JP5344694B2 - 張力付加装置 - Google Patents
張力付加装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5344694B2 JP5344694B2 JP2009156504A JP2009156504A JP5344694B2 JP 5344694 B2 JP5344694 B2 JP 5344694B2 JP 2009156504 A JP2009156504 A JP 2009156504A JP 2009156504 A JP2009156504 A JP 2009156504A JP 5344694 B2 JP5344694 B2 JP 5344694B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heads
- head
- corner
- central
- tension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Screen Printers (AREA)
Description
図6(a)に示すように、従来技術に係る紗張り装置では、対象とするスクリーン950の外側を取り囲むように、複数のエアシリンダ911〜930が配されている。エアシリンダ911〜930の各々には、内向きに配されたクランパ911a〜930aが取り付けられている。
図6(b)に示すように、エアシリンダ911〜930の各ロッドを駆動させると、スクリーン950には、その面に沿った方向(X−Y方向)に張力が付加される。ユーザは、上記張力が付加された状態で、スクリーン950の中程領域950aに枠をあてがい、接着剤などで接合する。
本発明は、上記問題の解決を図るべくなされたものであって、シート体に対して、面内で均一な張力を付加することができる張力付加装置を提供することを目的とする。
本発明に係る張力付加装置は、n角形(nは、3以上の整数)の形状を有するシート体を対象とし、そのシート体の面に沿った方向に張力を付加する装置である。本発明に係る張力付加装置は、n個のベース板と、複数の可動ヘッドと、複数のクランパとを主な要素として備えている。
・ 複数の可動ヘッド;上記n角形の形状の外側を囲む状態で、対応する各ベース板に取り付けられている。
・ 複数のクランパ;複数の可動ヘッドの各々に取り付けられ、各々がシート体の端縁をクランプする。
複数の可動ヘッドには、上記n角形の形状の各辺の中央に対応して設けられた中央部ヘッドと、各コーナに対応して設けられたコーナ部ヘッドとが含まれている。
中央部ヘッドの各々は、対応するベース板に対し、当該ベース板の延在方向に位置固定されており、コーナ部ヘッドの各々は、上記n角形の形状における対応する両側の辺に対応して設けられたベース板に対し、当該ベース板の延在方向に移動自在である。
ここで、雌ネジに対する雄ネジのねじ込み深さは、各中央部ヘッドの雄ネジまたは雌ネジに対して入力された回転力の作用により変化するものであり、コーナ部ヘッドの各々は、当該コーナ部ヘッドの両側辺に対応して配された2つの中央部ヘッドの双方に対して、雌ネジに対する雄ネジのねじ込み深さの変化に応じて、ベース板の延在方向における間隔が変化することを特徴とする。
従って、本発明に係る張力付加装置では、複数のヘッドにおける中央部ヘッド及びコーナ部ヘッドは、これらの中心に対して放射状に移動できる。そして、雄ネジ及び雌ネジのネジピッチ及びネジ切方向は、全てにおいて同じであるので、各中央部ヘッドに対する回転力の入力を同期させておけば、これらすべてが同期した状態で移動する。よって、本発明に係る張力付加装置では、シート体に対して、面内で均一な張力を付加することができる。
上記本発明に係る張力付加装置では、中央部ヘッドとコーナ部ヘッドとの各間に、回転自在の回転軸が挿通されており、中央部ヘッドに入力された回転力が、回転軸を介して雄ネジまたは雌ネジに伝達される、という構成を採用することができる。
また、上記本発明に係る張力付加装置では、複数の可動ヘッドが、シート体の面に相当する方向において、点対称の関係を以って配されている、という構成を採用することもできる。
[実施の形態]
1.構成
本実施の形態では、シート体の一種であるスクリーンを対象とする紗張り装置1を一例に、以下で説明をする。
24個のヘッド11〜34の内、スクリーン500におけるX軸方向の辺及びY軸方向の辺の各々の中央に対応して配されたヘッド14,20,26,32には、ステッピングモータ36〜39が取り付けられている。図示を省略しているが、各ステッピングモータ36〜39には、モータドライバが接続されており、同期駆動できるようになっている。
図2に示すように、ヘッド23〜29は、一枚のベース板72上に取り付けられている。ベース板72は、X軸方向における長さが、Y軸方向における幅、及びZ軸方向における厚みに比べて長くなっている。スクリーン500の一辺の中央に対応して配されたヘッド26は、ベース板72に対して固定されている。
ベース板72の下側には、2つのガイドブロック73,74が取り付けられており、各々がガイドレール44,45に取り付けられている。ガイドレール44,45は、ガイドレール75の延伸方向に対して直交するY軸方向に延伸されている。
紗張り装置1では、24個のヘッド11〜34は、これらの配置に係る仮想中心(点P)に対して、点対称の関係を以って配されている。
二点鎖線で囲むA部分に示すように、各クランパ48〜71には、クランプ爪63a,63bを有し、その噛合によりスクリーン500の端縁をクランプできるようになっている。クランパ48〜71の内、スクリーン500の各コーナに対応して配される4つのクランパ48,54,60,66については、クランプ爪が点Pの方を向くように配置されている。他のクランパ49〜53,55〜59,61〜65,67〜71は、クランプ爪がX軸方向またはY軸方向を向くように配置されている。24個のクランパ48〜71は、各々のクランプ爪がスクリーン500の端縁を略等ピッチでクランプする。
ヘッド11〜34の内部構造について、ヘッド26〜29を一例として、図3を用い説明する。
