JP5352137B2 - 剥離用テープ - Google Patents

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本発明は剥離用テープに係り、更に詳しくは、被着体に貼付された接着シートを被着体から剥離するときに、接着を伴うことなく把持する領域を備えているとともに、接着シートを破断させることなく確実に剥離することに適した剥離用テープに関する。
半導体ウエハ(以下、単に、「ウエハ」と称する)の処理装置においては、ウエハの回路面等を保護するための接着シートが貼付されている。この接着シートは、シート剥離装置を用いて最終的にウエハから剥離するものとなっている。
シート剥離装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。同文献におけるシート剥離装置は、ウエハに貼付された円形の接着シートに、エッジ部材に巻き掛けられた剥離用テープを接着し、ウエハとエッジ部材との相対移動に同期して剥離用テープの巻き取りを行うことで接着シートをウエハから剥離する構成が採用されている。ここで、剥離用テープは、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた帯状のテープが採用されている。
特開2007−43047号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシート剥離装置における剥離用テープは、一方の面全域に亘って接着剤層を備えているため、接着を伴うことなく把持できる領域がなく、専用の剥離装置を用いなければならないという制約がある。
また、剥離用テープが接着シートの直径よりも小さい幅となる帯状に設けられているため、図6に示されるように、エッジ部材40を介して剥離用テープPTを矢印a方向に引っ張ったときに、テーブルT上のウエハWに貼付された接着シートSが、剥離用テープPTの幅に沿って破れ易くなる、という不都合がある。
また、剥離用テープPTの幅が接着シートSの直径に比べて相当に小さいため、つまり、接着シートSがウエハWに接着している領域に対して剥離用テープPTと接着シートSとの接着領域が相当に小さいため、接着シートSの剥離動作中に剥離用テープPTが接着シートSから分離して剥離不良を生ずる、という不都合もある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、接着シートを剥離する際に、接着を伴うことなく把持部を把持若しくは掴むことができ、専用の剥離装置を用いることなく接着シートを剥離することのできる剥離用テープを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、被着体に貼付された接着シートの大きさよりも小さい剥離用テープを用いた場合であっても、接着シートの破断を回避しつつ確実に剥離することのできる剥離用テープを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、被着体に貼付された接着シートに貼付して当該接着シートを被着体から剥離するための枚葉の剥離用テープであって、
基材シートの所定領域に接着剤層が設けられて接着シートに接着する接着部と、接着剤層が設けられない把持部とを備え
前記接着部は、前記把持部よりも幅広の平面形状に設けられるとともに、前記接着シートの外縁部分に沿うショルダ部を把持部の両側に備え、前記把持部からの剥離力を、当該把持部を基準とした前記接着シートの両縁部に付与可能に設けられる、という構成を採っている。
また、前記把持部と接着部との接続部外縁にスロープ状の繋ぎ部が設けられる、という構成を採ることが好ましい。
また、前記接着剤層は、前記接着シートの外周部分と同一の平面形状に設けられる、という構成を採ることができる。
本発明によれば、接着剤層を有しない把持部を備えて剥離用テープが形成されているため、当該把持部を掴んで接着シートを剥離することができる。この把持部は、例えば、一対のチャック等を用いて把持できる他、作業者が把持部を直接掴んだ状態で接着シートを剥離することができ、専用の剥離装置を必要とすることがないうえ、チャック部材や作業者の指に接着剤が付着して汚れたり、不快感を与えたりすることがなくなり、剥離方法を任意に選択可能となる。
また、接着部が把持部よりも幅広の平面形状となる構成では、剥離用テープが接着シートの幅よりも小さい場合であっても、剥離に際して接着シートが破れてしまうような不都合を効果的に回避することができる。
更に、前記把持部と接着部との間の接続部外縁にスロープ状の繋ぎ部が設けられているため、剥離用テープに剥離力が付与されたときに、剥離方向の力が繋ぎ部によって左右方向に分散するため、剥離用テープや接着シートに局所的な力が加わることを防止し、接着シートが剥離用テープの幅に沿って破れてしまうといった不都合を解消することができる。
また、剥離用テープが接着シートの外縁部分に沿うショルダ部を備えていることで、接着シートが外縁部から確実に剥離されるようになり、この点からも接着シートの破断原因を回避することができる。
特に、接着剤層が接着シートの外周部分と同一の平面形状に設けられた構成では、剥離用テープの接着剤が接着シート以外の部分に接着して、当該接着シートの剥離を妨げたり、被着体を載置するテーブル等に接着剤が付着して汚れてしまうといった不都合を確実に解消できる。また、剥離力を接着シートの縁部に確実に付与することが可能となり、接着シートの剥離不良を解消することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係る剥離用テープを接着シートに貼付した概略斜視図が示され、図2には、その一部拡大平面図が示されている。また、図3には、図1の一部断面図が示されている。これらの図において、接着シートSが貼付されたウエハWがテーブルTに支持され、この接着シートSの外周部に剥離用テープPT貼付されている。
剥離用テープPTは、図3に示されるように、基材シートBSと、接着剤層Aにより構成されている。基材シートBSは、その一方の面における所定領域に接着剤層Aが設けられて接着部10を形成する一方、接着剤層Aが設けられない領域によって把持部11が構成されている。接着剤層Aは、接着シートSの外縁2地点P1、P2間を結ぶ弦L1に沿う弦縁部Asと、前記2地点P1、P2間の弧L2に沿う弧縁部Aaとで囲まれた形状に設けられ、接着シートSの外周部分と同一の平面形状を備えている(図4参照)。また、接着部10は、図2に示されるように、把持部11よりも幅広の平面形状に設けられ、把持部11は、スロープ状(本実施形態では外縁が円弧状)の繋ぎ部13を介して接着部10の外縁に連設されている。これにより、図5に示されるように、剥離用テープPTを矢印a方向に引っ張ったときに、剥離方向の力が繋ぎ部13によって左右方向(矢印aL、aR方向)に分散するため、剥離用テープPTや接着シートSに局所的な力が加わることを防止し、接着シートSが剥離用テープPTの幅に沿って破れてしまうといった不都合は発生しない。また、把持部11は、弦L1の中心と直交する中心線L3を中心線とした対称形状に設けられて接着シートSの外縁から外側に突出する片状に設けられている。なお、弦縁部Asに沿う基材シートBSの外縁は端部10sとされ、弧縁部Aaに沿う基材シートBSの外縁はショルダ部10aとして形成されている。
前記剥離用テープPTを用いて接着シートSを剥離する場合には、ショルダ部10aが接着シートSの外縁に一致するように剥離用テープPTを接着シートSに貼付する。このように貼付することで、接着剤層Aの弧縁部Aaが接着シートSの外縁に一致して貼付される。これにより、接着剤層AがテーブルTに貼付して接着シートSの剥離を妨げたり、テーブルTを接着剤で汚してしまうといった不都合は発生しないうえ、剥離力を接着シートSの縁部に確実に付与することが可能となり、接着シートSの剥離不良を解消することができる。剥離用テープPTの貼付を完了した状態において、把持部11は接着シートSの外縁すなわち弧L2から外側に突出する。
そして、把持部11を図示しないチャックで把持するか、或いは、オペレータが指先で摘んで剥離用テープPTを反転させると同時に、図1中二点鎖線で示される方向に剥離用テープPTを引っ張ることで接着シートSをウエハWから剥離することができる。これにより、チャックを構成する部材やオペレータの指に接着剤が付着して汚れたり、不快感を与えたりすることはない。
従って、このような実施形態によれば、基材シートBSに接着剤層Aを設けないことで把持部11が形成されているため、接着を伴うことなく把持部の引っ張り操作によって接着シートSを剥離することができる。しかも、接着シートSの外周部平面形状に対応するようにショルダ部10aを備え、このショルダ部10aは、把持部11の外縁にスロープ状の繋ぎ部13を介して連なる構成であるため、把持部11を引っ張り操作したときでも、接着シートSに局所的な負荷を与えることなく接着部10の幅方向に分散した剥離力を及ぼすことができ、これによって、接着シートSを部分的に破断してしまうおそれを回避しつつ当該接着シートSの剥離を行うことができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
また、接着部10、接着剤層A及び把持部11の平面形状も任意に変更することが可能である。すなわち、被着体に貼付された接着シートが非円形である場合には、その平面形状の外周部分の形状に応じた平面形状とすればよい。
更に、前記実施形態では、接着部10と把持部11との接続部外縁が円弧状の繋ぎ部13としたが、直線状の繋ぎ部13としてもよい。
また、被着体は半導体ウエハWに限定されるものではなく、ガラス板、鋼板、または、樹脂板等、その他の被着体も対象とすることができ、半導体ウエハは、シリコンウエハや化合物ウエハであってもよい。
更に、接着剤層Aは、感圧接着性の接着剤や感熱接着性の接着剤を採用することができ、組成物に関しては何ら限定されることはない。
また、接着部10の基材シートBSの形状は、上記実施形態のように、接着剤層Aの形状に沿った形状でなくてもよい。
更に、前記実施形態では、基材シートBSと接着剤層Aとの2層構造となる剥離用テープPTを図示して説明したが、層の数には何ら限定されることはなく、例えば、接着シートSの剥離時の引っ張り力に基材シートBSが耐えられない場合等に、補強用の他のシートを積層してもよい。
剥離用テープを接着シートに貼付した状態の概略斜視図。 剥離用テープの平面図。 図1の一部断面図。 剥離用テープを一部破断させて接着剤層側から見た概略斜視図。 接着シートを剥離する直前の概略斜視図。 従来の不都合を説明するための概略斜視図。
符号の説明
10 接着部
10a ショルダ部
11 把持部
13 繋ぎ部
L1 弦
L2 弧
L3 中心線
A 接着剤層
As 弦縁部
Aa 弧縁部
BS 基材シート
PT 剥離用テープ
S 接着シート
W 半導体ウエハ(被着体)

Claims (3)

  1. 被着体に貼付された接着シートに貼付して当該接着シートを被着体から剥離するための枚葉の剥離用テープであって、
    基材シートの所定領域に接着剤層が設けられて接着シートに接着する接着部と、接着剤層が設けられない把持部とを備え
    前記接着部は、前記把持部よりも幅広の平面形状に設けられるとともに、前記接着シートの外縁部分に沿うショルダ部を把持部の両側に備え、前記把持部からの剥離力を、当該把持部を基準とした前記接着シートの両縁部に付与可能に設けられていることを特徴とする剥離用テープ。
  2. 前記把持部と接着部との接続部外縁にスロープ状の繋ぎ部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の剥離用テープ。
  3. 前記接着剤層は、前記接着シートの外周部分と同一の平面形状に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の剥離用テープ。
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