JP5336576B2 - 互いにリンクされているワイヤからなるコンピュータ用ポインティング・デバイスのループ部材およびこのようなループ部材を含むポインティング・デバイス - Google Patents

互いにリンクされているワイヤからなるコンピュータ用ポインティング・デバイスのループ部材およびこのようなループ部材を含むポインティング・デバイス Download PDF

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Description

本発明はループ部材の縦軸に平行に配置された支持部材の周りを、ユーザにより、回転可能に配置される接線方向に屈曲可能な円筒状の、画面、ディスプレー等上のポインタ、画像等を、少なくとも一方向に、制御するためのループ部材に関連し、支持部材はループ部材の断面を細長い形状に引き延ばし、かつ端部位置間でループ部材をその軸方向に並進されるようにし、ループの動きは画面上でポインタを移動させる手段を使用して検出することができる。
本特許出願の著者による特許文献1には、画面上のポインタ等を制御するループ・デバイスの形のポインティング・デバイスが開示されている。ループ・デバイスは原則として屈曲可能な薄い材料からなるシリンダ(ループ)により構成され、それはユーザにより2本のロッド上で回転され、かつ、ロッドの縦軸に平行に並進されるように配置される。ループの動きはコンピュータに接続された電子機器を使用して検出され、ポインタ、画像等が対応する方法で画面上を移動させられる。
この技術に従った装置は、現在、製造されて非常に良く作動しているが、これまで応用分野はデスクトップ・コンピュータの既存のキーボードの前に配置されることに限定されていた。ループ・デバイスの高さは十分に小さくはできなかったため、ラップトップ・コンピュータに接続して使用することはこれまで最適ではなかった。しかしながら、ラップトップ・コンピュータに対する支配的なポインティング・デバイスであるタッチパッドは多くのユーザにより積極的には経験されていないため、インストールしてあるいは既存のリスト・サポートのスペースバーの下に配置される付属デバイスとして、ラップトップ・コンピュータに接続して使用する需要は非常に大きい。前記した特許出願には、タッチパッドのいくつかの短所が説明されている。
ループ・デバイスの高さを十分に小さくできれば、TVのリモート・コントロール、マルチメデイァ、ボリューム・コントロール、または他の装置に接続して使用することも適切なものとなる。
特許文献2は、軸方向補強ストリップがループの内側に設けられ摩擦材料がループ外側でストリップ上に設けられた、実際には薄い布の、非常に屈曲可能な支持材料により構成される最適化されたループが開示されている。摩擦材料によりユーザはループを指で容易に動かすことができる。補強ストリップはループのその軸方向の必要な動きをエンド・ストップにより制限しなければならないために必要とされるループの軸方向剛性を提供し、軸方向剛性が無ければループの端部がエンド・ストップに達しユーザがループを同じ方向に押し付ける時にループは機械的に変形されることがある。ストリップ間には支持材料が自由に屈曲されるゾーンがある。
こうして、前記した2つの文書に従った装置は2本の回転可能なロッド上を回転でき、かつ、ロッドの縦軸に平行に変位可能なループを有する。ロッドはループの包絡線移動に従う。ループの上側は固定面サポート上に静止するため、平らな上面を有する。この平らな表面の上に、ポインティング表面を規定する装置ボックス内の開口があり、ユーザは画面上でカーソルを2次元、垂直、水平またはそれらの組合せで移動させるためにループを移動させることができる。
残念ながら、とりわけ、使用する選出された非常に柔軟な支持材料の応力緩和に依存する大きすぎるメモリ効果のため、このようなループはおよそ10mmよりも小さい全高で実現されていない。支持材料の曲げ半径の減少と共に内部応力が増加するため、応力緩和も増加する。応力緩和は次のように機能を妨げ、ループ・デバイスは一時使用されないままとされていたものとする。すると、ロッド周りに恒久的曲げを得ているループの支持材料内に応力緩和が生じる。次に、ユーザがポインティング表面内でループを小距離移動させて、ロッドが小さい角度だけ回転し、その後ループのホールドを離れると、ロッドしたがってループのポインティング表面は元の位置、すなわち、最低内部応力を有する位置へ移動し戻される。画面上のカーソルは、小距離移動した後で元の位置へ戻るため、これは受け入れられない。
