JP5334785B2 - 無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置及び方法 - Google Patents

無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、誘導電動機を有する巻上機等で用いられる無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態、開放状態又は保持状態に制御する無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置及び方法に関する。
従来、無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態、開放状態又は保持状態に制御する無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置が提案されている(例えば、特許文献1)。無励磁作動型電磁ブレーキの制御では、ブレーキを締結状態にする非励磁状態において、ばね力により可動鉄心が押され、可動鉄心とブレーキディスクとの間及びブレーキディスクと反可動鉄心との間に発生する摩擦力によってブレーキトルクを発生している。また、ブレーキを開放状態にする励磁状態では、可動鉄心が磁気吸引力によって固定鉄心の方に吸引されてブレーキディスクがフリー状態になり、ブレーキトルクがなくなる。ブレーキを開放状態にするために可動鉄心を固定鉄心の方に吸引するときには大きな電力を必要とするが、可動鉄心を固定鉄心に吸引した後に可動鉄心を吸引した状態に保持するための電力、すなわち、ブレーキを開放状態にした後に保持状態にするための電力は、ブレーキを開放するときに必要とする電力より少なくてもよい。
図6は、従来の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置の回路図である。図6に示す無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置1は、交流電源2と、ブレーキコイル3と、三角電圧波生成部4と、比較電圧波生成部5と、比較部6と、スイッチ7,8と、制御電源部9と、ダイオード10,11と、を有する。
ブレーキコイル3は、外部からの指示によってスイッチ8がオンになると交流電源2から電流Iが供給されることによって磁気吸引力を生成し、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)を締結状態から開放状態にする。この際、電流Iは、ブレーキコイル3からダイオード11のアノード側に流れる。また、スイッチ8がオンになるのと同時にタイマ(38)が計測を開始する。スイッチ8がオンになってから所定の時間経過したことがタイマ(38)によって計測され、一定時間経過すると、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)を開放状態から保持状態にする。
三角電圧波生成回路4は、同一角度を有する谷部及び山部を交互に配置して形成された三角電圧波を生成する。このために、三角電圧波生成回路4は、図7に示すように、コンパレータ21と、コンパレータ21の非反転入力部に接続されたCR部22と、三角電圧波生成回路4の入力部に接続された抵抗部23と、一端が三角電圧波生成回路4の出力部及びコンパレータ21の非反転入力部に接続され、他端がコンパレータ21の出力側及び抵抗部23に接続された抵抗24と、を有する。
CR部22は、一端がコンパレータ21の非反転入力側に接続され、他端が接地された抵抗25と、抵抗25に並列に接続されたコンデンサ26と、一端がコンパレータ21の反転入力側に接続され、他端が抵抗25の他端に接続されたコンデンサ27と、を有する。抵抗部23は、一端が三角電圧波生成回路4の入力部に接続され、他端がコンパレータ21の非反転入力側に接続された抵抗28と、一端が三角電圧波生成回路4の入力部に接続され、他端がコンパレータ21の出力側に接続された抵抗29と、一端が抵抗28の他端に接続され、他端が抵抗29の他端に接続された抵抗30と、を有する。
コンデンサ27に電荷が充電されていないときには、コンパレータ21の非反転入力側の電位が反転入力側の電位より高いので、コンパレータ21の出力はハイとなる。一方、コンデンサ27に電荷が充電され、コンパレータ21の反転入力側の電位が非反転入力側の電位を超えると、コンパレータ21の出力はローとなる。コンデンサ27の充放電の時間は、CR部22のCR値及び抵抗部23の抵抗値によって決定される。
比較電圧波生成部5は、電流Iに基づいて比較電圧波を生成する。このために、比較電圧波生成部5は、電流Iを検出し、検出した電流Iを電圧に変換して比較電圧波を生成するシャント抵抗31を有する。
比較部6は、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が保持状態であるときに三角電圧波値と比較電圧波値とを比較する。このために、比較部6は、コンパレータ32と、コンパレータ32の出力側にゲートが接続されたnpn型トランジスタ及びpnp型トランジスタからなるスイッチング部33と、を有する。
