JP5078734B2 - 配送体 - Google Patents

配送体

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Description

本発明は、磁性体に着磁させた磁気マークを備える帳票体が所定数重ねられる配送体に関する。
近年、配送体として帳票体を封緘体に封入した後に、個別先に配送することが行われ、封緘体に、実際に個別先毎の帳票体が封入されているか、異なる帳票体が混在していないかを検査することが行われている。このような場合も含めて帳票体を検査するにあたって当該帳票体を確実に認識する必要がある。
従来、封緘体に封入した帳票体のマッチングを行うために、当該帳票体にそれぞれマッチングのためのマークや符号を付しておき、マークや符号を認識することでマッチングの正否を判別することが一般的に行われている。このような帳票体に付すマッチングのためのマークや符号について、以下の特許文献1で提案されているものがある。
上記特許文献1では、シートに照合記号(バーコード)を付すもので、当該照合記号が金属または金属粉入りインキで印刷し、当該照合記号をX線透過による検査装置により読み取ってマッチング検査を行うことが提案されている。また、インキの他に、導電粉末入りのトナーを定着させる技術も提案されている。
しかしながら、上記特許文献1で提案されているように、シートに照合記号(バーコード)を形成させるに際して、X線で検出可能な金属または金属粉入りインキで印刷を行うことによって可変的データを容易に照合記号として形成させることができるものであるが、インキ内に含ませる金属または金属粉の量はインキという特性上限度があって形成シート上に何枚かの介在物があると、下層の照合記号が認識されないか、または誤認識する場合も生じてくると共に、X線を使用するシステムは高価となる。
一方、X線ではなく、磁性体で内容物を検知する技術が以下の特許文献2で提案されている。当該特許文献2は、自己の有する保磁力を越える交番磁界を与えたときに急峻な磁化反転を生じる強磁性体粉末を含有したインキまたは塗料を、包装用箱に収納される内容物に印刷または塗布して検知用マークを設けるというものである。
上記特許文献2で提案されているものは、内容物に設けた検知用マークに対して、両側に当該強磁性体の保持力を超える交番磁界を印加する発生用コイルと検知用コイルとを配置して検知用マークを検知するものであるから、これを帳票体のマッチング等に適用することは高価になることもあって現実的ではない。
特許第3098557号公報 特開2003−285808号公報
上記特許文献1、2に鑑みて、本出願人は、マッチング用マークを磁性体で形成し、これを磁気センサにより非接触で検知することを想到したものである。
そこで、図9に本発明の前提となる帳票体の一例の説明図を示すと共に、図10に図9における磁性体マークの検知の説明図を示す。図9(A)は、封緘体に封入させる帳票体を示したもので、図9(A)において、連続帳票体101が搬送方向両側にマージナル部102A,102Bを形成させ、個片帳票体103A〜103Cで構成する一の帳票体103が連続されたものであって、個片帳票体103A〜103Cの何れかに、その一方端のマーク形成領域に、磁性体粉が混入されたインキで印刷により例えば6つの磁性体マーク111A〜111Fが搬送方向に対する垂直方向(幅方向)に連設され、帳票体103毎に何れかの磁性体マーク111A〜111Fが着磁される。また、何れかの個片帳票体103A〜103Cの所定箇所に住所、氏名、識別符号等が印刷される。
上記連続帳票体101は、搬送中の一工程でマージナル部102A,102Bが除去され、また、単一の帳票体103に切断されて、折り込み線104で例えばZ折りで折曲される。このような折曲された帳票体103が、図9(B)に示されるように、封緘体105に封入されるもので、このときに当該封緘体105の窓部106に上記印刷した住所、氏名、識別符号等が表出されるように帳票体103が封入される。この状態で当該帳票体103に形成された磁性体マーク111A〜111Fの何れかに着磁された磁性体マーク(以下、磁気マークという)の位置と、当該封緘体105の窓部106より表出される認識符号を認識してマッチングが行われるものである。
