JP5349352B2 - レーザ光状態検査方法及び装置、レーザ加工方法及び装置並びにソーラパネル製造方法 - Google Patents

レーザ光状態検査方法及び装置、レーザ加工方法及び装置並びにソーラパネル製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーザ光を用いて薄膜等を加工する際のレーザ光の状態を検査するレーザ光状態検査方法及び装置、レーザ加工方法及び装置並びにソーラパネル製造方法に係り、特にソーラーパネル作成時におけるレーザ光の光軸の状態及びレーザ光の出力状態を検査するレーザ光状態検査方法及び装置、レーザ加工方法及び装置並びにソーラパネル製造方法に関する。
従来、ソーラパネルの製造工程では、透光性基板(ガラス基板)上に透明電極層、半導体層、金属層を順次形成し、形成後の各工程で各層をレーザ光で短冊状に加工してソーラパネルモジュールを完成している。このようにしてソーラパネルモジュールを製造する場合、ガラス基板上の薄膜に例えば約10mmピッチでレーザ光でスクライブ線を形成している。このスクライブ線の線幅は約30μmで、線と線の間隔は約30μmとなるような3本の線で構成されている。レーザ光でスクライブ線を形成する場合、通常は定速度で移動するガラス基板上にレーザ光を照射していた。これによって、深さ及び線幅の安定したスクライブ線を形成することが可能であった。このようなソーラパネル(光電変換装置)の製造方法については、特許文献1に記載のようなものが知られている。
特開2006−054254号公報
従来のソーラパネルの製造工程においては、第2スクライブ線P2及び第3スクライブ線P3の加工工程で、レーザ光を表面(ガラス基板表面)から入射させてガラス基板裏面の薄膜面に対して加工を行っている。このスクライブ線形成時に、その加工部から加工残渣が薄膜面から発生するので、この加工残渣が膜面へ再付着することを防ぐため、膜面側(ガラス基板裏面側)からエアパージし残渣を吸引している。
レーザ光を出射する光学系ユニットは、レーザ発生装置から発生したレーザ光を4分岐または8分岐するように構成されてレーザ加工ヘッドを備えており、それぞれのレーザ加工ヘッドにおけるレーザ光の照射位置に、エアパージ・残渣吸引部が設けられている。また、この光学系ユニットは全体的にガラス基板の移動方向に対して垂直方向に約300mm移動する。この移動に応じてエアパージ・残渣吸引部もレーザ光の照射位置を全てカバーするように、ガラス基板の裏側全面にエアパージ・残渣吸引部も設けられていた。従って、ガラス基板の裏側にレーザ光の照射位置に沿ってエアパージ・残渣吸引部が存在していたので、レーザ光のスポット径、形状、出力をその加工箇所で直接観察することはできず、光路途中でレーザ光を分岐させるか、その漏れ光を利用して間接的にレーザ光を観察していたのが現状である。
一方、レーザ光は光学系ユニットによって4分岐または8分岐されているため、分岐後のレーザ光についてそのビーム形状やレーザ光パワーを日々測定することが望まれていたにもかかわらず、ガラス基板裏側のエアパージ・残渣吸引部の存在によって、分岐後のレーザ光についてスポット径、形状、出力等を測定することができなかった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、分岐後のレーザ光のそれぞれについて、その加工箇所でレーザ光の特性を測定することのできるレーザ光状態検査方法及び装置、レーザ加工方法及び装置並びにソーラパネル製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るレーザ光状態検査方法の第1の特徴は、レーザ光をワークに対して相対的に移動させながら照射することによってワーク裏面側の薄膜に所定の加工を施すレーザ加工時のレーザ光の状態を検査するレーザ光状態検査方法であって、前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段を前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動させて、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の状態を検査することにある。
レーザ光による第2スクライブ線P2及び第3スクライブ線P3の加工は、レーザ発生装置から出射されたレーザ光をガラス基板の表面に略垂直に照射して、ガラス基板の裏面側の薄膜を加工することによって行なわれる。この第2スクライブ線P2及び第3スクライブ線P3の加工時には、その加工部から加工残渣が薄膜面から発生するので、この加工残渣が膜面へ再付着しないように膜面側(ガラス基板裏面側)からエアパージすると共にその残渣を吸引除去している。この発明では、レーザ光の状態を検査する際に、エアパージ・残渣吸引手段を退避移動させた後に、レーザ状態検査手段をそのエアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動させて、ワークの加工面に向かうレーザ光を観察してレーザ光の状態を検査するようにした。すなわち、レーザ光状態検査時は、レーザ状態検査手段とエアパージ・残渣吸引手段とが干渉しないように、エアパージ・残渣吸引手段を退避移動させて、その移動によって空いた領域にレーザ状態検査手段を配置させて、ワークに照射されるものと同じレーザ光をワークとほぼ同じ位置で観察するようにした。これによって、分岐後のレーザ光のそれぞれについて、その加工箇所でレーザ光の特性を測定することができるようになる。
本発明に係るレーザ光状態検査方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載ののレーザ光状態検査方法において、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光が前記ワークに照射されている場合、前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられており、前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することにある。
レーザ光が光学系ユニットによって4分岐または8分岐されると、分岐後のレーザ光に対してそれぞれガラス基板裏側にエアパージ・残渣吸引手段が設けられる。この発明では、レーザ状態検査手段を分岐後の各レーザ光の加工箇所に設けられたエアパージ・残渣吸引手段を回避させながら移動させて、各加工箇所におけるレーザ光の特性を測定するようにしたものである。
