JP5353178B2 - ポリエステルフィルムならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトおよび太陽電池用 - Google Patents

ポリエステルフィルムならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトおよび太陽電池用 Download PDF

Info

Publication number
JP5353178B2
JP5353178B2 JP2008271686A JP2008271686A JP5353178B2 JP 5353178 B2 JP5353178 B2 JP 5353178B2 JP 2008271686 A JP2008271686 A JP 2008271686A JP 2008271686 A JP2008271686 A JP 2008271686A JP 5353178 B2 JP5353178 B2 JP 5353178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
light
weight
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008271686A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010099878A (ja
Inventor
秀樹 藤井
和典 田中
昌寛 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2008271686A priority Critical patent/JP5353178B2/ja
Publication of JP2010099878A publication Critical patent/JP2010099878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5353178B2 publication Critical patent/JP5353178B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

本発明は、光反射板としての使用に好適なポリエステルフィルムに関する。
液晶ディスプレイの光源として、従来、ディスプレイの背面からライトをあてるバックライト方式や、特許文献1に示されるような光反射フィルムが、薄型で均一に照明できるメリットから広く用いられている。その際、照明光の画面背面への逃げを防ぐため、画面の背面に光反射板を設置する必要があるが、この反射板には薄さと、光の高反射性が要求されることから、フィルム内部に微細な気泡を含有させ、該気泡界面で光を反射させることにより白色化された白色フィルムなどが主に用いられる。
また、太陽電池においてはセル面を透過してきた光をセル側に反射して返すことによって有効に光を利用するためにセルの背面に白色化されたフィルム配し、光反射板として利用する。
この微細な気泡の形成は、フィルム母材、たとえばポリエステル中に、高融点の非相溶ポリマーを細かく分散させ、それを延伸(たとえば二軸延伸)することにより達成される。延伸に際して、非相溶ポリマー粒子周りにボイド(気泡)が形成され、これが光反射作用を発揮するため、白色化され、高反射率を得ることが可能となる(特許文献2)。
反射板で反射された光は拡散され、真上に指向性がある光以外はプリズムで反射され、反射板との間で反射を繰り返し、最終的に光の指向性を高めた状態で液晶セルに送られる。この場合、反射板の反射効率が低かったり、系内に光の漏れや減衰させる要因があったりすると、反射を繰り返すうちに光ロスが発生してエネルギー効率が悪くなるため画面の輝度が低下したり、また経済性が低下したりする。
さらに、ディスプレイの色再現性の観点からは、光反射板はあらゆる色(波長)の光を一様に反射することが求められる。
一方、冷陰極管から放射される紫外線によるフィルムの黄変色を防ぐために紫外線吸収層を積層した白色フィルムも提案されている(特許文献3、4)。
これら反射フィルムにおいて、輝度の諸特性を改善するための様々な方法が開示されている。例えば、エッジライト方式での輝度向上を図るために、光源と反対側のフィルム面に光隠蔽層を設ける方法が開示されている(特許文献5)。また、球状粒子とバインダーとの屈折率差を選択することにより、光拡散性を制御し、光拡散シートによる正面輝度を改善する方法が開示されている(特許文献6)。さらに、直下型バックライトにおける反射シートにおいて、光源側のフィルム面の拡散性を制御することにより、バックライトでの輝度ムラを改善する方法も開示されている(特許文献7)。
特開2003−160682号公報 特公平8−16175号公報 特開2001−166295号公報 特開2002−90515号公報 特開2002−333510号公報 特開2001−324608号公報 特開2005−173546号公報
光反射フィルムの反射効率を高めたまま、ランプ光源から放出されるあるいは太陽光の紫外線(以下、UVという)から光反射フィルムの劣化を防ぐ必要がある。従来知られた方法としては、白色フィルムにUV吸収剤を厚く塗布して、ポリエステル樹脂に到達する紫外線量を低減する方法があった。しかし、後加工で処理するため、経済性、リードタイムに問題があった。また、小型軽量化や加工性の観点から反射板として用いるフィルムは薄い方が望ましいが、入射した光が背面に漏洩すると反射効率が低下するため漏洩は極力抑える必要がある。
本発明は、かかる問題点を解決し、サイドライト方式の液晶ディスプレイ、直下型ライト方式の液晶ディスプレイに使用された場合に高い輝度を得ることができるとともに、ランプまたは太陽からの紫外線による色調変化が少なく、背面への光漏洩を防ぐことができる経済性に優れた光反射用の目的に好適に使用できる白色ポリエステルフィルムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の本旨とするところをこの目的に沿う本発明の液晶ディスプレイ反射用白色ポリエステルフィルムは、ポリエステル樹脂を主成分とするA層、B層、C層の3層を少なくとも有するポリエステルフィルムであって、B層は気泡を含有する層で、A層とC層はそれぞれフィルムの最外層として位置する実質的に気泡を含有しない層であり、A層は無機粒子および/または光安定剤として二酸化チタンおよび/または硫酸バリウムおよび/または光安定剤を含有しており(但し、二酸化珪素のみ含む場合を除く)、A層に照度:100mW/cm、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間でUV照射した後の黄色み変化量(Δb値)が5以下、かつ、A層の厚みはC層よりも薄くA層の厚みが3〜8μm、C層の厚みが7〜30μmであるポリエステルフィルム、であり、また、それらの好ましい態様であり、また、該フィルムを用いた光反射板や液晶ディスプレイ用バックライトや太陽電池である。