上記マッチングは、図10(A)に示すように、封入工程の後に搬送手段121により図示しない撮像位置まで搬送されて窓部106より表出された識別符号が撮像、認識され、さらにマーク検出位置まで搬送されて配置されたマーク検知部123により何れかの着磁された磁性体マーク111A〜111Fの磁気マークが検知され、認識された識別符号と検知された磁気マークの位置でマッチングが行われるものである。
すなわち、上記マーク検知部123は、搬送されてくる封緘体105に封入された帳票体103の磁性体マーク111A〜111Fに対してそれぞれ磁気センサ131〜136で対応されており、何れかの磁気センサ131〜136が検知することで磁気マークの位置が判別されるものである。ところで、着磁された磁性体マーク(ここでは、磁気マーク111Aとする)は、図10(B)に示すように、N極端部とS極端部とにおいて磁力(絶対値)が最大となり、各端部からの距離にしたがって徐々に磁力が低下し、N極とS極との切り替わり目で磁力が最小(ゼロ)になるという性質を有する。
しかしながら、図10(A)に示すように、搬送手段121上で帳票体103が搬送されたときに、上下方向にいわゆるバタツキを生じた場合、当該バタツキによって磁気マークと磁気センサが接近すると磁気マークの両端から遠ざかる方向に対して当該磁気センサの出力値が広がりをみせ、隣接する磁性体マーク(非着磁のマーク)あるいは磁気マークに影響を及ぼして何れの検知かを判別できなくなるという問題がある。また、着磁されない非着磁マークが外部磁界の影響を受ける場合もあって誤検知の可能性もあるという問題がある。さらには、一の磁性体マークには一の情報しか与えられず自由度が低いという問題もある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、外部磁界の影響を回避させて重ねられた複数の帳票体に対して設けられる磁気マークの自由度を向上させ、確実に検知可能とさせる配送体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、磁性体に着磁させた磁気マークを備える帳票体が所定数重ねられ、当該磁気マークからの磁力を対応の磁気センサにより非接触で検知させる配送体であって、前記磁気マークは、前記重ねられる帳票体単位でそれぞれ単一で設けられた磁性体の長手方向に二つの磁化方向を互いに異なる方向で着磁されて連続され、当該異なる磁化方向の境界部分で前記磁気センサにより検知させる検知領域を少なくとも一つ有する構成とする。
請求項2〜4の発明では、「前記各帳票体は、当該帳票体間で前記磁気マークの検知領域が互いに重ならない位置に重ねられる」構成であり、
「前記各帳票体は、当該帳票体間で前記磁気マークの同じ磁化方向の検知領域を互いに重なる位置に重ねられる」構成であり、
「前記各帳票体の重ね状態で前記磁気センサにより検知させる少なくとも一の前記検知領域を有し、他の位置で前記磁気マークの異なる磁化方向の検知領域を互いに重ねることで磁力を打ち消させる」構成である。
本発明によれば、磁性体に着磁させた磁気マークを備える帳票体が所定数重ねられるものであり、磁気マークが、重ねられる帳票体単位でそれぞれ単一で設けられた磁性体の長手方向に二つの磁化方向を互いに異なる方向で着磁されて連続され、当該異なる磁化方向の境界部分で磁気センサにより検知させる検知領域を少なくとも一つ有する構成とすることにより、一の帳票体において単一の磁性体に対して総て着磁された状態で連続させた異なる磁化方向の境界部分で磁力の増大が図られた検知領域が形成されることから検知領域以外の部分が外部磁界の影響を受けにくく、誤検知を回避させることができ、これら帳票体を重ねた形態とすることで検知可能な検知領域数のコントロールやさらなる磁力増大が可能となり、併せて磁気マークへの情報付与の自由度を向上させることができ、また、検知領域のマーク部分を確実に検知させることができるものである。
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に本発明に係る配送体の構成図を示す。図1(A)において、配送体11は、それぞれ個別の帳票体12,13が重ね合わされて構成される。ここでは、2枚の帳票体を重ねられる場合として説明するが、3枚以上でも同様である。
上記帳票体12は、所定位置に、長手方向に対する幅方向全体に単一の磁気マーク21が形成される。例えば、長手方向に対する幅方向が99mm(A4サイズの長手方向の長さの1/3)として、幅2mmで磁気マーク21が形成される。当該磁気マーク21は、磁性体を例えば印刷等により形成し、後述の図2で説明する磁気記録ヘッドにより、図1(B)に示すように、長手方向に二つの磁化方向を互いに異なる方向で着磁させて連続させたもので、当該異なる磁化方向の境界部分が後述の磁気センサにより検知させる検知領域23Aとなる。
