以下、本発明によるギフト贈呈サーバについて、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1によるギフト贈呈サーバについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態によるギフト贈呈サーバは、カタログチョイス式のギフトに関して、贈り先でのギフトの選択が終了した後に、贈り主に対する課金の処理を行うものである。
図1は、本実施の形態によるギフト贈呈システムの構成を示す図である。図1において、本実施の形態によるギフト贈呈システムは、ギフト贈呈サーバ1と、贈り主端末2と、贈り先端末3とを備える。ギフト贈呈サーバ1、贈り主端末2、贈り先端末3は、有線または無線の通信回線500で互いに接続されている。通信回線500は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網等である。
ギフト贈呈サーバ1は、ギフトの贈り主が、贈り先にギフトを贈る際の処理を行うサーバである。ここで、贈り主とは、厳密には贈り主である者であり、贈り先とは、厳密には贈り先の者であるが、単に贈り主、贈り先と表現することにする。このギフト贈呈サーバ1の構成及び動作の詳細については後述する。贈り主端末2は、ギフトの贈り主が操作する端末装置である。贈り先端末3は、ギフトの贈り先が操作する端末装置である。贈り主端末2、贈り先端末3はそれぞれ、例えば、パーソナルコンピュータや、PDA(Personal Digital Assistant)、データ通信可能な携帯電話等であってもよい。
図2は、本実施の形態によるギフト贈呈サーバ1の構成を示すブロック図である。本実施の形態によるギフト贈呈サーバ1は、要求情報受信部11と、ギフト情報記憶部12と、ギフト一覧送信部13と、ギフト選択受信部14と、ギフト対応情報蓄積部15と、カタログ情報作成部16と、カタログ要求情報受信部17と、カタログ情報送信部18と、カタログギフト選択情報受信部19と、ギフト発送部20と、課金部21と、贈り先選択情報送信部22とを備える。
要求情報受信部11は、ギフトの一覧の送信を要求する情報である要求情報を受信する。要求情報には、例えば、ギフトの一覧の送信を要求する贈り主の端末装置である贈り主端末2を識別可能な情報、例えば、その贈り主端末2のアドレス等が含まれていてもよく、あるいは、贈り主を識別する情報(例えば、ユーザID等)が含まれていてもよい。なお、要求情報には、要求(指示や命令)が含まれておらず、例えば、贈り主端末2のアドレス等が要求情報に含まれていることによって、ギフト贈呈サーバ1において要求情報であると判断されてもよい。
なお、要求情報受信部11は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、要求情報受信部11は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
ギフト情報記憶部12では、2以上のギフト情報が記憶される。ここで、ギフト情報は、ギフトを識別する情報であるギフト識別情報と、そのギフト識別情報で識別されるギフトに関する説明の情報であるギフト説明情報と、そのギフト識別情報で識別されるギフトの金額と、その金額の課金方法とを少なくとも対応付けて有する情報である。ギフト識別情報は、ギフトを識別する情報であり、例えば、ギフトに対応付けられた記号や文字列等であってもよく、あるいは、ギフトの名称等であってもよい。このギフト識別情報は、処理の途中で変更されてもよい。例えば、ギフト情報記憶部12で記憶されているギフト情報に含まれるギフト識別情報が単なる記号「G001」であり、贈り主端末2に送信されるギフト識別情報は、その記号としてのギフト識別情報と一対一に対応しているギフトの名称「ヨガ1日レッスン」であってもよい。このことは、他の識別情報についても同様である。ギフト説明情報は、ギフトに関する説明の情報であり、例えば、ギフトの解説であってもよく、ギフトに含まれる商品等の個数や重量、仕様等を示す情報を含んでいてもよく、ギフトの画像を含んでいてもよい。贈り主や、贈り先は、ギフトを選択する際に、このギフト説明情報を参考にすることができうる。ギフトの金額は、例えば、「5000円」「10000円」などの情報である。課金方法は、贈り主に課金を行う方法を示すものであり、例えば、クレジットカードを用いた課金や、銀行振込による課金、口座引き落としによる課金、払込票や郵便振替等を用いたコンビニエンスストアや銀行、郵便局での支払、ペイジー(登録商標)を用いた支払、代金引換による支払等がある。また、ギフトは、贈呈の対象となるものであり、例えば、商品であってもよく、サービスであってもよく、コンテンツであってもよい。商品としては、例えば、テレビや自転車、デジタルカメラ等がある。サービスとしては、例えば、旅行や宿泊、スポーツ等のレッスン、食事等がある。コンテンツとしては、例えば、映画等の映像情報や、音楽等の音声情報等がある。なお、ギフト情報において、それら以外の情報が対応付けられていてもよい。例えば、ギフト情報において、ギフトのジャンルを示す情報や、その他のギフトの属性を示す情報が、ギフト識別情報等に対応付けられていてもよい。
ギフト情報記憶部12に2以上のギフト情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して2以上のギフト情報がギフト情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された2以上のギフト情報がギフト情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された2以上のギフト情報がギフト情報記憶部12で記憶されるようになってもよい。ギフト情報記憶部12での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。ギフト情報記憶部12は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
ここで、第一の情報と、第二の情報とを対応付けるとは、一方の情報から、他方の情報を取得することができればよいという意味である。したがって、両情報は直接対応付けられていてもよく、直接対応付けられていなくてもよい。後者の場合には、例えば、第一の情報に、第三の情報が対応しており、その第三の情報に第二の情報が対応していてもよい。このことは、ギフト情報についても、その他の情報についても同様である。
ギフト一覧送信部13は、要求情報受信部11による要求情報の受信に応じて、ギフト情報記憶部12で記憶されている2以上のギフト情報に含まれる2以上のギフト識別情報を少なくとも送信する。ギフト一覧送信部13が贈り主端末2に送信する2以上のギフト識別情報は、ギフト情報記憶部12で記憶されているすべてのギフト識別情報であってもよく、一部のギフト識別情報であってもよい。後者の場合としては、例えば、要求情報に所定の条件(例えば、金額が1万円以下という条件や、ギフトのジャンルに関する条件等)が含まれており、その条件に応じたギフトのギフト識別情報等をギフト一覧送信部13が送信する場合などがある。また、ギフト一覧送信部13は、2以上のギフト識別情報をそのまま送信してもよく、それらを用いて2以上のギフト識別情報の一覧の情報を作成し、その一覧の情報を送信してもよい。その一覧の情報は、例えば、スプレッドシートのソフトウェアで作成された表形式のデータであってもよく、ギフトの一覧を表示可能なHTMLやXML等のマークアップ言語で記述されたデータであってもよく、その他のデータであってもよい。ギフト情報記憶部12において、その一覧の情報と同様の形式でギフト情報が記憶されている場合には、ギフト一覧送信部13は、ギフト情報そのものを送信してもよい。また、ギフト一覧送信部13の送信対象は、ギフト識別情報に限定されるものではなく、ギフト説明情報や、ギフトの金額、課金方法等が含まれていてもよい。ギフト一覧送信部13は、ギフト識別情報等の送信対象の情報を、贈り主の端末装置である贈り主端末2に送信する。贈り主の端末装置に送信するとは、結果として、送信対象の情報の送信先である端末装置が贈り主端末2になると言う程度の意味である。ギフト一覧送信部13は、2以上のギフト識別情報等を、例えば、電子メールで送信してもよく、TCP/IP等のIP通信で送信してもよい。このことは、他の情報の送信についても同様であるとする。贈り主は、このギフト一覧送信部13が送信した2以上のギフト識別情報等に基づいて、贈り先に贈る2以上のギフトを選択することになる。
なお、ギフト一覧送信部13は、2以上のギフト識別情報等を贈り主端末2に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、ギフト一覧送信部13は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、ギフト一覧送信部13は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
ギフト選択受信部14は、ギフト一覧送信部13による2以上のギフト識別情報の送信に応じて、選択された2以上のギフトをそれぞれ識別する2以上のギフト識別情報と、贈り主を識別する情報である贈り主識別情報と、贈り先を識別する情報である贈り先識別情報とを受信する。このギフト選択受信部14が受信した2以上のギフト識別情報によって、贈り主によって選択された2以上のギフトについて知ることができる。なお、ギフト選択受信部14が2以上のギフト識別情報を受信することには、結果として選択されたギフト識別情報を特定できる情報を受信することを含むものとする。例えば、ギフト選択受信部14は、ギフト識別情報に一意に対応した識別情報を受信してもよい。他の識別情報の受信についても同様であるとする。また、このギフト選択受信部14が受信した贈り主識別情報によって、贈り主が誰であるのかを知ることができる。また、このギフト選択受信部14が受信した贈り先識別情報によって、贈り先が誰であるのかを知ることができる。ギフト選択受信部14が受信する2以上のギフト識別情報は、ギフト一覧送信部13が送信した2以上のギフト識別情報に含まれる範囲のものである。また、ギフト選択受信部14は、2以上のギフト識別情報と、贈り主識別情報と、贈り先識別情報とを一括して受信してもよく、あるいは、別々に受信してもよい。例えば、ギフト選択受信部14は、贈り主のログイン時に贈り主識別情報を受信し、その後に2以上のギフト識別情報を受信し、その後に、贈り先識別情報を受信してもよい。このように、ギフト選択受信部14がギフト識別情報や贈り主識別情報等を別々に受信する場合であっても、それらが対応しているものであることが分かるように受信することが好適である。例えば、ギフト選択受信部14が一のセッションで別々に受信したギフト識別情報や贈り主識別情報等が、ひとまとまりのギフト識別情報等として取り扱われてもよい。贈り主識別情報や、贈り先識別情報は、贈り主や贈り先を識別できる情報であれば、その内容を問わない。例えば、氏名であってもよく、電子メールアドレスやその他のアドレスであってもよく、電話番号であってもよく、ユーザID等であってもよい。
なお、ギフト選択受信部14は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、ギフト選択受信部14は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
ギフト対応情報蓄積部15は、ギフト対応情報を記録媒体に蓄積する。この記録媒体は、例えば、半導体メモリや、光ディスク、磁気ディスク等であり、ギフト対応情報蓄積部15が有していてもよく、あるいはギフト対応情報蓄積部15の外部に存在してもよい。また、この記録媒体は、ギフト対応情報を一時的に記憶するものであってもよく、そうでなくてもよい。ギフト対応情報は、ギフト選択受信部14が受信した贈り主識別情報と、贈り先識別情報と、2以上のギフト識別情報と、その2以上のギフト識別情報で識別される2以上のギフトに対する選択の期限である選択期限とを対応付けて有する情報である。一のギフト対応情報に含まれる贈り主識別情報と、贈り先識別情報と、複数のギフト識別情報とは、ギフト選択受信部14が受信したひとまとまりのギフト識別情報等である。ここで、選択期限とは、厳密には選択期限情報とするべきであるが、単に選択期限と表現することにする。選択期限は、選択可能な期間の終期が分かる情報であれば、その内容を問わない。例えば、その終期の時点を示す情報(例えば、終期を示す年月日や日時)であってもよく、ある時点と、その時点から終期までの期間とを示す情報(例えば、年月日や日時と、その年月日や日時から終期までの期間)であってもよい。ギフト対応情報蓄積部15は、ギフト対応情報を蓄積する際に、その時点の年月日等を用いて、選択期限を生成し、その生成した選択期限を含むギフト対応情報を記録媒体に蓄積してもよい。例えば、蓄積時の年月日等から所定の期間が経過した時点が選択期限となるように決められている場合には、ギフト対応情報蓄積部15は、図示しないカレンダー部や時計部などから、その蓄積時の年月日や日時等を取得し、その年月日や日時等に所定の期間を加算した時点である選択期限を生成し、その生成した選択期限を含むギフト対応情報を蓄積してもよい。
カタログ情報作成部16は、ギフト対応情報に含まれる2以上のギフト識別情報と、その2以上のギフト識別情報にそれぞれ対応するギフト説明情報とを少なくも含む情報であるカタログ情報を作成する。ギフト対応情報に含まれる2以上のギフト識別情報は、結果としてギフト対応情報に含まれることになる2以上のギフト識別情報の意味であり、ギフト対応情報から読み出した2以上のギフト識別情報であってもよく、あるいは、ギフト選択受信部14から受け取った2以上のギフト識別情報であってもよい(この場合であっても、結果として、そのギフト識別情報はギフト対応情報に含まれるものとなる)。また、ギフト識別情報に対応するギフト説明情報とは、ギフト情報において、ギフト識別情報に対応しているギフト説明情報のことである。贈り先は、このカタログ情報に基づいて、所望の一のギフトを選択することになる。カタログ情報は、例えば、ギフト識別情報等を含む表形式のデータであってもよく、カタログ情報を表示可能なマークアップ言語によって記述されたデータであってもよく、その他のデータであってもよい。ギフト情報記憶部12において、カタログ情報と同様の形式でギフト情報が記憶されている場合には、カタログ情報作成部16は、ギフト情報記憶部12から取得した情報をそのままカタログ情報としてもよい。なお、カタログ情報作成部16は、一のギフト対応情報に対して1回、カタログ情報を作成すればよい。その作成のタイミングは問わない。例えば、新たなカタログ対応情報が蓄積されたタイミングで、カタログ情報が作成されてもよく、あるいは、あらかじめ決められた期間ごと(例えば、毎日午前2時ごとなど)に、カタログ情報が作成されてもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。カタログ情報は、ギフト識別情報や、ギフト説明情報以外の情報、例えば、選択期限などを含んでもよいが、金額を含まないことが好適である。ギフトのカタログに金額を含めるのは不適切だからである。また、カタログ情報作成部16によって作成されたカタログ情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されてもよい。
カタログ要求情報受信部17は、カタログ情報の送信を要求する情報であるカタログ要求情報を受信する。カタログ要求情報には、送信対象となるカタログ情報を識別する情報が含まれていることが好適である。なお、カタログ要求情報には、要求(指示や命令)が含まれておらず、例えば、カタログを識別する情報等がカタログ要求情報に含まれていることによって、ギフト贈呈サーバ1においてカタログ要求情報であると判断されてもよい。
なお、カタログ要求情報受信部17は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、カタログ要求情報受信部17は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
カタログ情報送信部18は、カタログ情報作成部16が作成したカタログ情報を、そのカタログ情報に対応する贈り先識別情報に対応する贈り先の端末装置である贈り先端末3に送信する。本実施の形態では、カタログ情報送信部18が、カタログ要求情報受信部17が受信した際に、そのカタログ要求情報の送信元を送信先としてカタログ情報を送信する場合について説明する。なお、カタログ要求情報にカタログ情報を識別する情報が含まれる場合には、カタログ情報送信部18は、その情報によって識別されるカタログ情報を送信するものとする。
なお、本実施の形態では、カタログ情報送信部18は、まず、カタログ情報作成部16が作成したカタログ情報に対応する贈り先識別情報に対応する贈り先端末3に、カタログ情報を送信するためのURLを含む電子メールを送信するものとする。そして、贈り先端末3から、そのURLに対するアクセスであるカタログ要求情報がカタログ要求情報受信部17で受信された場合に、カタログ情報送信部18が、そのURLに対応するカタログ情報を送信するものとする。なお、カタログ情報に対応する贈り先識別情報とは、カタログ情報を作成する際に用いられたギフト対応情報に含まれる贈り先識別情報のことである。贈り先識別情報に対応する贈り先の端末装置に情報を送信するとは、贈り先識別情報が贈り先の端末装置のアドレス(例えば、電子メールアドレス)等を示す場合には、そのアドレスを送信先として情報を送信することであってもよく、贈り先識別情報と、アドレスとを対応付ける情報が別途、存在する場合には、その贈り先識別情報に対応付けられているアドレスを送信先として情報を送信することであってもよい。
なお、カタログ情報送信部18は、カタログ情報を贈り先端末3に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、カタログ情報送信部18は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、カタログ情報送信部18は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
カタログギフト選択情報受信部19は、カタログ情報の送信に応じて、選択されたギフトに対応するギフト識別情報を含む情報であるカタログギフト選択情報を受信する。このカタログギフト選択情報によって、贈り先によって選択された一のギフトについて知ることができる。なお、カタログ情報が送信されてから、カタログギフト選択情報が受信されるまでの期間は、例えば、1分程度のようにほとんど間がなくてもよく、あるいは、数時間や数日のようにそれなりの時間間隔であってもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。また、カタログギフト選択情報受信部19は、選択されたギフト識別情報を含むカタログギフト選択情報以外に、そのギフト識別情報で識別されるギフトを贈った贈り主を特定できる情報と、そのギフトを選択した贈り先を特定できる情報とを受信する、あるいは、受け付けることが好適である。贈り主を特定できる情報は、その情報によって特定される贈り主に対して課金を行うために用いられてもよい。また、贈り先を特定できる情報は、その情報によって特定される贈り先にギフトを発送したり、贈り主がギフトを贈呈した贈り先によるギフトの選択であるかどうかを判断したりするために用いられてもよい。例えば、贈り主や贈り先を特定できる情報として、カタログ情報を特定できる情報が受信されてもよい。カタログ情報を特定することができれば、そのカタログ情報に対応する贈り主と贈り先とを特定することも可能だからである。
また、カタログギフト選択情報受信部19は、送信されたカタログ情報に対応する選択期限が到来している場合には、そのカタログ情報の送信に応じたカタログギフト選択情報を受信しなくてもよい。送信されたカタログ情報に対応する選択期限とは、送信されたカタログ情報を作成する際に用いられたギフト対応情報に含まれる選択期限のことである。選択期限が到来しているとは、その判断の時点の年月日や日時が、選択期限の示す期限の終期を超えていることである。選択期限が到来しているかどうかの判断は、例えば、図示しないカレンダー部や時計部から取得された現在の年月日や日時と、選択期限の示す期限の終期とを比較することによって行われてもよい。また、結果として、選択期限の到来しているカタログ情報に対応するカタログギフト選択情報を受信しないのであれば、その方法は問わない。例えば、選択期限の到来しているカタログ情報を、カタログ情報送信部18が送信しないことによって、結果として、カタログギフト選択情報受信部19が、期限の到来したカタログ情報の送信に応じたカタログギフト選択情報を受信しなくてもよい。また、例えば、期限の到来したカタログ情報の送信に応じたカタログギフト選択情報については、カタログギフト選択情報受信部19が受信したとしても、その受信の後に、その受信を拒否する(例えば、受信したカタログギフト選択情報を破棄するなど)ことによって、結果として、カタログギフト選択情報受信部19が、期限の到来したカタログ情報の送信に応じたカタログギフト選択情報を受信しなくてもよい。
また、カタログギフト選択情報受信部19は、ギフトを選択しない旨のカタログギフト選択情報を受信してもよい。例えば、贈り先の気に入るギフトがなかった場合などに、贈り先端末3から、ギフトを選択しない旨のカタログギフト選択情報が送信され、それをカタログギフト選択情報受信部19が受信してもよい。
なお、カタログギフト選択情報受信部19は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、カタログギフト選択情報受信部19は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
ギフト発送部20は、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報で識別されるギフトを、そのギフトを選択した贈り先に発送するための処理を行う。なお、ギフトを選択した贈り先とは、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に対応するカタログ情報を作成する際に用いられたギフト対応情報に含まれる贈り先識別情報で識別される贈り先である。また、この発送の処理は、結果として、カタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報で識別されるギフトが、そのギフトを選択した贈り先に発送されるようになるのであれば、その内容を問わない。具体的には、次に説明するようなものがありうる。
ギフト発送部20は、カタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報と、そのギフト識別情報で識別されるギフトを選択した贈り先を識別する贈り先識別情報とを対応付けて出力してもよい。その出力対象の情報に、贈り先の住所や氏名等が含まれていてもよい。また、その出力自体が、発送を依頼する処理であってもよく、その出力されたギフト識別情報等を用いることによって、例えば、そのギフト識別情報で識別されるギフトの発送処理や、そのギフトの発送を販売元に依頼するための処理(例えば、販売元に電話する処理や、発送依頼票を郵送したり、FAX送信したりする処理など)が行われてもよい。その出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、通信回線を介した送信(例えば、電子メールの送信など)でもよく、プリンタによる印刷でもよく、記録媒体への蓄積(記録媒体への一時的な蓄積であってもよい)でもよい。なお、出力が送信である場合には、ギフト識別情報と、そのギフト識別情報の発送に関する処理を行う際の送信先のアドレスとを対応付ける情報を用いて、その送信先のアドレスが取得されてもよい。また、出力が記録媒体への蓄積である場合には、その蓄積された情報を用いて、表示や印刷等が行われてもよい。また、選択されたギフトがサービスやコンテンツのギフトである場合には、ギフト発送部20は、その選択されたギフトのサービスやコンテンツを受け取る際に用いられるクーポンや引換証などのギフト受取情報(例えば、2次元バーコードや引換番号であってもよい)を、贈り先端末3に送信してもよい。これらの発送の処理は、すでに公知であり、その詳細な説明を省略する。また、ギフト発送部20は、その出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、ギフト発送部20は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
また、ギフトを選択しない旨のカタログギフト選択情報をカタログギフト選択情報受信部19が受信した場合には、ギフト発送部20は、そのカタログギフト選択情報の受信に応じたギフトの発送の処理を行わなくてもよい。
課金部21は、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報に対応する金額に応じた課金の処理を、そのギフト識別情報で識別されるギフトの贈り主に対して行う。また、課金部21は、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報に対応する金額に応じた課金の処理を、そのギフト識別情報に対応する課金方法に応じて行ってもよい。なお、ギフト識別情報で識別されるギフトの贈り主とは、そのギフト識別情報の含まれていたカタログギフト選択情報に対応するカタログ情報を作成する際に用いられたギフト対応情報に含まれる贈り主識別情報で識別される贈り先である。また、この課金の処理は、結果として、カタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報で識別されるギフトに対応する課金が贈り主に対して行われるようになるのであれば、その内容を問わない。具体的には、次に説明するようなものがありうる。
課金部21は、カタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報に、ギフト情報によって対応付けられる金額と、そのギフト識別情報で識別されるギフトの贈り主を識別する贈り主識別情報とを対応付けて出力してもよい。また、その出力自体が、課金の処理であってもよく、その出力された金額等を用いることによって、例えば、その金額を贈り主に請求する処理(例えば、請求書を郵送したり、FAX送信したりする処理など)が行われてもよい。その出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、通信回線を介した送信(例えば、請求書の電子メールによる送信などでもよい)でもよく、プリンタによる印刷(例えば、払込票や請求書等の印刷でもよい)でもよく、記録媒体への蓄積(記録媒体への一時的な蓄積であってもよい)でもよい。なお、出力が送信である場合には、贈り主識別情報と、その贈り主識別情報に対応するアドレスとを対応付ける情報を用いて、その贈り主識別情報のアドレスが取得されてもよい。また、出力が記録媒体への蓄積である場合には、その蓄積された情報を用いて、表示や印刷、クレジットカードへの課金、口座引き落としの処理等が行われてもよい。また、出力対象の情報に、適宜、課金に必要な情報が含まれてもよい。例えば、振込先の口座の情報や、払込の口座の情報、クレジットカードの情報を記入する欄などの情報、口座引き落としの口座を特定する情報などが出力対象の情報に含まれてもよい。
また、クレジットカードによる課金を行う場合には、まず、課金する金額や、贈り主識別情報などに対応した支払番号を発行し、その発行した支払番号を贈り主に電子メール等で送信する。次に、贈り主が、クレジットカードを用いた支払を行うサイトにアクセスして、贈り主識別情報や受け取った支払番号などを入力し、その後に、クレジットカードの情報を入力することによって、課金される金額に応じた支払を行うようにしてもよい。また、クレジットカードによる課金を行う場合には、あらかじめ贈り主のクレジットカード情報をギフト贈呈サーバ1において保持しておき、課金部21は、課金の金額と、その金額を支払う贈り主を識別する贈り主識別情報とが決まった後に、その贈り主識別情報で識別される贈り主に対応するクレジットカード情報を用いて、その課金の金額に対応する課金の処理を行ってもよい。
これらの課金の処理は、すでに公知であり、その詳細な説明を省略する。また、課金部21は、前述の出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、課金部21は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
また、ギフトを選択しない旨のカタログギフト選択情報をカタログギフト選択情報受信部19が受信した場合には、課金部21は、そのカタログギフト選択情報の受信に応じた課金の処理を行わなくてもよい。
贈り先選択情報送信部22は、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報を少なくとも含む情報である贈り先選択情報を、そのギフト識別情報で識別されるギフトの贈り主の端末装置に送信する。贈り主は、この贈り先選択情報によって、カタログ情報で示されるギフトから贈り先がどのギフトを選択したのかについて知ることができる。この贈り先選択情報には、その贈り先選択情報に含まれるギフト識別情報にギフト情報によって対応付けられている金額がふくまれていてもよい。贈り主は、その金額によって、贈り先が選択したギフトの金額を知ることができる。ギフト識別情報で識別されるギフトの贈り主とは、そのギフト識別情報の含まれていたカタログギフト選択情報に対応するカタログ情報を作成する際に用いられたギフト対応情報に含まれる贈り主識別情報で識別される贈り先である。
なお、贈り先選択情報送信部22は、贈り先選択情報を贈り主端末2に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、贈り先選択情報送信部22は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、贈り先選択情報送信部22は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、ギフト情報記憶部12と、ギフト対応情報蓄積部15がギフト対応情報を蓄積する記録媒体とは、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、例えば、ギフト情報を記憶している領域がギフト情報記憶部12となり、ギフト対応情報を記憶している領域がギフト対応情報蓄積部15がギフト対応情報を蓄積する記録媒体となる。
ここで、選択されたギフトのサービスやコンテンツ、商品などを受け取る際に、クーポンや引換証などのギフト受取情報が用いられる場合における、ギフトの受け取り方法について説明する。例えば、ギフト受取情報が2次元バーコードである場合には、その2次元バーコードを受信した贈り先端末3において、あるいは、その贈り先端末3から2次元バーコードの転送された端末装置において、その2次元バーコードを表示する。そして、贈り先のユーザが、その2次元バーコードを提示することによって、ギフトとしての商品やサービス等を受け取ることができる。
また、例えば、ギフト受取情報が電子的な認証コードである場合には、その認証コードを受信した贈り先端末3、あるいは、その贈り先端末3から認証コードの転送された端末装置は、ギフトとしての商品やサービス等の提供を行う店等の端末装置と近距離無線通信等によって通信して、その認証コードを店等の端末装置に送信する。そして、その店等の端末装置において認証処理が行われ、正当であると判断されたときに、贈り先のユーザは、商品やサービス等の提供を受けることができる。なお、近距離無線通信等としては、例えば、RFID(ICタグ)を用いた通信であってもよく、Bluetooth(登録商標)を用いて通信であってもよく、その他の通信であってもよい。
また、例えば、ギフト受取情報が所定の文字列や図形等である場合には、贈り先のユーザは、そのギフト受取情報をプリントアウトして、そのプリントアウトしたものを提示することによって、ギフトとしての商品やサービス等を受け取ることができる。
また、例えば、ギフト受取情報が所定の認証サーバへのアクセスコードである場合には、そのギフト受取情報を受信した贈り先端末3、あるいは、その贈り先端末3からギフト受取情報の転送された端末装置は、そのアクセスコードを用いて所定の認証サーバにアクセスする。そして、その認証サーバで正当であると認証された場合に、ギフトとしての商品やサービス等を提供する店等の端末装置にその認証結果が送信され、その店等において、ギフトとしての商品やサービス等が贈り先のユーザに提供される。なお、これら以外の方法によって、ギフト受取情報を用いたギフトの受け取りが行われてもよい。
次に、本実施の形態によるギフト贈呈サーバ1の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)要求情報受信部11は、要求情報を受信したかどうか判断する。そして、要求情報を受信した場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS107に進む。
(ステップS102)ギフト一覧送信部13は、ギフト情報記憶部12からギフト識別情報等を取得し、その取得したギフト識別情報等を要求情報の送信元に送信する。
(ステップS103)ギフト選択受信部14は、ギフト識別情報と、贈り主識別情報と、贈り先識別情報とを受信したかどうか判断する。そして、それらの情報を受信した場合には、ステップS104に進み、そうでない場合には、それらの情報を受信するまでステップS103の処理を繰り返す。なお、ギフト一覧送信部13がギフト識別情報等を送信してから所定の時間が経過してもギフト識別情報等を受信しない場合には、ギフト選択受信部14は、タイムアウトであると判断してステップS101に戻ってもよい。
(ステップS104)ギフト対応情報蓄積部15は、ギフト選択受信部14が受信したギフト識別情報等と、選択期限とを対応付けて有するギフト対応情報を蓄積する。
(ステップS105)カタログ情報作成部16は、ギフト対応情報蓄積部15が最後に蓄積したギフト対応情報に対応するカタログ情報を作成する。そのカタログ情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されてもよい。
(ステップS106)カタログ情報送信部18は、そのカタログ情報にアクセスするためのURLを、贈り先に対応する送信先に送信する。なお、その送信されるURLと、そのURLに対応するカタログ情報とが、ギフト贈呈サーバ1において対応付けられて保持されているものとする。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS107)カタログ要求情報受信部17は、カタログ要求情報を受信したかどうか判断する。そして、カタログ要求情報を受信した場合には、ステップS108に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。なお、本実施の形態では、このカタログ要求情報の受信は、ステップS106で送信されたURLへのアクセスとして行われる。
(ステップS108)カタログ情報送信部18は、受信されたカタログ要求情報によって要求されるカタログ情報に対応する選択期限がすでに到来しているかどうか判断する。そして、選択期限がすでに到来している場合には、ステップS101に戻り、到来していない場合には、ステップS109に進む。
(ステップS109)カタログ情報送信部18は、カタログ要求情報の送信元に対して、カタログ要求情報のアクセスが行われたURLに対応するカタログ情報を送信する。
(ステップS110)カタログギフト選択情報受信部19は、カタログギフト選択情報を受信したかどうか判断する。そして、カタログギフト選択情報を受信した場合には、ステップS111に進み、そうでない場合には、受信するまでステップS110の処理を繰り返す。なお、カタログ情報が送信されてから所定の時間が経過してもカタログギフト選択情報を受信したい場合には、カタログギフト選択情報受信部19は、タイムアウトであると判断してステップS101に戻ってもよい。
(ステップS111)ギフト発送部20は、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に応じたギフトの発送の処理を行う。このギフトの発送の処理は、前述のように、贈り先識別情報と、発送するギフトを識別するギフト識別情報とを出力することであってもよい。
(ステップS112)課金部21は、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に応じた課金の処理を行う。この課金の処理は、前述のように、贈り主識別情報と、課金の金額とを出力することであってもよい。
(ステップS113)贈り先選択情報送信部22は、カタログギフト選択情報受信部19が受信したカタログギフト選択情報に応じた贈り先選択情報を送信する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図3のフローチャートでは、まず、カタログ情報に対応するURLを贈り先に送信し、そのURLによるアクセス(カタログ要求情報の送信)が行われた場合に、そのURLに対応するカタログ情報を送信する場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、カタログ情報を作成した後に、そのカタログ情報そのものを贈り先に送信するようにしてもよい。また、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態によるギフト贈呈サーバ1の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、ギフト情報記憶部12では、図4,図5で示される2個のギフト情報が記憶されているものとする。なお、この具体例では、ギフト情報が2個の情報に分かれていることになる。図4のギフト情報において、ギフトの名称を示すギフト識別情報と、ギフト説明情報と、金額と、ギフトの販売を行う販売会社とが対応付けられている。販売会社は、ギフト識別情報で識別されるギフトを販売する会社を識別する情報である。また、図5のギフト情報において、販売会社と、その販売会社の課金方法と、その販売会社の電子メールアドレスと、その販売会社の課金情報とが対応付けられている。課金方法は、課金の方法を識別する情報である。例えば、「クレジットカード」は、クレジットカードを用いた課金を行うことを示している。電子メールアドレスは、販売会社に情報を電子メールで送信する際に用いられるアドレスである。課金情報は、課金の際に必要となる口座の情報などである。図4,図5のギフト情報によって、販売会社を介して、ギフト識別情報等と、課金方法とが対応付けられていることになる。例えば、図4の1番目のレコードに対応する課金方法は、「クレジットカード」となる。
また、この具体例では、ギフト贈呈サーバ1の図示しない記録媒体において、図6で示される贈り主情報が記憶されているものとする。図6の贈り主情報では、贈り主識別情報と、贈り主の氏名と、贈り主の電子メールアドレスと、パスワードとが対応付けられている。贈り主の電子メールアドレスは、贈り主に情報を電子メールで送信する際に用いられるアドレスである。パスワードは、正当な贈り主であるかどうかを認証するために用いられるものである。この図6の贈り主情報は、贈り主がギフト贈呈サーバ1を介したギフト贈呈サービスを利用する際に、はじめに登録する情報であるとする。そして、この贈り主情報の登録された者が、贈り主として、ギフト贈呈サーバ1の提供するギフト贈呈サービスを利用することができるものとする。
まず、贈り主識別情報が「U001」である贈り主「CCDD」が、贈り主端末2を操作してギフト贈呈サーバ1のウェブサイトにアクセスし、ギフトを贈るための処理を開始したとする。そして、贈り主CCDDが、ギフト贈呈サーバ1のウェブサイトにおいて、ギフトの一覧の表示を要求するボタンをクリックしたとする。すると、要求情報受信部11は、要求情報を受信したと判断し(ステップS101)、ギフト一覧送信部13に、要求情報を受信した旨と、そのアクセス元の贈り主端末2のIPアドレスとポート番号とを渡す。ギフト一覧送信部13は、要求情報を受信した旨などを受け取ると、ギフト情報記憶部12で記憶されている各ギフト情報から、ギフト識別情報と、ギフト説明情報と、金額とを読み出し、ギフトを選択するためのチェックボックス等を有するHTMLのページ情報を作成する。このページ情報の作成は、ギフト情報から取得した情報と、あらかじめ図示しない記録媒体で保持されているテンプレートとを用いて行われてもよい。ギフト一覧送信部13は、作成したページ情報を、要求情報受信部11から受け取ったIPアドレスとポート番号とを送信先として送信する(ステップS102)。
そのようにして送信されたページ情報は、贈り主端末2で受信され、贈り主端末2のブラウザによって解釈、実行され、ディスプレイにギフトの一覧が表示される。贈り主CCDDは、そのギフトの一覧において、図7で示されるように、「XYZチョコレート」「EFGマカロン」「ヨガ一日レッスン」に対応するチェックボックスをクリックして、それらのギフトを選んだとする。そして、贈り主CCDDが「OK」ボタンをクリックすると、選択されたギフトに対応するギフト識別情報「XYZチョコレート」「EFGマカロン」「ヨガ一日レッスン」がギフト贈呈サーバ1に送信され、ギフト選択受信部14で受信される。ギフト選択受信部14は、その受信したギフト識別情報を図示しない記録媒体で一時的に記憶しておくと共に、ギフト一覧送信部13に、ギフト識別情報を受信した旨を渡す。すると、ギフト一覧送信部13は、贈り主と贈り先との入力を要求するページ情報を図示しない記録媒体から読み出して、贈り主端末2に送信する。そのページ情報は、贈り主端末2で受信され、ディスプレイに表示されて、贈り主CCDDが、マウスやキーボードなどを操作することによって、図8で示されるように、贈り主のユーザID(贈り主識別情報)「U001」と、パスワード「1234」と、贈り先の氏名「AABB」と、電子メールアドレス「aabb@abc...com」とを入力して「OK」ボタンをクリックしたとする。すると、それらの情報がギフト贈呈サーバ1に送信され、ギフト選択受信部14で受信される(ステップS103)。そして、ギフト選択受信部14は、受信した贈り主識別情報「U001」を検索キーとして図6の贈り主情報を検索し、ヒットした1番目のレコードからパスワード「1234」を取得する。そして、受信したパスワードと、図6の贈り主情報から取得したパスワードとが一致するかどうか判断することによって、認証を行う。この場合には、両方が一致するため、ギフト選択受信部14は、正当であると認証して、一時的に記憶していたギフト識別情報と、贈り主識別情報「U001」と、贈り先の氏名「AABB」と、贈り先の電子メールアドレス「aabb@abc...com」とをギフト対応情報蓄積部15に渡す。なお、正当でないと認証された場合には、贈り主端末2に、正当でないと認証された旨を送信すると共に、その後の処理を行わないものとする。
ギフト対応情報蓄積部15は、図示しないカレンダー部と時計部とから、その時点の年月日「2009年4月4日」と、その時点の時刻「10時10分」とを受け取り、その年月日に6か月を加算した選択期限「2009年10月4日10時10分」を作成する。また、その受け取ったギフト識別情報等に対応するURL「http://gift.../12345.html」を生成する。そのURLの生成は、ファイル名に対応するアドレスの部分(この場合の例では、「12345」の部分)の数字をランダムに発生させることによって生成される。そして、ギフト対応情報蓄積部15は、カレンダー部等から受け取った受付日時「2009年4月4日10時10分」と、選択期限「2009年10月4日10時10分」と、生成したURL「http://gift.../12345.html」と、ギフト選択受信部14から受け取ったギフト識別情報等とを含むギフト対応情報を記録媒体に蓄積する(ステップS104)。図9の1番目のレコードは、そのようにして蓄積されたギフト対応情報である。なお、この具体例では、贈り先識別情報は、贈り先の氏名と、贈り先の電子メールアドレスとを含むものとする。ギフト対応情報蓄積部15は、その新たなギフト対応情報を蓄積すると、その蓄積を行った旨をカタログ情報作成部16に渡す。
カタログ情報作成部16は、新たなギフト対応情報が蓄積された旨を受け取ると、その新たに蓄積されたギフト対応情報(すなわち、図9の1番目のレコード)から、ギフト識別情報「XYZチョコレート」「EFGマカロン」「ヨガ一日レッスン」と、URL「http://gift.../12345.html」とを取得し、カタログ情報を作成する(ステップS105)。具体的には、カタログ情報作成部16は、取得した各ギフト識別情報を検索キーとして、図4のギフト情報を検索し、ヒットしたレコードから、ギフト説明情報をそれぞれ取得する。そして、ギフト識別情報と、そのギフト識別情報に対応するギフト説明情報とを対応付けた情報と、そのいずれかのギフト識別情報を選択するためのラジオボタンとを有するHTMLのページ情報を作成し、取得したURL「http://gift.../12345.html」を用いて、そのページ情報のファイル名を「12345.html」として、そのURLに対応するディレクトリに蓄積する。
また、カタログ情報作成部16は、そのカタログ情報の作成で用いたギフト対応情報から、贈り主識別情報と、贈り先識別情報と、URLとを読み出し、カタログ情報送信部18に渡す。すると、カタログ情報送信部18は、受け取った贈り主識別情報「U001」を検索キーとして図6の贈り主情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから、氏名「CCDD」を取得する。そして、カタログ情報送信部18は、その取得した氏名と、カタログ情報作成部16から受け取った贈り先識別情報と、URLと、図示しない記録媒体で保持されているテンプレートとを用いて、図10で示される電子メールを作成して、贈り先の電子メールアドレス「aabb@abc...com」に送信する(ステップS106)。この電子メールは、贈り先「AABB」に対して、図9の1番目のレコードに対応して作成されたカタログ情報にアクセスし、ギフトを選択することを依頼するものである。
贈り先「AABB」が、贈り先端末3で図10の電子メールを受信し、URL「http://gift.../12345.html」をクリックしたとする。すると、贈り先端末3から、そのURLに対応するページ情報の送信を要求する情報(すなわち、カタログ要求情報)がギフト贈呈サーバ1に送信される。そのカタログ要求情報は、ギフト贈呈サーバ1のカタログ要求情報受信部17で受信される(ステップS107)。そして、カタログ要求情報受信部17は、URL「http://gift.../12345.html」へのアクセスがあった旨と、そのアクセス元のIPアドレスとポート番号とをカタログ情報送信部18に渡す。すると、カタログ情報送信部18は、図示しない経路によってギフト対応情報蓄積部15が蓄積したギフト対応情報にアクセスし、そのURL「http://gift.../12345.html」を検索キーとして図9のギフト対応情報を検索する。そして、ヒットした1番目のレコードから選択期限「2009年10月4日10:10」を取得する。また、図示しないカレンダー部と時計部とから、その時点の年月日と時刻とを取得する。その時点の日時は「2009年4月5日18:20」であったとする。すると、カタログ情報送信部18は、現在の日時が選択期限よりも手前であるため、期限がまだ到来していないと判断する(ステップS108)。そして、カタログ情報送信部18は、受け取ったURLに対応するページ情報を読み出し、受け取ったIPアドレスとポート番号とを送信先として送信する(ステップS109)。また、カタログ情報送信部18は、そのURLをカタログギフト選択情報受信部19に渡す。カタログギフト選択情報受信部19は、そのURLを図示しない記録媒体で一時的に記憶しておく。そのカタログギフト選択情報受信部19が受け取ったURLによって、その後にカタログギフト選択情報受信部19が受信するカタログギフト選択情報に対応する贈り主や贈り先を特定することができることになる(すなわち、ギフト対応情報において、そのURLに対応する贈り主識別情報や贈り先識別情報を用いて、贈り主や贈り先を特定できうる)。
そのようにして送信されたページ情報は、贈り先端末3で受信され、贈り先端末3のディスプレイに表示され、贈り先AABBが、マウスを操作することによって、図11で示されるように、「XYZチョコレート」に対応するラジオボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしたとする。すると、選択されたギフト識別情報「XYZチョコレート」を含むカタログギフト選択情報がギフト贈呈サーバ1に送信され、カタログギフト選択情報受信部19で受信され、図示しない記録媒体で一時的に記憶される(ステップS110)。また、カタログギフト選択情報受信部19は、カタログギフト選択情報を受信した旨をカタログ情報送信部18に渡す。すると、カタログ情報送信部18は、ギフトの送付先の入力を要求するページ情報を図示しない記録媒体から読み出して、贈り先端末3に送信する。そのページ情報は、贈り先端末3で受信され、ディスプレイに表示される。そして、贈り先AABBが、マウスやキーボードなどを操作することによって、図12で示されるように、ギフトの送付先の情報を入力して「OK」ボタンをクリックしたとする。すると、それらの情報がギフト贈呈サーバ1に送信され、カタログギフト選択情報受信部19で受信される。そして、カタログギフト選択情報受信部19は、受信した送付先の情報と、あらかじめ受信しており、一時的に記憶していたギフト識別情報「XYZチョコレート」とをギフト発送部20に渡すと共に、そのギフト識別情報と、カタログ情報送信部18から受け取ったURLとを課金部21と、贈り先選択情報送信部22とに渡す。
ギフト発送部20は、ギフト識別情報と、送付先の情報とを受け取ると、そのギフト識別情報「XYZチョコレート」を検索キーとして、図4のギフト情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから販売会社「AAA株式会社」を取得する。そして、ギフト発送部20は、その取得した販売会社「AAA株式会社」を検索キーとして、図5のギフト情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから電子メールアドレス「netshop@aaa...co.jp」を取得する。そして、その取得した電子メールアドレスと、受け取ったギフト識別情報と、送付先の情報と、図示しない記録媒体で保持されているテンプレートとを用いて、図13で示される電子メールを作成して、販売会社「AAA株式会社」の電子メールアドレス「netshop@aaa...co.jp」に送信する(ステップS111)。そして、その電子メールを受け取った販売会社「AAA株式会社」から、贈り先AABBに対して、XYZチョコレートが送付されることによって、ギフトの発送が完了することになる(ステップS111)。
また、課金部21は、ギフト識別情報と、URLとを受け取ると、その受け取ったURLを検索キーとして、図9のギフト対応情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから、贈り主識別情報「U001」と、贈り先識別情報の氏名「AABB」とを取得する。また、課金部21は、その贈り主識別情報「U001」を検索キーとして図6の贈り主情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから氏名と電子メールアドレスとを取得する。なお、取得されたそれらの情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されてもよい。また、課金部21は、受け取ったギフト識別情報「XYZチョコレート」を検索キーとして図4のギフト情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから金額「5000円」と、販売会社「AAA株式会社」とを取得する。また、その販売会社「AAA株式会社」を検索キーとして図5のギフト情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから課金方法「クレジットカード」を取得する。なお、この具体例において、図示しない記録媒体で図14の課金方法対応情報が保持されているものとする。図14の課金方法対応情報では、課金方法と、課金手順情報とが対応付けられている。課金部21は、課金方法に対応した課金手順情報で示される課金の手順に応じて、課金の処理を進めていくことになる。
課金部21は、取得した課金方法「クレジットカード」を検索キーとして図14の課金方法対応情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから課金手順情報「Card.dat」を取得する。そして、その課金手順情報に応じて、課金部21は、まず、ランダムな支払番号「AB123」を発生し、その支払番号と、取得した贈り主識別情報「U001」と、金額「5000円」とを含むクレジットカード課金情報を生成する。そして、課金部21は、その生成したクレジットカード課金情報を図示しない記録媒体に蓄積する。図15の1番目のレコードは、そのようにして蓄積されたクレジットカード課金情報を示すものである。また、課金部21は、取得した課金手順情報に応じて、贈り主CCDDへの電子メールを作成する。具体的には、取得した贈り主CCDDの氏名と、電子メールアドレスと、贈り先識別情報の氏名と、発生した支払番号と、図示しない記録媒体で保持されているテンプレートとを用いて、図16で示される電子メールを作成して、贈り主の電子メールアドレス「ccdd@abc...com」に送信する(ステップS112)。その電子メールの送信に応じて、贈り主がウェブサイト「http://gift.../pay/card.html」にアクセスしてクレジットカードを用いた支払が行われることになる。なお、その処理については、図3のフローチャートには含まれていない。
その支払の処理は、具体的には、次のようにして行われる。贈り主端末2が図16の電子メールを受信した後に、贈り主CCDDがURL「http://gift.../pay/card.html」をクリックしたとする。すると、課金部21から贈り主端末2に、クレジットカードを用いた支払に必要な情報の入力を要求するページ情報が送信され、ディスプレイに表示される。その表示において、贈り主CCDDが、マウスやキーボードなどを操作することによって、図17で示されるように、贈り主識別情報や、支払番号等を入力し、「OK」ボタンをクリックしたとする。すると、それらの情報が課金部21で受信され、課金部21は、贈り主識別情報と、パスワードと、図6の贈り主情報を用いた認証を行う。ここでは、正当であると認証されたとする。すると、課金部21は、受信した贈り主識別情報「U001」と、支払番号「AB123」とを検索キーとして、図15のクレジットカード課金情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから金額「5000円」を取得する。そして、課金部21は、その金額「5000円」の課金を行うために、クレジットカード情報の入力を要求するページ情報を作成して、贈り主端末2に送信する。そのページ情報は、贈り主端末2で受信されて、ディスプレイに表示される。その表示において、贈り主CCDDが、マウスやキーボードなどを操作することによって、図18で示されるように、カード番号等を入力し、「OK」ボタンをクリックしたとする。すると、そのカード番号等のクレジットカード情報が課金部21で受信され、そのクレジットカード情報を用いて、5000円の課金の処理が行われる。なお、この課金の処理が終了すると、課金部21は、その課金で用いられたクレジットカード課金情報を削除してもよい。例えば、図15で示される1番目のレコードのクレジットカード課金情報が削除されてもよい。
また、贈り先選択情報送信部22は、ギフト識別情報と、URLとを受け取ると、その受け取ったURLを検索キーとして、図9のギフト対応情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから、贈り主識別情報「U001」と、贈り先識別情報の氏名「AABB」とを取得する。また、贈り先選択情報送信部22は、その贈り主識別情報「U001」を検索キーとして図6の贈り主情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから氏名と電子メールアドレスとを取得する。また、贈り先選択情報送信部22は、受け取ったギフト識別情報「XYZチョコレート」を検索キーとして図4のギフト情報を検索し、ヒットした1番目のレコードから金額「5000円」を取得する。そして、贈り先選択情報送信部22は、受け取ったギフト識別情報と、取得した贈り主の氏名と、電子メールアドレスと、贈り先識別情報の氏名と、金額と、図示しない記録媒体で保持されているテンプレートとを用いて、図19で示される電子メールを作成して、贈り主の電子メールアドレスに送信する(ステップS113)。贈り主は、その電子メールを見ることによって、贈り先AABBが、XYZチョコレートを選択したことを知ることができる。
なお、このようなギフト発送の処理や課金の処理、贈り先選択情報の送信の処理が終了した後に、それらで用いられたギフト対応情報が削除されてもよい。例えば、図9で示される1番目のレコードのギフト対応情報が削除されてもよい。その削除の処理は、いずれかの構成要素によって行われてもよく、あるいは、図示しない構成要素によって行われてもよい。
また、この具体例では、クレジットカードを用いた課金が行われる場合について説明したが、その他の方法による課金が行われてもよいことは言うまでもない。それらの課金の方法は、インターネットを用いた通信販売や、インターネット上のショッピングモールなどにおいてすでに用いられている公知のものであり、個別の詳細な説明を省略する。また、この具体例では、クレジットカードを用いた課金をギフト贈呈サーバ1において行う場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、選択されたギフトを販売する各販売会社に対応するサーバにおいて、クレジットカードを用いた課金の処理が行われてもよい。
また、この具体例において、贈り先がカタログ情報を用いたギフトの選択を行わない旨を積極的に選択できるようにしてもよい。その場合には、前述のように、そのカタログ情報に対応するギフトの発送の処理や課金の処理は行われないことになる。また、その場合には、贈り先選択情報として、贈り先がギフトを選択しなかった旨の情報を、贈り主に送信するようにしてもよい。
また、この具体例では、ギフト発送部20が、受け取った送付先の情報を用いて発送の処理を行う場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、ギフト発送部20は、カタログ要求情報の受信で用いられたURLを受け取り、ギフト対応情報において、そのURLに対応付けられている贈り先識別情報を用いて発送の処理を行ってもよい。
以上のように、本実施の形態によるギフト贈呈サーバ1によれば、贈り先がギフトを選択した後に課金の処理を行うため、例えば、カタログ情報が異なる金額に対応した2以上のギフト識別情報を含んでいたり、異なる課金方法に対応した2以上のギフト識別情報を含んでいたりしたとしても、その金額の課金や、その課金方法による課金を適切に行うことができるようになる。その結果、贈り主がカタログ情報に含まれるギフトを選択する際に、より選択の幅が広がることになり、贈り先の嗜好に合わせた自由度の高いギフトの選択が可能となる。
また、贈り先がギフトを選択した後に課金が行われるため、贈り先がギフトを選択しない場合には、贈り主に対する課金が行われないことになる。したがって、贈り主から贈り先へのギフトの贈呈が行われていないにもかかわらず、贈り主に課金されるという不合理な事態を回避することができる。
また、カタログ情報に対応する選択期限が到来した時点で、そのカタログ情報に対応する課金が行われないようにしてもよい。その結果、カタログ情報に対応する課金が行われるかもしれない不安定な状態に贈り主がいつまでもおかれ続けることを回避できる。
なお、本実施の形態によるギフト贈呈サーバ1において、贈り先がギフトを選択した後に、贈り主に対してそのギフトに関する課金が行われる場合について説明したが、贈り主がギフト贈呈サーバ1を利用したことに関する課金は、別途、行われてもよく、行われなくてもよい。その課金が行われる場合には、その課金のタイミングは、ギフトに関する課金のタイミングと同じであってもよく、あるいは、異なっていてもよい。後者の場合には、例えば、贈り主がギフト贈呈サーバ1を用いたギフトの選択を行うタイミングや、ギフト贈呈サーバ1から贈り先へのカタログ情報の送信が行われるタイミングで、その課金が行われてもよい。
また、本実施の形態では、贈り先が、カタログ情報を用いて一のギフトを選択する場合について説明したが、贈り先が、二以上のギフトをカタログ情報から選択できるようにしてもよい。その場合には、贈り主がギフト識別情報を選択する際に、贈り先が選択できるギフトの個数を設定し、その設定した範囲内の個数分だけ、贈り先がギフトを選択できるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、カタログ要求情報受信部17がカタログ要求情報を受信した際に、カタログ情報送信部18がカタログ情報を送信する場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、カタログ情報送信部18は、カタログ情報作成部16が作成したカタログ情報を、そのカタログ情報を作成する際に用いられたギフト対応情報に含まれる贈り先識別情報に対応する送信先に送信してもよい。その場合には、ギフト贈呈サーバ1は、カタログ要求情報受信部17を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態では、贈り先選択情報が送信される場合について説明したが、そうでなくてもよい。贈り先選択情報が送信されない場合には、ギフト贈呈サーバ1は、贈り先選択情報送信部22を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態では、ギフトごとに課金方法が異なる場合(厳密には、ギフトの販売会社ごとに課金方法が異なる場合)について説明したが、そうでなくてもよい。すべてのギフトについて、課金方法が同じであってもよい。その場合には、ギフト情報に課金方法が含まれていなくてもよい。また、一のギフトに2以上の課金方法が対応していてもよい。その場合には、例えば、贈り主が課金方法を選択し、その選択した課金方法によってギフトに対応する代金を支払うことができるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ギフト贈呈サーバ1において、選択期限の設定を行う場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、贈り主が、選択期限を設定し、その贈り主の設定した選択期限がギフト対応情報に含まれるようになってもよい。
また、本実施の形態では、贈り先がカタログ情報からギフトを選択しうる期限である選択期限が設定される場合について説明したが、そうでなくてもよい。選択期限を設定しないで、期限なくギフトを選択できるようにしてもよい。その場合には、ギフト対応情報に選択期限が含まれていなくてもよい。
また、本実施の形態では、ギフト贈呈サーバ1が要求情報受信部11を備える場合について説明したが、ギフト贈呈サーバ1は、要求情報受信部11を備えなくてもよい。その場合には、要求情報の受信以外のタイミングで、ギフト一覧送信部13が、複数のギフト識別情報等を送信してもよい。そのタイミングは、例えば、所定の期間ごとであってもよく、その他のタイミングであってもよい。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
また、上記実施の形態において、ギフト贈呈サーバ1に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態におけるギフト贈呈サーバ1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ギフトを識別する情報であるギフト識別情報と、当該ギフト識別情報で識別されるギフトに関する説明の情報であるギフト説明情報と、当該ギフト識別情報で識別されるギフトの金額とを対応付けて有する情報である2以上のギフト情報が記憶されるギフト情報記憶部で記憶されている2以上のギフト情報に含まれる2以上のギフト識別情報を少なくとも贈り主の端末装置に送信するギフト一覧送信部、前記ギフト一覧送信部による2以上のギフト識別情報の送信に応じて、選択された2以上のギフトをそれぞれ識別する2以上のギフト識別情報と、贈り主を識別する情報である贈り主識別情報と、贈り先を識別する情報である贈り先識別情報とを受信するギフト選択受信部、前記ギフト選択受信部が受信した2以上のギフト識別情報と、贈り主識別情報と、贈り先識別情報とを対応付けて有する情報であるギフト対応情報を蓄積するギフト対応情報蓄積部、前記ギフト対応情報に含まれる2以上のギフト識別情報と、当該2以上のギフト識別情報にそれぞれ対応するギフト説明情報とを少なくも含む情報であるカタログ情報を作成するカタログ情報作成部、前記カタログ情報作成部が作成したカタログ情報を、当該カタログ情報に対応する贈り先識別情報に対応する贈り先の端末装置に送信するカタログ情報送信部、前記カタログ情報の送信に応じて、選択されたギフトに対応するギフト識別情報を含む情報であるカタログギフト選択情報を受信するカタログギフト選択情報受信部、前記カタログギフト選択情報受信部が受信したカタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報で識別されるギフトを、当該ギフトを選択した贈り先に発送するための処理を行うギフト発送部、前記カタログギフト選択情報受信部が受信したカタログギフト選択情報に含まれるギフト識別情報に対応する金額に応じた課金の処理を、当該ギフト識別情報で識別されるギフトの贈り主に対して行う課金部、として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を受信する受信部や、情報を送信する送信部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図20は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態によるギフト贈呈サーバ1を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図20において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図21は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図21において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態によるギフト贈呈サーバ1の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態によるギフト贈呈サーバ1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。