JPH0539777U - レーザマーキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マーキング時に、レーザ発振手段の異常を常
に自動的に監視することができるレーザマーキング装置
を提供することにある。 【構成】 レーザ光を発生するレーザ発振器１ａと、こ
のレーザ発振器１ａからのレーザ光を電気信号変換する
光検出器２と、この光検出器２の出力値と基準範囲と比
較して該光検出器１の出力値が基準範囲外である場合に
異常信号を出力するコンパレ−タ８とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、レーザ光によるマーキング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のレーザマーキング装置は、レーザ出力の確認を定期的に行う必要がある 。この出力確認作業は、使用しているＱスイッチ周波数でレーザ光を出射し、レ ーザパワーメータに入射させ、この時のレーザパワーメータの指示値を読み取る ことにより行う。この時、レーザマーキング装置において、通常用いているレー ザ出力が出ていない場合、励起電流値を上げ出力を調整したり、シールドガラス の汚れ具合を調べている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来のレーザマーキング装置では、ある確認作業時から、次の確認作業時 までの間に起こるレーザ出力低下に対しては、対応することができない。かつ、 確認作業が面倒であるという問題がある。

【０００４】 本考案の課題は、マーキング時に、レーザ発振手段の異常を常に自動的に監視 することができるレーザマーキング装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、レーザ光を発生するレーザ発振手段と、このレーザ発振手段 からのレーザ光を電気信号変換する光検出手段と、この光検出手段の出力値と基 準範囲と比較して該光検出手段の出力値が基準範囲外である場合に異常信号を出 力する異常検出手段とを具備することを特徴とするレーザマーキング装置が得ら れる。

【０００６】

【実施例】 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。図１は本考案の一実施例を示す ブロック図である。図１において、レーザマーキング装置１のレーザ発振器１ａ から出たレーザ光を光検出器２が受けてこのレーザ光にほぼ比例した電圧を発生 する。この光検出器２の出力電圧は、増幅器３により増幅された後、Ａ／Ｄ変換 器４によりデジタル値に変換され、ラッチ回路５に与えられる。タイミング回路 ７は、マーキング装置１の制御部１ｂからの信号を受けてマーキング開始から、 ある時間経過後にタイミング信号を発生して前記ラッチ回路５に与える。このラ ッチ回路５は、タイミング回路７からのタイミング信号を受けた時にＡ／Ｄ変換 器４の出力値をラッチする。このラッチ回路５の出力値は表示器６で表示される 。前記ラッチ回路５の出力はコンパレータ８に与えられる。このコンパレータ８ の基準値範囲の上限値および下限値は、設定回路９により設定される。前記コン パレータ８は、ラッチ回路５からの出力値と基準範囲の上限値および下限値とを 比較してラッチ回路５からの出力値が基準範囲外の値である場合に異常信号をロ ーダまたはアラーム回路に与える。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、マーキング時、レーザ発振器の異常を常に自動的に監視することが できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ レーザマーキング装置 ２ 光検出器 ４ Ａ／Ｄ変換器 ５ ラッチ回路 ７ タイミング回路 ９ コンパレータ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 レーザ光を発生するレーザ発振手段と、
   このレーザ発振手段からのレーザ光を電気信号変換する
   光検出手段と、この光検出手段の出力値と基準範囲と比
   較して該光検出手段の出力値が基準範囲外である場合に
   異常信号を出力する異常検出手段とを具備することを特
   徴とするレーザマーキング装置。