JP5352300B2 - 帳票体 - Google Patents

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本発明は、磁気マークが所定数形成される帳票体に関する。
近年、例えば帳票体を封緘体に封入した後に、個別先に配送することが行われ、封緘体に、実際に個別先毎の帳票体が封入されているか、異なる帳票体が混在していないかを検査することが行われている。このような場合も含めて帳票体を検査するにあたって当該帳票体を確実に認識する必要がある。
従来、封緘体に封入した帳票体のマッチングを行うために、当該帳票体にそれぞれマッチングのためのマークや符号を付しておき、マークや符号を認識することでマッチングの正否を判別することが一般的に行われている。このような帳票体に付すマッチングのためのマークや符号について、以下の特許文献1で提案されているものがある。
上記特許文献1では、シートに照合記号(バーコード)を付すもので、当該照合記号が金属または金属粉入りインキで印刷し、当該照合記号をX線透過による検査装置により読み取ってマッチング検査を行うことが提案されている。また、インキの他に、導電粉末入りのトナーを定着させる技術も提案されている。
しかしながら、上記特許文献1で提案されているように、シートに照合記号(バーコード)を形成させるに際して、X線で検出可能な金属または金属粉入りインキで印刷を行うことによって可変的データを容易に照合記号として形成させることができるものであるが、インキ内に含ませる金属または金属粉の量はインキという特性上限度があって形成シート上に何枚かの介在物があると、下層の照合記号が認識されないか、または誤認識する場合も生じてくると共に、X線を使用するシステムは高価となる。
一方、X線ではなく、磁性体で内容物を検知する技術が以下の特許文献2で提案されている。当該特許文献2は、自己の有する保磁力を越える交番磁界を与えたときに急峻な磁化反転を生じる強磁性体粉末を含有したインキまたは塗料を、包装用箱に収納される内容物に印刷または塗布して検知用マークを設けるというものである。
上記特許文献2で提案されているものは、内容物に設けた検知用マークに対して、両側に当該強磁性体の保持力を超える交番磁界を印加する発生用コイルと検知用コイルとを配置して検知用マークを検知するものであるから、これを帳票体のマッチング等に適用することは高価になることもあって現実的ではない。
上記特許文献1、2に鑑みて、本出願人は、マッチング用マークを磁性体で形成し、これを磁気センサにより非接触で検知することを想到したものである。
そこで、図6に本発明の前提となる帳票体の一例の説明図を示すと共に、図7及び図8に図6における帳票体のマーク検知の説明図を示す。なお、図8(A)〜(C)は、磁気マーク(111A)を8mm×3mmの長方形状とし、保持力1500(Oe:単位エルステッド)の磁性体インキに4000(G:ガウス)の残留磁束密度で着磁させた場合として、封緘体105より高さ3mmの位置でアイチ・マイクロ・インテリジェント社製のMIセンサ(磁気センサ)の検知状態を出力値(2.5Vを接地(GND))で示したものである。
図6(A)は、封緘体に封入させる帳票体を示したもので、図6(A)において、連続帳票体101が搬送方向両側にマージナル部102A,102Bを形成させ、個片帳票体103A〜103Cで構成する一の帳票体103が連続されたものであって、個片帳票体103A〜103Cの何れかに、その一方端のマーク形成領域に、磁性体粉が混入されたインキで印刷により例えば6つの磁性体マーク111A〜111Fが搬送方向に対する垂直方向(幅方向)に連設され、帳票体103毎に何れかの磁性体マーク111A〜111Fが着磁される。また、何れかの個片帳票体103A〜103Cの所定箇所に住所、氏名、識別符号等が印刷される。
上記連続帳票体101は、搬送中の一工程でマージナル部102A,102Bが除去され、また、単一の帳票体103に切断されて、折込線104で例えばZ折りで折曲される。このような折曲された帳票体103が、図6(B)に示されるように、封緘体105に封入されるもので、このときに当該封緘体105の窓部106に上記印刷した住所、氏名、識別符号等が表出されるように帳票体103が封入される。この状態で当該帳票体103に形成された磁性体マーク111A〜111Fの何れかに着磁された磁性体マーク(以下、磁気マークという)の位置と、当該封緘体105の窓部106より表出される認識符号を認識してマッチングが行われるものである。
