JP5347753B2 - 電源ユニット、処理システム及び制御方法 - Google Patents

電源ユニット、処理システム及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電源を制御する電源ユニット、この電源ユニットと処理ユニットとを含む処理システム、及び制御方法に関する。
従来からPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置に設けられたマザーボートやディスクドライブ等の各種デバイスの電源の起動及び終了を制御する方法が種々提案されている。
下記特許文献1には、筐体(2)内部に、電源部(3)、マザーボート(5)、ハードディスクドライブ装置、CDドライブ装置、フロッピー(登録商標)ディスク装置を内蔵した情報処理装置(1)が記載されている。マザーボード(5)に搭載された電源制御コントローラ(52)は、筐体(2)に設けられた本体電源スイッチ(6)または、キーボード(10)に設けられた電源スイッチ(13)からの信号に基づいて、電源部(3)のON/OFFを制御する。これにより、電源部(3)からのマザーボード(5)及びハードディスクドライブ等への電源の供給が制御される。
なお、本願に関する文献として、下記の特許文献2が挙げられる。
特開2003−345467号公報(段落[0012]、[0019]−[0021]、図1) 特開昭61−169922号公報(3ページ目右下欄、図1)
ところで、特許文献1に記載の情報処理装置に用いられる電源制御方法は、一つの電源部が、マザーボードやディスクドライブ等の複数のデバイスに対して電源を供給する集中管理型の方法である。このような集中管理型の方法の場合、電源部が供給することができる電源の容量には限界があるので、電源部に接続することができるマザーボードやディスクドライブ等のデバイスの数が限られてしまうといった問題がある。
また、特許文献1に記載の電源部の制御方法では、電源部に接続された各種のデバイスに対して一斉にON/OFFすることしかできないといった問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、複数の処理ユニットの電源のON/OFFを他の電源ユニットと分散して管理することができ、また、複数の処理ユニットの電源を所定の順番でON/OFFすることができる電源ユニット等の技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る電源ユニットは、通信部と、制御部とを具備する。
前記通信部は、他の電源ユニットと通信可能である。
前記制御部は、自己に対して接続された処理ユニットの台数を判定する。
また、前記制御部は、自己に接続された前記処理ユニットの電源を順に起動または終了させるように前記電源を制御する。
また、前記制御部は、前記他の電源ユニットとの通信より、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源を制御する。
本発明では、各電源ユニットがそれぞれ、自己に接続された処理ユニットの電源の起動または終了を制御する分散型の電源の制御方法である。また、各電源ユニットがそれぞれ相互に通信可能である。これにより、電源ユニットの数を増やすことで、処理ユニットの数を増やすことができる。この場合、処理ユニットの数を無限に増やすことも可能である。
また本発明では、複数の処理ユニットを他の電源ユニットと連動して順番に起動または終了させることができる。
ここで、例えば、各ユニット間の接続に、PCI−Expressが用いられた場合、Root/End接続によるデバイスの認識の問題により、複数の処理ユニットを所定の順番で、起動または終了させなければならない、といった問題が発生する場合がある。
本発明では、上記したように、複数の処理ユニットを他の電源ユニットと連動して順番に起動または終了させることができるので、上記したような問題に対して、柔軟に対応することができる。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記電源の起動時において、後段に前記他の電源ユニットが接続されているか否かを確認する確認信号に対する応答信号が、後段の前記他の電源ユニットから入力されたか否かを判定してもよい。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記応答信号が入力されない場合に、自己に接続された前記処理ユニットを順に起動させるように前記電源を制御してもよい。
この場合、前記制御部は、前記応答信号が入力された場合に、後段の前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットの起動が完了したことを示す信号である起動完了信号が、後段の前記電源ユニットから入力されるのを待ってから、自己に接続された前記処理ユニットを順に起動させるように、前記電源を制御してもよい。
これにより、最後段の電源ユニットに接続された処理ユニットから順番に電源を起動させることができる。
上記電源ユニットであって、前記制御部は、自己に接続された前記処理ユニットのうち、自己から電気的な接続位置の遠い前記処理ユニットから順に起動させるように、前記電源を起動してもよい。
これより、最後段の電源ユニットに接続された、最後段の処理ユニットから順番に電源を起動させることができる。ここで、例えば、上記したPCI−Expressの接続による場合、最後段の処理ユニットから順番に起動させなければならない、といった問題が発生する場合がある。したがって、本発明は、このような問題が発生する場合に、特に有効である。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記電源の終了時において、自己に接続された前記処理ユニットの電源の終了が完了したことを示す終了完了信号を、後段の前記他の電源ユニットに出力してもよい。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前段の前記他の電源ユニットから、前記終了完了信号が入力された場合に、自己に接続された前記処理ユニットを順に終了させるように、前記電源を制御してもよい。
これにより、最前段(先頭)の電源ユニットに接続された処理ユニットから順番に電源を終了させることができる。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、自己に接続された前記処理ユニットのうち、自己から電気的な接続位置の近い前記処理ユニットから順に前記電源を終了させるように、前記電源を制御してもよい。
