JP5334910B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置におけるベルトを用いた定着装置及びこの定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
従来、白黒又はカラー画像を形成する複写機、プリン夕、ファクシミリ装置等の画像形成装置において、定着部材として定着ベルトを使用した定着装置が使用されている。このような定着装置において、定着ベルトは、定着ローラと発熱体を支持する支持体によって張架され、その発熱体によって加熱されるように構成されている。定着装置は、発熱体で加熱された定着ベルトが回転することにより、定着ローラと加圧ローラとによって形成されたニップ部において、トナー像を加熱、加圧して用紙に定着するように構成されている。
特開2007−322888号公報
しかしながら、従来の定着装置においては、定着ベルト内に配設された定着ローラと、定着ベルト外に配設された加圧ローラとでニップ部を形成しているので、高速印刷のためにニップ幅を拡大することが困難であるという課題があった。
本発明の定着装置は、無端状の定着ベルトと、前記定着ベルト内に配設された定着ローラと、前記定着ベルト外に配設された加圧ローラと、前記定着ベルト内に配設され、前記定着ローラと共に前記加圧ローラを圧接してニップ部を形成し、前記ニップ部により記録媒体上に現像剤像を定着するニップ形成部材とを有している。
前記ニップ形成部材は、前記加圧ローラに圧接する板ばねと、前記加圧ローラの回転方向における前記板ばねの両端部を前記加圧ローラに向かって押圧させる支持用部材と、を有している。
本発明の画像形成装置は、前記発明の定着装置と、現像剤により前記現像剤像を形成して記録媒体に転写し、前記現像剤像が転写された前記記録媒体を前記発明の定着装置に供給する画像形成部とを備えている。
本発明の定着装置によれば、次の(1)及び(2)のような効果がある。
(1) 定着ローラと共に定着ベルトを挟み、加圧ローラを圧接してニップ部を形成するニップ形成部材を定着ベルト内に設けたので、定着ローラ単体におけるニップ部よりも広い範囲のニップ部が形成される。このため、ニップ部を通過する記録媒体に対して、より多くの熱を伝達することができる。従って、より定着温度を下げる、或いは、より高速に印刷することができる。
(2) 板ばねの両端部を支持用部材で押圧するので、定着ローラが加圧ローラを圧接する部分とニップ形成部材が加圧ローラを圧接する部分の間に発生する圧力抜け部分を狭くすることができる。そのため、ニップ形成部材と加圧ローラの圧接部との間に形成されるニップ領域において、記録媒体上の画像の定着が不十分である場合であっても、圧力抜け部分において外乱を受ける可能性が低下するので、印刷品質を安定させることができる。
本発明の画像形成装置によれば、前記本発明の定着装置を備えるように構成したので、次の(3)及び(4)のような効果がある。
(3) 定着温度を下げることができるので省電力効果がある。
(4) 定着温度を上げることなく印刷速度を高速化できる。
図1は本発明の実施例1における図2中の定着装置の概略を示す構成図である。 図2は本発明の実施例1における画像形成装置の概略を示す構成図である。 図3は図1中の面状発熱体及び支持体を示す斜視図である。 図4は図3中の面状発熱体を示す分解斜視図である。 図5は図4の面状発熱体の上面を示す平面図である。 図6は図1中のニップ形成部材及び支持体を示す側面図である。 図7は図1中のニップ形成部材及び支持体を示す斜視図である。 図8は図1中の面状発熱体、ニップ形成部材等の配置関係を示す斜視図である。 図9は図1中の定着ベルトの中に各部材が納まっている状態を示す斜視図である。 図10は図1中の定着ローラを示す断面図である。 図11は図1中の定着ベルトを示す断面図である。 図12は図1の定着装置におけるニップ部の圧力分布を示すグラフである。 図13は図6のニップ形成部材及び支持体の比較例を示す斜視図である。 図14は図1の定着装置に図13のニップ形成部材を用いたときのニップ部の圧力分布を示すグラフである。 図15は図9における長手方向の圧力分布を示すグラフである。 図16は図1の定着装置の変形例1を示す概略の構成図である。 図17は図1の定着装置の変形例2を示す概略の構成図である。 図18は本発明の実施例2における定着装置の概略を示す構成図である。 図19は図18中のニップ形成部材を示す分解斜視図である。 図20は図18中のニップ形成部材を定着装置に装着したときの状態を示す斜視図である。 図21は図18中の面状発熱体、ニップ形成部材等の配置関係を示す斜視図である。 図22は図18中の定着ベルトの中に各部材が納まっている状態を示す斜視図である。 図23は図18の定着装置におけるニップ部の圧力分布を示すグラフである。 図24は図18の定着装置の変形例1を示す概略の構成図である。 図25は図18の定着装置の変形例2を示す概略の構成図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2(a)、(b)は、本発明の実施例1における画像形成装置10の概略を示す構成図であり、同図(a)は、全体の構成図、及び同図(b)は、画像形成ユニット20及び転写ローラ11を示す部分拡大図である。
