JP5353462B2 - 樹脂モールド型コンデンサの製造方法 - Google Patents

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本発明は、各種電子機器、電気機器、産業機器、自動車等に用いられる樹脂モールド型コンデンサの製造方法に関するものである。
図15を用いて、この種の従来の樹脂モールド型コンデンサの製造方法を説明する。図15は、従来の樹脂モールド型コンデンサの外装体の成形に用いる金型を示すものである。
図15において示すように、樹脂成形用の金型100は上型101と下型102から構成されている。上型101には樹脂を注入するためのゲート103が設けられている。また、上型101と下型102の合わせ面には、樹脂を注入していく際に空気を抜くためのエア抜き孔104が設けられている。
外装体の成形方法としては、まず金具105を接続したコンデンサ素子106を下型102に載置する。この際、金具105を下型102の凹部107に嵌め合わせることで、コンデンサ素子106を下型102に正確に位置決めしている。
次に、これら上型101および下型102を型締めし、ゲート103から樹脂を注入する。この際、樹脂としてはノルボルネン系樹脂を用いるとよい。これは、ノルボルネン系樹脂は硬化にかかる時間が短いため、優れた生産性にて樹脂モールド型コンデンサを製造することが可能となるからである。なお、ノルボルネン系樹脂の反応が進行するように上型101および下型102は50℃〜120℃に設定されていることが好ましい。
この後、金型100を開き、図16に示されるような外装体108が成形された樹脂モールド型コンデンサ109を得ることができる。
なお、この技術に関連する先行技術文献としては以下の特許文献1が挙げられる。
特開2008−159723号公報
確かに、上記従来の製造方法によると、優れた生産性にて樹脂モールド型コンデンサ109を製造することが可能であった。
しかしながら、ノルボルネン系樹脂の硬化に要する時間が短いことが反って以下のような課題をもたらしていた。
すなわち、ノルボルネン系樹脂の硬化速度があまりにも速いため、上型101および下型102にて形成されるキャビティ内にノルボルネン系樹脂が十分に充填されないうちに硬化してしまうことがあったのである。
この結果、製造された樹脂モールド型コンデンサ109には十分に外装体108にて覆われてない部分が見受けられることがあり、信頼性の低下につながる可能性があった。
そこで、本発明はこのような課題を鑑みて、信頼性の高い樹脂モールド型コンデンサを優れた生産性にて製造する製造方法を提供することを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明の樹脂モールド型コンデンサの製造方法は、上下方向に組み合わされる複数の型を用い、リードフレームが接続されたコンデンサ素子を下型の所定の位置に載置する第1の工程と、第1の工程の後、中型の中空部に前記コンデンサ素子を収容するように、前記下型と前記中型を型締めする第2の工程と、第2の工程の後、前記下型の表面と前記中型の前記中空部にて形成される上面開放型のキャビティに液状のノルボルネン系樹脂を注入する第3の工程と、第3の工程の後、前記キャビティの上面開放部から露出した前記ノルボルネン系樹脂の露出部の略全体を上部から押圧するように上型を型締めする第4の工程とを少なくとも含み、前記第4の工程において、前記下型の温度T1および前記中型の温度T2を前記上型の温度T3よりも低く設定することにより、前記上型の温度T3により前記ノルボルネン系樹脂を硬化させるようにした。
上記構成により本発明は、優れた生産性にて信頼性の高い樹脂モールド型コンデンサを製造することができる。
これは、第4の工程において下型の温度T1および中型の温度T2が上型の温度T3よりも低く設定されていることによる。
すなわち、第4の工程において下方に位置する型が上方に位置する型に比べて温度が低く設定されていることにより、注入されたノルボルネン系樹脂は途中で硬化することなく下型と中型の中空部にて形成されるキャビティの隅々にまで行き渡る。
そして、上型の熱がノルボルネン系樹脂に伝熱し、ノルボルネン系樹脂が硬化する。
