JP5343225B2 - Ii−vi族またはiii−v族化合物系半導体発光素子用エピタキシャルウエハ、および、その製造方法 - Google Patents

Ii−vi族またはiii−v族化合物系半導体発光素子用エピタキシャルウエハ、および、その製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、II-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子用エピタキシャルウエハ、その製造方法並びにII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子に関する。
窒化ガリウム(GaN)のpn接合に順方向電流を印加させる短波長発光ダイオードなど窒化物系半導体エピタキシャル層AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)を利用した発光素子が知られている。酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)などを利用したII-VI族化合物系半導体発光素子も知られている。
これらII-VI族またはIII-V族化合物系半導体のZnO、GaNは、六方晶系ウルツ鉱型結晶のエピタキシャル層として利用される。六方晶系の結晶は図1に示すように、正六角形の平面内で互いに120゜をなす3本のa1、a2、a3軸とそれらに垂直なc軸との4本の結晶軸を有する。単位結晶体においてc軸に垂直な面をc面(0001)、c軸に平行で任意のa軸に垂直な面をa面(11−20)、c軸と任意のa軸に平行な面をm面(10−10)という。例えば、GaNは低温相では閃亜鉛鉱型でGaAsと同じで立方晶系をとるが、高温になるにつれ立方晶と六方晶の混合になる。そして、より高温では六方晶系ウルツ鉱型GaNとなり、発光効率のよい発光素子として利用される。かかるGaN結晶は図1に示すように底面の六方最密位置にGa原子が存在し、六角柱の6本の縦稜線周期の約5/8の高さの面に6つのN原子が存在し、1/2の高さの面に3つの正三角形の中心位置にGa原子が3つ存在し、そのGa原子の直下に、約1/8の高さで3つのN原子が存在する。Ga原子はN原子が作る正四面体の中心にあり、N原子はGa原子が作る正四面体の中心にある。エピタキシャル成長方向のc軸においては対称性がないので、開始成長用基板表面の極性によるが、たとえば最表面にGa原子が配列したGa面(C面)、あるいは、最表面にN原子が配列したN面(−C面)の極性を持った面がエピタキシャル層に現れる。また、Ga−Nの共有結合が結晶を形成しているが、これに比べてGa−Ga、N−N間は結合力が微弱なので、m面(10−10)が劈開面の一つとなる。このm面に垂直でc軸を通る軸をm軸という。
通常、GaN系発光ダイオードは、C面サファイア基板上にn型GaN半導体層、活性層、p型GaN半導体層などで積層構成されるエピタキシャル層を、有機金属気相成長(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)により、形成している(非特許文献1)。エピタキシャル層側をSi支持体に接着して、レーザリフトオフ法により、エピタキシャル層を成長用基板から剥離して形成し、いわゆるエピタキシャルウエハを得ている。このエピタキシャルウエハを用いたLEDでは光取り出し効率を向上させるために、n型GaN半導体層の光取り出し面となるN面に粗面として複数のコーン形状凸部(いわゆる六角錘状の突起、以下、単に突起ともいう)を形成する。
同様に、特許文献1の開示技術も燐酸および硫酸混合液の処理でエッチングすることで10μm幅程度のピットの複数をGaN半導体上に形成している。しかし、ピットが大きすぎて光取り出し効率は向上できない。
Appl.Phys.Lett.84,855(2004)Fig.3 特開2003−69075
しかしながら、光取り出し効率の向上のための従来技術として知られている、半導体発光素子の光放射面への凹凸加工(粗面加工)には、以下の問題がある。
第1に、最表面の突起の形成により光取り出し効率は向上するが、突起の大きさにより光取り出し効率は影響を受ける。例えば、突起が小さ過ぎると光のフレネル反射低減には効果があるが、全反射低減には効果が少なくなる。例えば、幅または差し渡し500nm以下の小さい形状の突起では光取り出し効率が小さい。逆に、突起が大きすぎるとGaNエピタキシャル層内の全反射低減には効果が大きくなるが、フレネル反射低減には効果が小さくなる。
第2に、最表面の突起の形成により、GaNエピタキシャル層にクラックが入り易くなる。突起を大きくすると光取り出し効率は向上する一方で、GaNエピタキシャル層が割れ易くなるという問題がある。たとえば、突起集合を作製することにより、結晶最表面に鋭角の凹部の連なりが存在することになるため、結晶に外部から力が加わった時に、かかる鋭角凹部を起点として結晶にクラックが入りやすい問題がある。特に、突起の連なりによって鋭角凹部が連続する場合には、クラックが生じる確率がより高くなる。