画像形成装置10は、例えば、電子写真方式のページプリンタにより構成され、記録媒体(例えば、用紙)Pを所定のタイミングで搬送する搬送ベルト12を有している。搬送ベルト12の上部には、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色で現像する複数の画像形成ユニット20(=20K、20Y、20M、20C)が配置されている。
複数の画像形成ユニット20の下部には、搬送ベルト12を挟んで転写手段である複数の転写ローラ11(=11K、11Y、11M、11C)が配置されている。複数の転写ローラ11は、画像形成ユニット20との間で電界を形成することにより、画像形成ユニット20が形成した現像剤像を用紙Pに転写する機能を有している。これらの複数の画像形成ユニット20と、搬送ベルト12と、複数の転写ローラ11により画像形成部が構成されている。画像形成ユニット20Cにおける用紙Pの搬送方向下流には、定着装置30が設けられている。
画像形成ユニット20は、像担持体(例えば、感光体ドラム)21と、帯電部材(例えば、帯電ローラ)22と、潜像形成手段(例えば、記録ヘッド)23と、現像手段(例えば、現像部)24とを有している。
感光体ドラム21は、静電潜像を担持し、図示しない現像剤(例えば、トナー)の供給を受けて、可視化された現像剤像を担持する機能を有している。帯電ローラ22は、感光体ドラム21の表面を帯電し、記録ヘッド23は、帯電した感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成するように構成されている。現像部24は、トナーを感光体ドラム21に供給して感光体ドラム21の表面に形成された静電潜像を可視像化する機能を有している。
図1は、本発明の実施例1における図2中の定着装置30の概略を示す構成図である。
定着装置30は、トナー13が転写された用紙Pを加熱、加圧して定着する機能を有しており、回転自在に配置された定着ローラ31と、この定着ローラ31に対向して回転自在に配置された加圧ローラ32と、定着ローラ31の回転と共に回転する定着ベルト33とを有している。定着ベルト33は、定着ローラ31と、支持体37によって支持されたニップ形成部材34と、加熱部材とによって張架されるように構成されている。
前加熱部材は、例えば、面状発熱体35と、その支持体36とから構成されている。面状発熱体35は、支持体36と共に定着ベルト33の内面に押圧されるように配置されている。この場合、定着ベルト33に対する支持体36の押圧加重は、支持体36と定着ベルト33との摺動性を悪化させないため、最大でも2Kg・f程度であるように設定されている。
加圧ローラ32は、定着ベルト33を介して定着ローラ31とニップ形成部材34に圧接されるように配置され、長さmのニップ部38を形成している。ニップ部38は、定着ローラ31が加圧ローラ32に圧接する第1の圧力により形成された第1のニップ部と、前記第1の圧力よりも小さな第2の圧力でニップ形成部材34が加圧ローラ32に圧接して形成された第2のニップ部とを有している。図示しない温度検知手段は、定着ベルト33の外面、又は内面に当接しているか、或いは、微小なギャップを設けた非接触のものであってもよい。
トナー13に用いる結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン/プロピレン共重合体、スチレン/ビニルナフタレン共重合体、スチレン/アクリル酸メチル共重合体、ポリエステル系重合体、ポリウレタン系重合体、エポキシ系重合体、脂肪族、又は、脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等を用いることができ、これらを単独、或いは、混合して用いることができる。又、トナー13に対し、定着時のオフセットを防止する目的でワックスを含有させる場合があるが、この場合のワックスとしては、ポリエチレンワックス、プロピレンワックス、カルナウバワックス、各種エステル系等のワックス類を用いることができる。
図3(a)、(b)は、図1中の面状発熱体35及び支持体36を示す斜視図である。
図3(a)は、面上発熱体35と支持体36とを一体化する前の分解斜視図であり、図3(b)は、面状発熱体35と支持体36とが一体化した状態の斜視図である。図3(a)において、面状発熱体35の斜線部が発熱領域35aである。