これより、最前段(先頭)の電源ユニットに接続された、最前段の処理ユニットから順番に電源を終了させることができる。ここで、例えば、上記したPCI−Expressの接続による場合、最前段の処理ユニットから順番に終了させなければならない、といった問題が発生する場合がある。したがって、本発明は、このような問題が発生する場合に、特に有効である。
上記電源ユニットにおいて、前記制御部は、前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭であるか、中継であるかを判定し、前記自己が先頭であるか中継であるかの判定結果に応じて、前記通信により、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源を制御してもよい。
これにより、電源ユニットが自動的に自己が先頭か、中継かを判定するので、電源ユニットが他の電源ユニットに対してどこに接続されても、電源ユニットを有効に作動させることができる。
上記の電源ユニットは、電源スイッチをさらに具備していてもよい。
この場合、前記制御部は、自己の前記電源スイッチの切り替えにより、前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭であると判定してもよい。
本発明の場合、電源スイッチが切り替えられた場合に、その電源スイッチを備えた電源ユニットが先頭であると判定される。これにより、電源ユニット同士の接続関係において、どこが先頭であるか定義できないような接続関係の場合にも対応することができる。すなわち、電源ユニット同士がリング状に接続された場合に対応することができ、このような場合にも電源ユニットを有効に作動させることができる。
本発明の一形態に係る処理システムは、複数の処理ユニットと、複数の電源ユニットとを具備する。
前記電源ユニットは、通信部と、制御部とを有する。
前記通信部は、他の電源ユニットと通信可能である。
前記制御部は、前記複数の処理ユニットのうち、自己に対して接続された前記処理ユニットの台数を判定する。
また、前記制御部は、自己に接続された前記処理ユニットの電源を順に起動または終了させるように前記電源を制御する。
また、前記制御部は、前記他の電源ユニットとの通信により、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源を制御する。
本発明の一形態に係る制御方法は、他の電源ユニットと通信することを含む。
自己に対して接続された処理ユニットの台数が判定される。
自己に接続された前記処理ユニットの電源を順に起動または終了させるように前記電源が制御される。
前記他の電源ユニットとの通信により、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源が制御される。
以上説明したように、本発明によれば、複数の処理ユニットの電源のON/OFFを他の電源ユニットと分散して管理することができ、また、複数の処理ユニットの電源を所定の順番でON/OFFすることができる電源ユニット等の技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る処理システムを示す図である。 本発明の一実施形態に係る処理システムを示す模式図である。 処理システムを構成する各ユニット間の接続状態を示す模式図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させる場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る処理システムの起動時の動作を示すシーケンス図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。 本発明の他の実施形態に係る処理システムを示す図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させる場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る処理システムの起動時の動作を示すシーケンス図である。 電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。 図9に示す処理が実行された場合の処理システムの起動順の一例を示す図であり、図11に示す処理が実行された場合の処理システムの終了順の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
[処理システムの全体構成、及び各部の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る処理システムを示す図である。図2は、処理システムを示す模式図である。
これらの図に示すように、処理システム100は、複数の電源ユニット1と、複数の処理ユニット2とを含む。
処理ユニット2は、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、または、ネットワークユニット2Cにより構成される。なお、本明細書中では、単に処理ユニット2と言った場合には、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、ネットワークユニット2Cのいずれかを指すものとする。
図2に示すように、処理システム100は、電源ユニット1、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、及びネットワークユニット2Cの中から、ユーザが、必要な規模に応じて、必要なユニットを任意に選択して構成することが可能とされている。
電源ユニット1は、直方体形状の筐体11を備えている。筐体11の正面側には、筐体11の正面から露出する電源スイッチ15が設けられる。なお、筐体11の形状や、電源スイッチ15の配置箇所については、適宜変更可能である。
電源ユニット1は、筐体11内部にマイクロコントローラ5(制御部)(図3参照)を備えており、このマイクロコントローラ5により、各処理ユニット2のへの電源の供給と、起動及び終了とが制御される。