上記マッチングは、図7(A)に示すように、封入工程の後に搬送手段121により図示しない撮像位置まで搬送されて窓部106より表出された識別符号が撮像、認識され、さらにマーク検出位置まで搬送されて配置されたマーク検知部123により何れかの着磁された磁性体マーク111A〜111Fの磁気マークが検知され、認識された識別符号と検知された磁気マークの位置でマッチングが行われるものである。
すなわち、上記マーク検知部123は、搬送されてくる封緘体105に封入された帳票体103の磁性体マーク111A〜111Fに対してそれぞれ磁気センサ131〜136で対応されており、何れかの磁気センサ131〜136が検知することで磁気マークの位置が判別されるものである。ところで、着磁された磁性体マーク(ここでは、磁気マーク111Aとする)は、図7(B)に示すように、N極端部とS極端部とにおいて磁力(絶対値)が最大となり、各端部からの距離にしたがって徐々に磁力が低下し、N極とS極との切り替わり目で磁力が最小(ゼロ)になるという性質を有する。
特許第3098557号公報 特開2003−285808号公報
しかしながら、図7(A)に示すように、搬送手段121上で帳票体103が搬送されたときに、上下方向にいわゆるバタツキを生じた場合、図8(A)〜(C)に示すように、当該バタツキによって磁気マークと磁気センサが接近すると磁気マークの両端から遠ざかる方向に対して当該磁気センサの出力値が広がりをみせ、隣接する磁性体マークあるいは磁気マークに影響を及ぼして何れの検知かを判別できなくなるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、形成された磁気マークを確実に検知可能とさせる帳票体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、磁性体に磁化ラインを形成させることで磁気マークとして、後に搬送される際の搬送方向に対する垂直方向に所定数配置させ、当該垂直方向に所定間隔で配置させた磁気センサにより非接触で当該磁気マークを検知させることで当該磁気マークの配置位置を特定させるための帳票体であって、前記磁気マークは、少なくとも3つの磁化ラインを外側から内側に集束させて、当該磁化ラインの磁化方向を内側同士で同極とさせる構成とする。
請求項2の発明では、複数の磁性体を前記垂直方向に所定間隔で形成して何れかを前記磁気マークの対象とし、当該磁気マークは、前記磁気ラインにおける外側の端部に非着磁領域を形成させる構成である。
請求項1の発明によれば、帳票体の搬送方向に対する垂直方向に複数の磁気マークが所定数配置され、当該磁気マークを少なくとも3つの磁化ラインを外側から内側に集束させて、当該磁化ラインの磁化方向を内側同士で同極とさせることで磁気マークとさせる構成とすることにより、少なくとも3つの磁化ラインの内側で集束される極で磁力が重畳されて増大されることから、磁気マークと磁気センサとの距離を大に設定することができ、例え搬送時の上下方向へのバタツキで当該磁気マークと磁気センサとが接近しても隣接する磁気マークか否かが判別できなくなるということを回避することができ、また、内側の磁力と外側との磁力との差が大となることから、形成された磁気マークを確実に検知可能とさせることができるものである。
請求項2の発明によれば、複数の磁性体を前記垂直方向に所定間隔で形成して何れかを磁気マークの対象とし、当該磁気マークを、磁気ラインにおける外側の端部に非着磁領域を形成させることにより、非着磁領域に隣接する極の磁力が低下されることから、帳票体が搬送時の搬送方向に対する垂直方向にバタツキを生じても隣接される磁気マークからの影響を減少させることができ、形成された磁気マークをより確実に検知可能とさせることができるものである。
本発明の帳票体の一部を示した構成図である。 本発明の帳票体のマッチングを行う際のマーク検知システムの一部を示した説明図である。 図2におけるマーク検知システムの磁気センサ検知の説明図である。 本発明の帳票体に形成される磁性体マークの他の形状の説明図である。 本発明の帳票体に形成される磁性体マークの他の着磁状態の説明図である。 本発明の前提となる帳票体の一例の説明図である。 図6における帳票体のマーク検知の説明図(1)である。 図6における帳票体のマーク検知の説明図(2)である。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明の帳票体の一部を示した構成図を示す。図1(A)において、例えば前述の図6(A)に示すような単一の帳票体11(103)のZ折りされた個片帳票体(103B)が示され、その帳票基部12の例えば端部の磁性体マーク形成領域に、一例として、それぞれの磁性体マーク(13A〜13E)が後に搬送される際の搬送方向に対する垂直方向に所定間隔で形成される場合として説明する。すなわち、個別毎の磁性体をそれぞれの磁性体マークとした場合である。なお、単一の磁性体に所定配置で磁化ラインを形成させて磁気マークとする場合は、図4(F)で説明する。
当該磁性体マーク13A〜13Eは、図1(B)に示すように、少なくとも3つの磁化ラインとして、4つの磁化ライン(N極からS極の磁化ライン)を等間隔で外側から内側に集束させる形状で形成される。具体的には、図面上、水平方向に2つの長方形状の部分磁性体13−1,13−2を接触させた形態とさせ、その中央部分の上下に部分磁性体13−3,13−4のそれぞれ長方形状の短辺側を接触させた形態とさせたもので、4つの磁化ラインを形成可能な部分磁性体13−1〜13−4で当該磁化ラインを外側から内側に集束させた形状となるものである。このような磁性体マーク13A〜13Eは、例えば印刷インキに磁性体粉を混入させて一般的な印刷技術により形成することができる。
そして、何れかの磁性体マーク13A〜13Eが着磁されることによって磁気マークとされるものであり、図1(B)に示すように、当該磁性体マーク13A〜13Eの各部分磁性体13−1〜13−4上にそれぞれ形成される磁化ラインを、例えば集束させた内側同士を同じS極、外側同士を同じN極として(逆でもよい)、着磁させることにより磁気マークとさせるものである。
このような磁気マークの磁力は、部分磁性体13−1〜13−4の集束された内側の同極(S,S,S,S)部分では、互いの磁力が重畳された値となり、部分磁性体13−1,13−2の外側の同極(N,N)部分の磁力では一極ずつの値となる。例えば、総ての磁化ラインの長さを等分とすると、水平方向上で、その磁力比(絶対値)は、0.5(部分磁性体13−1のN極):2(内側の中央部分):0.5(部分磁性体13−2のN極)となるものである。なお、着磁させる際の磁力値は、検知する磁気センサとの位置や搬送時の上下方向のバタツキに対応させて決定される(図3で説明する)。当該磁気マークを後述のマーク検知システムにおいて帳票体11が搬送されたときに磁気センサが検知するものである。
上記磁気マークの着磁は、磁気ライン毎に、例えば微小ギャップが形成された磁気記録ヘッドにより、接触、非接触を問わず、ギャップ両端の極を変化させながら当該磁性体マークを構成する各部分磁性体13−1〜13−4上を開始時期、終了位置を定めて通過させることにより着磁させることができ、このとき変化させる極性で磁化方向が決定されるものである。
ここで、図2に、本発明の帳票体のマッチングを行う際のマーク検知システムの一部を示した説明図を示す。図2はマーク検知システム21の一部を示したもので、例えばベルト搬送の搬送手段22における搬送方向上の所定位置にマーク検知部23が配置され、当該マーク検知部23は、上記帳票体11の各磁性体マーク13A〜13Eに対応させたそれぞれの磁気センサ24A〜24Eを備える。
当該磁気センサ24A〜24Eとしては、例えば、MR(磁気抵抗効果)センサ、感磁媒体に高周波電流を通電したときに外部磁界により磁気インピーダンスが大きく変化するMI効果(高周波表皮効果)を利用した磁気インピーダンスセンサ(MIセンサ)を採用することができる。
一方、上記搬送手段22上では封緘体31が順次搬送されるもので、当該封緘体31には、窓部32が設けられて図1(A)に示す個片帳票体を備える帳票体11が封入されたものである。磁気センサ24A〜24Eの当該磁性体マーク13A〜13Eに対する対応位置としては、例えば各磁性体マーク13A〜13Eの内側中心位置が搬送方向上で磁気センサ24A〜24Eと重なる位置とさせるものである。
