JP5337171B2 - プロセス - Google Patents

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Description

本発明は、触媒を活性化するプロセス、および、このプロセスに従って活性化された触媒に関する。さらに、本発明は、任意でジオール類および/またはラクトン類を共に製造する、有機供給原料材料を水素存在下で反応させてエーテルを製造するプロセスに関する。この反応は、一般に、水素添加および/または脱水による。有機供給原料材料は、ジカルボン酸類および/または酸無水物類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のモノエステル類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のジエステル類、ラクトン類、これらの混合物、または、これらの2種以上の混合物から選ばれる。特に、本発明は、任意で対応するジオール類および/またはラクトン類を共に製造する、C〜C12のジカルボン酸類および/または酸無水物類のC〜Cアルキルのジエステルを水素存在下で反応させてC〜C12のエーテルを製造するプロセスに関する。より特には、本発明は、環状エーテル類の製造に関する。
さらに特には、本発明は、ジアルキルマレエートを含む炭化水素原料から、水素リッチの流体中、気相反応によって、C化合物、より具体的には、テトラヒドロフラン、ブタン−1,4−ジオールおよび/またはγ−ブチロラクトンを製造するプロセスに関する。本発明の特に好ましい実施形態では、本発明は、ブタン−1,4−ジオールおよび/またはγ−ブチロラクトンを共に製造する、少なくとも20%のテトラヒドロフランの製造プロセスに関する。最も好ましい実施形態では、本発明は、残存するブタン−1,4−ジオールおよび/またはγ−ブチロラクトンをすべてリサイクルして、さらにテトラヒドロフランに変換する、テトラヒドロフランの製造に関する。
少量の、典型的には約10wt/wt%以下、好ましくは1wt/wt%以下のジカルボン酸類および/または酸無水物類のモノエステル類を含む、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のジアルキルエステル類、ラクトン類、及びこれらの混合物の水素添加によってジオール類を製造することが知られている。少量のフマル酸ジアルキルおよび/またはコハク酸ジアルキルを含む場合があるマレイン酸および/または無水マレイン酸のジアルキルエステル、例えば、マレイン酸ジメチル、またはマレイン酸ジエチルの水素添加によって、少量の、典型的には最高約10モル%までのテトラヒドロフラン、および最高約15モル%までのγ−ブチロラクトンを含む、主生成物としてブタン−1,4−ジオールを製造する工業プラントが建設されている。コハク酸ジメチル、またはコハク酸ジエチルもまた、ブタン−1,4−ジオール、テトラヒドロフランおよびγ−ブチロラクトンを製造する水素添加のための適当な出発原料として提案されている。これらのコハク酸エステルは、任意の適当な方法によって生成することができ、バイオテクノロジー源から得ることができる。
これらのプラントの操作に関する更なる情報については、例えば、US−A−4584419、US−A−4751334、WO−A−86/03189、WO−A−88/00937、US−A−4767869、US−A−4945173、US−A−4919765、US−A−5254758、US−A−5310954、及びWO−A−91/01960を参照することができ、これらそれぞれの開示内容は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
多数のプラントの運転員はブタン−1,4−ジオールの収率を最大にし、副生成物であるテトラヒドロフランおよびγ−ブチロラクトンの収率を最小にすることをめざしているが、これらの副生成物はそれら自身が価値のある汎用化学製品である。テトラヒドロフランは、エラストマー繊維を製造するための重要なモノマーであり、また、重要な溶剤であって、したがって、工業上重要な化学物質であるので、通常、回収される。γ−ブチロラクトンは、回収されることもあるが、この製品の市場が小さいので、多くの場合、さらにブタン−1,4−ジオールおよび副生成物であるテトラヒドロフランに転化させるために水素添加工程にリサイクルされる。
