JP5351479B2 - 加熱源の冷却構造 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ等の被処理体に対して光を照射するLED等の発光素子を有する加熱源の冷却構造に関する。
半導体デバイスの製造においては、被処理基板である半導体ウエハ(以下単にウエハと記す)に対して、成膜処理、酸化拡散処理、改質処理、アニール処理等の各種熱処理が存在するが、半導体デバイスの高速化、高集積化の要求にともない、特にイオンインプランテーション後のアニールは、拡散を最小限に抑えるために、より高速での昇降温が指向されている。このような高速昇降温が可能なアニール装置としてLED(発光ダイオード)を加熱源として用いたものが提案されている(例えば特許文献1)。
ところで、上記アニール装置の加熱源としてLEDを用いる場合には、急速加熱に対応して多大な光エネルギーを発生させる必要があり、そのためにLEDを高密度実装する必要がある。
しかしながら、LEDは熱による昇温で発光量が低下することが知られており、LEDを高密度実装することにより、LED自体の発熱(投入エネルギーのうち、光として取り出せなかったもの)等の影響が大きくなるとLEDから十分な発光量を得られなくなる。このため、LEDを冷却して熱による発光量の低下を抑制することが考えられるが、高密度実装されているLEDを有効に冷却するには大がかりな冷却機構が必要となり、メンテナンス性が問題となる。
また、LEDからの光は加熱しようとするウエハに対向する面のみならず側面からも射出され、しかもLEDの形状は、一辺の長さが0.3〜1mm程度、厚さが0.2mm程度であって、4つある側面の面積がウエハに対向する面の面積よりも大きいため、光の取り出し効率が低くならざるを得ない。
特表2005−536045号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、加熱源としてLED等の発光素子を用いた場合に、メンテナンス性を低下させずに効率的に発光素子を冷却することができる加熱源の冷却構造を提供することを目的とする。
また、LED等の発光素子から射出された光を効率良く取り出すことができる加熱源の冷却構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点では、被処理体に対して光を照射する複数の発光素子を有する加熱源の冷却構造であって、前記加熱源に対応して設けられ、前記加熱源に直接接触するように設けられたAlまたはAl合金からなる冷却部材と、前記冷却部材を冷却媒体で冷却する冷却機構とを具備し、前記加熱源は、表面に前記複数の発光素子を高熱伝導性の接合材で取り付けた高熱伝導性絶縁材料からなる支持体と、前記支持体の裏面側に高熱伝導性の接合材で接合されたCuからなる熱拡散部材とを含み、これらがユニット化されて構成された発光素子アレイを備え、前記発光素子アレイは、高熱伝導性接合材を介して前記冷却部材にねじ止めされていることを特徴とする加熱源の冷却構造を提供する。
上記第1の観点において、前記支持体と前記熱拡散部材とを接合する接合材としてハンダを用いることができる。また、同様に前記支持体と前記熱拡散部材とを接合する接合材として熱可塑性樹脂からなるベース樹脂中に複数の気相成長カーボン繊維が厚さ方向に配向してなるカーボンシートを用いることができる。この場合に、前記気相成長カーボン繊維は、カーボンナノチューブ構造を有していることが好ましい。
本発明の第2の観点では、被処理体に対して光を照射する複数の発光素子を有する加熱源の冷却構造であって、前記加熱源に対応して設けられ、前記加熱源に直接接触するように設けられたAlまたはAl合金からなる冷却部材と、前記冷却部材を冷却媒体で冷却する冷却機構とを具備し、前記加熱源は、表面に前記複数の発光素子を高熱伝導性の接合材で取り付けた高熱伝導性絶縁材料からなる支持体と、前記支持体の裏面側に接合されたパイロリティックグラファイトからなる熱拡散部材とを含み、これらがユニット化されて構成された発光素子アレイを備え、前記発光素子アレイは、高熱伝導性接合材を介して前記冷却部材にねじ止めされており、かつ前記熱拡散部材を構成するパイロリティックグラファイトが厚さ方向が高熱伝導性方向となるように前記支持体の裏面側に接合されていることを特徴とする加熱源の冷却構造を提供する。
上記第2の観点において、前記熱拡散部材と前記支持体とは、エポキシ樹脂で接合することができる。
上記第1および第2の観点において、前記支持体はAlN製とすることができる。
前記発光素子を取り付ける高熱伝導性の接合材として、銀ペーストが好適であり、ハンダを用いることもできる。前記発光素子は前記高熱伝導性絶縁材料に形成された電極に前記接合材により接合された構成とすることができ、その場合に、前記発光素子と前記電極との間に前記接合材を含む複数の層が形成されて熱応力緩和構造を有する構造をとることができる。このような構造として、前記発光素子と前記接合材との間に1層または2層以上の熱応力緩和層を有するものを挙げることができ、好適には、前記接合材はハンダであり、前記熱応力緩和層は前記発光素子と前記ハンダとの間の線膨張係数を有する材料で形成されている構造を挙げることができる。
また、前記冷却部材と前記熱拡散部材との間に介在される高熱伝導性接合材は、シリコングリースが好適である。
上記第1および第2の観点において、前記支持体の前記発光素子の取り付け面には、反射層が形成されていることが好ましい。
この場合に、前記反射層の反射率が0.8以上であることが好ましい。また、このような反射層としてはTiOを含む白色層を好適に用いることができる。さらに、前記反射層の厚さが、0.8μm以上であることが好ましい。さらにまた、前記発光素子がそれぞれ個別的にレンズ層で覆われている構成をとることが好ましい。さらにまた、前記レンズ層は透明樹脂からなる構成とすることができ、前記レンズ層を半球状をなすものとすることができる。
前記支持体は、反射板に囲まれて構成されていることが好ましい。また、前記支持体は、複数充填配置されており、前記反射板は、隣接する支持体に対して共通に設けられていることが好ましい。さらに、前記支持体は六角状をなし、そのうちの3辺に反射板が設けられ、他の3辺に反射板が設けられておらず、一の支持体の反射板が設けられている辺に隣接する他の支持体の辺には反射板が設けられていない配置になるように支持体を設けることが好ましい。
