JP5348311B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

この発明は、行先階の入力を音声によって行うことができるエレベーター装置に関するものである。
行先階の音声入力を行うことができるエレベーター装置の従来技術として、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。
このエレベーター装置には、エレベーターの乗場に、乗客を検出するためのマットが敷かれている。そして、乗客が上記マットを踏むことによって乗客の存在が検出されると、乗場のスピーカから「何階へ行かれますか」等のアナウンスを流して、乗客に行先階の音声入力を促している。
また、他の従来技術として、エレベーターのかごに、音声入力用の複数のマイクロフォンと、かごに乗車する乗客を検出するためのセンサとを備えたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。具体的に、特許文献2に記載のものでは、上記センサによってかごに乗車する乗客が検出されると、その乗客に近い位置に設置されたマイクロフォンから音声情報を取得し、行先階の特定を行っている。また、上記センサの検出から所定時間が経過すると、マイクロフォンをオフにして、音声情報の取得を停止している。
日本実公平5−40053号公報 日本実公平1−20371号公報
特許文献1に記載のものでは、マットに乗客が乗っている間、乗場に設置されたマイクロフォンが動作し続けてしまう。このため、乗客が行先階入力とは無関係に行った会話や独り言等が、全てマイクロフォンによって拾われてしまい、例えば、乗客同士の会話中に、行先階の入力時に使用する言葉と同一又は類似する発音の言葉が使用された場合は、想定外の行先階がエレベーターに登録されてしまうことがあった。
上記特許文献1に記載の技術をエレベーターのかごに適用した場合も、上記と同様の問題が生じ得る。例えば、上記マットをかご全体に敷いた場合は、かご内に乗客がいる間、常にマイクロフォンが動作し続けてしまう。このため、乗客が行先階入力とは無関係に行った会話等によって行先階の誤登録が発生する恐れがあった。
なお、上記マットをかごの一部にのみ敷いたのでは、マット上にいる限られた乗客しか行先階の音声入力を行うことができなくなってしまう。
一方、特許文献2に記載のものでは、センサによって乗客が検出されてから所定時間は、音声入力用のマイクロフォンが動作し続けるため、例えば、乗客が会話しながらかごに乗車した場合は、その会話中の言葉によって行先階の誤登録が生じる恐れがあった。
なお、日本特開平11−352987号公報には、対象者を撮影した映像情報に基づいてその人が発声しているか否かを判定し、発声中と判定された場合のみ、マイクロフォンを動作させる音声認識装置が開示されている。しかし、この音声認識装置は、エレベーターに適用されたものではなく、また、映像情報を常時解析して発声の有無を判定しているため、消費電力や処理負荷が著しく増大するといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、行先階の入力を音声によって行うことができるエレベーター装置において、行先階入力とは無関係な会話や独り言等によって行先階の誤入力が発生することを確実に防止し、且つ、消費電力や処理負荷を低減させることができるエレベーター装置を提供することである。
この発明に係るエレベーター装置は、エレベーターのかご内の映像を撮影するためのカメラと、カメラによって撮影された映像情報に基づいて、かご内に新たな乗客が乗車したことを検出する乗客検出手段と、乗客検出手段によってかご内に新たな乗客が乗車したことが検出された場合に、カメラによって撮影された映像情報に基づいて、その乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを判定する判定手段と、かごに設けられた音声入力用のマイクロフォンと、マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客の行先階を特定する音声認識手段と、常時はマイクロフォンからの音声入力を無効にするとともに、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段によって判定された場合に、所定の一定時間、マイクロフォンからの音声入力を有効にする音声入力切換手段と、を備え、音声入力切換手段は、マイクロフォンからの音声入力を有効にしている一定時間の間に、音声認識手段が、マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客が音声による行先階の入力を拒否している旨を特定した場合は、マイクロフォンからの音声入力を無効にするものである。