この結果、十分に外装体にて覆われた樹脂モールド型コンデンサを製造することができ、さらに硬化速度の速いノルボルネン系樹脂を用いているため、優れた生産性を実現することができるのである。
本発明の製造方法に用いる下型を示す斜視図 本発明の製造方法に用いる中型を示す斜視図であり、(a)は中型2の上面側を示す斜視図、(b)は中型2の下面側を示す斜視図 本発明の製造方法に用いる上型を示す斜視図 本発明の製造方法に用いるコンデンサ素子とリードフレームの構成を示す図であり、(a)はリードフレームを接続した状態のコンデンサ素子の上部を示す斜視図、(b)リードフレームを接続した状態のコンデンサ素子の下部を示す斜視図、(c)はコンデンサ素子12の要部断面図 本発明の製造方法の第1の工程を示す図 本発明の製造方法の第2の工程を示す図 本発明の製造方法の第3の工程を示す図 本発明の製造方法の第4の工程を示す図 本発明の製造方法の第5の工程を示す図 本発明の製造方法の第6の工程を示す図 本発明の製造方法により外装体が被覆されたコンデンサ素子を示す図 本発明の製造方法により完成した樹脂モールド型コンデンサを示す図であり、(a)は樹脂モールド型コンデンサを示す斜視図、(b)は樹脂モールド型コンデンサの側面図 本発明の製造方法に用いる下型の別の形態を示す斜視図 本発明の製造方法に用いる成形型の別の形態を示す斜視図 従来の製造方法を示す斜視図 従来の製造方法により製造された樹脂モールド型コンデンサを示す斜視図
(実施の形態1)
以下、本実施の形態における樹脂モールド型コンデンサの製造方法に用いる成形型の構成について図1から図3を用いて説明する。ここで、図1は下型1の外観を示す斜視図、図2(a)は中型2の上面側を示す斜視図、図2(b)は中型2の下面側を示す斜視図、図3は上型3の下面側を示す斜視図である。
図1から図3に示すように、本実施の形態における樹脂モールド型コンデンサの製造方法に用いる成形型は下型1、中型2、上型3からなる3つの型によって構成される。これら3つの型を上下に配置して組み合わせ、これらの型にて形成されるキャビティにノルボルネン系樹脂を注入することで、コンデンサ素子をモールドし、外装体を形成する。この製造方法や、完成した成形品については図4以降で説明する。なお、図1から図3における上下の関係が実際の本製造方法を実施する際の上下の関係である。
図1に示されるように、下型1は平板状の座板4と、この座板4の上表面に垂直に植設された2本の円筒状のガイドピン5にて構成される。ガイドピン5は座板4と一体となって設けられており、その上端面の外周は面取りされることで後述する中型2のガイド穴10やリードフレーム13の貫通孔16に挿入し易くなっている。あるいは、ガイドピン5の上端を略半球状にすることによっても中型2のガイド穴10やリードフレーム13の貫通孔16に挿入し易くすることができる。
図2(a)に示されるように、中型2は上面および下面は下型1の上面と略同形状の矩形状となっている。中型2の中央部には中空部6が中型2の上面から下面に貫通して設けられており、この中空部6の上面開口部7は矩形状となっている。
中型2の下面は図2(b)に示されるように、中空部6の下面開口部8を囲むようにわずかに窪んだ窪み9が設けられている。この窪み9は、後述するリードフレーム13を嵌め込むために設けられたものである。すなわち、この窪み9の深さはリードフレーム13の厚みと略同等としている。また、窪み9の外周と中空部6の下面開口部8との間には、前述のガイドピン5を嵌め込むためのガイド穴10が2点設けられている。
図3に示されるように、上型3の下面には直方体型の突出部11が垂直に設けられており、突出部11の下面は矩形状となっている。この突出部11の下面は、図2(a)の中型2の中空部6の上面開口部7に挿入できるように、上面開口部7と略同形状かつ若干小さく設計されている。なお、本実施の形態の上型3の上面は平板状(図3では図示せず)としているが、特にこれに限定されるものではない。
また、本実施の形態においては下型1、中型2、上型3の材料として鉄を用いているが、これに限られることなく、アルミ、あるいは銅などの金属を用いてもよい。