図3に示すように、ヘッド26〜29を挿通する状態で、回転シャフト104が設けられている。なお、図の右側に向けても回転シャフト125が設けられている。
回転シャフト104には、その軸上において、3つのギア105〜107が取り付けられており、各ヘッド26〜29に対してブッシュ108〜111を介して取り付けられている。このため、回転シャフト104,125は、ステッピングモータ38の回転力を受けて、回転自在となっている。
3.ヘッド11〜34のスライド
ヘッド11〜34のスライド駆動について、ヘッド26〜29を一例として、図4を用い説明する。
以上の駆動後の状態を示したのが、図5である。
図5に示すように、各ヘッド11〜34の互いの間に同じ寸法の隙間が生じ、ヘッド11〜34の外形寸法が、(w3×w4)となる。ここで、図1に示す外形寸法(w1×w2)に対しては、次の関係を満たす。
コーナ部分に対応して配されたヘッド11,17,23,29は、その両側からのスライドの合成により、点Pを中心として放射状にスライド移動することになる。
4.優位性
本実施の形態に係る紗張り装置1では、各ヘッド11〜34の互いの間が、雄ネジと雌ネジとの螺合構造を介して連結され、且つ、ヘッド14,20,26,32に取り付けられたステッピングモータ36〜39から入力される回転力により、ナット115,119,123に対するボルト113,117,121のねじ込み深さを変化させることができるようになっている。これにより、ヘッド11〜34は、図5に示すように、点Pを放射状に広がる。
5.その他の事項
上記実施の形態に係る紗張り装置1では、24個のヘッド11〜34を備える構成を一例として採用したが、ヘッドの数はこれに限定されるものではない。特に、機構的に可能な限度において、また、コスト面で許容される限度において、多くのヘッドを構成として含むことが、スクリーンなどのシート体を均一に引っ張る、という観点から望ましい。なお、クランパの配置については、出来るだけ等ピッチとなるようにすることが、シート体に均一な張力を付加するという観点から望ましい。
また、上記実施の形態では、ボルト113,117,121に回転力を入力することとしたが、逆にナットに回転力を入力することとしても、上記同様の作用効果を得ることができる。
11〜34.ヘッド
36〜39.ステッピングモータ
40〜47,75.ガイドレール
48〜71.クランパ
72.ベース板
73,74,76.ガイドブロック
100.モータ軸
101〜103,105〜107,112,116,120,124.ギア
104,125.回転シャフト
108〜111,114,118,122.ブッシュ
113,117,121.ボルト
115,119,123.ナット
500.スクリーン
Claims (5)
- n角形(nは、3以上の整数)の形状を有するシート体に対して、当該シート体の面に沿った方向に張力を付加する張力付加装置であって、
前記n角形の形状の外側を囲み、当該形状の各辺に沿う状態で配されたn個のベース板と、
前記n個のベース板に取り付けられた複数の可動ヘッドと、
前記複数の可動ヘッドの各々に取り付けられ、前記シート体の端縁をクランプするクランパと、
を備え、
前記ベース板は、前記n角形の形状における対応する辺の延伸方向に対しては位置固定され、且つ、当該延伸方向と直交する方向に移動自在となっており、
前記複数の可動ヘッドには、前記n角形の形状における各辺の中央に対応して設けられた中央部ヘッドと、各コーナに対応して設けられたコーナ部ヘッドとが含まれており、
前記中央部ヘッドの各々は、対応する前記ベース板に対し、当該ベース板の延在方向に位置固定されており、
前記コーナ部ヘッドの各々は、対応する両側の辺に対応して設けられた前記ベース板に対し、当該ベース板の延在方向に移動自在であり、
前記コーナ部ヘッドの各々と、当該コーナ部ヘッドに対し、その両側の辺に対応して配された2つの中央部ヘッドとは、雄ネジと雌ネジとの螺合構造を介して連結されており、
全ての前記雄ネジ及び前記雌ネジは、同一のネジ方向、且つ、同一のネジピッチで形成されており、
前記雌ネジに対する前記雄ネジのねじ込み深さは、前記中央部ヘッドの雄ネジまたは雌ネジに対して入力された回転力の作用により変化するものであり、
前記コーナ部ヘッドの各々は、当該コーナ部ヘッドの両側辺に対応して配された2つの中央部ヘッドの双方に対して、前記雌ネジに対する前記雄ネジのねじ込み深さの変化に応じて、前記ベース板の延在方向における間隔が変化する
ことを特徴とする張力付加装置。 - 前記中央部ヘッドと前記コーナ部ヘッドとの各間には、回転自在の回転軸が挿通されており、
前記中央部ヘッドに入力された回転力は、前記回転軸を介して前記雄ネジまたは前記雌ネジに伝達される
ことを特徴とする請求項1に記載の張力付加装置。 - 前記複数の可動ヘッドには、各中央部ヘッドと各コーナ部ヘッドとの間に挿設された中間部ヘッドが含まれており、
前記中央部ヘッドと前記中間部ヘッド、及び、前記中間部ヘッドと前記コーナ部ヘッドは、各々が等ピッチの関係である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の張力付加装置。 - 前記複数の可動ヘッドは、点対称の関係を以って配されている
ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の張力付加装置。 - 前記中央部ヘッドの各々には、ステッピングモータが接続されており、
全てのステッピングモータは、同期がとられた状態で、各中央部ヘッドに対して回転力を入力する
ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の張力付加装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009156504A JP5344694B2 (ja) | 2009-07-01 | 2009-07-01 | 張力付加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009156504A JP5344694B2 (ja) | 2009-07-01 | 2009-07-01 | 張力付加装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011011417A JP2011011417A (ja) | 2011-01-20 |