本発明は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであり、光取り出し効率を向上できるとともにクラックの低減ができるII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子用エピタキシャルウエハ、および、その製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、II-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子用エピタキシャルウエハを製造する際に、半導体結晶のエピタキシャル成長後に最表面を二段階で凹凸加工を実行することにより、適度に荒れた表面を有するエピタキシャルウエハを製造できることを知見し、本発明を案出した。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法は、II-VI族またはIII-V族化合物系半導体からなる複数の半導体層がエピタキシャル成長され積層されたエピタキシャル層を含む発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法であって、エピタキシャル成長されたウルツ鉱結晶体のC軸方向に沿って積層され複数の半導体層を形成するエピタキシャル工程と、前記複数の半導体層の最上部に形成された半導体層の表面を−C面とする工程と、前記−C面に複数の多角形凹凸からなる隆起面を形成する隆起工程と、前記隆起面における前記複数の多角形凹凸の各々の差し渡しより小なる差し渡しを各々が有しかつ隣接する複数の突起を、前記隆起面に形成する粗面化工程と、を含み、前記隆起工程において、前記複数の多角形凹凸を、前記ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線を有するように形成する工程を含むことを特徴とする。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法の前記隆起工程において、前記ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線を有するレジストパターンを用いたドライエッチングにより、前記複数の多角形凹凸の複数の稜線を形成することとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法の前記隆起工程において、酸溶液を用いたウエットエッチングにより、前記複数の多角形凹凸の複数の稜線を形成することとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法において、前記酸溶液が、HPOを含むこととすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法の粗面化工程において、アルカリ溶液を用いたウエットエッチングにより、前記複数の突起を形成することとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法の前記粗面化工程において、アルカリ溶液を用いた電気化学的エッチングにより、前記複数の突起を形成することとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法において、前記アルカリ溶液が、KOH、NaOH、NH4OH、(CHNOHの少なくとも一つを含むこととすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハは、II-VI族またはIII-V族化合物系半導体がC軸方向に沿ってエピタキシャル成長されたウルツ鉱結晶体からなりかつ最上部に形成された表面が−C面である複数の半導体層からなるエピタキシャル層を含む発光素子用エピタキシャルウエハであって、前記−C面に形成された複数の多角形凹凸からなる隆起面を有し、前記隆起面において、前記隆起面における前記複数の多角形凹凸の各々の差し渡しより小なる差し渡しを各々が有する複数の突起が形成され、前記複数の多角形凹凸が、前記ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線を有することを特徴とする。
本発明のII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子は、II-VI族またはIII-V族化合物系半導体がC軸方向に沿ってエピタキシャル成長されたウルツ鉱結晶体からなりかつ最上部に形成された表面が−C面である複数の半導体層からなるエピタキシャル層を含むII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子であって、前記−C面に形成された複数の多角形凹凸からなる隆起面を有し、前記隆起面において、前記隆起面における前記複数の多角形凹凸の各々の差し渡しより小なる差し渡しを各々が有する複数の突起が形成され、