そこで、図3に、図2におけるマーク検知システムの磁気センサ検知の説明図を示す。図3(A)においては、磁気マーク13の各部分磁性体13−1〜13−4を8mm×4mmの長方形状とし、それぞれに保持力1500(Oe)の磁性体インキに、4mm:4mmで異なる磁化方向に4000(G)(1500(G)以上が好ましい)の残留磁束密度で図に示す磁化方向で着磁させた場合として(図1(B))、封緘体31より高さ3mmの位置でアイチ・マイクロ・インテリジェント社製のMIセンサ(磁気センサ)の検知状態を出力値(V)で示したものである。
図3(B)、(C)は、上記磁気センサを磁気マーク13に対して中央より1mmずつずらせて検知させた場合のセンサ出力値であり、図に示すように、当該磁気マーク13の中央付近で両端側より遙かに超えた出力値が得られたことを示している。このことは、磁気マーク両端側(部分磁性体13−1,13−2の外側)で当該磁化ラインから遠ざかる位置で磁力を検知させないように、当該磁気マークと磁気センサとの検知距離(高さ)を大に設定させることができ、隣接の磁気マーク若しくは着磁されない磁性体マークを区別して検知対象の磁気マークを確実に検知することができることを意味する。
このように、磁気マーク13は、4つの磁化方向の内側部分で磁力が重畳されて増大されることから、磁気マークと磁気センサとの距離を大に設定することができ、例え搬送時の上下方向へのバタツキで当該磁気マークと磁気センサとが接近しても隣接する磁気マーク若しくは着磁されない磁性体マークと判別できなくなるということを回避することができ、着磁された磁性体マークの磁気マークを確実に検知可能とさせることができるものである。このことは、逆に言えば、磁性体マークの大きさを小さくでき、また、部分磁性体13−1,13−2の内側と外側との磁力差が大とされる異から、磁性体マーク同士をより接近させて配置させることが可能となり、配置される帳票体の大きさに対してより数多く配置させて当該帳票体に対する識別の情報量を多くさせることもできるものである。
なお、本発明の構成では磁気マークに対する磁気センサの検知幅が狭まることとなるが、例えば搬送時に封緘体内で帳票体が搬送方向に対して垂直方向に位置ずれが生じる場合には、一の磁気マーク(磁性体マーク)に対して複数の磁気センサを組として配置させることで対処することができるものである。
次に、図4に、本発明の帳票体に形成される磁性体マークの他の形状の説明図を示す。図4に示すそれぞれは、磁性体マーク13A〜13Eを、少なくとも3つの磁化ラインとして、図1の4つの磁化ライン(N極からS極の磁化ライン)の形態以外の外側から内側に集束させる形態を示したものである。
図4(A)、(B)は、3つの磁化ラインを形成させる、3つの部分磁性体13−2〜13−4で磁性体マーク13を形成させるための形状であり、図4(A)は部分磁性体13−1を除いた形状とさせ、図4(B)は部分磁性体13−3と部分磁性体13−4との間を内側として、そこに部分磁性体13−2の一端を挾持させた形状とさせたものである。いずれも、内側の磁化ラインの集束された端部を同じS極(N極でもよい)とし、それぞれの外側の端部を同じN極(S極でもよい)とさせたものである。
このような形状とさせることによっても、すなわち、左右対称や上下対称の形状とさせなくとも、図1と比べて重畳される磁力は1つ分小さくなるが、部分磁性体13−2の外側のN極との磁力差は十分に大とさせることができるものである。
また、図4(C)、(D)は、図1に示す磁性体マーク13A〜13Eの形状を変えたものであり、磁化方向は図1と同様である。図4(C)は上記磁化ラインが集束される内側部分で、同じ長方形状の各部分磁性体13−1〜13−4の短辺側を半分ずつずらせて中央部分に無形性領域K1を形成させたものである。図4(D)は、上記磁化ラインが集束される内側部分で、同じ長方形状の各部分磁性体13−1〜13−4の短辺長分ずらせて中央部分に無形性領域K2を形成させたものである。このような無形性領域K1,K2が形成されてもこの部分における磁力は、上記と同様に、当該無形性領域K1,K2の部分で磁力が重畳されて増大されて部分磁性体13−1,13−2の外側との磁力差が大とされるものである。
