JP2002202353A - 磁気ヘッド、および磁性体検出装置 - Google Patents

磁気ヘッド、および磁性体検出装置

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JP2002202353A
JP2002202353A JP2000398858A JP2000398858A JP2002202353A JP 2002202353 A JP2002202353 A JP 2002202353A JP 2000398858 A JP2000398858 A JP 2000398858A JP 2000398858 A JP2000398858 A JP 2000398858A JP 2002202353 A JP2002202353 A JP 2002202353A
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core
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JP2000398858A
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Teruhiko Uno
輝比古 宇野
Takeshi Aoki
毅 青木
Yuji Matsumoto
裕司 松本
Masahito Ochiwa
雅人 小知和
Hidetake Suzuki
英武 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、1つのヘッドで特性の異なる2種
類の磁性体を検知できる磁気ヘッド、およびこの磁気ヘ
ッドを備えた磁性体検出装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】磁気ヘッド10は、紙幣Pの搬送方向aに
沿って上流側で搬送路に対向する磁気ギャップG1を有
する第1のコア11、および下流側で搬送路に対向する
磁気ギャップG2を有する第2のコア12を有する。第
1の励磁コイル14に電流を流して磁気ギャップG1か
ら搬送路に漏れる磁界を形成し、紙幣Pに印刷された磁
性インクに含まれる磁性体を第1の検出コイル15を介
して誘起電圧の変化として検出する。第2のコア12の
磁気ギャップG2を紙幣Pが通過する際、残留磁気を有
する第1の磁性体のみが第1の検出コイル17を介して
検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検出媒体に保
持された磁性体を検出するための磁気ヘッド、およびこ
の磁気ヘッドを備えた磁性体検出装置に係り、特に、紙
幣に印刷されたインクに含まれる磁性体を検出するため
の磁気ヘッド、およびこの磁気ヘッドを介して検出した
検出信号に基づいて紙幣の真贋を判別する磁性体検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙幣の真贋を判別する際、検査対
象となる紙幣に印刷されたインクに含まれる磁性体を検
出してその検出信号を本物の紙幣から検出した検出信号
と比較するようにしている。
【0003】インクに含まれる磁性体として、磁場に置
かれることにより残留磁気を保有する性質の磁性体と、
磁場に置かれても磁気が残留しない性質の磁性体と、が
あり、一般に、これら2種類の磁性体を検出することに
より紙幣の真贋を判別するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置
は、残留磁気を有する磁性体を検出するためのヘッド
と、残留磁気を持たない磁性体を検出するためのヘッド
と、を別々に必要とし、紙幣の搬送路に沿って2つのヘ
ッドを並べて搬送路に対向配置させる必要があった。こ
のため、その分、装置構成が複雑になり製造コストが増
大する要因となっていた。
【0005】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、1つのヘッドで特性の異なる2種類の
磁性体を検知できる磁気ヘッド、およびこの磁気ヘッド
を備えた磁性体検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の磁気ヘッドは、残留磁気を有する第1の磁
性体および残留磁気を持たない第2の磁性体のうち少な
くとも一方を保持した被検出媒体を搬送する搬送路に対
向して配置され、上記搬送路に対向する第1の磁気ギャ
ップを有する第1のコアと、上記搬送路に沿って上記第