前記複数の多角形凹凸が、前記ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線を有することを特徴とする。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハ或いはII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子において、前記複数の多角形凹凸が酸溶液を用いたウエットエッチングにより形成され、各々が1〜3μmの深さまたは高さと前記差し渡しとして10〜30μmを有することとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハ或いはII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子において、前記複数の多角形凹凸がレジストパターニングを用いたドライエッチングにより形成され、各々が0.2〜3μmの深さまたは高さと前記差し渡しとして1〜30μmを有することとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハ或いはII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子において、前記複数の突起がアルカリ溶液を用いたウエットエッチングにより形成され、各々が0.08〜2.4μmの高さと前記差し渡しとして0.1〜3μmを有することとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハ或いはII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子において、前記ウルツ鉱結晶体はAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で示されるIII族窒化物系半導体からなることとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハ或いはII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子において、前記エピタキシャル層が、n型不純物をドープしたn型窒化物半導体層、およびp型不純物をドープしたp型窒化物半導体層を含むこととすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハ或いはII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子において、前記p型不純物が、マグネシウム、亜鉛、炭素のいずれかであることとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハ或いはII-VI族またはIII-V族化合物系半導体発光素子において、前記n型不純物が、シリコン、酸素、セレンのいずれかであることとすることができる。
本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法によれば、発光素子用エピタキシャルウエハを用いることで、突起より大きな多角形凹凸の複数からなる隆起面があることで、光取り出し面の面積が突起のみの場合よりが増大し、さらに、この多角形凹凸形状でも光が散乱される効果により、光取り出し効率が向上する発光素子が達成できる。また、本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法によれば、従来の、突起サイズが小さければフレネル反射に対しては効果が増加するが全反射に対しての効果は減少し、大きな突起を作製すれば全反射に対する効果は大きくなるがフレネル反射に対する効果は減少する問題が解決できる。
さらに、上記のように六方晶系ウルツ鉱型結晶はm面に割れやすいので、突起の底面の辺がm面に沿っているため、結晶の伸縮などによる力が加わった場合、その方向にクラックが入りやすい問題があるが、本発明の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法によれば、かかるクラックを防止する効果がある。すなわち、本発明では、複数の多角形凹凸からなる隆起面を、ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線を有するように作製するため、m面で割れようとする力が加わってもその力がかかる稜線で分散されるため、結晶の強度が増してクラックを防止できる。
発明を実施するための形態