また、図4(E)は、磁化方向は図1と同様として、図4(D)のような無形性領域K2を内側部分に形成させて外側(円周側)から内側にかけて多本数の磁化ラインを形成させたもので、全体としてドーナツ形状とさせたものである。このような形状による磁力は、その内側部分で最大の磁力重畳とさせることができるものである。
また、図4(F)は、単一の磁性体13−0を、図1(A)に示すような例えば5つの領域に分け、磁気マークとする領域に、上記同様の4つの磁化ラインを形成してその領域をそれぞれ一の磁気マーク13A(13C,13D)とさせた場合である。すなわち、磁気マークを形成させる際に、上記のようにそれぞれの磁性体(磁性体マーク)を磁気マークの対象とするものでなく、単一の磁性体13−0上に単数又は複数の磁気マークを形成させたものである。なお、図4(A)、(B)にように3つの磁化ラインとしても同様である。このように磁気マークを形成することによっても、各磁気マークの内側部分で磁力を重畳させることができるものである。
次に、図5に、本発明の帳票体の一部を示した他の実施形態の構成図を示す。図5(A)は、図1を例として説明するが、図4(A)〜(E)においても同様である。図5(A)において、着磁させた磁気マークの各部分磁性体13−1〜13−4に形成される磁気ラインにおける外側の端部にそれぞれ非着磁領域14を形成させるた構成としたものである。例えば、長さ10mmの部分磁性体13−1〜13−4を、外側に配置される一端の領域(例えば1(非着磁領域):4(磁化ライン))の比率で非着磁領域14を形成させたものである。着磁は、上述のように、その開始時期、終了位置を定めることによって実現することができるものである。
上記非着磁領域14は、外側の極(図5(A)ではN極)の磁力(磁界)の拡散を、図5(B)、(C)に示すように、抑制する作用を有するものであり、隣接する磁気マーク(磁性体マーク)への磁力による影響を軽減して確実に区別することができるものである。
すなわち、搬送時の上下方向へのバタツキで当該磁気マークと磁気センサとが接近しても隣接する磁気マーク若しくは着磁されない磁性体マークを区別することが可能となり、着磁された磁性体マークの磁気マークをより確実に検知可能とさせることができる。このことにおいても上記同様に、磁性体マークの大きさを小さくでき、また、磁性体マーク同士をより接近させて配置させることが可能となり、配置される帳票体の大きさに対してより数多く配置させて当該帳票体に対する識別の情報量を多くさせることもできるものである。
なお、上記非着磁領域14を磁気マークの両長方端に形成させた場合を示したが、他の磁気マーク(磁性体マーク)の隣接するサイドの部分磁性体13−1,13−2だけ形成させることでも充分である。図1(A)の例でいえば、磁性体マーク13A,13Eを磁気マークとさせる場合には、磁気マーク(磁性体マーク)13B,13E側だけの部分磁性体の外側端部に非着磁領域を形成させるものである。
本発明の磁性体マークを備える帳票体は、当該帳票体のマッチングのために磁気センサで検知される磁性体マークが形成される場合に適する。
11 帳票体
12 帳票基部
13 磁性体マーク
21 マーク検知システム
22 搬送手段
23 磁性体マーク検知部
24 磁気センサ
31 封緘体

Claims (2)

  1. 磁性体に磁化ラインを形成させることで磁気マークとして、後に搬送される際の搬送方向に対する垂直方向に所定数配置させ、当該垂直方向に所定間隔で配置させた磁気センサにより非接触で当該磁気マークを検知させることで当該磁気マークの配置位置を特定させるための帳票体であって、
    前記磁気マークは、少なくとも3つの磁化ラインを外側から内側に集束させて、当該磁化ラインの磁化方向を内側同士で同極とさせることを特徴とする備える帳票体。
  2. 請求項1記載の帳票体であって、複数の磁性体を前記垂直方向に所定間隔で形成して何れかを前記磁気マークの対象とし、当該磁気マークは、前記磁気ラインにおける外側の端部に非着磁領域を形成させることを特徴とする帳票体。
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