本発明によれば、液晶ディスプレイに使用するに好適な、安価で耐紫外線性があり、高い反射率・輝度を得ることが出来る光反射用フィルム供給することができる。本発明は反射板として、特にテレビなど大型の直下型ライト方式の液晶ディスプレイにおいても高い反射性能を発揮する。また、ノートパソコンや携帯電話など、比較的小型でサイドライト方式の液晶ディスプレイとして高い反射性能・輝度を有するものである。また、太陽電池用のバックシートとして光反射用フィルムを封止材として用いても、太陽光から電気へ変換する効率に寄与するほか太陽光からの紫外線についても耐性を付与することができる。
本発明の白色フィルムは、ポリエステル樹脂を主成分とするA層、B層、C層の3層を少なくとも有するポリエステルフィルムであり、B層は気泡を含有し、A層とC層はそれぞれフィルムの最外層として位置する実質的に気泡を含有しない層であり、A層は無機粒子および/または光安定剤を含有しており(但し、二酸化珪素のみ含む場合を除く)、A層に照度:100mW/cm、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間でUV照射した後の黄色み変化量(Δb値)が5以下、A層の厚みが3〜8μmであるポリエステルフィルムである。本発明のポリエステルフィルムは、反射板として使用されるときには、通常はA層を光の入光側の層として、C層を裏面側の層あるいは背面層として用いられる。このような使用態様においては、A層は光を散乱させる役割と共に紫外線からフィルムを保護する役割が必要とされ、C層は背面への光漏洩を防ぐ役割、製膜を安定化させる支持層の役割が必要とされる。
本発明に使用するポリエステルとは、ジオールとジカルボン酸、あるいは、ヒドロキシカルボン酸、あるいはそれらの誘導体とから縮重合によって得られるポリマーである。ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、などで代表されるものであり、またジオールとしては、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノールなどで代表されるものである。具体的には例えば、ポリメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタート、ポリエチレン−p−オキシベンゾエート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートなどがあげられる。本発明においては、特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが好ましい。また、ポリエチレンテレフタレートは耐水性、耐久性、耐薬品性などに優れており最も好ましい。
これらのポリエステルはホモポリエステルであっても、コポリエステルであっても良く、共重合成分としてはたとえば、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレングリコールなどのジオール成分、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などのジカルボン酸成分があげられる。
本発明において、「主成分とする」とは後述するB層の気泡の中に樹脂が存在している場合のその樹脂、および、無機粒子を除いた全成分の重量に対する割合が60重量%以上であることをいい、耐熱性や製膜性の観点から好ましく80重量%以上であり、更に好ましくは90重量%以上である。
また、このポリエステルの中には、公知の各種添加剤、例えば、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加されていても良い。
本発明のフィルムにおいて、A層の光散乱性は主に表面粗さを制御することにより調整することができる。ポリエステル樹脂に屈折率の異なる粒子を添加する方法が挙げられる。
本発明においては、A層の厚みは3〜8μmである。本発明のフィルムはB層が気泡を有する層であるために、A層の厚みが3〜8μmであると該気泡に起因してA層の表面に適度な凹凸が形成され、光の散乱性が極めて良好になるのである。加えて、紫外線吸収能を有する無機粒子や光安定剤を含んだときには紫外線への耐性も良好で、輝度の高いフィルムとすることができる。A層を光源側に配置すると紫外線のエネルギーによってA層は徐々に分解を受けるのであるが、A層の厚みが3μm未満であると、ポリエステルの光分解が輝度に対して悪影響を及ぼし、高い輝度を維持することができないのである。一方、 8μmを超える場合は、A層における光エネルギーのロスが無視できなく、B層のボイドへ光が十分に届かないため、またB層に届いた光もボイド界面で多重反射したのち効率的にフィルム外部に出射出来ないため、光路長が長くなり、ロスとなる。そのため、高い輝度を得ることができない。A層の厚みの好ましい範囲は3μm〜7μmであり、更に好ましくは、4〜6μmである。また、A層の厚みはC層よりも薄いことが高い輝度と生産性の両立をはかる上で望ましい。より望ましくはC層の厚みからA層の厚みを差し引いた値が4μm以上27μm以下であることが望ましい。
また、C層は、厚くても構わないが、30μmを超える場合は、全体厚みに対してのB層の厚みを薄くすることとなり、その結果、ボイド界面の厚み方向における数が減るので高い反射率・高い輝度が得られなくなりかねない。一方、C層の厚みが7μm以上であると、フィルムの生産が安定的に行なうことができるために好ましい。C層には、光の漏洩を防ぐなどの目的で白色顔料を添加することが望ましい。
A層とC層はフィルムの最外層として位置し、実質的に気泡を含有しない。実質的に気泡を含有しないとは、空隙率が10%未満である層状態をいい、従って、A層とC層の厚みは、断面を電子顕微鏡観察したときに表面から実質的に気泡が含有されていない深さまでの厚みとして求まる。なお、3〜8μmの厚みを持つ層がA層であるが、表裏何れの層も3〜8μmの厚みを持つ場合、紫外線吸収性の無機粒子または光安定剤を含有する層の方をA層とし、次いで、共に紫外線吸収性の無機粒子または光安定剤を含有するときは無機物の含有量が少ない層の方をA層とし、次いで、無機物の含有量が等しいときは薄い層の方をA層とする。
本発明のフィルムのB層は、A層とC層の間に存在し、微細な気泡を含有している。気泡を有するとは、空隙率が10%以上である層を意味する。気泡はポリエステル中に、ポリエステルと非相溶な高融点の樹脂や無機粒子を細かく分散させ、それを延伸(たとえば二軸延伸)することにより形成することが好ましい。延伸したときに、この非相溶の樹脂あるいは無機粒子の周りに気泡が形成され、該気泡と樹脂との屈折率差によりその界面において入射してきた光は反射するためフィルムは白色化し、高い反射率を得ることが可能となる。ポリエステルに対して非相溶なポリマー(以下、非相溶ポリマーと略すことがある)としては、例えば、ポリ−3−メチルフテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリビニル−t−ブタン、1,4−トランス−ポリ−2,3−ジメチルブタジエン、ポリビニルシクロヘキサン、ポリスチレン、ポリメチルスチレン、ポリジメチルスチレン、ポリフルオロスチレン、ポリ−2−メチル−4−フルオロスチレン、ポリビニル−t−ブチルエーテル、セルロールトリアセテート、セルロールトリプロピオネート、ポリビニルフルオライド、非晶ポリオレフィン、環状オレフィン共重合樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレンなどから選ばれた融点180℃以上のポリマーである。中でもポリエステル母材に対して、ポリオレフィン、特にポリメチルペンテン、環状オレフィンが好ましい。環状オレフィン共重合樹脂とは、エチレンと、ビシクロアルケン及びトリシクロアルケンからなる群から選ばれた少なくとも1種の環状オレフィンとからなる共重合体である。また、無機粒子としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、リン酸カルシウム、アルミナ、マイカ、雲母チタン、タルク、クレー、カオリン、フッ化リチウム、フッ化カルシウム等からなる群から選ばれる粒子が挙げられる。