支持体36は、アルミニウム、銅等の熱伝導性、加工性の高い金属、又は、これらを主成分とする合金、或いは、耐熱性、剛性の高い鉄、鉄系の合金類、ステンレス等で構成されている。支持体36と面状発熱体35とは、定着ベルト33を押圧することで一体化し、定着ベルト33の回転駆動に対して定着ベルト33が摺動するように構成されている。面状発熱体35は、定着ベルト33の内面と接触する面は平面、或いは円弧状であり、セラミックヒータ、ステンレスヒータ等が用いられる。
図4は、図3中の面状発熱体35を示す分解斜視図である。
図4において、例えば、SUS430のステンレス鋼等の基板35a上に電気絶縁層35bとして薄くガラス膜が形成されている。その上にニッケル−クロム合金、或いは、銀−パラジウム合金の粉末をペースト状にスクリーン印刷することにより抵抗発熱体35cが形成されている。
面状発熱体35の端部は、銀等の化学的に安定で電気抵抗の低い金属や、タングステン等の高融点金属によって電極35dが形成されている。抵抗発熱体35c及び電極35dの上にガラス、或いは、ポリテトラフルオロエチレン(以下、「PTFE」という。)、パーフルオロアルコキシアルカン(以下、PFAという。)、パーフルオロエチレン−プロペンコポリマ(以下、FEPという。)等の代表的なフッ素系樹脂による保護層35eが形成されている。この場合、定着ベルト33の内面に接触する面は、抵抗発熱体35c側、又は反対側の面のどちらであってもよいように構成されている。
図5は、図4の面状発熱体35の上面を示す平面図である。
面状発熱体35の左端には、基板35aの上に、電極35dが形成され、中央部には、抵抗発熱体35cが形成されている。
図6は、図1中のニップ形成部材34及び支持体37を示す側面図である。
支持体37は、側面の形状がL字状である板金で構成されている。ニップ形成部材34は、支持体37の形成するL字状の形状に沿うように折り曲げられて一体化しており、ねじ留め、接着、溶接等により支持、及び固定されている。L字状に折り曲げられたニップ形成部材34の先の部分は、支持体37のL字形状の短軸を包み込むように折り曲げられて定着ベルト33との摺動面を形成している。
ニップ形成部材34は、鉄、ステンレス、鋼、アルミニウム、或いは、それらを含有する合金類で構成されており、定着ベルト33との摺動面にはフッ素系、シリコン系等の摩擦係数の低いコーティングを施してもよい。
ニップ形成部材34は、ばね性を利用するために厚さが0.05mm〜0.5mm程度に構成されており、必要な加重、変形量によって長さ、厚さが決定される。支持体37は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の板金類、或いは、ポリフェニレンサルファイド(以下、PPSという。)、液晶ポリマ(以下、LCPという。)、ポリエーテルエーテルケトン(以下、PEEKという。)等の耐熱樹脂であってもよい。
図7(a)、(b)は、図1中のニップ形成部材34及び支持体37を示す斜視図である。
図7(a)は、支持体37とニップ形成部材34とが一体化する前の分解斜視図であり、図7(b)は、一体化している場合の斜視図である。
支持体37は、側面の形状がL字状である板金で構成されている。ニップ形成部材34は、支持体37の形成するL字状の形状に沿うように折り曲げられている。更に、そのL字状に折り曲げられた先の部分は、支持体37のL字形状の短軸を包み込むように折り曲げられている。
図8は、図1中の面状発熱体35、支持体36、支持体37及びニップ形成部材34の配置関係を表す斜視図である。
ニップ形成部材34は、この支持体37と嵌合して一体化しており、そのやや上部に面状発熱体35とその支持体36とが定着ベルト33を押圧することで一体化するように配置されている。
図9は、図1中の定着ベルト33の中に各部材が納まっている状態を表す斜視図である。
図9には、定着ベルト33の内側に、定着ローラ31と、面状発熱体35と、ニップ形成部材34の支持体37とが図示されている。面状発熱体35の支持体36とニップ形成部材34も、定着ベルト33の内側に配置されているが、定着ベルト33に覆われているため図示されていない。
図10(a)、(b)は、図1中の定着ローラ31を示す断面図である。
定着ローラ31は、図10(a)に示すように、芯金31aと、弾性層31bとから構成されている。定着ローラ31は、図10(b)に示すように、離型層31cを弾性層31bの上に形成して構成してもよい。
