がなく、研磨が迅速に行なえる。
請求項2に係る発明では、前記研磨テープの樹脂面と前記微小突起の周辺の基板等の面との片当たりが防止でき、前記微小突起の頂部を所定の高さ(凹みHの分)まで的確に研磨できる。

本発明の一実施の形態に係る研磨テープを示す概念図であって(b)、(c)は研磨テープの断面の例を示す概念図である。 前記研磨テープを用いた微小突起研磨装置を有する基板修正装置の構成を説明する図である。 前記基板修正装置の微小突起研磨装置を説明する図である。 前記研磨テープと微小突起研磨装置の押圧シャフトの関係を説明する図である。 前記微小突起研磨装置の押圧シャフト部の構造を説明するための概念図であって(b)は(a)のひずみゲージの代わりに圧縮バネ等を用いた場合の一例である。 前記押圧シャフトの押し付け圧力を一定にするための構成を説明するための概念図である。 前記研磨テープによる微小突起の研磨状態を説明するための説明図である。 前記微小突起研磨装置の撮像手段を説明する概念図である。
添付の図面(図1〜図8)に基づいて、平板状の基板表面の微小突起を研磨するための、本発明の一実施の形態に係る研磨テープ及びそれを用いた微小突起研磨装置を有する基板修正装置について説明する。
まず、図1は、本発明の係る研磨テープの一実施の形態を示す概念図である。
この研磨テープ1は、基材1aの片面に構成された研磨層1bの両端から所定の幅B1、所定の厚さHまたはH0で樹脂層1c、1cを構成したものであって、図1(b)(c)に示されるHの量(凹みに相当する)は、0≦H≦Hmax(Hmax:微小突起イの許される最大高さであって、例えば4μm)である。
そして、樹脂層1cの材質は、例えば4フッ化エチレン等のフッ素樹脂やシリコン樹脂など、微小突起イの周囲の基板表面との摩擦係数が低くいものがよい。
これは、後述のごとく樹脂面ハが微小突起イの周囲の基板表面で摺動するため、摩擦力の低減と、基板表面の傷の発生を防止するためである。
これによって、研磨テープ1の研磨面ロを微小突起イの頂部に押圧した状態で、研磨テープ1を走行させるか、又は、研磨テープ1を基板に平行に往復運動させることによって微小突起イを研磨することによって、微小突起イの高さが一定の高さになるまで研磨されて、樹脂面ハが微小突起イの周囲の基板表面に当接したところで、この樹脂層1cがストッパーになって、それ以上の研磨が行なわれないようになっている。
これによって、微小突起イ以外の基板表面には研磨面ロが接触せず不要な研磨が行なわれないようになっている。
図2は、研磨テープ1を用いた微小突起研磨装置3を有する基板修正装置2の一実施の形態を示す概念図であり、平板状の基板Wを載置するテーブル3と、基板Wを跨ぐように脚部4a、4aと、梁部4bから構成され、テーブル3上でY軸方向に移動自在に支持された門型のX軸フレーム4と、X軸フレーム4の梁部4bにX軸方向に移動自在に支持されたX軸スライダ5と、X軸スライダ5に取り付けられた微小突起研磨装置7と、これらの装置を制御する制御装置(図示せず)を備えている。(尚、以下、各図におけるXYZ軸は図2のXYZ軸に基づくものである。)
X軸フレーム4は、その脚部4a,4aがテーブル3のX軸方向の両端部にY軸方向に沿って配置された一対の案内レール3a,3aに支持され、図示しない駆動モータの回転で作動される送りねじ機構等のY軸移動手段(図示せず)によって、Y軸方向に移動されるようになっている。
X軸スライダ5は、梁部4bのX軸方向に沿って配置された一対の案内レール5a,5aに複数のガイド(図示しない)を介してX軸方向に移動可能に支持されている。
そして、X軸スライダ6の後面(背面)には第1のボールナット(図示せず)が設けられ、この第1のボールナットに、案内レール5a,5a間にX軸方向に沿って配置されたボールネジ5bがねじ込まれており、ボールネジ5bの一端部(図1で右端部)に連結されたX軸駆動モータ(X軸駆動装置)5cによってボールネジ5bが回転されることにより、X軸スライダ5がX軸方向に移動するようになっている。
