JP5340858B2 - レーザマーキング装置及びレーザマーキングシステム - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のレーザマーキング装置において、前記マーキング異常検出手段は、前記マーキング対象物にマーキングされ撮像手段にて撮像された前記パターンの撮像画像に基づき前記マーキング異常を検出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザマーキング装置において、前記撮像手段は、前記マーキング対象物に対するマーキングが終了した後に該マーキング対象物にマーキングされたパターンを撮像することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載のレーザマーキング装置において、前記マーキング異常検出手段は、前記マーキング対象物にマーキングしている状態でマーキング異常を検出し、前記撮像手段は、前記マーキング異常検出手段によるマーキング異常の検出に基づき前記マーキング対象物を撮像することを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態のレーザマーキング装置1(レーザマーキングシステム)は、マーキング対象物としてのワークWを搬送する搬送ラインTRの上方に配置されるレーザマーカ2と、レーザマーカ2にケーブル3を介して接続されたコントローラ4と、コントローラ4にケーブル5を介して接続されたコンソール6とを備えている。レーザマーキング装置1は、順次搬送される複数のワークWの表面に文字・記号・図形等のパターンをそれぞれマーキングするものである。レーザマーカ2は、そのハウジング10内にレーザ光源11、ビームエキスパンダ12、ガルバノスキャナ13、撮像装置14(例えばCCDカメラ等)を備えている(図2参照)。コントローラ4は、図2に示すように、レーザマーキング装置1を統括的に制御するための制御装置15と、制御装置15に接続されたメモリ16を備えている。
コントローラ4の制御装置15は、コンソール6から入力されたパターンのデータに基づきレーザマーカ2にてワークWに所望のパターンをマーキングさせる(ステップS11)。
その後、制御装置15はステップS14において、パターンの撮像画像と、前記閾値を下回ったときのレーザ光Lの出力値(ステータス情報)と、そのワークWに対応する番号とを対応付けてメモリ16に記憶させ、そのワークWに対するマーキング処理を終了する。尚、ステータス情報として、レーザ光Lの出力値だけでなくレーザマーカ2の温度やガルバノミラー13aの角度位置等も保存するようにしてもよい。つまり、ステータス情報は、少なくともレーザ光Lの出力値を含む情報であればよい。また、このとき保存するレーザ光Lの出力値は、1つの値(本実施形態では、閾値を下回ったときのレーザ光Lの出力値)だけでなく、1つの撮像画像につき複数の値を対応付けて保存(例えばマーキング終了時の出力値等も併せて保存したり、マーキングの開始から終了までにレーザ光Lの出力値が前記閾値を複数回下回った場合には、その下回った全ての出力値を保存)するようにしてもよい。
(1)本実施形態では、制御装置15は、マーキング異常(レーザ光Lの出力異常)の検出に基づき撮像装置14にて撮像されたパターンの撮像画像と、少なくともレーザ光Lの出力値を含むステータス情報とを対応付けてメモリ16に記憶させる。このため、マーキング異常(レーザ光Lの出力値異常)の発生時のパターンの撮像画像とステータス情報とから原因を推測することが可能となり、マーキング異常の原因を推測しやすくすることができる。また、レーザ光Lの出力値が正常な場合には、パターンの撮像画像とステータス情報を保存しないため、保存用に使用する記憶容量を少なく抑えることができる。
・上記実施形態では、制御装置15は、レーザ光Lの出力異常の検出(ステップS12)に基づき、撮像画像とステータス情報を保存(ステップS14)したが、特にこれに限定されるものではなく、パターンの撮像画像に基づくマーキング異常の判定に基づき、撮像画像とステータス情報を保存するようにしてもよい。
次に、制御装置15は、ステップS22において、受光素子22bからの検出信号に基づき測定したレーザ光の出力値を一時的にメモリ16に記憶させる。この記憶させるレーザ光の出力値は、マーキング開始前の出力値、マーキング終了時点の出力値、マーキング途中における所定の時点の出力値、及びマーキングの開始から終了までの間での出力最低値のいずれでもよい。
・上記実施形態において、制御装置15は、メモリ16に記憶させた撮像画像とステータス情報のデータが所定数に達した場合に、そのデータのうちの例えば古いものを消去するようにしてもよい。この構成によれば、撮像画像とステータス情報の保存用に使用する記憶容量を少なく抑えることができる。
Claims (8)
- レーザ発生手段から発生されマーキング対象物に出射されるレーザ光をガルバノスキャナにより2次元的に走査させ、予め設定されたパターンを前記マーキング対象物にマーキングするレーザマーキング装置であって、
前記マーキング対象物に出射される前記レーザ光の出力値を測定するためのレーザ出力測定手段と、
前記マーキング対象物のマーキング異常を検出するためのマーキング異常検出手段と、
前記マーキング異常検出手段によるマーキング異常の検出に基づき、前記マーキング対象物にマーキングされ撮像手段にて撮像された前記パターンの撮像画像と、少なくとも前記レーザ光の出力値を含むステータス情報とを対応付けてメモリに記憶させるための記憶手段と
を備えたことを特徴とするレーザマーキング装置。 - 請求項1に記載のレーザマーキング装置において、
前記マーキング異常検出手段は、前記レーザ出力測定手段にて測定された前記レーザ光の出力値に基づいて前記マーキング異常を検出することを特徴とするレーザマーキング装置。 - 請求項1に記載のレーザマーキング装置において、
前記マーキング異常検出手段は、前記マーキング対象物にマーキングされ撮像手段にて撮像された前記パターンの撮像画像に基づき前記マーキング異常を検出することを特徴とするレーザマーキング装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザマーキング装置において、
前記撮像手段は、前記マーキング対象物に対するマーキングが終了した後に該マーキング対象物にマーキングされたパターンを撮像することを特徴とするレーザマーキング装置。 - 請求項1又は2に記載のレーザマーキング装置において、
前記マーキング異常検出手段は、前記マーキング対象物にマーキングしている状態でマーキング異常を検出し、
前記撮像手段は、前記マーキング異常検出手段によるマーキング異常の検出に基づき前記マーキング対象物を撮像することを特徴とするレーザマーキング装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザマーキング装置において、
前記撮像手段は、所定のタイミング毎に前記マーキング対象物を撮像し、
前記記憶手段は、前記マーキング異常検出手段によるマーキング異常の検出に基づき前記撮像手段にて撮像された撮像画像と前記ステータス情報とを対応付けて前記メモリに記憶させ、当該撮像画像よりも前に撮像した撮像画像及び後に撮像する撮像画像の少なくとも一方も前記メモリに保存させることを特徴とするレーザマーキング装置。 - 請求項6に記載のレーザマーキング装置において、
前記所定のタイミングは、前記マーキング対象物へのマーキング終了のタイミングであることを特徴とするレーザマーキング装置。 - レーザ発生手段から発生されマーキング対象物に出射されるレーザ光をガルバノスキャナにより2次元的に走査させ、予め設定されたパターンを前記マーキング対象物にマーキングするレーザマーキングシステムであって、
前記マーキング対象物に出射される前記レーザ光の出力値を測定するためのレーザ出力測定手段と、
前記マーキング対象物のマーキング異常を検出するためのマーキング異常検出手段と、
前記マーキング対象物にマーキングされた前記パターンを撮像するための撮像手段と、
前記マーキング異常検出手段によるマーキング異常の検出に基づき、前記撮像手段にて撮像された前記パターンの撮像画像と、少なくとも前記レーザ光の出力値を含むステータス情報とを対応付けてメモリに記憶させるための記憶手段と
を備えたことを特徴とするレーザマーキングシステム。
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