JP5344694B2 true JP5344694B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=43590757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009156504A Active JP5344694B2 (ja) | 2009-07-01 | 2009-07-01 | 張力付加装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5344694B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102063832B1 (ko) * | 2012-12-17 | 2020-01-09 | 삼성디스플레이 주식회사 | 스크린 마스크 |
JP6401608B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2018-10-10 | リンテック株式会社 | 離間装置および離間方法 |
CN107718854B (zh) * | 2017-12-06 | 2019-12-06 | 仓和精密制造(苏州)有限公司 | 网版的张网对位方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53116912A (en) * | 1977-03-23 | 1978-10-12 | Todo Seisakusho Ltd | Device for extending screen |
JPH09109362A (ja) * | 1995-10-16 | 1997-04-28 | N B C Kogyo Kk | 紗張り方法と紗張り装置 |
JP2005103967A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Okuma Engineering:Kk | 紗張り装置 |
JP2009101514A (ja) * | 2006-02-08 | 2009-05-14 | Hirotake Kasuya | シート状素材の張設具 |
-
2009
- 2009-07-01 JP JP2009156504A patent/JP5344694B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011011417A (ja) | 2011-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5344694B2 (ja) | 張力付加装置 | |
DE69932359T2 (de) | Vielschicht piezoelektrischer motor | |
EP2344295B1 (de) | Bondvorrichtung, und bondverfahren zur herstellung von bondverbindungen | |
DE3530057C2 (ja) | ||
DE60210535T2 (de) | Vibrator und Herstellungsverfahren desselben | |
CN102185096B (zh) | 压电驱动器及直线压电马达 | |
EP2824824A1 (de) | Antriebsvorrichtung | |
DE202009014956U1 (de) | Ultraschall-Schweißvorrichtung | |
EP1590241B1 (de) | Verfahren zur dämpfung von heckausleger-schwingungen von drehflügelzeugen und drehflügelflugzeug mit einer heckausleger-schwingungsdämpfungsvorrichtung | |
DE102018104928B3 (de) | Ultraschallmotor | |
EP3469703A1 (de) | Ultraschallmotor | |
DE102013110356B4 (de) | Ultraschallaktor | |
JP6866430B2 (ja) | 位置変更装置 | |
WO2019064473A1 (ja) | 蒸着用マスク、蒸着用マスクの製造方法及び表示装置の製造方法 | |
DE102011087542B3 (de) | Zweiphasen-Ultraschallmotor | |
WO2001086787A1 (fr) | Platine pour moteur lineaire plat | |
DE19825866A1 (de) | Plattenlautsprecher | |
WO2013185758A1 (de) | Einphasenultraschallmotor | |
DE102007031639A1 (de) | Vibrationslinearförderer | |
DE10306283A1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Reibschweißen | |
JP2019082039A (ja) | 制震装置における粘弾性ダンパーのボルト固定用治具及び、制震装置の組み立て方法 | |
JP2006322263A (ja) | コンクリート締固め機 | |
CN210949547U (zh) | 一种锁紧固定装置 | |
DE102005032020B4 (de) | Verfahren zum Reibschweißen | |
CN208560931U (zh) | 自动放电路板装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5344694 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |