JP2014053997A - モータ駆動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】Hブリッジ回路による駆動電流制御において、低速減衰モード時に電流検出することのできるモータ駆動制御装置を提供する。
【解決手段】実施形態のモータ駆動制御装置は、Hブリッジ回路1が、モータのコイルLに流れる電流を制御し、設定電圧生成部2が、所望の設定電圧Vsを生成し、コンパレータ3が、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端の電圧VTを上述の設定電圧Vsと比較し、制御部4が、コンパレータ3の出力信号CMPに応じてHブリッジ回路1の電流制御モードを切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】実施形態のモータ駆動制御装置は、Hブリッジ回路1が、モータのコイルLに流れる電流を制御し、設定電圧生成部2が、所望の設定電圧Vsを生成し、コンパレータ3が、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端の電圧VTを上述の設定電圧Vsと比較し、制御部4が、コンパレータ3の出力信号CMPに応じてHブリッジ回路1の電流制御モードを切り替える。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、モータ駆動制御装置に関する。
モータ駆動制御装置では、モータ駆動回路として、Hブリッジ回路を用いることが多い。Hブリッジ回路による駆動の場合、Hブリッジ回路を構成する4つのトランジスタのオン/オフの組み合わせにより、モータのコイルへ流す電流の増減が制御される。
コイルへ流す電流の制御には3つのモードがある。すなわち、モータ用電源からコイルへ電流を流す給電モード、Hブリッジ回路のトランジスタとコイルの間で電流が還流する低速減衰モード、コイルからHブリッジ回路を介してモータ用電源へ電流を戻す高速減衰モード、の3つである。
このモードの切り替えのために、コンパレータ回路が設けられ、コイルへ流れる電流と設定電流との比較が行われる。このコイルへ流れる電流の検出のため、従来、Hブリッジ回路に検出抵抗が接続され、Hブリッジ回路の負荷電流を検出することが行われている。
この場合、コンパレータ回路は、検出抵抗の端子電圧(検出電圧)と設定電流に相当する基準電圧とを比較し、その大小関係に応じた検出信号を出力する。
しかし、検出抵抗には、給電モードと高速減衰モードのときには電流が流れるが、低速減衰モードのときは電流が流れない、という問題がある。
電流リップルを低減させるため給電モードと低速減衰モードを繰り返す場合、給電モードの時にしかHブリッジ回路の負荷電流を検出することができないため、モータ高速動作時の電流の追従性が悪くなる。そのため、従来はモータ高速動作時の電流の追従性を良くするため、高速減衰モードへ移行することがあったが、電流リップルが大きくなる、という問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、Hブリッジ回路による駆動電流制御において、低速減衰モード時に電流検出することのできるモータ駆動制御装置を提供することにある。
実施形態のモータ駆動制御装置は、Hブリッジ回路が、モータのコイルに流れる電流を制御し、設定電圧生成部が、所望の設定電圧を生成し、コンパレータが、前記Hブリッジ回路の前記コイルとの接続端の電圧を前記設定電圧と比較し、制御部が、前記コンパレータの出力信号に応じて前記Hブリッジ回路の電流制御モードを切り替える。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図中、同一または相当部分には同一の符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態)
図1は、実施形態のモータ駆動制御装置の構成の例を示すブロック図である。
図1は、実施形態のモータ駆動制御装置の構成の例を示すブロック図である。
本実施形態のモータ駆動制御装置は、モータのコイルLに流れる電流を制御するHブリッジ回路1と、所望の設定電圧Vsを生成する設定電圧生成部2と、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端の電圧VTを上述の設定電圧Vsと比較するコンパレータ3と、コンパレータ3の出力信号CMPに応じてHブリッジ回路1の電流制御モードを切り替える制御部4と、を備える。
Hブリッジ回路1は、直列に接続された上側のMOSトランジスタTU1と下側のMOSトランジスタTL1と、直列に接続された上側のMOSトランジスタTU2と下側のMOSトランジスタTL2とが、並列に接続され、それぞれの直列トランジスタの接続点間にモータのコイルLが接続されている。
設定電圧生成部2の具体的な構成の一例を図1に示す。図1に示す例では、設定電圧生成部2は、基準電圧Vrefに接続される定電流源Iと、定電流源Iにドレイン端子が接続され、ゲート端子にバイアス電圧Vbが印加されるMOSトランジスタT1と、を有する。
定電流源Iの電流値を、所望の値に設定することにより、MOSトランジスタT1のドレイン端子から所望の設定電圧Vsが出力される。
コンパレータ3は、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端の電圧VTを上述の設定電圧Vsと比較する。
制御部4は、コンパレータ3の出力信号CMPに応じてHブリッジ回路1の電流制御モードを切り替える。
すなわち、制御部4は、制御信号U1、U2、L1、L2により、Hブリッジ回路1のMOSトランジスタTU1、TU2、TL1、TL2のオン/オフを制御し、コイルLへ流す電流を、給電モード、低速減衰モードおよび高速減衰モードの3通りに切り替える。
ここで、制御部4は、基準クロック(基準CLK)をカウントする基準CLKカウンタ41と、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端に流れる電流量および基準CLKカウンタ41のカウント値にもとづいて、低速減衰モードと高速減衰モードの切り替えを制御する減衰モード切り替え部42とを有し、電流制御モードの切り替えのタイミングを制御する。
図2に、Hブリッジ回路1の各MOSトランジスタのオン/オフと3通りの電流制御モードの関係を示す。
図2(a)は、給電モードのときの各MOSトランジスタのオン/オフの状態を示す。給電モードでは、MOSトランジスタTU2、TL1がオンし、MOSトランジスタTU1、TL2がオフする。
これにより、給電モードでは、電源VMからコイルLへ電流が供給される。