微小突起研磨装置7は、図3に示すように、X軸スライダ5に取り付けられたベースプレート6と、押圧手段8と、観察手段9と、テープ走行手段10とから構成されている。
そして、押圧手段8は、押圧シャフト8jと、移動手段8aとから構成されており、移動手段8aは、押圧シャフト8hを取り付けたスライダ8bと、ベースプレート6上にZ軸に互いに平行に取り付けられた一対の案内レール8d、8dと、スライダ8bに組込まれた第2のボールナット(図示せず)と、この第2のボールナットにねじ込まれたボールネジ8eと、ボールネジ8eの一端部に連結された駆動用モータ8gと、駆動用モータ8gに設けられたエンコーダ8hとから構成されており、スライダ8bは案内レール8d、8dに複数のガイド(図示せず)を介してZ軸方向に移動可能に取り付けられている。
駆動用モータ8gによってボールネジ8eが回転されることによりスライダ8bがZ軸方向に基板Wに向かって前進後退するようになっている。
駆動用モータ8gとエンコーダ8hは前記制御装置に接続されており、エンコーダ8hはスライダ8bのZ軸方向の位置を計測するためのものである。
押圧シャフト8jはガイド8c内の摺動保持部8c1によってZ軸方向に摺動可能に保持されており(図6)、上端部がひずみゲージ8fを介してスライダ8bの凸部8kに接続されている。これによって、押圧シャフト8jによって研磨テープ1の研磨面ロが微小突起イに当接された後に、ひずみゲージ8fの所定の出力値になるように駆動用モータ8fが前記制御装置によって制御されることによって、微小突起イに対する研磨テープ1の押し付け圧力が一定に保持されるようになっている。
更に、研磨テープ1の樹脂層1cの樹脂面ハが基板Wの表面に当接して、それ以上、押圧シャフト8jの降下しない状態であるか否かについて、ひずみゲージ8fの出力より前記制御装置によって判断できるようになっている。
即ち、研磨開始時のひずみゲージ8fの出力より出力が上昇したか否かを前記制御装置によって比較し、この出力が所定量上昇した時点で降下が停止したと判断するようになっている。
この所定の圧力上昇は、研磨テープ1の樹脂層1cの材質によって、最適値が異なる。
押圧シャフト8jの先端部分(研磨テープ1を押圧する部分)の形状は図4に示すような円柱上の形状であって、研磨テープ1の走行方向に交差する平坦な直線部分は基板Wの表面に平行になるようになっている。そして、図7(a)、(b)、(c)に示すように、押圧シャフト8jが微小突起イに向かって順次降下して、研磨テープ1によって、微小突起イの研磨が進行しても、研磨テープ1の樹脂面ハが片当たりせず、樹脂面ハが、微小突起イの研磨量のストッパーとなるようになっている。
即ち、微小突起イの高さが凹みHより低い場合は、研磨されず(研磨の必要がない)、微小突起イの高さが凹みHより高い場合は、凹みHと同じ高さになるまで研磨されるため、微小突起イの高さを測定する必要がない。
観察手段9は、観察光学系9aと、観察光学系9aをZ軸方向に基板Wに向かって前進後退させる移動手段9bとから構成されている。
そして、観察手段9は、基板Wに対向した対物レンズ9jと、対物レンズ9jの光軸L上で対物レンズ9jの上方に配置されたハーフミラー9m、結像レンズ9k、CCDカメラ9dを備えると共に、ハーフミラー9mによって光軸Lから分岐された光軸L1上に設けられ、光軸L1を偏向させるミラー9nと、ミラー9nによって偏向された光軸L1上に配置された照明用光源9fを備えている。
CCDカメラ9gは対物レンズ9j、ハーフミラー9m、結像レンズ9kを経て基板Wを撮像し、その画像は、前記制御装置の表示装置の画面に表示されるようになっており、前記表示装置の画面の中心に対物レンズ9kの光軸L上の画像を表すようになっている。
また、照明用光源9fは、ミラー9n、ハーフミラー9m、対物レンズ9jを経て基板Wに観察用の光を基板Wに照射できるようになっている。