以降の説明では、一つの電源ユニット1により電源の供給や、起動、終了が制御される一群の処理ユニット2を処理ユニット群20と呼ぶ。処理ユニット群20に含まれる処理ユニット2の最大数、すなわち、一つの電源ユニットに接続される処理ユニット2の最大数は、あらかじめ決定されており、例えば、4台とされる。なお、この接続台数の最大数は、適宜変更可能である。
演算ユニット2Aは、直方体形状の筐体12を備えており、筐体12内部には、CPU(Central Processing Unit)(または、MPU(Micro Processing Unit))等が搭載された
CPUボードが内蔵される。
ビデオユニット2Bは、直方体形状の筐体13を備えており、筐体13の内部には、GPU(Graphics Processing Unit)や、VRAM(Video Random Access Memory)等が搭載されたグラフィックボードが内蔵される。
ネットワークユニット2Cは、直方体形状の筐体14を備えており、筐体14の内部には、ネットワークボードが内蔵される。
上記各ユニット1、2は、電源供給線により相互に電気的に接続され、また、PCI−Expressにより相互に電気的に接続されている。
第1実施形態の説明では、複数の電源ユニット1のうち、最も左に配置された電源ユニット1を先頭の電源ユニット1’、それ以外の電源ユニット1を中継の電源ユニット1"と呼ぶ。
また、第1実施形態の説明では、各ユニット1、2の位置関係において、左側を前段、右側を後段と呼ぶ場合がある。
ここで、図1では、処理システム100の起動順序及び終了順序が示されている。本実施形態では、図1に示すように、電源ユニット1(マイクロコントローラ5)の制御により後段側に配置された処理ユニット2から順番に電源が起動され、前段側に配置された処理ユニット2から順番に電源が終了される。
このような順番で起動及び終了が制御されるのは、以下の理由による。
上述のように、各ユニット間の接続には、PCI−Expressが用いられる。各ユニット間の接続に、PCI−Expressが用いられた場合、Root/End接続によるデバイスの認識の問題により、処理ユニットを所定の順番で、起動または終了させなければならない、といった問題が生じる。そこで、本実施形態では、後段側に配置された処理ユニット2から順番に電源を起動し、前段側に配置された処理ユニット2から順番に電源を終了することとしている。なお、電源ユニット1(マイクロコントローラ5)による電源の制御についての詳細は、後述する。
図3は、各ユニット間の接続状態を示す模式図である。
図3に示すように、電源ユニット1は、内部にマイクロコントローラ5を備えており、処理ユニット2は、内部に電源の起動及び終了用のスイッチ6を備えている。前段(図3中、左側)の電源ユニット1のマイクロコントローラ5’は、後段側に配置された処理ユニット群20のスイッチ6と、制御信号線7を介して電気的に接続される。マイクロコントローラ5’は、制御信号線7を介して、起動制御信号または終了制御信号を出力し、後段側に配置された処理ユニット群20の電源の起動、終了を制御する。
前段の電源ユニット1のマイクロコントローラ5’は、後段(図3中、右側)の電源ユニット1のマイクロコントローラ5"と、制御信号線7を介して電気的に接続される。なお、前段側のマイクロコントローラ5’と、後段側のマイクロコントローラ5"とは、信号線8によっても、電気的に接続されている。
マイクロコントローラ5’からの制御信号線7は、各処理ユニット2で、上段に一段ずつ、ずらすように構成される。つまり、処理ユニット2において、制御信号線7が入力側と出力側とで上段に一段ずれるような構成とされる。
ここで、マイクロコントローラ5からの制御信号線7が、各処理ユニット2で上段に一段ずつ、ずらすように構成される理由について説明する。
上述のように、本実施形態に係る処理システム100は、各ユニット1、2のうちユーザが必要なユニット1、2を任意に選択して構成することが可能とされている。この場合、1台の電源ユニット1に何台の処理ユニット2が、どこの位置に接続されるかはわからない。
仮に、処理ユニット2において、制御信号線7が入力側と出力側とで一段ずつ上段にずらされずに、入力側と出力側で同一の段とされた場合を想定する。この場合、電源ユニット1に対して処理ユニット2が、どこの位置に接続されるかによって、マイクロコントローラ5からの起動/終了制御信号がどの段の制御信号線7を介して入力されるのかが、処理ユニット2毎に異なってしまう。
そこで、本実施形態では、マイクロコントローラ5からの制御信号線7を、各処理ユニット2で上段に一段ずつ、ずらすように構成することとしている。これにより、図3に示すように、処理ユニット2がどの位置に配置されても、マイクロコントローラ5’からの起動/終了制御信号を、最上段の制御信号線7から入力させることができる。これにより、処理ユニット2が電源ユニット1に対して、どの位置に接続されても処理ユニット2を有効に起動及び終了させることができる。
[動作説明]
次に、処理システム100の動作を説明する。なお、処理システム100の動作の説明においては、電源ユニット1の動作を中心に説明する。
(電源の起動時の処理)
まず、処理システム100の電源の起動時の動作について説明する。
図4は、電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させる場合の動作を示すフローチャートである。図5は、処理システムの起動時の動作を示すシーケンス図である。なお、図5のでは、説明の容易のために、先頭の電源ユニット1’に2つの処理ユニット2(2A)が接続され、中継の電源ユニット1"に1つの処理ユニット2(2A)が接続された場合が示されている。
電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、他の電源ユニット1との関係で、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、または、中継の電源ユニット1"であるかを判定する(ステップ101)(図5[1]、[2]参照)。典型的には、マイクロコントローラ5は、後段に他の電源ユニット1が接続されているか否かを判定することで、自己の接続位置を判定する。
自己が先頭であると判定された場合(ステップ101のYES)、マイクロコントローラ5は、電源ユニット1の正面側に設けられた電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチからの電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する(ステップ102)。