図2(b)は、低速減衰モードのときの各MOSトランジスタのオン/オフの状態を示す。低速減衰モードでは、MOSトランジスタTL1、TL2がオンし、MOSトランジスタTU1、TU2がオフする。
これにより、低速減衰モードでは、コイルLに発生する回生電流が、Hブリッジ回路1内のMOSトランジスタTL1、TL2を還流する。
図2(c)は、高速減衰モードのときの各MOSトランジスタのオン/オフの状態を示す。高速減衰モードでは、MOSトランジスタTU1、TL2がオンし、MOSトランジスタTU2、TL1がオフする。
これにより、高速減衰モードでは、コイルLのエネルギーが電源VMへ戻される。
本実施形態では、コンパレータ3が、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端の電圧VTを、設定電圧Vsと比較している。したがって、図2(b)に示す低速減衰モードのときも、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端の電圧VTの変化を検出することができる。
そこで、本実施形態では、コンパレータ3が、給電モードにより上述の電圧VTが設定電圧Vsに到達したことを検出したときに、制御部4は、電流制御モードを給電モードから低速減衰モードへ直接切り替えることが可能である。
図3に、このような給電モードから低速減衰モードへ直接切り替えるときの電流制御のフローを示す。
図3のフローでは、まず、制御部4は、基準CLKカウンタ41のカウントを開始させ(ステップS01)、給電モードを開始する(ステップS02)。
コンパレータ3が、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端の電圧VTと設定電圧Vsとを比較する(ステップS03)。制御部4は、コンパレータ3がVT=Vsを検出するまでは(NO)、給電モードを継続する。
その後、コンパレータ3がVT=Vsを検出すると(YES)、制御部4は、低速減衰モードを開始する(ステップS04)。
低速減衰モードの実行中、制御部4は、Hブリッジ回路1のコイルLとの接続端に流れる電流が予め定めた設定値以下まで減少したかどうかを判定する(ステップS05)。
このとき、上記電流が設定値まで減少していたときは(YES)、基準CLKカウンタ41をリセットし(ステップS09)、ステップS01へ戻って、以降の動作を繰り返す。
一方、上記電流が設定値まで減少していないときは(NO)、基準CLKカウンタ41のカウント値が所定カウント数を経過しているかどうかを判定し(ステップS06)、所定カウント数に達するまで低速減衰モードを継続し(NO)、基準CLKカウンタ41のカウント値が所定カウント数を経過した時点で(YES)、高速減衰モードを開始する(ステップS07)。
その後、基準CLKカウンタ41のカウントが満了すると(ステップS08)、制御部4は、基準CLKカウンタ41をリセットし(ステップS09)、ステップS01へ戻って、以降の動作を繰り返す。
図4および図5に、図3のフローによる電流制御モード切り替え時の、本実施形態のモータ駆動制御装置の動作波形の例を示す。図4は、図3のフローのステップS05における判定がNOのときの電流制御モード切り替えの様子を示し、図5は、同ステップにおける判定がYESのときの電流制御モード切り替えの様子を示す。
本実施形態では、Hブリッジ回路1のMOSトランジスタTU1、TU2、TL1、TL2は、制御信号U1、U2、L1、L2がH(高)レベルのときにオンし、制御信号U1、U2、L1、L2がL(低)レベルのときにオフする。
図4に示す例では、電流制御モードは、給電モードから低速減衰モードへ移行した後、高速減衰モードへ移行する。
これに対して、図5に示す例では、電流制御モードは、給電モードから低速減衰モードへ移行した後、高速減衰モードへ移行することなく、給電モードへ戻る。
このような本実施形態によれば、給電モードから減衰モードへ移行するとき、給電モードから高速減衰モードへ移行することがないので、コイル駆動電流のリップルを小さくすることができる。
以上説明した実施形態のモータ駆動制御装置によれば、Hブリッジ回路による駆動電流制御において、低速減衰モード時に電流検出することができる。
また、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 Hブリッジ回路
2 設定電圧生成部
3 コンパレータ
4 制御部
41 基準CLKカウンタ
42 減衰モード切り替え部
TU1、TU2、TL1、TL2、T1 MOSトランジスタ
I1 定電流源
2 設定電圧生成部
3 コンパレータ
4 制御部
41 基準CLKカウンタ
42 減衰モード切り替え部
TU1、TU2、TL1、TL2、T1 MOSトランジスタ
I1 定電流源
Claims (4)
- モータのコイルに流れる電流を制御するHブリッジ回路と、
所望の設定電圧を生成する設定電圧生成部と、
前記Hブリッジ回路の前記コイルとの接続端の電圧を前記設定電圧と比較するコンパレータと、
前記コンパレータの出力信号に応じて前記Hブリッジ回路の電流制御モードを切り替える制御部と
を備えることを特徴とするモータ駆動制御装置。 - 前記設定電圧生成部が、
トランジスタと、前記トランジスタへ予め設定された定電流を供給する定電流源とを有し、
前記トランジスタと前記定電流源の接続点から前記設定電圧を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。 - 前記制御部が、前記電流制御モードを、
前記接続端の電圧が前記設定電圧に達するまでは、前記コイルに電流を供給する給電モードとし、
前記接続端の電圧が前記設定電圧に達すると、前記コイルに流れる電流を減衰させる低速減衰モードへ切り替える
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動制御装置。 - 前記制御部が、
前記低速減衰モードへの切り替えによる前記減衰の量が少ないときは、所定時間経過後、前記低速減衰モードよりも減衰速度が速い高速減衰モードへ切り替える
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2012195032A JP2014053997A (ja) | 2012-09-05 | 2012-09-05 | モータ駆動制御装置 |
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2012
- 2012-09-05 JP JP2012195032A patent/JP2014053997A/ja active Pending
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