JP2000294183A - 走査電子顕微鏡及び試料撮影方法 - Google Patents

走査電子顕微鏡及び試料撮影方法

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JP2000294183A
JP2000294183A JP11100042A JP10004299A JP2000294183A JP 2000294183 A JP2000294183 A JP 2000294183A JP 11100042 A JP11100042 A JP 11100042A JP 10004299 A JP10004299 A JP 10004299A JP 2000294183 A JP2000294183 A JP 2000294183A
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scanning electron
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Goji Morimoto
剛司 森本
Toshiya Watanabe
俊哉 渡邉
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Hitachi Science Systems Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に広視野観察を行い、高精度なつなぎ写
真を作成することのできるようにする。 【解決手段】 試料表面の最大寸法Lx,Ly及び写真上
における2視野の重なり合う範囲を入力し、倍率Mにお
けるSEM観察始点座標点を指定する。制御装置6は、
観察始点の座標及び対物レンズ3のフォーカス電流Is
の値を記憶する。試料XY駆動モータを制御して自動で
視野移動を行い、ステージ移動後にオートフォーカスを
作動させ対物レンズ3のレンズ電流値Iaを検出する。
a及びIsよりフォーカスずれを算出し、Z軸駆動部1
3によって試料ステージ9をZ軸方向に駆動してフォー
カスを合わせたのちSEM像を取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査電子顕微鏡及
び走査電子顕微鏡を用いたつなぎ写真の観察・撮影方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】故障解析は製品の品質保持や歩留まり向
上の面において非常に重要である。しかし、近年におけ
る製品の小型化に伴い材料の微細化が急速に進み、それ
によって生じる故障解析や不良解析はより正確さが要求
されてきている。その解析手法の1つとして走査電子顕
微鏡(Scannig electron Microscope:SEM)が広く
用いられている。不良の多くは材料の破壊によるもので
あり、破面解析を行なう場合、破面を観察して破壊の起
点を知る必要がある。その起点を倍率を高くして観察す
るためには、焦点深度の深いSEMが有効である。
【0003】SEMは光学顕微鏡より焦点深度が深いた
め、破面のような凹凸の大きい試料においても容易に観
察出来る。また、破面全体を観察することにより、疲労
による破壊、脆性的な破壊など破壊原因究明のための情
報を得ることが出来る。場合によっては、X線分析を用
いて組成の比較を行なうこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SEM
の観察領域は非常に狭いため、SEM観察で故障解析を
行うには一定倍率で連続写真を撮りその写真をつなぎ合
せて全体像を作成する必要がある。その際、以下に示す
ように作業が煩雑になり、広視野でのSEM観察は経験
を必要とする。
【0005】まず、最初の観察視野の写真撮影が終了し
たら、その観察視野の右側につなぎ目の目印を決めて、
この目印が観察視野の左側にくるように試料をX方向へ
水平移動する。試料移動後、フォーカス調整を行い写真
撮影するが、フォーカス電流を変えるとそれに伴い倍率
が僅かであるが変化するため、移動前と移動後でつなぎ
目が合わなくなることが生じる。このため、わずかなフ
ォーカス調整でもフォーカス電流制御による調整ではな
く、試料ステージをZ軸駆動することによって行う必要
がある。そして、先の操作同様、観察視野の右側につな
ぎ目の目印を決めてこの目印が観察視野の左側にくるよ
うに試料をX方向へ水平移動する。この操作をX方向に
対して試料の末端が観察できるまで行う。次に、その列
の最初の観察位置に戻り、観察視野の下側に目印を決め
ておき、目印が上側にくるように試料をY方向へ移動す