芯金31aは、一定の剛性を保つためにアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属製パイプ、又はシャフトにより構成されている。弾性層31bは、通常シリコンゴム、又は、スポンジ状シリコンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の高いゴム材料で構成されている。なお、加圧ローラ32についてもこの断面構成は、定着ローラ31の構成と同様である。
図11(a)、(b)は、図1中の定着ベルト33を示す断面図である。
図11(a)に示すように、定着ベルト33は、基体33aと、基体33a上に形成された弾性層33bと、弾性層33bの上に形成された離型層33cとから構成されている。図11(b)に示すように、基体33aの上に、離型層33cを設けてもよい。
基体33aは、例えば、ニッケル、ポリイミド、ステンレス等から構成されており、強度と可擦性を両立するために厚さが好ましくは30〜150μm位が適当である。弾性層33bは、例えば、低硬度と高熱伝導性を両立するために厚さが好ましくは50〜300μmのシリコンゴム、又は、磨耗による減肉と高熱伝導性を両立するために厚さが好ましくは10〜50μmのフッ素樹脂を薄く形成して構成されている。
定着ベルト33は、定着ローラ31、及び支持体36に対して、離型層33cを外側にして張架される。離型層33cは、離型層31cと同様に耐熱性が高く、又、成型後の表面白由エネルギーが低い樹脂、例えば、厚さが好ましくは10〜50μmのPTFE、PFA、FEP等の代表的なフッ素系樹脂で構成されている。
(実施例1における画像形成装置全体の動作)
図2を用いて画像形成装置10全体の動作について説明する。
図示しない給紙カセットにセットされた用紙Pは、図示しないピックアップローラによって繰り出され、画像形成ユニット20に搬送される。複数の画像形成ユニット20内の感光体ドラム21は、帯電ローラ22により表面を一様に帯電させられる。図示しない上位装置からの印刷ジョブは、図示しない制御部を介して複数の画像形成ユニット20内の記録ヘッド23に送られ、印刷パターンに応じた静電潜像が感光体ドラム21上に形成される。
現像部24は、図示しない現像ローラを有している。現像ローラは、感光体ドラム21に当接しており、トナー14を感光体ドラム21上の静電潜像に付着させる。その後、感光体ドラム21上のトナー14は、感光体ドラム21と転写ローラ11との電界により用紙P上に転写され、用紙P上のトナー14が定着装置30により定着させられる。用紙Pは、図示しない搬送ローラ等により装置の外部に排出される。
(実施例1における定着装置の動作)
図1において、定着ベルト33は、支持体36、面状発熱体35、及びニップ形成部材34に対して、摺動しながら加圧ローラ32によって矢印の方向に回転駆動される。面状発熱体35に電力が供給されることで、定着ベルト33との接触部が加熱され、更に、定着ベルト33が加熱される。図示しない温度検知手段によって定着ベルト33の表面温度を検知し、これを基に図示しない制御部によって面状発熱体35への供給電力が制御され、定着ベルト33の表面が適正温度に維持される。加圧ローラ32は、定着ベルト33を挟んで定着ローラ31とニップ形成部材34とに押圧されてニップ部38を形成し、トナー13が転写された用紙Pは、ニップ部38を通過して搬送され、定着ベルト33及び加圧ローラ32による加熱及び加圧により、用紙P上のトナー13が用紙Pに定着する。
(実施例1の効果)
本実施例1の定着装置及び画像形成装置によれば、次の(1)〜(4)のような効果がある。
(1) 図12は、図1の定着装置30におけるニップ部38の圧力分布を示すグラフである。
図12において、横軸は、通紙方向Y、縦軸は、圧力Prである。通紙方向Yは図9に示した通紙方向Yと同一である。ニップ部38は、圧力分布の観点から、定着ローラ31が加圧ローラ32に圧接する第1の圧力により形成された第1のニップ部(例えば、定着ローラ部)38aと、第1の圧力よりも小さな第2の圧力でニップ形成部材34が加圧ローラ32に圧接して形成された第2のニップ部(例えば、ニップ形成部材部)38bと、その間の圧力抜け部38cの3つの領域から構成されている。
このように、本実施例1におけるニップ部38の圧力分布は、定着ローラ31単体における圧力分布よりもかなり広く構成されている。したがって、ニップ部38を通過する用紙Pに対して、より多くの熱を伝達することができるため、より定着温度を下げる、或いは、より高速に印刷することができるという効果がある。
(2) 本実施例1では、定着ローラ部38aにおける第1の圧力をニップ形成部材部38bにおける第2の圧力よりも大きくなるように構成している。このため、用紙P上のトナー13に対し、ニップ部38の入口付近よりも出口付近での圧力が高くなるので、効率的、効果的にトナー13を定着させることができるという効果がある。以下に、この効果の理由について、説明する。