ユーザにより、電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力された場合(ステップ102のYES)、マイクロコントローラ5は、次のステップ105に進む。一方、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されない場合(ステップ102のNO)、再び、ステップ102に戻り、電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が先頭の電源ユニット1’であると判定された場合、電源ユニット1’は、自己に設けられた電源スイッチ15の電源の投入待ちの状態となる。
ステップ101において、自己が先頭でないと判定された場合(ステップ101のNO)、すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、マイクロコントローラ5は、ステップ103の処理を実行する。
ステップ103では、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1から制御信号線7を介して、"Boot"信号が入力されたか否かを判定する。
前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力された場合(ステップ103のYES)、次のステップ104に進む。一方、"Boot"信号が入力されない場合(ステップ103のNO)、再びステップ103に戻り、前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、電源ユニット1"は、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号の入力待ちの状態となる。
前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力された場合(ステップ103のYES)(図5[8]参照)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1に対して、信号線8を介して、"Unit_OK"信号(Low)を出力する(ステップ104)(図5[9]参照)。
ステップ102において、ユーザにより、電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力された場合(図5[3]参照)、または、ステップ104において、前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号を出力した場合(図5[9]参照)、マイクロコントローラ5は、次のステップ105に進む。
ステップ105では、マイクロコントローラ5は、自己に対して接続された処理ユニット群20に対して、12Vの電圧を供給する(図5[4]、[5]、[10]参照)。
各処理ユニット2は、電源ユニット1から12Vの電圧が供給されると、"Power_OK"信号を電源ユニット1に対して出力する(図5[6]、[7]、[11])。なお、処理ユニット2に供給される電圧は、12Vに限られず、もちろん、他の値もとり得る。
次に、マイクロコントローラ5は、自己に接続されている処理ユニット群20からの"Power_OK"信号の入力数をカウントする(ステップ106)。マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数をカウントすることで、自己に接続された処理ユニット2の数を認識することができる。
"Power_OK"信号の入力数をカウントすると、マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数+1番目のユニット(後段の電源ユニット1)に対して、制御信号線7を介して、"Boot"信号を出力する(ステップ107)(図5[8]、[12]参照)。
"Boot"信号を出力すると、マイクロコントローラ5は、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(L)が入力されたか否かを判定する(ステップ108)。
後段に電源ユニット1が接続されている場合、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(L)が入力される(ステップ103、104、図5[9]参照)。
一方、後段に電源ユニット1が接続されていない場合、"Unit_OK"信号(L)は入力されない(図5[12]参照)。
これにより、マイクロコントローラ5は、後段に電源ユニット1が接続されているか否かを判定することができる。
後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(L)が入力された場合(ステップ108のYES)、マイクロコントローラ5は、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(High)が入力されたか否かを判定する(ステップ109)。
後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)が入力された場合(ステップ109のYES)、次のステップ110へ進む。一方、後段の電源ユニット1から"Unit_OK"信号(H)が入力されない場合(ステップ109のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ109へ戻り、再び、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)が入力されたか否かを判定する。
すなわち、後段に電源ユニット1が接続されている場合、電源ユニット1は、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)待ちの状態となる。
ステップ108において、"Unit_OK"信号(L)が入力されない場合(ステップ108のNO)、マイクロコントローラ5は、次のステップ110に進む。すなわち、後段に電源ユニット1が接続されていない場合(自己が最後段の電源ユニット1である場合)、マイクロコントローラ5は、次のステップ110の処理を実行する。