以下、本発明による実施形態のGaN系半導体発光素子の製造方法とともにエピタキシャルウエハの製造方法について図面を参照しつつ説明する。ここで、GaN系のIII-V族化合物系半導体発光素子を説明するが、これに限定されることなく、ZnO、ZnSなどのII-VI族化合物系半導体発光素子にも本発明は適用できる。
(エピタキシャル結晶成長工程)
この工程では複数のGaN系半導体層の積層を形成する。たとえば、図2に示すように、C面サファイア基板9上に、有機金属気相成長(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)により、C軸方向に沿ってエピタキシャル成長されたウルツ鉱結晶体(AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1))からなる、n型半導体層11、活性層13、p型半導体層15を積層してGaN系LED構造のエピタキシャル層17を形成する。
一例としては、サファイア基板9をMOCVD装置に入れ、水素ガスを流しながら約1000℃程度まで温度を上げ、サファイア基板9のC面をサーマルクリーニングする。
そして、温度を500℃程度まで下げ、低温でGaNバッファ層(図示せず)を成長させる。
その後、MOCVD装置内の温度を再び1000℃程度まで上げ、GaNバッファ層の上に、n型半導体層11としてn型不純物、シリコン(Si)をドープして、GaNコンタクト層を成長させる。
次に、活性層13を成長させる。一例として、InGaN単層でもよいが、多重量子井戸構造を用いてもよく、その場合は、井戸層としてInGaNとバリア層としてアンドープGaN層で交互に積層して、例えば5〜8周期程度の多層構造で成長させてもよい。なお、In組成比率が高いInGaN活性層は、高温になるとInが昇華し易くなるので、キャップ層(図示せず)としてアンドープGaN層もしくは低濃度度のIn組成のInGaN層を活性層13の上に積層するようにしてもよい。
その後、MOCVD装置内を昇温し、例えば、p型不純物、マグネシウム(Mg)をドープしGaNコンタクト層のp型半導体層15を成長させる。
サファイア基板9C面上に形成される各層はC+成長にて形成されるため、エピタキシャル層17のp型半導体層15の最表面は、C面(Ga面)で構成されている。
(電極層形成工程)
その後、たとえば、電子ビーム蒸着により、図3に示すように、p型半導体層15表面に、Ag、Ti、Pt、Auなどの積層構造のp電極層19を形成する。p電極層19は、抵抗加熱蒸着、反応性スパッタリングによっても形成してもよく、また、この上に後述の導電性接合層の金属拡散防止用にTaNまたはTiWからなるバリア層を形成してもよい。更に、AlやAgなどの銀白色系の反射ミラーとして働く反射膜(図示せず)を蒸着法などでp電極層19上に積層してもよい。反射膜は、活性層13で発生した光を反射させて活性層13へ戻し取り出すために設けられる。さらに、この上に、後述の貼り合わせ工程のための導電性接合層を積層することができる。
(半導体層の−C面発現工程)
この工程では、複数の半導体層からなるエピタキシャル層17のn型半導体層11の−C面を露出させる。
一般的に、六方晶コランダム型サファイア基板のC面上にて、GaN系半導体結晶はウルツ鉱型の結晶構造でサファイア基板とC軸を揃えて成長する。上述のようにウルツ鉱構造ではC軸方向すなわち成長方向に対称性が無く、GaNではエピタキシャル層17のp型半導体層15の最表面がC面(Ga面)で、サファイア基板9側の界面が−C面(N面)である。
よって、この工程では、次の導電性支持基板貼り合わせ工程と基板除去工程とを実行することにより、サファイア基板9の剥離によって、n型半導体層11の最表面、−C面(N面)を発現させる。
なお、ここで、半導体層の−C面発現工程としてサファイア基板剥離を用いる場合を説明するが、これに限定されることなく、SiC基板など他の成長用基板を用いることもでき、極性反転層を設ける、或いは成長用基板成長面を所定処理して−C成長させるなどして、成長用基板の剥離せずに半導体層の−C面を発現させる場合にも本発明は適用できる。
(貼り合わせ工程)
この工程では、例えば、導電性接合層であるソルダ層25にて共晶接合することにより、シリコンからなる導電性支持基板21をエピタキシャル層17(p型半導体層15上のp電極層19)に貼り合わせる。
図4に示すように、導電性支持基板21を用意する。導電性支持基板21の外側となる一方の表面上には外側p電極層23が、他方の表面上にはソルダ層25が、予め形成される。例えば、外側p電極層23には白金(Pt)層が、ソルダ層25にはNi、Au、AuSnなどの積層がスパッタリング、電子ビーム蒸着などによって形成される。なお、サファイア基板9上のp電極層19上にもソルダ層を形成してもよい。