本発明に係るレーザ光状態検査装置の第1の特徴は、ワークを保持する保持手段と、前記ワーク裏面側の薄膜にレーザ光を照射して所定の加工処理を施すレーザ光照射手段と、前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段と、前記エアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動して、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段とを備えたことにある。これは、前記レーザ光状態検査方法の第1の特徴に対応したレーザ光状態検査装置の発明である。
本発明に係るレーザ光状態検査装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のレーザ光状態検査装置において、レーザ光照射手段は、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光を前記ワークに照射し、前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられ、前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することにある。これは、前記レーザ光状態検査方法の第2の特徴に対応したレーザ光状態検査装置の発明である。
本発明に係るレーザ加工方法の第1の特徴は、レーザ光をワークに対して相対的に移動させながら照射することによってワーク裏面側の薄膜に所定の加工を施すレーザ加工方法であって、前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段を前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動させて、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の状態を検査することにある。これは、前記レーザ光状態検査方法の第1の特徴を利用したレーザ加工方法の発明である。
本発明に係るレーザ加工方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のレーザ加工方法において、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光が前記ワークに照射されている場合、前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられており、前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することにある。これは、前記レーザ光状態検査方法の第2の特徴を利用したレーザ加工方法の発明である。
本発明に係るレーザ加工装置の第1の特徴は、ワークを保持する保持手段と、前記ワーク裏面側の薄膜にレーザ光を照射して所定の加工処理を施すレーザ光照射手段と、前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段と、前記エアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動して、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段とを備えたことにある。これは、前記レーザ加工方法の第1の特徴に対応したレーザ加工装置の発明である。
本発明に係るレーザ加工装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のレーザ加工装置において、レーザ光照射手段は、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光を前記ワークに照射し、前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられ、前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することにある。これは、前記レーザ加工方法の第2の特徴に対応したレーザ加工装置の発明である。
本発明に係るソーラパネル製造方法の特徴は、前記第1若しくは第2の特徴に記載のレーザ光状態検査方法、前記第1若しくは第2の特徴に記載のレーザ光状態検査装置、前記第1若しくは第2の特徴に記載のレーザ加工方法、又は前記第1若しくは第2の特徴に記載のレーザ加工装置を用いて、ソーラパネルを製造することにある。これは、前記レーザ光状態検査方法、前記レーザ光状態検査装置、前記レーザ加工方法、又は前記レーザ加工装置のいずれか1を用いて、ソーラパネルを製造するようにしたものである。
本発明によれば、分岐後のレーザ光のそれぞれについて、その加工箇所でレーザ光の特性を測定することができるという効果がある。
本発明の一実施の形態に係るレーザ加工装置を用いたソーラパネル(光電変換装置)製造装置の概略構成を示す図である。 スクライブ線の加工処理を行う図1の加工エリア部の詳細構成を示す図である。 図2の光学系部材の詳細構成を示す図である。 図2の第1検出光学系部材及び第2検出光学系部材の構成を示す模式図である。 エアパージ・残渣吸引部の概略構成を示す図である。 図1のレーザ加工ステーションがガラス基板裏面の薄膜面に対して加工を行なう第2及び第3スクライブ線P2,P3の加工を行なう場合の加工エリア部におけるレーザ光状態検査用CCDカメラとエアパージ・残渣吸引部の関係を示す図である。 図6のレーザ光状態検査用CCDカメラとエアパージ・残渣吸引部の動作の一例を前半を示す図である。 図6のレーザ光状態検査用CCDカメラとエアパージ・残渣吸引部の動作の一例を後半を示す図である。 図2の制御装置の処理の詳細を示すブロック図である。 図9のパルス抜け判定手段の動作の一例を示す図である。 図4の高速フォトダイオードから出力される波形の一例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るレーザ加工装置の概略構成を示す図である。このレーザ加工装置は、ソーラパネル製造装置のレーザ光加工処理(レーザスクライブ)工程を行なうものである。本発明に係るレーザ加工装置は、アライメント処理を行うアライメント部をレーザ加工ステーションの両側2箇所に設けて、レーザ加工処理中に同時にアライメント処理を行い、待ち時間を短縮できるように構成されたものである。
