JP5347886B2 - 3次元半導体装置および3次元半導体装置の冷却方法 - Google Patents

3次元半導体装置および3次元半導体装置の冷却方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、複数の半導体集積回路(半導体チップ)を積層して構成される3次元半導体装置の冷却に好適な方法と装置に関する。
プロセスの微細化による半導体集積回路(LSI)の高機能化、高集積化の進展に行き詰まりが見える中で、複数のLSIチップを積層することにより、集積度や高速性の向上を図る試みが多く為されている。
例えば特許文献1(特開平11−261001号公報)、特許文献2(特開2001−189419号公報)、特許文献3(特開2001−250913号公報)等には、積層された半導体チップ間の電気的接続のために、半導体チップを貫通し、半導体基板そのものとは絶縁されている配線、いわゆる貫通電極(TSV: through silicon via:シリコン貫通ビア)を用いた3次元集積回路が開示されている。貫通電極(TSV)は、シリコンウェハ等の半導体基板に貫通孔を開け、貫通孔に例えばCu等の金属を充填しさらにチップ回路面の配線パターンに接続し、チップを積層するために、上段のチップの貫通電極と下段の貫通電極をバンプで接続し、垂直方向に積層可能としている。なお、特許文献1乃至3には、半導体チップに対して如何にして貫通電極を設けるか、チップ同士を積層する際に確実な電気的な接続をどのようにしてとるか、積層したチップ同士をどのように接着固定するか等について解決策がそれぞれ提案されている。
特開平11−261001号公報 特開2001−189419号公報 特開2001−250913号公報 特開平03−214653号公報 特開平09−064255号公報 特開2008−244370号公報 特開2005−259810号公報 特開2006−108631号公報
以下に本発明による関連技術の分析を与える。3次元集積回路を実用化するための課題の一つに、積層される半導体チップからの発熱の問題がある。特に、多バス、短距離接続による動作の高速化が、3次元化の最大のメリットと考えられるハイエンドLSIなどにおいては、効果的な放熱手法の確立が3次元集積回路化の必須要件となっている。現状では、放熱のためのTSV(放熱ビア)を多数配置することにより、求められる放熱性能を確保することが検討されている。しかしながら、このような放熱ビアが必ずしもデバイスの発熱極大点(ホットスポット)近傍に配置できる保証はないことから、回路設計に放熱設計をも加えた複雑なデバイス設計を行わなければならない。このため、3次元集積回路素子の設計自由度を著しく減少させている。
したがって、本発明の目的は、回路設計に大きな制限を加えることなく3次元回路内のホットスポットを効率的に冷却可能とする装置と方法を提供することにある。
本願で開示される発明は前記課題を解決するため、概略以下のように構成される。
本発明によれば、それぞれがチップを貫通する貫通電極を有する複数の半導体チップを積層してなる3次元半導体装置であって、前記半導体チップは、前記貫通電極として、異種の第1、第2の材料でそれぞれ構成された第1、第2の貫通電極を備え、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ電気的に接続され、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ同一又は同種の材料からなり、前記半導体チップの回路面上に配置され、前記回路面上で接続された第1、第2の表面配線を有し、前記第1の貫通電極側から前記第1の表面配線、前記第2の表面配線を介して前記第2の貫通電極に沿って電流を流すことにより、前記回路面上の前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部でペルチェ吸熱が行われる3次元半導体装置が提供される。
本発明によれば、チップを貫通する貫通電極を有する複数の半導体チップを積層してなる3次元半導体装置の冷却方法であって、
前記貫通電極として、異種の第1、第2の材料でそれぞれ構成された第1、第2の貫通電極を設け、
前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ電気的に接続され、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ同一又は同種の材料からなり、前記半導体チップの回路面上に配置され第1、第2の表面配線を前記回路面上で接続し、