1の磁気ギャップに並んで搬送路に対向する第2の磁気
ギャップを有する第2のコアと、上記第1のコアに巻装
された第1および第2のコイルと、上記第2のコアに巻
装された第3および第4のコイルと、を備え、上記第
1、第2の磁気ギャップの順に被検出媒体が通過する第
1の方向に上記搬送路を介して被検出媒体が搬送されて
いる場合、上記第1の磁気ギャップから上記搬送路に漏
れる磁界を形成すべく上記第1のコイルを励磁し、上記
第2のコイルを介して被検出媒体の上記第1および第2
の磁性体を検出し、上記第3および/または第4のコイ
ルを介して被検出媒体の上記第1の磁性体を検出し、上
記第1の方向と逆の第2の方向に上記搬送路を介して被
検出媒体が搬送されている場合、上記第2の磁気ギャッ
プから上記搬送路に漏れる磁界を形成すべく上記第3の
コイルを励磁し、上記第4のコイルを介して被検出媒体
の上記第1および第2の磁性体を検出し、上記第1およ
び/または第2のコイルを介して被検出媒体の上記第1
の磁性体を検出することを特徴とする。
【0007】上記発明の磁気ヘッドによると、例えば、
第1の方向に被検出媒体が搬送されている場合、第1の
コイルを励磁して第1の磁気ギャップから搬送路に漏れ
る磁界を形成し、この磁界の中を被検出媒体が通過する
ことによって第1のコアに生じる磁界の変化を第2のコ
イルを介して検出する。このとき、第2のコイルを介し
て検出される検出信号には、被検出媒体に保持されてい
る第1および第2の磁性体が磁界を通過することによる
磁界の変化が現れる。また、第1の磁気ギャップを通過
した被検出媒体が第2の磁気ギャップを通過する際に
は、第2の磁気ギャップから漏れる磁界が形成されてい
ないため、被検出媒体に保持された第1および第2の磁
性体のうち残留磁気を有する第1の磁性体が磁界を通過
したことによる磁界の変化だけを第3または第4のコイ
ルを介して検出できる。そして、これら2つの検出信号
を演算処理して予め用意した信号と比較して被検出媒体
を特定する。
【0008】つまり、上記発明の磁気ヘッドによると、
1つのヘッドで特性の異なる2種類の磁性体を検知で
き、従来のように2つのヘッドを必要とせず、ヘッドの
構成を簡略化でき、製造コストを低減できる。また、上
記発明の磁気ヘッドによると、被検出媒体の搬送方向が
異なる場合であっても1つのヘッドを兼用でき、搬送方
向に応じて2種類のヘッドを用意する必要がなく、ヘッ
ドの製造および管理を容易にできる。
【0009】また、本発明の磁気ヘッドは、残留磁気を
有する第1の磁性体および残留磁気を持たない第2の磁
性体のうち少なくとも一方を保持した被検出媒体を第1
の方向に搬送する搬送路に対向して配置され、上記搬送
路に対向する第1の磁気ギャップを有する第1のコア
と、上記第1の方向に沿って上記第1の磁気ギャップよ
り下流側に並んで上記搬送路に対向する第2の磁気ギャ
ップを有する第2のコアと、上記第1のコアに巻装され
た第1および第2のコイルと、上記第2のコアに巻装さ
れた第3のコイルと、を備え、上記第1の磁気ギャップ
から上記搬送路に漏れる磁界を形成すべく上記第1のコ
イルを励磁し、上記第2のコイルを介して被検出媒体の
上記第1および第2の磁性体を検出し、上記第3のコイ
ルを介して被検出媒体の上記第1の磁性体を検出するこ
とを特徴とする。
【0010】上記発明のように、被検出媒体の搬送方向
を第1の方向に特定すれば、第4のコイルが不要とな
る。これにより、ヘッドの構成をより簡略化でき、製造
コストをより低減できる。また、第2のコアに第3のコ
イルのみを巻装するため、第3のコイルの巻数を第1お
よび第2のコイルと比較して多くすることができ、第3
のコイルによる検出感度を向上させることができる。
【0011】また、本発明の磁性体検出装置は、残留磁
気を有する第1の磁性体および残留磁気を持たない第2
の磁性体のうち少なくとも一方を保持した被検出媒体を
搬送路を介して搬送する搬送機構と、上記搬送路に対向
して配置された磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを介して
検出される検出信号に基づいて被検出媒体を検査する検
査部と、を有し、上記磁気ヘッドは、上記搬送路に対向
する第1の磁気ギャップを有する第1のコアと、上記搬
送路に沿って上記第1の磁気ギャップに並んで搬送路に
対向する第2の磁気ギャップを有する第2のコアと、上
記第1のコアに巻装された第1および第2のコイルと、
上記第2のコアに巻装された第3および第4のコイル