次に、図4を用いて本実施の形態におけるコンデンサ素子12とリードフレーム13の構成について説明する。ここで、図4(a)はリードフレーム13を接続した状態のコンデンサ素子12の上部を示す斜視図であり、図4(b)はリードフレーム13を接続した状態のコンデンサ素子12の下部を示す斜視図、図4(c)はコンデンサ素子12の要部断面図である。
図4(a)に示されるように、リードフレーム13の第1の折り曲げ部14は、コンデンサ素子12方向に折り曲げられ、さらに抵抗溶接またはレーザー溶接によりコンデンサ素子12と固定接続がなされている。また、第2の折り曲げ部15は、コンデンサ素子12方向に折り曲げられ、さらに導電性銀ペイントによりコンデンサ素子12と固定および接続がなされている。
リードフレーム13の長辺側の両端付近には円形の2つの貫通孔16が設けられており、これら貫通孔16は前述の下型1のガイドピン5を挿入するためのものである。
また、リードフレーム13の下面は図4(b)に示されるように、分離部17にて分離されている。詳細は後述するが、この分離部17をリードフレーム13に設けることで、完成品としての樹脂モールド型コンデンサの陽極端子29と陰極端子30との短絡を防いでいる。
なお、コンデンサ素子12は複数の電極素子18を積層することによって構成されている。
図4(c)に示されるように、平板状の1つの電極素子18は弁作用金属であるアルミニウム箔19とこの両面に形成されたアルミエッチング層20とで構成される陽極体21を囲むように薄膜の誘電体層22を設け、さらにその上に順に導電性高分子(例えばポリピロール)からなる導電性高分子層23、カーボンと銀ペーストからなる陰極層24を順次積層形成することで構成されたものである。そして、この構成の電極素子18を、各々の電極素子18の陰極層24同士が電気的に接続するように導電性銀ペイントを介して順次積層することでコンデンサ素子12が形成される。
各々の電極素子18から舌片状に突出したアルミニウム箔19は重ね合わされるとともに抵抗溶接またはレーザー溶接にて、1つの束となってリードフレーム13に接続されている。また、コンデンサ素子12の最下段に位置する電極素子18の下面の陰極層24はリードフレーム13に導電性銀ペイントを介して接続され、同様に各々の電極素子18の側面の陰極層24もリードフレーム13の第2の折り曲げ部15に導電性銀ペイントを介して接続されている。
次に、図5から図11を用いて本実施の形態における樹脂モールド型コンデンサの製造方法について説明する。ここで、図5は第1の工程を示す図、図6は第2の工程を示す図、図7は第3の工程を示す図、図8は第4の工程を示す図、図9は第5の工程を示す図、図10は第6の工程を示す図、図11は第6の工程の後、成形型から取り出された外装体の成形が施されたコンデンサ素子12を示す図である。
まず第1の工程では、図5に示されるようにリードフレーム13が接続された状態のコンデンサ素子12を下型1の座板4上に載置する。この際、下型1の上面に植設されたガイドピン5をリードフレーム13の貫通孔16に挿入して載置することで、リードフレーム13およびコンデンサ素子12は所定の位置に正確に固定、位置決めがなされる。なお、ガイドピン5は3本以上設けてもよいが、少なくとも2本設ければリードフレーム13およびコンデンサ素子12の下型1上での正確な位置決めは可能である。
また、第1の工程においてはコンデンサ素子12を下型1に載置すると同時に、ヒーターを用いて下型1の加熱が予め行われており、下型1の温度T1は40℃〜60℃に設定されている。加熱の手法としては、例えば下型1の側面に直径10mmほどの穴(図示せず)を開け、そこに棒状のカートリッジヒーターを挿入、加熱することで、下型1の温度を調整する手法が挙げられる。本実施の形態では、この手法を用いているが、これに限定されることなく例えば外部からヒーターによって加熱する方法や、あるいは下型1にヒーターを埋設し自動温度調整する方法を用いてもよい。
第2の工程では、図6に示されるように中型2を下型1に型締めする。この際、コンデンサ素子12が中型2の中空部6に収容されるように型締めする。ここで、中型2の下面に設けられたガイド穴10(図6においては図示せず)にリードフレーム13の貫通孔16から突出したガイドピン5を嵌合させるように型締めすれば、必然的にコンデンサ素子12は中空部6に収容されるように下型1と中型2は設計されている。また、中型2の下面、すなわち下型1との合わせ面に設けられた窪み9(図6においては図示せず)にはリードフレーム13が嵌めこまれる。この時、リードフレーム13は下型1の上面と窪み9の表面に挟持され、リードフレーム13の両面は下型1の上面と窪み9の表面とほぼ密着した状態となる。