非相溶ポリマー(たとえばポリオレフィン)の添加量としては、非相溶ポリマーが含有される層全体の重量を100重量%としたときに、5重量%以上40重量%以下であることが好ましい。更に好ましくは10重量%以上30重量%以下、更に好ましくは15重量%以上25重量%以下である。5重量%未満の場合、白色化の効果が薄れ、高い反射率が得にくくなり、40重量%を超えるとフィルム自体の強度等の機械特性が低くなりすぎるおそれがあり、延伸時にフィルム破れ等が生じやすくなって生産性が低下するおそれがある。光学特性との関係については、非相溶ポリマーの添加量を増加させるにつれて、ボイド核が増加し、ボイド層数が増加することから、反射率が向上し高輝度に貢献する。
非相溶ポリマーを0.2〜5μmに分散させるには、分散助剤を添加することが有効である。分散助剤とは、分散を促進させる効果を持つ化合物のことであり、以下に挙げるような化合物にその効果が認められる。分散助剤としては熱可塑性ポリエステルエラストマーが用いられる。例えば、ポリエチレングリコール、メトキシポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリアルキレングリコール、シクロヘキサンジメタノール共重合体、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合体、さらにはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホネートナトリウム塩、グリセリンモノステアレート、テトラブチルホスホニウム、パラアミノベンゼンスルホネートなどで代表されるものである。本発明のフィルムの場合、特にポリアルキレングリコール、中でもポリエチレングリコールが好ましい。また、ポリブチレンテレフタレートとポリテトラメチレングリコールの共重合体なども、非相溶ポリマーの分散性を向上させるために好ましく用いられる。添加量としては、非相溶ポリマーを含有するその層全体を100重量%として、3重量%以上40重量%以下が好ましい。3重量%以下だと添加の効果が薄れ分散性が悪くなるおそれがあり、40重量%以上だとフィルム母材本来の特性を損なうおそれがある。このような分散助剤は、予めフィルム母材ポリマー中に添加してマスターポリマ(マスターチップ)として調整可能である。光学特性との関係については、分散助剤を添加し、3重量%以上40重量%以下の領域までは、分散径が極度に小径化することから、同厚み当たりのボイド層数が増加し、反射率が向上し、画面の高輝度化に寄与する。40重量%より大きい領域では、添加量を増加させても分散径は、小径化しないことがあり添加しても効果がないことがある。
前述の如く、白色ポリエステルフィルムが微細な気泡を含有することにより、該ポリエステルフィルムの見かけ比重は通常のポリエステルフィルムよりも低くなる。さらに分散助剤を添加すれば、さらに比重は低くなる。つまり、白くて軽いフィルムが得られる。本発明の液晶ディスプレイ用白色ポリエステルフィルムを、液晶ディスプレイ反射板用基材としての機械的特性を保ちながら、軽量にするには、見かけ比重が0.5以上1.2以下であることが好ましい。好ましくは0.5以上1.0以下、より好ましくは0.55以上0.8以下であることが好ましい。あるいは、B層の空隙率として30%以上65%以下、より好ましくは40%以上60%以下であることが好ましい。
見かけ比重を0.5以上1.2以下あるいはB層の空隙率として30%以上65%以下とするためには、上記のごとく非相溶ポリマー、例えば比重0.83のポリメチルペンテンを用いた場合、層全体に対して5重量%以上25重量%以下含有させ、延伸倍率を2.5〜4.5とすることにより達成することができる。見かけ比重が本発明の範囲にあると、フィルム強度を保ったまま微細な気泡を多数存在させることが出来、高反射率を得ることが出来る。すなわち、液晶ディスプレイ反射板として使用した場合、画面の明るさにおいて、顕著に優れた輝度を発揮する。
反射フィルムを使用するバックライトの他の部材の形態により、光拡散性を必要とする場合もある。この場合、A層に粒子をより多く含有させることによって、光沢度を70%以下に制御することもできる。
A層および/またはC層に含有できる無機粒子および/または光安定剤として、無機粒子については、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、リン酸カルシウム、アルミナ、マイカ、雲母チタン、タルク、クレー、カオリン、フッ化リチウム、フッ化カルシウム等からなる群から選ばれる粒子を用いることができる。また、紫外線吸収能を有するものであることが望ましい。
得られる反射フィルムの光反射性を勘案すれば、無機粒子は用いるポリエステルとの屈折率の差が大きいものが好ましく、すなわち、無機粒子としては屈折率が大きいもの、基準としては1.6以上が好ましい。具体的には、屈折率が1.6以上である炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛を用いることがさらに好ましく、これらの中でも酸化チタンが特に好ましい。酸化チタンを用いることにより、より少ない充填量でフィルムに高い反射性能を付与することができ、また、薄肉でも高い反射性能のフィルムを得ることができる。
酸化チタンとしては、例えば、アナタース型酸化チタン及びルチル型酸化チタンのような結晶型の酸化チタンを挙げることができる。用いるポリエステルとの屈折率の差を大きくするという観点からは、屈折率が2.7以上の酸化チタンであることが好ましく、例えば、ルチル型酸化チタンを用いることが好ましい。さらに、酸化チタンの中でも純度の高い高純度酸化チタンを用いるのが特に好ましい。ここで、高純度酸化チタンとは、可視光に対する光吸収能が小さい酸化チタン、すなわち、バナジウム、鉄、ニオブ、銅、マンガン等の着色元素の含有量が少ないものの意である。本発明では、酸化チタンに含まれるバナジウムの含有量が5ppm以下である酸化チタンを高純度酸化チタンと称すことにする。高純度酸化チタンとしては、例えば塩素法プロセスにより製造されるものを挙げることができる。塩素法プロセスでは、酸化チタンを主成分とするルチル鉱を1000℃程度の高温炉で塩素ガスと反応させて、まず、四塩化チタンを生成させる。次いで、この四塩化チタンを酸素で燃焼することにより、高純度酸化チタンを得ることができる。なお、酸化チタンの工業的な製造方法としては硫酸法プロセスもあるが、この方法によって得られる酸化チタンには、バナジウム、鉄、銅、マンガン、ニオブ等の着色元素が多く含まれるので、可視光に対する光吸収能が大きくなる。従って、硫酸法プロセスでは高純度酸化チタンは得られ難い。