そのような水素添加プロセスにおいて原料として使用されるマレイン酸ジアルキルは、任意の適当な方法によって製造することができる。ブタン−1,4−ジオールを生成するマレイン酸ジアルキルの水素添加については、US−A−4584419、US−A−4751334、及びWO−A−88/00937に詳細に記載されており、これらの開示内容は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
従来の方法によって製造されたブタン−1,4−ジオールのかなりの部分は、続いて、テトラヒドロフランに転化される。この転化工程は、その転化に必要なプラントの投資および運転の両方において相当なコスト的影響があり、誘導体の用途における使用と共にテトラヒドロフランの重要性が増すに従って、この費用のかかる下流の処理を必要とせずにテトラヒドロフランを製造する方法を提供することが望まれている。従来の方法の下流の処理は、ブタン−1,4−ジオールを回収し、それを反応させてテトラヒドロフランを生成させ、次いで、テトラヒドロフラン製品を精製することを含む。
典型的には、従来の方法は、最高約10モル%のテトラヒドロフランを製造する。
したがって、費用のかかる下流の処理を必要とせずに、より高いモル%のテトラヒドロフランを製造する方法を提供することが望まれる。
製造されるテトラヒドロフランの量を増加させるための1つの提案がWO03/00644に記載されている。この方法では、供給原料材料は、それを循環ガスによって、循環ガス中に気化させる気化領域に供給される。得られる流体は、水素添加と脱水が起こる、触媒を含む第一の反応領域に供給される。中間生成物流体は回収され、第二の気化領域に送られ、そこで追加の供給原料材料が加えられる。得られる流体は、水素添加と脱水が起こる、さらなる反応領域に送られる。この方法は、好ましくは、還元マンガン添加銅触媒の存在下で実施される。
上記の方法は製造されるテトラヒドロフランの割合を増加させることに成功しているが、操作条件の小さな変更に対する触媒の耐性に関連した問題がある。極端な場合には、条件が変わると、触媒上のテトラヒドロフランを生成するサイトは機能するのを止めてしまい、除去されたと見なすことができる。操作条件の変化により強い触媒が提案されている。しかしながら、これらは、一般に、必要なレベルの転化率および/または選択性を示さない。
高温で、例えば、テトラヒドロフランの製造を90%を超えるまで増加させるために必要とされることがある高温で本方法を実施する場合、副生物の製造が増加するという点で、従来の触媒の問題がさらに生じる。
水素気流下、約300℃〜約400℃の温度で還元マンガン銅触媒を活性化すると、エーテルを製造する方法において有利な触媒が得られることが見出された。
したがって、本発明の第1の態様によれば、還元マンガン銅触媒を活性化するプロセスであって、300℃を超えて且つ約400℃以下の温度で触媒を水素で処理することを含むプロセスが提供される。好ましい実施形態では、処理する温度が、300℃を超え、約330℃以下であることができる。
「還元マンガン」とは、触媒が0.1wt%未満のマンガン、より好ましくは0.05wt%以下、例えば0.03wt%のマンガンを含むことを意味する。還元マンガン銅触媒は、最も好ましくは、ゼロマンガン銅触媒である。
この触媒を、ジカルボン酸類および/または酸無水物類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のモノエステル類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のジエステル類、ラクトン類、及びこれらの2種以上の混合物から選ばれる、対応する有機供給原料材料を水素の存在下で反応させてエーテルを製造する方法において使用すると、エステル転化率を向上させる、従来使用されているよりも高温で、例えば約215℃〜約230℃で、所望のエーテルへの選択性が向上することが見出された。例えば、実質的に100%の所望のエーテルへの転化率を達成することができる。この条件では、ブタノール含有量によって示される、副生物の製造が多いことが予想される。しかしながら、驚くべきことに、触媒が本発明に従って活性化された場合、同様の転化率で、しかし20℃低い温度で得られるものよりもブタノール含有量が低い。この活性化された触媒は、時間とともにエーテルの製造が低下することのない許容できる長寿命を持つことも見出された。より高温で反応を実施することができるので、供給原料中に存在する水の影響も減る。
好ましい活性化プロセスは、
(i)最高0.5%の水素を含む流体を室温で触媒に供給するステップと、
(ii)温度を10〜20時間かけて300℃を超える温度にまで上昇させるステップと、
(iii)流体の水素含有量を100%にまで増加させるステップと
を含む。
ステップ(i)で供給される流体が、水素0.1%で開始され、その後、5〜10時間、より好ましくは約7時間かけて0.5%にまで段階的に増加される場合に、特に、利点が得られる。より好ましい実施形態では、ステップ(i)で供給される流体の水素含有量を増加させるに従って、温度を室温から約100℃〜約160℃の範囲の温度にまで上昇させる。
発熱量を管理するために、水素の入口および出口含有量を注意深くモニターし、調節することが望ましい場合がある。
本発明の第2の態様によれば、上記の第1の態様に従って活性化された触媒が提供される。
本発明の第3の態様によれば、ジカルボン酸類および/または酸無水物類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のモノエステル類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のジエステル類、ラクトン類、及びこれらの2種以上の混合物から選ばれる、対応する有機供給原料材料を水素の存在下で反応させてエーテルを製造する方法であって、反応を、本発明の第2の態様の触媒、または上記の第1の態様のプロセスに従って活性化された触媒の存在下で実施するエーテルの製造方法が提供される。
本発明の第3の態様の好ましい一例では、プロセスは、
(a)第一の気化領域に有機供給原料材料を含む流体を供給し、水素を含む循環ガスに前記供給原料を接触させて、供給原料材料の少なくとも一部を循環ガスによって、循環ガス中に気化させるステップと、
(b)循環ガスおよび気化した供給原料材料を、触媒を含み、水素化と脱水が起こり得る反応条件下で動作する第一の反応領域に供給するステップと、
(c)第一の反応領域から、未反応の供給原料材料、循環ガス、所望の生成物、および同時生成物および副生物を含む中間生成物流体を回収するステップと、
(d)中間生成物流体を第二の気化領域に供給し、追加の供給原料材料に接触させて、追加の供給原料材料を中間生成物流体によって、中間生成物流体中に気化させるステップと、
(e)ステップ(d)の生成物を、触媒を含み、水素化と必要であれば脱水が起こり得る反応条件下で動作する次の反応領域に供給するステップと、
(f)次の反応領域から、エーテルを含む生成物流体を回収するステップと
を含み、
ステップ(b)およびステップ(e)の触媒の少なくとも1つが、上記の本発明の第2の態様の触媒を含む。
一実施形態では、ステップ(b)およびステップ(e)において使用される触媒が異なっていてもよい。ステップ(b)およびステップ(e)において使用される触媒が異なる場合、ステップ(b)において使用される触媒が、添加銅クロマイト触媒などの酸耐性触媒であることができ、ステップ(e)のための触媒が、本発明の第2の態様の触媒であることができる。適当なステップ(b)において使用するための触媒は、デイビー プロセス テクノロジー リミテッドからPG85/1として市販されている触媒である。
上記の好ましい方法は、特に、2つの反応領域に関して記載されているが、本発明の一実施形態では、本方法は、2つを超える反応領域を含むことができる。2つを超える反応領域がある場合、対応する気化領域を隣接した反応領域間に配置することができる。これらの後の領域での気化は、前の反応領域から中間生成物流体中に直接気化させることもできるし、または、必要であれば、追加の有機供給原料、精製リサイクル原料および水素の1つ以上を含んでもよい追加の循環ガスの流体を含ませることもできる。存在する場合、有機供給原料、リサイクル原料および/または水素を加熱することができる。
これらの中間の反応領域が存在する場合、それらは、ステップ(b)あるいはステップ(e)の触媒と同じ触媒を含むことができる。あるいは、他の実施形態では、異なる触媒を使用することができる。一実施形態では、この触媒は、マンガン添加銅触媒のようなエステルを水素化してジオールおよびラクトンにするのに有効な触媒であることができる。適当なマンガン添加銅触媒は、デイビー プロセス テクノロジー リミテッドからDRD92/89Aとして市販されている触媒である。この触媒は、典型的な操作条件下で優れたジアルキルエステルの転化率を示す。
反応領域において使用される触媒は、単一の触媒であってもよいし、触媒の混合物であってもよい。特に好ましい方法では、第一の反応領域の触媒は、貴金属および/または銅含有触媒を含むことができる。従って、第一の水素添加領域の触媒は、パラジウム触媒、還元銅クロマイト触媒、または還元銅含有触媒の1つ以上であるか、または、これらの1つ以上を含むことができる。この後の反応領域、および任意の追加の反応領域において、同じ、あるいは異なる触媒を使用することもできる。