切替部としてのスイッチ7は、三角電圧波値が比較電圧波値より大きいときにブレーキコイル3への電流Iの供給を行い、三角電圧波値が比較電圧波値以下であるときにブレーキコイル3への電流Iの供給を中断するよう切替を行い、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が保持状態であるときにブレーキコイル3に流れる平均電流を小さくする。このために、スイッチ7は、IGBT(Insulated Gate Bipolar transistor)、ダーリントントランジスタ、サイリスタ、トライアック(登録商標)等の半導体素子によって構成される。
制御電源部9は、コンパレータ32の起動、スイッチ7のオンオフ等のための電力を供給する。このために、制御部9は、制御電源34と、4個のダイオードからなる整流部35と、制御電源34の一端と整流部35の一端との間に接続された抵抗36と、整流部35に接続されたトランス37と、を有する。
図8は、図6の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置のブレーキコイルに流れる電流の時間変化を示すグラフである。無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が開放状態である時間t1の間には、ブレーキコイル3には交流電源2からの電流I1が継続的に供給される。それに対し、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が保持状態である時間t2の間には、後に説明するように、スイッチ7によりブレーキコイル3への電流の供給の継続及び中断が三角電圧波のキャリア周期ごとに切り替えられる。したがって、時間t1の間にブレーキコイルに流れる電流I1に比べて、時間t2の間にブレーキコイルに流れる平均電流I2は小さくなる。
図9は、図6の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置で発生する三角電圧波及び比較電圧波の時間変化を示すグラフである。無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が開放状態である間には、三角電圧波生成部4のコンデンサ26,27を充電するとともに比較電圧波を上げるために制御電源部9により制御電圧を生成する。一方、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が保持状態になると、制御電源部9による制御電圧を低下することによって比較電圧波を下げ、比較部6による比較電圧波と三角電圧波との比較を行う。三角電圧波の1キャリア周期Tのうち、三角電圧波が比較電圧波より高い時間ONdutyの間にトランジスタ7はオンになり、三角電圧波が比較電圧波以下の時間OFFdutyの間にトランジスタ7はオフになる。
このように無励磁作動型電磁ブレーキの保持状態において、三角電圧波値が比較電圧波値より大きいときにスイッチ7をオンにしてブレーキコイル3への電流Iの供給を行い、三角電圧波値が比較電圧波値以下であるときにスイッチ7をオフにしてブレーキコイル3への電流Iの供給を中断することによって、ブレーキコイル3に流れる平均電流を小さくすることができる。
特開2009−14196号公報
図6に示す無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置で生成される三角電圧波のキャリア周波数が低い(例えば、3kHz以下)場合、振動騒音が生じるという不都合がある。したがって、三角電圧波のキャリア周波数を所定の値以上(例えば、4kHz以上)にする必要がある。
キャリア周波数を高くし、三角電圧波の比較電圧波より高い時間を短くするために高精度な比較電圧波を形成し、三角電圧波の1キャリア周期Tのうちの時間OFFdutyに対する時間ONdutyの割合を小さくし、トランジスタ7がオンする時間が短くなり、ブレーキコイル3に流れる平均電流を更に小さくすることができる。しかしながら、三角電圧波のキャリア周波数が高くなるに従って、トランジスタ7のスイッチングが頻繁に生じるようになり、トランジスタ7を構成する半導体素子の損失が生じやすくなる。
本発明の目的は、無励磁作動型電磁ブレーキの保持状態において、振動騒音及び頻繁なスイッチングが生じることなくブレーキコイルに流れる平均電流を更に小さくすることができる無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置及び方法を提供することである。
本発明による無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置は、無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態、開放状態又は保持状態に制御する無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置であって、磁気吸引力を発生させて無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態から開放状態にするブレーキコイルと、第1の角度を有する谷部及び第1の角度より小さい第2の角度を有する山部を交互に配置して形成された段付の先鋭化三角電圧波を生成する先鋭化三角電圧波生成部と、ブレーキコイルに流れる電流に基づいて比較電圧波を生成する比較電圧波生成部と、無励磁作動型電磁ブレーキが保持状態であるときに先鋭化三角電圧波値と比較電圧波値とを比較する比較部と、比較部により前記先鋭三角電圧波値が前記比較電圧波値より大きいと判断されたときにブレーキコイルへの電流の供給を行い、比較部により先鋭三角電圧波値が比較電圧波値以下であると判断されたときにブレーキコイルへの電流の供給を中断するよう切替を行う切替部と、を有する。