と、を備え、上記搬送機構によって上記搬送路を介して
上記第1、第2の磁気ギャップの順に被検出媒体が通過
する第1の方向に被検出媒体が搬送されている場合、上
記第1の磁気ギャップから上記搬送路に漏れる磁界を形
成すべく上記第1のコイルを励磁し、上記第2のコイル
を介して被検出媒体の上記第1および第2の磁性体を検
出し、上記第3または第4のコイルを介して被検出媒体
の上記第1の磁性体を検出し、これら検出信号を上記検
査部へ出力し、上記搬送機構によって上記搬送路を介し
て上記第1の方向と逆の第2の方向に被検出媒体が搬送
されている場合、上記第2の磁気ギャップから上記搬送
路に漏れる磁界を形成すべく上記第3のコイルを励磁
し、上記第4のコイルを介して被検出媒体の上記第1お
よび第2の磁性体を検出し、上記第1または第2のコイ
ルを介して被検出媒体の上記第1の磁性体を検出し、こ
れら検出信号を上記検査部へ出力することを特徴とす
る。
【0012】さらに、本発明の磁性体検出装置は、残留
磁気を有する第1の磁性体および残留磁気を持たない第
2の磁性体のうち少なくとも一方を保持した被検出媒体
を搬送路を介して第1の方向に搬送する搬送機構と、上
記搬送路に対向して配置された磁気ヘッドと、この磁気
ヘッドを介して検出される検出信号に基づいて被検出媒
体を検査する検査部と、を有し、上記磁気ヘッドは、上
記搬送路に対向する第1の磁気ギャップを有する第1の
コアと、上記第1の方向に沿って上記第1の磁気ギャッ
プより下流側に並んで上記搬送路に対向する第2の磁気
ギャップを有する第2のコアと、上記第1のコアに巻装
された第1および第2のコイルと、上記第2のコアに巻
装された第3のコイルと、を備え、上記第1の磁気ギャ
ップから上記搬送路に漏れる磁界を形成すべく上記第1
のコイルを励磁し、上記第2のコイルを介して被検出媒
体の上記第1および第2の磁性体を検出し、上記第3の
コイルを介して被検出媒体の上記第1の磁性体を検出
し、これら検出信号を上記検査部へ出力することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1には、この発明の実施の形態に係る磁
性体検出装置1(以下、単に検出装置1と称する)の概
略構成をブロック図にして示してある。ここでは、この
検出装置1を用いて紙幣に印刷された磁気インクに含ま
れる磁性体を検出することで、紙幣の真贋を判別する場
合を例にとって説明する。
【0015】検出装置1は、その検出対象物としての紙
幣(被検出媒体)を略水平に延びた搬送路2に沿って所
定方向(図中矢印a方向)に一定速度で搬送するための
複数対の搬送ローラ4(搬送機構)を有する。
【0016】搬送路2の図中下側には、本発明の実施の
形態に係る磁気ヘッド10が配設されている。磁気ヘッ
ド10は、搬送路2を介して紙幣が搬送される際にコイ
ルに生じる電圧の変化を検出する。また、磁気ヘッド1
0には、磁気ヘッド10を介して出力される電圧変化を
含む検出信号を演算処理して紙幣の真贋を判別するたの
検出回路100(検査部)が接続されている。
【0017】ところで、紙幣に印刷される磁気インクに
含まれる磁性体として、磁場に置かれることにより残留
磁気を持つ性質の磁性体(以下、第1の磁性体と称す
る)と、磁場に置かれても磁気が残留することのない性
質の磁性体(以下、第2の磁性体と称する)と、がある
ことが知られている。
【0018】図2には、残留磁気を有する第1の磁性体
に与える磁界の強さを変化させたときの磁化の度合いを
グラフにして示してある。これによると、残留磁気を有
する第1の磁性体は、磁界がゼロの状態(図中A点、B
点)、すなわち磁場に置かれていない状態でも磁気を有
することが分かる。また、図3には、残留磁気を持たな
い第2の磁性体に与える磁界の強さを変化させたときの
磁化の度合いをグラフにして示してある。これによる
と、残留磁気を持たない第2の磁性体は、磁界がゼロの
状態では磁気を持たないことが分かる。
【0019】一般に、世界各国で流通している紙幣に
は、上述した第1および第2の磁性体のうち少なくとも
一方を含む磁気インクによる印刷がなされているが、こ
こでは、検出装置1により、上記第1および第2の磁性
体の両方を含む磁気インクによる印刷がなされた紙幣の
真贋を判別する場合について説明する。しかし、この検
出装置1を用いて第1の磁性体または第2の磁性体のい
ずれか一方のみを含む磁気インクによる印刷がなされた
紙幣の真贋を判別することも可能であることは言うまで
もない。
【0020】図4には、上述した検出装置1に組込まれ
たこの発明の第1の実施の形態に係る磁気ヘッド10の
断面図を示してある。磁気ヘッド10は、搬送路2の下
面側に近接して対向した磁気ギャップG1(第1の磁気
ギャップ)を有する第1のコア11、および磁気ギャッ
プG1より搬送方向(矢印a方向)下流側で搬送路2の
下面側に近接して対向した磁気ギャップG2(第2の磁
気ギャップ)を有する第2のコア12を有する。磁気ヘ
ッド10は、第1および第2のコア11、12それぞれ
の磁気ギャップG1、G2が搬送路2の下面から等距離に
離間するように位置決めされる。
【0021】第1および第2のコア11、12は、それ
ぞれ、同じ材質の2つのコア部材11a、11b、12
a、12bを組み合わせて形成され、例えば、パーマロ
イ等のNi−Fe系高透磁率合金、センダスト等のSi
−Al−Fe系高透磁率合金、またはその他の高透磁率
材料により形成される。また、各コア11、12は、同
じ形状に形成され、互いに逆向きにしてコア部材11
a、12aが対向するように並べて配置される。
【0022】例えば、第1のコア11は、角柱形状のコ
ア部材11aと、その上端および下端がコア部材11a
に向けて折り曲げられたC字形状のコア部材11bと、
を有し、2つの部材11a、11bをその下端で接続し
て形成されている。一方、コア部材11aの上端とコア
部材11bの折り曲げられた上端との間には、上述した
磁気ギャップG1として機能する所定幅の隙間が形成さ
れている。この磁気ギャップG1には、ガラスやセラミ
ックスなどの非磁性部材13が充填されている。
【0023】また、第2のコア12も上記第1のコア1
1と同様に形成され、コア部材12a、12b、磁気ギ
ャップG2、および非磁性部材13を有する。当然のこ
とながら、各コア11、12の磁気ギャップG1、G2に
充填された非磁性部材13の幅は同じ幅に設定されてい
る。
【0024】このように、各磁気ギャップG1、G2を搬
送路2から等距離に配置し、且つ各磁気ギャップG1、
G2に充填した非磁性部材13の幅(ギャップ幅)を同
じにすることにより、各磁気ギャップG1、G2から搬送
路2に漏れる磁界の到達距離を同じにすることができ、
各コア11、12による磁性体の検出条件を同じにする
ことができる。
【0025】第1のコア11のC字形状のコア部材11
bには第1の励磁コイル14(第1のコイル)が巻装さ
れ、角柱形状のコア部材11aには第1の検出コイル1
5(第2のコイル)が巻装されている。さらに、第2の
コア12のC字形状のコア部材12bには第2の励磁コ
イル16(第3のコイル)が巻装され、角柱形状のコア
部材12aには第2の検出コイル17(第4のコイル)
が巻装されている。そして、第1および第2の励磁コイ
ル14、16が同じ巻数に設定され、第1および第2の
検出コイル15、17が同じ巻数に設定されている。
【0026】例えば、第1の励磁コイル14に電圧が与
えられて励磁されると第1のコア11を通る磁界が形成
されて、磁気ギャップG1を介して搬送路2に作用する
漏れ磁界が発生する。また、第2の励磁コイル16に電
圧が与えられて励磁されると第2のコア12を通る磁界
が形成されて、磁気ギャップG2を介して搬送路2に作
用する漏れ磁界が発生する。つまり、本実施の形態の磁
気ヘッド10は、紙幣の搬送方向が逆向きになった場合
にも対応可能な構造に形成されており、紙幣の搬送方向
に沿って上流側に位置するコアの磁気ギャップを介して
漏れ磁界を形成し、下流側のコアからは漏れ磁界を形成
しないようにする。
【0027】上記のようにコイルを巻装した2つのコア
11、12は、後述するプレアンプを内蔵したベース部
材20に取付けられる。ベース部材20上には、この他
に、ガラスやセラミックス等の非磁性体から成る板状の
絶縁部材22が立設されている。絶縁部材22は、第1
および第2のコア11、12間に設けられ、コア間相互
の磁気的干渉を防止するよう機能する。また、ベース部
材20の下端側から、各コイル14、15、16、17
の両端からプレアンプを介して延びた8本の接続端子2
4が導出されている。
【0028】ベース部材20に取付けられた第1および
第2のコア11、12、および絶縁部材22は、ホール
ド部材26によって互いに保持され、ベース部材20と
ともに、シールドケース28によって囲薹される。つま
り、本実施の形態によると、シールドケース28によっ
てユニット化された1つの磁気ヘッド10内に2つの磁
気ギャップG1、G2を持つ2つのコア11、12を収容
したことになる。このため、従来のように第1および第
2の磁性体を検出するための2つの磁気ヘッドを必要と
する装置と比較して、装置構成を簡略化でき、装置の製
造コストを低減できる。
【0029】しかして、図4に示すように、紙幣Pの搬
送方向aに対し、上流側に第1のコア11の磁気ギャッ
プG1が位置する向きに磁気ヘッド10を配置した場
合、第1のコア11に巻装された第1の励磁コイル14
に直流電流を流し、第1のコア11を通る磁界を形成す
る。このとき、第2のコイル12に巻装された第2の励
磁コイル16には電流を流さない。逆に、第2のコア1
2の磁気ギャップG2が搬送方向上流側に位置するよう
に磁気ヘッド10を配置した場合には、第2のコア12
に巻装された第2の励磁コイル16に電流を流し、第1
のコア11に巻装された第1の励磁コイル14には電流
を流さない。
【0030】例えば、前者の条件(図4の状態)下で、
第1の励磁コイル14に電流を流して第1のコア11を
通る磁界が形成されると、第1のコア11の磁気ギャッ
プG1を介して搬送路2に作用する漏れ磁界が形成され
る。そして、この漏れ磁界を通して紙幣Pが矢印a方向
に搬送されると、紙幣Pに印刷された磁気インクに含ま
れる第1および第2の磁性体によって磁界が変化され、
その磁界の変化に応じた誘起電圧が第1の検出コイル1
5に生じる。
【0031】このとき、磁気インクに含まれる磁性体の
うち第1の磁性体が残留磁気を有する磁性体であること
から、上記のように磁気ギャップG1の漏れ磁界を通過
した第1の磁性体は磁化された直後、すなわち磁気的に
励起された状態のまま磁気ギャップG2を通過すること
になる。このように磁化された第1の磁性体が磁気ギャ
ップG2を通過すると、第2のコア12を通る磁界が形
成され、この磁界の変化に応じた誘起電圧が第2の検出
コイル17(または第2の励磁コイル16)に生じる。
一方、磁気インクに含まれる第2の磁性体は残留磁気を
持たないため、磁気ギャップG2を通過しても第2のコ
ア12に磁界を生じることはない。
【0032】図5には、これら第1および第2の検出コ
イル15、17を介して出力される電圧の変化をグラフ
にして示してある。グラフの上段には、第1の検出コイ
ル15を介して出力される電圧の変化を示してあり、グ
ラフの下段には、第2の検出コイル17を介して出力さ
れる電圧の変化を示してある。これによると、各コイル
15、17から出力される信号波形のうち図中A、Bの
各領域で第1の磁性体が検出され、一方の検出コイル1
5から出力される信号波形の図中C、Dの各領域で第2
の磁性体が検出されていることが分かる。つまり、第1
の検出コイル15を介して第1および第2の磁性体が検
出され、第2の検出コイル17を介して第1の磁性体の
みが検出されている。
【0033】検出回路100では、各コイル15、17
を介して検出した2つの検出信号を演算処理して、予め
本物の紙幣から検出した検出信号と比較し、紙幣の真贋
を判別するようにしている。
【0034】図6には、上述した検出装置1の信号処理
回路を示してある。
【0035】これによると、紙幣Pが磁気ギャップG1
を通過する際に第1の検出コイル15に発生する誘起電
圧がベース部材20に内蔵されたプレアンプ101で増
幅されて検出回路100へ出力される。一方、紙幣Pが
磁気ギャップG2を通過する際に第2の検出コイル17
に発生する誘起電圧がベース部材20に内蔵されたプレ
アンプ102で増幅されて検出回路100へ出力され
る。
【0036】検出回路100では、各コイル15、17
から出力された信号をアンプ103を介してそれぞれ増
幅した後、整流回路104で整流する。そして、A/D
コンバータ105を介して各信号をAD変換した後、記
憶部106で一旦記憶する。さらに、記憶部106で記
憶した2つの信号を演算部107で取得し、磁気ギャッ
プG1、G2のずれ分を演算して各信号を重ね合せ、予め
用意した本物の紙幣の信号と比較する。この比較結果に
基づいて、両者が一致していることをもって当該紙幣が
本物であることを判定し、紙幣の真贋を判別する。
【0037】以上のように、本実施の形態によると、ユ
ニット化された1つの磁気ヘッド10を用いて特性の異
なる2種類の磁性体、すなわち第1および第2の磁性体
を検出でき、従来のように2つのヘッドを必要とせず、
ヘッドの構成を簡略化でき、製造コストを低減できる。
【0038】尚、上述した実施の形態では、紙幣の搬送
方向に対して上流側に第1のコア11を配置した場合に
ついて説明したが、これに限らず、搬送方向上流側に第