銅含有触媒の例としては、還元酸化銅/酸化亜鉛触媒、還元マンガン添加銅触媒、還元銅クロマイト触媒、および還元添加銅クロマイト触媒が挙げられる。
活性触媒種は、少なくとも部分的には、クロミア、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、シリコンカーバイド、ジルコニア、チタニア、カーボン、または、これらの2種以上の混合物、例えば、クロミアとカーボンの混合物から選ばれる担体に担持することができる。
一実施形態では、1つの触媒床中の少なくとも1つの触媒が上記の本発明の第2の態様の触媒であるという条件で、様々な触媒を含む触媒床を使用することができる。一例では、触媒床は、残留供給原料の酸分に対する耐性を持つ触媒、エステルの水素添加を促進するのに適している触媒、および、所望のエーテルへの選択性を向上させるのに使用されるマンガンを含まない添加銅触媒を含むことができる。2種以上の触媒を含む触媒床は、異なる種類の触媒が分離されるように、あるいは、異なる種類の触媒が混合されるように、触媒床内に別個の触媒層を含むことができる。
エステル供給原料が酸性成分を含む場合、適当な触媒のガード層が存在して、その酸を水素化し、本発明の第2の態様の触媒を保護することができる。
本発明のエーテルの製造反応においては、ジオールを生成する酸、酸無水物、および/またはラクトン、またはエステルの転化はエステルの水素添加または水素化分解であり、ジオールのエーテルへの反応は脱水反応である。
どの理論によっても拘束されることを望まないが、好ましい方法は、ジオールより軽沸点(高蒸気圧)エーテルとして製造される生成物の量が増加することを可能にし、反応器の出口露点が操作温度未満になり、流体が飽和に近づくまで、さらなる供給原料材料が流体中に気化できると考えられる。これは、反応器の入口および出口が蒸気の露点に近い従来のジオールの製造方法とは対照的である。本発明の方法によって気化した追加の供給原料材料は、次に、第二の反応領域において、生成物に転化することができる。
循環ガスは、通常、高濃度の水素ガスを含むが、炭化水素、酸化炭素、メタン、窒素などの他のガスを含むこともできる。さらに、循環ガスが下流からのリサイクルされたガスを含む場合、生成物エーテルを含む縮合物、C〜Cアルカノール、水、同時生成物および副生物が存在することがある。
特に好ましい本発明の第3の態様では、エーテルは環状エーテルである。最も好ましくは、環状エーテルはテトラヒドロフランである。後者の場合、有機供給原料材料は、好ましくはジアルキルマレエートである。この実施形態において多かれ少なかれ存在することがあり、または、存在しないこともある副生成物としては、ブタン−1,4−ジオール、およびγ−ブチロラクトンが挙げられる。この反応をスキーム1(Scheme 1)に示す。この例では、アルカノールはメタノールであり、中間生成物は部分的に水素化されたコハク酸ジメチルである。
副生物は、酸または酸無水物のエステル化において使用されるアルカノール、例えばメタノールや、副反応において生成する望ましくない物質、例えばブタノールや、エーテルを生成するジオールの脱水において生成する水や、中間生成物、例えばコハク酸ジメチルや、本プロセスにおいて生成する他の軽材料または重材料を含むことができる。
Figure 0005337171
副生物は、精製領域においてエーテルから分離することができ、必要であれば、さらに精製することができる。同様に、同時生成物は、精製領域においてエーテルから分離することができ、必要であれば、さらに精製することができる。
しかしながら、一実施形態では、同時生成物および/または副生物の1つ以上は気化領域にリサイクルされ、そこで気化させる。他の実施形態では、同時生成物および/または副生物の1つ以上は第二の気化領域にリサイクルされ、そこで、第一の反応領域から出てくる中間生成物流体中に気化させる。
このように、好ましい実施形態では、副生物として存在するコハク酸ジアルキルはすべて、第一の気化領域、その後、第一の反応領域にリサイクルして、所望のテトラヒドロフラン、および同時生成物であるブタン−1,4−ジオールおよび/またはγ−ブチロラクトンへの反応の全体的な選択性を向上させることができる。
後の反応領域から回収された循環ガスは、好ましくは、加熱されて気化領域にリサイクルされる前に、圧縮され、リサイクルされ、補充した水素と混合される。
生成物から分離された、水を含むアルカノール流体はすべて、上流のエステル化領域にリサイクルすることができる。