図1は、本発明の一実施の形態に係るレーザ加工装置を用いたソーラパネル(光電変換装置)製造装置の概略構成を示す図であり、リターン方式の一例を示す図である。この製造装置は、搬入出ロボットステーション141とレーザ加工ステーション10とから構成される。ローラコンベア121は、成膜装置(図示せず)やレーザスクライブ加工処理を行う製造装置間でガラス基板1x〜1zを順次搬送するものである。搬入出ロボットステーション141は、ローラコンベア121上を搬送される前段の成膜装置(図示せず)にて成膜されたガラス基板1xを搬入してガラス基板1mとして一時的に保持すると共にガラス基板1mの表裏を反転する表裏反転機構部143を備えており、レーザ加工処理の内容(スクライブ線P1加工、P2加工又はP3加工)及びガラス基板1mが下に凸の曲がり(反り)となるように、ガラス基板1mを表裏反転してレーザ加工ステーション10に搬送する。このとき、搬入出ロボットステーション141は、表裏反転された又は表裏反転されなかったガラス基板1mをそのままレーザ加工ステーション10に搬送すると共に表裏反転された又は表裏反転されなかったガラス基板1mをレーザ加工ステーション10の右端位置までローラ搬送してからレーザ加工ステーション10に搬送するように構成されている。また、搬入出ロボットステーション141は、レーザ加工ステーション10で加工されたガラス基板を表裏反転機構部143で直接受取るか又はレーザ加工ステーション10の右端位置で受け取ったガラス基板1rを表裏反転機構部143までローラ搬送又はエア浮上搬送し、表裏反転機構部143でレーザ加工処理後のガラス基板を表裏反転して又は表裏反転せずにローラコンベア121に搬出する。
レーザ加工ステーション10は、搬入出ロボットステーション141から搬入されたガラス基板上の薄膜にスクライブ線を形成するものであり、アライメント部102,104、グリッパ部106〜109、グリッパ支持駆動部110,111、加工エリア部112を備えている。アライメント部102は、搬入出ロボットステーション141の表裏反転機構部143上のガラス基板1mを受取り、受け取ったガラス基板1nを所定の位置にアライメント処理すると共に加工エリア部112でスクライブ加工処理の施されたガラス基板1nを搬入出ロボットステーション141の表裏反転機構部143に搬出する。一方、アライメント部104は、搬入出ロボットステーション141の表裏反転機構部143で表裏反転された又は表裏反転されなかったガラス基板であって右端までローラ搬送又はエア浮上搬送されたガラス基板1rを受取り、受け取ったガラス基板を所定の位置にアライメント処理すると共に加工エリア部112でスクライブ加工処理の施されたガラス基板1qを搬入出ロボットステーション141の右端の位置に搬出する。
グリッパ部106は、アライメント部102でアライメント処理されたガラス基板1oの搬送方向に沿った辺の一方側(図1におけるガラス基板1oの下辺側)保持し、グリッパ部107は、同じガラス基板1oの搬送方向に沿った辺の他方側(図1におけるガラス基板1oの上辺側)を保持する。グリッパ部108は、アライメント部104でアライメント処理されたガラス基板1qの搬送方向に沿った辺の一方側(図1におけるガラス基板1qの下辺側)を保持し、グリッパ部107は、同じガラス基板1qの搬送方向に沿った辺の他方側(図1におけるガラス基板1qの上辺側)を保持する。グリッパ支持駆動部110,111は、グリッパ部106,107又はグリッパ部108,109に保持されたガラス基板1o,1qを加工エリア部112のレーザ光に同期させてし、レーザ加工時にガラス基板1oと点線のガラス基板1pとの間を移動させる。この移動に同期させて加工エリア部112は、グリッパ部106,107又はグリッパ部108,109に保持されエア浮上搬送されるガラス基板1o,1qにレーザ光を照射して所定のスクライブ線の加工処理を行う。図1では、グリッパ部106,107に保持されたガラス基板1oを点線で示されたガラス基板1qの位置までエア浮上した状態で移動させながら、所定のスクライブ線加工を行う状態が示してある。
図1のリターン方式のソーラパネル製造装置の動作の一例を説明する。まず、前段の成膜装置からローラコンベア121を介して搬送されて来たガラス基板1xは、搬入出ロボットステーション141によって表裏反転機構部143上にガラス基板1mとして一時的に保持され、そこで表裏反転されるか又は表裏反転されない。表裏反転された又は表示反転されなかったガラス基板1mは、レーザ加工ステーション10のアライメント部102に搬送され、そこでアライメント処理される。アライメント処理されたガラス基板1nは、グリッパ部106,107に保持され、ガラス基板1o,1pとして加工エリア部112にエア浮上移動され、所定のスクライブ線の加工処理が行われる。一方、アライメント部102のアライメント処理時及び加工エリア部112の加工処理時に、ローラコンベア121を介して搬送されて来た次のガラス基板1yが搬入出ロボットステーション141によって表裏反転機構部143上にガラス基板1mとして一時的に保持され、そこで表裏反転されるか又は表裏反転されない。表裏反転された又は表裏反転されなかったガラス基板1mは、ガラス基板1rとして、レーザ加工ステーション10のアライメント部104に対応した右端位置までローラ搬送される。ガラス基板1rは、レーザ加工ステーション10のアライメント部104に搬送され、そこでアライメント処理される。アライメント処理されたガラス基板1qは、グリッパ部108,109に保持され、グリッパ部106,107に保持されエア浮上搬送されたガラス基板への加工処理が終了するまで待機される。
グリッパ部106,107に保持されているガラス基板に対するレーザ加工処理が終了すると、グリッパ部106,107に保持されているガラス基板1oは、アライメント部102を介してガラス基板1nの位置から表裏反転機構部143上のガラス基板1mとして一時的に保持され、そこで表裏反転されて又は表裏反転されずに次段の成膜装置へ搬送されるために、ローラコンベア121上に搬送される。一方、グリッパ部106,107に保持されているガラス基板1oがアライメント部102上にガラス基板1nとしてエア浮上移動した時点で、グリッパ部108,109に保持されているガラス基板1qがガラス基板1o,1pとして加工エリア部112にエア浮上移動され、所定のスクライブ線の加工処理が行われる。図1のリターン方式のソーラパネル製造装置では、以上の処理を交互に繰り返すことによって、アライメント処理による待ち時間等を大幅に短縮している。また、いずれか一方のアライメント部が故障した場合でも、他方のアライメント部によって処理を続行することが可能となる。
図2は、スクライブ線の加工処理を行う図1の加工エリア部の詳細構成を示す図である。加工エリア部は、レーザ加工ステーション10、エア浮上ステージ20、グリッパ部106,107、レーザ発生装置40、光学系部材50、リニアエンコーダ70、制御装置80及び検出光学系部材等によって構成されている。
図1において、レーザ加工ステーション10の大部分にエア浮上ステージ20が設けられているが、図2では、その一部分のみが示してある。エア浮上ステージ20の上側にはレーザ加工の対象となるガラス基板1がグリッパ部106,107によって、X軸方向に移動可能に保持制御されている。また、レーザ加工ステーション10の上には光学系部材50を保持しながらY軸方向にスライド駆動するスライドフレーム30が設けられている。エア浮上ステージ20は、Z軸を回転軸としてθ方向に回転可能に構成されている。なお、スライドフレーム30によりY軸方向の移動量が十分に確保できる場合には、エア浮上ステージ20は、X軸方向の移動だけを行なう構成であってもよい。この場合、エア浮上ステージ20はX軸テーブルの構成でもよい。また、図2では、アライメント部102,104については図示を省略してある。
スライドフレーム30は、レーザ加工ステーション10上の四隅に設けられた移動台に取り付けられている。スライドフレーム30は、この移動台によってY軸方向へ移動制御される。ベース板31と移動台との間には除振部材(図示せず)が設けられている。スライドフレーム30のベース板31には、レーザ発生装置40、光学系部材50及び制御装置80が設置されている。光学系部材50は、ミラーやレンズの組み合わせで構成され、レーザ発生装置40で発生したレーザ光を4系列に分割してエア浮上ステージ20上のガラス基板1上に導くものである。なお、レーザ光の分割数は4系列に限るものではなく、2系列以上であればよい。
リニアエンコーダ70は、エア浮上ステージ20のX軸移動テーブルの側面に設けられたスケール部材と、グリッパ部106,107に取り付けられた検出部で構成される。リニアエンコーダ70の検出信号は、制御装置80に出力される。制御装置80は、リニアエンコーダ70からの検出信号に基づいてグリッパ部106,107のX軸方向の移動速度(移動周波数)を検出し、レーザ発生装置40の出力(レーザ周波数)を制御する。
光学系部材50は、図示のように、ベース板31の側面側に設けられており、ベース板31の側面に沿ってY軸方向に移動するように構成されている。光学系部材50は、先端部がZ軸を中心に回転可能となっている。レーザ発生装置40から出射されるレーザ光を光学系部材50に導くためのガルバノミラー33はベース板31上に設けられている。ガルバノミラー33は、2つのモーター(ロータリーエンコーダー)を使用してXZ2次元エリアにレーザー光を走査させるものである。ガルバノミラー33は、2軸式(X,Z)で構成され、2個のモーターと、このモータに取り付けられるミラーとで構成される。ガルバノ制御裝置331は、モータを動かすためのドライバおよび電源、これらを制御するマイクロコンピュータなどで構成される。
ミラー34,35は、光学系部材50上に設けられており、光学系部材50のスライド移動に連動するようになっている。レーザ発生装置40から出射されたレーザ光は、ガルバノミラー33によってミラー34へ向かって反射され、ミラー34に向かうレーザ光はミラー34によってミラー35に向かって反射される。ミラー35は、ミラー34からの反射レーザ光をベース板31に設けられた貫通穴を介して光学系部材50内に導く。なお、レーザ発生装置40から出射されたレーザ光は、ベース板31に設けられた貫通穴から光学系部材50に対して上側から導入されるように構成されれば、どのような構成のものであってもよい。例えば、レーザ発生装置40を貫通穴の上側に設け、貫通穴を介して光学系部材50に直接レーザ光を導くようにしてもよい。
ビームサンプラ332は、ガルバノミラー33と反射ミラー34との間の光学系部材50上に、光学系部材50のスライド移動と共に移動するように設けられている。ビームサンプラ332はレーザ光の一部(例えば、レーザ光の約1割程度又はそれ以下の光量)をサンプリングして外部に分岐出力する素子である。4分割フォトダイオード333は、ビームサンプラ332で分岐されたレーザ光の一部(サンプリングビーム)を受光面のほぼ中央付近で受光するように配置されている。4分割フォトダイオード333によって検出されたレーザ光の強度に対応した4種類の出力信号がガルバノ制御裝置331に出力される。ガルバノ制御裝置331は、4分割フォトダイオード333からの4種類の出力信号に応じてガルバノミラー33の2個のモータ33xy,33yzをリアルタイムで駆動制御する。モータ33xyは、ガルバノミラー33の反射レーザ光がベース板31の上面(XY平面)と平行な面内で回転移動するように制御し、モータ33zyは、ガルバノミラー33の反射レーザ光がベース板31の上面と直交する面(YZ平面)と平行な面内で回転移動するようにリアルタイムで制御する。
図3は、光学系部材50の詳細構成を示す図である。実際の光学系部材50の構成は、複雑であるが、ここでは説明を簡単にするために図示を簡略化して示している。図3は、光学系部材50の内部を図2の−X軸方向から見た図である。図3に示すようにベース板31にはミラー35で反射されたレーザ光を光学系部材50内に導入するための貫通穴37を有する。この貫通穴37の直下には、ガウシアン強度分布のレーザ光をトップハット強度分布のレーザ光に変換する位相型回折光学素子(DOE:Diffractive Optical Element)500が設けられている。
DOE500によってトップハット強度分布のレーザ光(トップハットビーム)に変換されたレーザ光はハーフミラー511によって反射ビームと透過ビームにそれぞれ分岐され、反射ビームは右方向のハーフミラー512に向かって、透過ビームは下方向の反射ミラー524に向かって進む。ハーフミラー511で反射したビームは、ハーフミラー512によってさらに反射ビームと透過ビームに分岐され、反射ビームは下方向の反射ミラー522に向かって、透過ビームは右方向の反射ミラー521に向かって進む。ハーフミラー512を透過したビームは反射ミラー521によって反射され、下方向の集光レンズ541を介してガラス基板1に照射される。ハーフミラー512で反射したビームは、反射ミラー522,523によって反射され、下方向の集光レンズ542を介してガラス基板1に照射される。ハーフミラー511を透過したビームは、反射ミラー524によって反射され、左方向に向かって進む。反射ミラー524で反射したビームは、ハーフミラー513によって反射ビームと透過ビームに分岐され、反射ビームは下方向の反射ミラー526に向かって、透過ビームは左方向の反射ミラー528に向かって進む。ハーフミラー513で反射したビームは、反射ミラー526,527によって反射され、下方向の集光レンズ543を介してガラス基板1に照射される。ハーフミラー513を透過したビームは反射ミラー528によって反射され、下方向の集光レンズ544を介してガラス基板1に照射される。
DOE500によって変換されたトップハットビームは、上述のハーフミラー511〜513及び反射ミラー521〜528によって、透過・反射されて集光レンズ541〜544に導かれる。このとき、DOE500から各集光レンズ541〜544までの光路長は等しくなるように設定されている。すなわち、ハーフミラー511で反射したビームがハーフミラ512を透過して反射ミラー521で反射して集光レンズ541に到達するまでの光路長、ハーフミラー511で反射したビームがハーフミラー512、反射ミラー522,523でそれぞれ反射して集光レンズ542に到達するまでの光路長、ハーフミラー511を透過したビームが反射ミラー523、ハーフミラー513、反射ミラー526,527でそれぞれ反射して集光レンズ543に到達するまでの光路長、ハーフミラー511を透過したビームが反射ミラー523で反射してハーフミラー513を透過して反射ミラー528で反射して集光レンズ544に到達するまでの光路長は、それぞれ等しい距離である。これによって、ビームが分岐される直前にDOE500を配置しても、トップハット強度分布のレーザ光を集光レンズ541〜544に同様に導くことが可能となる。なお、図3の実施例では、光路長が完全に一致する場合について説明したが、レーザ光のトップハット強度分布を維持することが可能な範囲で光路長を若干異ならせることは可能である。
シャッター機構531〜534は、光学系部材50の各集光レンズ541〜544から出射されるレーザ光がガラス基板1から外れた場合にレーザ光の出射を遮蔽するものである。オートフォーカス用測長システム52,54は、図示していない検出光照射用レーザとオートフォーカス用フォトダイオードとから構成され、検出光照射用レーザから照射された光の中でガラス基板1の表面から反射した反射光を受光し、その反射光量に応じて光学系部材50内の集光レンズ541〜544を上下に駆動し、ガラス基板1に対する高さ(集光レンズ541〜544のフォーカス)を調整する。なお、フォーカス調整用駆動機構は図示していない。
図4は、第1検出光学系部材及び第2検出光学系部材の構成を示す模式図である。第1検出光学系部材は、集光レンズ高さ測長システム26と、レーザ光状態検査用CCDカメラ28とから構成される。図2及び図4では、集光レンズ高さ測長システム26は、エア浮上ステージ20の端部に設けられているように示しているが、実際にはエア浮上ステージ20に形成された間隙部からステージ面に突出するようになっている。また、レーザ光状態検査用CCDカメラ28は、エア浮上ステージ20に形成された間隙部からレーザ光を受光するようになっている。
図3に示したオートフォーカス用測長システム52,54によって、ガラス基板1から光学系部材50の両側下面までの高さを調整した場合、光学系部材50の下面の高さを同じにすることはできても、ガラス基板1から各集光レンズ541〜544までの高さを同じにすることができるとは限らない。そこで、この実施の形態では、エア浮上ステージ20のX軸方向の側面のいずれか一方(図ではエア浮上ステージ20の−X軸方向の側面)に集光レンズ高さ測長システム26を取り付け、ガラス基板1から各集光レンズ541〜544までの高さをそれぞれ測長するようにした。集光レンズ高さ測長システム26によって検出された各集光レンズ541〜544の高さに対応した信号は、制御装置80に出力される。制御装置80は、ガラス基板1から各集光レンズ541〜544までの高さが適正であるか否かの判定を行なう。集光レンズ高さ測長システム26の測長結果に応じて、各集光レンズ541〜544の配置(高さ)は調整されるようになっている。この場合、この集光レンズ541〜544の配置(高さ)の調整は、手動又は自動で行なえるように構成する。なお、集光レンズ高さ測長システム26を用いて、光学系部材50の下面の高さを測長するようにすれば、オートフォーカス用測長システム52,54を省略することが可能である。
レーザ光状態検査用CCDカメラ28は、エア浮上ステージ20に形成された間隙部からステージ面のガラス基板1の裏面側に位置するように設けられている。レーザ光状態検査用CCDカメラ28は、エア浮上ステージ20の上空側を視認可能に設置されている。レーザ光状態検査用CCDカメラ28によって撮像された映像は、制御装置80に出力される。制御装置80は、各集光レンズ541〜544から出射されるレーザ光のスポット径、形状、出力等が適正であるか否かの判定を行なう。すなわち、レーザ光状態検査用CCDカメラ28は、光学系部材50の各集光レンズ541〜544から出射するレーザ光を直接観察することができるので、これを画像化することによって、制御装置80は、分岐後のレーザ光のそれぞれについて、その加工箇所におけるレーザ光の特性を測定することができる。また、レーザ発生装置40、光学系部材50などのレーザ光に係わる各光学系の交換した時に、交換前と交換後の画像を取得し数値化しておくことによって、交換後のフォーカス及び光軸の調整などを容易に行なうことができる。さらに、各光学へッドから出力される各レーザ光の画像を取得して数値化することによって、各光学ヘッドのバラツキなどを適正に調整することができる。
第2検出光学系部材は、図2に示すように、ビームサンプラ92,93、高速フォトダイオード94及び光軸検査用CCDカメラ96から構成される。ビームサンプラ92,93は、光学系部材50内に導入されるレーザ光の光路中に設けられている。この実施の形態では、レーザ発生装置40とガルバノミラー33との間に設けられている。ビームサンプラ92,93はレーザ光の一部(例えば、レーザ光の約0.4割程度又はそれ以下の光量)をサンプリングして外部に分岐出力する素子である。高速フォトダイオード94は、ビームサンプラ92で分岐出力されたレーザ光の一部(サンプリングビーム)を受光面のほぼ中央付近で受光するように配置される。高速フォトダイオード94によって検出されたレーザ光の強度に対応した出力信号は、制御装置80に出力される。光軸検査用CCDカメラ96は、ビームサンプラ93で分岐出力されたレーザ光の一部(サンプリングビーム)を受光面のほぼ中央付近で受光するように配置される。光軸検査用CCDカメラ96によって撮像された映像は、制御装置80に出力される。なお、光軸検査用CCDカメラ96は、高速フォトダイオード94に照射されるレーザ光の位置を示す画像を取り込み、その画像を制御装置80に出力するようにしてもよい。
制御装置80は、リニアエンコーダ70からの検出信号に基づいてグリッパ部106,107のX軸方向の移動速度(移動周波数)を検出し、レーザ発生装置40の出力(レーザ周波数)を制御し、高速フォトダイオード94及び光軸検査用CCDカメラ96から出力される信号に基づいてレーザ発生装置40から出射されるレーザ光のパルス抜けを検出したり、レーザ光の光軸ずれ量に基づいてレーザ発生装置40の出射条件を制御したり、光学系部材50内のレーザ光を導入するためのガルバノミラー33、反射ミラー34,35の配置等をフィードバック制御する。
図5は、エアパージ・残渣吸引部の概略構成を示す図である。レーザ加工ステーションにおいて、第2及び第3スクライブ線P2、P3の加工を行なう工程ではレーザ光をガラス基板1の表面(ガラス面)から入射させ、ガラス基板1の裏面に存在する膜面に対してスクライブ加工を行なっている。この加工時に、図5に示すように、加工部から加工残渣61が発生する。この残渣61が膜面へ再付着することを防ぐため、エアパージ・残渣吸引部60は、ガラス基板1の裏面(膜面)側からエアパージ62を行い、これらの残渣61を吸引部63から吸引除去している。
図6は、図1のレーザ加工ステーションがガラス基板裏面の薄膜面に対して加工を行なう第2及び第3スクライブ線P2,P3の加工を行なう場合の加工エリア部におけるレーザ光状態検査用CCDカメラとエアパージ・残渣吸引部の関係を示す図である。図6(A)は、この加工エリア部を−X方向側から見た図であり、図6(B)は加工エリア部をY方向側から見た図である。図6に示すように光学系部材50は、レーザ光を4分岐しているので、それぞれの加工箇所に対して、エアパージ・残渣吸引部60a〜60dが設けられている。エアパージ・残渣吸引部60a〜60dは、エア浮上ステージ20に形成されたY軸方向に延びた間隙部からステージ面に対向するようになっている。これは、光学系部材50が加工時にレーザ光41〜44をY軸方向に約300mm程度移動させながら移動するのに併せてエアパージ・残渣吸引部60a〜60dがガラス基板1の全ての加工領域すなわちY軸方向全体をカバーして移動可能にするためである。図6では、ガラス基板裏面の薄膜面に対してスクライブ加工を行っている時に、その加工部から加工残渣が薄膜面から発生するので、各加工箇所で発生する加工残渣をエアパージ・残渣吸引部60a〜60dがエアパージして吸引除去している。
図7及び図8は、図6のレーザ光状態検査用CCDカメラとエアパージ・残渣吸引部の動作の一例を示す図であり、図7(A)及び図8(A)は、この加工エリア部を−X方向側から見た図であり、図6(A)に対応し、図7(B)及び図8(B)は加工エリア部をY方向側から見た図であり、図6(B)にそれぞれ対応する。図7において、図6と異なる点は、エアパージ・残渣吸引部60a〜60dが光学系部材50から照射されるレーザ光41〜44の直下からY軸方向に移動している点である。エアパージ・残渣吸引部60a〜60dの移動量は、レーザ光状態検査用CCDカメラ28がZ方向に移動して、エア浮上ステージ20に形成されたY軸方向に延びた間隙部に進入することができる幅に相当する長さである。エアパージ・残渣吸引部60a〜60dが所定量だけY軸方向に移動すると、図7の点線に示すような領域が発生することになるので、レーザ光状態検査用CCDカメラ28は、その点線表示の位置から上向き矢印に示すZ軸方向に上昇し、エア浮上ステージ20のステージ面すなわちガラス基板1の裏面に対向する位置に移動し、光学系部材50から出射するレーザ光41を直接観察し、その加工箇所におけるレーザ光41の特性を測定する。レーザ光41の特性測定が終了すると、レーザ光状態検査用CCDカメラ28は、点線矢印28aに示すように、まず−Z軸方向(図の下方向)に下降移動し、エアパージ・残渣吸引部60aを回避するようにY軸方向(図の右方向)にスライド移動し、エアパージ・残渣吸引部60bの移動前の位置(レーザ光42照射位置)に到達した時点で、Z軸方向(図の上方向)に上昇移動(エア浮上ステージ20のステージ面すなわちガラス基板1の裏面に対向する位置に移動)する。移動後は、光学系部材50から出射するレーザ光42を直接観察し、その加工箇所におけるレーザ光42の特性を測定する。以下、同様にして、点線矢印28bに示すように、今度はエアパージ・残渣吸引部60bを回避して、レーザ光43の照射位置に移動し、レーザ光43の特性を測定し、測定終了後は、点線矢印28cに示すように、エアパージ・残渣吸引部60cを回避して、レーザ光44の照射位置に移動し、レーザ光44の特性を測定する。レーザ光44の測定が終了した時点で、レーザ光状態検査用CCDカメラ28は元の位置に復帰する。なお、レーザ光44の測定終了後に、その位置で下降移動して待機し、今度は逆の順で測定動作を行なうようにしてもよい。
図9は、図2の制御装置80の処理の詳細を示すブロック図である。制御装置80は、分岐手段81、パルス抜け判定手段82、アラーム発生手段83、基準CCD画像記憶手段84、光軸ずれ量計測手段85、レーザコントローラ86、レンズ変位量計測手段87、レンズ高さ調整手段88、照射レーザ状態検査手段89及び照射レーザ調整手段8Aから構成される。
分岐手段81は、リニアエンコーダ70の検出信号(クロックパルス)を分岐して後段のレーザコントローラ86に出力する。パルス抜け判定手段82は、高速フォトダイオード94からのレーザ光強度に対応した出力信号(ダイオード出力)と分岐手段81から出力される検出信号(クロックパルス)とを入力し、それに基づいてレーザ光のパルス抜けを判定する。図10は、図9のパルス抜け判定手段82の動作の一例を示す図である。図10において、図10(A)は分岐手段81から出力される検出信号(クロックパルス)の一例、図10(B)は高速フォトダイオード94から出力されるレーザ光強度に対応した出力信号(ダイオード出力)の一例、図10(C)はパルス抜け判定手段82がパルス抜け検出時に出力するアラーム信号の一例をそれぞれ示す。
図10に示すように、パルス抜け判定手段82は、分岐手段81からのクロックパルスの立ち下がり時点をトリガ信号として、ダイオード出力値が所定のしきい値Th以上であるか否かの判定を行い、ダイオード出力値がしきい値Thよりも小さい場合には、ハイレベル信号をアラーム発生手段83に出力する。アラーム発生手段83は、パルス抜け判定手段82からの信号がローレベルからハイレベルに変化した時点でパルス抜けが発生したことを示すアラームを外部に報知する。アラームの報知は、画像表示、発音等の種々の方法で行なう。アラームの発生によって、オペレータはパルス抜けが発生したことを認識することができる。また、このアラームが頻繁に発生する場合には、レーザ発生装置の性能が劣化したか又は寿命になったことを意味する。
基準CCD画像記憶手段84は、図9に示すような基準CCD画像84aを記憶している。この基準CCD画像84aは、光軸検査用CCDカメラ96の受光面の中央にレーザ光が受光した状態の画像を示すものである。光軸検査用CCDカメラ96からは、図9に示すような被検査画像85aが出力される。光軸ずれ量計測手段85は、光軸検査用CCDカメラ96からの被検査画像85aを取り込み、これと基準CCD画像84aとを比較し、光軸のずれ量を計測し、そのずれ量をレーザコントローラ86に出力する。例えば、図9に示す被検査画像85aのような画像が光軸検査用CCDカメラ96から出力された場合には、光軸ずれ量計測手段85は、両者を比較して、X軸及びY軸方向のずれ量を計測し、それをレーザコントローラ86に出力する。レーザコントローラ86は、被検査画像85aと基準CCD画像84aとが一致するように、レーザ光の光軸に関係する装置、すなわちレーザ発生装置40の出射条件や光学系部材50内にレーザ光を導入するためのガルバノミラー33、反射ミラー34,35の配置等をフィードバックして調整する。
レンズ変位量計測手段87は、集光レンズ高さ測長システム26によって検出された各集光レンズ541〜544の高さに対応した信号を入力し、各集光レンズ541〜544の高さが許容範囲内にあるか、この許容範囲よりも大きくずれているかを判定し、大きくずれている集光レンズ541〜544の高さをどの程度調整すればよいかを示す制御信号をレンズ高さ調整手段88に出力する。レンズ高さ調整手段88は、レンズ変位量計測手段87からの制御信号に応じて各集光レンズ541〜544の配置を調整する。なお、集光レンズ541〜544の高さ調整機構が存在しない場合には、レンズ高さ調整手段88は、レンズ変位量計測手段87からの制御信号に基づいて、集光レンズ541〜544のどれをどの程度調整すればよいのか、その調整情報をオペレータに伝達(視認表示、音声発音など)するようにしてもよい。
照射レーザ状態検査手段89は、レーザ光状態検査用CCDカメラ28からの画像89aを取り込み、これに基づいてレーザ光の特性(スポット径、形状、出力等)を計測し、その計測値を照射レーザ調整手段8Aに出力する。例えば、図9に示すような画像89aがレーザ光状態検査用CCDカメラから出力された場合には、照射レーザ状態検査手段89は、画像89a内の円状の輪郭線89b(集光レンズ541〜544の外縁に対応した線)を基準にフォーカス円89c(画像89a内の小円)の位置を検出し、フォーカス円89cが輪郭線89bのほぼ中央に位置しているか否かに基づいて光軸のX軸及びY軸方向のずれ量を計測し、それを照射レーザ調整手段8Aに出力する。また、照射レーザ状態検査手段89は、フォーカス円89cの大きさ(スポット径・照射面積)を計測し、それも基づいたフォーカス位置を照射レーザ調整手段8Aに出力する。さらに、照射レーザ状態検査手段89は、フォーカス円89cの輝度レベルに基づいたレーザ光出力を照射レーザ調整手段8Aに出力する。照射レーザ調整手段8Aは、照射レーザ状態検査手段89からの光軸のずれ量、フォーカス位置及び光出力に対応した信号に基づいて、光学系部材50内の各ハーフミラー511〜513及び反射ミラー521〜528の配置等をフィードバックして調整したり、レーザコントローラ86を介してレーザ発生装置40の出射条件等を制御する。なお、照射レーザ調整手段8Aを省略して、これらの機能をレーザコントローラ86に持たせるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、レーザ加工(スクライブ加工)時に光軸ずれ量計測手段85でレーザ光の光軸ずれを、パルス抜け判定手段82でパルス抜けをそれぞれ検査する場合について説明したが、図11に示すように高速フォトダイオード94からの出力波形に基づいてレーザ光のパルス状態を検査するようにしてもよい。例えば、図11では、レーザ光のパルス幅及びパルス高さを計測し、これらに異常が発生した場合にはアラームを発生するようにしてもよい。なお、レーザ光のパルス幅は、高速フォトダイオード94からの出力波形が所定値以上になっている期間が所定の範囲にある場合を正常とし、この範囲よりも大きかったり小さい場合にはパルス幅異常と判定し、アラームを出力する。また、レーザ光のパルス高さは、高速フォトダイオード94からの出力波形の最大値が許容範囲内に存在する場合を正常とし、この許容範囲よもも大きかったり小さい場合にはパルス高さ異常と判定し、アラームを出力する。このように、レーザ光を常時サンプリングしているので、リアルタイムでパルス幅、パルス高さ(パワー)などのレーザ光の品質を管理することができる。上述のようなパルス抜けが頻発するようになったら、レーザ発生装置40の劣化あるいは寿命と判断できる。
上述の実施の形態では、パルス抜けの発生だけを見ているが、パルス抜けが発生した箇所の座標データ(位置データ)を取得して記憶することによって、スクライブ線のリペア処理を行なうことが可能となる。
上述の実施の形態では、光軸検査用CCDカメラ96を用いてビームサンプラ93で分岐出力されたレーザ光の一部(サンプリングビーム)を直接受光して、それを画像処理することによって、光軸ずれを検査する場合について説明したが、高速フォトダイオード94の受光面の中央にレーザ光が受光した状態を示す画像を被検査画像として光軸検査用CCDカメラ96あるいは分割型フォトダイオードで取得することによって光軸ずれを検査するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、レーザ光の光軸ずれ及びパルス抜けを検査する場合について説明したが、光軸ずれ、パルス抜け、パルス幅及びパルス高さのそれぞれを適宜組み合わせてレーザ光の状態を検査するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、薄膜の形成されたガラス基板1の表面からレーザ光を照射して薄膜にスクライブ線(溝)を形成する場合について説明したが、ガラス基板1の裏面からレーザ光を照射して、基板表面の薄膜にスクライブ線を形成するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、ソーラパネル製造装置を例に説明したが、本発明はELパネル製造装置、ELパネル修正装置、FPD修正装置などのレーザ加工を行なう装置にも適用可能である。
1…ガラス基板
1f,1g,1x〜1z,1m〜1r…ガラス基板
10…レーザ加工ステーション
10…レーザ加工ステーション
102,104…アライメント部
106,107,108,109…グリッパ部