また、この第2の工程においても、第1の工程の下型1と同様に、中型2は予め加熱され、中型2の温度T2は60℃〜80℃の間に設定されている。この中型2の加熱は、下型1と同様の手法を用いている。
このように、第2の工程を経ることでコンデンサ素子12は下型1の上面と中型2の中空部6にて形成される上面開放型のキャビティ25に収容されることになる。なお、図6からわかるようにキャビティ25の上面開放部26とは中型2の上面開口部7に相当する。
第3の工程では、図7に示されるようにキャビティ25の上面開放部26にノルボルネン系樹脂27をノズル等から一定量注入する。ここで、ノルボルネン系樹脂27は、キャビティ25から漏出しないようキャビティ25の上端よりも若干低い所定の位置で注入を終了する。また、上述したようにリードフレーム13の両面は下型1の上面と窪み9の表面とほぼ密着した状態となっているため、キャビティ25から窪み9とリードフレーム13の上面の間の隙間にノルボルネン系樹脂27が漏洩し、コンデンサ素子12の外側に位置するリードフレーム13にノルボルネン系樹脂27が付着してしまう可能性は低減されている。
なお、ノルボルネン系樹脂27は、ノルボルネン環構造を有する化合物であればよい。特に、耐熱性に優れた成形品が得られることから、三環体以上の多環ノルボルネン系モノマーを用いることが好ましい。例えば、ジシクロペンタジエンを主成分とし、本発明の目的を損なわない範囲で、トリシクロペンタジエン、テトラシクロペンタジエンなどの多環ノルボルネン系単量体や、ノルボルネン系単量体と開環共重合し得るシクロブテン、シクロペンテン等の単環シクロオレフィン等のコモノマーを適宜添加した混合液を重合したものを用いることができる。具体例としては、「ペンタム」、あるいは「メトン」という商品名でRIMTEC株式会社より市販されている2液型のジシクロペンタジエン(DCP)を用いることができるが、これに限定されるものではない。
そして、この第3の工程の後、すぐに第4の工程に移る。
第4の工程では、図8に示されるように中型2と上型3を型締めし、キャビティ25の上面開放部26から露出したノルボルネン系樹脂27の露出部を上型3にて上部から押圧する。なお、このノルボルネン系樹脂27の露出部とは、図7で示した上面開放部26から視認することが可能な部分である。このように、上型3にてノルボルネン系樹脂27の露出部を上部から押圧することで、注入されたノルボルネン系モノマーはさらにキャビティ25の隅々にまで行き渡り、十分に充填される。
また、この第4の工程では、上型3の下表面に設けられた突出部11にてノルボルネン系樹脂27を押圧するわけであるが、前述したように突出部11の下面は中型2の上面開口部7、すなわちキャビティ25の上面開放部26と略同形状に設計されているため、突出部11にてノルボルネン系樹脂27を押圧した際にはノルボルネン系樹脂27の露出部の略全体を押圧することとなる。
この押圧にてノルボルネン系樹脂27を所望の製品設計高さ形状に成形する。
また、第4の工程においても、第1の工程の下型1、第2の工程の中型2と同様の手法を用いて上型3は予め加熱される。この際、上型の温度T3は80℃から120℃の間に設定されている。
このように、下型1、中型2および上型3に温度差を設け、特に上型3の温度を最も高く設定することで、これら下型1、中型2および上型3を組み合わせて型締めした際には、上型3の熱がノルボルネン系樹脂27の上方から下方へと伝熱していく。この熱によりノルボルネン系樹脂27が固化する。
なお、本実施の形態においては、ノルボルネン系樹脂27の露出部を上型3の下面に設けられた突出部11にて押圧したが、これに限ることなく、下面の形状がキャビティ25の上面開放部26と略同形状である略直方体の上型を用い、上型の下面全体にてノルボルネン系樹脂27の露出部を押圧する構成としてもよい。