る。移動後、X方向への観察を前記方法を繰り返すこと
により行う。以上の操作を試料表面全体が観察できるま
で繰り返し行う。
【0006】このように従来、SEMによる広視野の観
察あるいはつなぎ写真の撮影は、試料の移動及び焦点距
離の調整が微妙であるため、時間及び経験を要する作業
であった。本発明は、このような従来技術の問題点に鑑
み、容易に広視野観察を行うことができ高精度なつなぎ
写真を作成することのできる走査電子顕微鏡を提供する
ことを目的とする。本発明はまた、容易に高精度なつな
ぎ写真を作成することのできる試料撮影方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、試料サイズと観察倍率における
試料上の電子線照射範囲とに基づいて、観察開始点のX
座標からX方向への移動距離及びY座標からY方向への
移動距離を算出し、それによって試料ステージを自動駆
動することにより広視野観察あるいはつなぎ写真のため
の視野移動を自動的に行う。また、各観察位置における
オートフォーカスのフォーカス電流が一定になるように
試料ステージのZ軸駆動を制御することにより各視野像
の倍率を一定に保つ。
【0008】すなわち、本発明による走査電子顕微鏡
は、試料に走査される電子線を収束する対物レンズと、
対物レンズに励磁電流を供給するレンズ電源と、試料を
保持して移動可能な試料ステージと、試料ステージを光
軸に垂直な方向に駆動する第1の駆動手段と、試料ステ
ージを光軸に平行な方向に駆動する第2の駆動手段と、
レンズ電源及び第1,第2の駆動手段を制御する制御装
置とを含む走査電子顕微鏡において、制御装置は、試料
の所望観察範囲と観察倍率の入力を受けて、当該観察倍
率における試料上の電子線照射範囲及び該電子線照射範
囲で所望観察範囲をカバーするのに必要な試料ステージ
の移動回数を算出する機能と、算出された移動回数に従
い第1の駆動手段を制御して試料ステージを自動的に移
動させる機能とを有することを特徴とする。
【0009】また、前記制御装置は、つなぎ写真を得る
ために必要な隣接する写真間の重なり部分の寸法入力を
受けたとき、重なり部分の寸法に相当する試料上の重な
り長さを算出する機能と、第1の駆動手段を制御して試
料ステージを観察倍率における試料上での電子線照射範
囲から前記重なり長さを引いた距離だけ移動させる機能
とを有することを特徴とする。これらの機能により、例
えば試料ステージ移動前の観察視野の右側とステージ移
動後の観察視野の左側が自動的に重なるようになる。
【0010】このとき、重なり部分の範囲を走査電子顕
微鏡の表示装置の表示画面上及び/又は写真上に例えば
白線等で表示するようにしてもよい。また、前記制御装
置は、第1の駆動手段による試料ステージの移動後にレ
ンズ電源を制御して行うオートフォーカスのフォーカス
電流が等しくなるように第2の駆動手段を制御して試料
ステージを移動させる機能を有することを特徴とする。
この機能により、各観察視野における倍率を一定にする
ことができる。
【0011】また、前記制御装置は、第1及び第2の駆
動手段による試料ステージ駆動後所定時間経過後に観察
視野の画像を記憶媒体に記憶させる機能と、画像の記憶
後第1の駆動手段を制御して試料ステージを移動させる
機能とを有することを特徴とする。この機能により、試
料ステージが完全に停止した状態で観察視野の画像を記
憶して次の試料位置へ視野移動する一連の動作を連続的
に行うことができる。
【0012】本発明による試料撮影方法は、走査電子顕
微鏡によりつなぎ写真を得るための試料撮影方法におい
て、試料の所望観察範囲、観察倍率及び隣接する写真間
の重なり部分の寸法を入力する第1ステップと、前記観
察倍率における試料上の電子線照射範囲及び前記重なり
部分の寸法に相当する試料上の重なり長さを算出する第
2ステップと、重なり部分を重複させながら電子線照射
範囲によって所望観察範囲をカバーするのに必要な試料
ステージの移動回数を算出する第3ステップと、観察視
野においてオートフォーカスを行い、そのフォーカス電
流を記憶する第4ステップと、観察視野の画像を撮影又
は記憶する第5ステップと、試料ステージを移動して次
の観察視野に移動する第6ステップと、当該観察視野に
おけるオートフォーカスのフォーカス電流が記憶値とな
るように試料ステージを光軸方向に移動する第7ステッ
プと、観察視野の画像を撮影又は記憶する第8ステップ
とを含み、第6ステップから第8ステップまでの処理を
第3ステップで算出された移動回数だけ反復することを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明による走査電子顕
微鏡の一例を示す概略図である。図1は走査電子顕微鏡
の対物レンズより下方の構成を模式的に図示したもの
で、電子銃や電子線走査用の偏向コイル等は図示を省略
してある。
【0014】図示しない偏向コイルにより走査される入
射電子線1は、レンズ電源4により励磁される対物レン
ズ3により収束されて、試料2の表面に照射される。試
料2は試料ステージ9上に保持され、試料ステージ9は
XY駆動モータ10によって光軸方向すなわち入射電子
線1の照射方向と垂直方向に移動可能であると共に、Z
軸駆動部13によって光軸方向に移動可能である。XY
駆動モータ10は駆動電源8から給電され、Z軸駆動部
13は駆動電源12から給電される。制御装置6は、D
/A変換器7a,7b,7cを介してレンズ電源4、駆
動電源8,12を制御する。また、A/D変換器5aを
介して対物レンズ電流(フォーカス電流)を読み取る。
制御装置6には、キーボードやマウス等の入力デバイス
14、表示装置18及び記憶装置19が接続されてい
る。
【0015】入射電子線1の照射により試料2から放出
された二次電子15は、二次電子検出器16によって検
出される。二次電子検出器16の検出信号は、増幅器1
7で増幅されたのちA/D変換器5bを介して画像信号
として制御装置6に取り込まれる。制御装置6は、取り
込まれた画像信号を図示しない偏向コイルの走査信号と
同期して表示装置18に出力することで、表示装置18
に試料像が画像表示される。表示装置18に表示された
画像は、必要に応じて記憶装置19に記憶される。
【0016】図2は試料表面と電子線照射範囲の関係を
示す図であり、図2を用いて本発明による広視野観察あ
るいはつなぎ写真撮影のための試料ステージの移動につ
いて説明する。図2において、領域21は試料2の所望
観察範囲を表し、Lx×Lyの大きさを有する。また、寸
法lx×lyの矩形領域22は、倍率Mにおける試料上の
電子線照射範囲を表す。すなわち、走査電子顕微鏡の倍
率をMに設定したとき、領域22の範囲の拡大像が表示
装置18上に画像表示される。つなぎ写真において隣り
合う2枚の写真(2つの観察視野)が長さαの重なり部
分23を有するとき、写真の上での長さαは試料2上で
は長さA=α/Mになる。従って、重なり部分23を確
保してつなぎ写真を撮るとき、隣接する観察視野へ視野
移動するのに必要な試料ステージ9のX方向移動量は
(lx−A)であり、Y方向移動量は(ly−A)であ
る。また、観察範囲21を全て観察(撮影)するのに必
要な試料ステージ9のX方向への移動回数nx及びY方
向への移動回数nyは、それぞれ次式(1)を満たす最
小の整数nx及び次式(2)を満たす最小の整数nyとし
て算出することができる。
【0017】nx×(lx−A)+A≧Lx (1) ny×(ly−A)+A≧Ly (2) 従って、試料2上の観察範囲21を倍率Mで観察(撮
影)するには、例えば試料ステージ9をY方向に移動量
(ly−A)でny回間欠的に移動し、Y方向へ1回ステ
ージ移動する毎に、試料ステージ9をX方向に移動量
(lx−A)でnx回間欠的に移動すればよいことにな
る。もちろん、ステージ移動のたび毎にその観察視野の
画像を写真撮影する、あるいはメモリや磁気ディスク等
の記憶装置19に画像データとして記憶することにな
る。
【0018】次に、本発明による広視野観察方法あるい
はつなぎ写真の作成方法について、図3及び図4に示し
たフローチャートを参照してその手順の一例を説明す
る。まず、ステップ11において試料2の観察範囲21
中の観察始点(X1,Y1)を指定する。この指定は、表
示装置18に表示されたSEM像を観察しながら制御装
置6の入力デバイス14を操作してXY駆動モータ10
を駆動し、試料ステージ9を移動して試料2の観察位置
を確定することで行われる。続くステップ12で制御装
置6は、その観察始点においてオートフォーカスによる
フォーカス合わせを行う。このオートフォーカスは、例
えば、入射電子線1を試料2上で決められたパターンを
描くようにして照射しながらレンズ電源4を制御して対
物レンズ3の励磁電流を変化させ、試料2から放出され
る二次電子15の発生効率が最良となるように対物レン
ズ3の励磁電流を調整することによって行われる。ステ
ップ13で制御装置6は、試料2にフォーカスが合った
状態におけるフォーカス電流Isを記憶する。
【0019】次に、オペレータはステップ14で入力デ
バイス14を用いて観察倍率Mを指定する。倍率Mの指
定を受けた制御装置6は、その倍率における試料上の電
子線照射範囲の大きさlx×ly(図2参照)を算出す
る。また、オペレータは、ステップ15において試料最