ループ・デバイスの高さを低減する可能性を制限するさらなる要因がある。ループがロッド上を回転する時、ユーザは「不規則な走行(running)」を経験し、それは、まさにロッド上に入るまたはロッドから離れる時に、不均一なローリング・オン/オフを与える補強ストリップのために不便なものである。この効果はストリップ間の距離(ピッチ)が増加するにつれ増加する。実際には、ストリップ間ループの屈曲領域は結果的に短すぎて大きすぎるようになるため、ピッチを2.5mmよりも著しく小さくすることはできなかった。ピッチを2.5mmとすると、不規則な走行が広範囲に生じるため、ロッドの直径はおよそ5mmよりも著しく小さい値に減少することはできない。
しかも、低ループ・デバイスを作り出す可能性を制限する要因はループの固有の厚さであり、補強ストリップ、布および摩擦材料の厚さが与えられると、実際上およそ0.80mmよりも小さくすることは殆どできない。デバイスの全高が計算される時にループの上下部の厚さが加算され、したがって、ロッドの直径に2×0.8=1.6mmの厚さが既に加算されている。ループの下部はロッドを離れる場所から数mm垂れ下がっており、ここでは2−3mmの厚さが加算される。
前記のとおり、2.5mm程の小さな全高は決して達成できないことは明らかであり、2.5mmは一般的なタッチパッドの厚さにほぼ対応する。
PCT出願PCT/SE01/01620 PCT出願PCT/SE03/01160
本発明の目的は、前記したピッチへの対応が1mmのサイズであるのと同時に、メモリ効果の無い著しく薄い軸方向に剛性のループを明示することであり、それによりループは回転可能なロッド上を、それらがおよそ2mm程の小径を有する場合であっても、不便な不規則走行無しで回転することができる。
単純な実施例では、本発明に従って作られたループは外側の摩擦材料を欠いている。ユーザの指がループを移動させずにループに対してスライドする場合、それは否定的(negative)と知覚されることがあり、総摩擦(ユーザの指の下のループの移動に対する抵抗)が高過ぎる時に生じることがある。また、移動される全質量が大き過ぎる場合、質量により高速移動はより困難となるため、ユーザの指はループに対してスライドすることがある。
したがって、1つの目的はループ自体と、ループを支持して引き伸ばしたままとするのに使用されループの動きに従う機構(周辺機構)の両方の摩擦および重量を最小限に抑えることである。
さらなる目的は単純な構造を有するループを明示することである。
さらにもう1つの目的はやはり単純で容易に製作できる周辺機構を明示することである。
前記した目的は、ループ部材がその軸に沿って配置された数本のワイヤからなり、少なくともいくつかの場所において隣接ワイヤに、結合されることなく、少なくとも半ターン撚り合わされるという事実により、本発明において達成される。
本発明の異なる実施例が独立項に関連して従属項に記述されている。
本発明の1実施例において、ワイヤはチェーン・リンク・フェンスのワイヤと同様に互いに撚り合わされる(引っ張り込まれる)。
本発明のもう1つの実施例において、少なくとも数本のワイヤはその端部または端部付近で対として一緒に結合される。
本発明のもう1つの実施例において、ワイヤ対の少なくとも数本のワイヤは少なくとも1つの追加ポイントにおいて一緒に結合される。
もう1つの実施例において、一緒の結合は絡み合い(intertwining)により行われる。
もう1つの実施例において、少なくともいくつかのワイヤ対は逆向きピッチで絡み合わされた部分を有する。
もう1つの実施例において、ループ部材は、その包絡線表面上に、ワイヤが一緒に結合される場所に配置された摩擦材料を有する。
もう1つの実施例において、ポインティング・デバイスは本発明に従ったループ部材を有し、前記支持部材は平行配置され、回転可能および並進可能に搭載され、支持部材間に配置されたプレートの縁に位置している。
さらに、もう1つの実施例において、前記支持部材の各々はその上にいくつかの丸いプレートが配置される剛性ワイヤにより構成される。
さらに、もう1つの実施例において、支持部材は磁性材料を含み各磁石デバイスにより各力でプレートの各縁から離れるように吸引され、磁石デバイスから生じる力により支持部材の1つがプレートの縁に当接するようにされる。
さらに、もう1つの実施例において、前記支持部材はループ部材に関して固定配置される。
本発明に従ったループ部材の説明スケッチを示す図である。 ベアリング・ポイントを示す図である。 端部で一緒に結合されたワイヤを示す図である。 いくつかの場所で一緒に結合されたワイヤを示す図である。 撚り合せにより一緒に結合されたワイヤを示す図である。 異なる方向への撚り合せを示す図である。 絡み合わせたワイヤの真直度を例示する図である。 本発明に従ったループ部材に対する適切な周辺機構を示す図である。 余分なワイヤを含むベアリング・ポイントを有する本発明の実施例を示す図である。 撚り合せの一緒に結合する領域を拡大して示す図である。
本発明を図面に例示されたものに限定することなく、本発明の実施例に従ったポインタを制御するためのループ部材を例示する、添付図を参照して以下に本発明をより詳細に説明する。図1は接線方向に柔軟であるが軸方向には機能的に剛性であるループ1を示す。それは装置ボックス4内側に取り付けられて、ループ1の断面を細長い形状に引き伸ばす、2つの丸みを帯びた側面6および7が設けられたプレート5上に自由に動くように取り付けられる。装置ボックス4は開放領域8を有し、その中でユーザはループ1に達して装置ボックス4に取り付けられたエンド・ストップ2および3間でループ1を軸方向(矢符9方向)に変位させることができ、また側面6および7上で矢符10方向に回転させることもできる。軸方向の動きは検出されて電気信号を発生し、それは信号を画面上の第1方向、適切には横方向、におけるカーソル、画像等の動きに変換する、たとえば、コンピュータへ送り込まれる。プレート5の側面6および7上のループの回転も検出されて画面上の第2方向、適切には縦方向、の動きを生じる。Avago ADNS5020等の光マウス・センサ等を使用して問題とする検出を行うことができる。このタイプの検出は最近では陳腐なものと見なされている。
ループ1は鋼等の剛性材料で作られた数本の軸方向に走る細いワイヤ11からなっている。各ワイヤ11はジグザグ・パターンで曲げられ、各「ジグ(zig)」は一方側の最も近くにあるワイヤ11(n+1)に引っ張り込まれ、各「ザグ(zag)」は他方側の最も近くにあるワイヤ11(n−1)に引っ張り込まれるようにされる。ワイヤを互いに編組みまたは撚り合わせる同じ技術がいわゆるチェーン・リンク・フェンスで見られる。言い換えると、ワイヤは交わって互いに接触する各場所において、互いに1/2ターン撚り合される。このような各場所は今後ベアリング・ポイントと呼ばれ、図1Aに示されている。
100本のワイヤ11−11100を有するものと仮定する。いくつかのベアリング・ポイントにおいて、ワイヤ11はその「近隣ワイヤ」、11100および11と1/2ターン撚り合される。いくつかのベアリング・ポイントにおいて、ワイヤ11はその近隣ワイヤ、11および11と1/2ターン撚り合される。個別のワイヤは、たとえ、そこで互いに接触してもそのベアリング・ポイントにおいて互いに固定接続されないため、互いに小さい角度だけ回転できることに注意しなければならない。したがって、全てのワイヤが接線方向に屈曲可能なループ1を一緒に形成する。
PCT出願PCT/SE03/01160に従って作られたループに比べて、下記の利点がある。
1. ワイヤは互いに結合されていないため、ループ内にメモリが無い。
2. ループの個別のワイヤが0.10mmの直径を有する場合、ループの固有厚さは非常に小さく、およそ0.25mmである。
3. 個別のワイヤ間のピッチは有利に1mmまで小さくすることができ、ループを引き伸ばすサポートの半径が1mmまで小さくても、サポート6および7上での均一な巻付けおよび巻戻しが許される。
ループの横方向移動は制限され、したがって、端部は時折エンド・ストップ2および3と接触する。この実施例の欠点は個別のワイヤ11が端部において「解ける」ことがある点である。したがって、この問題が解消される実施例が図2に示される。ここでは、ワイヤが端部において対として一緒に結合されている。ワイヤ12および13からなる一対のワイヤ14はいくつかのベアリング・ポイントにおいて、一対のワイヤ14に撚り合される、一対のワイヤ14に1/2ターン撚り合される。一対のワイヤ14は、そのベアリング・ポイントを介して、一対のワイヤ14に関してある角度に向けることができ、次に、それはそのベアリング・ポイントを介して、一対のワイヤ14に関してある角度に向けることができる。各ワイヤ端部はもう1つのワイヤ端部に結合されるため、ワイヤ端部は決して解けることがない。
この実施例のバリエーションが図3に示されており、一対のワイヤは端部だけでなくより多くのポイントにおいて一緒に結合される。
図2および3に関連して示された実施例の欠点は各ワイヤ対のワイヤを十分強力に一緒に結合するのは困難なことがある点である。ワイヤは細く、サイズは0.10mmであり、ワイヤの強度が失われることがあるため溶接は信頼できないことがある。はんだ付けが考えられるが、ステンレス硬鋼で作られることが適切である、ワイヤに対して適切なはんだを見つけるのが困難となることがある。はんだ付け温度はワイヤがその硬度を失うほど高くしてはならない。
したがって、好ましい実施例が図4に関連して示され、そこでは前記した困難が解消される。ここには一対のワイヤ17が示されており、ワイヤ15および16が2.5ターン絡められている。これはワイヤが非常に高い信頼度で一緒に結合されるのと同時にはんだ付けまたは溶接を排除する。ワイヤが絡められる巻数は2.5よりも著しく大きくなるように非常に良く選出することができる。4つのベアリング・ポイントにおいて、ワイヤ対17はワイヤ対18に1/2ターン撚り合され、それは4つのベアリング・ポイントにおいてワイヤ対19に1/2ターン撚り合される。
ワイヤの直径はワーキング・プロトタイプでは0.10mmであり、メッシュ・サイズMは1mmであり、ワイヤ数は30であった。
ある場所において絡み合せが右巻きとなり他の場所では左巻きとなれば、絡められた各ワイヤ対は一緒により堅固に保持され、それは図5に示され一対のワイヤだけが示されている。ワイヤはRとマークされた場所で右巻きに絡み合わされ、Lのマーキングにおいて左巻きに絡み合わされる。
前記したように、ループ・デバイスは出来るだけ低重量として、ユーザの指の動きを容易に追従しなければならない。この実施例はワイヤ対がはんだ付けにより接合される場合よりも軽いループとすることができる。はんだ付けが行われると、はんだ付けポイントにおけるはんだの重量がループ・デバイスに加算される。ここでは、半田が無いのでこの問題が解消される。さらなる減量要因があり、図6に関連して例示される。図4の実施例から取り出したルーズ・ワイヤ16の重量を図2に従った実施例から取り出したルーズ・ワイヤ12の重量と比較すると、たとえループの全長L、ワイヤ直径およびワイヤ材料が同じでも、ワイヤ16の重量はワイヤ12のそれよりも低いことが判る。これはワイヤ16が撚り合されると、ワイヤ12と比べて、軸方向により真っ直ぐに伸びる部分20および21を有するという事実による。したがって、ワイヤ16は結果として重量がより低くより短くなる。また、軸方向剛性が増し、それは利点である。
図7にループ22に対する好ましい支持機構が示されている。ループ22は2本のロッド23および24により引き伸ばされる。一方のロッド23は鋼等の磁性材料で作られた真っ直ぐな金属ワイヤ25から構成される。ワイヤ25には、このケースでは4つの、小さなプラスチック・プレート26、27、28および29が設けられている。他方のロッド24はロッド23と同一であることが有利であるが、そうしなければならない訳ではない。ロッド23および24間には、装置フード(図示せず)に取り付けられその上にループ22の上部31が載るプレート30がある。ロッド23はプレート30の縁32に接触する。第1のロッド23のワイヤ25は第1の磁石33により力Fで吸引され、他方のロッド24のワイヤ34は第2の磁石35により幾分大きい力F2で吸引される。したがって、ロッド23はF2−F1に等しくかつ小さく選出すべき力により縁32へ押圧される。これにより、ループ22がより大きな力、すなわちF2により引き伸ばされるのと同時に、縁32に対するロッド23の摩擦は最小限に抑えられる。これにより、総摩擦はユーザの指とループ22の上部31との間の摩擦が常にループを動かすのに十分であるような小さな力でループ22が移動できるほど小さくなる。
ロッド23および24はループ22に関して横方向に固定保持しなければならず、それはサイド・ストップ36および37により管理される。サイド・ストップ36は薄い鋼箔からなり、それはループの上側31の縁上に延びている。支持プレート30の側面において、サイド・ストップ36は2つの折り返しタング(turned−down tongues)を有し、それは軸方向から見てループ22の端部の外側でロッド23および24の最外部プレート26および42の内側を延びている。
サイド・ストップ36は矢符38で示される方向におけるループ22に関する動きに対してロッド23および24をロックする。他方のサイド・ストップ37は同様に働いてロッド23および24を反対方向にロックする。
ユーザがループ22の上側31を2方向矢符44の方向へ動かすと、ループ22はロッド23および24周りに回転し、それらも回転する。ユーザがループの上側31を2方向矢符46の方向へ動かすと、ループ22は、サイド・ストップ36および37だけでなくロッド23および24と共に、ユニットとして同方向に動かされる。それゆえ、ユーザはループ22の上面31を2次元方向に動かせることを経験する。
以下に、特許請求の範囲内でのいくつかの修正例が示される。
ロッドはキャリッジに回転可能に載せられ、次に、それは装置ベース・フレームに関して並進することができる。しかしながら、これは横方向に移動させなければならない重量を最小限に抑えることはなく複雑さが増す。
ループは非常に容易に動かすことができ、かつ移動可能な質量は非常に小さいため、本発明に従って、ループの外側で摩擦材料を殆ど必要としない。しかしながら、所望により摩擦材料を付加することができ、図5においてLおよびRのマークを付された場所により良好なグリップとするために適切に付加される。
図8に従って、2本の隣接ワイヤはそのベアリング・ポイントにおいてそれらの間を通るワイヤを有することができ、中間ワイヤは他方のワイヤが互いに撚り合されるという事実を変えることはない。その利点はそのベアリング・ポイントにおいてワイヤはお互いに関して幾分大きい角度を向けられることである。
ワイヤまたはワイヤ対はベアリング・ポイントにおいて交わる所で0.5ターンよりも多く絡めることができる。図9に、ワイヤが1.5ターン緩く撚り合されるベアリング・ポイントが示されている。その欠点はワイヤがお互いに関して十分な角度だけ曲がらないことである。

Claims (11)

  1. ループ部材の縦軸に平行に配置された支持部材の周りを、ユーザにより、回転可能に配置される接線方向に屈曲可能な円筒状の、画面、ディスプレー等上のポインタ、画像等を制御するための前記ループ部材であって、前記支持部材はループ部材の断面を細長い形状に引き延ばし、かつ端部位置間で前記ループ部材をその軸方向に並進されるようにし、ループの動きは画面上でポインタを移動させる手段を使用して検出することができ、それは前記ループ部材(10)の前記軸に沿って配置された数本のワイヤ(11、12、13、15、16)からなり、少なくとも数本は少なくともいくつかの場所において隣接ワイヤに、結合されることなく、少なくとも半ターン撚り合されることを特徴とするループ部材。
  2. 請求項1記載のループ部材であって、前記ワイヤ(11、12、13)はチェーン・リンク・フェンスのワイヤと同様に互いに撚り合される/引っ張り込まれるループ部材。
  3. 請求項1または2記載のループ部材であって、少なくとも数本のワイヤ(12、13、15、16)はその端部または端部付近で対として一緒に結合されるループ部材。
  4. 請求項3記載のループ部材であって、前記ワイヤ対の少なくとも数本のワイヤは少なくとも1つの追加ポイントにおいて一緒に結合されるループ部材。
  5. 請求項3−4のいずれか一項記載のループ部材であって、一緒に結合することは絡み合いによって行われるループ部材。
  6. 請求項5記載のループ部材であって、前記ワイヤ対の少なくともいくつかは反対方向のピッチで絡み合った部分を有するループ部材。
  7. 請求項4−6のいずれか一項記載のループ部材であって、前記ループ部材は、その包絡線表面上に、ワイヤが一緒に結合される場所に配置された摩擦材料の大部分を有するループ部材。
  8. 請求項1−7のいずれか一項記載のループ部材を含むポインティング・デバイスであって、前記支持部材(23;24)は平行配置され、回転可能および並進可能に搭載され、前記支持部材間に配置されたプレート(30)の縁に位置しているポインティング・デバイス。
  9. 請求項8記載のポインティング・デバイスであって、前記支持部材(23;24)の各々がその上にいくつかの丸いプレート(26−29、42)が配置される剛性ワイヤ(25、34)からなるポインティング・デバイス。
  10. 請求項8−9のいずれか一項記載のポインティング・デバイスであって、前記支持部材(23;24)は磁性材料を含み、前記支持部材の1つ(23)が磁石デバイス(33、35)から生じる力により前記プレート(30)の縁(32)に当接するように、各磁石デバイス(33、35)により各力で前記プレートの各縁から離れるように吸引されるポインティング・デバイス。
  11. 請求項1−7のいずれか一項記載のループ部材を含むポインティング・デバイスであって、前記支持部材(6、7)は前記ループ部材に関して固定配置されるポインティング・デバイス。
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