2のコア12を配置しても良く、この場合、第2の励磁
コイル16に電流を流して磁気ギャップG2から漏れ磁
界を発生させれば良い。つまり、上述した磁気ヘッド1
0によると、紙幣の搬送方向が異なる場合であっても1
つのヘッドで兼用でき、搬送方向に応じて2種類のヘッ
ドを用意する必要がなく、ヘッドの製造および管理を容
易にできる。
【0039】次に、図7を参照して第2の実施の形態に
係る磁気ヘッド30について説明する。尚、上述した第
1の実施の形態の磁気ヘッド10と同様に機能する部分
については同一符号を付して詳細な説明を省略し、異な
る部分についてのみ詳細に説明する。
【0040】図7に示すように、磁気ヘッド30は、第
2のコア12に巻装した第2の検出コイル31の巻数
を、第1のコア11に巻装した第1の励磁コイル14の
巻数、または第1の検出コイル15の巻数より多く、す
なわち2、3倍にしたことを特徴としている。つまり、
この磁気ヘッド30は、紙幣Pの搬送方向に対して上流
側に磁気ギャップG1が配置されるように磁気ヘッド3
0の向きを限定することを条件に、第2のコア12に巻
装した第2の励磁コイル16を不要とし、その分、第2
の検出コイル31の巻数を多くした。
【0041】これにより、ヘッドの構成、特に回路構成
を簡略化でき、装置の製造コストを低減できる。また、
第2の検出コイル31の巻数を増やすことによりコイル
31の感度を向上させることができ、残留磁気を持たな
い比較的検出感度の低い第2の磁性体を確実に検出でき
るようになる。
【0042】図8には、本発明の第3の実施の形態に係
る磁気ヘッド40の断面図を示してある。ここでも、上
述した実施の形態と同様に機能する部分については同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0043】磁気ヘッド40は、第1および第2のコア
11、12間に、第3のコア41を有する磁気回路(磁
界形成手段)を有する。第3のコア41は、搬送路2に
漏れ磁界を作用させるための磁気ギャップG3(第3の
磁気ギャップ)を有し、コアを通る比較的強い磁界を形
成するための強磁性体42を備えている。また、各コア
間の磁気的干渉を防止するための絶縁部材22は、第1
のコア11と第3のコア41との間、および第3のコア
41と第2のコア12との間に2分割されて配置されて
いる。
【0044】すなわち、磁気ギャップG3を介して搬送
路2に作用する漏れ磁界は比較的強い磁界に設定されて
おり、磁気ギャップG1(またはG2)を通過して磁化さ
れた第1の磁性体をさらに強い磁界で磁化させるべく設
けられている。このように、第1および第2のコア1
1、12間に、強い漏れ磁界を形成するための磁気回路
を配置することにより、自身が磁界を形成しない下流側
の第2のコア12(または第1のコア11)による検出
感度を上げる必要がなくなり、各コイルの巻数を同じに
しても高い感度で磁性体を検出できる。
【0045】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した第3の実施の形態では、第
1および第2のコア11、12間に第3のコア41を有
する磁気回路を配置した場合について説明したが、これ
に限らず、搬送路2に強い磁界を作用できる磁気回路で
あればいかなるものであっても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の磁気ヘ
ッド、および磁性体検出装置は、上記のような構成およ
び作用を有しているので、1つのヘッドで特性の異なる
2種類の磁性体を検知でき、従来のように2つのヘッド
を必要とせず、ヘッドの構成を簡略化でき、製造コスト
を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る磁性体検出装置の
概略構成を示すブロック図。
【図2】残留磁気を有する第1の磁性体に磁界を与えた
ときの磁化の度合いを示すグラフ。
【図3】残留磁気を持たない第2の磁性体に磁界を与え
たときの磁化の度合いを示すグラフ。
【図4】図1の磁性体検出装置に組込まれた本発明の第
1の実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図。
【図5】図4の磁気ヘッドを介して出力される電圧の変
化を示すグラフ。
【図6】図1の検出装置の回路構成を示す図。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係る磁気ヘッド
を示す断面図。
【図8】この発明の第3の実施の形態に係る磁気ヘッド
を示す断面図。
【符号の説明】
1…磁性体検出装置、2…搬送路、4…搬送ローラ対、
10、30、40…磁気ヘッド、11…第1のコア、1
2…第2のコア、13…非磁性部材、14…第1の励磁
コイル、15…第1の検出コイル、16…第2の励磁コ
イル、17…第2の検出コイル、20…ベース部材、2
2…絶縁部材、24…接続端子、26…ホールド部材、
28…シールドケース、41…第3のコア、42…強磁
性体、100…検出回路、a…搬送方向、G1、G2、G
3…磁気ギャップ、P…紙幣。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 7/04 G07D 7/04 (72)発明者 松本 裕司 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 (72)発明者 小知和 雅人 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 英武 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G017 AD05 CA05 CB01 CB15 3E041 AA03 BA09 BB07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 残留磁気を有する第1の磁性体および残
    留磁気を持たない第2の磁性体のうち少なくとも一方を
    保持した被検出媒体を搬送する搬送路に対向して配置さ
    れ、 上記搬送路に対向する第1の磁気ギャップを有する第1
    のコアと、 上記搬送路に沿って上記第1の磁気ギャップに並んで搬
    送路に対向する第2の磁気ギャップを有する第2のコア
    と、 上記第1のコアに巻装された第1および第2のコイル
    と、 上記第2のコアに巻装された第3および第4のコイル
    と、を備え、 上記第1、第2の磁気ギャップの順に被検出媒体が通過
    する第1の方向に上記搬送路を介して被検出媒体が搬送
    されている場合、上記第1の磁気ギャップから上記搬送
    路に漏れる磁界を形成すべく上記第1のコイルを励磁
    し、上記第2のコイルを介して被検出媒体の上記第1お
    よび第2の磁性体を検出し、上記第3および/または第
    4のコイルを介して被検出媒体の上記第1の磁性体を検
    出し、 上記第1の方向と逆の第2の方向に上記搬送路を介して
    被検出媒体が搬送されている場合、上記第2の磁気ギャ
    ップから上記搬送路に漏れる磁界を形成すべく上記第3
    のコイルを励磁し、上記第4のコイルを介して被検出媒
    体の上記第1および第2の磁性体を検出し、上記第1お
    よび/または第2のコイルを介して被検出媒体の上記第
    1の磁性体を検出することを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の磁気ギャップに
    は、非磁性部材が充填されていることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2の磁気ギャップは、
    等しいギャップ幅を有することを特徴とする請求項2に
    記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記第1および第2のコア間には、相互
    の磁気的な干渉を防止するための絶縁部材が配設されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 上記第1および第2の磁気ギャップ間に
    配置され、上記搬送路に漏れる磁界を形成するための磁
    界形成手段をさらに有することを特徴とする請求項1に
    記載の磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 上記磁界形成手段は、上記第1および第
    2の磁気ギャップ間で上記搬送路に対向する第3の磁気
    ギャップを有する第3のコア、および上記第3の磁気ギ
    ャップから上記搬送路に漏れる磁界を形成するための強
    磁性体を有することを特徴とする請求項5に記載の磁気
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 残留磁気を有する第1の磁性体および残
    留磁気を持たない第2の磁性体のうち少なくとも一方を
    保持した被検出媒体を第1の方向に搬送する搬送路に対
    向して配置され、 上記搬送路に対向する第1の磁気ギャップを有する第1
    のコアと、 上記第1の方向に沿って上記第1の磁気ギャップより下
    流側に並んで上記搬送路に対向する第2の磁気ギャップ
    を有する第2のコアと、 上記第1のコアに巻装された第1および第2のコイル
    と、 上記第2のコアに巻装された第3のコイルと、を備え、 上記第1の磁気ギャップから上記搬送路に漏れる磁界を
    形成すべく上記第1のコイルを励磁し、上記第2のコイ
    ルを介して被検出媒体の上記第1および第2の磁性体を
    検出し、上記第3のコイルを介して被検出媒体の上記第
    1の磁性体を検出することを特徴とする磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】 上記第3のコイルは、上記第1および第
    2のコイルより巻数が多いことを特徴とする請求項7に
    記載の磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 残留磁気を有する第1の磁性体および残
    留磁気を持たない第2の磁性体のうち少なくとも一方を
    保持した被検出媒体を搬送路を介して搬送する搬送機構
    と、 上記搬送路に対向して配置された磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを介して検出される検出信号に基づいて
    被検出媒体を検査する検査部と、を有し、 上記磁気ヘッドは、 上記搬送路に対向する第1の磁気ギャップを有する第1
    のコアと、 上記搬送路に沿って上記第1の磁気ギャップに並んで搬
    送路に対向する第2の磁気ギャップを有する第2のコア
    と、 上記第1のコアに巻装された第1および第2のコイル
    と、 上記第2のコアに巻装された第3および第4のコイル
    と、を備え、 上記搬送機構によって上記搬送路を介して上記第1、第
    2の磁気ギャップの順に被検出媒体が通過する第1の方
    向に被検出媒体が搬送されている場合、上記第1の磁気
    ギャップから上記搬送路に漏れる磁界を形成すべく上記
    第1のコイルを励磁し、上記第2のコイルを介して被検
    出媒体の上記第1および第2の磁性体を検出し、上記第
    3または第4のコイルを介して被検出媒体の上記第1の
    磁性体を検出し、これら検出信号を上記検査部へ出力
    し、 上記搬送機構によって上記搬送路を介して上記第1の方
    向と逆の第2の方向に被検出媒体が搬送されている場
    合、上記第2の磁気ギャップから上記搬送路に漏れる磁
    界を形成すべく上記第3のコイルを励磁し、上記第4の
    コイルを介して被検出媒体の上記第1および第2の磁性
    体を検出し、上記第1または第2のコイルを介して被検
    出媒体の上記第1の磁性体を検出し、これら検出信号を
    上記検査部へ出力することを特徴とする磁性体検出装
    置。
  10. 【請求項10】 残留磁気を有する第1の磁性体および
    残留磁気を持たない第2の磁性体のうち少なくとも一方
    を保持した被検出媒体を搬送路を介して第1の方向に搬
    送する搬送機構と、 上記搬送路に対向して配置された磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを介して検出される検出信号に基づいて
    被検出媒体を検査する検査部と、を有し、 上記磁気ヘッドは、 上記搬送路に対向する第1の磁気ギャップを有する第1
    のコアと、 上記第1の方向に沿って上記第1の磁気ギャップより下
    流側に並んで上記搬送路に対向する第2の磁気ギャップ
    を有する第2のコアと、 上記第1のコアに巻装された第1および第2のコイル
    と、 上記第2のコアに巻装された第3のコイルと、を備え、 上記第1の磁気ギャップから上記搬送路に漏れる磁界を
    形成すべく上記第1のコイルを励磁し、上記第2のコイ
    ルを介して被検出媒体の上記第1および第2の磁性体を
    検出し、上記第3のコイルを介して被検出媒体の上記第
    1の磁性体を検出し、これら検出信号を上記検査部へ出
    力することを特徴とする磁性体検出装置。
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