以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。
スロットマシン1は、前面が開放された箱型の本体2と、本体2の前面を開閉可能に設けられた前面扉3とを備えている。
本体2内には、上下方向の中央部より少し上方の位置に、3個のリール4L,4C,4R が左右に並べて配置されている。各リール4L,4C,4Rは、ドラム状のリール枠の周面にリール帯を巻着した構成を有しており、リール枠の中心で左右方向に延びる軸を中心に回転可能に設けられている。リール帯には、たとえば、21個の図柄が周方向に並べて配置されている。
前面扉3には、パネル表示部5、操作部6および演出表示部7が設けられている。
パネル表示部5には、3個のリール4L,4C,4Rを一括して臨むように、リール窓8が形成されている。リール4L,4C,4Rの回転中は、リール窓8内に、各リール4L,4C,4Rの図柄が次々に現れる(図柄の変動表示)。リール4L,4C,4Rが停止すると、リール窓8内に、各リール4L,4C,4Rの3個の図柄が表示される(図柄の停止表示)。
リール窓8の左方には、たとえば、ゲームにベット(BET)されたメダルの枚数(ベット数)およびそのベット数に応じて有効化された入賞ラインを表示するための3個の入賞ライン表示器9が配置されている。
リール窓8の下方には、スロットマシン1にクレジットされているメダルの枚数(クレジット数)を表示するクレジット数表示器10と、所定の役の入賞時に払い出されるメダルの枚数(配当数)を表示する配当数表示器11とが左右に並べて配置されている。クレジット数表示器10および配当数表示器11は、たとえば、2桁の数字を表示可能な7セグメント表示器からなる。
操作部6は、パネル表示部5の下方に配置されている。操作部6は、パネル表示部5から手前に張り出しており、上面12および上面12の手前側の端縁に連続する前面13を有している。
上面12の右端部には、メダル投入口14が設けられている。
メダル投入口14からメダルが投入されると、その投入されたメダルがゲームにベットされる。1ゲームに対して、最大で3枚のメダルをベットすることができる。1ゲームにベットされたメダルの枚数に応じた本数の入賞ラインが有効化され、その有効化された入賞ラインが入賞ライン表示器9に表示される。3枚のメダルがゲームにベットされている状態で、メダル投入口14からメダルが投入された場合には、その投入されたメダルがスロットマシン1にクレジットされる。
また、上面12の左端部には、MAXベットボタン15、1枚ベットボタン16および2枚ベットボタン17が設けられている。1枚ベットボタン16および2枚ベットボタン17は、MAXベットボタン15の左方で前後に並べて配置されている。
3枚以上のメダルがスロットマシン1にクレジットされている状態で、MAXベットボタン15が操作されると、そのクレジットされているメダルから3枚のメダルがゲームにベットされ、クレジット数表示器10に表示されているクレジット数が3だけ減算された数に更新される。1枚ベットボタン16が操作されると、スロットマシン1にクレジットされているメダルから1枚のメダルがゲームにベットされ、クレジット数表示器10に表示されているクレジット数が1だけ減算された数に更新される。また、2枚ベットボタン17が操作されると、スロットマシン1にクレジットされているメダルから2枚のメダルがゲームにベットされ、クレジット数表示器10に表示されているクレジット数が2だけ減算された数に更新される。
前面13には、スタートレバー18、左ストップボタン19L、中ストップボタン19C、右ストップボタン19Rおよび精算ボタン20が設けられている。左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rは、前面13の左右方向の中央部で左からこの順に並べて配置されている。スタートレバー18は、左ストップボタン19Lの左方に配置されている。精算ボタン20は、スタートレバー18のさらに左方に配置されている。
1枚以上のメダルがベットされた後、スタートレバー18が操作されると、リール4L,4C,4Rが一斉に回転し始める。その後、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されると、それぞれリール4L,4C,4Rの回転が停止する。すべてのリール4L,4C,4Rが停止すると、1ゲームが終了である。
すべてのリール4L,4C,4Rが停止した時点で有効化されている入賞ライン上にいずれかの役に対応した図柄の組合せが並べば、その役の入賞となる。役によっては、所定枚数のメダルが払い出される。入賞に対して払い出されるメダルは、スロットマシン1に50枚を上限としてクレジットされ、50枚を超える分については、前面扉3の最下部に設けられた受皿21に排出される。
また、精算ボタン20が操作されると、スロットマシン1にクレジットされているメダルが受皿21に排出される。
演出表示部7には、ゲームの進行に合わせた演出画像などを表示するための液晶表示器22が設けられている。また、演出表示部7には、液晶表示器22の左方および右方に、ゲーム中の雰囲気を盛り上げるための効果音などを出力するスピーカ23が配置されている。
また、前面扉3には、操作部6の下方に、スロットマシン1の機種名などを表示する表示パネル24が装着されている。
さらに、受皿21と表示パネル24との間には、スピーカ23とともに効果音などを出力するスピーカ25が配置されている。
<スロットマシンの電気的構成>
図2は、スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
スロットマシン1は、ゲームの中枢的な制御を実行する主基板31と、ゲームに付随する演出のための制御を行う演出サブ基板32と、光と音による電飾のための制御を行う電飾サブ基板33とを備えている。
主基板31には、CPU41、ROM42、RAM43、入出力ポート44および信号送出回路45が備えられている。
CPU41は、ROM42、RAM43、入出力ポート44および信号送出回路45と接続されている。CPU41は、ROM42に格納されている制御プログラムに従って、入出力ポート44から入力される各種信号に基づき、入出力ポート44に接続されている各種制御対象を制御する。このとき、RAM43は、ワークエリアとして使用される。また、CPU41は、信号送出回路45を介して、演出サブ基板32および電飾サブ基板33にコマンドおよび制御に必要な信号を送出する。
入出力ポート44に接続された制御対象には、クレジット数表示器10、配当数表示器11、リール4L,4C,4Rをそれぞれ回転させるためのステッピングモータ51L,51C,51R、メダル投入口14から投入されるメダルの排出先を本体2内のメダル貯留部(図示せず)と受皿21とに切り替えるためのメダルブロックソレノイド52およびメダル貯留部から受皿21にメダルを排出するメダル排出モータ53が接続されている。
入出力ポート44には、MAXベットボタン15、1枚ベットボタン16、2枚ベットボタン17、スタートレバー18、左ストップボタン19L、中ストップボタン19C、右ストップボタン19Rおよび精算ボタン20が接続されている。MAXベットボタン15、1枚ベットボタン16、2枚ベットボタン17、スタートレバー18、左ストップボタン19L、中ストップボタン19C、右ストップボタン19Rおよび精算ボタン20が操作されると、それらに内蔵されたスイッチ(図示せず)から操作信号が出力され、その操作信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
また、入出力ポート44には、リール位置検出センサ54L,54C,54Rが接続されている。リール4L,4C,4Rが1回転する度に、リール位置検出センサ54L,54C,54Rから検出信号が出力され、その検出信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
CPU41は、ステッピングモータ51L,51C,51Rのステップ数およびリール位置検出センサ54L,54C,54Rの検出信号に基づいて、各リール4L,4C,4Rの回転位置を常に把握している。そして、CPU41は、リール4L,4C,4Rの回転位置に基づいて、ステッピングモータ51L,51C,51Rに駆動パルス信号を与え、リール4L,4C,4Rの回転を制御する。
さらに、入出力ポート44には、メダル投入センサ55およびメダル排出センサ56が接続されている。メダル投入口14から投入されたメダルがメダル貯留部に1枚排出される度に、メダル投入センサ55から検出信号が出力され、その検出信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。また、メダル排出モータ53によってメダルが受皿21に1枚排出される度に、メダル排出センサ56から検出信号が出力され、その検出信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
スロットマシン1に預けられているメダルの枚数(クレジット数)は、RAM43に設けられたカウンタによって計数されている。CPU41は、メダルブロックソレノイド52を制御して、クレジット数が50に達するまでは、メダル投入口14から投入されるメダルの排出先をメダル貯留部にし、クレジット数が50に達すると、その排出先を受皿21にする。また、クレジット数が50に達した後、メダルの払出(配当)がある役に入賞した場合、CPU41は、メダル排出モータ53を制御し、その払い出されるメダルを受皿21に排出する。
また、ROM42には、制御プログラムの他に、抽選テーブル57が格納されている。CPU41は、1ゲームごとに、抽選テーブル57を用いて、複数種類の役およびはずれを抽選対象とする内部抽選(役抽選)を行う。
主基板31には、乱数生成回路46が備えられている。乱数生成回路46は、発振器(図示せず)からのクロックパルスの出力に応答してカウントアップするインクリメントカウンタを含む構成であり、16ビットの乱数を発生させる。
スタートレバー18が操作されると、CPU41は、乱数生成回路46から乱数を取得する。そして、CPU41は、遊技状態に応じた抽選テーブル57をROM42から読み出し、その抽選テーブル57および乱数生成回路46から取得した乱数に基づいて、内部抽選の当選役またははずれを決定する。
その後、CPU41は、ステッピングモータ51L,51C,51Rに駆動パルス信号を入力し、リール4L,4C,4Rの回転を開始させる。リール4L,4C,4Rの回転速度が一定になると、CPU41は、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rからの操作信号を受付可能とする。
左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが選択的に操作されると、CPU41は、ステッピングモータ51L,51C,51Rへの駆動パルス信号の送出を停止する。これにより、リール4L,4C,4Rの回転が停止す。ステッピングモータ51L,51C,51Rへの駆動パルス信号の供給を停止するタイミングは、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたタイミングと内部抽選の結果とに基づいて制御される
。
すべてのリール4L,4C,4Rの回転が停止すると、CPU41は、有効化されている入賞ライン上に当選役に対応した図柄の組合せが並んでいるか否かを判定する。すなわち、CPU41は、当選役が成立したか否かを判定し、当選役が成立していれば入賞と判定する。
演出サブ基板32には、CPU61、ROM62、RAM63、信号入力回路64および駆動回路65が備えられている。
CPU61は、ROM62、RAM63、信号入力回路64および駆動回路65と接続されている。CPU61は、ROM62に格納されている制御プログラムに従って、信号入力回路64から入力される信号に基づき、駆動回路65を介して、液晶表示器22の表示を制御する。このとき、RAM63は、ワークエリアとして使用される。
信号入力回路64には、主基板31の信号送出回路45からの信号が入力される。その入力される信号には、ゲーム開始の条件が成立したことを表すベット信号、スタートレバー18が操作されたことを表すスタートレバー信号、液晶表示器22などを使用した演出の内容を表す演出コマンド、左ストップボタン19Lが操作されたことを表す左停止信号、中ストップボタン19Cが操作されたことを表す中停止信号、右ストップボタン19Rが操作されたことを表す右停止信号および主基板31での役抽選に関する情報を表す当選役信号が含まれる。
電飾サブ基板33は、主基板31から送信されるコマンドに基づいて、入賞ライン表示器9、左ストップボタン19L、中ストップボタン19C、右ストップボタン19Rなどに内蔵されたLED71の点灯を制御する。また、スピーカ23,25からの効果音の出力を制御する。
<役および条件装置>
図3,4は、内部抽選の抽選対象の役、役に対応した図柄の組み合わせ、当選役の入賞に対して払い出されるメダルの枚数および役に対応して設けられた条件装置を示す図である。
リール4L,4C,4Rの周面(リール帯)には、たとえば、「オレンジ」、「リンゴ」、「ベル」、「スイカ」、「青7」、「リプ1」、「リプ2」および「BAR」の図柄が配置されている。
図3に示されるように、内部抽選の抽選対象の役には、「小役A」、「小役B」、「小役C」、「小役D」、「小役E」、「小役F」、「小役G」および「小役H」が含まれる。
「小役A」に当選すると、「小役A」に対応づけて設けられた条件装置b10に「1」がセットされる。また、「小役A」に当選すると、入賞ライン上に左から「オレンジ」−「オレンジ」−「オレンジ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「オレンジ」−「オレンジ」−「オレンジ」の図柄(以下「「小役A」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役A」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役B」に当選すると、「小役B」に対応づけて設けられた条件装置b11に「1」がセットされる。また、「小役B」に当選すると、入賞ライン上に左から「リンゴ」−「リンゴ」−「リンゴ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リンゴ」−「リンゴ」−「リンゴ」の図柄(以下「「小役B」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役B」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役C」に当選すると、「小役C」に対応づけて設けられた条件装置b12に「1」がセットされる。また、「小役C」に当選すると、入賞ライン上に左から「オレンジ」−「オレンジ」−「リンゴ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「オレンジ」−「オレンジ」−「リンゴ」の図柄(以下「「小役C」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役C」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役D」に当選すると、「小役D」に対応づけて設けられた条件装置b13に「1」がセットされる。また、「小役D」に当選すると、入賞ライン上に左から「リンゴ」−「リンゴ」−「オレンジ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リンゴ」−「リンゴ」−「オレンジ」の図柄(以下「「小役D」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役D」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役E」に当選すると、「小役E」に対応づけて設けられた条件装置b14に「1」がセットされる。また、「小役E」に当選すると、入賞ライン上に左から「オレンジ」−「リンゴ」−「オレンジ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「オレンジ」−「リンゴ」−「オレンジ」の図柄(以下「「小役E」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役E」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役F」に当選すると、「小役F」に対応づけて設けられた条件装置b15に「1」がセットされる。また、「小役F」に当選すると、入賞ライン上に左から「リンゴ」−「オレンジ」−「リンゴ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リンゴ」−「オレンジ」−「リンゴ」の図柄(以下「「小役F」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役F」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役G」に当選すると、「小役G」に対応づけて設けられた条件装置b16に「1」がセットされる。また、「小役G」に当選すると、入賞ライン上に左から「オレンジ」−「リンゴ」−「リンゴ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「オレンジ」−「リンゴ」−「リンゴ」の図柄(以下「「小役G」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役G」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役H」に当選すると、「小役H」に対応づけて設けられた条件装置b17に「1」がセットされる。また、「小役H」に当選すると、入賞ライン上に左から「リンゴ」−「オレンジ」−「オレンジ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リンゴ」−「オレンジ」−「オレンジ」の図柄(以下「「小役H」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役H」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
また、図4に示されるように、内部抽選の抽選対象の役には、「小役I」、「小役J」、「小役K」、「再遊技1」、「再遊技2」、「再遊技3」、「再遊技4」および「再遊技5」が含まれる。
「小役I」に当選すると、「小役I」に対応づけて設けられた条件装置b20に「1」がセットされる。また、「小役I」に当選すると、入賞ライン上に左から「ベル」−「ベル」−「ベル」の図柄が並ぶことが許容される。「ベル」−「ベル」−「ベル」の図柄は、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが正解押し順で押された場合にのみ、入賞ライン上に並ぶ。入賞ライン上に「ベル」−「ベル」−「ベル」の図柄(以下「「小役I」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役I」に入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
「小役J」は、1枚役である。「小役J」に当選すると、「小役J」に対応づけて設けられた条件装置b26に「1」がセットされる。また、「小役J」に当選すると、入賞ライン上に左から「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄(以下「「小役J」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役J」に入賞となり、1枚のメダルが払い出される。
「小役K」は、5枚役である。「小役K」に当選すると、「小役K」に対応づけて設けられた条件装置b27に「1」がセットされる。また、「小役K」に当選すると、入賞ライン上に左から「青7」−「青7」−「青7」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「青7」−「青7」−「青7」の図柄(以下「「小役K」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「小役K」に入賞となり、5枚のメダルが払い出される。
「再遊技1」に当選すると、「再遊技1」に対応づけて設けられた条件装置b21に「1」がセットされる。また、「再遊技1」に当選すると、入賞ライン上に左から「リプ1」−「リプ1」−「リプ1」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リプ1」−「リプ1」−「リプ1」の図柄(以下「「再遊技1」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「再遊技1」に入賞となり、メダルのベットなしで1ゲームの実行が許可される。
「再遊技2」に当選すると、「再遊技2」に対応づけて設けられた条件装置b22に「1」がセットされる。また、「再遊技2」に当選すると、入賞ライン上に左から「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄が並ぶことが許容される。「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄は、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが正解押し順で押された場合にのみ、入賞ライン上に並ぶ。入賞ライン上に「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄(以下「「再遊技2」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「再遊技2」に入賞となり、メダルのベットなしで1ゲームの実行が許可される。
「再遊技3」に当選すると、「再遊技3」に対応づけて設けられた条件装置b23に「1」がセットされる。また、「再遊技3」に当選すると、入賞ライン上に左から「リプ1」−「リプ1」−「リプ2」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リプ1」−「リプ1」−「リプ2」の図柄(以下「「再遊技3」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「再遊技3」に入賞となり、メダルのベットなしで1ゲームの実行が許可される。
「再遊技4」に当選すると、「再遊技4」に対応づけて設けられた条件装置b24に「1」がセットされる。また、「再遊技4」に当選すると、入賞ライン上に左から「リプ1」−「リプ2」−「リプ1」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リプ1」−「リプ2」−「リプ1」の図柄(以下「「再遊技4」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「再遊技4」に入賞となり、メダルのベットなしで1ゲームの実行が許可される。
「再遊技5」に当選すると、「再遊技5」に対応づけて設けられた条件装置b25に「1」がセットされる。また、「再遊技5」に当選すると、入賞ライン上に左から「リプ2」−「リプ1」−「リプ1」の図柄が並ぶことが許容される。入賞ライン上に「リプ2」−「リプ1」−「リプ1」の図柄(以下「「再遊技5」の入賞図柄」という。)が並ぶと、「再遊技5」に入賞となり、メダルのベットなしで1ゲームの実行が許可される。
「再遊技1」、「再遊技2」、「再遊技3」、「再遊技4」および「再遊技5」は、リプレイ役であり、以下において、これらを総称するときには、単に「リプレイ役」という。
<抽選テーブル>
図5は、通常状態で使用される抽選テーブルの一例を示す図である。図6は、高リプレイタイム状態で使用される抽選テーブルの一例を示す図である。図7は、低リプレイタイム状態で使用される抽選テーブルの一例を示す図である。
スロットマシン1では、遊技状態として、通常状態と、内部抽選におけるリプレイ役の当選確率が通常状態よりも高い高リプレイタイム状態(以下「高RT」という。)と、内部抽選におけるリプレイ役の当選確率が通常状態よりも高く、高RTよりも低い低リプレイタイム状態(以下「低RT」という。)とがある。
抽選テーブル57は、遊技状態ごとに設けられている。
通常状態で使用される抽選テーブル57は、図5に示されるように、乱数生成回路46が生成する0〜65535の乱数が15個の抽選区分に振り分けられて、抽選区分ごとに抽選区分データ(乱数の範囲)と当選役とを対応づけることによって作成されている。
抽選区分「1」には、乱数生成回路46が生成する0〜655の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役B」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が0〜655のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役B」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b11,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「1」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役B」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「2」には、乱数生成回路46が生成する656〜1311の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役C」、「小役E」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が656〜1311のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役C」、「小役E」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b12,b14,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「2」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役C」の入賞図柄、「小役E」の入賞図柄、「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「3」には、乱数生成回路46が生成する1312〜1967の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役D」、「小役F」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が1312〜1967のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役D」、「小役F」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b13,b15,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「3」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役D」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「4」には、乱数生成回路46が生成する1968〜2623の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役G」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が1968〜2623のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役G」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b16,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「4」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役G」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「5」には、乱数生成回路46が生成する2624〜3933の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役F」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が2624〜3933のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役F」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b15,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「5」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「6」には、乱数生成回路46が生成する3934〜5243の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役B」、「小役E」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が3934〜5243のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役B」、「小役E」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b11,b14,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「6」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役B」の入賞図柄、「小役E」の入賞図柄、「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「7」には、乱数生成回路46が生成する5244〜6553の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役C」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が5244〜6553のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役C」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b12,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「7」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役C」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「8」には、乱数生成回路46が生成する6554〜7863の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役D」、「小役G」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が6554〜7863のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役D」、「小役G」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b13,b16,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「8」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役D」の入賞図柄、「小役G」の入賞図柄、「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「9」には、乱数生成回路46が生成する7864〜9173の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役D」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が7864〜9173のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役D」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b13,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「9」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役D」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「10」には、乱数生成回路46が生成する9174〜10483の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役B」、「小役C」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が9174〜10483のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役B」、「小役C」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b11,b12,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「10」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役B」の入賞図柄、「小役C」の入賞図柄、「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「11」には、乱数生成回路46が生成する10484〜11793の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役E」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が10484〜11793のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役E」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b14,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「11」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役E」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「12」には、乱数生成回路46が生成する11794〜13103の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役G」、「小役F」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が11794〜13103のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役G」、「小役F」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b15,b16,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「12」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役G」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「13」には、乱数生成回路46が生成する13104〜13593の490個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技1」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が13104〜13593のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技1」に当選であり、条件装置b21に「1」がセットされる。
抽選区分「14」には、乱数生成回路46が生成する13594〜15714の2121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技1」および「再遊技2」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が13594〜15714のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技1」および「再遊技2」に重複して当選であり、条件装置b21,b22に「1」がセットされる。
抽選区分「14」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19C、右ストップボタン19Rおよび左ストップボタン19Lがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技1」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「15」には、乱数生成回路46が生成する15715〜17835の2121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技3」および「再遊技2」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が15715〜17835のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技3」および「再遊技2」に重複して当選であり、条件装置b22,b23に「1」がセットされる。
抽選区分「15」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19C、左ストップボタン19Lおよび右ストップボタン19Rがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技3」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「16」には、乱数生成回路46が生成する17836〜19956の2121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技4」および「再遊技2」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が17836〜19956のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技4」および「再遊技2」に重複して当選であり、条件装置b24,b22に「1」がセットされる。
抽選区分「16」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19R、中ストップボタン19Cおよび左ストップボタン19Lがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技4」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「17」には、乱数生成回路46が生成する19957〜22077の2121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技5」および「再遊技2」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が19957〜22077のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技5」および「再遊技2」に重複して当選であり、条件装置b25,b22に「1」がセットされる。
抽選区分「17」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19R、左ストップボタン19Lおよび中ストップボタン19Cがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技5」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「18」には、乱数生成回路46が生成する22078〜28077の6000個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役J」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が22078〜28077のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役J」に当選であり、条件装置b26に「1」がセットされる。
抽選区分「19」には、乱数生成回路46が生成する28078〜28404の327個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役K」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が28078〜28404のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役K」に当選であり、条件装置b27に「1」がセットされる。
抽選区分「20」には、乱数生成回路46が生成する28405〜65535の37131個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、「はずれ(不当選)」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が28405〜65535のいずれかであれば、内部抽選の結果がはずれである。
高RT状態で使用される抽選テーブル57は、図6に示されるように、乱数生成回路46が生成する0〜65535の乱数が15個の抽選区分に振り分けられて、抽選区分ごとに抽選区分データ(乱数の範囲)と当選役とを対応づけることによって作成されている。
抽選区分「1」には、乱数生成回路46が生成する0〜655の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役B」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が0〜655のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役B」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b11,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「1」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役B」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「2」には、乱数生成回路46が生成する656〜1311の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役C」、「小役E」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が656〜1311のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役C」、「小役E」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b12,b14,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「2」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役C」の入賞図柄、「小役E」の入賞図柄、「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「3」には、乱数生成回路46が生成する1312〜1967の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役D」、「小役F」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が1312〜1967のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役D」、「小役F」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b13,b15,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「3」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役D」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「4」には、乱数生成回路46が生成する1968〜2623の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役G」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が1968〜2623のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役G」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b16,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「4」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役G」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「5」には、乱数生成回路46が生成する2624〜3933の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役F」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が2624〜3933のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役F」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b15,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「5」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「6」には、乱数生成回路46が生成する3934〜5243の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役B」、「小役E」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が3934〜5243のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役B」、「小役E」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b11,b14,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「6」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役B」の入賞図柄、「小役E」の入賞図柄、「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「7」には、乱数生成回路46が生成する5244〜6553の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役C」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が5244〜6553のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役C」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b12,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「7」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役C」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「8」には、乱数生成回路46が生成する6554〜7863の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役D」、「小役G」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が6554〜7863のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役D」、「小役G」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b13,b16,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「8」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役D」の入賞図柄、「小役G」の入賞図柄、「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「9」には、乱数生成回路46が生成する7864〜9173の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役D」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が7864〜9173のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役D」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b13,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「9」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役D」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「10」には、乱数生成回路46が生成する9174〜10483の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役B」、「小役C」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が9174〜10483のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役B」、「小役C」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b11,b12,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「10」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役B」の入賞図柄、「小役C」の入賞図柄、「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「11」には、乱数生成回路46が生成する10484〜11793の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役E」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が10484〜11793のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役E」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b14,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「11」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役E」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「12」には、乱数生成回路46が生成する11794〜13103の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役F」、「小役G」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が11794〜13103のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役F」、「小役G」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b15,b16,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「12」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止さえr、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役G」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「13」には、乱数生成回路46が生成する13104〜59204の46101個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技1」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が13104〜59204のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技1」に当選であり、条件装置b21に「1」がセットされる。
抽選区分「14」には、乱数生成回路46が生成する59205〜65204の6000個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役J」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が59205〜65204のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役J」に当選であり、条件装置b26に「1」がセットされる。
抽選区分「15」には、乱数生成回路46が生成する65205〜65531の327個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役K」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が65205〜65531のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役K」に当選であり、条件装置b27に「1」がセットされる。
抽選区分「16」には、乱数生成回路46が生成する65532〜65535の4個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、「はずれ(不当選)」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が65532〜65535のいずれかであれば、内部抽選の結果がはずれである。
低RT状態で使用される抽選テーブル57は、図7に示されるように、乱数生成回路46が生成する0〜65535の乱数が19個の抽選区分に振り分けられて、抽選区分ごとに抽選区分データ(乱数の範囲)と当選役とを対応づけることによって作成されている。
抽選区分「1」には、乱数生成回路46が生成する0〜655の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役B」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が0〜655のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役B」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b11,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「1」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役B」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「2」には、乱数生成回路46が生成する656〜1311の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役C」、「小役E」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が656〜1311のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役C」、「小役E」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b12,b14,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「2」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役C」の入賞図柄、「小役E」の入賞図柄、「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「3」には、乱数生成回路46が生成する1312〜1967の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役D」、「小役F」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が1312〜1967のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役D」、「小役F」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b13,b15,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「3」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役D」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「4」には、乱数生成回路46が生成する1968〜2623の656個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役G」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が1968〜2623のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役G」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b16,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「4」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、左ストップボタン19Lが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役G」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「5」には、乱数生成回路46が生成する2624〜3933の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役F」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が2624〜3933のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役F」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b15,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「5」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「6」には、乱数生成回路46が生成する3934〜5243の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役B」、「小役E」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が3934〜5243のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役B」、「小役E」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b11,b14,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「6」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役B」の入賞図柄、「小役E」の入賞図柄、「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「7」には、乱数生成回路46が生成する5244〜6553の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役C」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が5244〜6553のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役C」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b12,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「7」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役C」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「8」には、乱数生成回路46が生成する6554〜7863の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役D」、「小役G」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が6554〜7863のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役D」、「小役G」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b13,b16,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「8」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19Cが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役D」の入賞図柄、「小役G」の入賞図柄、「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「9」には、乱数生成回路46が生成する7864〜9173の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役A」、「小役D」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が7864〜9173のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役A」、「小役D」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b10,b13,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「9」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役A」の入賞図柄、「小役D」の入賞図柄、「小役A」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役D」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「10」には、乱数生成回路46が生成する9174〜10483の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役B」、「小役C」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が9174〜10483のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役B」、「小役C」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b11,b12,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「10」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役B」の入賞図柄、「小役C」の入賞図柄、「小役B」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役C」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「11」には、乱数生成回路46が生成する10484〜11793の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役E」、「小役H」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が10484〜11793のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役E」、「小役H」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b14,b17,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「11」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役E」の入賞図柄、「小役H」の入賞図柄、「小役E」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役H」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「12」には、乱数生成回路46が生成する11794〜13103の1310個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役F」、「小役G」および「小役I」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が11794〜13103のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役F」、「小役G」および「小役I」に重複して当選であり、条件装置b15,b16,b20に「1」がセットされる。
抽選区分「12」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19Rが最初に操作されたときは、「小役I」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「小役G」の入賞図柄、「小役F」の入賞図柄、「小役G」の取りこぼし図柄の組み合わせおよび「小役F」の取りこぼし図柄の組み合わせのいずれかが入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「13」には、乱数生成回路46が生成する13104〜17593の4490個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技1」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が13104〜17593のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技1」に当選であり、条件装置b21に「1」がセットされる。
抽選区分「14」には、乱数生成回路46が生成する17594〜18714の1121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技1」および「再遊技2」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が17594〜18714のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技1」および「再遊技2」に重複して当選であり、条件装置b21,b22に「1」がセットされる。
抽選区分「14」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19C、右ストップボタン19Rおよび左ストップボタン19Lがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技1」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「15」には、乱数生成回路46が生成する18715〜19835の1121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技2」および「再遊技3」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が18715〜19835のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技2」および「再遊技3」に重複して当選であり、条件装置b22,b23に「1」がセットされる。
抽選区分「15」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、中ストップボタン19C、左ストップボタン19Lおよび右ストップボタン19Rがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技3」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「16」には、乱数生成回路46が生成する19836〜20956の1121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技2」および「再遊技4」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が19836〜20956のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技2」および「再遊技4」に重複して当選であり、条件装置b22,b24に「1」がセットされる。
抽選区分「16」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19R、中ストップボタン19Cおよび左ストップボタン19Lがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技4」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「17」には、乱数生成回路46が生成する20957〜22077の1121個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「再遊技2」および「再遊技5」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が20957〜22077のいずれかであれば、内部抽選の結果が「再遊技2」および「再遊技5」に重複して当選であり、条件装置b22,b25に「1」がセットされる。
抽選区分「17」で選択される停止テーブルを使用して、リール4L,4C,4Rが停止制御される場合において、右ストップボタン19R、左ストップボタン19Lおよび中ストップボタン19Cがこの順番で操作されたときは、「再遊技2」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止され、それ以外の押順しで左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されたときは、「再遊技5」の入賞図柄が入賞ライン上に表示されるように、リール4L,4C,4Rが停止される。
抽選区分「18」には、乱数生成回路46が生成する22078〜28077の6000個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役J」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が22078〜28077のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役J」に当選であり、条件装置b26に「1」がセットされる。
抽選区分「19」には、乱数生成回路46が生成する28078〜28405の327個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、当選役として「小役K」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が22078〜28405のいずれかであれば、内部抽選の結果が「小役K」に当選であり、条件装置b26に「1」がセットされる。
抽選区分「20」には、乱数生成回路46が生成する28405〜65535の37131個の乱数が抽選区分データとして記憶されるとともに、「はずれ(不当選)」が記憶されている。内部抽選で乱数生成回路から取得した乱数が28405〜65535のいずれかであれば、内部抽選の結果がはずれである。
<遊技状態の遷移>
図8は、遊技状態の状態遷移図である。
通常状態において、「再遊技2」に対応する「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄が入賞ライン上に並ぶと、遊技状態が通常状態から高RT状態に移行(遷移)する。
高RT状態において、内部抽選で「小役J」に当選したにもかかわらず、「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄が入賞ライン上に並ばず、その取りこぼし図柄である「BAR」−「BAR」−「BAR」の図柄が入賞ライン上に並ぶと、遊技状態が高RT状態から低RT状態に移行する。
低RT状態において、「再遊技2」に対応する「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄が入賞ライン上に並ぶと、遊技状態が低RT状態から高RT状態に移行する。
高RT状態において、「小役A」、「小役B」、「小役C」、「小役D」、「小役E」、「小役F」、「小役G」および「小役H」のいずれかに当選したにもかかわらず、それに入賞せず、取りこぼし図柄が入賞ライン上に並ぶと、遊技状態が高RT状態から通常状態に移行(転落)する。
図9は、遊技状態の遷移の例を示す図である。
スロットマシン1は、AT(アシストタイム)を有している。ATの作動中は、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rの正解押し順が液晶表示器22に表示(押し順ナビ)される。そのため、「小役I」の当選時に、液晶表示器22に表示される正解押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rを操作することにより、「ベル」−「ベル」−「ベル」の図柄を入賞ライン上に並べることができる。また、「再遊技2」の当選時に、液晶表示器22に表示される正解押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rを操作することにより、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄を入賞ライン上に並べることができる。
たとえば、遊技状態が通常状態であるときに、内部抽選で「小役K」に当選し、「小役K」に当選した旨の当選役信号が主基板31から演出サブ基板32に送信されて、その当選役信号が演出サブ基板32に受け取られると、演出サブ基板32のCPU61により、AT抽選が実行される。AT抽選に当選すると、ATの作動準備状態(AT準備状態)となる。
その後、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄を入賞ライン上に並べるための正解押し順が液晶表示器22に表示され、その正解押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されると、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄が入賞ライン上に並び、「再遊技2」が入賞する。これに応答して、遊技状態が通常状態から高RT状態に移行する。その結果、遊技状態がATが作動している高RTであるART(アシストリプレイタイム)状態となる。ART状態では、リプレイ役の当選確率が通常状態よりも高いうえに、「ベル」−「ベル」−「ベル」の図柄を入賞ライン上に並べるための正解押し順が液晶表示器22に表示される。そのため、ART状態では、遊技者は、所有するメダルの枚数を減らさずに、「小役K」を取りこぼすことなく入賞させて、その入賞によるメダルを獲得することができる。
たとえば、ART状態に突入してから15ゲーム目が開始されるときに、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rを「スイカ」の図柄を狙って操作すべき旨の報知(スイカ報知)がなされる。
このスイカ報知に従って、「スイカ」の図柄を狙って、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されると、「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄が入賞ライン上に並び、「小役J」の入賞に対する1枚のメダルが払い出される。この場合、その後もART状態が続く。そして、最初のART状態に突入してから所定数のゲーム(たとえば、40ゲーム)が消化されると、ART状態が消滅し、遊技状態が通常状態となる。
一方、スイカ報知に従わず、「BAR」の図柄を狙って、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作され、「BAR」−「BAR」−「BAR」の図柄が入賞ライン上に並ぶと、遊技状態が高RT状態から低RT状態に移行する。「BAR」の図柄は、いわゆるビタ押しの技量をもって、「BAR」の図柄が入賞ラインに差し掛かる直前のタイミングで左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cまたは右ストップボタン19Rが押されたときにのみ、入賞ライン上で停止する。
低RT状態では、内部抽選の結果がはずれであるときに、主基板31のCPU41により、ART状態が継続するゲーム数を上乗せするか否かを決定するART上乗せ抽選が行われる。ART上乗せ抽選に当選すると、ART状態の継続ゲーム数が予め定められたゲーム数(たとえば、2ゲーム)だけ上乗せされる。
低RT状態でゲームが消化されていくと、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄を入賞ライン上に並べるための正解押し順が液晶表示器22に表示され、その正解押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されると、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄が入賞ライン上に並び、「再遊技2」が入賞する。これに応答して、遊技状態が低RT状態から高RT状態に移行する。その結果、遊技状態が再びART状態となる。
その後、ART状態でのゲームの消化が進むと、再びスイカ報知がなされる。スイカ報知に従わず、「BAR」の図柄を狙って、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作され、「BAR」−「BAR」−「BAR」の図柄が入賞ライン上に並ぶと、遊技状態が高RT状態から低RT状態に移行する。
主基板31のCPU41により、最初のART状態が開始されてから、ベットされたメダルの枚数であるイン枚数と、払い出されたメダルの枚数であるアウト枚数とがカウントされている。そして、最初のART状態に突入してから300ゲームが消化されると、主基板31のCPU41により、ゲームの開始ごとに、アウト枚数をイン枚数で除することにより、出玉率が演算され、その出玉率が一定値(たとえば、3(300%))未満であるか否かが判断される。
そして、出玉率が一定値未満であることを条件に、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄を入賞ライン上に並べるための正解押し順が液晶表示器22に表示される。言い換えれば、出玉率が一定値以上であれば、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄を入賞ライン上に並べるための正解押し順が液晶表示器22に表示されることはない。したがって、出玉率が一定値以上であるときには、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄が入賞ライン上に並ぶ可能性は極めて低く、遊技状態が低RT状態から高RT状態に移行することはほぼない。
出玉率が一定値未満となり、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄を入賞ライン上に並べるための正解押し順が液晶表示器22に表示され、その正解押し順で左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されると、遊技状態が再びART状態となる。そして、最初のART状態に突入してから所定数のゲームが消化され、さらにART上乗せ抽選の当選によって得られた上乗せゲーム数のゲームが消化されると、ART状態が消滅し、遊技状態が通常状態となる。
遊技状態がART状態から通常状態に移行すると、それまでに演算された出玉率が消去される。
<作用効果>
以上のように、スロットマシン1には、リール4L,4C,4Rが備えられている。各リール4L,4C,4Rは、複数種類の図柄の配列を有しており、それらの図柄を変動表示および停止表示する。また、スロットマシン1には、スタートレバー18および左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが備えられている。左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rは、各リール4L,4C,4Rに対応して設けられている。ゲーム実行許可条件の成立後、スタートレバー18が操作されると、各リール4L,4C,4Rによる図柄の変動表示が開始される。図柄の変動表示が開始された後、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが操作されると、その操作された左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rに対応するリール4L,4C,4Rによる図柄の変動表示が停止(図柄が停止表示)される。
1ゲームごとに、「小役A」、「小役B」、「小役C」、「小役D」、「小役E」、「小役F」、「小役G」、「小役H」、「小役I」、「小役J」、「小役K」、「再遊技1」、「再遊技2」、「再遊技3」、「再遊技4」および「再遊技5」を少なくとも抽選対象とする内部抽選が実行される。
スロットマシン1は、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rの押し順に関する情報が報知されるATを有している。また、ゲームの状態として、通常状態と、内部抽選におけるリプレイ役の当選確率が通常状態よりも高い高RT状態と、内部抽選におけるリプレイ役の当選確率が通常状態よりも高く、高RT状態よりも低い低RT状態とがある。
遊技状態がATが作動している高RTであるART状態において、内部抽選で「小役J」に当選したにもかかわらず、「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄が入賞ライン上に並ばず、その取りこぼし図柄である「BAR」−「BAR」−「BAR」の図柄が入賞ライン上に並ぶと、高RT状態から低RT状態に移行する。低RT状態の実行中に、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rが正解押し順で押されて、「リプ2」−「リプ2」−「リプ2」の図柄が入賞ライン上に並ばない限り、低RT状態が継続する。
そのため、短時間のプレイを楽しみたい遊技者は、「小役J」を取りこぼさないようにして、高RT状態を維持することにより、短時間である程度の数のメダルを獲得することができる。
低RT状態では、高RT状態よりも内部抽選の結果がはずれとなる確率が高いが、内部抽選の結果がはずれであることを条件に、ARTが継続するゲーム数を所定数から上乗せするか否かを決定するART上乗せ抽選が実行される。
そのため、長時間のプレイを楽しみたい遊技者は、取りこぼし図柄である「BAR」−「BAR」−「BAR」の図柄が入賞ライン上に並ぶのを狙って、左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cおよび右ストップボタン19Rを押し、高RT状態から低RT状態に移行させることにより、高RT状態でATが継続するゲーム数の上乗せを得て、トータルとして大量のメダルを獲得することができる。
また、ATの開始後にベットされたメダルの枚数であるイン枚数と、ATの開始後に払い出されたメダルの枚数であるアウト枚数とがカウントされ、ATの開始から一定数のゲームが消化された時点で、低RT状態であり、アウト枚数をイン枚数で除することによって演算される出玉率が一定値未満である場合には、正解押し順に関する情報が報知される。これにより、出玉率が低い状態で低RT状態が長く継続することを防止でき、遊技者が低RT状態の長期継続による不満を抱くことを防止できる。
よって、短時間のプレイを楽しみたい遊技者と長時間のプレイを楽しみたい遊技者との両方にとって興趣に富んだゲーム性を発揮することができ、その両方の遊技者を満足させることができる。
「BAR」の図柄は、「BAR」の図柄が入賞ラインに差し掛かる直前のタイミングで左ストップボタン19L、中ストップボタン19Cまたは右ストップボタン19Rが押されたときにのみ、入賞ライン上で停止する。
そのため、「BAR」の図柄を入賞ライン上に停止表示させるには、ビタ押しの技量が必要となる。そのため、ビタ押しの技量を有する遊技者(上級者)は、その技量を発揮して、高RT状態から低RT状態に移行させ、高RT状態でATが継続するゲーム数の上乗せを得ることができる。よって、ビタ押しの技量を有する遊技者にとって、さらに興趣に富んだゲーム性とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することも可能である。また、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。