気化領域への供給原料材料は、1つ以上のリサイクル流体であるか、または、これを含むことができる。新たに供給された有機供給原料および精製リサイクル流体は、一緒に気化させることができ、または、気化領域の別個の部分で気化させることもできる。それがエステルとジオールとの間のエステル交換反応のリスクを最小限にするので、これは特に有利である。
一実施形態では、第一の気化領域に供給される(ステップa)すべての循環ガスおよび有機供給原料が第一の反応領域に供給される(ステップb)。第一の反応領域から回収される(ステップc)中間生成物流体中に、残りの有機供給原料と精製リサイクル流体を気化させて(ステップd)、次の反応領域に供給される中間の供給原料流体を形成する(ステップd)。
第二の他の実施形態では、第一の気化器からの(ステップa)ガス状の流体は、第一の反応領域に供給される(ステップb)大部分、好ましくは約70%〜約80%と、第一の反応領域を回避し、次の気化領域に、好ましくは次の気化領域の一部に供給され(ステップd)、そこで、追加の有機供給原料材料が循環ガス中に気化して、高温の第二の供給原料流体を生じられるように、さらに加熱される、より少ない部分、好ましくは約20%〜約30%とに分割することができる。より少ない部分が次の気化領域の一部に供給される場合、第一の反応領域から回収される(ステップc)中間生成物流体が次の気化領域の第二の部分に供給され(ステップd)、その中に精製リサイクル流体が供給される。この後の気化領域の2つの別個の部分からの2つの流体は、次いで、混合されて、中間供給原料流体を生じ、この中間供給原料流体は次の反応領域に供給される(ステップe)。
この好ましい実施形態の1つの利点は、エステルであるか、または、エステルを含むことができる液状の追加の有機供給原料が、ジオールおよび/またはラクトンを含む液状の精製リサイクル流体から分離していて、気相でのみ混合されるということである。これは、接触時間、そして、その結果、エステル交換反応および連鎖成長反応の可能性を最小にする。
気化領域に供給された供給原料材料は、完全に1つ以上のリサイクル流体であるか、または、これを含むことができる。
循環ガスは、通常、高濃度の水素ガスを含むが、炭化水素、酸化炭素、メタン、窒素などの他のガスを含むこともできる。さらに、循環ガスが下流からのリサイクルされたガスを含む場合、生成物エーテルを含む縮合物、C〜Cアルカノール、水、同時生成物および副生物が存在することがある。
気化領域への供給原料材料は、1つ以上のリサイクル流体であるか、または、これを含むことができる。新たに供給された有機供給原料および精製リサイクル流体は、一緒に気化させることができ、または、気化領域の別個の部分で気化させることもできる。それがエステルとジオールとの間のエステル交換反応のリスクを最小限にするので、これは特に有利である。
有機供給原料材料は、好ましくは、C〜C12のジカルボン酸類および/または酸無水物類のC〜Cアルキルのモノエステル類、C〜C12のジカルボン酸類および/または酸無水物類のC〜Cアルキルのジエステル類、C〜C12のヒドロキシカルボン酸類のラクトン類、及びこれらの2種以上の混合物から選ばれる。
例えば、有機供給原料材料は、Cのジカルボン酸類および/または酸無水物類のC〜Cアルキルのモノエステル類、Cのジカルボン酸類および/または酸無水物類のC〜Cアルキルのジエステル類、γ−ブチロラクトン、及びこれらの2種以上の混合物から選ぶことができる。特に好ましい有機供給原料材料は、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノメチル、コハク酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、コハク酸ジメチル、γ−ブチロラクトン、リサイクルしたγ−ブチロラクトンおよび/またはブタン−1,4−ジオール、及びこれらの2種以上の混合物から選ぶことができる。あるいは、有機供給原料材料は、マレイン酸モノエチル、フマル酸モノエチル、コハク酸モノエチル、マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、コハク酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、リサイクルしたγ−ブチロラクトンおよび/またはブタン−1,4−ジオール、及びこれらの2種以上の混合物から選ぶことができる。
一実施形態では、気化領域に供給される有機供給原料材料は有機溶媒中に含まれる。有機溶媒が存在する場合、有機供給原料材料が、循環ガスの抜取りによって、有機溶媒から実質的に分離されるように、気化領域は操作される。
適当な有機溶媒としては、炭素数13までのジカルボン酸類のC〜Cアルキルのジエステル類;マレイン酸、フマル酸、コハク酸、及びこれらの混合物のC10〜C18アルキルのモノ及びジエステル類;ナフタレンモノカルボン酸類のC〜Cアルキルのエステル類;芳香族トリカルボン酸類のC〜Cアルキルのトリエステル類;イソフタル酸のC〜Cアルキルのジエステル類;フタル酸アルキル;セバシン酸ジメチルが挙げられる。
第一の反応領域への流体は、好ましくは、水素含有循環ガス:気化させた供給原料の比が約50:1〜約1000:1の範囲内である。第一の反応領域への流体は、温度が、典型的には約100℃〜約300℃、より好ましくは約150℃〜約250℃である。任意の適当な圧力を使用することができるが、第一の反応領域への供給圧力は、典型的には約50psia(約344.74kPa)〜約2000psia(約13789kPa)である。一実施形態では、圧力は、約450psia(約3102.64kPa)〜1000psia(約6894.76kPa)の範囲内である。第一の反応領域への供給原料は、好ましくは、約0.05h−1〜約5.0h−1の1時間当たりの液空間速度に相当する速度で第一の反応領域に供給される。
所望により、圧力および/または温度は、反応領域間で、任意の適当な方法で調節することができる。温度は、熱交換器の使用を含む任意の適当な手段によって調節することができる。
本発明のプロセスにおいて使用される補充水素ガスは、任意の従来の方法によって得ることができる。このガスは、好ましくは、少なくとも約50体積%から約99.99体積%以上まで、例えば約80体積%から約99.9体積%までの水素を含む。このガスは、さらに、窒素またはメタンのような不活性ガスの1種以上を含むことができる。好都合なことには、循環ガスの分子量が最小になり、それによって循環ガスの圧縮および循環に必要な動力が低減されるように、補充水素ガスは圧力スイング吸着法によって製造される。
典型的には、水素化可能な物質は、酸性物質を約0.01wt/wt%から約1.0wt/wt%以上まで、例えば最高約10wt/wt%まで、通常は約2.0wt/wt%以下含む。
第一の反応領域中の触媒の充填量は、好ましくは、気体の混合物の通路において、約0.005wt/wt%未満に酸性物質の含有量を減らすほどに十分に多い。
各反応領域において使用される触媒の量は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。第一の反応領域中の触媒の充填量は、反応領域中の全触媒量(体積)の約10%から約70%、通常約20%から約50%とすることができる。同様に、後の反応領域の触媒は、典型的には、反応領域の全触媒量(体積)の約70%から約10%、通常約20%から約50%の範囲内である。
選択される触媒は、好ましくは約20%から約90%以上まで、最も好ましくは約70%以上の選択性で、エステル、好ましくはジアルキルマレエートを、所望のエーテル、好ましくは環状エーテル、最も好ましくはテトラヒドロフランに転化させる。100%近い選択性が特に望ましい。
最後の反応領域からの生成物流体は、好ましくは、好ましくは凝縮されて、精製領域に供給され、そこで所望のエーテル、好ましくはテトラヒドロフランが生成物として分離される。存在することがあるブタン−1,4−ジオールおよび/またはγ−ブチロラクトンなどの同時生成物はすべて、分離することができ、あるいは、反応系にリサイクルすることができる。1つを超える同時生成物がある場合、1つ、または2つ以上を分離して回収し、残りをリサイクルすることができる。
エーテル、例えばテトラヒドロフランへの100%の転化率が求められている一実施形態では、同時生成物、例えばブタン−1,4−ジオールおよび/またはγ−ブチロラクトンのすべてがリサイクルされる。
粗生成物流体中の、典型的にはC〜Cのアルカノールである、有機供給原料に由来するアルカノールすべて、および水は、好ましくは、精製領域において凝縮され、分離される。存在する場合、アルカノールは、通常、有機供給原料材料が形成されるエステル化反応器にリサイクルされる。精製システムは、必要であれば、アルカノールから水を分離する手段を含むことができる。精製システムは、通常、リサイクルすることができる他の副生物を分離する手段を含む。リサイクルすることができる副生物の一例は、例えば、すべての中間生成物である。あるいは、生成する任意の副生物の一部または全部を廃棄物として除去することができる。リサイクルすることができる副生物の一例は、生成するモノオールすべてである。
触媒の濡れが触媒を劣化させることがある場合、露点を超える温度で反応器に反応混合物を供給することが望ましいことがある。これは、適当な過剰の循環ガス流を気化器に通すこと、気化器の後に余分の循環ガス流を加えること、または、反応領域に供給する前に反応混合物に余分な熱を加えることによって達成することができる。しかしながら、触媒の濡れが触媒の作用に有害でない場合は、同伴する液体が存在してもよい。しかしながら、本反応は、本質的には気相反応である。
適当なプロセスのその他の詳細はWO03/00644に記載されており、この開示内容は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
次に、添付の例を参照して、本発明をさらに説明する。
<実施例1>
銅触媒のデイビー プロセス テクノロジー リミテッドから入手できるDRD92/89“D”触媒を活性化するために、500mlを反応領域に配置した。ガス流量は1250NLPHに設定した。圧力は50psig(約345kPa)に設定した。その後、以下の手順を行った。
1.室温で、水素濃度を0.1%にまで増加させた。その後、入口温度を3時間かけて120℃に上昇させた。温度が100℃を超過すると、水素入口/出口組成をモニターして、水素入口濃度を0.1%に維持した。
ステップ2〜6では、必要であれば水素入口組成を減少させることによって、発熱が10℃を超えないようにして、発熱が低減されるまで、その状態で保持した。
2.160℃に達するまで、温度を10℃ずつ上昇させた。
3.160℃で1時間保持した後、入口ガス水素組成を1時間かけて0.2%に増加させ、その状態で2時間保持した。
4.入口組成物の水素含有量を0.3%に増加させ、2時間保持した。
5.入口組成物の水素含有量を0.4%に増加させ、2時間保持した。
6.入口組成物の水素含有量を0.5%に、入口の水素含有量が出口の水素含有量と等しくなるまで増加させた。
7.0.5%の水素入口組成を維持し、温度を12時間かけて340℃に上昇させた。確実に発熱が10℃を超えないようにし、入口水素が出口水素と等しくなるまで保持した。
8.温度を340℃で1時間保持した。
9.入口水素を1時間かけて1%に増加させ、入口水素が出口水素と等しくなるまで保持した。必要であれば水素濃度を減少させることによって、発熱を10℃未満に保った。
10.次に、入口の水素濃度を4時間かけて5%にまで増加させた。
11.次に、入口の水素含有量を10%に増加させ、これを入口水素が出口水素と等しくなるまで保持した。発熱は10℃未満に保たれた。
12.次に、確実に発熱が10℃を超えないようにしながら、水素濃度を100%に増加させた。
13.圧力を反応の操作圧力にまで増加させた。その後、触媒を必要な温度に冷却し、供給原料を供給する前に4時間、水素下で放置した。
<実施例2〜5>
デイビー プロセス テクノロジー リミテッドから得られ、上記のように活性化させた触媒DRD92/89Dを、無水マレイン酸を含む供給原料からテトラヒドロフランを製造するプロセスにおいて使用した。反応条件を表1に、結果を表2に示す。
Figure 0005337171
Figure 0005337171
<実施例6>
デイビー プロセス テクノロジー リミテッドから得られる触媒DRD92/89Dを上記のように活性化させて、デイビー プロセス テクノロジー リミテッドからの触媒DRD92/89Aと組み合わせて使用した。この組み合わせた触媒を、無水マレイン酸を含む供給原料からテトラヒドロフランを製造するプロセスにおいて使用した。反応条件を表3に、結果を表4に示す。
<比較例7>
デイビー プロセス テクノロジー リミテッドから得られる触媒DRD92/89DをUS4584419に記載の従来法によって活性化させて、デイビー プロセス テクノロジー リミテッドからの触媒DRD92/89Aと組み合わせて使用した。この組み合わせた触媒を、無水マレイン酸を含む供給原料からテトラヒドロフランを製造するプロセスにおいて使用した。反応条件を表3に、結果を表4に示す。
実施例6で使用した量の二倍のタイプDの触媒を比較例7で使用したという事実にもかかわらず、触媒を本発明の活性化プロセスにかけた場合、テトラヒドロフランへの選択性が大幅に向上する。
Figure 0005337171
Figure 0005337171
<実施例8>
デイビー プロセス テクノロジー リミテッドから得られる触媒DRD92/89Dを上記のように活性化させて、無水マレイン酸を含む供給原料からテトラヒドロフランを製造するプロセスにおいて使用した。反応条件を表5に、結果を表6に示す。
<比較例9、10>
デイビー プロセス テクノロジー リミテッドから得られる触媒DRD92/89DをUS4584419に記載の従来の低温プロセスによって活性化させた。この触媒を、無水マレイン酸を含む供給原料からテトラヒドロフランを製造するプロセスにおいて使用した。反応条件を表5に、結果を表6に示す。
Figure 0005337171
Figure 0005337171

Claims (10)

  1. ジカルボン酸類および/または酸無水物類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のモノエステル類、ジカルボン酸類および/または酸無水物類のジエステル類、ラクトン類、及びこれらの2種以上の混合物から選ばれる、対応する有機供給原料材料を水素の存在下で反応させてエーテルを製造する方法であって、
    前記反応を、
    300℃を超えて且つ400℃以下の温度で還元マンガン銅触媒を水素で処理することを含み、
    (i)最高0.5%の水素を含む流体を室温で触媒に供給するステップと、
    (ii)温度を10〜20時間かけて300℃を超える温度にまで上昇させるステップと、
    (iii)流体の水素含有量を100%にまで増加させるステップと
    を含み、
    ステップ(i)で供給される流体が、水素0.1%で開始され、その後、5〜10時間かけて0.5%にまで段階的に増加され、且つ
    ステップ(i)で供給される流体の水素含有量を増加させるに従って、温度を室温から100℃〜160℃の範囲の温度にまで上昇させることを特徴とするプロセスに従って活性化された還元マンガン銅触媒の存在下で実施することを特徴とするエーテルの製造方法。
  2. (a)第一の気化領域に有機供給原料材料を含む流体を供給し、水素を含む循環ガスに前記供給原料を接触させて、供給原料材料の少なくとも一部を循環ガスによって、循環ガス中に気化させるステップと、
    (b)循環ガスおよび気化した供給原料材料を、触媒を含み、水素化と脱水が起こり得る反応条件下で動作する第一の反応領域に供給するステップと、
    (c)第一の反応領域から、未反応の供給原料材料、循環ガス、所望の生成物、および同時生成物および副生物を含む中間生成物流体を回収するステップと、
    (d)中間生成物流体を第二の気化領域に供給し、追加の供給原料材料に接触させて、追加の供給原料材料を中間生成物流体によって、中間生成物流体中に気化させるステップと、
    (e)ステップ(d)の生成物を、触媒を含み、水素化と必要であれば脱水が起こり得る反応条件下で動作する次の反応領域に供給するステップと、
    (f)次の反応領域から、エーテルを含む生成物流体を回収するステップと
    を含み、
    ステップ(b)およびステップ(e)の触媒の少なくとも1つが、請求項に記載の活性化された触媒を含む、請求項に記載の製造方法。
  3. ステップ(b)において使用される触媒が、酸耐性触媒を含み、
    ステップ(e)のための触媒が、請求項に記載の活性化された触媒を含む、請求項に記載の製造方法。
  4. ステップ(b)において使用される触媒が、添加銅クロマイト触媒を含む、請求項に記載の製造方法。
  5. 第一の反応領域と最後の、続いての反応領域の間に連続して配置された1つ以上の追加の、続いての反応領域を含み、
    その、または各追加の、続いての反応領域の前には、追加の供給原料、リサイクルした、または新たに供給した供給原料、および再循環材料を前の反応領域からの中間生成物流体によって、中間生成物流体中に気化させる気化領域が配置されている、請求項のいずれかに記載の製造方法。
  6. 中間の反応領域中の触媒が、マンガン添加銅触媒である、請求項に記載の製造方法。
  7. 前記供給原料材料が、C〜C12のジカルボン酸類および/または酸無水物類のC〜Cアルキルのモノエステル類、C〜C12のジカルボン酸類および/または酸無水物類のC〜Cアルキルのジエステル類、C〜C12のヒドロキシカルボン酸類のラクトン類、及びこれらの2種以上の混合物から選ばれる、請求項のいずれかに記載の製造方法。
  8. 前記供給原料材料が、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノメチル、コハク酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、コハク酸ジメチル、γ−ブチロラクトン、リサイクルしたγ−ブチロラクトンおよび/またはブタン−1,4−ジオール、及びこれらの2種以上の混合物から選ばれる、請求項に記載の製造方法。
  9. 前記エーテルが、環状エーテルである、請求項のいずれかに記載の製造方法。
  10. 前記エーテルが、テトラヒドロフランである、請求項に記載の製造方法。
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