上記帳票体13は、例えば帳票体12と同サイズであり、重ね合わせたときに上記磁気マーク21と同位置となる部分に単一の磁気マーク22が形成されるもので、当該磁気マーク22は、図1(C)に示すように磁気マーク21と同様の手法で、一例として上記検知領域23Aとは別位置に検知領域23Bが形成されたものである。そして、帳票体12に帳票体13が重ねられたときの各磁気マーク21は、図1(D)に示すように、検知領域23A,23Bが長さ方向で互いに異なる位置となる。
ここで、図2に、図1における磁気マークに対する着磁の説明図を示す。図2(A)において、磁気記録ヘッド31は誘導型の一般的な構成のものであり、コア32にコイル33が巻回され、当該コア32の端部が微小ギャップGを有している。そして、コイル33を通電することにより、極性に応じてギャップGの両端が電極34A(N極、S極),34B(S極、N極)となり、磁化方向が決定される。
上記のような磁気記録ヘッド31により、上記帳票体12,13に形成された磁性体41に対して着磁により長手方向に二つの磁化方向を互いに異なる方向で連続させる場合、図2(B)に示すように、磁性体41の長手方向に対する垂直方向に磁気記録ヘッド31の2極の電極34A,34Bを併設させ、当該電極34A,34Bに対して垂直方向に当該磁性体41の短辺側より通過させる。
例えば、図2(B)に示すように、電極34AをN極、電極34BをS極としてコイル33を通電させ、当該磁性体41を短辺側より通過させると、ギャップGが当該磁磁性体41の上記検知領域23となる位置を過ぎたときにN極→S極の磁化方向に着磁される。その後に、図2(C)に示すように、電極34A,34Bの極性を反転させることにより、端部又は次の極性反転までがS極←N極の磁化方向に着磁され、全体として2つの異なる磁化方向で着磁されて連続された単一の磁気マーク42とされるもので、異なる磁化方向の境界部分が検知領域43となるものである。
続いて、図3に、図1における磁気マークの磁化長の説明図を示す。図3(A)において、図2に示す磁気記録ヘッド31により互いの磁化方向が異なる方向に連続して着磁(図3ではS極←N極とN極→S極とを連続させた場合とする)させた場合、磁気マーク42の磁力は、内側の隣接された同極(N,N)部分では、互いの磁力が重畳(加算)された値となり、両長方端側の同極(S,S)部分では一極ずつの値となる。当該重畳された部分が検知領域43として図3(B)に示す磁気センサ44で磁力が検知されて対応の出力信号が得られる。
例えば幅2mmの磁気マーク42に端部から検知領域43までの、図3(B)に示すそれぞれの長さ(磁化長)で保持力1500(Oe:単位エルステッド)の磁性体に4000(G:ガウス)の残留磁束密度で着磁させ、磁気センサ(アイチ・マイクロ・インテリジェント社製のMIセンサ)44による高さ3mmの位置における出力信号値(2.5Vを基準値とする)が、図3(C)、(D)に示される。
すなわち、図3(C)、(D)に示すように、検知領域が端部から遠く(長く)なるに従って出力信号値が比例して高くなり、端部から約6mmより飽和状態となることが測定された。これを適用する場合には、磁化長を端部から6mmを越えて形成させることで最大の出力信号値(磁力)を得るように構成することができるものである。
そこで、図4に図1の配送体の磁気マークに対する磁気センサの対応説明図を示すと共に、図5に図1における磁気マークの磁気センサ検知の説明図を示す。図4(A)、(B)において、帳票体12,13が重ねられて磁気マーク21,22が重ねられた配送体11をマッチング検査するに際して、重ねられた磁気マーク21,22の上方(上記同様の高さ3mm)で磁気センサ群51により検知が行われる。ここで、磁気マーク21,22は、図1に示したものと同様の各磁気マーク21,22であり、保持力1500(Oe)の磁性体インキに4000(G)の残留磁束密度で着磁させて検知領域23A,12Bが配置形成されているものとして説明する。
上記磁気センサ群51は、例えば図3(B)で説明した磁気センサ44と同様の5つの磁気センサ51A〜51Eが等間隔で配置されたもので、当該磁気センサ51A〜51Eの位置に対応させて磁気マーク21,22に検知領域23A,23Bが形成される。すなわち、図4(B)に示すように、重ねられた磁気マーク21,22に対し、当該磁気マーク21の検知領域23Aを磁気センサ51Bで検知し、磁気マーク22の検知領域23Bを磁気センサ51Dで検知するものである。