また、第4の工程における上型3による型締めでは、上型3と中型2の上面を接触させるのではなく、図8の鎖線A−Aに示される所定の型締め位置で上型3の下降を停止させ、中型2と上型3の間に図8の両端矢印Bで示される僅かな隙間を設けている。この型締め位置は、所望の製品設計高さ形状により決定されるものである。
そして、この状態を10秒程度保った後、第5の工程に移る。
図9に示すように、第5の工程では下型1を中型2から型開きする。この時、キャビティ25に注入されたノルボルネン系樹脂27は上型3の熱により十分に固化され、コンデンサ素子12はノルボルネン系樹脂27にて被覆された状態となっている。
第6の工程では、図10で示されるように、上型3を上記の型締め位置(図8の鎖線A−A)からさらに下降させ、上型3と中型2を接触させる。この結果、図10のごとくコンデンサ素子12は中型2から押し出され、図11で示されるノルボルネン系樹脂27にて被覆されるとともにリードフレーム13が接続された状態のコンデンサ素子12が取り出される。この固化した状態のノルボルネン系樹脂27はコンデンサ素子12の外装体28に相当する。
なお、図2(a)と図2(b)にて示した中型2の上面開口部7と下面開口部8に関して、上面開口部7を下面開口部8よりも若干小さくし、中空部6の断面形状を下方に向けてテーパ状とすることが望ましい。このように、上面開口部7を下面開口部8よりも若干小さくすると、コンデンサ素子12は中型2から押し出す際に、コンデンサ素子12を被覆した外装体28の側面が中型2の中空部6の側面に擦れることなく、中型2からコンデンサ素子12を容易に取り出すことができるからである。
以上、説明したように、第1の工程から第6の工程を経ることによって外装体28が被覆されるとともにリードフレーム13が接続された状態のコンデンサ素子12を形成することができる。
さらに、図11の鎖線C−Cで示されるリードフレーム13の所定の位置を適宜切断し、リードフレーム13を外装体28側に折り曲げることで、ノルボルネン系の樹脂モールド型コンデンサが完成する。
この完成した樹脂モールド型コンデンサを図12に示す。図12(a)は樹脂モールド型コンデンサの外観を示す斜視図であり、図12(b)は樹脂モールド型コンデンサの側面図である。なお、図12(b)においては、この樹脂モールド型コンデンサの構造をわかりやすく示すため、外装体28を透視して図示している。
図12(a)に示されるように、本実施の形態の製造方法により製造された樹脂モールド型コンデンサは、キャビティ25の形状、すなわち略直方体の形状となっている。折り曲げられたリードフレーム13は、この樹脂モールド型コンデンサにおいて陽極端子29(図12(a)においては図示せず)、陰極端子30となる。これら陽極端子29および陰極端子30は樹脂モールド型コンデンサの側面および下面に配置される。
なお、図12(b)に示されるように、リードフレーム13は上述した分離部17が予め設けられているため、陽極端子29は陰極端子30と分離され、これらが短絡することはない。
以下、本実施の形態における製造方法の効果について説明する。
まず、本実施の形態における製造方法によると、十分に外装体にて覆われた樹脂モールド型コンデンサを製造することができ、樹脂モールド型コンデンサの信頼性を向上させることができる。
これは、第4の工程において、下型1の温度T1および中型2の温度T2が上型3の温度T3よりも低く設定されていることによる。
すなわち、ノルボルネン系樹脂27を硬化させる際に、下方の型の温度を上方の型に比べて低く設定することにより、ノルボルネン系樹脂27が本来コンデンサ素子12を被覆するべき位置に十分に行き渡らない内に固化してしまうことを防ぐことができるのである。
そして、上型3の熱がノルボルネン系樹脂27に伝熱することで、ノルボルネン系樹脂27が加熱されて硬化される。
つまり、本実施の形態における製造方法では、図6のキャビティ25内をノルボルネン系樹脂27にて十分に充填することができ、コンデンサ素子12を十分に被覆させることができる。