前記第1の貫通電極側から前記第1の表面配線、前記第2の表面配線を介して前記第2の貫通電極に沿って電流を流すことにより、前記回路面上の前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部でペルチェ吸熱が行われる、3次元半導体装置の冷却方法が提供される。
本発明によれば、回路設計に大きな制限を加えることなく3次元回路内のホットスポットを効率的に冷却することができる。
本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のチップ冷却効果を示す図である。
本発明の実施形態について説明する。本発明は、チップを貫通する貫通電極を有する複数の半導体チップを積層してなる3次元半導体装置において、貫通電極と、該貫通電極に直接接続されたチップ回路面上の表面配線の組を、熱電能(ゼーベック係数)の差の大きな2種類の材料で作成し、それら2種類の表面配線の接合部に電流を流したときに起こるペルチェ吸熱により、半導体チップ内のホットスポットが直接冷却するできることを見出して創案されたものである。ペルチェ吸熱は、異種の材料の接合部のみで起こる。このため、この接合部を半導体チップ内のホットスポット直上に配置するならば、該接合部に接続されるTSV自体の位置は、該接合部から離して配置することが出来る。これにより、回路設計に大きな制限を加えることなく、半導体チップの面内の任意の位置を冷却することが出来る。
ここで、上記した本発明と、関連技術との相違点について説明しておく。半導体素子冷却にペルチェ効果あるいはペルチェ素子を用いる試みは、例えば特許文献4(特開平03−214653号公報)、特許文献5(特開平09−064255号公報)等に開示されている。しかしながら、これら特許文献4、5等に記載されて構成は、半導体素子基板の裏面にペルチェ素子を設けているため、複数の半導体チップを積層した3次元LSIには適用することが出来ない。また、本発明のように、チップ内のホットスポットを狙って冷却することも出来ない。
また、特許文献6(特開2008−244370号公報)、特許文献7(特開2005−259810号公報)には、半導体素子基板自体をペルチェ素子として用いる技術が開示されているが、基板であるSiの熱電性能が低いために、放熱能力はそれほど高く出来ない。
さらに、特許文献8(特開2006−108631号公報)には、柱状構造のCPP(Current Perpendicular to Plain)配線部分を異種材料界面を持つ熱電材料で作成することにより、デバイス冷却を行う構成が開示されているが、ペルチェ吸熱が起こる接合部(異種材料界面)を、CPP配線内部に設ける構造のため、デバイス中の任意の位置を冷却することはできない。以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明する図である。半導体チップ1を貫通する貫通電極(TSV)は上下チップ間で接続され、複数の半導体チップ1を張り合わせて積層した3次元半導体装置が構成されている。貫通電極(TSV)4、5はそれぞれp型、n型熱電材料からなる。異種の熱電材料の接合部で吸収される熱の量は、接合される2種の熱電材料のゼーベック係数の差に比例するため、n型(ゼーベック係数が負)の熱電材料と、p型(ゼーベック係数が正)の熱電材料とを組み合わせることが効果的である。接合部2を、n型熱電材料からp型熱電材料の向きに電流が流れるときに、接合部2で吸熱が起こるため、積層されたチップ表面(回路面)の所望の位置に接合部2を配置することで、積層体内部で局所的に発生する熱を吸収することが出来る。
p型、n型熱電材料からなる貫通電極(TSV)4、5をチップの回路面上で銅等の配線で接続しπ型構造のペルチェ素子を構成とした場合と相違して、本実施形態によれば、貫通電極(TSV)4、5とそれぞれ電気的に接続されたp型、n型熱電材料からなる表面配線を備え、これらをチップの回路面上で接続したことにより、例えば回路設計の都合で、貫通電極(TSV)4、5が相当離間して配置される場合であても、チップ回路面上の接合部2で局所的にペルチェ吸熱が行われ、積層体内部で局所的に発生する熱を吸収することが出来る。貫通電極(TSV)4、5をチップの回路面上で銅等の配線で接続してπ型構造とした場合、吸熱は銅等の配線全体に亘り、貫通電極(TSV)4、5の間隔が広がる場合、局所的に吸熱を行うことはできない。
また図1に示すように、貫通電極(TSV)5を構成するn型熱電材料、接合部2、貫通電極(TSV)4を構成するp型熱電材料の組を、複数段直列につなぐことも可能である。この場合、チップ裏面の接合部3では、電流がp型熱電材料からn型熱電材料の向きに流れるため、ペルチェ発熱が起こる。しかしながら、この発熱は、積層されたチップの最外層での発熱であるため、積層体内部での発熱に比べて、放熱は容易である。
本実施形態では、積層された複数の半導体チップ1の最下段の半導体チップ1のチップ裏面において、貫通電極(TSV)4、5とそれぞれ電気的に接続されたp型、n型熱電材料からなる表面配線を備え、これらをチップ裏面で接続しているが、チップ裏面側の貫通電極(TSV)4、5を銅等の配線で接続しπ型構造のペルチェ素子を構成してもよい。
なお、図1では、3次元半導体装置を構成する複数の半導体チップ1のn型熱電材料の貫通電極(TSV)4、接合部2、p型熱電材料の貫通電極(TSV)5、接合部3、n型熱電材料の貫通電極(TSV)4・・・というように、全ての貫通電極、接合部を直列接続し(数珠繋ぎ)、チップ裏面側の貫通電極(TSV)4から電流を供給する構成が示されているが、3次元半導体装置を構成する複数の半導体チップ1のn型熱電材料の貫通電極(TSV)4、接合部2、p型熱電材料の貫通電極(TSV)5の一部の組で直列回路を構成、他の組では別の直列回路を構成するようにしてもよい。
熱電材料の性能を示す指標としては、熱電性能指数Zが一般に用いられる。Zは次式(1)で表わされる。
Figure 0005347886
・・・(1)
ただし、Sはゼーベック係数(V/K)、σは導電率(1/Ω/m)、κは熱伝導率(W/mK)である(括弧内の次元において、Vは電圧、KはKelvin(温度)、Ωは抵抗、mはmeter、WはWattを表す)。
熱電材料を、温度差から電力を取り出す熱電変換システムに用いる場合や、低温部から高温部に熱を輸送する熱電冷却システムに用いる場合には、性能指数Zと、動作温度T(絶対温度)の積である無次元量ZTが、システムの効率を決定する。このため、ZTの高い材料を用いることが高効率なシステム構築の鍵となる。
熱電変換システムの場合、高温部から熱を取り出し、そのエネルギーの一部を電気に変換して、残りを低温部に捨てることで動作する。高温部から単位時間に取り出される熱量Qと、取り出される電力Pの比ηは次式(2)で与えられる。

Figure 0005347886
・・・(2)
ただし、Tは高温部の温度、Tは低温部の温度、ΔTは、低温部と高温部の温度差T−Tである。
システムの効率ηがZTという因子を通してのみ、熱電材料の材料物性に依存していることが式(2)からもわかる。
一方、通常の熱電冷却システムの場合、外部から電力を投入して、低温部から熱を取り出し高温部で熱を放出する。
ここで、低温部から単位時間に取り出される熱量Qと投入する電力Pとの比φは、次式(3)で与えられる。

Figure 0005347886

・・・(3)
この場合も、効率φはZTのみを通して、熱電材料の材料物性に依存する。
式(2)、(3)より、熱電変換、熱電冷却のいずれの場合でも、そのZTが無限大になる極限で、効率がカルノー機関の効率と一致する。
これらに対し、本発明の場合、熱電材料に望ましい性質は、熱電変換や熱電冷却システム用の通常の熱電材料にとって最良とされるものとは異なる。
具体的には、式(2)のZの分子に当たる出力因子(Sσ)は、通常あるいは関連技術の用途においても、本発明の用途においても、大きければ大きいほど望ましいことに変わりは無い。
式(2)のZの分母の熱伝導率については、通常あるいは関連技術の用途では、可能な限り小さいことが望まれるのに対し、本発明の用途では、逆に大きい方が望ましいものとなる。つまり、本発明の用途においては、ZTは必ずしも良い性能指標にはならない。
表1に、代表的な熱電材料の出力因子Sσ、熱伝導率κ、ZT、動作温度を示す。出力因子(Sσ)の次元はW/Kmである。
Figure 0005347886
室温付近で利用する熱電材料としては、1を超えるZTを持つBiTeだけが実用となっているが、本発明の用途には、ホイッスラー合金
(Fe1−x(V1−y)(Al1−z
(X=Co、Pt、Y=Ti、Zr、Mo、W、Z=Si,Ge、0≦x≦0.1、0≦y≦0.2、0≦z≦0.1)も、適している。
ホイッスラー合金は、BiTeと同等の値の出力因子を持ちながら、熱伝導率κがBiTeよりも10倍程度高い(ホイッスラー合金の熱伝導率は10〜15W/mK)。この熱伝導率の高さのために、ホイッスラー合金のZTの値は0.2と小さく、実用性は低かった。