詳しくは、各磁気センサ51A〜51Eの出力信号が2.5Vを基準として、図5(A)に示すように磁気センサ51Bが磁気マーク21におけるS,S極の検知領域23Aを検知して出力信号がピーク値となり、図5(B)に示すように磁気センサ51Dが磁気マーク22におけるS,S極の検知領域23Bを検知して出力信号がピーク値となる。すなわち、図5(C)に示すように、重ねられた磁気マーク21,22に対する磁気センサ群51のうちの磁気センサ51B,51Dの出力を重ねた状態で2つのピーク値の出力信号が得られるものである。なお、他のセンサ51A,51C,51Eは磁力を検知しないことから出力のピークは発生しない。
なお、磁気センサ51Bにおける検知領域23Aの検知に際して重なった磁気マーク22の磁化部分は端部(磁極)ではなく影響しない。同様に、磁気センサ51Dにおける検知領域23Bの検知に際して重なった磁気マーク21の磁化部分は端部(磁極)ではなく影響しないものである。
このように、一の帳票体において単一の磁性体に対して総て着磁された状態で連続させた異なる磁化方向の境界部分で磁力の増大が図られた検知領域が形成されることから磁気センサによる信号の特定を容易とすることができると共に、検知領域以外の部分が外部磁界の影響を受けにくく、誤検知を回避させることができる。また、前述(図9)のように磁気マークを複数とせずに単一とすることから隣接の磁気マークの影響が受けにくいことから検知領域を近づけることも可能となってマーク情報量を増やすことができるものである。そして、これら帳票体を重ねた形態とすることで全体として検知可能な検知領域数のコントロールが可能となり、併せて磁気マークへの情報付与の自由度を向上させることができるものである。
次に、図6に、図1における磁気マークに対する他の着磁形態の説明図を示す。図6(A)は、帳票体12,13間で互いの磁気マーク21,22の同じ磁化方向のS,S極の検知領域23A,23Bを互いに重なる位置に重ねたものである。この各磁気マーク21,22の同じ磁化方向のS,S極を重ねることで磁力が重畳(加算)された特性を示し、さらなる磁力を増大させることができるものである。そして、この重なった検知領域23A,23Bを磁気センサ51Cで検知させることにより大きなピーク値の出力信号を得ることができ、信号の特定、誤検知の回避を図ることができるものである。
また、図6(B)において、各帳票体の重ね状態で磁気センサにより検知させる少なくとも一の検知領域を形成し、他の位置で磁気マークの異なる磁化方向の検知領域を互いに重ねることで磁力を打ち消させる構成としたものである。すなわち、磁気マーク21にS,S極の検知領域23A−1と、N,N極の検知領域23A−2とを形成し、一方で磁気マーク22に、上記検知領域23A−2に重なる位置にS,S極の検知領域23Bを形成したものである。
すなわち、図6(B)は磁気センサ51Bの出力と磁気センサ51Dの出力とを重ねた状態が示され、磁気センサ51Bにより磁気マーク21の検知領域23A−1に対応する出力信号が得られるが、磁気センサ51Dにおいては磁気マーク21のN,N極の検知領域23A−2の磁力と磁気マーク22のS,S極の検知領域23Bの磁力が互いに打ち消し合うことから検知されない状態とされるものである。
このように、異なる磁化方向の検知領域を重ねて磁力を打ち消す状態とさせることも可能となり、重ね状態の全体として検知可能な検知領域数をコントロールすることができ、磁気マークへの情報付与の自由度を向上させることができるものである。
次に、図7及び図8に、本発明における配送体の他の形態の説明図を示す。上記実施形態の配送体11は、個別の帳票体12と帳票体13とを重ねた状態としたものであるが、この実施形態では2つ折りで重ねた形態(図7)、3片の巻き込み折りで重ねた形態(図8)として構成したものである。
すなわち、図7(A)において、帳票体12Aと帳票体13Aとを折り込み線62で連続させ、当該折り込み線62で重ねる磁気マーク61を単一で形成させたものである。例えば、全体をA4サイズとして長手方向で2つ折りさせることで、図1に示す配送体11と同様の形態となる。