トナー13は、樹脂製であり、温度が高いほど柔らかくなる性質を有している。ニップ部38における通紙方向Yの入口付近であるニップ形成部材部38bにおいては、ニップ部38を通過中の用紙P上のトナー13は、まだ十分加熱されていないので温度が低い状態にある。ニップ部38の用紙Pの出口付近である定着ローラ部38aにおいては、トナー13は、十分加熱されており、ここで、用紙P及びトナー13を相対的に高い圧力で加圧することにより効果的にトナー13を変形させ定着させることができる。
定着ベルト33は、ニップ形成部材34の摺動面と摺動して駆動されるので、ニップ形成部材部38bにおける第2の圧力を高くすると、摺動による摩擦係数が高くなり、駆動トルクを増大させなければならない。この駆動トルクの増大を防ぐため、ニップ形成部材部38bにおける第2の圧力は、相対的に低くなるよう構成されている。
(3) 本実施例1では、ニップ形成部材34を、ばね性を有する金属製で構成したので、圧力分布の経時変化を防止し、図12に示すような圧力分布をほぼ維持できるという効果がある。以下に、圧力分布の経時変化について、詳しく説明する。
図13は、図6のニップ形成部材34及び支持体37の比較例を示す斜視図である。
ニップ形成部材34は、図6に示した構成の他に、樹脂やゴム部材で構成することができる。しかし、例えば、図13に示すようなニップ形成部材34Aを樹脂部材で構成した場合、熱による経時的な変形によって寸法精度を維持しにくいという問題がある。
更に、例えば、このニップ形成部材34Aをゴム部材で構成すると、低硬度のゴム材を使用することで上記のような樹脂の熱変形の問題を解決しうるが、耐熱性、低クリープ特性等は低硬度であることと一般的には相反するので、経時的な硬度変化により圧力分布を一定に維持しにくいという問題がある。
図14は、図1の定着装置30に図13のニップ形成部材34Aを用いたときのニップ部38の圧力分布を示すグラフである。
図14において、横軸は、通紙方向Y、縦軸は、圧力Prである。図14は、図13示すようなニップ形成部34Aがシリコンゴムで構成されている場合において、通算10,000枚の連続印刷前と後の圧力分布を比較したグラフである。ここで実線が連続印刷前、破線が連続印刷後の圧力分布を示しており、連続印刷によって、ニップ形成部材部38bの圧力分布が変化していることが分かる。
図15は、図14における条件と同一の条件において、図9における長手方向Xの圧力分布を示すグラフである。
図15において、横軸は、長手方向X、縦軸は、圧力Prである。実線が連続印刷前、破線が連続印刷後の圧力分布を示しており、連続印刷によって、ニップ形成部38の長手方向Xの圧力分布が変化していることが分かる。即ち、図14及び図15から、ニップ形成部材34Aが、シリコンゴム等の弾性体で構成されている場合においては、連続印刷によって通紙方向Y、長手方向X共に圧力分布が変化してしまうことが分かる。
前記の通算10,000枚の連続印刷は、図示しない温度センサによってニップ出口部を測定し、表面温度が140℃になるように図示しない制御部によって温度制御されている。なお、詳細な実験条件は、以下の通りである。
・ 定着ベルト33 内径:45mm、
基体33a:ポリイミド(厚さ80μm)
弾性層33b:シリコンゴム(厚さ150μm)
離型層33c:PFA(厚さ30μm)
・ 定着ローラ31:φ25mm、
弾性層31b:シリコンスポンジ(厚さ1.2mm)、
ASKERC硬度77度、 加圧力:20kg・f
・ ニップ形成部材34:板ばね、SUS304、板厚0.5mm、
加圧力:7kg・f
・ 加圧ローラ32:φ36mm、
弾性層31b:シリコンゴム(厚さ1.2mm)、ASKERC硬度82度 離型層31c:PFA(厚さ30μm)
・ 面状発熱体35:ステンレスヒータ、幅20mm、850W、
押圧荷重:1.0kg・f
・ トナー13:ポリスチレントナー、イエロー、マゼンタ、シアン、
ワックス含有、量:15重量部
・ 用紙P:64g/m2、サイズ:A4、送り向き:縦
・ 転写トナー量:1.5g±0.1g/枚
・ 通紙速度:240mm/s
(4) 本実施例1の画像形成装置10によれば、前記本実施例1の定着装置を備えるように構成した。この結果、定着温度を下げることができるので省電力効果がある。更に、定着温度を上げることなく印刷速度を高速化できる。
(実施例1の変形例)
図16は、図1の定着装置30の変形例1を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図1の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図16に示す定着装置30Aは、図1に示す定着装置30の構成とほぼ同様であるが、加熱ローラ41を有しており、熱源が面状発熱体35ではなく、加熱ローラ41内に加熱源42を備える構成になっている。加熱ローラ41は、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅等の中空パイプで構成されており、加熱源42は、例えば、ハロゲンランプによって構成されている。
図17は、図1の定着装置30の変形例2を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図1の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図17に示す定着装置30Bは、図1に示す定着装置30の構成とほぼ同様であるが、ローラ41Bを有しており、定着ベルト33を挟んで、ローラ41Bに対向する位置に磁場発生装置43を備える構成になっている。磁場発生装置43は、図示しない励磁コイルを有しており電磁誘導により定着ベルト33及びローラ41Bを加熱するように構成されている。
定着装置30Bが図17に示すように、磁場発生装置43を有する構成の場合、定着ベルト33の基体33aは、ニッケル、ステンレス、或いは銀、アルミニウムなどの導電性フィラーを混錬したポリイミドなどが用いられる。
(実施例2の構成)
図18は、本発明の実施例2における定着装置30Cの概略を示す構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2における定着装置30Cの構成は、実施例1を示す図1の構成とほぼ同様である。本実施例2における定着装置30Cは、ニップ形成部材34C及び支持体37Cの構成が、実施例1におけるニップ形成部材34及び支持体37の構成と異なっている。
図19(a)、(b)は、図18中のニップ形成部材34Cを示す分解斜視図である。
図19(a)において、ニップ形成部材34Cは、鉄、ステンレス、銅、アルミニウム、或いはそれらを含有する合金類で構成された板ばね34Csと、下流支持用部材34Caと、上流支持用部材34Cbとを有している。下流支持用部材34Caは、下流押圧部34Ca1と、下流固定部34Ca2とにより形成されている。上流支持用部材34Cbは、上流押圧部34b3と、上流固定部34Cb4とにより形成されている。図19(b)において、下流押圧部34Ca1は、板ばね34Csの、加圧ローラ32の回転方向における下流側の端部と嵌合し、前記端部を加圧ローラ32に向かって押圧し、前記上流押圧部34Cb3は、板ばね34Csの、加圧ローラ32の回転方向における上流側の端部と嵌合し、前記端部を加圧ローラ32に向かって押圧するようになっている。下流固定部34Ca2と、上流固定部34Cb4とは、固定用部材51と支持部材37Cに一体化しており、ねじ留め、接着、溶接等により支持され、固定されている。固定用部材51は、下流支持用部材34Ca上流支持用部材34Cbとが定着ベルト33の回転方向の力を受けたときの変形を抑えるための部材である。
ベルトガイド54は、ニップ部38への定着ベルト33の進入をスムーズに行うための部材である。板ばね34Csにおける定着ベルト33との摺動面にはフッ素系、シリコン系等の摩擦係数の低いコーティングを施してもよい。ニップ形成部材34Cの板ばね34Csは、ばね性を利用するために厚さが0.05mm〜0.5mm程度であり、必要な加重、変形量によって長さ、厚さが決定され、必要な圧力分布に応じて複数使用することもできる。
支持体37C、固定用部材51は、鉄、ステンレス、アルミニウム等の板金類、或いはPPS、LCP、PEEK等の耐熱樹脂であってもよい。下流支持用部材34Ca、及び上流支持用部材34Cbは鉄、ステンレス、銅、アルミニウム、或いはそれらを含有する合金類で構成されており、ばね性を利用するために厚さが0.05mm〜0.5mm程度である。
ベルトガイド54は、定着ベルト33の熱をなるべく奪わないように、PPS、LCP、PEEK等の耐熱樹脂を用いることができる。熱による変形を避けるために鉄、ステンレス、鋼、アルミニウム、或いはそれらを含有する合金類等金属を用いることもできる。定着ベルト33との摺動面にはフッ素系、シリコン系等の摩擦係数の低いコーティングを施してもよい。
図20(a)、(b)は、図18中のニップ形成部材34Cを定着装置30Cに装着したときの状態を示す斜視図である。
図20(a)は、下流支持用部材34Ca上流支持用部材34Cb、及び板ばね34Csが一体化する前の分解斜視図であり、図20(b)は、ニップ形成部材34Cが支持体37C、固定用部材51と一体化している場合の斜視図である。
板ばね34Csの両端部は、下流支持用部材34Ca上流支持用部材34Cbに嵌め合わされた状態で支持されている。これらの下流支持用部材34Ca上流支持用部材34Cbとは、固定用部材51と支持部材37Cに一体化しており、ねじ留め、接着、溶接等により支持され、固定されている。略L字状の支持部材37Cの下部には、ベルトガイド54が配置されている。
図21は、図18中の面状発熱体35、支持体36、支持体37C、下流支持用部材34Ca上流支持用部材34Cb、及び板ばね34Csの配置関係を示す斜視図である。
板ばね34Csは、下流支持用部材34Ca上流支持用部材34Cbに嵌め合わされた状態で支持されている。下流支持用部材34Ca上流支持用部材34Cbとは、固定用部材51と支持部材37Cに一体化しており、ねじ留め、接着、溶接等により支持され、固定されている。固定用部材51は、支持部材37Cの背面にあるため図示されていない。
ベルトガイド54は、支持部材37Cの下部に装着され、定着ベルト33の摺動に沿うように上流支持部材34Cbの下方に湾曲して設けられている。その上部に面状発熱体35とその支持体36とが定着ベルト33を押圧することで一体化するように配置されている。
図22は、図18中の定着ベルト33の中に各部材が納まっている状態を示す斜視図である。
図22には、定着ベルト33の内側に、定着ローラ31と、面状発熱体35と、板ばね34Csと、下流支持用部材34Caと、上流支持用部材34Cbと、ベルトガイド54と、その支持体37Cとが図示されている。面状発熱体35の支持体36も定着ベルト33の内側に配置されているが、定着ベルト33に覆われているため、図示されていない。
(実施例2の動作)
図18において、定着ベルト33は、支持体36、面状発熱体35、及びニップ形成部材34Cに対して摺動しながら加圧ローラ32によって矢印の方向に回転駆動され、面状発熱体35に電力が供給されることで、定着ベルト33との接触部が加熱されるように構成されている。
図示しない温度検知手段によって定着ベルト33の表面温度を検知し、これを基に図示しない制御部によって面状発熱体35への供給電力が制御され、定着ベルト33の表面を適正温度に維持する。加圧ローラ32は、定着ベルト33を挟んで定着ローラ31とニップ形成部材34Cに押圧され、ニップ部38Cを形成し、トナー13が転写された用紙Pは、定着ベルト33と加圧ローラ32とのニップ部38Cを通して搬送され、用紙P上のトナー13が定着ベルト33及び加圧ローラ32による加熱及び加圧により用紙Pに定着される。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、実施例1の定着装置30及び画像形成装置10の効果に加え、次のような効果がある。
図23は、図18の定着装置30Cにおけるニップ部38の圧力分布を示すグラフである。
本実施例2では、実施例1とは異なり、定着ローラ部38aとニップ形成部材部38bとの間の距離が狭くなるように構成されている。図23の圧力分布と図12との圧力分布を比較しても図23に示した圧力抜け部38cの方が狭いことが分かる。
圧力抜け部38cが狭いことで、ニップ形成部材部38bにおいて用紙P上のトナー13の定着が不十分である場合であっても、圧力抜け部38cにおいて外乱を受ける可能性が低下する。このため印刷品質を安定させることができるという効果がある。
(実施例2の変形例)
図24は、図18の定着装置30Cの変形例1を示す概略の構成図であり、実施例2を示す図18の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図24に示す定着装置30Dは、図18に示す定着装置30Cの構成とほぼ同様であるが、加熱ローラ41を有しており、熱源が面状発熱体35ではなく、加熱ローラ41内に加熱源42を備える構成になっている。加熱ローラ41は、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅等の中空パイプで構成されており、加熱源42は、例えば、ハロゲンランプによって構成されている。
図25は、図18の定着装置30Cの変形例2を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図17の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図25に示す定着装置30Eは、図18に示す定着装置30Cの構成とほぼ同様であるが、ローラ41Bを有しており、定着ベルト33を挟んで、ローラ41Bに対向する位置に磁場発生装置43を備える構成になっている。磁場発生装置43は、図示しない励磁コイルを有しており電磁誘導により定着ベルト33及びローラ41Bを加熱するように構成されている。
このような構成の場合、定着ベルト33基体33aは、ニッケル、ステンレス、或いは銀、アルミニウムなどの導電性フィラーを混錬したポリイミドなどが用いられる。
(実施例1、2の他の変形例)
本発明は、上記実施例や変形例に限定されず、その他の種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次のようなものがある。
実施例1、2では、画像形成装置10としてページプリンタを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ファクシミリ装置、複写機、MFP(MultiFunction Printer/Product/Peripheral)等にも利用できる。
10 画像形成装置
20 画像形成ユニット
30、30C 定着装置
31 定着ローラ
32 加圧ローラ
33 定着ベルト
34、34C ニップ形成部材
38、38C ニップ部
38a 定着ローラ部
38b ニップ形成部材部
38c 圧力抜け部

Claims (9)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルト内に配設された定着ローラと、
    前記定着ベルト外に配設された加圧ローラと、
    前記定着ベルト内に配設され、前記定着ローラと共に前記加圧ローラを圧接してニップ部を形成し、前記ニップ部により記録媒体上に現像剤像を定着するニップ形成部材と、
    備え、
    前記ニップ形成部材は、
    前記加圧ローラに圧接する板ばねと、
    前記加圧ローラの回転方向における前記板ばねの両端部を前記加圧ローラに向かって押圧させる支持用部材と、
    を有していることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置は、更に、
    加熱部材を有しており、
    前記加熱部材は、
    前記定着ベルトの内面に接触するように設けられていることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1記載の定着装置は、更に、
    加熱部材を有しており、
    前記加熱部材は、
    前記定着ベルトの内面に接触し、前記定着ベルトの内面を加熱する面状発熱体と、
    前記面状発熱体を支持し、前記面状発熱体と共に前記定着ベルトの内面に接触する支持部材と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1記載の定着装置は、更に、
    加熱部材を有しており、
    前記加熱部材は、
    前記定着ベルトの内面に接触し、前記定着ベルトの内面を加熱する加熱ローラを有することを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1記載の定着装置は、更に、
    前記定着ベルトの内面に接触するように設けられたローラと、
    前記定着ベルトを介して前記ローラと対向して配設された磁場発生装置と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  6. 前記ニップ部は、
    前記定着ローラが前記加圧ローラに圧接する第1の圧力により形成された第1のニップ部と、
    前記第1の圧力よりも小さな第2の圧力で前記板ばねが前記加圧ローラに圧接して形成された第2のニップ部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記支持用部材は、
    前記加圧ローラに対向する方向に延設された上流固定部と、前記上流固定部から前記加圧ローラの回転方向における上流側に延設された上流押圧部と、により構成された上流支持用部材と、
    前記加圧ローラに対向する方向に延設された下流固定部と、前記下流固定部から前記加圧ローラの回転方向における下流側に延設された下流押圧部と、により構成された下流支持用部材と、
    を有し、
    前記上流押圧部は、前記板ばねにおける前記上流側の一端部を前記加圧ローラに向かって押圧し、
    前記下流押圧部は、前記板ばねにおける前記下流側の他端部を前記加圧ローラに向かって押圧することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置と、
    現像剤により前記現像剤像を形成して前記記録媒体に転写し、前記現像剤像が転写された前記記録媒体を前記定着装置に供給する画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、
    静電画像を担持する回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記現像剤の供給により可視像化された前記像担持体の表面の前記現像剤像を前記記録媒体に転写して前記記録媒体を前記定着装置に供給する転写手段と、
    を有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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