JP5343114B2 - 焙煎コーンパウダーを使用した容器詰め飲料及びその製造方法 - Google Patents
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Description
<方法>
(1)焙煎方法:
サンプル0.5gを、アルミ箔を敷いた一定温度の加熱プレート上に面積10cm2となるように置き、適宜攪拌しながら一定時間焙煎した。サンプルの状態は表1(焙煎試験サンプル)のとおりである。なお、水分含量の測定にはエー・アンド・デイ社製自動水分測定装置MX50を使用した。すなわち、各サンプル1gに対し、加熱温度120℃として測定を行った。
得られた焙煎サンプルの外観と香味を官能にて評価した。官能評価は訓練されたパネルが行い、スコアとコメントにて比較した。スコアは表2のとおりである。
焙煎されたサンプルパウダーの評価結果を表3(焙煎されたサンプルパウダーの評価結果)に示す。比較例2は、外観と香味はやや好ましいものであったが、アルミ箔へのこびりつきが発生するため工業的には好ましくないと判断された。
<方法>
(1)焙煎、パウダー化:
実施例2:市販のスイートコーンパウダー(水分含量5%以下、粒度USS35メッシュ通過率99%)20kgを容量100Lの加熱容器に投入した。その後、加熱し、品温110℃以上で70分間保持し、冷却して焙煎コーンパウダーを得た。なお、USS35メッシュ篩(目開き500μm)は、ほぼTyler規格32メッシュ(目開き495μm)に相当する。
比較例5:スイートコーンを粒のまま同様の装置にて焙煎し、粉砕してパウダーとした。
得られた焙煎サンプルの外観と香味を官能にて評価した。官能評価は訓練されたパネルがコメントにて行った。
結果を表4に示す。
<方法>
(1)焙煎方法:
試験Iにおける比較例1と同じ未焙煎スイートコーンパウダー40gを、アルミ箔を敷いた一定温度の加熱プレート上に面積50cm2となるように置き、適宜攪拌しながら110〜180℃で適当時間焙煎した(実施例3、実施例4、実施例5)。試験IIにおける実施例2と同じ焙煎スイートコーンパウダー40gを、アルミ箔を敷いた一定温度の加熱プレート上に面積50cm2となるように置き、適宜攪拌しながら160〜190℃で適当時間焙煎した(実施例6;160℃15分間+180℃5分間、比較例6;180℃15分、比較例7;180℃25分+190℃20分)。
得られた焙煎スイートコーンパウダーサンプルを日本電色工業社製分光式色彩計SA−2000にて反射率を用いL*a*b*を測定した。L*a*b*表色系では明度をL*、色相と彩度をあらわす色度はa*b*という単位で表しa*b*はそれぞれ色の方向を示しており、a*は赤(+)-緑(-)方向、b*は黄(+)-青(-)方向を表す。また、各パウダーサンプルの香味評価を行った。評価方法は、I.焙煎試験の評価方法に準じた。
結果を表5(各サンプルのLab測定結果と香味評価結果)に示す。結果より、焙煎パウダーのL値は40〜75、かつa値は2〜16、かつb値は32〜39であることが好ましく、更に好ましくはL値は45〜55、かつa値は11〜16、b値は33〜37と評価された。
<方法>
(1)製造方法:
「II.焙煎パウダー製造試験」で得られた焙煎コーンパウダーを使用して、コーンポタージュ飲料を製造した。組成は表6(コーンポタージュ飲料組成)のとおりである。該コーンポタージュ飲料は、粒コーン・でんぷん以外を除いた各原料を調合タンク内で混合し、ホモゲナイザーにて均質化処理(150kg/cm2)を行い得た液に、でんぷんを加え十分に撹拌した。80℃での加熱を行い、予め粒コーンを充填した金属缶に充填後、中心温度が120℃4分の条件でレトルト殺菌を行った。
評価方法は、焙煎試験の評価方法に準じた。
結果を表7に示す。焙煎スイートコーンパウダー(実施例2)を添加率0.1〜0.5%(好ましくは、0.1〜0.2%)で使用したとき、殺菌前と殺菌後のいずれにおいても、不快な焦げ臭や、焦げ味を感じないうえに、好ましい焙煎香・焙煎味が感じられ美味であり、良好な外観であった。一方、焙煎スイートコーンパウダー(比較例5)を使用した場合、殺菌前後いずれにおいても香味、外観ともに良好でなかった。
Claims (8)
- 水分含量7%以下で、100メッシュ篩を50%以上通過する大きさの乾燥粉砕コーンパウダーを、焙煎温度100〜200℃で、黄色〜薄茶色の焙煎色が得られるまで焙煎することを特徴とするポタージュスープ添加用焙煎コーンパウダーの製造方法。
- 黄色〜薄茶色の焙煎色が、分光式色彩計による反射率の測定において、L値40〜75、色度a値2〜16、色度b値32〜39であることを特徴とする請求項1記載のポタージュスープ添加用焙煎コーンパウダーの製造方法。
- ポタージュスープが、コーンポタージュスープであることを特徴とする請求項1又は2記載のポタージュスープ添加用焙煎コーンパウダーの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか記載の焙煎コーンパウダーの製造方法により製造されたポタージュスープ添加用焙煎コーンパウダー。
- 請求項1〜3のいずれか記載の焙煎コーンパウダーの製造方法により製造された焙煎コーンパウダーを、ポタージュスープに添加することを特徴とする焙煎香とコクを付与したポタージュスープの製造方法。
- 焙煎コーンパウダーの添加率が、ポタージュスープの全量に対して、0.1〜0.5重量%であることを特徴とする請求項5記載の焙煎香とコクを付与したポタージュスープの製造方法。
- 請求項5又は6記載のポタージュスープの製造方法によって製造された焙煎香とコクを付与したポタージュスープ。
- ポタージュスープが、コーンポタージュスープであることを特徴とする請求項7記載の焙煎香とコクを付与したポタージュスープ。
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