そして、磁気マーク61は、図7(B)に示すように、帳票体12A部分で例えばS,S極の検知領域23Aを形成させ、帳票体13A部分で例えばS,S極の検知領域23Bを折り込み線62による折り込みで上記検知領域23Aと重なる位置に形成させたものである。すなわち、折り込み線62で各帳票体12A,13Aを2つ折りにより重ねた状態で検知領域23Aと検知領域23Bとが重なり、図6(B)と同様の形態とさせたものである。
このように、予め定められた折り込み線62により2つ折りで重ねることから、重なる検知領域の位置決めを確実とさせることができるものであり、ひいては外部磁界の影響を回避させて重ねられた複数の帳票体に対して設けられる磁気マークの自由度を向上させ、確実に検知可能とさせることができるものである。
続いて、図8(A)は配送体11を3片の巻き込み折りで重ねたもので、各帳票体12A,13A,14Aを折り込み線62A,62Bで連続させ、当該折り込み線62A,62Bで重ねる磁気マーク61Aを単一で形成させたものである。そして、帳票体12A上に折り込み線62Aによる折り込みで帳票体13Aを折り重ね、当該帳票体13A上に折り込み線62Bによる折り込みで帳票体14Aを折り重ねることによって3片の巻き込み折りの配送体11とさせたものである。
そして、磁気マーク61Aは、図8(B)に示すように、帳票体12A部分で例えばS,S極の検知領域23Aを形成させ、帳票体13AでN,N極の検知領域23Bを折り込み線62Aによる折り込みで検知領域23Aと重ならない位置に形成させ、さらに帳票体14A部分で例えばS,S極の検知領域23Cを折り込み線62Bによる折り込みで上記検知領域23Aと重なる位置に形成させたものである。すなわち、折り込み線62A,62Bの折り込みで検知領域23Bが単独で位置され、検知領域23Aと検知領域23Cとを重ならせたもので、磁気センサ51Bが検知領域23Bを検知し、磁気センサ51Dが重畳された磁力で検知領域23A,23Cを検知するものである。
このように、予め定められた折り込み線62A,62Bにより3つ折りで重ねることによっても、検知領域の重ね若しくは単独とさせる位置決めを確実とさせることができるものであり、ひいては上記同様に外部磁界の影響を回避させて重ねられた複数の帳票体に対して設けられる磁気マークの自由度を向上させ、確実に検知可能とさせることができるものである。
本発明の配送体は、複数の帳票体で構成される配送体のマッチングのために磁気センサで検知される磁気マークが形成される場合に適する。
本発明に係る配送体の構成図である。 図1における磁気マークに対する着磁の説明図である。 図1における磁気マークの磁化長の説明図である。 図1の配送体の磁気マークに対する磁気センサの対応説明図である。 図1における磁気マークの磁気センサ検知の説明図である。 図1における磁気マークに対する他の着磁形態の説明図である。 本発明における配送体の他の形態の説明図(1)である。 本発明における配送体の他の形態の説明図(2)である。 本発明の前提となる帳票体の一例の説明図である。 図9における磁気マークの検知の説明図である。
符号の説明
11 配送体
12,13 帳票
21,22,51,61 磁気マーク
31,52 磁気センサ
41 磁気記録ヘッド
44 電極
62 折り込み線

Claims (4)

  1. 磁性体に着磁させた磁気マークを備える帳票体が所定数重ねられ、当該磁気マークからの磁力を対応の磁気センサにより非接触で検知させる配送体であって、
    前記磁気マークは、前記重ねられる帳票体単位でそれぞれ単一で設けられた磁性体の長手方向に二つの磁化方向を互いに異なる方向で着磁されて連続され、当該異なる磁化方向の境界部分で前記磁気センサにより検知させる検知領域を少なくとも一つ有することを特徴とする磁性体マークを備える配送体。
  2. 請求項1記載の配送体であって、前記各帳票体は、当該帳票体間で前記磁気マークの検知領域が互いに重ならない位置に重ねられることを特徴とする配送体。
  3. 請求項1記載の配送体であって、前記各帳票体は、当該帳票体間で前記磁気マークの同じ磁化方向の検知領域を互いに重なる位置に重ねられることを特徴とする配送体。
  4. 請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の配送体であって、前記各帳票体の重ね状態で前記磁気センサにより検知させる少なくとも一の前記検知領域を有し、他の位置で前記磁気マークの異なる磁化方向の検知領域を互いに重ねることで磁力を打ち消させることを特徴とする配送体。
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