また、この発明に係るエレベーター装置は、エレベーターのかご内の映像を撮影するためのカメラと、カメラによって撮影された映像情報に基づいて、かご内に新たな乗客が乗車したことを検出する乗客検出手段と、乗客検出手段によってかご内に新たな乗客が乗車したことが検出された場合に、カメラによって撮影された映像情報に基づいて、その乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを判定する判定手段と、かごに設けられた音声入力用のマイクロフォンと、マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客の行先階を特定する音声認識手段と、を備え、音声認識手段は、常時は音声情報に基づく行先階の特定機能を無効にするとともに、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段によって判定された場合は、所定の一定時間、音声情報に基づく行先階の特定機能を有効にし、音声認識手段は、音声情報に基づく行先階の特定機能を有効にしている一定時間の間に、マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客が音声による行先階の入力を拒否している旨を特定した場合は、音声情報に基づく行先階の特定機能を無効にするものである。
また、この発明に係るエレベーター装置は、エレベーターのかご内の映像を撮影するためのカメラと、カメラによって撮影された映像情報に基づいて、かご内に新たな乗客が乗車したことを検出する乗客検出手段と、乗客検出手段によってかご内に新たな乗客が乗車したことが検出された場合に、カメラによって撮影された映像情報に基づいて、その乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを判定する判定手段と、かごに設けられた音声入力用のマイクロフォンと、マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客の行先階を特定する音声認識手段と、音声認識手段がマイクロフォンから入力された音声情報と比較して乗客の行先階を特定するための特定情報が記憶された記憶手段と、を備え、記憶手段には、各行先階に対応した第1特定情報と、各行先階に対応し、それぞれが、対応する第1特定情報よりも大きな情報量を有する第2特定情報とが記憶され、音声認識手段は、常時は記憶手段に記憶された第2特定情報に基づいて行先階の特定を行うとともに、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段によって判定された場合は、所定の一定時間、記憶手段に記憶された第1特定情報に基づいて行先階の特定を行うものである。
この発明によれば、行先階の入力を音声によって行うことができるエレベーター装置において、行先階入力とは無関係な会話や独り言等によって行先階の誤入力が発生することを確実に防止でき、且つ、消費電力や処理負荷を低減させることができるようになる。
この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベーター装置の構成を示す図である。 図3に示すエレベーター装置の機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベーター装置の動作を示すフローチャートである。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の構成を示す図である。
図1において、1はエレベーター昇降路内を昇降するかご、2はかご1の駆動等、エレベーター全体の運行制御を司る制御盤である
本エレベーター装置は、かご1に乗車した乗客が行先階の入力を音声によって行うための機能を備えている。具体的に、本エレベーター装置には、上記かご1に、カメラ3、表示器4、映像解析装置5、マイクロフォン(以下、単に「マイク」ともいう)6、音声認識装置7が備えられている。
カメラ3は、かご1内の映像を撮影するためのものであり、例えば、かご1の天井部等に設置されている。カメラ3によって撮影された画像情報は、映像解析装置5に入力される。
表示器4は、かご1内の乗客に所定の情報を表示するために備えられたものである。表示器4は、例えば、かご1内の袖壁等に設置された液晶ディスプレイ等からなり、所定の文字情報やカメラ3によって撮影された映像等が表示される。
映像解析装置5は、カメラ3から入力される映像情報を解析する機能を有しており、乗客検出手段8と判定手段9とを備えている。
乗客検出手段8は、カメラ3によって撮影された映像情報に基づいて、かご1内に新たな乗客が乗車したことを検出する機能を有している。例えば、乗客検出手段8は、かご1が戸開した時のみ、カメラ3から入力される映像情報に基づいて、かご1に新たな乗客が乗車してきたか否かの判定を行う。
判定手段9は、かご1に乗車してきた乗客の外見(例えば、顔の向き、視線、唇の動き等)からその乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを判定する機能を有している。具体的に、判定手段9は、乗客検出手段8によってかご1内に新たな乗客が乗車したことが検出された場合に、カメラ3によって撮影された映像情報に基づいて、上記判定を行う。即ち、判定手段9は、乗客検出手段8によって新たな乗客の乗車が検出されなければ、映像情報に基づく上記判定を実施しない。
なお、日本特開2007−72628号公報には、カメラによって撮影された人の顔の外観から、顔の向きを判別するための技術が開示されている。判定手段9は、上記判定を行う際に、このような公知技術を利用しても良い。
マイク6は、音声入力用にかご1に備えられたものであり、例えば、かご1の側壁等に設置される。マイク6は、かご1に複数設置されていても良い。
音声認識装置7は、かご1に乗車してきた乗客の行先階を音声解析によって特定し、特定した行先階の呼び登録要求を制御盤2に出力する機能を有している。この音声認識装置7には、音声認識手段10、記憶手段11、音声入力切換手段12が備えられている。
音声認識手段10は、マイク6から入力された音声情報に基づいて、乗客の行先階を特定する機能を有している。例えば、音声認識装置7内の記憶手段11に、音声認識手段10が乗客の行先階を特定するための特定情報(各行先階に対応する音声信号パターン)が予め記憶されており、音声認識手段10は、マイク6から入力された音声情報と記憶手段11に記憶された特定情報とを比較することにより、乗客の行先階を特定する。即ち、音声認識手段10は、マイク6を介して得られた音声信号の中に、記憶手段11に記憶されている音声信号パターンと似たものがあるか否かを識別し、所定の条件で一致するものが存在すれば、その識別した行先階の呼び登録要求を制御盤2に対して送信する。
なお、音声認識装置7では、行先階入力とは無関係に行われた乗客の会話や独り言等に基づいて行先階の特定が行われることを防止するため、常時は、音声認識手段10の音声情報に基づく行先階の特定機能が無効化されている。そして、音声認識手段10は、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段9によって判定されると、所定の一定時間、音声情報に基づく行先階の特定機能が有効化される。
音声入力切換手段12は、音声認識手段10の上記機能を実現するための一手段として備えられたものである。即ち、音声入力切換手段12は、マイク6のオン・オフを制御する機能を有しており、常時は、マイク6からの音声入力を無効にしている。そして、音声入力切換手段12は、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段9によって判定されると、音声認識手段10による行先階の特定機能を有効するため、所定の一定時間、マイク6からの音声入力を有効に切り換える。
次に、図2も参照し、上記構成を有するエレベーター装置の動作について、具体的に説明する。図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベーター装置の動作を示すフローチャートである。
カメラ3によって撮影されたかご1内の映像は、所定周期で映像解析装置5に取り込まれ、乗客検出手段8によって、かご1に新たな乗客が乗車してきたか否かの判定が行われる(S101)。なお、乗客検出手段8によって新たな乗客が検出されなければ、マイク6からの音声入力は、音声入力切換手段12によって無効化されている(S102)。
かご1が乗場に停止し、乗客が乗場からかご1に進入すると、乗客検出手段8によって新たな乗客の検出が行われる(S101のYes)。S101において新たな乗客が検出されると、判定手段9は、カメラ3からの映像情報に基づいて、かご1に乗車してきた乗客の外見判定を行い、その乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを特定する(S103、S104)。
S101で乗客の検出が行われてから所定時間が経過する(S105においてYesと判定される)までの間に、判定手段9によって音声入力中である旨が判定されると(S104のYes)、音声入力切換手段12は、所定の一定時間、マイク6からの音声入力を有効にする(S106)。即ち、S106の処理により、音声認識手段10による行先階の特定機能が有効となる。一方、判定手段9によって音声入力中である旨が判定されないうちに上記所定時間が経過した場合は(S105のYes)、マイク6からの音声入力が無効のまま動作は終了する。
この発明の実施の形態1によれば、乗客検出手段8による新たな乗客の検出が行われ、且つ、その乗客が音声による行先階入力を行おうとしていると判定手段9によって判定されなければ、音声情報に基づく行先階登録が行われない。このため、乗客が行先階の入力を行う可能性が高い乗車直後の一定時間のみ、音声認識手段10の機能を有効にすることができ、行先階入力とは無関係な会話や独り言等によって行先階の誤入力が発生することを確実に防止することができる。
また、上記一定時間が経過した後や、かご1が乗場に停止しても降車する乗客しかいないような場合は、判定手段9による乗客の外見判定処理は行われないため、消費電力や処理負荷を大幅に低減させることが可能である。
なお、本実施の形態では、所定の条件が成立する場合のみ音声認識手段10による行先階の特定機能を有効にし、その他の時間は、上記特定機能を無効にする場合について説明した。しかし、上記一定時間が経過した後に乗客が行先階を変更する場合や、判定手段9による外見判定に誤りが発生する場合等を考慮し、行先階の特定機能を無効にしていた上記期間も、行先階の誤入力が発生し難い所定の方法によって行先階の特定機能を有効にしておいても良い。
かかる場合、例えば、下記表1に示すように、2種類の特定情報(第1特定情報、第2特定情報)を記憶手段11に予め記憶させておく。なお、第1特定情報及び第2特定情報は、それぞれ各行先階に対応しており、第2特定情報は、第1特定情報よりも長めのフレーズで構成されている。即ち、各第2特定情報は、対応する第1特定情報よりも大きな情報量を有している。
Figure 0005348311
そして、音声認識手段10は、音声情報に基づく行先階の特定機能を常に有効にしておき、常時は、マイク6から入力された音声情報と記憶手段11に記憶されている第2特定情報とを比較して行先階の特定を行う。また、音声認識手段10は、乗客検出手段8による新たな乗客の検出が行われ、且つ、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段9によって判定されると、所定の一定時間、記憶手段11に記憶されている第1特定情報に基づいて行先階の特定を行う。
かかる構成を有することにより、音声情報に基づく行先階登録を常に有効にしたまま、上記と同様の効果を奏することが可能となる。
即ち、かご1の昇降中に、「今度一回打合せしましょう」といった会話が行われても行先階入力がなされることはなく、行先階の誤入力を確実に防止することができる。また、判定手段9による外見判定に誤りが発生した場合等であっても、乗客は、比較的長めのフレーズを用いれば行先階の音声入力を行うことができ、利便性が損なわれる恐れもない。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベーター装置の構成を示す図、図4は図3に示すエレベーター装置の機能を説明するための図である。
本実施の形態では、映像解析装置5に、乗客検出手段8及び判定手段9の他、表示制御手段13が備えられている。
表示制御手段13は、表示器4の表示を制御する機能を有している。表示制御手段13は、常時は、カメラ3によって撮影された映像や、所定の案内(ニュースや天気予報等)を表示器4に表示する。また、表示制御手段13は、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段9によって判定されると、カメラ3が撮影している現在の映像を表示器4に表示するとともに、行先階の音声入力が可能なことを表す所定の表示(マークや文字等)も併せて表示器4に表示する。
例えば、表示制御手段13は、乗客検出手段8による新たな乗客の検出が行われた後に、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると判定手段9によって判定されると、映像中の乗客の顔部分に所定のマーク14aを付加するとともに、更に文字表示14bも付加して、カメラ3が撮影している現在の映像を表示器4に表示する(図4参照)。即ち、かご1に乗車した乗客は、この表示器4の表示を見て、自分が音声入力の対象になっていることを認識することができる。
また、本実施の形態におけるエレベーター装置には、行先階の音声入力を望まない乗客のことも考慮して、乗客が行先階の音声入力を拒否するための機能も備えられている。
かかる機能を実現するため、記憶手段11には、音声認識手段10が行先階の音声入力の拒否を特定するための特定情報が予め記憶されている。そして、音声認識手段10は、音声情報に基づく行先階の特定機能を有効にしている上記一定時間の間に、マイク6から入力された音声情報に基づいて音声入力の拒否を特定した場合は、上記一定時間が経過する前であっても、上記行先階の特定機能を無効に切り換える。即ち、音声入力切換手段12が備えられている本構成においては、マイク6からの音声入力を有効にしている上記一定時間の間に、音声認識手段10が音声入力の拒否を特定すると、音声入力切換手段12は、上記一定時間が経過する前であっても、マイク6からの音声入力を無効にする。
また、音声認識手段10は、上記一定時間の間に音声入力の拒否を特定すると、映像解析装置5に対して所定の信号を出力し、表示制御手段13に、行先階の音声入力が可能なことを表す上記表示(例えば、マーク14a、文字表示14b)を表示器4から消去させる。
その他の構成及び機能は、実施の形態1と同様である。
次に、図5も参照し、上記構成を有するエレベーター装置の動作について具体的に説明する。図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベーター装置の動作を示すフローチャートである。
乗客検出手段8による乗客の検出が行われてから所定時間が経過するまでに、判定手段9によって音声入力中である旨が判定されると(図2のS104のYesに相当)、表示制御手段13は、映像中の乗客の顔部分に所定のマーク14a等を付加する加工を行い、その加工した映像を表示器4に表示させる(S201、S202)。また、音声入力切換手段12は、マイク6からの音声入力を有効の状態に保持する(S203)。
S203の後、音声認識手段10は、マイク6から入力された音声情報が、「行先階」を意味するものか、或いは、「入力拒否」を意味するものかを判定する(S204、S205)。そして、音声認識手段10は、マイク6から入力された音声情報の中に所定の「行先階」を意味するものがある旨を特定すると、その特定した行先階の呼び登録要求を制御盤2に対して送信する(S206)。
一方、音声認識手段10が、マイク6から入力された音声情報の中に「入力拒否」を意味するものがある旨を特定すると、音声入力切換手段12は、マイク6からの音声入力を無効にする(S207)。また、表示制御手段13は、S201において映像に付加したマーク14a等を消去し(S208)、例えば、カメラ3によって撮影されている映像のみを表示器4に表示させる。
この発明の実施の形態2によれば、マーク14a等を付加する表示制御手段13の上記機能により、かご1に乗車してきた乗客に対し、音声入力の対象になっている旨を確実に報知することができる。また、この乗客が行先階の音声入力を行う意思がなければ、入力拒否を行うこともでき、その後の会話等によって行先階の誤入力が発生する恐れもない。
その他の効果は、実施の形態1と同様である。
この発明に係るエレベーター装置は、音声によって行先階入力を行うことができるものに対して適用することができる。
1 かご
2 制御盤
3 カメラ
4 表示器
5 映像解析装置
6 マイクロフォン(マイク)
7 音声認識装置
8 乗客検出手段
9 判定手段
10 音声認識手段
11 記憶手段
12 音声入力切換手段
13 表示制御手段

Claims (4)

  1. エレベーターのかご内の映像を撮影するためのカメラと、
    前記カメラによって撮影された映像情報に基づいて、前記かご内に新たな乗客が乗車したことを検出する乗客検出手段と、
    前記乗客検出手段によって前記かご内に新たな乗客が乗車したことが検出された場合に、前記カメラによって撮影された映像情報に基づいて、その乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを判定する判定手段と、
    前記かごに設けられた音声入力用のマイクロフォンと、
    前記マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客の行先階を特定する音声認識手段と、
    常時は前記マイクロフォンからの音声入力を無効にするとともに、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると前記判定手段によって判定された場合に、所定の一定時間、前記マイクロフォンからの音声入力を有効にする音声入力切換手段と、
    を備え
    前記音声入力切換手段は、前記マイクロフォンからの音声入力を有効にしている前記一定時間の間に、前記音声認識手段が、前記マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客が音声による行先階の入力を拒否している旨を特定した場合は、前記マイクロフォンからの音声入力を無効にすることを特徴とするエレベーター装置。
  2. エレベーターのかご内の映像を撮影するためのカメラと、
    前記カメラによって撮影された映像情報に基づいて、前記かご内に新たな乗客が乗車したことを検出する乗客検出手段と、
    前記乗客検出手段によって前記かご内に新たな乗客が乗車したことが検出された場合に、前記カメラによって撮影された映像情報に基づいて、その乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを判定する判定手段と、
    前記かごに設けられた音声入力用のマイクロフォンと、
    前記マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客の行先階を特定する音声認識手段と、
    を備え、
    前記音声認識手段は、常時は音声情報に基づく行先階の特定機能を無効にするとともに、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると前記判定手段によって判定された場合は、所定の一定時間、音声情報に基づく行先階の特定機能を有効にし、
    前記音声認識手段は、音声情報に基づく行先階の特定機能を有効にしている前記一定時間の間に、前記マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客が音声による行先階の入力を拒否している旨を特定した場合は、音声情報に基づく行先階の特定機能を無効にする
    ことを特徴とするエレベーター装置。
  3. エレベーターのかご内の映像を撮影するためのカメラと、
    前記カメラによって撮影された映像情報に基づいて、前記かご内に新たな乗客が乗車したことを検出する乗客検出手段と、
    前記乗客検出手段によって前記かご内に新たな乗客が乗車したことが検出された場合に、前記カメラによって撮影された映像情報に基づいて、その乗客が音声によって行先階を入力しようとしているか否かを判定する判定手段と、
    前記かごに設けられた音声入力用のマイクロフォンと、
    前記マイクロフォンから入力された音声情報に基づいて、乗客の行先階を特定する音声認識手段と、
    前記音声認識手段が前記マイクロフォンから入力された音声情報と比較して乗客の行先階を特定するための特定情報が記憶された記憶手段と、
    を備え、
    前記記憶手段には、各行先階に対応した第1特定情報と、各行先階に対応し、それぞれが、対応する前記第1特定情報よりも大きな情報量を有する第2特定情報とが記憶され、
    前記音声認識手段は、常時は前記記憶手段に記憶された前記第2特定情報に基づいて行先階の特定を行うとともに、乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると前記判定手段によって判定された場合は、所定の一定時間、前記記憶手段に記憶された前記第1特定情報に基づいて行先階の特定を行う
    ことを特徴とするエレベーター装置。
  4. 前記かごに設けられた表示器と、
    乗客が音声によって行先階を入力しようとしていると前記判定手段によって判定された場合に、前記カメラが撮影している映像とともに、音声入力が可能なことを表す所定の表示を前記表示器に表示させる表示制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のエレベーター装置。
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