本発明による無励磁作動型電磁ブレーキ制御方法は、無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態、開放状態又は保持状態に制御する無励磁作動型電磁ブレーキ制御方法であって、ブレーキコイルに磁気吸引力を発生させて無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態から開放状態にするステップと、第1の角度を有する谷部及び第1の角度より小さい第2の角度を有する山部を交互に配置して形成された段付の先鋭化三角電圧波を生成するステップと、ブレーキコイルに流れる電流に基づいて比較電圧波を生成するステップと、無励磁作動型電磁ブレーキが保持状態であるときに先鋭化三角電圧波値と比較電圧波値とを比較するステップと、先鋭三角電圧波値が比較電圧波値より大きい場合にはブレーキコイルへの電流の供給を行い、先鋭三角電圧波値が比較電圧波値以下である場合にはブレーキコイルへの電流の供給を中断するステップと、を有する。
本発明によれば、無励磁作動型電磁ブレーキの保持状態において、振動騒音及び頻繁なスイッチングが生じることなくブレーキコイルに流れる平均電流を更に小さくすることができる。
本発明による無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置が用いられる巻上機の概略図である。 本発明による無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置の回路図である。 図2の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置で用いられる先鋭化三角電圧波生成部の回路図である。 図2の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置のブレーキコイルに流れる電流の時間変化を示すグラフである。 図2の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置で発生する三角電圧波及び比較電圧波の時間変化を示すグラフである。 従来の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置の回路図である。 図6の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置で用いられる先鋭化三角電圧波生成部の回路図である。 図6の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置のブレーキコイルに流れる電流の時間変化を示すグラフである。 図6の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置で発生する三角電圧波及び比較電圧波の時間変化を示すグラフである。
本発明による巻上機用制御装置及び方法の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面中、同一構成要素には同一符号を付すものとする。
図1は、本発明による巻上機用制御装置が用いられる巻上機の概略図である。図1において、巻上機100は、矢印a又はb方向に移動可能な横行装置101に取り付けられており、3相電源のような電源102から電力が供給される。
巻上機100は、矢印c方向の巻上げ又は矢印d方向の巻下げ(回転)を行う誘導電動機103と、誘導電動機103を制動する無励磁作動型電磁ブレーキ104と、誘導電動機103で発生したトルクを増幅する減速器105と、ワークを取り付け可能なフック106と、フックを接続したワイヤロープ107と、トルク増幅した減速器105でワイヤロープ107を巻上げ又は巻下げる胴巻108と、を有する。また、巻上機100には、操作部109の操作に応じて無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態、開放状態又は保持状態に制御する無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置110が設けられている。
図2は、本発明による無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置の回路図である。図2に示す無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置110は、交流電源2と、ブレーキコイル3と、先鋭化三角電圧波生成部111と、比較電圧波生成部5と、比較部6と、スイッチ7,8と、制御電源部9と、ダイオード10,11と、を有する。
先鋭化三角電圧波生成回路111は、第1の角度を有する谷部及び第1の角度より小さい第2の角度を有する山部を交互に配置して形成された段付の先鋭化三角電圧波を生成する。このために、先鋭化三角電圧波生成回路111は、図3に示すように、コンパレータ121a,121bと、コンパレータ121a,121bの非反転入力部に接続されたCR部122a,122bと、先鋭化三角電圧波生成回路111の入力部に接続された抵抗部123a,123bと、一端が先鋭化三角電圧波生成回路111の出力部及びコンパレータ121a,121bの非反転入力部に接続され、他端がコンパレータ121a,121bの出力側及び抵抗部123a,123bに接続された抵抗124a,124bと、を有する。
CR部122aは、一端がコンパレータ121aの非反転入力側に接続され、他端が接地された抵抗125aと、抵抗125aに並列に接続されたコンデンサ126aと、一端がコンパレータ121aの反転入力側に接続され、他端が抵抗125aの他端に接続されたコンデンサ127aと、を有する。抵抗部123aは、一端が先鋭化三角電圧波生成回路111の入力部に接続され、他端がコンパレータ121aの非反転入力側に接続された抵抗128aと、一端が先鋭化三角電圧波生成回路111の入力部に接続され、他端がコンパレータ121aの出力側に接続された抵抗129aと、一端が抵抗128aの他端に接続され、他端が抵抗129aの他端に接続された抵抗130aと、を有する。
CR部122bは、一端がコンパレータ121bの非反転入力側に接続され、他端が接地された抵抗125bと、抵抗125bに並列に接続されたコンデンサ126bと、一端がコンパレータ121bの反転入力側に接続され、他端が抵抗125bの他端に接続されたコンデンサ127bと、を有する。抵抗部123bは、一端が先鋭化三角電圧波生成回路111の入力部に接続され、他端がコンパレータ121bの非反転入力側に接続された抵抗128bと、一端が先鋭化三角電圧波生成回路111の入力部に接続され、他端がコンパレータ121bの出力側に接続された抵抗129bと、一端が抵抗128bの他端に接続され、他端が抵抗129bの他端に接続された抵抗130bと、を有する。
コンデンサ127aに電荷が充電されていないときには、コンパレータ121aの非反転入力側の電位が反転入力側の電位より高いので、コンパレータ121aの出力はハイとなる。一方、コンデンサ127aに電荷が充電され、コンパレータ121aの反転入力側の電位が非反転入力側の電位を超えると、コンパレータ121aの出力はローとなる。コンデンサ127aの充放電の時間は、CR部122a及び抵抗部123aの抵抗値によって決定される。
同様に、コンデンサ127bに電荷が充電されていないときには、コンパレータ121bの非反転入力側の電位が反転入力側の電位より高いので、コンパレータ121bの出力はハイとなる。一方、コンデンサ127bに電荷が充電され、コンパレータ121bの反転入力側の電位が非反転入力側の電位を超えると、コンパレータ121bの出力はローとなる。コンデンサ127bの充放電の時間は、CR部122b及び抵抗部123bの抵抗値によって決定される。
図3において、抵抗部123aの抵抗値を抵抗部123bの抵抗値より低く、CR部122aのCR値をCR部122bのCR値より低くしている。このように抵抗部123a,123bの抵抗値及びCR部122a,122bのCR値を設定することにより、CR部122aの放充電の時間がCR部122bの放充電の時間と異なるようになる。その結果、三角電圧波の谷の部分は、コンパレータ121a、CR部122a、抵抗部123a及び抵抗124aから構成される回路部から生成されて先鋭化三角電圧波生成回路111から出力され、三角電圧波の山の部分は、コンパレータ121b、CR部122b、抵抗部123b及び抵抗124bから構成される回路部から生成されて先鋭化三角電圧波生成回路111から出力される。なお、コンパレータ121b、CR部122b、抵抗部123b及び抵抗124bから構成される回路部から生成される三角電圧波の山の部分は、コンパレータ121a、CR部122a、抵抗部123a及び抵抗124aから構成される回路部から生成される三角電圧波の谷の部分より小さい角度を有する。
図4は、図2の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置のブレーキコイルに流れる電流の時間変化を示すグラフである。無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が開放状態である時間t1の間には、図6の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置の場合と同様にブレーキコイル3には交流電源2からの電流I1が継続的に供給される。一方、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が保持状態である時間t2の間にブレーキコイルに流れる平均電流I3は、後に説明するように平均電流I2より小さくなる。
図5は、図2の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置で発生する三角電圧波及び比較電圧波の時間変化を示すグラフである。無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が開放状態である間には、三角電圧波生成部4のコンデンサ26,27を充電するとともに比較電圧波を上げるために制御電源部9により制御電圧を生成する。一方、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が保持状態になると、制御電源部9による制御電圧を低下して比較電圧波を下げ、比較部6による比較電圧波と先鋭化三角電圧波との比較を行う。三角電圧波の1キャリア周期Tのうち、三角電圧波が比較電圧波より高い時間ONdutyの間にトランジスタ7はオンになり、三角電圧波が比較電圧波以下の時間OFFdutyの間にトランジスタ7はオフになる。
同一キャリア周期の場合、先鋭化三角電圧波生成部111によって生じた先鋭化三角電圧波が比較電圧波より高い時間Tbは、三角電圧波生成部4によって生じた三角電圧波が比較電圧波より高い時間Taよりも短くなるので、図2の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置における1キャリア周期Tのうちの時間OFFdutyに対する時間ONdutyの割合は、図6の無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置に比べて小さくなる。したがって、本実施の形態によれば、無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)が保持状態であるときに、1キャリア周期Tのうちの時間OFFdutyに対する時間ONdutyの割合を、キャリア周波数を変更することなく小さくすることができるので、振動騒音及び頻繁なスイッチングが生じることなくブレーキコイル3に流れる平均電流を更に小さくすることができる。すなわち、平均電流I3は、平均電流I2より小さくなる。このように頻繁なスイッチングが生じなくなるので、頻繁なスイッチングによるスイッチ7(半導体素子)の損失を抑制し、頻繁なスイッチングによる発熱を防止するためのフィン等の冷却装置を小さくし又は省略することができる。
また、1キャリア周期Tのうちの時間OFFdutyに対する時間ONdutyの割合を小さくするために先鋭化三角電圧波を用いることによって、交流電源2の電圧変化により比較電圧波が変化しても比較電圧波に自動的にフィードバックがかかるようになる。その結果、交流電源2の電圧変化により無励磁作動型電磁ブレーキ(図示せず)の制動タイミングがずれることがなくなる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例えば、本発明による無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置を巻上機で用いる場合について説明したが、無励磁作動型電磁ブレーキが用いられる他の機器においても本発明による無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置を用いることができる。
2 交流電源
3 ブレーキコイル
5 比較電圧波生成部
6 比較部
7,8 スイッチ
9 制御電源部
110 無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置
111 先鋭化三角電圧波生成部

Claims (2)

  1. 無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態、開放状態又は保持状態に制御する無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置であって、
    磁気吸引力を発生させて前記無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態から開放状態にするブレーキコイルと、
    第1の角度を有する谷部及び前記第1の角度より小さい第2の角度を有する山部を交互に配置して形成された段付の先鋭化三角電圧波を生成する先鋭化三角電圧波生成部と、
    前記ブレーキコイルに流れる電流に基づいて比較電圧波を生成する比較電圧波生成部と、
    前記無励磁作動型電磁ブレーキが保持状態であるときに前記先鋭化三角電圧波値と前記比較電圧波値とを比較する比較部と、
    前記比較部により前記先鋭三角電圧波値が前記比較電圧波値より大きいと判断されたときに前記ブレーキコイルへの電流の供給を行い、前記比較部により前記先鋭三角電圧波値が前記比較電圧波値以下であると判断されたときに前記ブレーキコイルへの電流の供給を中断するよう切替を行う切替部と、
    を有する無励磁作動型電磁ブレーキ制御装置。
  2. 無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態、開放状態又は保持状態に制御する無励磁作動型電磁ブレーキ制御方法であって、
    ブレーキコイルに磁気吸引力を発生させて前記無励磁作動型電磁ブレーキを締結状態から開放状態にするステップと、
    第1の角度を有する谷部及び前記第1の角度より小さい第2の角度を有する山部を交互に配置して形成された段付の先鋭化三角電圧波を生成するステップと、
    前記ブレーキコイルに流れる電流に基づいて比較電圧波を生成するステップと、
    前記無励磁作動型電磁ブレーキが保持状態であるときに前記先鋭化三角電圧波値と前記比較電圧波値とを比較するステップと、
    前記先鋭三角電圧波値が前記比較電圧波値より大きい場合には前記ブレーキコイルへの電流の供給を行い、前記先鋭三角電圧波値が前記比較電圧波値以下である場合には前記ブレーキコイルへの電流の供給を中断するステップと、
    を有する無励磁作動型電磁ブレーキ制御方法。
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