JP5339831B2 - 管内作業装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体管内部に配置され、所定の作業を行う作業具を備えた管内作業装置に関する。
従来の流体管内の所定の作業を行う管内作業装置の一例として、抽水管の一端部に形成され、流体管内の水の吸引口を有する吸水口部と、抽水管の他端部に接続され、吸引ポンプで構成された水吸引装置と、を備える管内作業装置が挙げられ、この種の管内作業装置は、曲部や段差部を有する管路に沿って移動させるべく吸水口部を略球形に形成し、吸引口から流体管内の水を吸引している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−2394号公報(第3頁、第2図)
しかしながら、特許文献1の管内作業装置にあっては、例えば、不断水状態で流体管の所定箇所を切除等した際に生じた切り屑や、経年変化により老朽化した流体管の内周面から剥離したモルタル屑などの夾雑物を吸引することに適用した場合に、吸引口は、管軸方向に向けて開口しているため、吸引口から流体管の管底の内壁に滞留する水若しくは夾雑物までの距離が長くなってしまい、夾雑物全てを吸引しきれなく、吸引作業をし難い虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、管内部において、所定の作業が行い易い管内作業装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の管内作業装置は、
流体管内部に配置され、所定の作業を行う作業部を少なくとも備えた作業具と、
一端側が前記作業具の所定の接続部に接続され、他端側が流体管外部まで延びる線状体と、
一端側が前記作業具の前記接続部と異なる第2の接続部に接続され、他端側が流体管外部まで延びる線状の内空構造の誘導体と、
前記誘導体の一端側が誘導体取付部に接続され、前記誘導体取付部が前記作業具の取付部に棒部を介して固定されて構成され、前記線状体の他端側及び前記誘導体の他端側を、それぞれ管内部に向けて送り出し若しくは管外部に引き戻すことで、前記作業具の接続部と前記第2の接続部とを相対移動させ、前記作業具の作業部の向きを変更可能とし、前記流体管内部の夾雑物が前記誘導体の内空構造を介して管外部に送り出すようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、作業具の接続部に接続された線状体の他端側、及び作業具の第2の接続部に接続された内空構造の誘導体の他端側を、それぞれ管内部に向けて送り出し若しくは管外部に引き戻すことで、作業具の接続部と第2の接続部とを相対移動させ、作業具の作業部の向きを変更することができ、流体管内部の夾雑物が誘導体の内空構造を介して管外部に送り出すようになっているので、作業部を用いた管内部の作業が行い易い。
本発明の請求項2に記載の管内作業装置は、請求項1に記載の管内作業装置であって、
前記誘導体は、互いに異なる第2の接続部で各々が前記作業具に接続された複数体から成ることを特徴としている。
この特徴によれば、互いに異なる第2の接続部で作業具に接続された複数体から成る誘導体により、それぞれ管内部に向けて送り出し若しくは管外部に引き戻すことで、異なる第2の接続部同士を相対移動させ、作業具の作業部の向きをより自在に変更することができる。
本発明の請求項に記載の管内作業装置は、請求項に記載の管内作業装置であって、
前記作業部または前記第2の作業部の何れか一方は、管内に滞留した夾雑物を視認するカメラであり、前記両作業部の他方は、前記夾雑物を吸引する吸口部であることを特徴としている。
この特徴によれば、両作業部の何れか一方であるカメラにより管内を所望に振向き滞留した夾雑物を視認するとともに、両作業部の他方である吸口部により視認した夾雑物を直ぐに吸引することができ、管内に滞留した夾雑物の吸引作業が高効率に行える。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における管内作業装置が流体管に配設された状態を示す正面図である。図2は、図1の断面図である。図3(a)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドを示す一部側断面図であり、(b)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドを示す一部平断面図である。図4は、図2の状態からカメラヘッド及び吸引ヘッドが下降した後、カメラヘッド及び吸引ヘッドが管軸に沿って移動している状態を示す正断面図である。図5は、図4の側断面図である。図6(a)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドが図5の状態に対して一方側の向きに変更した状態を示す平断面図であり、(b)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドが図5の状態に対して他方側の向きに変更した状態を示す平断面図である。以下、図1及び図2の上下左右側を管内作業装置の上下左右側、紙面手前側を管内作業装置の前方側(正面側)、紙面奥側を管内作業装置の後方側(背面側)として説明する。
図1に示されるように、符号1は上水を上流側から下流側に輸送する流体管1を示し、この流体管1の所定箇所を、筐体12が水密に囲繞している。筐体12における連通部12aの上部には、開閉弁30が連結され、この開閉弁30には、管内作業装置3が取付けられている。
図2に示されるように、筐体12に囲繞された流体管1の管頂上部には、後述する内視鏡2のカメラヘッド2a及び吸引装置11の吸引ヘッド19が流体管1の内部に移動するための開口Uが、図示しない穿孔装置により形成され、この開口Uを介して流体管1の内部と連通部12aの内部とが連通している。
管内作業装置3は、流体管1の内部の状況を把握するための内視鏡2と、後述する夾雑物を吸引して外部に送り出す吸引装置11と、内視鏡2を流体管1内部に導入する導入装置4と、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19を収容する収容部15と、から構成されている。
図2及び図3(a)に示されるように、内視鏡2は、流体管1及び収容部5の内部に配置されるカメラヘッド2aと、一端側が該カメラヘッド2aの接続部2eに接続され、他端側が導入装置4の外部まで延びる線状体としてのケーブル2bと、導入装置4の外部に配置され、ケーブル2bの他端に接続されるモニタ2cと、から成る。
カメラヘッド2aは、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19を支持する支持ユニット9を有している。すなわち、カメラヘッド2aと支持ユニット9とが、本発明の作業具を構成している。また、カメラヘッド2aは、不断水状態で流体管の所定箇所を切除等した際生じた切り屑や、経年変化により老朽化した流体管の内周面から剥離したモルタル屑など、流体管内壁に夾雑物として滞留したものを視認する作業部としてのカメラ2dを先端部に内蔵し、ケーブル2bを介して、カメラ2dが視認した映像がモニタ2cに表示されるようになっている。これにより、流体管1の内部における夾雑物の位置を、外部から確認できるようになっている。
図2に示されるように、収容部15は、上接続管21、下接続管22及び蓋板23から構成され、下接続管22は、開閉弁30のフランジ部30bの上方に配設されるとともに、上接続管21は、下接続管22の上方に配設されている。そして、開閉弁30のフランジ部30bと下接続管22の下フランジ22b並びに下接続管22の上フランジ部22aと上接続管21の下フランジ部21bを複数のボルト35及びナット36により固定することで、上接続管21、下接続管22及び開閉弁30の三者が一体的に取付けられる。
図2及び図5に示されるように、上接続管21の周面には、後述する吸引装置11の誘導体14が移動するための複数の貫通孔21c,21c(本実施例では2つ)が穿設されている。
図2に示されるように、蓋板23は、パッキン39を介して複数のボルト40及びナット41により上接続管21の上フランジ部21aに取付けられ、蓋板23の中央部には、上端から下端にかけて貫通する貫通孔23aが形成されている。この貫通孔23aには、中央部に貫通孔37bが形成された環状部材37の下部が、嵌合されており、環状部材37の上端部37aが蓋板23の上面に複数のネジ38,38により取付けられることで、環状部材37が、蓋板23に対して固定されている。
導入装置4は、主に、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19を収容部5と流体管1の内部との間で移動操作する操作部8と、操作部8に取付けられた取付体10と、取付体10に回動可能に取付けられ、カメラヘッド2aを支持するガイド体6と、ガイド体6の回動を補助する補助体7と、から構成されている。また、カメラヘッド2aは、ガイド体6に取付けられた図示しない移動規制部により移動規制されている。
操作部8は、その内部が中空であり、上端及び下端が開口したパイプで構成され、環状部材37の貫通孔37bを介して収容部5内に水密に挿通されている。また、操作部8の内部には、ケーブル2bが挿通されて配設されており、この配設により、カメラヘッド2aが、ケーブル2bの一端側に接続された状態で収容部15に収容されるようになっている。
また、操作部8の上端部にはフランジが形成され、把手部44,44が螺挿されている。また、前記フランジの上面には、固定板45が配設されており、この固定板45は、パッキンを介し前記フランジの上面に当接した状態で、複数のボルト46,46及びナット47,47により、操作部8に対して固定される。尚、固定板45の中央部には、上端から下端にかけて貫通する貫通孔45aを有しており、この貫通孔45aには、筒状の密封リング48が嵌合されている。この密封リング48にケーブル2bが通過して配設されることで、操作部8の外部と操作部8の内部との水密性が確保されるようになっている。
図2及び図3(a)に示されるように、吸引装置11は、主に、一端部14aが後述する支持ユニット9のホース取付部52に接続され、他端部14bが流体管1外部まで延びる線状の内空構造の誘導体14から構成されており、誘導体14は、カメラヘッド2a及びケーブル2bの両側に沿うように2体配置されている(図5参照)。つまり、誘導体14は、互いに異なる2箇所のホース取付部52で各々がカメラヘッド2aに接続された複数体から成っている。
誘導体14は、一端部14aに嵌挿された金属性の筒状部材からなる吸引ヘッド19を有し、吸引ヘッド19の先端部が夾雑物を吸引する第2の作業部としての吸口部19aを構成している。
誘導体14は、ゴム若しくは合成樹脂類の可撓性材質から成り、誘導体14の他端部14b側は、上接続管21の貫通孔21cを貫通している。また、誘導体14の上端には、レバー式のバルブ20が設けられており、吸引ヘッド19が流体管1内部に配置された状態において、このバルブ20のレバーの操作により開状態とすることで、外部と流体管1の内部とが連通し、流体管1内における流体圧により、流体管1内の流体が夾雑物とともに吸口部19aから吸引され、夾雑物が誘導体14を介して外部に送り出されるようになっている。
図3(a)、(b)に示されるように、支持ユニット9は、カメラヘッド2aに固定に取付けられたカメラヘッド取付部51と、カメラヘッド取付部51に接続されるとともに、誘導体14,14の一端部14a,14aに固定に取付けられたホース取付部52,52と、から構成されている。
支持ユニット9について具体的に説明すると、図3(b)に示されるように、カメラヘッド取付部51は、カメラヘッド2aにおける接続部2eと異なるカメラ2d寄りの周面2fに固定に取付けられた金属製の筒状部材であり、図示下側に位置する筒状部51aと、筒状部51aの図示上方向に向かって延出する延出部51b,51bと、筒状部51aの図示左右方向に向かって夫々延出した棒部51c,51cと、を有している。
図3(a)、(b)に示されるように、筒状部51a内にカメラヘッド2aの中央部を挿通して配置した状態で、複数のボルト49,49により互いの延出部51b,51bを近接するように固定することで、カメラヘッド2aはカメラヘッド取付部51に対して固定される。
図3(b)に示されるように、棒部51c,51cの延出した端部には、径方向に膨出する膨出部51d,51dが夫々形成されており、膨出部51d,51dには、雌ネジ孔51eが形成されている。
図3(b)に示されるように、ホース取付部52は、金属製の筒状部材であり、図示下側に位置する筒状部52aと、筒状部52aの図示上部から図示上方向に向かって延出する延出部52b,52bと、を有している。
図3(a)、(b)に示されるように、延出部52bには、棒部51cが挿通する挿通孔52cが形成されている。この挿通孔52cに、一方の延出部52bが膨出部51dに当接するように棒部51cを挿入し、ボルト50をネジ穴51eに螺挿することで、ホース取付部52がカメラヘッド取付部51に対して固定される。また、筒状部52a内に誘導体14の一端部14aを配置した状態で、複数のボルト59,59により互いの延出部52b,52bを近接するように固定することで、誘導体14の一端部14aは、ホース取付部52に対して固定される。
つまり、誘導体14の一端部14aは、カメラヘッド2aの接続部2eと異なる第2の接続部としてのホース取付部52に接続されており、このようにすることで、カメラヘッド2aとホース取付部52とが同期して動くことになり、後述のように、誘導体14の吸口部19aが、カメラヘッド2aのカメラ2dの向きに同期して、常に同じ方向を向くようになっている。
このように、吸引ヘッド19が取付けられた誘導体14が、支持ユニット9を介してカメラヘッド2aに取付けられ、前記したように、カメラヘッド2aは、ガイド体6の移動規制部V(図5参照)により移動規制されるとともに、ガイド体6は、取付体10を介して操作部8に取付けられているため、操作部8の上下移動の操作により、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19が上下に移動可能になっている。また、ケーブル2b及び誘導体14を、管内部に向けて送り出され若しくは管外部に引き戻すことで、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19が、同期して向きを変更できるようになっている。
次に、管内作業装置3における作業工程について説明する。
先ず、図2の状態において、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19を流体管1の内部に導入するために、開閉弁30の弁軸30cの操作により弁体30aを動作させ開閉弁30を開状態とする。次いで、操作部8の移動操作により、収容部5側から流体管1内部に向かって、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19を、ガイド体6及び補助体7とともに下降する。
そして、ガイド体6及び補助体7が流体管1の管底の内壁に当接することで、ガイド体6及び補助体7が互いに離間するように回動していく。そして、ケーブル2bの操作により、ガイド体6の移動規制部V(図5参照)によるカメラヘッド2aの移動規制を解除し、図4及び図5に示されるように、ケーブル2bの操作及び誘導体14の操作により、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19が取付けられた支持ユニット9が管軸に沿って図5の白抜矢印方向に移動してカメラ2dが流体管1の内部の状況を視認する。
図4及び図5の状態において、カメラ2dが流体管1の内部に滞留した夾雑物を視認した場合、バルブ20のレバーの操作により、カメラ2dと同じ方向を向く吸口部19aから夾雑物を吸引する。
また、カメラ2dが視認できる領域は所定の範囲に制限され、図4及び図5に示されるように、カメラ2dが管軸方向に移動するだけでは、カメラ2dは、夾雑物が滞留する流体管1の内壁における底部の略全域に亘って視認できない。同様に、吸口部19aも管軸方向に向けて開口しているため、吸口部19aが管軸方向に移動するだけでは、流体管1の内壁における底部に滞留する夾雑物全てを吸引できない。
このため、カメラ2dが流体管1の底部の略全域に亘って視認し、かつ吸口部19aが流体管1の底部に滞留する夾雑物全てを吸引するために、例えば、図6(a)に示されるように、ケーブル2bの流体管1外部における他端側、及び図示右の誘導体14の他端部14b側を、管内部に向けて(図示白抜矢印参照)送り出すとともに、図示左の誘導体14の他端部14b側を、管外部に向けて(図示黒塗矢印参照)引き戻すことで、カメラヘッド2aの接続部2eとホース取付部52が相対移動し、カメラヘッド2aのカメラ2d及び吸引ヘッド19の吸口部19aが図示左側を向く。つまり、ケーブル2bの操作及び誘導体14,14の操作により、カメラヘッド2aのカメラ2d及び吸引ヘッド19,19の吸口部19a,19aの向きが変更可能となっている。
一方、カメラ2d及び吸口部19aの向きを図示右側に変更するために、図6(b)に示されるように、ケーブル2bの流体管1外部における他端側及び図示左の誘導体14の他端部14b側を、管内部に向けて(図示白抜矢印参照)送り出すとともに、図示右の誘導体14の他端部14b側を、管外部に向けて(図示黒塗矢印参照)引き戻すことで、カメラヘッド2aの接続部2eとホース取付部52が相対移動し、カメラヘッド2a及び吸引ヘッド19に取付けられた支持ユニット9が図示右側を向く。
すなわち、図6(a)、(b)に示されるように、カメラ2d及び吸口部19a,19aを所望に図示左側若しくは右側に向けることで、カメラ2dが流体管1の底部における図示左側若しくは右側を視認できるとともに、流体管1の底部における図示左側若しくは右側に滞留した夾雑物と吸口部19a,19aと距離が短くなることで、吸口部19a,19aが流体管1の底部における図示左側若しくは右側に滞留した夾雑物を吸引することができる。
このように、作業部としてのカメラ2dに加えて、誘導体14において、作業具を構成しているカメラヘッド2aに接続された一端部14a側に、第2の作業部としての吸口部19aが設けられていることで、カメラヘッド2aのカメラ2dに加え、誘導体14に設けた吸口部19aにより、管内で多岐に亘る高度な作業を行うことができる。
特に、本実施例では、上述したように作業部はカメラ2dであり、第2の作業部は吸口部19aであるため、カメラ2dにより管内を所望に振向き滞留した夾雑物を視認するとともに、両作業部の他方である吸口部19aにより視認した夾雑物を直ぐに吸引することができ、管内に滞留した夾雑物の吸引作業が高効率に行える。尚、本実施例とは逆に、作業部として吸口部を配設するとともに、第2の作業部としてカメラを配設するようにしてもよい。
また、誘導体14,14は、互いに異なるホース取付部52,52で各々がカメラヘッド2aに接続された複数体から成るため、複数体の誘導体14,14をそれぞれ管内部に向けて送り出し若しくは管外部に引き戻すことで、異なるホース取付部52,52を相対移動させ、カメラヘッド2aのカメラ2dの向きをより自在に変更することができる。
以上、説明したように、実施例1の管内作業装置3において、カメラヘッド2aの接続部2eに接続されたケーブル2bの他端側、及びカメラヘッド2aのホース取付部52に接続された誘導体14の他端部14b側を、それぞれ管内部に向けて送り出し若しくは管外部に引き戻すことで、カメラヘッド2aの接続部2eとホース取付部52とを相対移動させ、カメラヘッド2aのカメラ2dの向きを変更することができ、カメラ2dを用いた管内部に滞留した夾雑物の視認作業が行い易い。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
前記実施例では、流体管1は、その内部を流れる流体が上水である水輸送管として構成されているが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管にも適用可能である。
また、前記実施例では、誘導体14の一端部14a側が別部材である支持ユニット9を介してカメラヘッド2aに接続され、支持ユニット9のホース取付部52が第2の接続部として構成されているが、誘導体の一端側が別部材を介してカメラヘッドに接続されるものに限定されるものではなく、例えば、第2の接続部が、接続部と異なるカメラヘッド自体の所定箇所に構成されており、誘導体の一端側が該第2の接続部に直接に接続されているものであってもよい。
また、前記実施例では、誘導体14,14は、互いに異なるホース取付部52,52で各々がカメラヘッド2aに接続された2つから成っているが、誘導体は2つから成るものに限定されるものではく、例えば、1つの誘導体がカメラヘッドに接続されたものや、3つ以上の誘導体がカメラヘッドに接続されたものであってもよい。
また、前記実施例では、作業部は、流体管1の内部の状況を視認するカメラ2dで構成され、第2の作業部は、夾雑物を吸引する吸口部19aで構成されているが、作業部及び第2の作業部は所定の作業を行うものであれば、作業部及び第2の作業部は、カメラや吸口部で構成されているものに限定されるものでなく、例えば、作業部がカメラであるとともに、第2の作業部は、流体管に付着した錆を取るための錆取部であり、この錆取部を有した錆取具が、作業具として構成されたものであってもよい。
また、前記実施例では、第2の作業部は夾雑物を吸引する吸口部19aで構成されているが、誘導体に所定の作業を行う第2の作業部が設けられるものに限定されるものではなく、例えば、誘導体は、誘導体の他端側を、それぞれ管内部に向けて送り出し若しくは管外部に引き戻しのみを行う紐部材で構成されたものであってもよい。また、この場合、カメラヘッドが作業具を構成するものに限定されるものではなく、例えば、作業具が、夾雑物を吸引するための吸口部を備えた吸引ヘッドであってもよい。
本発明の実施例における管内作業装置が流体管に配設された状態を示す正面図である。 図1の断面図である。 (a)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドを示す一部側断面図であり、(b)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドを示す一部平断面図である。 図2の状態からカメラヘッド及び吸引ヘッドが下降した後、カメラヘッド及び吸引ヘッドが管軸に沿って移動している状態を示す正断面図である。 図4の側断面図である。 (a)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドが図5の状態に対して一方側の向きに変更した状態を示す平断面図であり、(b)は、カメラヘッド及び吸引ヘッドが図5の状態に対して他方側の向きに変更した状態を示す平断面図である。
符号の説明
1 流体管
2a カメラヘッド(作業具)
2b ケーブル(線状体)
2d カメラ(作業部)
2e 接続部
3 管内作業装置
9 支持ユニット(作業具)
14 誘導体
19a 吸口部(第2の作業部)
52 ホース取付部(第2の接続部)

Claims (3)

  1. 流体管内部に配置され、所定の作業を行う作業部を少なくとも備えた作業具と、
    一端側が前記作業具の所定の接続部に接続され、他端側が流体管外部まで延びる線状体と、
    一端側が前記作業具の前記接続部と異なる第2の接続部に接続され、他端側が流体管外部まで延びる線状の内空構造の誘導体と、
    前記誘導体の一端側が誘導体取付部に接続され、前記誘導体取付部が前記作業具の取付部に棒部を介して固定されて構成され、前記線状体の他端側及び前記誘導体の他端側を、それぞれ管内部に向けて送り出し若しくは管外部に引き戻すことで、前記作業具の接続部と前記第2の接続部とを相対移動させ、前記作業具の作業部の向きを変更可能とし、前記流体管内部の夾雑物が前記誘導体の内空構造を介して管外部に送り出すようになっていることを特徴とする管内作業装置。
  2. 前記誘導体は、互いに異なる第2の接続部で各々が前記作業具に接続された複数体から成ることを特徴とする請求項1に記載の管内作業装置。
  3. 前記作業部または前記第2の作業部の何れか一方は、管内に滞留した夾雑物を視認するカメラであり、前記両作業部の他方は、前記夾雑物を吸引する吸口部であることを特徴とする請求項に記載の管内作業装置。
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