大寸法Lx,Lyを入力し、ステップ16においてつなぎ
写真の糊代(重なり部分)の大きさαを入力する。これ
らのパラメータの入力を受けて制御装置6は、ステップ
17において前述の式(1)及び式(2)により試料ス
テージ9のX方向への移動回数nx及びY方向への移動
回数nyを算出する。続くステップ18で、カウンタ
a,nbをna=1,nb=1に初期化する。
【0020】次に、ステップ19に進み、観察始点の座
標(Xna,Ynb)すなわち(X1,Y1)を記憶する。ス
テップ20では、SEM像を取り込み、そのSEM像を
画像No.1として記憶装置19に記憶する。あるいはそ
のSEM像を写真撮影する。このとき、図5(a)に示
すように、表示装置18上に表示されている試料のSE
M像30に例えば白線等の糊代(重なり部分)の範囲を
表すマーク31を表示するようにしてもよい。この糊代
の範囲を示すマークは、つなぎ写真を構成する1枚1枚
の写真に写し込むようにしてもよい。例えば図5(b)
に示すように、つなぎ写真を構成する各視野の写真35
1〜356に糊代の範囲を示す線等のマーク361〜365
を写し込むことで、図に矢印で示すように複数の写真の
縁部を重ね合わせてつなぎ写真を作成する作業負担が軽
減される。
【0021】制御装置6は、画像No.1のSEM像を記
憶あるいは写真撮影の後、ステップ21においてカウン
タnaを1だけインクリメントし、ステップ22におい
てXY駆動モータ10を駆動して試料ステージ9をX方
向に(lx−A)だけ移動する。ステップ23では、移
動後の座標(Xna,Ynb)すなわち(X2,Y1)を記憶
する。
【0022】次に、制御装置6はステップ24におい
て、対物レンズ3のコイル電源4を制御してオートフォ
ーカスを行い、その時のフォーカス電流Iaを読み取
る。次に、ステップ25において、ステップ13にて記
憶したフォーカス電流Isとステップ24にて読み取っ
たフォーカス電流Iaとの差を算出し、その差から焦点
距離の差を算出する。その後、制御装置6はステップ2
6において、Z軸駆動部13をフィードバック制御して
フォーカス電流がIsになるようにする。こうして試料
ステージ9をZ軸移動してフォーカス合わせを行うこと
で、観察倍率MのSEM像を取り込み、そのSEM像を
画像No.2として記憶装置19に記憶する。あるいはそ
のSEM像を写真撮影する。ステップ28では、試料ス
テージのX方向移動回数naがステップ17で算出した
移動回数nxに達しているかどうかを検査し、nxに達し
ていなければステップ21に戻り、X方向移動回数na
がnxになるまでステップ21からステップ27の処理
を反復する。
【0023】ステップ28の判定でX方向移動回数na
がnxになったなら、ステップ29からステップ30に
進み、制御装置6はXY駆動モータ10を制御して試料
ステージ9を座標(X1,Ynb)に戻す。そして、ステ
ップ31においてカウンタnaを1に初期化し、ステッ
プ32においてカウンタnbを1だけインクリメントし
た上で、ステップ33に進んで試料ステージ9をY方向
に(ly−A)移動する。その後、ステップ19に戻り
前述の処理を反復する。この処理は、ステップ29の判
定で試料ステージ9のY方向移動回数nbがステップ1
7で算出した移動回数nyに達していると判定されるま
で行われる。こうしてつなぎ写真の作成に必要な倍率M
のSEM像がnx×nx枚得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、SEMによる高倍率広
視野観察あるいはつなぎ写真の作成作業が簡便化され、
常に倍率を一定にした高精度な観察あるいはつなぎ写真
を作成することができると共に作業効率の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査電子顕微鏡の一例を示す概略
図。
【図2】試料表面と電子線照射範囲の関係を示す図。
【図3】本発明による広視野観察方法あるいはつなぎ写
真の作成方法の手順を示すフローチャート。
【図4】本発明による広視野観察方法あるいはつなぎ写
真の作成方法の手順を示すフローチャート。
【図5】糊代の範囲を表示したSEM像及びつなぎ写真
の説明図。
【符号の説明】
1…入射電子線、2…試料、3…対物レンズ、4…レン
ズ電源、5a,5b…A/D変換機、6…制御装置、7
a,7b,7c…D/A変換機、8…駆動電源、9…試
料ステージ、10…XY駆動モータ、12…駆動電源、
13…Z軸駆動部、14…入力デバイス、15…二次電
子、16…二次電子検出器、17…増幅器、18…表示
装置、19…記憶装置、21…試料表面、22…電子線
照射範囲、23…つなぎ目(重なり部)、30…SEM
像、31…糊代の範囲を表すマーク、351〜356…各
視野の写真、361〜365…糊代の範囲を示すマーク
フロントページの続き (72)発明者 渡邉 俊哉 茨城県ひたちなか市大字市毛1040番地 株 式会社日立サイエンスシステムズ内 Fターム(参考) 5C001 AA03 AA04 CC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に走査される電子線を収束する対物
    レンズと、前記対物レンズに励磁電流を供給するレンズ
    電源と、試料を保持して移動可能な試料ステージと、前
    記試料ステージを光軸に垂直な方向に駆動する第1の駆
    動手段と、前記試料ステージを光軸に平行な方向に駆動
    する第2の駆動手段と、前記レンズ電源及び前記第1,
    第2の駆動手段を制御する制御装置とを含む走査電子顕
    微鏡において、 前記制御装置は、試料の所望観察範囲と観察倍率の入力
    を受けて、当該観察倍率における試料上の電子線照射範
    囲及び該電子線照射範囲で前記所望観察範囲をカバーす
    るのに必要な試料ステージの移動回数を算出する機能
    と、前記算出された移動回数に従い前記第1の駆動手段
    を制御して前記試料ステージを自動的に移動させる機能
    とを有することを特徴とする走査電子顕微鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走査電子顕微鏡におい
    て、前記制御装置は、つなぎ写真を得るために必要な隣
    接する写真間の重なり部分の寸法入力を受けたとき、前
    記重なり部分の寸法に相当する試料上の重なり長さを算
    出する機能と、前記第1の駆動手段を制御して前記試料
    ステージを前記観察倍率における試料上での電子線照射
    範囲から前記重なり長さを引いた距離だけ移動させる機
    能とを有することを特徴とする走査電子顕微鏡。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走査電子顕微鏡におい
    て、前記重なり部分の範囲を表示画面上及び/又は写真
    上に表示することを特徴とする走査電子顕微鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の走査電子顕微
    鏡において、前記制御装置は、前記第1の駆動手段によ
    る前記試料ステージの移動後に前記レンズ電源を制御し
    て行うオートフォーカスのフォーカス電流が等しくなる
    ように前記第2の駆動手段を制御して前記試料ステージ
    を移動させる機能を有することを特徴とする走査電子顕
    微鏡。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の走査
    電子顕微鏡において、前記制御装置は、前記第1及び第
    2の駆動手段による前記試料ステージ駆動後所定時間経
    過後に観察視野の画像を記憶媒体に記憶させる機能と、
    前記画像の記憶後前記第1の駆動手段を制御して前記試
    料ステージを移動させる機能とを有することを特徴とす
    る走査電子顕微鏡。
  6. 【請求項6】 走査電子顕微鏡によりつなぎ写真を得る
    ための試料撮影方法において、 試料の所望観察範囲、観察倍率及び隣接する写真間の重
    なり部分の寸法を入力する第1ステップと、 前記観察倍率における試料上の電子線照射範囲及び前記
    重なり部分の寸法に相当する試料上の重なり長さを算出
    する第2ステップと、 前記重なり部分を重複させながら前記電子線照射範囲に
    よって前記所望観察範囲をカバーするのに必要な試料ス
    テージの移動回数を算出する第3ステップと、 観察視野においてオートフォーカスを行い、そのフォー
    カス電流を記憶する第4ステップと、 観察視野の画像を撮影又は記憶する第5ステップと、 試料ステージを移動して次の観察視野に移動する第6ス
    テップと、 当該観察視野におけるオートフォーカスのフォーカス電
    流が前記記憶値となるように前記試料ステージを光軸方
    向に移動する第7ステップと、 観察視野の画像を撮影又は記憶する第8ステップとを含
    み、 前記第6ステップから第8ステップまでの処理を前記第
    3ステップで算出された移動回数だけ反復することを特
    徴とする試料撮影方法。
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