なお、コンデンサ素子12をより効率的に被覆するためには、さらにノルボルネン系樹脂27の粘度を最適に選択することが重要である。このノルボルネン系樹脂27の粘度は、エラストマー類を添加することで調節できる。エラストマー類としては、例えば、天然ゴム、SBR(スチレン−ブタジエン共重合体)、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン共重合体)、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー)などを用いることができる。エラストマー類の添加量によって、30℃において、5cps(5×10−3Pa・s)〜2000cps(2Pa・s)程度の範囲で粘度を調節できる。
また、ノルボルネン系樹脂27は基本的に硬化速度の速いものであるが、この硬化速度は活性調節剤を添加することである程度調節できる。活性調節剤としてはメタセシス触媒を還元する作用を持つ化合物などを用いることができ、アルコール類、ハロアルコール類、あるいはアセチレン類が好適である。また、メタセシス触媒の種類によっては活性調整剤としてルイス塩基化合物を用いることができる。特に本実施の形態においては、活性調節剤としてイソプロピレンアルコールを用いている。
また、一般的にノルボルネン系樹脂27は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂と比較して硬化速度が速いものであるため、上述の効果に加えて本実施の形態における製造方法によると優れた生産性を達成することが可能である。
さらに、一般的にノルボルネン系樹脂はエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂と比較して耐湿性や剛性に関しても優れている。したがって、本実施の形態における製造方法にて製造された樹脂モールド型コンデンサは、優れた耐湿性、強度、耐衝撃性を確保しており、信頼性の高いものである。
なお、本実施の形態の製造方法のごとく金型内に樹脂を注入し、上方から下方に向けて熱を伝熱させた場合、この注入された樹脂は上方から下方へと順に硬化することになり、硬化時の樹脂内には残留応力(応力差)が発生しやすい。例えばノルボルネン系樹脂27の代わりにエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いて、本実施の形態の製造方法により樹脂モールド型コンデンサを製造した場合、この残留応力により、完成品の樹脂モールド型コンデンサに反りやクラックが発生してしまう可能性がある。一方、本実施の形態の製造方法は、粘度が比較的低く、かつ硬化速度の速いノルボルネン系樹脂27を用いているため、残留応力の影響を受けにくく、完成品の樹脂モールド型コンデンサの信頼性に問題は生じにくい。
また、第3の工程において、下型1の温度T1は40℃〜60℃に設定されていることが望ましい。
一般的にノルボルネン系樹脂27は室温であっても硬化するものではあるが、本実施の形態においては第3の工程における下型の温度を少なくとも60℃以下に設定していると、注入したノルボルネン系樹脂27が固化する前にキャビティ25全体に行き渡ることが確認されている。
また、生産性を考慮した場合、下型1の温度があまりに低温であると、成形に要する時間が長くなってしまうため、下型1の温度の下限は40℃とすることが望ましい。
したがって、第3の工程において、下型1の温度T1は40℃〜60℃に設定されていることが望ましい。
さらに、第3の工程において、中型2の温度T2は60℃〜80℃に設定されていることが望ましい。
これは、T2が60℃〜80℃であれば、ノルボルネン系樹脂27をキャビティ25内に行き渡る前に固化させてしまうことはなく、また中型2を予めある程度加熱しておくことで生産性を向上させることができるためである。
また、第3の工程において、上型3の温度T3は80℃〜120℃に設定されていることが望ましい。
これは、T3を80℃〜120℃とすれば、ノルボルネン系樹脂27を十分に固化させることができるからである。
また、第1の工程においては、下型1のガイドピン5をリードフレーム13の貫通孔16に貫挿させることで、コンデンサ素子12を下型1上に位置決めしている。このように、ガイドピン5を用いることで、コンデンサ素子12を下型1上に正確に位置決めすることができる。なお、本実施の形態においてはガイドピン5を円筒状としたが、これに限られるものではない。例えば角柱状などとしても、同様の効果を得ることができる。