次に、図5に示すように、ソルダ層25を介して密着せしめたサファイア基板9(p電極層19)および導電性支持基板21は、窒素雰囲気下で所定の温度圧力条件にて熱圧着され、ソルダ層が溶融し、固化することにより、サファイア基板9および導電性支持基板21の貼着体が形成される。
(成長用基板剥離工程)
この工程では、例えば、レーザリフトオフ法などの公知の手法を用いることにより、サファイア基板9が、導電性支持基板21と一体となったエピタキシャル層17から剥離される。
たとえば、図6に示すように、サファイア基板9側より所定のエネルギー密度のエキシマレーザなどのレーザ光を照射することにより、界面近傍のGaNが分解され、サファイア基板9は、導電性支持基板に固着したエピタキシャル層17(エピタキシャルウエハ)から分離する。その後、現れたエピタキシャル層17のN面のGaドロップレットを酸などでクリーニグする。よって、導電性支持基板21上においてエピタキシャル層17のn型半導体層11の清浄な−C面(N面)が最表面となる。なお、レーザリフトオフの他に、研削や研磨によりサファイア基板9を取り除くようにしてもよい。
(隆起工程)
この工程では、n型半導体層11の最表面の−C面(N面)に複数の多角形凹凸からなる隆起面を形成する。そして、この隆起面における複数の多角形凹凸を、ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向(m軸方向)以外に伸長する複数の稜線を有するように形成する。m面方向とはm面に沿った方向すなわちm軸に垂直な方向を意味する。m面方向は、結晶が割れやすい(壁開が進行しやすい)。
(第1の隆起形成方法)
隆起形成方法の第一例としては、図7に示すように、n型半導体層11上に複数の多角形凹凸のレジストPRのパターニングを行い、次に、図8に示すように、ドライエッチングによって、n型半導体層11に隆起面PFを形成する。
図9(A)にレジストパターンPRの部分拡大平面図を示す。たとえば、コンタクト露光などの方法により、図9(A)に示すように、n型半導体層11の−C面(N面)にて、レジストPRを、その稜線がm面に垂直とならない複数の四角錐状でパターニングする。図9(B)にレジストパターンPRの断面図を示す。この正四角形凹凸ワッフル表面格子形状のレジストパターンPRを介して、n型半導体層11の−C面(N面)の一部厚さを選択的にドライエッチングする。すると、図10(A)の断面図に示すように、エッチングレート差に応じてレジストパターンと−C面(N面)の一部が共にエッチングされ、−C面(N面)の表面が四角形凹凸状のパターンの隆起面PFが得られる。このように、図10(B)の平面図に示すように、n型半導体層11の−C面にて、m軸方向以外に伸長する複数の稜線(破線で示す)があり、上部平坦面と下部平坦面とが斜面を介して交互に現れる隆起面PFに形成される。
ここで、−C面(N面)の凹または凸形状の大きさ(差し渡し、深さ、高さ、径etc)は、後工程で形成される突起の大きさより大きな形状となるように形成する。多角形凹凸の凹または凸の各々が0.2〜3μmの深さまたは高さと差し渡しとして1〜30μmを有するように形成する。ここで、多角形凹凸の差し渡しとは上面視において多角形形状を有する凹部上面の外接円の直径を意味する。また、六角錘状の突起の差し渡しとは、その突起の底面における対角線の平均距離、つまりその突起底面の外接円の直径を意味する。さらに、−C面(N面)の凹形状の側面は、後工程で形成される突起の側面のC面に対する角度より、隆起面PFのC面に対する角度θが小さく(好ましくは61.9度°未満)すなわち緩斜面なるように形成される。
ここで、m軸方向以外に伸長する複数の稜線(破線で示す)があり、上部平坦面と下部平坦面とが斜面を介して交互に現れる隆起面PFの作用効果を説明する。
上述したように、GaN結晶など六方晶系ウルツ鉱型はm軸に垂直なm面で割れやすい。すなわち、後工程で形成される突起の底面の線はm面に沿っているため、結晶の伸縮などによる応力(圧縮応力、引張応力)が加わった場合、m面に沿った方向にクラックが入りやすい。
そして、多角形隆起面PFは、m面を形成しておらず、かかる応力が加わってもそれが多角形隆起面PFの稜線(図10(B)の破線で示す)で分散されるため、結晶の強度が増してクラックを防止できる。
図11は、GaN結晶の劈開実験結果を示す顕微鏡写真であり、多角形隆起面PFを有する−Cエピタキシャル成長のGaN結晶の劈開面(m面)を示す。割るためにクラックを走らせる方向(双方向矢印)に隆起面PFの凹凸があると劈開が乱れて段差(写真の縦線)ができる。これは、応力が分散されたためである。したがって、後工程で形成される突起が、それより大きな凹凸隆起面の平坦部だけでなく斜面にも形成されても、図11から明らかなように、m面方向に割ろうとする応力が加わった場合、その方向に対して斜めになる稜線(写真の隆起面PFの凹凸)により、かかる応力が進行方向に分散され、進行方向(すなわちm面方向)への割れを防止する効果があることが、分かる。
(第2の隆起形成方法)
他方、第2の隆起形成方法としては、図12に示すように、酸溶液によるウエットエッチングによって、n型半導体層11上に隆起面PFを形成する。
まず、例えば、燐酸単体、燐酸と過酸化水素の混合液など燐酸系エッチング液にて、n型半導体層11の−C面(N面)にエッチングを施し、これにより、上面から観て六角形の凹部を複数形成する。凹部は、頂面の外接円の直径が約10〜30μmの六角形の形状を有する。凹部は、深さ方向に階段状に形成され、複数の大きさの六角錘台が連なった形状を有する。図13(A)の平面図に示すように、かかる酸エッチングにより、n型半導体層11の−C面に、m面方向以外に伸長する複数の稜線(破線で示す)がありかつ上部平坦面と下部平坦面とが斜面を介して交互に現れる隆起面PFに形成される。図13(B)の断面図に示すように、エッチングレートに応じて−C面(N面)が不規則にエッチングされ、その表面から六角錐形凹部のパターンの隆起面PFが得られる。この六角錐形の凹部はC面に対し斜めになる緩斜面(C面に対する角度θ<61.9°の緩斜面)を持つ。また、m面方向に傾斜した稜線が形成できる。また、酸溶液ウエットエッチングでは燐酸(HPO)を含むことにより実行できる。
(粗面化工程)
隆起工程後の粗面化工程では、アルカリ溶液(KOH(水酸化カリウム)、NaOH(水酸化ナトリウム)、NH4OH(アンモニア)、(CHNOH(水酸化テトラメチルアンモニウム:TMAH)の溶液など)による所定濃度、温度条件のウエットエッチングによって、−C面(N面)に数十nm〜数μmの微細な複数の突起のある隆起面を形成する。ここで、低温で処理するためにアルカリ溶液中のウエハ隆起面に紫外線を照射して電気化学的エッチングを施すこともできる。
図14(A)は、上記第2の隆起形成方法により形成されたn型半導体層11上の隆起面PFにアルカリ溶液ウエットエッチング処理を施したものの平面図を示す。図示ように、n型半導体層11の−C面の隆起面PFにて複数の突起PYがほぼ一様に形成される。図14(B)のn型半導体層11の断面図に示すように、突起PYはそれぞれC軸方向に伸長し、隆起面の平坦面だけでなく斜めの側面についても一様に形成される。突起PYは、隆起面の複数の多角形凹凸の各々の差し渡し、深さまたは高さより小なる高さと差し渡しを有している。図15は突起PYの概略斜視図を示す。この六角錐形突起PYはC面に対し斜めになる急斜辺(C面に対する角度φ≒58.4°)を持つ。
n型半導体層11のC面(Ga面)に比べて−C面(N面)は、化学的に不安定であるので、アルカリ溶液を用いたウェットエッチング処理により、ウルツ鉱型(六方晶)の結晶構造に由来する六角錐状の突起PYが形成できる。例えば、六角錐状突起PYの大きさ(高さ)は、約0.08〜2.4μmで、差し渡し(径)は0.1〜3μmある。n型半導体層11の表面に六角錐状突起PYを形成することから、n型半導体層11の厚みは、例えば、約2〜7μmである。
(電極層形成工程)
ウェットエッチング処理後、洗浄および乾燥が行われ、図16に示すように、n型半導体層11上の突起のある隆起面PF上の一部にレジストによりn電極パターンを形成し、例えば、電子ビーム蒸着などによりTi、Alなど所定電極材料を蒸着してリフトオフすることにより、所定形状のn電極27を形成する。その後、例えば、所定条件で熱処理アロイ化して、オーミックコンタクト生成する。
なお、n型半導体層11の表面であって、六角錐状突起PYが形成されていない領域を予め形成して、その上にn電極を形成してもよい。
(電極パッド形成工程)
次に、図17に示すように、n電極27上に、レジストによりパッド電極パターンを形成し、例えば、電子ビーム蒸着により、例えば、Ti、Auなど所定電極材料を蒸着してリフトオフすることにより電極パッド29を形成する。
(チップ分離工程)
次に、図18に示すように、メサエッチングを行ってエピタキシャル層17の積層方向に沿ってチップ分離溝のダイシングストリートSTRを形成する。メサエッチングは、ClガスもしくはBClガスなどの塩素を含むガスなどを使用して行う。メサエッチングは、半導体層を通過し、Siの導電性支持基板21が露出するところまで行う。
次に、ダイサーによりSiの支持体を切断することによりチップ化する。また、パルスレーザを用いたダイシングにより、当該ウエハがチップ化されてもよい。
以上のチップ化後に各工程を経て本実施形態に係る半導体発光素子が完成する。
C面サファイア基板上にMOCVDにより、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)のn型不純物ドープn型半導体層、活性層、p型不純物ドープp型半導体層を順に積層して、種々のGaN系LED構造のエピタキシャル層を形成した。
エピタキシャル層のGa面上にAg(200nm)/Ti(100nm)/Pt(150nm)/Au(1000nm)の積層構造のp電極層を形成した。
p電極層19上にAuSnソルダ層を形成し、Si支持基板をC面サファイア基板のp電極層上にソルダ層を介して融着した。
サファイア基板側よりエネルギー密度800mJ/cmのエキシマレーザ(波長:248nm)を照射てサファイア基板を除去した。その後、現れたエピタキシャル層のN面のGaドロップレットを塩酸にて除去した。
露出したGaN系結晶のN面を、燐酸:過酸化水素:水=2:1:10の混合液にて、70℃、1時間、エッチングすることにより、N面全面に30〜100μm幅の六角形凹形状隆起面を作製した。六角形凹部の内部は段々畑のように平坦部(C面)と傾斜面(C面からの傾斜角度5.2°程度)とが混在し、1段差は1〜2μm程度であった。図19はかかる酸エッチング後のエピタキシャル層のSEM写真を示す。
エピタキシャル層洗浄後、エピタキシャル層の六角形凹形状隆起面(N面)をKOH溶液にてエッチングを行った。図20はかかるアルカリエッチング後のエピタキシャル層のSEM写真を示す。隆起面上に無数のサブミクロンサイズの突起が形成できた。
エピタキシャル層の隆起面上に、電子ビーム蒸着によりTi(25nm)/Al(1000nm)を蒸着してリフトオフして、突起のある隆起面の一部にn電極を形成した。
ウエハを、窒素中、500℃にて熱処理した。
n電極上に、レジストによりパッド電極パターンを形成し、電子ビーム蒸着により、Ti(25nm)/Au(1000nm)を蒸着後、リフトオフして、電極パッドを形成した。
その後、チップ分離を行い、発光ダイオードを得た。
得られた発光ダイオードにおいて、突起形成に先立って突起より大きな凹形状の隆起面を形成することで、表面拡大により光取り出し面が増大するとともに、全反射成分の低減効果により、突起のみを形成した場合より光取り出し効率が向上することが確認できた。
エピタキシャル層結晶のクラックが確認できなかった。m面方向に対して斜めの稜線をもつ多角形凹形状隆起面を作製することで結晶の強度が増したと推察できる。図20に示すように、多角形凹形状隆起面(六角形)に無数の突起がありm面方向に沿った突起間の鋭角の窪みが生じたとしても、多角形凹形状隆起面がm面に垂直とならない稜線および斜辺を持っているので、m面進行方向の力が加わった時に、その力は、稜線により上下、左右に分散されることになり、進行方向の力は弱まることになると推察できる。
六方晶系ウルツ鉱型結晶構造を説明する概略斜視図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるレジストパターンPRの部分拡大平面図(A)とレジストパターンの部分拡大断面図(B)である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるn型半導体層の部分拡大断面図(A)とn型半導体層の部分拡大平面図(B)である。 本発明による実施形態の半導体発光素子のGaN結晶の劈開を示す顕微鏡写真である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程における酸エッチング後のn型半導体層の部分拡大平面図(A)とn型半導体層の部分拡大断面図(B)である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるアルカリエッチング後のn型半導体層の部分拡大平面図(A)とn型半導体層の部分拡大断面図(B)である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるアルカリエッチング後のn型半導体層の隆起面の突起の概略斜視図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施形態の半導体発光素子の製造工程におけるウエハの概略部分拡大断面図である。 本発明による実施例の半導体発光素子のGaN結晶の酸エッチング後のエピタキシャル層を示す走査電子顕微鏡写真である。 本発明による実施例の半導体発光素子のGaN結晶のアルカリエッチング後のエピタキシャル層を示す走査電子顕微鏡写真である。
符号の説明
11 n型半導体層
13 活性層
15 p型半導体層
17 エピタキシャル層
19 p電極層
21 導電性支持基板
23 外側p電極層
25 ソルダ層
27 n電極
29 電極パッド
PY 六角錐状突起
PF 隆起面

Claims (11)

  1. II−VI族またはIII−V族化合物系半導体からなる複数の半導体層がエピタキシャル成長され積層されたエピタキシャル層を含む発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法であって、
    エピタキシャル成長されたウルツ鉱結晶体のC軸方向に沿って積層される六方晶系ウルツ鉱型の複数の半導体層を形成するエピタキシャル工程と、
    前記複数の半導体層の最上部に形成された半導体層の表面を−C面とする工程と、
    前記−C面に複数の多角形凹凸からなる隆起面を形成する隆起工程と、
    前記隆起面における前記複数の多角形凹凸の各々の差し渡しより小なる差し渡しを各々が有しかつ隣接する複数の突起を、前記隆起面に形成する粗面化工程と、を含み、
    前記隆起工程、前記隆起面を、前記ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線と、上部平坦面、下部平坦面および斜面を有するように形成すると共に、前記隆起面の前記半導体層のC面に対する角度が前記複数の突起の側面の前記半導体層のC面に対する角度よりも小さくなるように形成する工程を含み、
    前記粗面化工程は、前記複数の突起の底面の辺がm面に沿った方向となるように形成する工程を含むことを特徴とする発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法。
  2. 前記隆起工程において、前記ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線を有するレジストパターンを用いたドライエッチングにより、前記複数の多角形凹凸の複数の稜線を形成することを特徴とする請求項1記載の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法。
  3. 前記隆起工程において、酸溶液を用いたウエットエッチングにより、前記複数の多角形凹凸の複数の稜線を形成することを特徴とする請求項1記載の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法。
  4. 前記酸溶液が、H3PO4を含むことを特徴とする請求項3記載の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法。
  5. 前記粗面化工程において、アルカリ溶液を用いたウエットエッチングにより、前記複数の突起を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1記載の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法。
  6. 前記アルカリ溶液が、KOH、NaOH、NH4OH、(CH34NOHの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項5記載の発光素子用エピタキシャルウエハの製造方法。
  7. II−VI族またはIII−V族化合物系半導体がC軸方向に沿ってエピタキシャル成長されたウルツ鉱結晶体からなりかつ最上部に形成された表面が−C面である六方晶系ウルツ鉱型の複数の半導体層からなるエピタキシャル層を含むII−VI族またはIII−V族化合物系半導体発光素子であって、
    前記−C面に形成された複数の多角形凹凸からなる隆起面を有し、
    前記隆起面において、前記隆起面における前記複数の多角形凹凸の各々の差し渡しより小なる差し渡しを各々が有する複数の突起が形成され、
    前記隆起面は、前記ウルツ鉱結晶体のm面に垂直な方向以外に伸長する複数の稜線と、上部平坦面、下部平坦面および斜面を有し、かつ、前記隆起面の前記半導体層のC面に対する角度が前記複数の突起の側面の前記半導体層のC面に対する角度よりも小さいこと、
    前記複数の突起の底面の辺はm面に沿った方向にあることを特徴とするII−VI族またはIII−V族化合物系半導体発光素子。
  8. 前記複数の多角形凹凸が酸溶液を用いたウエットエッチングにより形成され、各々が1〜3μmの深さまたは高さと前記差し渡しとして10〜30μmを有することを特徴とする請求項7記載のII−VI族またはIII−V族化合物系半導体発光素子。
  9. 前記複数の多角形凹凸がレジストパターニング用いたドライエッチングにより形成され、各々が0.2〜3μmの深さまたは高さと前記差し渡しとして1〜30μmを有することを特徴とする請求項7記載のII−VI族またはIII−V族化合物系半導体発光素子。
  10. 前記複数の突起がアルカリ溶液を用いたウエットエッチングにより形成され、各々が0.08〜2.4μmの高さと前記差し渡しとして0.1〜3μmを有することを特徴とする請求項8または9記載のII−VI族またはIII−V族化合物系半導体発光素子。
  11. 前記ウルツ鉱結晶体はAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で示されるIII族窒化物系半導体からなることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1記載のII−VI族またはIII−V族化合物系半導体発光素子。
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