この点から、本発明に用いる熱電材料に好ましい物性は、ZTが大きいことではなく、出力因子Sσと熱伝導率κがともに大きいことである。この性質を持つ材料であれば、ホイッスラー合金に以外にも、本発明における、TSV材料(シリコン貫通ビアTSVの充填材料)として用いることが出来る。
本発明において、TSVを構成する異種材料の組としては、通常用いられるn型とp型のBiTeのように、ゼーベック係数が大きく、符号が反対の材料を用いることが好ましいが、必ずしも、その条件だけに制限されるものではない。
異種の材料の一方を、ゼーベック係数の小さな銅(Cu)にして、他方をn型のホイッスラー合金とすることも可能である。これ以外の組でも、異種の材料のゼーベック係数の差が50μV/K以上、望ましくは100μV/K以上の組み合わせであれば、本発明を構成する電極材料(貫通電極及びそれに接続される表面配線)として使用できる。
図2は、本発明の一実施例の冷却効果を示す図である。図2には、チップ表面に発熱素子と温度測定用素子を作りこんだシリコンチップを積層した試験デバイスにおける、温度測定結果が示されている。図2において、横軸は冷却電流(mA)、縦軸は発熱温度(℃)である。デバイスの冷却用TSVおよび表面配線パターンは、ホイッスラー合金Fe(V0.9Mo0.1)Alと、銅の組で作成し、冷却点における電流が、ホイスラー合金から銅の方向になるようにした。
発熱素子に給電し、冷却用のTSVに全く電流を流さない場合(冷却電流=0)には、発熱点周辺の温度は、190℃以上まで上昇して定常状態となった。この状態で、冷却TSVに電流を流すと、電流が多くなるほど、発熱点周辺の温度は、より低下し、50mA程度の冷却電流で、発熱点の温度を80℃以下にすることが出来た。
上記実施例で説明したように、本発明によれば、半導体集積回路内のホットスポットを局所的に効率的に冷却することが可能になり、電力消費量の大きなハイスペックLSIの3次元半導体集積化を、容易に行うことが出来るようになる。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 基板(チップ)
2 接合部(吸熱部)
3 接合部(放熱部)
4 貫通電極(TSV:n型熱電材料)
5 貫通電極(TSV:p型熱電材料)

Claims (16)

  1. それぞれがチップを貫通する貫通電極を有する複数の半導体チップを積層してなる3次元半導体装置であって、
    前記半導体チップは、前記貫通電極として、異種の第1、第2の材料でそれぞれ構成された第1、第2の貫通電極を備え、
    前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ電気的に接続され、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ同一又は同種の材料からなり、前記半導体チップの回路面上に配置され、前記回路面上で接続された第1、第2の表面配線を有し、
    前記第1の貫通電極側から前記第1の表面配線、前記第2の表面配線を介して前記第2の貫通電極に沿って電流を流すことにより、前記回路面上の前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部でペルチェ吸熱が行われる、ことを特徴とする3次元半導体装置。
  2. 前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部を、前記半導体チップの回路面において、前記半導体チップ内のホットスポット直上に対応する位置に配置し、前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部に接続される前記第1及び第2の貫通電極を、前記接合部から離間させた位置に配置可能としてなる、ことを特徴とする請求項1記載の3次元半導体装置。
  3. 前記第1、第2の材料のゼーベック係数の差の絶対値が50μV/K以上である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の3次元半導体装置。
  4. 前記第1、第2の材料のうち、少なくとも1方の材料の熱伝導率が10W/mK以上である、ことを特徴とする請求項3記載の3次元半導体装置。
  5. 前記第1、第2の材料のうち、少なくとも一方の材料が、ホイッスラー合金、
    (Fe1−x(V1−y)(Al1−z
    (X=Co、Pt、Y=Ti、Zr、Mo、W、Z=Si、Ge、0≦x≦0.1、0≦y≦0.2、0≦z≦0.1)である、ことを特徴とする請求項4記載の3次元半導体装置。