さらに、第1の工程を経ることによってリードフレーム13の貫通孔16から突出した状態のガイドピン5を中型2の下面に設けられたガイド穴10に嵌合させることで、正確に下型1と中型2を型締めすることができる。この結果、コンデンサ素子12を精度良く中型2の中空部6に配置させることができる。
このように、本実施の形態においてはガイドピン5を用いて、コンデンサ素子12の下型1における位置決め、さらにコンデンサ素子12の中型2の中空部6への配置を正確に行うことを実現している。
また、本実施の形態においては、第4の工程において、キャビティ25の上面開放部26から露出したノルボルネン系樹脂27の露出部の略全面を上型3の下面に設けられた突出部11にて押圧している。これにより、上型3の熱をノルボルネン系樹脂27に伝熱させ、ノルボルネン系樹脂27を固化させている。ノルボルネン系樹脂27の露出部を突出部11にて押圧する構成としたのは、第6の工程においてノルボルネン系樹脂27にて被覆されたコンデンサ素子12を押し出す際に、上型3の下面の突出部11以外の面をストッパーとして用いるためである。すなわち、コンデンサ素子12を押し出す際、上型3の下面と中型2の上面が接触し、ストッパーとしての役割を果たすことで、コンデンサ素子12を必要以上に下方に押し出してしまうことを防止できる。この結果、コンデンサ素子12、外装体28、およびリードフレーム13の破損を防ぐことができ、本実施の形態における製造方法の生産性を向上させることができる。
また、図13に示すように、座板4の上部を弾性を有するシート状の材料にて覆う構成とした下型1を用いてもよい。すなわち、中型2との接触面に弾性面31を形成する構成としてもよい。この構成によると、下型1と中型2を型締めした際に、この弾性面31が中型2の下面の形状に応じて変形し、下型1と中型2の密着性を向上させることができる。この結果、第3の工程においてノルボルネン系樹脂27をキャビティ25内に注入した際、ノルボルネン系樹脂27が下型1と中型2との隙間から漏出してしまう可能性を低減することができる。なお、弾性面31を形成する材料としてはシリコン、ウレタン等のゴム系材料を用いるとよい。本実施の形態の製造方法における下型1の温度の範囲内では、これらゴム材料の特性が変化してしまうようなことはなく、製造過程や完成品としての樹脂モールドコンデンサの品質に問題が生じることはない。
同様の理由で、下型1の全体を弾性を有する材料にて構成してもよい。この場合も、下型1と中型2の密着性を向上させることができ、ノルボルネン系樹脂27が下型1と中型2との隙間から漏出してしまう可能性を低減することができる。
また、中型2全体を弾性を有する材料にて構成してもよい。この構成によると、下型1と中型2を型締めした際に、下型1と中型2の密着性を向上させることができ、ノルボルネン系樹脂27が下型1と中型2との隙間から漏出してしまう可能性を低減することができる。さらに、中型2と上型3を型締めした際にも、中型2と上型3の密着性を向上させることができ、ノルボルネン系樹脂27が中型2と上型3との隙間から漏出してしまう可能性を低減することもできる。
なお、本実施の形態の製造方法は、図14に示すように、複数の樹脂モールド型コンデンサを同時に成形する成形型にも適用できる。
すなわち、図14に示すように下型32、中型33、上型34には同時に4つの樹脂モールド型コンデンサを成形するために、下型32に計8つのガイドピン35、中型33に計4つの中空部36、上型34に計4つの突出部(図示せず)が備えられている。
この成形型に本実施の形態の製造方法を適用することで同時に4つの樹脂モールド型コンデンサを成形することができ、またこの成形型によって製造された樹脂モールド型コンデンサも、上述の樹脂モールド型コンデンサと同様に十分に外装体にて覆われた信頼性の高いものとなっている。
なお、図14においては同時に4つの樹脂モールド型コンデンサを成形する成形型を示したが、これに限られることなく4つ以外の数量を製造する成形型にも本実施の形態の製造方法を適用することは可能である。
本発明の製造方法によると、十分に外装体にて覆われた樹脂モールド型コンデンサを製造することができ、樹脂モールド型コンデンサの信頼性を向上させることができる。さらに、樹脂モールド型コンデンサの外装体として用いられたノルボルネン系樹脂は優れた耐湿性、強度、耐衝撃性を有している。これらより、本発明の製造方法による樹脂モールド型コンデンサは各種電子機器、電気機器、産業機器、自動車等に用いられるコンデンサとして好適に機能し得る。