ステップ110では、マイクロコントローラ5は、ステップ107でカウントされた"Power_OK"信号の入力数のEND側から、Waitを入れて順番に、起動制御信号を出力する(図5[13]参照)。これにより、最後段の電源ユニット1に接続された処理ユニット群20のうち、最後段の処理ユニット2から順に電源が起動されることになる。
次に、マイクロコントローラ5は、自己が中継の電源ユニット1"であるか否かを判定する(ステップ111)。自己が中継の電源ユニット1"である場合(ステップ111のYES)、前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(H)を出力する(ステップ112)(図5[14]参照)。そして、処理を終了する。
ステップ109において、後段の電源ユニット1からの"Unit_OK"信号(H)待ち状態の電源ユニット1に、"Unit_OK"信号(H)が入力されると(ステップ109のYES)、マイクロコントローラ5は、ステップ110の処理を実行する。すなわち、後段の電源ユニットからの"Unit_OK"信号(H)が入力されると、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20のうち、最後段に接続された処理ユニット2から順に電源を起動させる(ステップ110)(図5[15]、[16]参照)。
その後、自己が中継の電源ユニット1"であるか否かが判定され、中継である場合には、後段の電源ユニットに"Unit_OK"信号(H)が出力されて、処理が終了される。一方、自己が先頭である場合には(ステップ111のYES)、"Unit_OK"信号(H)は出力されずに処理が終了される。
図4に示した処理により、各電源ユニット1は、自己に接続された処理ユニット2を後段側から順番に起動させることができると共に、他の電源ユニット1と連動して、処理システム100を構成する処理ユニット2を後段側から順番に起動させることができる。これにより、上記した、各ユニット間の接続にPCI−Expressが用いられた場合の、電源の起動順の問題を回避することができる。
(電源の終了時の処理)
次に、処理システム100の電源の終了時の動作について説明する。
図6は、電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。図7は、処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。なお、図7において、説明の容易のために、処理システムの構成が簡略化されている。
電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、他の電源ユニット1との関係で、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、または、中継の電源ユニット1"であるかを判定する(ステップ201)(図7[1]、[2]参照)。
自己が先頭であると判定された場合(ステップ201のYES)、マイクロコントローラ5は、ユーザにより電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されたたか否かを判定する(ステップ202)。
ユーザにより、電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチOFFの信号が入力された場合(ステップ202のYES)、マイクロコントローラ5は、次のステップ204に進む。一方、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されなかった場合(ステップ202のNO)マイクロコントローラ5は、ステップ202に戻り、再び電源スイッチOFFの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が先頭の電源ユニット1’であると判定された場合、この電源ユニット1’は、自己に設けられた電源スイッチ15の電源の切断待ちの状態となる。
ステップ201において、自己が先頭でないと判定された場合(ステップ201のNO)、すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、マイクロコントローラ5は、ステップ203の処理を実行する。
ステップ203では、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力されたか否かを判定する。
マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力された場合(ステップ203のYES)、次のステップ204へ進む。一方、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力されない場合(ステップ203のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ203へ戻り、再び、前段の電源ユニット1から "Shut_down"信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、自己が中継の電源ユニット1"であると判定された場合、その電源ユニット1"は、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号の入力待ちの状態となる。
自己が先頭の電源ユニット1’である場合において、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力された場合(ステップ202のYES)(図7[3]参照)、または、自己が中継の電源ユニットである場合において、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力された場合(ステップ203のYES)(図7[8]参照)、ステップ204に示す処理が実行される。
ステップ204では、自己に接続されている処理ユニット群20からの"Power_OK"信号の入力数がカウントされる。上記のように、処理ユニット2は、電源ユニット1から12Vの電圧が供給されると、"Power_OK"信号を電源ユニット1に対して出力するように構成されている(図7[4]、[5]、[10]参照)。したがって、マイクロコントローラ5は、ステップ204において、この"Power_OK"信号の数をカウントすればよい。これにより、電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット2の数を認識することができる。