また、本実施形態で用いる酸化チタン(高純度酸化チタン)は、表面をシリカ、アルミナ、及びジルコニアの中から選ばれた少なくとも一種類の不活性無機酸化物で被覆処理されていると、フィルムの耐光性が高まり、酸化チタンの光触媒活性が抑制され、酸化チタンの高い光反射性を損なうことがないので好ましい。さらに二種類或いは三種類の不活性無機酸化物を併用して被覆処理されたものがより好ましく、中でもシリカを必須とする複数の不活性無機酸化物の組み合わせが特に好ましい。
なお、無機粒子の樹脂への分散性を向上させるために、微粉状充填剤の表面に、シリコン系化合物、多価アルコール系化合物、アミン系化合物、脂肪酸、脂肪酸エステル等で表面処理を施したものを使用するのもよい。
表面処理剤としては、例えば、酸化チタンの表面をシロキサン化合物、シランカップリング剤等から選ばれた少なくとも一種類の無機化合物を用いることができ、これらを組み合わせて用いることもできる。さらに、シロキサン化合物、シランカップリング剤、ポリオール及びポリエチレングリコールからなる群から選ばれた少なくとも一種の有機化合物等を用いることができる。また、これらの無機化合物と有機化合物とを組み合わせて用いてもよい。無機粒子は、その数平均二次粒径が0.05μm以上、7μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1μm以上、3μm以下である。数平均二次粒径が0.05μm以上であれば、ポリエステル系樹脂への分散性が低下することがないので、均質なフィルムが得られる。また粒径が7μm以下であれば、形成される空隙が粗くなることはなく、高い反射率のフィルムが得られる。
また、エッジライト方式のバックライト光源では反射フィルムの平面性が高すぎるとフィルムと導光板が強く密着する箇所ができてしまい、そこで光の反射角度が変わることにより液晶画面内輝度にムラが発生してしまうことがある。そこで表面にある程度の粗さを持たせ画面と反射フィルムの密着性を低下させることができる点では、無機粒子の数平均二次粒径は3μm以上7μm以下のものを含むことが望ましく、より好ましくは3〜5μmである。3μm以下だと、表面の粗さが低くなるためフィルムと導光板の密着性が高くなってしまうことがある。7μm以上だと、粒子が非常に粗大化しているために粒子が脱落しやすく、導光板にキズをつけてしまうことがある。一方で直下型方式では導光板と反射フィルムの間に冷陰極管があるため、導光板と反射フィルムが直接接することがなく導光板のキズ及び密着画面ムラの発生の心配はない。
さらに、無機粒子として酸化チタンを用いる場合、数平均二次粒径が0.1μm以上、1μm以下であることが好ましく、0.2μm以上、0.5μm以下であることがさらに好ましい。酸化チタンの数平均二次粒径が0.1μm以上であれば、ポリエステル系樹脂への分散性が良好であり、均質なフィルムを得ることができる。また、酸化チタンの数平均二次粒径が1μm以下であれば、脂肪族ポリエステル系樹脂と酸化チタンとの界面が緻密に形成されるので、反射フィルムに高い光反射性を付与することができる。
ここで、バックライトの方式が直下型方式のバックライトのリフレクターに用いる場合には、A層および/またはC層に含有する粒子の量は、該層の重量に対して10重量%以上が好ましい。好ましくは15重量%以上、更に好ましくは17重量%以上である。耐UV性は、無機粒子の濃度が高いほど耐性が上がる傾向であるので上限には特に制限はないが、反射性能ひいては画面輝度の向上が望めないため、上限は25重量%程度である。また、無機粒子の添加量を多くしていくと、フィルムの延伸性を悪化させ、生産性を悪化させるため添加量を適正化することが好ましい。粒子の添加量については、上記理由から10重量%以上25重量%以下であることが好ましい。更に好ましくは、15重量%以上20重量%以下である。
本発明では、A層に光安定剤を有することが好ましく、光安定剤の含有量は、A層の総重量に対して0.1〜5重量%であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%、更に好ましくは1〜5重量%である。光安定剤の含有量が0.1重量%未満の場合は、耐光性が不十分となり、長時間使用している間にフィルムが劣化して、その反射特性が低下しやすくなる問題がある。一方、5重量%を超える場合には、光安定剤による着色によって反射特性が低下することがあり、好ましくない。C層についても同様に光安定剤を含有することは差し支えない。
反射板用に用いる場合、本発明のフィルムは、製膜後、塗布、乾燥、蒸着など後加工工程における熱を加える工程が入ることがある。さらに、バックライトに用いたときはバックライトユニットに付属する蛍光管からの発熱を直接受けることやロール状態での長期保管に耐え得るために、本発明で使用する光安定剤は、耐熱性に優れ、前述のポリエステルとの相溶性が良く均一分散できると共に、着色が少なく樹脂およびフィルムの反射特性に悪影響を及ぼさないものを選択することが望ましい。先の条件を満たす光安定剤であれば特に限定されないが、例えば、サリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、トリアジン系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系等の紫外線安定剤の各種のものが適用可能である。より具体的な適用例は以下の通りである。
(紫外線吸収剤)
サリチル酸系:p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート
ベンゾフェノン系:2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、2,2’−4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン
ベンゾトリアゾール系:2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、2(2’ヒロドキシ−5’−メタアクリロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’メチルフェニル]ベンゾトリアゾール
シアノアクリレート系:エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート
トリアジン系: 2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル]−6−(2,4−ジブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン
上記以外:2−エトキシ−2’−エチルオキザックアシッドビスアニリド、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、2−(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヒドロキシフェニル
(紫外線安定剤)
ヒンダードアミン系:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セパケート、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物