  6. 前記第1の貫通電極、前記第1の表面配線、前記第2の表面配線、前記第2の貫通電極の組を、前記複数の半導体チップに亘って、複数組、直列に接続してなる直列回路を備え、前記直列回路の一端から電流を供給する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の3次元半導体装置。
  7. 積層された前記複数の半導体チップのうち最下段の半導体チップの回路面と反対側のチップ裏面において、前記第1の貫通電極と前記第2の貫通電極が配線で接続される、ことを特徴とする請求項5記載の3次元半導体装置。
  8. 前記配線が、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ電気的に接続され、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ同一又は同種の材料からなり、前記チップ裏面に配置され、前記チップ裏面で接続された第3、第4の表面配線を有し、前記第3、第4の表面配線の接合部でペルチェ発熱が行われる、ことを特徴とする請求項7に記載の3次元半導体装置。
  9. それぞれがチップを貫通する貫通電極を有する複数の半導体チップを積層してなる3次元半導体装置の冷却方法であって、
    前記貫通電極として、異種の第1、第2の材料でそれぞれ構成された第1、第2の貫通電極を設け、
    前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ電気的に接続され、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ同一又は同種の材料からなり、前記半導体チップの回路面上に配置され第1、第2の表面配線を前記回路面上で接続し、
    前記第1の貫通電極側から前記第1の表面配線、前記第2の表面配線を介して前記第2の貫通電極に沿って電流を流すことにより、前記回路面上の前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部でペルチェ吸熱が行われる、ことを特徴とする3次元半導体装置の冷却方法。
  10. 前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部を、前記半導体チップの回路面において、前記半導体チップ内のホットスポット直上に対応する位置に配置し、前記第1の表面配線と前記第2の表面配線の接合部に接続される前記第1及び第2の貫通電極を、前記接合部から離間させた位置に配置可能としてなる、ことを特徴とする請求項9記載の3次元半導体装置の冷却方法。
  11. 前記第1、第2の材料のゼーベック係数の差の絶対値が50μV/K以上である、ことを特徴とする請求項9又は10記載の3次元半導体装置の冷却方法。
  12. 前記第1、第2の材料のうち少なくとも1方の材料の熱伝導率が10W/mK以上である、ことを特徴とする請求項11記載の3次元半導体装置の冷却方法。
  13. 第1、第2の材料のうち、少なくとも一方の材料の熱伝導率が、ホイッスラー合金、
    (Fe1−x(V1−y)(Al1−z
    (X=Co、Pt、Y=Ti、Zr、Mo、W、Z=Si、Ge、0≦x≦0.1、0≦y≦0.2、0≦z≦0.1)である、ことを特徴とする請求項12記載の3次元半導体装置の冷却方法。
  14. 前記第1の貫通電極、前記第1の表面配線、前記第2の表面配線、前記第2の貫通電極の組を、前記複数の半導体チップに亘って、複数組、直列に接続して直列回路を形成し、前記直列回路の一端から電流を供給する、ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の3次元半導体装置の冷却方法。
  15. 積層された前記複数の半導体チップのうち最下段の半導体チップの回路面と反対側のチップ裏面において、前記第1の貫通電極と前記第2の貫通電極が配線で接続される、ことを特徴とする請求項14記載の3次元半導体装置の冷却方法。
  16. 前記配線を、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ電気的に接続され、前記第1、第2の貫通電極とそれぞれ同一又は同種の材料からなり、前記チップ裏面に配置され、前記チップ裏面で接続された第3、第4の表面配線で構成し、前記第3、第4の表面配線の接合部でペルチェ発熱が行われる、ことを特徴とする請求項15記載の3次元半導体装置の冷却方法。
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