さらに、前記表示装置上の基板Wの画像を観察することによって、微小突起イが研磨対象であるか否かの大体の判断ができるようにもなっている。
移動手段9bは、スライダ9cと、ベースプレート6上にZ軸に互いに平行に取り付けられた一対の案内レール9e、9eと、スライダ9cに組込まれた第3のボールナット(図示せず)と、この第3のボールネジにねじ込まれたカメラ用ボールネジ(図示せず)と、このカメラ用ボールネジの一端部に連結された駆動用モータ9gと、駆動用モータ9gに設けられたエンコーダ9hとから構成されており、スライダ9cは案内レール9d、9dに複数のガイド(図示せず)を介してZ軸方向に移動可能に取り付けられている。
駆動用モータ9gによって前記カメラ用ボールネジが回転されることによりスライダ9cがZ軸方向に基板Wに向かって前進後退するようになっている。
駆動用モータ9gとエンコーダ9hは前記制御装置に接続されており、エンコーダ9hはスライダ9cのZ軸方向の位置(対物レンズ9aのZ軸方向の位置)を計測するためのものである。
テープ走行手段10は、ベースプレート6上に垂直(図3の紙面に垂直な方向(Y軸方向))に取り付けられた、回転軸10a、10b、10c、10d(各軸の軸心を回転中心として回転自在に取り付けられている)及びテープ巻取り用の巻取モータ10e、テープ巻取り用の巻取モータ10eの回転軸10fに嵌合され一体化したタイミングプーリ10g、回転軸10bに嵌合され一体化したタイミングプーリ10hを備えていると共に、タイミングプーリ10gとタイミングプーリ10hにはタイミングベルト10jが架けられている。
回転軸10aには研磨用テープ1を巻きつけたテープリールR1が嵌合され、回転軸10bには研磨テープ1を巻取る巻取りリールR2が嵌合される。
また、回転軸10c、10dの外周には、研磨用テープ1用の案内溝(図示せず)が設けられている。
そのため、テープ巻取り用モータ10eを駆動することによって、巻取りリールR2が回転(図3の矢印方向)し、研磨テープ1が、テープリールR1から回転軸10cを経て、図3に示すように、押圧シャフト8jの軸を横切りながら、回転軸10dを経て巻取りリールR2に巻取られるようになっている。
研磨テープ1の幅αは、図4(b)、図7(a)、(b)、(c)に示すように、押圧シャフト8jの下端の半円柱長さと同じか又は短いものであって、本実施の例では、2つの樹脂面ハの夫々の幅B1,B1と研磨面ロの幅B2は夫々0.5:1:0.5になっている。
次に、上記の構成からなる微小突起研磨装置3および基板修正装置2の作用について説明する。
まず、テープリールR1、巻取りリールR2を夫々回転軸10a、10bに嵌合させる。ついでテープリールR1から研磨テープ1を引き出し、回転軸10c、10dを経て、巻取りリールR2のボス部分(図示せず)に研磨テープ1の先端部を取り付けてから巻取モータ10eを作動させて、研磨テープ1に張力をかけて、研磨テープ1を押圧シャフト8jの中心軸と研磨テープ1の幅の中心を一致させる。
その後、基板Wをテーブル3に載置し、前工程(図示せず)で測定した基板Wの欠陥位置データに基づき、前記Y軸移動手段及びX軸駆動モータ5cを駆動して、基板Wの欠陥部の位置を対物レンズ9jの光軸L上にセットし、観察用照明9f、CCDカメラ9dを作動させた後、駆動用モータ9g、Z軸方向位置検知器9hを作動させて、Z軸スライダ10cを前記基板W側に移動させることによって、観察手段9の対物レンズ9jの焦点を基板W上の欠陥部に合せる。
そして、この欠陥部を、対物レンズ9j、ハーフミラー9m、結像レンズ9kを経てCCDカメラ9dで撮像し、その画像を前記制御装置の図示しない画像表示部の画面に表示する。
前記画像表示部の画面に表示された上記欠陥部の画像から作業者が、この欠陥部が研磨対象となる微小突起イであるか否かを観察するとともに、対物レンズ9jの光軸Lと微小突起イの略中心とのXY平面上のズレの有無を観察する。