110…グリッパ支持駆動部
112…加工エリア部
121…ローラコンベア
141…搬入出ロボットステーション
143…表裏反転機構部
20…エア浮上ステージ
26…測長システム
28…レーザ光状態検査用CCDカメラ
30…スライドフレーム
31…ベース板
33…ガルバノミラー
331…ガルバノ制御裝置
332…ビームサンプラ
333…4分割フォトダイオード
33xy,33yz…モータ
34,35…反射ミラー
37…貫通穴
40…レーザ発生装置
41〜44…レーザ光
50…光学系部材
500…位相型回折光学素子(DOE)
511〜513…ハーフミラー
52…オートフォーカス用測長システム
521〜528…反射ミラー
531〜534…シャッター機構
541〜544…集光レンズ
60,60a〜60d…エアパージ・残渣吸引部
61…加工残渣
62…エアパージ
63…吸引部
70…リニアエンコーダ
75…データベース手段
80…制御装置
81…分岐手段
82…パルス抜け判定手段
83…アラーム発生手段
84…基準CCD画像記憶手段
85…光軸ずれ量計測手段
86…レーザコントローラ
87…レンズ変位量計測手段
88…レンズ高さ調整手段
89…照射レーザ状態検査手段
8A…照射レーザ調整手段
92,93…ビームサンプラ
94…高速フォトダイオード
96…光軸検査用CCDカメラ

Claims (9)

  1. レーザ光をワークに対して相対的に移動させながら照射することによってワーク裏面側の薄膜に所定の加工を施すレーザ加工時のレーザ光の状態を検査するレーザ光状態検査方法であって、
    前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段を前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動させて、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の状態を検査することを特徴とするレーザ光状態検査方法。
  2. 請求項1に記載のレーザ光状態検査方法において、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光が前記ワークに照射されている場合、前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられており、前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することを特徴とするレーザ光状態検査方法。
  3. ワークを保持する保持手段と、
    前記ワーク裏面側の薄膜にレーザ光を照射して所定の加工処理を施すレーザ光照射手段と、
    前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段と、
    前記エアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動して、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段と
    を備えたことを特徴とするレーザ光状態検査装置。
  4. 請求項3に記載のレーザ光状態検査装置において、
    レーザ光照射手段は、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光を前記ワークに照射し、
    前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられ、
    前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することを特徴とするレーザ光状態検査装置。
  5. レーザ光をワークに対して相対的に移動させながら照射することによってワーク裏面側の薄膜に所定の加工を施すレーザ加工方法であって、
    前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段を前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動させて、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の状態を検査することを特徴とするレーザ加工方法。
  6. 請求項5に記載のレーザ加工方法において、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光が前記ワークに照射されている場合、前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられており、前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することを特徴とするレーザ加工方法。
  7. ワークを保持する保持手段と、
    前記ワーク裏面側の薄膜にレーザ光を照射して所定の加工処理を施すレーザ光照射手段と、
    前記薄膜面から発生する残渣をエアパージ・吸引するエアパージ・残渣吸引手段と、
    前記エアパージ・残渣吸引手段を退避移動後に、前記エアパージ・残渣吸引手段の退避移動前の位置に移動して、前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察して前記レーザ光の照射状態を検査するレーザ状態検査手段と
    を備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
  8. 請求項7に記載のレーザ加工装置において、
    レーザ光照射手段は、ハーフミラー及び反射ミラーからなる分岐手段によって複数のレーザ光に分岐された複数のレーザ光を前記ワークに照射し、
    前記エアパージ・残渣吸引手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられ、
    前記レーザ状態検査手段は、前記複数のレーザ光に対してそれぞれ設けられた前記エアパージ・残渣吸引手段を回避移動しながら前記ワークの加工面に向かうレーザ光を観察することを特徴とするレーザ加工装置。
  9. 請求項1若しくは2に記載のレーザ光状態検査方法、請求項3若しくは4に記載のレーザ光状態検査装置、請求項5若しくは6に記載のレーザ加工方法、又は請求項7若しくは8に記載のレーザ加工装置を用いて、ソーラパネルを製造することを特徴とするソーラパネル製造方法。
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