上記以外:ニッケルビス(オクチルフェニル)サルファイド、[2−チオビス(4−t−オクチルフェノラート)]−n−ブチルアミンニッケル、ニッケルコンプレックス−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−リン酸モノエチレート、ニッケル−ジブチルジチオカーバメート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ハイドロキシベンゾエート
これらの光安定剤の中でも、ポリエステルとの相溶性に優れる2,2’−4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノールの適用が好ましい。上記の光安定剤は、単独でも2種以上の併用であっても良い。特に好ましくは、トリアジン誘導体が性能面で優れている。
本発明のフィルムは上記説明したA層、B層、C層を含むものであるが、本発明の目的を阻害しない限り、A層/B層/C層の構成以外に、A層、B層、C層以外の層が含まれることは差し支えない。
本発明のポリエステルフィルムは、A層に照度:100mW/cm、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間でUV照射した後の黄色み変化量(Δb値)が5以下である。Δb値は好ましく4以下であり、より好ましくは3以下である。下限は特に限定されるものではないが、理論的にはゼロである。本発明のポリエステルフィルムは厚みが3〜8μmでありながら無機粒子や光安定剤が含有されることで上記Δb値を有するので、バックライト光源や太陽光の照射を長時間受けたとしても色変化を少なくできる点で有用である。また、反射板として輝度を損なうことがほとんど無い。
次に、本発明のポリエステルフィルムの製造方法について説明するが、かかる例に限定されるものではない。
非相溶ポリマーとしてポリメチルペンテンを、分散助剤としてポリエチレングリコール、ポリブチレンテレフタレートとポリテトラメチレングリコール共重合物を、ポリエチレンテレフタレートに混合し、それを充分混合・乾燥させて270〜300℃の温度に加熱された押出機αに供給する。必要な場合は、TiOなどの無機物添加剤を含んだポリエチレンテレフタレートを常法により押出機βに供給して、Tダイ3層口金内で押出機βからポリマーが両表層にくるようA層/B層/C層なる3層構成のフィルムを得ることができる。
この溶融されたシートを、ドラム表面温度10〜60℃に冷却されたドラム上で静電気力にて密着冷却固化し、該未延伸フィルムを80〜120℃に加熱したロール群に導き、長手方向に2.0〜5.0倍縦延伸し、20〜50℃のロール群で冷却する。続いて、縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持しながらテンターに導き90〜140℃に加熱された雰囲気中で長手に垂直な方向に横延伸する。延伸倍率は、縦、横それぞれ2.5〜4.5倍に延伸するが、その面積倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)は9〜16倍であることが好ましい。面積倍率が9倍未満であると得られるフィルムの白さが不良となり、逆に16倍を越えると延伸時に破れを生じやすくなり製膜性が不良となる傾向がある。こうして二軸延伸されたフィルムの平面性、寸法安定性を付与するために、テンター内で150〜230℃の熱固定を行い、均一に徐冷後、室温まで冷却して巻き取り本発明フィルムを得る。
本発明のフィルムは、A層面から測定した400〜700nmの波長における平均相対反射率が90%以上であることが好ましく、より好ましくは95%以上、特に好ましくは97%以上である。平均相対反射率が90%未満の場合には、適用する液晶ディスプレイによっては輝度が不足する場合がある。
このようにして得られる本発明の白色反射フィルムは、液晶バックライトの輝度向上を図ることができ、さらに好ましい態様によれば、長時間使用しても反射率の低下が少ないので、液晶画面用のエッジライトおよび直下型ライトの面光源の反射板、およびリフレクターとして好都合に使用することができる。これら面光源に使用するに際しては、本発明の白色反射用フィルムを、そのA層を光源側に向けて設置する。
かくして得られた本発明の液晶ディスプレイ反射用白色ポリエステルフィルムは、フィルム内部に微細な気泡が形成され高反射率が達成されており、サイドライトタイプ及び直下型ライトタイプの液晶ディスプレイの反射板として使用された場合に高い輝度を得ることができる。
また、太陽電池のバックシートとして、次のように配置することによって、
(太陽光入射側)「ガラス/EVA(エチレン−ビニルアセテート共重合体)/太陽電池セル/EVA/本発明のポリエステルフィルム」
太陽電池の背面が受ける太陽光からのUVに対して耐性があり、本発明のフィルムによる光反射性による発電効率の向上した太陽電池とすることができる。
〔物性の測定ならびに効果の評価方法〕
本発明の物性値の評価方法ならびに効果の評価方法は次の通りである。
(1)フィルム厚み・各層厚み
フィルムの厚みは、JIS C2151-2006に準じて測定した。
フィルムをミクロトームを用いて厚み方向に切断し、切片サンプルを得た。
該切片サンプルの断面を日立製作所製電界放射型走査電子顕微鏡(FE-SEM)S-800を用いて、3000倍の倍率で撮像し、撮像から層厚みを採寸し各層厚みを算出した。
(2)平均相対反射率
日立ハイテクノロジーズ製分光光度計(U―3310)に積分球を取り付け、標準白色板(酸化アルミニウム)を100%とした時の反射率を波長400〜700nmにわたって測定する。得られたチャートより5nm間隔で反射率を読み取り、算術平均して平均相対反射率とする。
(3)見かけ比重
フィルムを100×100mm角に切取り、ダイアルゲージを取り付けたものにて10点の厚みを測定し、厚みの平均値d(μm)を計算する。また、このフィルムを直示天秤にて秤量し、重さw(g)を10−4gの単位まで読み取る。このとき見かけ比重=w/d×100とする。
(4)相対輝度(直下型方式輝度)
図2に示すような181BLM07(NEC(株)製)のバックライト内に貼り合わせてある反射フィルムを所定のフィルムサンプルに変更し、点灯させた。その状態で1時間待機して光源を安定化させた後、液晶画面部をCCDカメラ(SONY製DXC−390)にて撮影し画像解析装置アイシステム製アイスケールで画像を取り込んだ。その後、撮影した画像の輝度レベルを3万ステップに制御し自動検出させ、輝度に変換した。
輝度評価として、東レ株式会社製#250E6SLを基準サンプル(100%)とし、
下記の通りの評価とした。
102%以上を優、
101%以上、102%未満を良、
100%以上、101%未満を可、
100%未満を不可とした。
(5)光沢度
スガ試験機製 デジタル変角光沢計(UGU―4D)を用いて、JIS K7105に準じ、入射角および受光角を60°にあわせて評価した。
(6)フィルム中の粒子の平均粒径
透過型電子顕微鏡HU−12型((株)日立製作所製)を用い、A層および/またはC層の断面を10,0000倍に拡大観察した断面写真から求めた。すなわち、断面写真の粒子部分を粒子形状に沿ってマーキングして、その粒子部分をハイビジョン画像解析処理装置PIAS−IV((株)ピアス製)を用いて画像処理を行い、測定視野内の計100個の粒子を真円に換算した時の数平均径を算出し、粒子の平均粒径とした。
(7)全光線透過率
JIS−K−7105−1981に準じて、 熱可塑性樹脂シートの光線透過率を、ヘイズメーター(スガ試験器製:IS−2B)を用いて測定した。なお、光線入射面はフィルムA層面とした。
(8)耐光性(黄色み変化:Δb値)
紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV−W131(岩崎電気(株)製)を用い、下記条件で強制紫外線照射試験を行った後、b値を求めた。3サンプルについて
促進試験を実施し、それぞれ試験前後のb値を測定し、その差の平均値を耐光性(黄色み変化量Δb値)とした。
Δb値は、UV照射後の黄色みb2初期の黄色みbとの変化量を示す。
Δb値 = UV照射後の黄色みb2―初期の黄色みb
「紫外線照射条件」
照度:100mW/cm、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間
耐光性評価結果を下記により判定し、Δb値を合格とした。
優:黄色み変化量Δb値が3未満
良:黄色み変化量Δb値が3以上4未満
可:黄色み変化量Δb値が4以上5未満。
不可:黄色み変化量Δb値が5以上 。
(9)製膜安定性
安定に製膜できるか、下記基準で評価した。
○:24時間以上安定に製膜できる。
△:12時間以上24時間未満安定に製膜できる。
×:12時間以内に破断が発生し、安定な製膜ができない。
(10)空隙率
フィルムをミクロトームを用いて厚み方向に切断し、切片サンプルを得た。
該切片サンプルの断面を日立製作所製電界放射型走査電子顕微鏡(FE-SEM)S-800を用いて、2000倍の倍率で撮像し、写真から空隙部分の面積をマーキングし算出した。
なお、実質的に気泡を含有しない層や気泡を含有する層の界面は0.5μm幅の厚みを測定範囲とし、該測定範囲をその初期位置をフィルム表面から0.5μmの厚みとし、フィルム表面からフィルム中心方向に移動させて各時点の空隙率を求めたときに、空隙率が10%を超える時点における該測定範囲のフィルム厚み方向中点を含むフィルム平面に平行な平面として求まる。
本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明する。しかし、本発明はこれら実施例により限定して解釈されるものではない。
ポリエチレンテレフタレートチップとしては、色調(JIS−K7105)がL値62.8、b値0.5、ヘイズ0.2%であるものを使用した。
[実施例1]
ポリエチレンテレフタレートの色調(JIS−K7105)がL値62.8、b値0.5、ヘイズ0.2%であるポリエチレンテレフタレートを使用し、ポリエチレンテレフタレート65重量部、ポリブチレンテレフタレートとポリテトラメチレングリコールの共重合物(PBT/PTMG、商品名:東レデュポン社製ハイトレル)を5重量部、全ジカルボン酸単位またはジオール単位中イソフタル酸を10mol%、分子量1000のポリエチレングリコール5mol%が共重合されたポリエチレンテレフタレート共重合体(PET/I/PEG)を10重量部、ポリメチルペンテン20重量部を調整混合し、180℃で3時間乾燥させた後、270〜300℃に加熱された押出機βに供給(B層)した。
一方、ポリエチレンテレフタレートのチップ34重量部に、数平均二次粒径0.25μmの二酸化チタン50重量%ポリエチレンテレフタレートマスターチップ(マスターチップ総量に対して二酸化チタン50重量%含有)を36重量部と、数平均二次粒径3.5μmの二酸化珪素粒子ポリエチレンテレフタレートマスター10重量部、(マスターチップ総量に対して二酸化珪素6重量%含有)ポリエチレンテレフタレートにイソフタル酸を18mol%共重合したもの(PET/I)を20重量部とを180℃で3時間真空乾燥した後、280℃に加熱された押出機Aに供給(A層、C層共に同じ組成物を用いた)し、これらポリマーをA層/B層/C層となり、フィルム層厚み比で4:209:12となるように積層装置を通して積層し、Tダイよりシート状に成形した。さらにこのフィルムを表面温度25℃の冷却ドラムで冷却固化した未延伸フィルムを85〜98℃に加熱したロール群に導き、長手方向に3.4倍縦延伸し、21℃のロール群で冷却した。続いて、縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持しながらテンターに導き120℃に加熱された雰囲気中で長手に垂直な方向に3.6倍横延伸した。その後テンター内で200℃の熱固定を行い、均一に徐冷後、室温まで冷却して巻き取り厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は50%であり、光反射用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、2.4%であった。耐光性は十分であり、相対輝度で高輝度が得られた。
[実施例2]
ポリエチレンテレフタレートのチップ5重量部に、数平均二次粒径1.2μmの硫酸バリウム60重量%ポリエチレンテレフタレートマスターチップ(マスターチップ総量に対して硫酸バリウム60重量%含有)を75重量部と、ポリエチレンテレフタレートにイソフタル酸を18mol%共重合したもの(PET/I)を20重量部とを180℃で3時間真空乾燥した後、280℃に加熱された押出機βに供給し(A層、C層共に同じ組成物を用いた。)、積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した他は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は20%であり、光反射用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、1.6%、耐光性は十分であり、相対輝度で高輝度が得られた。
[実施例3]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した他は、実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は50%であり、光反射用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、1.8%、耐光性は十分であり、相対輝度で高輝度が得られた。
[実施例4]
光安定剤として、ポリエチレンテレフタレートのチップ50重量部、トリアジン系誘導体10%ポリエチレンテレフタレートマスターを30重量部(マスターチップ総量に対してトリアジン誘導体10重量%含有)として、数平均二次粒径0.2μmの二酸化チタンポリエチレンテレフタレートマスター20重量部、(マスターチップ総量に対して二酸化チタン50重量%含有)を使用した。
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更し、第3押出機γより、C層にはポリエチレンテレフタレートと数平均二次粒径2.1μmの二酸化珪素粒子ポリエチレンテレフタレートマスター10重量部を、(マスターチップ総量に対してシリカ2重量%含有)用いた。生産方法は実施例1と同様の手法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は70%であり、液晶ディスプレイ反射板用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、2.9%、耐光性は十分であり、相対輝度で高輝度が得られた。
[実施例5]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は50%であり、液晶ディスプレイ反射板用基材としての物性は表1の通りである。耐光性は十分であり、相対輝度で高輝度が得られた。
[実施例6]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は50%であり、液晶ディスプレイ反射板用基材としての物性は表1の通りである。生産が安定しなかったが、耐光性は十分であり、相対輝度で高輝度が得られた。
[比較例1]
実施例4で使用した二酸化珪素粒子ポリエチレンテレフタレートマスターを用い、原料組成を表1に記載した様に変更した以外は、実施例1と同様の方法で厚み250μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は120%であり、液晶ディスプレイ反射板用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、2.6%、光反射用基材で高輝度が得られたが、耐光性が不十分であった。
[比較例2]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は、実施例1と同様の方法で厚み250μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は120%であり、液晶ディスプレイ反射板用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、2.6%、光反射用基材で高輝度が得られたが、耐光性が不十分であった。
[比較例3]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は70%であり、光反射用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、1.3%、耐光性は十分であったが、相対輝度で高輝度が得られなかった。
[比較例4]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は50%であり、光反射用基材としての物性は表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、2.3%、耐光性が不可レベルであり、相対輝度が不足していた。
[比較例5]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は50%であり、製膜安定性が不足しており、全光線透過率は、2.7%、生産が安定せず、相対輝度でも高い輝度が得られたが、耐光性が不足する結果となった。
[比較例6]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は50%であり、表1の通りである。製膜安定性があり、全光線透過率は、2.5%、相対輝度が不足しており、耐光性も不足する結果となった。
[比較例7]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例4と同様の方法で厚み188μmのフィルムを得た。得られたフィルムの光沢度(60°)は30%であり、表1の通りである。相対輝度が同レベルであるが、耐光性が不足する結果となった。
[比較例8]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。但し、C層対応部分には原料を供給せず、C層を形成していない。得られたフィルムの光沢度(60°)はB層20%であり、A層は、80%であった。光反射板用白色フィルムとしての物性は表1の通りである。高い輝度は得られたが、耐光性が不足する結果となった。
[比較例9]
積層構成・原料組成を表1に記載した様に変更した以外は実施例1と同様の方法で厚み225μmのフィルムを得た。但し、A層、C層対応部分には原料を供給せず、A層およびC層を形成していない。得られたフィルムの光沢度(60°)は70%であり、光反射用基材としての物性は表1の通りである。耐光性は、使用出来るレベルではなく、相対輝度でも高い輝度は得られなかった。
Figure 0005353178
実施例1〜6に示すとおり、無機粒子を含んだA層厚みを3〜8μmに積層することによって課題であった。耐光性、相対輝度を両立する処方を見いだした。また、比較例1、2と実施例1、2を比較すると分かるとおり、無機粒子(二酸化珪素を除く)および/または、光安定剤なしでは、耐光性を付与することが出来ない。比較例3では、チタン濃度が高く耐光性が優れているが、相対輝度が不足していた。比較例4では、A層厚みが厚く耐光性は得られたが、相対輝度が得られない。比較例5では、A層厚みが薄く目標の耐光性が得られなとともに製膜安定性が不足していた。比較例6〜9についても、耐光性、相対輝度について両立するものは、なく比較例8、9は製膜安定性が不足していた。
本発明のポリエステルフィルムの例の断面模式図である。 本発明のフィルムを組み込んだ液晶ディスプレイ用バックライトの例の概略及びその輝度測定法を説明するための模式図である。
符号の説明
1;光反射用白色フィルムC層
2;光反射用白色フィルムB層
3;光反射用白色フィルムA層
11;本発明のフィルム
12;冷陰極管
13;乳白板
14;拡散板
15;プリズムシート
16;偏光プリズムシート
17;CCDカメラ
18;画像解析装置(アイスケール)

Claims (6)

  1. ポリエステル樹脂を主成分とするA層、B層、C層の3層を少なくとも有するポリエステルフィルムであって、B層は気泡を含有する層で、A層とC層はそれぞれフィルムの最外層として位置する実質的に気泡を含有しない層であり、A層は無機粒子および/または光安定剤として二酸化チタンおよび/または硫酸バリウムおよび/または光安定剤を含有しており(但し、二酸化珪素のみ含む場合を除く)、A層に照度:100mW/cm、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間でUV照射した後の黄色み変化量(Δb値)が5以下、かつ、A層の厚みはC層よりも薄くA層の厚みが3〜8μm、C層の厚みが7〜30μmであるポリエステルフィルム。
  2. A層は前記無機粒子として二酸化チタンをA層の全重量に対して10重量%以上25重量%以下含む請求項1に記載のポリエステルフィルム。
  3. B層はポリメチルペンテンまたは環状オレフィン樹脂を含有し、かつ、ポリエステルフィルムの400〜700nmの波長における平均相対反射率が90%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリエステルフィルム。
  4. 請求項1〜いずれかに記載のポリエステルフィルムを用いた光反射板。