上記欠陥部が微小突起イであると判断された後、対物レンズ9jの光軸L(前記画像表示部の略中心)と微小突起イの画像の略中心が一致していない場合は、前記Y軸移動手段及びX軸駆動モータ5cを駆動して、X軸スライダ5を移動させて、対物レンズ9jの光軸Lと微小突起イの中心を一致させる。
その後、再度、X軸駆動モータ5cを作動させて、押圧シャフト8jの中心を微小突起イの直上に位置させる。これは、押圧シャフト8jの中心と光軸Lの距離DL分(図3)だけX軸スライダ5をX軸方向に移動させることによって行なうものである。
この状態で、駆動用モータ8gを作動させ、押圧シャフト8jをZ軸方向に降下させて、研磨テープ1の研磨面ロを微小突起イに当接させて後、一定の押しつけ圧力で保持する。
この一定の押し付け力の最適値は、基板Wの微小突起イの部分の硬度及び研磨テープ1の研磨面の研磨粒の粒度によって異なるものである。
その後、巻取モータ10eを作動させて、研磨テープ1を走行させながら、押圧シャフト8jの降下を続けて、研磨テープ1の樹脂層1cの樹脂面ハが基板Wの表面に当接した後、押圧シャフト8jのZ軸方向の降下が停止するまで、研磨テープ1の走行を継続する。
押圧シャフト8jのZ軸方向の降下が停止したか否かは、研磨開始時のひずみゲージ8fの出力より出力が上昇したか否かを前記制御装置において比較演算されて、この出力が所定量上昇した時点で降下が停止したと判断される。
この所定の圧力上昇は、研磨テープ1の樹脂層1cの材質によって、最適値が異なる。
その後、巻取モータ10eを停止させてから駆動用モータ8gを反転させて、スライダ8bを基板Wから離間させ、その微小突起イの研磨が終了する。
そして、基板Wのその他の微小突起イを対物レンズ9jの光軸L上にセットし上記の作業を繰り返し、全ての研磨対象欠陥部が研磨されるまで、上記作業を繰り返し、全ての微小突起イの研磨の終了後に基板Wの修正を終了する。
本実施の形態では、図1に示すように、研磨テープ1の樹脂層1cは研磨層1bに積層しているが、図1(c)に示すように基材1aに直接積層させてもよい。また、凹みHは微小突起イの許容高さに一致させているが、凹みHは微小突起イの許容高さより少なくしてもよい。
また、本実施の形態では、研磨テープ1の幅αを押圧シャフト8jのY軸方向の巾より小さいものを使用しているが(図4、7)、これと同じ巾にしてもよい。
更に、図6(a)のひずみゲージ8fの代わりに圧縮コイルバネやリングバネ等8f1を用いてもよく(図6(b))、その場合は、これらのバネの圧縮量が一定になるように図示しないリミットセンサーが圧縮コイルバネやリングバネ等8f1の近傍に取り付けられ、このリミットセンサーの出力が前記制御装置に送られて、駆動用モータ8gが制御される。
1 研磨テープ
2 基板修正装置
3 テーブル
4 X軸フレーム
5 X軸スライダ
7 微小突起研磨装置
8 押圧手段
9 撮像手段
10 テープ走行手段
R1 テープリール
R2 巻取りリール
W 基板
イ 微小突起
ロ 研磨面
ハ 樹脂面

Claims (2)

  1. 平板表面の微小突起を研磨テープを用いて研磨する微小突起研磨装置であって、
    前記研磨テープの研磨面を前記微小突起に押圧させる押圧手段と、該押圧手段の押圧方向に交差する方向に前記研磨テープを走行させるテープ移送手段と、を有し、
    前記研磨テープが、研磨テープ用基材の片面に設けられた研磨層と、該研磨層の前記研磨テープの幅方向の両脇に設けられた樹脂層を有する研磨テープであって、前記研磨層の研磨面が前記樹脂層の表面より凹んでいるか、少なくとも同じであることを特徴とする微小突起研磨装置。
  2. 前記押圧手段の押圧部形状が、前記研磨テープの走行方向に交差する平坦な直線部分を有し、且つ、走査方向に直交する円筒形の一部分から構成された形状であること、を特徴とする請求項に記載の微小突起研磨装置。
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