本発明の第1の観点によれば、冷却部材をAlまたはAl合金で構成して冷却部材の軽量化を図りつつ、熱拡散部材としてCuを用い、発光素子を支持体に高熱伝導性の接合材で取り付け、前記支持体の裏面を熱拡散部材に高熱伝導性の接合材により接合し、発光素子アレイの熱拡散部材側を高熱伝導性ペーストを介して前記冷却部材にねじ止めすることにより、接合部分の熱抵抗を極力低下させ、熱伝導性を良好にしたので、熱拡散部材に速やかに冷熱を蓄えることができ、その蓄えられた冷熱により十分にLEDを冷却することができる。このため、良好なメンテナンス性を維持しつつ効率的に発光素子を冷却することができる。
本発明の第2の観点によれば、冷却部材を軽量なAlまたはAl合金で構成し、熱拡散部材として軽量でかつ極めて熱伝導性の高い高熱伝導性方向を有するパイロリティックグラファイトを用い、その厚さ方向が高熱伝導性方向となるように前記支持体の裏面側に接合し、発光素子を支持体に高熱伝導性の接合材で取り付け、さらに発光素子アレイの熱拡散部材側を高熱伝導性ペーストを介して前記冷却部材にねじ止めすることにより、冷却部材から発光素子に至る冷熱が移動する経路の熱伝導性が極めて高く、熱拡散部材に速やかに冷熱を蓄えることができ、その蓄えられた冷熱により十分に発光素子を冷却することができる。このため、良好なメンテナンス性を維持しつつ効率的に発光素子を冷却することができる。
光素子を支持する支持体の発光素子の取り付け面に、反射層を設けることにより、支持体で反射した光も有効に取り出すことができ、発光素子から射出された光を効率良く取り出すことができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ここでは、表面に不純物が注入されたウエハをアニールするためのアニール装置を例にとって説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るアニール装置の概略構成を示す断面図、図2は図1のアニール装置の加熱源を拡大して示す断面図、図3、4はLEDの接合部分の多の例を示す図、図5は図1のアニール装置のLEDへ給電する部分を拡大して示す断面図である。このアニール装置100は、気密に構成され、ウエハWが搬入される処理室1を有している。
処理室1は、ウエハWが配置される円柱状のアニール処理部1aとアニール処理部1aの外側にドーナツ状に設けられたガス拡散部1bを有している。ガス拡散部1bはアニール処理部1aよりも高さが高くなっており、処理室1の断面はH状をなしている。処理室1のガス拡散部1bはチャンバー2により規定されている。チャンバー2の上壁2aおよび底壁2bにはアニール処理部1aに対応する円形の孔3a,3bが形成されており、これら孔3a,3bにはそれぞれ高熱伝導性材料であるAlまたはAl合金からなる冷却部材4a,4bが嵌め込まれている。冷却部材4a,4bはフランジ部5a,5bを有し、フランジ部5a,5bはウルテム等の熱絶縁体80を介してチャンバー2の上壁2aおよび底壁2bに支持されている。熱絶縁体80は、後述するようにフランジ部5a、5bが例えば−50℃、あるいはこれ以下に冷却されることから、チャンバー2からの熱の入りを最小にするために設けられている。フランジ部5a,5bと熱絶縁体80との間、および熱絶縁体80と上壁2aおよび底壁2bとの間にはシール部材6が介在され、これらの間が密着されている。さらに冷却部材4a、4bの大気に晒される部分は断熱材で覆われている。
処理室1には、アニール処理部1a内でウエハWを水平に支持する支持部材7が設けられており、この支持部材7は図示しない昇降機構によりウエハWの受け渡しの際に昇降可能となっている。また、チャンバー2の天壁には、図示しない処理ガス供給機構から所定の処理ガスが導入される処理ガス導入口8が設けられ、この処理ガス導入口8には処理ガスを供給する処理ガス配管9が接続されている。また、チャンバー2の底壁には排気口10が設けられ、この排気口10には図示しない排気装置に繋がる排気配管11が接続されている。さらに、チャンバー2の側壁には、チャンバー2に対するウエハWの搬入出を行うための搬入出口12が設けられており、この搬入出口12はゲートバルブ13により開閉可能となっている。処理室1には、支持部材7上に支持されたウエハWの温度を測定するための温度センサー14が設けられている。また、温度センサー14はチャンバー2の外側の計測部15に接続されており、この計測部15から後述するプロセスコントローラ60に温度検出信号が出力されるようになっている。
冷却部材4a,4bの支持部材7に支持されたウエハWに対向する面には、支持部材7に支持されているウエハWに対応するように円形の凹部16a,16bが形成されている。そして、この凹部16a,16b内には、冷却部材4a,4bに直接接触するように発光ダイオード(LED)を搭載した加熱源17a,17bが配置されている。
冷却部材4a,4bのウエハWと対向する面には、凹部16a,16bを覆うように、加熱源17a,17bに搭載されたLEDからの光をウエハW側に透過する光透過部材18a,18bがねじ止めされている。光透過部材18a,18bはLEDから射出される光を効率良く透過する材料が用いられ、例えば石英が用いられる。
冷却部材4a,4bには冷却媒体流路21a,21bが設けられており、その中に、冷却部材4a,4bを0℃以下、例えば−50℃程度に冷却することができる液体状の冷却媒体、例えばフッ素系不活性液体(商品名フロリナート、ガルデン等)が通流される。冷却部材4a,4bの冷却媒体流路21a,21bには冷却媒体供給配管22a,22bと、冷却媒体排出配管23a,23bが接続されている。これにより、冷却媒体を冷却媒体流路21a,21bに循環させて冷却部材4a,4bを冷却することが可能となっている。
なお、チャンバー2には冷却水流路25が形成されており、この中に常温の冷却水が通流するようになっており、これによりチャンバー2の温度が過度に上昇することを防止している。
加熱源17a,17bは、図2に拡大して示すように、絶縁性を有する高熱伝導性材料、典型的にはAlNセラミックスからなる支持体32と、支持体32に電極35を介して支持された多数のLED33と、支持体32の裏面側に接合された高熱伝導性材料であるCu製の熱拡散部材50とで構成された複数のLEDアレイ34を有している。支持体32には例えば銅に金メッキした導電性の高い電極35がパターン形成されており、電極35にLED33が導電性で高熱伝導性の接合材56により接合されている。
接合材56としては、高熱伝導性で取り扱いが容易な銀ペーストが好ましい。ここで銀ペーストはエポキシ樹脂を主成分とする銀ペーストが好適であり、あるいはこの部分の温度が150℃を超える場合には、より耐熱性のあるシリコン樹脂を主成分とする銀ペーストを使用するとよい。
ただし、銀ペーストの線膨張係数は70×10−6/℃程度であり、LED33の材料として好適に用いられる後述のGaAsの線膨張係数である5.7×10−6/℃、電極35を構成する銅の線膨張係数である17.5×10−6/℃よりも大きいため、接合材56として銀ペーストを用いると、LED33の出力を高出力にするために大電流を流した際の温度上昇により熱応力が発生し、接合部が剥がれ等により破損する不都合が生じるおそれがある。そのようなおそれがある場合には、接合材56としてより線膨張係数の小さい材料を用いることが好ましい。そのような材料としてはハンダ(PbSn)が好適である。ハンダは銀ペーストよりも取り扱い性が多少低下するものの、線膨張係数が24×10−6/℃程度と銀ペーストよりも小さく、電極35を構成する銅の線膨張係数に近い。また、銀ペーストを用いた場合には、硬化させる際に150℃程度に加熱する必要があり、残留応力も問題となるが、ハンダを用いた場合には、そのような問題も解消することができる。また、上記熱応力の問題を解消する他の手法としては、LED33と電極35との間を接合材56を含む多層構造として熱膨張差を緩和することも好ましい。具体的には、図3に示すように、LED33の熱膨張係数が小さいので、LED33と接合材56との間にこれらの線膨張係数の間の線膨張係数を有する1層または2層以上の熱応力緩和層80を設けることが好ましい。
このような熱応力を極力少なくするための具体的な構造としては、図4に示すように、接合材56として銅の線膨張係数に近い線膨張係数を有するハンダを用いた上で、熱応力緩和層80として、LED33を構成する典型的な材料であるGaAsに近い8.9×10−6/℃の線膨張係数を有する白金層81およびハンダに近い14.2×10−6/℃の線膨張係数を有する金層82を用いたものを挙げることができる。白金層81、金層82は、例えばスパッタリング等の薄膜形成技術で形成することができる。
図4の構造をモデルとした場合(ケースA)のLED33の界面にかかる応力を、熱応力緩和層80を用いずに接合材56として銀ペーストを用いた構造をモデルとした場合(ケースB)と比較して、応力シミュレーションにより求めた。シミュレーションの条件は、以下の通りとした。なお、ケースBは、ケースAの白金層、金層、およびハンダが銀ペーストに置き換わったものである。
<シミュレーション条件>
1.層厚
LED(GaAs):200μm
白金層 :50μm
金層 :50μm
ハンダ層 :20μm
Cu電極層 :100μm
銀ペースト :120μm
2.白金層、金層の成膜手法
スパッタリング
3.接合条件
ハンダ層接合温度 :180℃(残留応力分)
銀ペースト硬化温度:150℃(残留応力分)
4.モデル
1/4モデル
5.温度
LED上面温度:50℃
銅電極下面温度:20℃
なお、使用物性値は、表1に示すとおりとした。
Figure 0005351479
以上の条件により、Plasso Tech社製“3GA”を用いてシミュレーションした結果、LED界面に発生する接触圧は、銀ペーストのみを用いた場合が480MPaであったのに対し、図4の構造の場合は70MPaとなりLED界面に生じる応力(接触圧)が1/6以下に抑えられる結果が得られた。
支持体32と熱拡散部材50とは高熱伝導性の接合材57により接合される。高熱伝導性の接合材57としては、信頼性の高いハンダを用いることができる。また、熱抵抗を低くする観点からは熱伝導率の高い銀ペーストを用いることもできる。
熱抵抗をより低くして高い熱伝導性を得る観点からは、接合材57として、熱可塑性樹脂からなるベース樹脂中に複数の気相成長カーボン繊維が厚さ方向に配向してなるカーボンシートを用いることが好ましい。熱可塑性樹脂としてはポリアミドを好適に用いることができる。また、気相成長カーボン繊維は、直径が3.5〜10μm、充填率が7〜75%、例えば40%であることが好ましい。この気相成長カーボン繊維は、グラファイト構造、典型的にはカーボンナノチューブ構造を有しており、その長さ方向の熱伝導率は1900W/mKにも達する。したがって、このような気相成長カーボン繊維を充填したカーボンシートは、バルクの熱伝導率が1000〜1900W/mKと極めて高いものであり、気相成長カーボン繊維を40%充填した場合には、例えば750W/mKと純銅の2倍程度の熱伝導性を示す。このようなカーボンシートとしては、Browne Technology社製 ATTA HM−1を挙げることができる。このようなカーボンシートを接合材57として用いた場合には、180℃程度の温度に加熱することによりベース樹脂である熱可塑性樹脂、例えばポリアミドが軟化して支持体32および熱拡散部材50を接合することができる。
接合材57としてこのようなカーボンシートを用いた場合の熱抵抗を実際に求めた。比較のため接合材57としてハンダを用いた場合の熱抵抗についても求めた。
カーボンシートの熱抵抗は、図5に示すように、ヒーター91とヒートシンク92との間に、支持体に相当する厚さ0.6mmのAlN板93と、熱拡散部材に相当する厚さ10mmの銅板94とを厚さ100μmのカーボンシート(Browne Technology社製 ATTA HM−1)95で接合した構造体を介装させ、AlN板93に1箇所と銅板94の上部下部2箇所の合計3箇所に熱電対96を設け、ヒーター91により42℃に加熱した際のAlN板93と銅板94上部の温度差(温度差A)と、銅板94の上部と下部との温度差(温度差B)から求めた。図6にこれら温度差を測定したチャートを示す。図5にも記入したように、温度差Aが1.3℃、温度差Bが1.6℃であった。この温度差A,Bから計算したカーボンシートの熱抵抗は、0.16[cm・K/W]と極めて低い値であった。
ハンダの熱抵抗は、図7に示すように、ヒーター91とヒートシンク92との間に、支持体に相当する厚さ0.6mmのAlN板93と、熱拡散部材に相当する厚さ9mmの銅板94とを厚さ100μmのハンダ97で接合した構造体を介装させ、図5と同様にして温度差Aと温度差Bから求めた。図8にこれら温度差を測定したチャートを示す。図7にも記入したように、温度差Aが1.9℃、温度差Bが0.4℃であった。この温度差A,Bから計算した熱抵抗は、0.95[cm・K/W]であった。
以上の結果から、接合材57としてカーボンシートを用いることにより、熱抵抗がハンダを用いた場合の約1/6となり、LED33の冷却効率を著しく上昇させ得ることが確認された。なお、この実験で用いたハンダは、接合工程における温度、押圧時の圧力等を最適化した改良品であり、通常のハンダの熱抵抗は2.3[cm・K/W]であった。したがって、ここで用いたカーボンシートの熱抵抗は、通常のハンダの熱抵抗の約1/14である。
LEDアレイ34の裏面側の熱拡散部材50と冷却プレート4a(4b)とは、これらの間に高熱伝導性の接合材58が介在された状態でねじ止めされている。接合材58としては、シリコングリースを好適に用いることができる。
このような構成により、冷却媒体から熱伝導性の高い冷却部材4a,4bに高効率で伝達した冷熱が、全面で接触している熱伝導性が高い熱拡散部材50、支持体32、電極35を介してLED33に到達する。すなわち、LED33で発生した熱を、高熱伝導性の接合材56、電極35、支持体32、高熱伝導性の接合材57、熱拡散部材50、高熱伝導性の接合材58という熱伝導性の良好な経路を通って冷却媒体で冷却されている冷却部材4a,4bに極めて効果的に逃がすことができる。
一つのLED33と隣接するLED33の電極35との間はワイヤ36にて接続されている。また、支持体32の表面の電極35が設けられていない部分には例えばTiOを含有する反射層59が設けられており、LED33から支持体32側に射出された光を反射させて有効に取り出すことができるようになっている。反射層59の反射率は0.8以上であることが好ましい。
隣接するLEDアレイ34の間には反射板55が設けられており、これによりLEDアレイ34の全周が反射板55に囲まれた状態となっている。反射板55としては例えばCu板に金メッキしたものが用いられ、横方向に向かう光を反射して有効に取り出すことができるようになっている。
個々のLED33は例えば透明樹脂からなるレンズ層20で覆われている。レンズ層20はLED33から射出する光を取り出す機能を有するものであり、LED33の側面からの光も取り出すことができる。このレンズ層20の形状はレンズ機能を有すれば特に限定されるものではないが、製造の容易性および効率を考慮すると、略半球状が好ましい。このレンズ層20は、屈折率の高いLED33と屈折率が1の空気との間の屈折率を有しており、LED33から空気中に光が直接射出されることによる全反射を緩和するために設けられる。
支持体32と光透過部材18a,18bとの間の空間は真空引きされており、光透過部材18a,18bの両側(上面と下面)が真空状態となる。したがって、光透過部材18a,18bが大気状態と真空状態との仕切りとして機能する場合よりも薄く構成することができる。
冷却部材4aの上方および冷却部材4bの下方には、それぞれLED33への給電制御を行うための制御ボックス37a,37bが設けられており、これらには図示しない電源からの配線が接続され、LED33への給電を制御するようになっている。
一方、図9に拡大して示すように、熱拡散部材50および支持体32にそれぞれ形成されたホール50aおよび32aには給電電極51が挿入されており、この給電電極51が電極35にハンダ付けにより接続されている。この給電電極51には冷却部材4a,4bの内部を通って延びる電極棒38が取り付けポート52において接続されている。電極棒38は、LEDアレイ34毎に複数個、例えば8個(図1、9では2個のみ図示)設けられており、電極棒38は絶縁材料からなる保護カバー38aで覆われている。電極棒38は、冷却部材4aの上端部および冷却部材4bの下端部まで延び、そこで受け部材39がねじ止めされている。受け部材39と冷却部材4a,4bとの間には絶縁リング40が介装されている。ここで、保護カバー38aと冷却部材4a(4b)との間、保護カバー38aと電極棒38との間の隙間はろう付けされており、いわゆるフィードスルーを形成している。
図1に示すように、制御ボックス37a,37b内には、複数の制御ボード42が設けられている。この制御ボード42は、電極棒38に対応する給電部材41が接続される接続部42aと、電源からの配線が接続される給電コネクタ43を有している。図9に示すように、給電部材41は下方に延び、各電極棒38に取り付けられた受け部材39に接続されている。給電部材41は絶縁材料からなる保護カバー44で覆われている。給電部材41の先端にはポゴピン(スプリングピン)41aが設けられており、この各ポゴピン41aが対応する受け部材39に接触することにより、制御ボックス37a,37bから給電部材41、電極棒38、給電電極51および加熱源17a,17bの電極35を介して各LED33に給電されるようになっている。このようにして給電されることによりLED33が発光し、その光によりウエハWを表裏面から加熱することによりアニール処理が行われる。ポゴピン41aはスプリングにより受け部材39側に付勢されているので、制御ボード42の取り付け位置がずれている等の場合にも確実に給電部材41と電極棒38のコンタクトがとれるようになっている。なお、図1には給電部材41の途中までが描かれており、電極棒38、給電電極51やこれらの接続部の構造等は省略している。また、図2には給電電極51が省略されている。
LEDアレイ34は図10に示すように六角状をなし、その3辺に反射板55が設けられている。そして、複数のLEDアレイ34が例えば図11に示すように隙間無く配置される。このとき、一つのLEDアレイ34の反射板55が設けられていない辺に、隣接するLEDアレイ34の反射板55が設けられている辺が来るようにして全てのLEDアレイ34が反射板55に囲まれた状態となるようにされる。これにより、反射板55が重なることがなく、LEDアレイ34の配置個数を最大にすることができる。
一つのLEDアレイ34には、1000〜2000個程度のLED33が搭載される。LED33としては、射出される光の波長が紫外光〜近赤外光の範囲、好ましくは0.36〜1.0μmの範囲のものが用いられる。このような0.36〜1.0μmの範囲の光を射出する材料としてはGaN、GaAs、GaP等をベースとした化合物半導体が例示される。この中では、特に加熱対象として用いられるシリコン製のウエハWに対する吸収率の高い950〜970nm付近の放射波長を有するGaAs系の材料からなるものが好ましい。
アニール装置100の各構成部は、図1に示すように、マイクロプロセッサ(コンピュータ)を備えたプロセスコントローラ60に接続されて制御される構成となっている。例えば、上記制御ボックス37a,37bの給電制御や、駆動系の制御、ガス供給制御等がこのプロセスコントローラ60で行われる。プロセスコントローラ60には、オペレータがアニール装置100を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、アニール装置100の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース61が接続されている。さらに、プロセスコントローラ60には、アニール装置100で実行される各種処理をプロセスコントローラ60の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じてアニール装置100の各構成部に処理を実行させるためのプログラムすなわち処理レシピを格納することが可能な記憶部62が接続されている。処理レシピはハードディスクのような固定的な記憶媒体に記憶されていてもよいし、CDROM、DVD等の可搬性の記憶媒体に収容された状態で記憶部62の所定位置にセットするようになっていてもよい。さらに、他の装置から、例えば専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース61からの指示等にて任意の処理レシピを記憶部62から呼び出してプロセスコントローラ60に実行させることで、プロセスコントローラ60の制御下で、アニール装置100での所望の処理が行われる。
次に、LEDアレイ34および冷却部材4a(4b)の組み立て、ならびにLEDアレイ34の装着の手順について図12を参照して説明する。
まず、AlN製の板材から六角状の支持体32を切り出し、給電電極やねじの挿入孔であるスルーホール32aを形成し、さらに電極パターン(図示せず)を印刷する(図12(a))。
次いで、支持体32の裏面に銅メッキ71を施し、表面の電極パターン以外の部分にTiOを含む反射層59を形成する(電極パターンは図示略)(図12(b))。反射層59はTiOとレジストとを混合したものを用い、メタルマスクを用いて塗布(印刷)することにより形成することができる。
次いで、支持体32と同じ形状を有し、スルーホール32aに対応する位置にスルーホール50aを形成した銅製の熱拡散部材50の表面を高熱伝導性の接合材57を用いて支持体32の裏面に貼り付ける(図12(c))。接合材57としては、ペースト状のハンダを好適に用いることができる。そして、スルーホール32a,50aに支持体32および熱拡散部材50を貫通するように給電電極51を挿入し、隙間にエポキシ樹脂72を充填して真空シールを行い、ハンダと樹脂を一括して連続炉により熱処理する(図12(d))。通常、真空シールはハンダを用いるのが一般的であるが、真空雰囲気にされる処理室1内におけるシールであるから、エポキシ樹脂で十分に真空シールすることができ、ハンダを用いる場合よりも低コスト化することができる。
その後、支持体32の表面にパターン形成された電極35に高熱伝導性の接合材56を施し(図1参照)、その上にダイボンダーによりLED33をマウントするとともに、支持体32の3辺に反射板55を取り付ける(図12(e))。この場合に接合材56として銀ペーストを用いる場合には、電極35に銀ペーストを塗布した後に加熱して硬化させる。上述したように、接合材56としては、ハンダ等の他の材料を用いることもでき、熱応力緩和層80を介在させることもできる。その後、さらにワイヤーボンダーを用いてワイヤ36によりボンディングを行う(図12(f))。
次いで、LED33を覆うように透明樹脂からなるレンズ層20を形成し、LEDアレイ34を完成させる(図12(g))。一方、これと並行してAl製の冷却部材4a(4b)を組み立てる(図12(h))。
その後、熱拡散部材50に例えばシリコングリースからなる高熱伝導性の接合材58を塗布し、冷却部材4a(4b)にLEDアレイ34を装着する(図12(i))。そして、給電電極51に給電部材38を接続するとともに、ねじ73によりLEDアレイ34をねじ止めする(図12(j))。
以上の手順により、LEDアレイ34の装着までが終了し、その後、光透過部材18a、18bを取り付ける。
次に、以上のようなアニール装置100におけるアニール処理動作について説明する。
まず、ゲートバルブ13を開にして搬入出口12からウエハWを搬入し、支持部材7上に載置する。その後、ゲートバルブ13を閉じて処理室1内を密閉状態とし、排気口11を介して図示しない排気装置により処理室1内を排気するとともに、図示しない処理ガス供給機構から処理ガス配管9および処理ガス導入口8を介して所定の処理ガス、例えばアルゴンガスまたは窒素ガスを処理室1内に導入し、処理室1内の圧力を例えば100〜10000Paの範囲内の所定の圧力に維持する。
一方、冷却部材4a,4bは、冷却媒体流路21a,21bに液体状の冷却媒体、例えばフッ素系不活性液体(商品名フロリナート、ガルデン等)を循環させ、LED素子33を0℃以下の所定の温度、好ましくは−50℃以下の温度に冷却される。
そして、図示しない電源から制御ボックス37a,37b、給電部材41、電極棒38、電極35を介して、LED33に所定の電流を供給してLED33を点灯させる。
LED33からの光は、直接または一旦反射層59で反射してからレンズ層20を透過し、さらに光透過部材18a,18bを透過し、電子とホールの再結合による電磁輻射を利用して極めて高速でウエハWを加熱する。
ここで、LED33は、常温に保持した場合には、LED33自身の発熱等によりその発光量が低下するが、本実施形態では、冷却部材4a,4bに冷却媒体を通流させ、図2に示すように、冷却部材4a,4b、熱拡散部材50、支持体32、電極35を介してLED33を冷却するので、LED33を効率的に冷却することができる。
本出願人は先に、冷却部材4a,4bおよび熱拡散部材50のいずれにも熱伝導性の良好なCuを用いてLED33を極めて効率的に冷却する技術を提案した(特願2007−081609)。しかしながら、冷却部材4a、4bをCuで構成すると、冷却機構が極めて重いものとなりメンテナンス性が十分とはいえない。
そこで、本実施形態では、冷却部材4a,4bをAlまたはAl合金で構成して冷却部材の軽量化を図りつつ、冷却効率を低下させないようにしている。AlはCuに比較すると熱伝導性が悪いため、単にAlを介在させてLEDを冷却しようとしても十分な冷却はできない。しかし、本願発明者等の検討結果によれば、LEDによるウエハの加熱は数秒程度でよいため、Cu製の熱拡散部材50に蓄えられた冷熱により十分にLEDを冷却することができ、冷却部材をAlで構成しても冷却部材および熱拡散部材をいずれもCuで構成する場合と殆ど変わらない温度までLEDを冷却することができることが判明した。実際に、(1)Al製の冷却部材と厚さ5mmのCu製の熱拡散板の組み合わせ(本実施形態)、(2)Cu製の冷却部材と厚さ5mmのCu製の熱拡散板の組み合わせ、(3)Al製の冷却部材と厚さ5mmのAl製の熱拡散板の組み合わせ、(4)Cu製の冷却部材で直接支持板を介してLEDを冷却した場合について、10サイクルのアニール処理を行い、支持体32の最高到達温度を求めた結果、本実施形態の場合の(1)は、Cuのみを用いた(2)、(4)とほぼ同程度の30℃(1サイクル目)〜50℃(10サイクル目)程度であったのに対し、Alのみを用いた(3)では、70℃(1サイクル目)〜95℃(10サイクル目)程度まで上昇した。すなわち、Al冷却部材とCu熱拡散部材との組み合わせにより、全てCuの場合と遜色ない冷却効率が実現されることが確認された。
また、LEDアレイ34をユニット化して、シリコングリース58を介してねじ73で冷却部材4a(4b)に取り付けるようにしているので、装着および取り外しが容易であり、LED33の交換の際にLEDアレイ34毎容易に交換することができる。
このようにLEDアレイ34毎容易に交換できることと冷却部材4a,4bがCuよりも軽量なAlまたはAl合金で構成されていることとが相俟って、極めて高いメンテナンス性を実現することができる。
また、AlN製の支持体32とCu製の熱拡散部材50をハンダ57により面接触させ、熱拡散部材50と冷却部材4a(4b)との間を熱伝導性の高いシリコングリース58で面接触させるので、熱抵抗が低く、LED33を冷却する能力が高い。
本実施形態においては、上述したように、LED33からの光は、直接または一旦反射層59で反射してからレンズ層20を透過し、さらに光透過部材18a,18bを透過する。この状態を図13に示す。すなわち、LED33から下方へ射出された光は例えばTiOからなる白色の反射層59により反射される。反射層59は反射率が0.8以上であれば、LED33からの光の取り出し効率が高くなり、好ましい。また、レンズ層20を設けることにより、LED33から側方へ射出された光も有効に取り出すことができる。また、レンズ層20は透明樹脂からなり、LED33と空間の間の屈折率を有しているため、LED33、レンズ層20、空間と順次屈折率が低くなる構造となり、全反射が発生しにくくなり、効率低下が生じにくい。
AlNの反射率は0.2程度であるから、反射層59を設けない場合には、LED33からAlN製の支持体32に到達した光は、大部分が吸収され有効に取り出すことができず、反射層59を設けずにレンズ層20だけを設けても、レンズ層20で多重反射が生じ、AlN製の支持体32に吸収されるため、実際の光の取り出し効率はあまり上昇しない。これに対して、反射層59を設けることにより、光の取り出し効率を上昇させることができ、さらに反射層59とレンズ層20とを両方設けることにより、これらの相乗効果によって光の取り出し効率を一層上昇させることができる。
実際に、サイズ0.5mm×0.5mmのGaAsからなるLEDに50mAの電流を流して、(1)反射層なしレンズ層なし、(2)反射層なしレンズ層あり、(3)反射層ありレンズ層なし、(4)反射層ありレンズ層ありの4種類の場合について、LEDから出た光を積分球を使用して光出力を測定した。その結果を図14に示す。この図に示すように、(1)の反射層なしレンズ層なしの場合に比較して、(2)のようにレンズ層のみを設けても光出力はわずかに上昇するのみであったのに対し、(3)のように反射層を設けるのみでも光出力は15%程度上昇し、(4)の反射層ありレンズ層ありの場合には、これらの相乗効果により45%もの光出力の上昇が見られた。
また、反射層59としては、TiOのような白色のものを用いることが好ましく、これによって高い反射率が得られるが、より高い反射率を得るためには、透過光を極力減らすことが好ましく、このような観点から反射層59の厚さは80μm以上であることが好ましい。
実際に、反射層59として、TiOを含む高反射率白色現像型ソルダーレジスト(PSR−4000LEW1;太陽インキ製造株式会社製)を、厚さ15μm、45μm、85μmと3水準で変化させ、光の波長と反射率との関係を把握した。その結果を図15に示す。図15に示すように、反射層59の厚さが85μmの場合にシリコンの加熱に必要な波長900nm付近の光の反射率が0.9付近という高い値となっていることがわかる。反射層59の厚さが薄くなるほど反射率が低下し、45μmの場合には0.8程度、15μmの場合には0.65程度となってしまうことが確認された。この結果からも反射層59の厚さを45μm以上、より好ましくは80μm以上と厚くすることにより、反射率を確実に0.8以上とすることがきることが確認された。なお、反射層59の厚さは、電極35よりも薄いほうが好ましく、その点を考慮すると反射層59の厚さは100μm程度が事実上の上限となる。
また、LED33から射出し、反射板55に到達した光についても反射板55で高い反射率で反射させることができ、これによってもLED33の光取り出し効率を上昇させることができる。また、このような反射板55は、各LEDアレイ34の3辺のみに設ければよく、これによって一つのLEDアレイ34の反射板55がない辺に他のLEDアレイ34の反射板55のある辺を隣接させることができ、反射板55を重ならせることなくLEDアレイ34を反射板55で囲むことができ、LED33の配置面積を極力大きくした状態で効率的に反射板を設けることができる。
また、従来のLEDを用いたアニール装置では、真空に保持される処理室内と大気雰囲気のLED空間との差圧を石英等からなる光透過部材によって受けていたため、光透過部材を厚くする必要があったが、この実施形態では、処理室1と大気の差圧は、金属製の冷却部材4a,4bで受けるので、光透過部材18a,18bを薄くすることができる。このように光透過部材18a,18bを薄くすることにより当該部材への蓄熱が抑制され、冷却部材4a,4bを介して冷却される冷却部分と、処理室1内の加熱部分との間の熱絶縁を十分に図ることができる。熱絶縁を一層良好にする観点からは、光透過部材18a,18bの止めネジを熱伝導率の小さい樹脂やセラミックス等で行えばよい。さらに、このように光透過部材18a,18bを薄くすることにより、ウエハWから冷却部材4a,4bへ効率良く熱輻射されるので、降温特性が良好となる。
また、LEDアレイ34の支持体32としてAlNを用いることにより、発光の際のLEDの波長を反射し、さらに1000℃程度に加熱されたウエハWからの輻射熱を吸収させることができるので、これによっても昇温降温特性を良好にすることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
図16は、本発明の他の実施形態に係るアニール装置の加熱源を示す断面図である。本実施形態のアニール装置は、高熱伝導性材料としてパイロリティックグラファイト(PG)を用いた熱拡散部材150を用いている他は、従前の実施形態とほぼ同様に構成されている。
PGは、炭化水素ガスを用いたCVDによりカーボンを黒鉛構造に堆積させたものである。PGが特徴的なのは、熱伝導率に異方性を持つことである。具体的には、堆積させた膜の面内方向は2000W/mK以上とCuの3倍近い極めて高い熱伝導率を示すのに対し、膜厚方向では20W/mK以下の低い熱伝導率を示す。したがって、PGの熱伝導率の高い方向を熱拡散部材150の厚さ方向とすることにより、熱伝達経路の熱伝導率を極めて高いものとすることができる。また、密度と比熱から算出される容積比熱は、Cuの3500kJ/m・Kに対してPGでは1650kJ/m・Kであり、熱容量は容積比熱に比例するからPGの熱容量はCuの1/2程度となり、熱伝導率と熱容量の両方を加味すると、PGからなる熱拡散部材150を用いることにより、LED33の冷却効率を一層高くすることができる。
このようにPGの熱伝導率の高い方向を厚さ方向にした熱拡散部材150を形成するための方法を図17を参照して説明する。まず、図17(a)に示すように、CVDにより厚いPG膜101を成膜する。なお、面内方向に直交する2方向が方向a,bであり、厚さ方向は方向cである。次に、図17(b)に示すようにこのPG膜101を、その厚みを保ったままa方向に沿って所定の厚さにスライスし、このスライス片101aを図17(c)に示すように方向bが厚さ方向になるように、支持体32に貼り付ける。これらスライス片101aを支持体32の全面を覆うように貼り付けた後、支持体32の形状に加工する。
熱拡散部材150の貼り付けは、エポキシ樹脂のような樹脂により行うことができる。PGは多孔質であるため、熱拡散部材150と支持体32との接触を保ったまま樹脂により接合することができ、従前の実施形態のような高熱伝導性の接合材は不要である。
このように、PGからなる熱拡散部材150を用い、熱伝導率の高い方向を冷熱が移動する方向(熱拡散部材150の厚み方向)に一致させたので熱拡散部材150に速やかに冷熱を蓄えることができ、その冷熱によって十分にLED33を冷却することができる。また、PGの比重はCuの1/4程度であるから、従前の実施形態よりも一層軽量化することができ、メンテナンス性をより向上させることができる。
次に、PGの熱伝導率を測定した結果について説明する。ここでは38mm角で10mm厚のPG膜を成膜し、6.3mm幅にスライスし、図18のように、38×10×6.3(mm)の直方体のサンプルを作製した。最も長い38mmの辺の方向が上記方向aであり、10mmの辺の方向が上記方向cであり、6.3mmの辺の方向が上記方向bである。
図19に示すように、例えばa方向の熱伝導率を測定する際には、ヒーター102とヒートシンク103との間に厚さ4mmのAl板104と上記PGサンプル105をa方向を垂直にして介装させ、Al板104の上部下部2箇所、およびPGサンプル105の上部下部2箇所の合計4箇所に熱電対106を設け、ヒーター102より加熱した際のAl板104の上部と下部との温度差(温度差C)およびPGサンプル105の上部と下部との温度差(温度差D)を求めた。なお、サンプル105の熱電対貼付位置の間隔は36mmとした。その際のヒーターによる加熱温度と上記温度差との関係は図20に示すようになり、図20に記入したように、温度差Cが7.7℃、温度差Dが5.3℃となった。Al板104の上部下部の温度差より、ヒーター102からヒートシンク103への熱流束Qを求めると24.3Wとなり、この熱流束QとPGサンプル105の上部下部の温度差からPGの熱伝導率を求めると2620W/m・Kとなった。すなわち、PGサンプルの方向aの熱伝導率は2620W/m・Kであった。同様にして、方向b、方向cの熱伝導率を求めたところ、それぞれ2100W/m・K、16W/m・Kとなった。このことから、熱伝導率の高い方向を熱拡散部材150の厚さ方向にすることにより、冷熱をLED33に供給して効果的に冷却できることがわかる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、被処理体であるウエハの両側にLEDを有する加熱源を設けた例について説明したが、いずれか一方に加熱源を設けたものであってもよい。また、上記実施形態では発光素子としてLEDを用いた場合について示したが、半導体レーザー等他の発光素子を用いてもよい。さらに、被処理体についても、半導体ウエハに限らず、FPD用ガラス基板などの他のものを対象にすることができる。
本発明は、不純物が注入された後の半導体ウエハのアニール処理等、急速加熱が必要な用途に好適である。
本発明の一実施形態に係るアニール装置の概略構成を示す断面図。 図1のアニール装置の加熱源を拡大して示す断面図。 LEDと接合材との間に熱応力緩和層を設けた構造を示す断面図。 LEDと電極との間に接合材および熱応力緩和層を設けた場合のより好ましい構造を示す断面図。 支持体と熱拡散部材との接合材として用いるカーボンシートの熱抵抗を測定する手法を説明するための図。 カーボンシートの熱抵抗測定の前提となる、AlN板と銅板上部の温度差と、銅板の上部と下部との温度差とを測定したチャートを示す図。 支持体と熱拡散部材との接合材として用いるハンダの熱抵抗を測定する手法を説明するための図。 ハンダの熱抵抗測定の前提となる、AlN板と銅板上部の温度差と、銅板の上部と下部との温度差とを測定したチャートを示す図。 図1のアニール装置のLEDへ給電する部分を拡大して示す断面図。 図1のアニール装置のLEDアレイを示す図。 図1のアニール装置の加熱源を示す底面図。 図1のアニール装置において、LEDアレイおよび冷却部材の組み立て、ならびにLEDアレイの装着の手順を示す図。 LEDにレンズ層および反射層を設けた場合の光の取り出し状態を説明するための図。 反射層の有無およびレンズ層の有無による光出力を示す図。 反射層の厚さを15μm、45μm、85μmとした場合の光の波長と反射率との関係を示す図。 本発明の他の実施形態に係るアニール装置の加熱源を示す断面図。 パイロリティックグラファイトの熱伝導率の高い方向を厚さ方向にした熱拡散部材150を形成するための方法を説明するための図。 パイロリティックグラファイトの熱伝導率の測定に用いたサンプルを示す斜視図。 熱伝導率の測定の手法を説明するための図。 パイロリティックグラファイトの熱伝導率の測定の前提となる、Al板の上部と下部との温度差およびパイロリティックグラファイトサンプルの上部と下部との温度差を測定したチャートを示す図。
符号の説明
1;処理室
1a;アニール処理部
1b;ガス拡散部
2;チャンバー
4a,4b;冷却部材
8;処理ガス導入口
9;処理ガス配管
10;排気口
11;排気配管
12;搬入出口
16a,16b;凹部
17a,17b;加熱源
18a,18b;光透過部材
20;レンズ層
21a,21b;冷却媒体流路
22a,22b;冷却媒体供給配管
23a,23b;冷却媒体排出配管
32;支持体
33;LED(発光素子)
34;LEDアレイ
35;電極
36;ワイヤ
50,150;熱拡散部材
55;反射板
56;接合材
57;接合材
58;接合材
59;反射層
60;プロセスコントローラ
61;ユーザーインターフェース
62;記憶部
73;ねじ
100;アニール装置
W…半導体ウエハ(被処理体)

Claims (24)

  1. 被処理体に対して光を照射する複数の発光素子を有する加熱源の冷却構造であって、
    前記加熱源に対応して設けられ、前記加熱源に直接接触するように設けられたAlまたはAl合金からなる冷却部材と、
    前記冷却部材を冷却媒体で冷却する冷却機構
    具備し、
    前記加熱源は、表面に前記複数の発光素子を高熱伝導性の接合材で取り付けた高熱伝導性絶縁材料からなる支持体と、前記支持体の裏面側に高熱伝導性の接合材で接合されたCuからなる熱拡散部材とを含み、これらがユニット化されて構成された発光素子アレイを備え、前記発光素子アレイは、高熱伝導性接合材を介して前記冷却部材にねじ止めされていることを特徴とする加熱源の冷却構造
  2. 前記支持体と前記熱拡散部材とを接合する接合材は、ハンダであることを特徴とする請求項1に記載の加熱源の冷却構造
  3. 前記支持体と前記熱拡散部材とを接合する接合材は、熱可塑性樹脂からなるベース樹脂中に複数の気相成長カーボン繊維が厚さ方向に配向してなるカーボンシートであることを特徴とする請求項1に記載の加熱源の冷却構造
  4. 前記気相成長カーボン繊維は、カーボンナノチューブ構造を有していることを特徴とする請求項3に記載の加熱源の冷却構造
  5. 被処理体に対して光を照射する複数の発光素子を有する加熱源の冷却構造であって、
    前記加熱源に対応して設けられ、前記加熱源に直接接触するように設けられたAlまたはAl合金からなる冷却部材と、
    前記冷却部材を冷却媒体で冷却する冷却機構
    具備し、
    前記加熱源は、表面に前記複数の発光素子を高熱伝導性の接合材で取り付けた高熱伝導性絶縁材料からなる支持体と、前記支持体の裏面側に接合されたパイロリティックグラファイトからなる熱拡散部材とを含み、これらがユニット化されて構成された発光素子アレイを備え、前記発光素子アレイは、高熱伝導性接合材を介して前記冷却部材にねじ止めされており、かつ前記熱拡散部材を構成するパイロリティックグラファイトが厚さ方向が高熱伝導性方向となるように前記支持体の裏面側に接合されていることを特徴とする加熱源の冷却構造
  6. 前記熱拡散部材と前記支持体とは、エポキシ樹脂で接合されていることを特徴とする請求項5に記載の加熱源の冷却構造
  7. 前記支持体はAlN製であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  8. 前記発光素子を取り付ける高熱伝導性の接合材は、銀ペーストであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  9. 前記発光素子を取り付ける高熱伝導性の接合材は、ハンダであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  10. 前記発光素子は前記高熱伝導性絶縁材料に形成された電極に前記接合材により接合されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  11. 前記発光素子と前記電極との間に前記接合材を含む複数の層が形成されて熱応力緩和構造を有することを特徴とする請求項10に記載の加熱源の冷却構造
  12. 前記発光素子と前記接合材との間に1層または2層以上の熱応力緩和層を有することを特徴とする請求項11に記載の加熱源の冷却構造
  13. 前記接合材はハンダであり、前記熱応力緩和層は前記発光素子と前記ハンダとの間の線膨張係数を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項12に記載の加熱源の冷却構造
  14. 前記冷却部材と前記熱拡散部材との間に介在された高熱伝導性接合材は、シリコングリースであることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  15. 記支持体の前記発光素子の取り付け面には、反射層が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  16. 前記反射層の反射率が0.8以上であることを特徴とする請求項15に記載の加熱源の冷却構造
  17. 前記反射層は、TiOを含む白色層であることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の加熱源の冷却構造
  18. 前記反射層の厚さが、0.8μm以上であることを特徴とする請求項17に記載の加熱源の冷却構造。
  19. 前記発光素子がそれぞれ個別的にレンズ層で覆われていることを特徴とする請求項15から請求項18のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  20. 前記レンズ層は透明樹脂からなることを特徴とする請求項19に記載の加熱源の冷却構造
  21. 前記レンズ層は半球状をなしていることを特徴とする請求項19または請求項20に記載の加熱源の冷却構造
  22. 前記支持体は、反射板に囲まれて構成されていることを特徴とする請求項15から請求項21のいずれか1項に記載の加熱源の冷却構造
  23. 前記支持体は、複数充填配置されており、前記反射板は、隣接する支持体に対して共通に設けられていることを特徴とする請求項22に記載の加熱源の冷却構造
  24. 前記支持体は六角状をなし、そのうちの3辺に反射板が設けられ、他の3辺に反射板が設けられておらず、一の支持体の反射板が設けられている辺に隣接する他の支持体の辺には反射板が設けられていない配置になるように支持体が設けられることを特徴とする請求項23に記載の加熱源の冷却構造
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