  5. 請求項1〜いずれかに記載のポリエステルフィルムがそのA層面側を光源側に向けて配されている液晶ディスプレイ用バックライト。
  6. 請求項1〜いずれかに記載のポリエステルフィルムがそのC層面側を太陽電池の背面側に配された太陽電池。
JP2008271686A 2008-10-22 2008-10-22 ポリエステルフィルムならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトおよび太陽電池用 Expired - Fee Related JP5353178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271686A JP5353178B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 ポリエステルフィルムならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトおよび太陽電池用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008271686A JP5353178B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 ポリエステルフィルムならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトおよび太陽電池用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010099878A JP2010099878A (ja) 2010-05-06
JP5353178B2 true JP5353178B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42290958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008271686A Expired - Fee Related JP5353178B2 (ja) 2008-10-22 2008-10-22 ポリエステルフィルムならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトおよび太陽電池用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5353178B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012256766A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Mitsubishi Plastics Inc 太陽電池フロントシート用ポリエステルフィルム
JP6490891B2 (ja) * 2013-11-29 2019-03-27 帝人フィルムソリューション株式会社 直下型面光源用白色反射フィルム
JP6708206B2 (ja) * 2015-03-20 2020-06-10 東洋紡株式会社 太陽電池用白色ポリエステルフィルム、これを用いた太陽電池裏面封止シートおよび太陽電池モジュール
CN113299781B (zh) * 2021-05-21 2023-02-03 中天科技精密材料有限公司 一种太阳能电池背板用多层功能膜、太阳能电池背板及太阳能电池组件

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4269441B2 (ja) * 1999-10-27 2009-05-27 東レ株式会社 積層白色ポリエステルフィルム
JP2001129949A (ja) * 1999-11-01 2001-05-15 Toyobo Co Ltd 白色積層ポリエステル系フィルム
JP5082606B2 (ja) * 2006-07-07 2012-11-28 東レ株式会社 反射シート用白色積層ポリエステルフィルム
KR101238791B1 (ko) * 2007-01-31 2013-03-04 도레이 카부시키가이샤 백색 폴리에스테르 필름 및 반사시트

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010099878A (ja) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5292812B2 (ja) 光反射板用白色ポリエステルフィルム
JP4548430B2 (ja) 反射板用白色積層ポリエステルフィルム
JP5115083B2 (ja) 液晶ディスプレイ反射板用白色ポリエステルフイルム
JP5082606B2 (ja) 反射シート用白色積層ポリエステルフィルム
JP5526477B2 (ja) 液晶ディスプレイ反射板用白色ポリエステルフイルム
KR101772015B1 (ko) 백색 폴리에스테르 필름, 그것을 사용한 광반사판 및 액정 디스플레이용 백라이트
US20090042016A1 (en) White polyester film
JP5481858B2 (ja) 白色ポリエステルフィルムおよびそれを用いた面光源
US20100086736A1 (en) White polyester film and reflection sheet
WO2009081492A1 (ja) 反射シート用白色積層ポリエステルフィルム
KR20060053016A (ko) 면광원 반사부재용 백색필름
JP2011209499A (ja) 面光源反射板用白色ポリエステルフィルム及びそれを用いた液晶ディスプレイ用面光源反射板
JP2006163378A (ja) 光反射フィルムおよびそれを用いた画像表示用バックライト装置
JP5040647B2 (ja) 面光源反射部材用フィルム
JP5353178B2 (ja) ポリエステルフィルムならびにそれを用いた液晶ディスプレイ用バックライトおよび太陽電池用
JP2012135952A (ja) 白色ポリエステルフィルム
KR20090022940A (ko) 반사판용 백색 적층 폴리에스테르 필름
JP2007178505A (ja) ディスプレイ反射板用白色ポリエステルフイルム
JP2002098808A (ja) 面光源反射部材用白色積層ポリエステルフィルム
JP2007168089A (ja) 反射板用白色積層ポリエステルフィルム
WO2015129500A1 (ja) 積層フィルム
JP5937847B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP2007072429A (ja) 液晶ディスプレー反射板用白色ポリエステルフイルム
JP2009237435A (ja) 光反射性フィルムおよびそれを用いた画像表示用バックライト装置
JP2012048015A (ja) 反射シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130812

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5353178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees