JP5351269B2 - マスク検査装置及び画像生成方法 - Google Patents

マスク検査装置及び画像生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、広視野かつ高精度な画像を生成することのできるマスク検査装置及び画像生成方法に関する。
半導体製造工程のリソグラフィ工程において、フォトマスク上に形成されたパターンが露光装置を用いてウエハ上に露光転写される。このフォトマスク上に形成されたパターンに欠陥や歪みがあると、所望の位置にパターンが転写されなかったり、パターンの形状が不正確になるなど露光精度が低下してしまう。このような露光精度の低下を防止するために、フォトマスクの位置誤差や欠陥について検査している。
フォトマスクを検査する方法として、走査型電子顕微鏡によるマスクのSEM画像を利用した検査方法がある。走査型電子顕微鏡では、電子線走査範囲内入射電子を走査させながら照射し、チンチレータを介して試料から放出される2次電子を取得し、取得した電子の電子量を輝度に変換してSEM画像データを取得し、表示装置に表示している。
例えば、マスク上に形成されたパターンの線幅による検査は次のような手順によって行われている。フォトマスク上に形成されたパターンの所定範囲をディスプレイに表示した後、その表示範囲内の測定ポイントに照準を当てて電子ビームを照射し、測定ポイントから反射された二次電子に基づいて輝度分布の波形を取得する。そして、輝度分布波形を解析してパターンエッジ位置を求め線幅とする。この線幅が許容誤差の範囲内にあるか否かを判断し、フォトマスク品質の良否判定を行う。
また、マスクおよびマスクモデルを用いて、ウエハ上への転写シミュレーション結果と比較するマスク検査方法がある。このマスク検査方法では、マスクを用いて透過光および反射光から得られる検査画像から、ウエハにどのように転写されるかシミュレーションし、正しいマスクではどのように転写されるかシミュレーションした結果と比較することにより、マスク上のパターンの欠陥の有無などを検査する。この転写シミュレーションには10ミクロン程度の視野が必要で、マスクモデルとSEM画像とを比較し、マスク上に形成されたパターンの欠陥の有無等を検査する。このマスクモデルは、フォトマスク全体のパターンが反映されているため、マスクモデルと比較するSEM画像も広視野なSEM画像が要求される。
しかし、上記した走査型電子顕微鏡を使用したマスク検査装置では、高精度な計測を必要とするため、高倍率で限定された狭視野でのSEM画像を取得する場合が一般的である。また、通常の測長SEMの場合、広視野を走査するためには、非点、湾曲、歪みなどの各収差が発生するためこれらの各収差を走査に連動して動的に調整する必要がある。そのため、補正のために大幅な負担がかかるだけでなく、十分に補正しきれない場合も起こりうる。
これに対し、特開2000−294183号公報には、試料のSEM画像を分割して取得する際に、試料ステージを自動駆動することにより容易にSEMによる広視野のつなぎ写真を撮影する技術が記載されている。
しかし、分割した領域に試料ステージを移動させたときに、必ずしも正確な位置に移動できるとは限らず、つなぎ写真を撮影した場合であっても広視野の一枚の写真に合成できるという保証はない。
特開2000−294183号公報
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、目的は、広視野且つ高精細なSEM画像及び輪郭データを抽出することのできるますく検査装置及び画像生成方法を提供することである。
上記した課題は、電子ビームを試料上に照射する照射手段と、前記電子ビームの照射によって、パターンが形成された前記試料上から発生する電子の電子量を検出する電子検出手段と、前記電子量を基に当該パターンの画像データを生成する画像処理手段と、前記照射手段、電子検出手段及び画像処理手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、指定された前記試料の観察領域のサイズから全体の合成画像を形成する分割画像の分割数を算出し、隣接する分割画像が相互に重なるように分割領域を決定し、各分割領域毎のSEM画像を取得し、各分割領域の座標データ及び前記相互に重なる領域に含まれるパターンのエッジ情報を基に、各分割領域のSEM画像を合成して前記観察領域の広視野のSEM画像を形成することを特徴とするマスク検査装置により解決する。
この形態に係るマスク検査装置において、前記各分割領域毎のSEM画像データには、当該領域の座標データが含まれ、前記制御手段は、前記座標データに従って隣接する分割領域のSEM画像を合成するようにしてもよく、前記制御手段は、前記隣接する分割領域の相互に重なる重複領域に含まれるパターンを検出してアライメント用のパターンとして、当該パターンのエッジを各分割領域において1/100ピクセルの精度で検出し、前記各分割領域で検出された前記パターンのエッジ位置の差分をゼロにするように各分割領域の座標データを補正するようにしてもよい。
本発明の他の形態によれば、上記の形態に係るマスク検査装置において実施される画像生成方法が提供される。その一形態に係る画像生成方法は、指定された前記試料の観察領域のサイズから全体の合成画像を形成する分割画像の分割数を算出するステップと、隣接する分割画像が相互に重なるように分割領域を決定するステップと、前記分割領域毎にSEM画像を取得するステップと、前記相互に重なる領域に含まれるパターンのエッジ情報を基に前記各分割領域の第2のアライメントを行うステップと、前記各分割領域のSEM画像を合成して前記観察領域の広視野のSEM画像を取得するステップと、を含むことを特徴とする。
この形態に係る画像生成方法において、前記第1のアライメントを行うステップは、前記各分割領域のSEM画像が保有する座標データを取得するステップと、前記各分割領域の座標データを前記指定された観察領域の座標データに換算するステップと、前記換算された各分割領域の座標データに従って隣接する分割領域のSEM画像を合成するステップと、を含むようにしてもよく、前記第2のアライメントを行うステップは、前記隣接する分割領域間の相互に重なる重複領域に含まれるアライメント用パターンを検出するステップと、当該パターンのエッジを各分割領域において1/100ピクセル精度で検出するステップと、前記各分割領域で検出された前記パターンのエッジ位置の差分を算出するステップと、前記差分をゼロにするように各分割領域の座標データを補正するステップと、を含むようにしてもよい。
本発明では、指定された試料の観察領域を、隣接する分割領域が相互に重なるように分割し、各分割領域において高精度な画像を取得している。その後、各分割領域の座標データ及び各分割領域間の相互に重なる部分に形成されたパターンのエッジ情報を基に、各分割領域を合成し、指定された観察領域である広視野の画像を取得している。これにより、広視野の場合であっても高精度な試料の画像を生成することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態で使用される走査型電子顕微鏡の構成図である。 図2は、信号処理部が取得する電子像及びプロファイルの説明図である。 図3は、広視野且つ高精度のSEM画像を取得する方法の概念を説明する図である。 図4は、広視野且つ高精度のSEM画像を取得する画像取得処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、指定領域及び分割領域の座標データを説明する図である。 図6は、重複領域に存在するパターンのエッジ情報によるアライメントを説明する図(その1)である。 図7は、重複領域に存在するパターンのエッジ情報によるアライメントを説明する図(その2)である。 図8は、重複領域に存在するパターンのエッジ情報によるアライメントを説明する図(その3)である。 図9は、重複領域に存在するパターンのエッジ情報によるアライメントを説明する図(その4)である。 図10は、重複領域に存在するパターンのエッジ情報によるアライメントを説明する図(その5)である。 図11は、パターンのエッジを測定する方法を説明する図である。 図12は、パターンの周囲のエッジ位置を検出する処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、パターンの周囲のエッジ位置の検出方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
はじめに、マスク検査装置として使用される走査型電子顕微鏡の構成について説明する。次に、一般的なSEM画像を利用したパターンサイズの測定について説明する。次に、広視野且つ高精度なSEM画像の取得について説明する。
(走査型電子顕微鏡の構成)
図1は、本実施形態に係る走査型電子顕微鏡の構成図である。
この走査型電子顕微鏡100は、電子走査部10と、信号処理部30と、表示部40と、記憶部55と、電子走査部10、信号処理部30、表示部40及び記憶部55の各部を制御する制御部20とに大別される。制御部20は、プロファイル作成部21、微分プロファイル作成部22及びエッジ検出部23を有している。
電子走査部10は、電子銃1とコンデンサレンズ2と偏向コイル3と対物レンズ4と移動ステージ5と試料ホルダ6とを有している。
電子銃1から照射された荷電粒子9をコンデンサレンズ2、偏向コイル3、対物レンズ4を通じて移動ステージ5上の試料7に照射するようになっている。
荷電粒子9(1次電子ビーム)を試料7上に2次元走査しながら照射し、照射部位から放出される2次電子は、シンチレータ等で構成される電子検出器8によって検出される。検出された2次電子の電子量は、信号処理部30のAD変換器によってデジタル量に変換され、画像データとして記憶部55に格納される。画像データは輝度信号に変換されて表示部40で表示される。画像データは、試料7上における1次電子ビームの走査位置と同じ配置になるように2次元配列上に並べられて、2次元デジタル画像が得られる。この2次元デジタル画像の各画像(ピクセル)は、それぞれ8ビットの情報量で輝度データを表している。
また、信号処理部30は画像データを処理する画像処理部として機能し、後述するように、分割された領域で取得したSEM画像を合成する処理を行う。
偏向コイル3の電子偏向量いと表示部40の画像スキャン量は制御部20によって制御される。また、制御部20には、パターンのエッジ検出や広視野のSEM画像合成処理の実効に関連するプログラムが格納されている。
プロファイル作成部21では、指定された範囲のSEM画像データの輝度信号を表すラインプロファイルを作成する。ラインプロファイルは、2次電子の電子量に対応した輝度信号を表すものである。
微分プロファイル作成部22では、ラインプロファイルに対して、1次微分処理を施し、1次微分プロファイルを作成する。
エッジ検出部23は、ラインプロファイル、1次微分プロファイルからパターンのエッジを検出する。
(一般的なSEM画像を利用したパターンサイズの測定)
次に、図1に示した走査型電子顕微鏡100を用いて、図2(a)に示す試料のパターンのエッジ検出を含むSEM画像を利用したパターンサイズの測定について説明する。
試料7として、図2(a)に示すように、フォトマスク基板50上に配線パターンが生成されたものを対象とする。試料7の一部は図2(a)に示すような平面形状となっている。ここで、破線52で囲んだ部分は、走査型電子顕微鏡100の観察領域を示している。
図2(b)は、図2(a)に示す試料上に電子ビームを走査して得られる2次電子等の電子量を電子検出器8によって検出し、検出した電子量を輝度信号に変換し、電子ビームの走査と表示装置(表示部40)のCRTの走査とを同期させて表示したSEM画像の例を示している。
図2(b)に示すSEM画像から、測長エリアを指定してSEM画像を抽出する。測長エリアは幅Hが400ピクセル、長さLの領域とする。この領域は、上側ラインマーカーLM1、下側ラインマーカーLM2,左側ラインマーカーLM3及び右側ラインマーカーLM4によってオペレータによって選択される。
抽出したSEM画像ピクセルデータから、測長エリアのH方向を分割し、分割した領域について輝度分布に対応するラインプロファイルを求める。なお、ラインプロファイルを求めるときに、長さL方向に例えば3ピクセル幅でスムージング処理を行うことによりノイズ成分を小さくすることができる。
図2(c)は、図2(a)のI−I線に沿って電子ビームを照射したときに得られる試料から放出される2次電子の電子量に対応するラインプロファイルを示した図である。図2(c)に示すように、ラインプロファイル(コントラストプロファイル)は、パターンのエッジ部分で急激に変化する。急激に変化する位置を求めるために、ラインプロファイルを微分して、微分信号量の最大ピークと最少ピークを求める。
更に、図2(d)に示すように、ピーク前後の複数の微分信号Dxからピクセル間を補完して微分波形C1,C2を求め、1/100の分解能で第1ピークP1と第2ピークP2のピーク位置を計算する。ラインパターンの幅W1は、第1ピークP1と第2ピークP2の間の距離として求められる。
以上の処理を分割したそれぞれの領域で行い、各領域で算出したパターンの幅の平均値を測長値とすることで、より正確なラインパターンの幅W1が得られる。
(広視野かつ高精度なSEM画像の取得について)
図3(a)〜図3(c)は、広視野かつ高精度なSEM画像を取得する方法の概念を説明する図である。図3(a)は、試料上に形成されたパターンのうち、所望の領域31を指定した一例を示している。指定された領域31全体のSEM画像を取得するためには、全体のSEM画像を一度に撮影する場合と、指定領域を分割して、各分割領域のSEM画像を撮影し、それらを合成して領域全体のSEM画像を取得する場合がある。
指定領域全体のSEM画像を一度に取得する場合は、短時間でSEM画像を取得することができるが、領域が広域である場合には光軸から離れるにしたがって収差が大きくなり、取得SEM画像の精度が劣化してしまう。
マスク検査装置として走査型電子顕微鏡を使用する場合、取得したSEM画像を用いることにより、マスクとして形成されているパターンに不連続等の欠陥があるか否かの確認をすることが可能である。しかし、マスクシミュレーションによるパターンのモデルとの比較検査など、高精度の検査を行う場合には、SEM画像を高精度に取得することが要求される。そのため、本実施形態では、広範囲のSEM画像を高精度に取得できるように、まず、高精度なSEM画像が取得可能な領域に指定領域を分割し、各分割領域の分割SEM画像を合成して広視野のSEM画像を取得するようにしている。
図3(a)では、指定領域31を16分割(31a、31b等)し、各分割領域において高精度のSEM画像が取得可能になるようにしている。実際には、図3(b)に示すように、隣接する分割領域が相互に重なる重複領域が存在するように分割している。そして、各分割領域で取得した高精度なSEM画像を各分割領域の座標データや重複領域に存在するパターンのエッジ情報を用いてアライメント処理を行い、各分割SEM画像を合成し、図3(c)に示すように、広視野かつ高精度なSEM画像を取得する。
図4は、広視野かつ高精度のSEM画像を取得する画像取得処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS11において、SEM画像の分割数を取得する。ユーザーの所望する領域が指定された後、その領域の面積と高精度にSEM画像を取得することが可能な領域の面積とから、必要な分割数を算出する。
次のステップS12では、ステップS11で算出した分割数を基に指定領域を分割した各分割領域におけるSEM画像(分割SEM画像)を取得する。なお、この分割は、隣接する領域に重複部分が存在するように分割領域を設定する。
次のステップS13において、各分割SEM画像から、各分割領域に含まれているパターンのエッジを抽出する。パターンのエッジの抽出についての詳細は後述する。
次のステップS14及びステップS15は、各分割SEM画像を合成するステップである。ステップS14では、各分割領域の座標情報(座標データ)を参照して、各分割領域のアライメントを行い、各分割領域を合成する。各分割領域は、それぞれ分割領域毎に固有の座標データを保有している。また、指定された領域についても座標データ(基準座標データと呼ぶ)を保有している。各分割領域の座標データを基準座標データに換算し、隣接する各分割領域を接続する場合に、同一座標データの位置を合わせるようにして分割SEM画像を合成する。
次のステップS15において、パターンのエッジ情報による各分割領域のアライメントを行い、ステップS14で実行された各分割領域の合成処理の微調整を行う。ステップS15のアライメントに使用されるエッジ情報は、隣接する分割領域間の重複領域に位置するパターンのエッジ情報である。重複領域に位置する隣接した分割領域(例えば分割領域DA11及びDA12)に共通するパターンを検出し、ステップS13で抽出されたそのパターンのエッジ情報(エッジ位置座標)を検出する。分割領域DA11のパターンのエッジ位置と分割領域DA12のパターンのエッジの位置とが一致するように分割領域の位置を調整する。すなわち、座標データの差分を算出し、一致していなければその差分をゼロにするように分割領域の位置を調整する。
ステップS14及びステップS15の処理を全ての分割領域に対して行い、分割SEM画像の位置を調整した合成SEM画像を取得する。合成されたSEM画像のデータは記憶部55に格納される。
次のステップS16において、ステップS15で合成したSEM画像(広視野SEM画像)を出力する。
以上の画像合成処理によって、指定された範囲のマスクのSEM画像を、広視野であっても高精度に出力する。
次に、上記各処理について詳細に説明する。図5は、指定された領域及び分割領域の座標データを説明する図である。
図5(a)は、指定領域を16の領域に分割したときの座標データを示している。この各分割領域DA11からDA44は、走査型電子顕微鏡によるSEM画像を高精度に取得可能な広さを有している。
図5(a)に示すように、指定領域は、点O1(X0,Y0)を中心とし、点A1(X−a,Ya)、点B1(Xa,Ya)、点C1(Xa,Y−a)、点D(X−a,Y−a)の4点を結ぶ矩形領域が指定されている。このような座標データを指定領域の座標データ(基準座標データ)として保有している。
図5(b)は図5(a)の分割領域DA11に対応し、図5(c)は図5(a)の分割領域DA21に対応している。図5(b)に示すように、分割領域DA11は、点O2(X110,Y110)を中心都市、点A2(X−b,Yb)、点B2(Xb,Yb)、点C2(Xb,X−b)、点D2(X−b,Y−b)の4点を結ぶ矩形領域である。このような座標データを分割領域D11の座標データとして保有している。
また図5(c)に示すように、分割領域D21は、点O3(X210,Y210)を中心とし、点A3(X−c、Yc)、点B3(Xc,Yc)、点C3(Xc,Y−c)、点D3(X−c,Y−c)の4点を結ぶ矩形領域である。このような座標データを分割領域D21の座標データとして保有している。
これらの各分割領域DA11〜DA44においてSEM画像(分割SEM画像)を取得して、各分割SEM画像を合成する。本実施形態では、各分割領域におけるSEM画像の合成を2段階のアライメント方法を用いて合成する。第1段階は、各分割領域の座標データによるアライメントであり、第2段階は、各分割領域の重複領域に存在するパターンのエッジ情報によるアライメントである。
まず分割領域の座標データによるアライメントについて図5を参照しながら説明する。各分割領域は、例えば図5(b)及び図5(c)のように、それぞれ固有の座標データを有している。その座標データを、SEM画像を取得した際に、指定領域の座標(基準座標データ)に換算して、隣接する分割領域の座標位置が一致するようにしてアライメント処理を行う。
図5(a)に示した2つの領域DA11及びDA21は、Y方向に隣接している。したがって、分割領域DA11の座標D2と分割領域DA21の座標A3とを一致させ、分割領域DA11の座標C2と分割領域DA21の座標B3とを一致させるようにして2つの領域DA11及びDA21の画像を合成する。例えば、指定領域の基準座標の中心座標位置から各分割領域の中心座標位置までの変位量を算出しておき、各分割領域の座標データを基準座標データに変換する。
図5(d)は、隣接する分割領域の設定を説明する図である。図5(d)は、Y方向に隣接する分割領域の設定を示している。図5(d)に示すように、隣接する分割領域は相互に重なる部分(重複領域)ORを有している。このような場合、座標情報によるアライメントでは分割領域DA11の座標D2からY方向にα引いた座標と分割領域DA21の座標とを一致させるようにして2つの領域の画像を合成する。
次に、パターンのエッジ情報によるアライメントについて図6を参照しながら説明する。図6は、Y方向に隣接する分割領域DA11とDA21との重複領域ORにパターンPA0が存在する場合を示している。このように重複領域ORに存在するパターンの位置を分割領域DA11及び分割領域DA21のそれぞれの領域において測定する。重複領域に存在するパターンはその位置が必ず一致する。従って、両分割領域における同一パターンを抽出し、それぞれの分割領域で算出された同一パターンのエッジ位置座標を一致させるようにして、分割SEM画像を合成させる際のアライメントを行う。
以下、重複領域に存在するパターンの形状や数に応じた画像合成方法について図7〜図10を参照しながら説明する。
(1)パターンが隣接する分割領域のY方向にかかる場合
図7(a)は、パターンPT1が分割領域DR1とDR2の両方にかかる一例を示している。図7(b)は、分割領域DR1で取得したSEM画像であり、図7(c)は分割領域DR3で取得したSEM画像である。図7(b)に示すように、パターンPT1のSEM画像PTS11は、分割領域DR1の境界(下辺)部分に接している。このSEM画像PTS11を解析してエッジ位置を検出する。同様に、図7(c)に示すパターンPTのSEM画像PTS12を解析してエッジ位置を検出する。
図7(d)は、これらの分割領域DR1及びDR2の座標情報によってアライメントした結果を示している。座標情報に誤差がなければ、分割領域DR1と分割領域DR2にかかるパターンPT1のSEM画像にずれ生じないが、座標情報に誤差が含まれていると図7(d)に示すように、パターンPT1のSEM画像がずれてしまう。そこで、各分割領域で高精度に測定したパターンPT1のエッジ情報を利用して2つの分割領域の正確なアライメントを行う。
座標データによるアライメントにより、両分割領域に含まれる共通パターンとしてパターンPT1を選択し、各分割領域で取得したパターンPT1のSEM画像により求めたエッジ位置座標一致させるように分割領域の座標値の補正を行う。図7(d)では、x方向に位置がずれているため、SEM画像PTS11から算出した領域境界に接する位置E1のx座標と、SEM画像PTS12から算出した領域境界に接する位置F1のx座標との差分を算出し、その差分がゼロになるように分割領域DR1及びDR2の座標データを調整する。図7(e)は、座標データを補正して2つの領域を合成した結果を示している。
(2)パターンが隣接する分割領域がX方向にかかる場合
図8(a)は、パターンPT2が分割領域DR3とDR4の両方にかかる一例を示している。図8(b)は、分割領域DR3で取得したSEM画像であり、図8(c)は分割領域DR4で取得したSEM画像である。図8(b)に示すように、パターンPT2のSEM画像PST21は、分割領域DR3の境界(右辺)に接ししている。このSEM画像PTS21を解析してエッジ位置を検出する。同様に、図8(c)に示すパターンPT2のSEM画像PTS22を解析してエッジ位置を検出する。
図8(d)は、これらの分割領域DR3及びDR4を座標情報によってアライメントした結果を示している。座標情報に誤差がなければ、分割領域DR3と分割領域DR4にかかるパターンPT2のSEM画像にずれは生じないが、座標情報に誤差が含まれていると、図8(d)に示すように、パターンPT2のSEM画像がずれてしまう。そこで、各分割領域で高精度に測定したパターンPT2のエッジ情報を利用して2つの分割領域の正確なアライメントを行う。
座標データによるアライメントにより、両分割領域に含まれる共通のパターンとして、パターンPT2を選択し、各分割領域で取得したパターンPT2のSEM画像により求めたエッジ位置座標を一致させるように分割領域の座標値の補正を行う。図8(d)では、y方向に位置がずれているため、SEM画像PTS22から算出した領域境界に接するエッジ位置H1のy座標との差分を算出し、その差分がゼロになるように分割領域DR3及びDR4の座標データを調整する。図8(e)は、座標データを補正して2つの領域を合成した結果を示している。
(3)パターンの端部が隣接する分割領域の重複領域に存在する場合
図9(a)は、パターンPT3が分割領域DR5と分割領域DR6に含まれ、重複領域OR3にパターンPT3の端部が存在する一例を示している。図9(b)は、分割領域DR5で取得したSEM画像であり、図9(c)は、分割領域DR6で取得したSEM画像である。図9(b)に示すように、パターンPT3のSEM画像PTS31は、分割領域DR5に含まれている。このSEM画像PTS31を解析してエッジ位置を検出する。同様に図9(c)に示すパターンPT3のSEM画像PTS32を解析してエッジ位置を検出する。
図9(d)は、これらの分割領域DR5及びDR6を座標情報によってアライメントした結果を示している。座標情報に誤差がなければ、分割領域DR5と分割領域DR6に含まれるパターンPT3のSEM画像にずれが生じないが、座標情報に誤差が含まれていると、図9(d)に示すように、パターンPT3のSEM画像がずれてしまう。そこて、各分割領域で高精度に測定したパターンPT3のエッジ情報を利用して2つの分割領域の正確なアライメントを行う。
座標データによるアライメントにより、両分割領域に含まれる共通のパターンとして、重複領域OR3に存在するパターンPT3を選択し、各分割領域で取得したパターンPT3のSEM画像により求めたエッジ位置座標を一致させるように分割領域の座標値の補正を行う。SEM画像PTS31から算出したエッジ位置Jの座標値と、SEM画像PTS32から算出したパターンPT3のエッジ位置Kの座標値との差分を算出し、その差分がゼロになるように分割領域D5及びD6の座標データを調整する。図9(d)では、分割領域DR5とDR6がx方向にずれている場合を示しているが、x方向及びy方向にずれている場合であってもエッジ位置座標J及びKを基にそのずれを調整することができる。図9(e)は、座標データを補正して2つの領域を合成した結果を示している。
(4)パターン後相互に隣接する4つの分割領域が重複領域に存在する場合
図10(a)は、パターンPT4が分割領域DR7から分割領域DR10に含まれ、それらの分割領域の重複領域OR4にパターンPT4の端部が存在する一例を示している。
図10(b)は、これらの分割領域DR7〜DR10を座標情報によってアライメントした結果を示している。この例では、分割領域DR7と分割領域DR8との間の座標情報に誤差はないが、分割領域DR7と分割領域DR9においてX方向に誤差があり、また、分割領域DR8と分割領域DR10において座標データとしてX方向に誤差がある場合を示している。
座標データによるアライメントにより重複領域OR4に共通するパターンPT4が存在することを検出し、そのパターンPT4の端部のエッジ位置の座標値を一致させるように座標値の補正を行う。
この補正を行うことにより、隣接する4つの分割領域のアライメントが実行される。このように隣接する4つの分割領域のアライメントを行う場合には、分割数がn×n個の場合、(n−1)×(n−1)階のパターンのエッジ位置に要るアライメント処理を行うことにより座標値の補正を行うことができる。
上記したように4つの場合についてエッジ情報によるアライメントを説明したが、これに限らず、重複領域に存在するすべてのパターンのエッジを検出してエッジ情報によりアライメントを実行するようにしてもよい。
上記したパターンのエッジ情報によるアライメントでは、重複領域に存在するパターンのエッジを高精度に検出することが要求される。本実施形態では、1/100ピクセルの精度でエッジ検出を行う。
以下に、図11に示す形状のパターンを例にとって図12及び図13を参照しながら、パターン周囲のエッジ検出処理について説明する。図12はパターン周囲のエッジ検出処理の一例を示すフローチャートである。また、図13は、パターン周囲のエッジ検出を説明する図である。なお、パターン周囲のエッジ位置の検出路行う開始位置ESはあらかじめ決定されているものとする。
まず、図12のステップS21で初期設定を行う。初期設定では、パターン周囲のエッジを検出する際の所定の間隔(以下、指定ステップとよぶ)を指定する。例えば、この指定ステップは所定のピクセル数に対応する距離とする。また、パターン周囲の検出エッジの位置を示すカウンタkを0と置く。
次のステップS22からステップS24では、開始位置ESから所定の指定ステップd離れた位置のエッジ位置を検出する。
ステップS22では、開始位置ESから(指定ステップd×2)の距離だけ離れた位置においてカリエッジを検出する。具体的には、図13(a)に示すように、開始位置ESから図13(a)の下方(−Y方向)への直線VLと(指定ステップd×2)の位置で直交するラインHLを、プロファイル作成の基準線として、ラインプロファイルを作成してエッジE11を検出する。この検出されたE11を仮検出エッジE11とする。なお、図13(a)では開始位置ESから−Y方向にエッジを検出したが、パターンの形状によっては開始位置ESからX方向にエッジを検出するようにしてもよい。
次のステップS23では、ステップS22で検出した仮検出エッジE11の再検出を行う。開始位置ESと仮検出エッジ位置E11とを結んだ直線上の開始位置ESから(指定ステップd×2)の距離だけ離れた位置で直交するラインをプロファイル作成の基準線とし、この基準線上のラインプロファイルを求め、仮検出エッジ位置を再検出する。この仮検出エッジ位置の再検出によって、開始位置ESからの距離を(指定ステップd×2)により近づけるようにしている。
次のステップS24では、最初のエッジ位置を検出する。開始位置ESと再検出された仮検出エッジE12とを結ぶ直線IL1と、中間位置MP1において直交するライン上でラインプロファイルを求め、エッジEPk(xk,yk)を検出する。図13(b)では、1番目のエッジとしてEP1が検出される。このようにエッジEPk(xk,yk)を検出することにより、パターンの周囲に垂直に近いライン上でエッジを検出できるため、エッジ位置を正確に検出することが可能となる。
次のステップS25では、エッジEPk(xk,yk)を次のエッジ検出のための起点とする。図13(c)では、エッジEP1を起点としている。
次のステップS26からステップS28では、起点エッジ位置EPk(xk,yk)から指定ステップ離れたエッジ位置EPk+1(xk+1,yk+1)を検出する。
ステップS26では、起点EP1と再検出された仮検出エッジE12とを結んだ直線IL2上の起点EP1から(指定ステップd×2)だけ離れた位置において直交するラインをプロファイル作成上の基準線として、ラインプロファイルを作成してエッジを検出する。この検出されたエッジを仮検出エッジE21とする。
次のステップS27では、ステップS24と同様に、起点EP1と仮検出エッジE21とを結んだ直線状の、起点EP1から(指定ステップd×2)の距離だけ離れた位置で直交するラインをプロファイル作成の基準線とし、この基準線上のラインプロファイルを求め、仮検出エッジ位置を再検出する。
次のステップS28では、起点EP1と再検出された仮検出エッジ位置E22とを結ぶ直線IL3と、中間位置MP2において直交するライン上でラインプロファイルを求め、エッジEPk+1を検出する。図13(d)では、2番目のエッジとしてエッジEP2が検出される。
次のステップS29では、パターンの周囲のエッジが全て検出されたか否かを判定する。すべて検出されたと判定されれば、本処理は終了し、まだ検出が終了していないと判定されれば、ステップS30に移行する。
次のステップS30では、k=k+1とし、ステップS25に移行して、次のエッジ位置を検出する。
条処理によって図11に示すようにパターンの周囲のエッジ位置がEP0、EP1、…、のように検出される。このように、パターンの周囲のエッジを検出する際、検出されたエッジ位置と所定の間隔の仮エッジ位置とを結ぶ直線と、中間位置で直交するライン上のラインプロファイルから次のエッジ位置を検出している。これにより、パターン周囲と直角に近いライン上でエッジを検出できるため、正確なエッジ位置を検出することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、指定された試料の観察領域を、隣接する分割領域が相互に重なるように分割して、各分割領域のいて高精度なSEM画像を取得している。各分割領域を合成する際には、各分割領域の座標情報を基に各分割領域のアライメントを行い、さらに、各分割領域の重複領域に存在するパターンのエッジ情報を基に各分割領域の精密なアライメントを行っている。個のアライメントにより各分割領域のSEM画像を合成して指定された領域の広視野のSEM画像を取得している。
このように、指定された広域の領域に対して狭域の領域に分割してSEM画像を取得しているので、高精度なSEM画像を取得することができる。さらに、分割領域の座標情報だけでなく、分割領域間のパターンのエッジ情報を利用して座標位置を補正しているため、SEM画像の合成を高精度に行うことが可能となる。
なお、上記した広視野のSEM画像データからGDS(General Data Stream)データを生成して、マスク設計シミュレータにフィードバックして、設計データと比較し、マスクパターンの欠陥検査を行うようにしてもよい。

Claims (10)

  1. 電子ビームを試料上に照射する照射手段と、
    前記電子ビームの照射によって、パターンが形成された試料上から発生する電子の電子量を検出する電子検出手段と、
    前記電子量をもとに当該パターンの画像データを生成する画像処理手段と、
    前記照射手段、電子検出手段及び画像処理手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、指定された前記試料の観察領域のサイズから全体の合成画像を形成する分割画像の分割数を算出し、隣接する分割画像が相互に重なるように分割領域を決定し、各分割領域毎のSEM画像を座標データ及び前記相互に重なる領域に含まれるパターンのエッジ情報を基に、各分割領域のSEM画像を合成して前記観察領域の広視野のSEM画像を形成することを特徴とするマスク検査装置。
  2. 前記各分割領域毎のSEM画像データには、当該領域の座標データが含まれ、
    前記制御手段は、前記座標データを前記指定された観察領域の座標データに換算し、当該換算された各分割領域の座標データに従って隣接する分割領域のSEM画像を合成することを特徴とする請求項1に記載のマスク検査装置。
  3. 前記制御手段は、前記隣接する分割領域の相互に重なる重複領域に含まれるパターンを検出してアライメント用のパターンとし、当該パターンのエッジを各分割領域において1/100ピクセルの精度で検出し、前記各分割領域で検出された前記パターンのエッジ位置の差分をゼロにするように各分割領域の座標データを補正することを特徴とする請求項2に記載のマスク検査装置。
  4. 前記制御手段は、前記分割領域に隣接するX方向の分割領域との第1の重複領域と、Y方向の分割領域との第2の重複領域を検出し、当該第1の重複領域に含まれるパターン及び第2の重複領域に含まれるパターンを検出し、前記第1の重複領域に含まれるパターンと第2の重複領域に含まれるパターンの数の多い方の重複領域のパターンを前記アライメント用のパターンとすることを特徴とする請求項3に記載のマスク検査装置。
  5. 前記制御手段は、前記分割領域のうち4つの分割領域の重複領域を検出し、当該重複領域に含まれるパターンを前記アライメント用のパターンとすることを特徴とする請求項3に記載のマスク検査装置。
  6. 電子ビームを試料上に照射する照射手段と、前記電子ビームの照射によって、パターンが形成された前記試料上から発生する電子の電子量を検出する電子検出手段と、前記電子量を基に当該パターンの画像データを生成する画像処理手段と、を備えたマスク検査装置における画像生成方法であって、
    指定された前記試料の観察領域のサイズから全体の合成画像を形成する分割画像の分割数を算出するステップと、
    隣接する分割画像が相互に重なるように分割領域を決定するステップと、
    前記各分割領域毎にSEM画像を取得するステップと、
    前記各分割領域の座標データを基に前記各分割領域の第1のアライメントを行うステップと、
    前記相互に重なる領域に含まれるパターンのエッジ情報を基に前記各分割領域の第2のアライメントを行うステップと、
    前記各分割領域のSEM画像を合成して前記観察領域の広視野のSEM画像を取得するステップと、
    を含むことを特徴とする画像生成方法。
  7. 前記第1のアライメントを行うステップは、
    前記各分割領域のSEM画像データが保有する座標データを取得するステップと、
    前記各分割領域の座標データを前記指定された観察領域の座標データに換算するステップと、
    前記換算された各分割領域の座標データに従って隣接する分割領域のSEM画像を合成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像生成方法。
  8. 前記第2のアライメントを行うステップは、
    前記隣接する分割領域間の相互に重なる重複領域に含まれるアライメント用のパターンを検出するステップと、
    当該パターンのエッジを各分割領域において1/100ピクセルの精度で検出するステップと、
    前記各分割領域で検出された前記パターンのエッジ位置の差分を算出するステップと、
    前記差分をゼロにするように各分割領域の座標データを補正するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像生成方法。
  9. 前記アライメント用のパターンを検出するステップは、
    前記分割領域に隣接するX方向の分割領域の第1の重複領域と、Y方向の分割領域との第2の重複領域を検出し、当該第1の重複領域に含まれるパターン及び第2の重複領域に含まれるパターンのそれぞれを検出するステップと、
    前記第1の重複領域に含まれるパターンと第2の重複領域に含まれるパターンの数の多い方の重複領域のパターンを前記アライメント用のパターンとするステップと、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像生成方法。
  10. 前記アライメント用のパターンを検出するステップは、
    前記分割領域のうち4つの分割領域の重複領域を検出し、当該重複領域に含まれるパターンを前記アライメント用のパターンとするステップであることを特徴とする請求項8に記載の画像生成方法。
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