1 下型
2 中型
3 上型
4 座板
5 ガイドピン
6 中空部
7 上面開口部
8 下面開口部
9 窪み
10 ガイド穴
11 突出部
12 コンデンサ素子
13 リードフレーム
14 第1の折り曲げ部
15 第2の折り曲げ部
16 貫通孔
17 分離部
18 電極素子
19 アルミニウム箔
20 アルミエッチング層
21 陽極体
22 誘電体層
23 導電性高分子層
24 陰極層
25 キャビティ
26 上面開放部
27 ノルボルネン系樹脂
28 外装体
29 陽極端子
30 陰極端子
31 弾性面
32 下型
33 中型
34 上型
35 ガイドピン
36 中空部

Claims (10)

  1. 上下方向に組み合わされる複数の型を用いた樹脂モールド型コンデンサの製造方法であり、
    リードフレームが接続されたコンデンサ素子を下型の所定の位置に載置する第1の工程と、
    第1の工程の後、中型の中空部に前記コンデンサ素子を収容するように、前記下型と前記中型を型締めする第2の工程と、
    第2の工程の後、前記下型の表面と前記中型の前記中空部にて形成される上面開放型のキャビティに液状のノルボルネン系樹脂を注入する第3の工程と、
    第3の工程の後、前記キャビティの上面開放部から露出した前記ノルボルネン系樹脂の露出部の略全体を上部から押圧するように上型を型締めする第4の工程とを少なくとも含み、
    前記第4の工程において、前記下型の温度T1および前記中型の温度T2を前記上型の温度T3よりも低く設定することにより、前記上型の温度T3により前記ノルボルネン系樹脂を硬化させるようにした樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  2. 第4の工程において、前記下型の温度T1は40℃〜60℃に設定された請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  3. 第4の工程において、前記中型の温度T2は60℃〜80℃に設定された請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  4. 第4の工程において、前記上型の温度T3は80℃〜120℃に設定された請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  5. 前記下型の上面にガイドピンを植設し、第1の工程において、前記ガイドピンを前記リードフレームに設けられた貫通孔に貫挿させることにより、前記リードフレームが接続されたコンデンサ素子を前記下型に位置決めする請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  6. 第2の工程において、前記リードフレームの前記貫通孔から突出した前記ガイドピンを前記中型の下面に設けられたガイド穴に嵌合させることにより、前記下型と前記中型を型締めする請求項5に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  7. 前記上型の下面に設けられた前記キャビティの上面開放部と略同形状の突出部を設け、第4の工程において、前記キャビティの上面開放部からの前記ノルボルネン系樹脂の露出部は前記突出部により押圧される請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  8. 前記下型の少なくとも前記中型と接触する面に弾性を有する材料を配設した請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  9. 前記下型を構成する材料として弾性を有する材料を用いた請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
  10. 前記中型を構成する材料として弾性を有する材料を用いた請求項1に記載の樹脂モールド型コンデンサの製造方法。
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