"Power_OK"信号の入力数をカウントすると、マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数+1台の各ユニット1、2に対して、電源ユニット1に接続位置が近い側から順番に"Shut_down"信号(終了制御信号)を出力する(ステップ205)(図7[6]、[7]、[8]、[11]、[12]参照)。
ここで、マイクロコントローラ5は、"Power_OK"信号の入力数だけでなく、"Power_OK"信号の入力数+1台に対して"Shut_down"信号を出力する。したがって、後段に他の電源ユニット1が接続されている場合には、その後段の電源ユニットに対して、"Shut_down"信号が入力される(ステップ203、図7[8]参照)。一方、後段に他の電源ユニット1が接続されていない場合、すなわち、自己が最後段の電源ユニット1である場合には、"Power_OK"信号の入力数+1台目に出力された"Shut_down"信号は、空振りとなる(図7[12]参照)。
"Shut_down"信号を出力すると、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20に対しの12Vの電圧の供給を終了し(ステップ206)(図7[9]、[13]参照)、処理を終了する。
図6に示した処理により、各電源ユニット1は、自己に接続された処理ユニット2を前段側から順番に起動させることができると共に、他の電源ユニット1と連動して、処理システム100を構成する処理ユニット2を前段側から順番に起動させることができる。これにより、上記した、各ユニット間の接続にPCI−Expressが用いられた場合の、電源の終了順の問題を回避することができる。
以上、図1〜図6で説明したように、本実施形態に係る処理システム100は、各電源ユニット1が自己に接続された処理ユニット群20へ電源の供給を制御すると共に、自己に接続された処理ユニット群20の電源の起動及び終了を制御する分散型の電源の制御方法である。また、各電源ユニット1が他の電源ユニットと相互に通信可能である。これにより、ユーザは、必要な規模に応じて、電源ユニット1の数を増やすことで、処理ユニット2の数を増し、必要な規模の処理システム100を自由に構成することができる。
さらに、本実施形態の電源ユニット1は、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、中継の電源ユニット1"であるかを自動的に判定するので、ユーザが電源ユニット1をどこの位置に配置したとしても、電源ユニット1を有効に作動させることができる。
また、本実施形態の処理ユニット2は、上記したように、制御信号線7が入力側と出力側とで、上段に一段ずらして構成されているので、処理ユニット2を電源ユニット1に対して、どの位置に接続しても処理ユニットを有効に起動及び終了させることができる。
このように、本実施形態では、1つの電源ユニットに接続される処理ユニット2の数に限度があるものの、電源ユニット1、処理ユニット2の配置には制限がない。これにより、ユーザは、各ユニット1、2を自由に組み合わせることにより、ユーザの嗜好に合った処理システムを構成とすることができる。また、処理システム100を構成する各ユニット1、2のうち、1つのユニットが何らかの理由により、故障したとしても、新たに用意されたユニットに対して、特に設定等を必要とせず、故障したユニットと、新たに容易されたユニットとを交換するだけで足りる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態の説明では、上述の第1実施形態と同様の構成及び機能を有する部分については、同一符号を付し、説明を省略、または簡略化する。
[処理システムの構成]
図8は、本実施形態に係る処理システムを示す図である。
図8に示すように、処理システム200は、各ユニット1、2がリング状に配列されて構成される。
第2実施形態においても、上述の第1実施形態と同様に、処理システム200は、電源ユニット1、演算ユニット2A、ビデオユニット2B、及びネットワークユニット2Cの中から、ユーザが、必要な規模に応じて、必要なユニットを任意に選択して構成することが可能とされている。なお、第1実施形態と同様に、1台の電源ユニット1に接続される処理ユニット2の最大数は、あらかじめ設定されており、例えば、4台とされる。
ここで、第2実施形態に係る処理システム200では、図8に示すように、各ユニット1、2がリング状に配列されて構成されるので、電源ユニット1の配置関係において、どこが先頭であるかが定義されない。この場合、各電源ユニット1は、他の電源ユニットとの位置関係で、自己が先頭の電源ユニット1’であるか、中継の電源ユニット1"であるかが判断できない。この場合、各電源ユニット1では、処理システム200を構成する複数の処理ユニットのうち、どの処理ユニット2から順に電源を起動させ、どの処理ユニット2から電源を終了させればよいかが判断できない、といった問題がある。
そこで、本実施形態に係る電源ユニット1は、電源ユニット1に設けられた電源スイッチ15が押圧された場合に、その押圧された電源スイッチ15を有する電源ユニット1が先頭の電源ユニットとなり、所定の順番で、処理ユニット2の電源の起動及び終了を制御することとしている。
[動作説明]
処理システム200の動作について、具体的に説明する。なお、処理システム200の動作説明において、電源ユニット1の動作を中心に説明する。
(電源の起動時の処理)
まず、処理システム200の電源の起動時の処理について説明する。
図9は、電源ユニットが処理ユニットの電源を起動させる場合の動作を示すフローチャートである。図10は、処理システムの電源の起動時の動作を示すシーケンス図である。図10では、説明の容易のために、処理システム200の構成が簡略化されている。なお、図9の説明では、上述の図4と異なる点を中心に説明する。
図9に示すように、電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、自己の電源ユニット1に設けられた電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する(ステップ301)。
電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されなかった場合(ステップ301のNO)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号が入力されたか否かを判定する(ステップ302)。
前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力されなかった場合(ステップ302のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ301へもどり、再び、電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、各電源ユニット1は、自己の電源スイッチ15からの電源スイッチONの信号、または、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号の入力待ちの状態とされる(図10[1]、[2]参照)。
ステップ301において、ユーザにより、電源スイッチ15が押圧された場合(ステップ301のYES)(図10[3]参照)、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20に対して、12Vの電圧を供給する(ステップ304)(図10[4]、[5]参照)。なお、ユーザにより電源スイッチ15が押圧された場合に、その電源スイッチ15を有する電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’とされる。
ステップ302において、前段の電源ユニット1からの"Boot"信号が入力された場合(ステップ302のYES)(図10[8]参照)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(L)を出力する(ステップ303)(図10[9]参照)。なお、前段の電源ユニット1から"Boot"信号が入力された場合、その電源ユニット1は、中継の電源ユニット1"とされる。
前段の電源ユニット1に対して、"Unit_OK"信号(L)を出力すると、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20に対して、12Vの電圧を供給する(ステップ304)(図10[10]参照)。
なお、ステップ304以降の処理については、図4のステップ105以降の処理と同様であるため、説明を省略する。
図13は、図9に示す処理が実行された場合の、処理システムの電源の起動順の一例を示す図である。
図13に示すように、処理システム200を構成する複数の電源ユニット1のうちの1つの電源ユニット1の電源スイッチ15がユーザにより押圧された場合、その電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’となる。また、その他の電源ユニットが中継の電源ユニット1"となる。
そして、各電源ユニット1が相互に連動し、電気的な接続関係において、先頭の電源ユニット1’から最も遠い処理ユニット2(図13中、先頭の電源ユニット1’の下側に配置された処理ユニット2)から順に、電源が起動される。これにより、図13に示すように、先頭の電源ユニット1’から反時計回りに順に電源が起動される。これにより、上記した、各ユニット間の接続にPCI−Expressが用いられた場合の、電源の起動順の問題を回避することができる。
なお、図13では、反時計回りに電源が起動されている場合が示されているが、各ユニット1、2の電気的な接続関係が逆周りである場合には、処理ユニット2の電源の起動順は、時計回りとされる。
(電源の終了時の処理)
次に、処理システム200の電源の終了時の処理について説明する。
図11は、電源ユニットが処理ユニットの電源を終了させる場合の動作を示すフローチャートである。図12は、処理システムの電源の終了時の動作を示すシーケンス図である。図12では、説明の容易のために、処理システム200の構成が簡略化されている。なお、図11の説明では、上述の図6と異なる点を中心に説明する。
図11に示すように、電源ユニット1のマイクロコントローラ5は、自己の電源ユニット1に設けられた電源スイッチ15が押圧され、電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されたか否かを判定する(ステップ401)。
電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号が入力されなかった場合(ステップ401のNO)、マイクロコントローラ5は、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号が入力されたか否かを判定する(ステップ402)。
前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力されなかった場合(ステップ402のNO)、マイクロコントローラ5は、ステップ401へもどり、再び、電源スイッチ15がOFFの信号が入力されたか否かを判定する。
すなわち、各電源ユニット1は、自己の電源スイッチ15からの電源スイッチOFFの信号、または、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号の入力待ちの状態とされる(図12[1]、[2]参照)。
ステップ401において、ユーザにより、電源スイッチ15が押圧された場合(ステップ401のYES)(図12[3]参照)、マイクロコントローラ5は、自己に接続された処理ユニット群20からの"Power_OK"信号の入力数をカウントする(ステップ403)(図12[4]、[5]参照)。なお、ユーザにより電源スイッチ15が押圧された場合に、その電源スイッチ15を有する電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’とされる。
ステップ402において、前段の電源ユニット1からの"Shut_down"信号が入力された場合(ステップ402のYES)(図12[8]参照)、マイクロコントローラ5は、次のステップ403に進む。なお、前段の電源ユニット1から"Shut_down"信号が入力された場合、その電源ユニット1は、中継の電源ユニット1"とされる。
なお、ステップ403以降の処理については、図6のステップ204以降の処理と同様であるため、説明を省略する。
図13を参照して、図13には、図11に示す処理が実行された場合の、処理ユニット2の終了順の一例が示されている。
図13に示すように、処理システム200を構成する複数の電源ユニット1のうちの1つの電源ユニット1の電源スイッチ15がユーザにより押圧された場合、その電源ユニット1が先頭の電源ユニット1’となる。また、その他の電源ユニットが中継の電源ユニット1"となる。
そして、各電源ユニット1が相互に連動し、電気的な接続関係において、先頭の電源ユニット1’から最も近い処理ユニット2(図13中、先頭の電源ユニットの上側に配置された処理ユニット2)から順に、電源が終了される。これにより、図13に示すように、先頭の電源ユニット1’から時計回りに順に電源が終了される。これにより、上記した、各ユニット間の接続にPCI−Expressが用いられた場合の、電源の終了順の問題を回避することができる。
なお、図13では、反時計回りに電源が終了されている場合が示されているが、各ユニット1、2の電気的な接続関係が逆周りである場合には、処理ユニット2の電源の終了順は、時計回りとされる。
(各種変形例)
上述の第1実施形態では、図1、図2等において、各ユニット1、2の位置的な関係が直列的である場合について説明した。しかしながら、各ユニット1、2の位置的な関係は、これに限定されない。典型的には、各ユニット1、2の電気的な接続関係が直列的であれば、各ユニット1、2の位置的な関係は、どのような配置であっても構わない。
これは、第2実施形態に係る処理システム200においても同様である。すなわち、各ユニット1、2の電気的な接続関係がリング状であれば、各ユニット1、2の位置的な関係は、どのような配置であっても構わない。
1、1’1"…電源ユニット
2…処理ユニット
2A…演算ユニット
2B…ビデオユニット
2C…ネットワークユニット
5…マイクロコントローラ
7…制御信号線
15…電源スイッチ
20…処理ユニット群
100、200…処理システム

Claims (11)

  1. 他の電源ユニットと通信可能な通信部と、
    自己に対して接続された処理ユニットの台数を判定し、
    自己に接続された前記処理ユニットの電源を順に起動または終了させるように前記電源を制御し、
    前記他の電源ユニットとの通信により、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源を制御する制御部と
    を具備する電源ユニット。
  2. 請求項1に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、前記電源の起動時において、後段に前記他の電源ユニットが接続されているか否かを確認する確認信号に対する応答信号が、後段の前記他の電源ユニットから入力されたか否かを判定する
    電源ユニット。
  3. 請求項2に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、前記応答信号が入力されない場合に、自己に接続された前記処理ユニットを順に起動させるように前記電源を制御し、
    前記応答信号が入力された場合に、後段の前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットの起動が完了したことを示す信号である起動完了信号が、後段の前記電源ユニットから入力されるのを待ってから、自己に接続された前記処理ユニットを順に起動させるように、前記電源を制御する
    電源ユニット。
  4. 請求項3に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、自己に接続された前記処理ユニットのうち、自己から電気的に接続位置の遠い前記処理ユニットから順に起動させるように、前記電源を起動する
    電源ユニット。
  5. 請求項1に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、前記電源の終了時において、自己に接続された前記処理ユニットの電源の終了が完了したことを示す終了完了信号を、後段の前記他の電源ユニットに出力する
    電源ユニット。
  6. 請求項5に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、前段の前記他の電源ユニットから、前記終了完了信号が入力された場合に、自己に接続された前記処理ユニットを順に終了させるように、前記電源を制御する
    電源ユニット。
  7. 請求項6に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、自己に接続された前記処理ユニットのうち、自己から電気的に接続位置の近い前記処理ユニットから順に前記電源を終了させるように、前記電源を制御する
    電源ユニット。
  8. 請求項1に記載の電源ユニットであって、
    前記制御部は、前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭であるか、中継であるかを判定し、
    前記自己が先頭であるか中継であるかの判定結果に応じて、前記通信により、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源を制御する
    電源ユニット。
  9. 請求項8に記載の電源ユニットであって、
    電源スイッチをさらに具備し、
    前記制御部は、自己の前記電源スイッチの切り替えにより、前記他の電源ユニットとの関係で、自己が先頭であると判定する
    電源ユニット。
  10. 複数の処理ユニットと、
    他の電源ユニットと通信可能な通信部と、前記複数の処理ユニットのうち、自己に対して接続された前記処理ユニットの台数を判定し、自己に接続された前記処理ユニットの電源を順に起動または終了させるように前記電源を制御し、前記他の電源ユニットとの通信により、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源を制御する制御部とを有する複数の電源ユニットと
    を具備する処理システム。
  11. 他の電源ユニットと通信し、
    自己に対して接続された処理ユニットの台数を判定し、
    自己に接続された前記処理ユニットの電源を順に起動または終了させるように前記電源を制御し、
    前記他の電源ユニットとの通信により、前記他の電源ユニットに接続された前記処理ユニットとの関係で、自己に接続された前記処理ユニットの電源を所定の優先順位で起動または終了させるように前記電源を制御する
    制御方法。
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