JP5334046B2 - 椅子のロッキング角度調節装置 - Google Patents

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本発明は、背を所要の角度位置に確実にロックできるようにした椅子のロッキング角度調節装置に関するものである。
背のロッキング角度を調節する装置として、例えば特許文献1に示すものが知られている。
このものは、脚柱の上端部に固着された支持基部に、背凭れを支持する背フレームの下部より前方に屈曲した先端部を、左右方向を向く回転軸により枢着して、背フレームをばねに抗して後下方に傾動自在としたシンクロロッキングタイプの椅子において、支持基部に、前記背フレームに連係され、背フレームの前後方向の回動に連動して、支持基部に対して前後方向に移動する軸状の連動部材(傾動範囲調節部材)を装着し、支持基部における連動部材の前後に、シンクロロッキング動作のなかでその前限及び後限を定める前後方向に移動自在な角度規制部材(可動ブロック体)を設けるとともに、前後の角度規制部材の前後位置を調整する操作手段を具備し、操作手段により前記連動部材の前後方向の移動範囲を調節することにより、前記背凭れ杆の傾動範囲を、使用者が実際に背に凭れて所望の角度で操作するだけで調節することができるように構成されている。
一対の角度規制部材は斜面を有し、その斜面を、両ブロック体の外側にそれぞれ配置した斜面を有する固定ブロック体の当該斜面に添接させて、斜面に沿って移動させることにより、両角度規制部材の前後位置を変化させ得るように構成されている。
特開2001−128774号公報
ところが、このような構造において、軸状の連動部材に背凭れ荷重が作用すると、この荷重を角度規制部材で受け止める際、その荷重はさらに角度規制部材の斜面及び固定ブロック体の斜面を介して固定ブロック体に受け止められる必要があり、角度規制部材及び固定ブロック体の斜面に沿った分力を生じる。このため、斜面に沿って角度規制部材が位置ずれし易く、角度規制状態が不完全となり易いという問題がある。起立方向に対しても同様である。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、背を所要の角度位置において確実に規制できるようにした椅子のロッキング角度調節装置を新たに提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、後傾側の角度を規制するための本発明に係る椅子のロッキング角度調節装置は、背がロッキング可能とされた椅子に適用されるものであって、前記背の角度に連動して作動する角度連動部材と、ロッキング中に操作可能な操作手段と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な後傾側角度規制部材とを具備し、この後傾側角度規制部材は、前記操作手段による操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容し、これにより前記角度連動部材を介して背のロッキング終端側の角度位置を規制し得るようにしたものであることを特徴とする。
このような構成により、背を適宜の角度に倒した状態で操作手段が操作されると、後傾側角度規制部材が背の角度に連動する角度連動部材を規制し、そのときの背の角度がロッキング終端角度として設定されるので、使用者が実際に背に凭れて所望の角度で操作するだけで、その位置を最大ロッキング角度として設定することができる。したがって、着座していない状態で調節後、着座して座り心地を確認するといった試行錯誤が不要になる。しかも、背凭れ荷重が後傾側角度規制部材に作用した場合に、その荷重が静止面によって確実に受け止められ、滑り要素を可能な限り排除できるので、簡易な構造を通じて背を規制位置に確実に保持することが可能となる。
この場合、静止面とは、背の後傾動作に対して静止している面を意味する。連動部材は回転軸回りに取り付けられるものに限らず、プーリーとベルト、スプロケットとチェーン、リンクのような伝達機構を介して連動するものであってもよい。また連動部材は回転するもの以外に、スライド動作や揺動するものも含まれる。角度規制部材も回転するもの以外に、ラックピニオンのような形態も可能である。また、例えば、シンクロロック構造において座を連動部材として、角度規制部材による規制の対象とし、座を規制することで間接的に背の角度を規制する構成も含まれる。
一方、起立側の角度を規制するための本発明に係る椅子のロッキング角度調節装置は、背がロッキング可能とされた椅子に適用されるものであって、前記背の角度に連動して作動する角度連動部材と、ロッキング中に操作可能な操作手段と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な起立側角度規制部材とを具備し、この起立側角度規制部材は、前記操作手段による操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容し、これにより前記角度連動部材を介して背のロッキング始端側の角度位置を規制し得るようにしたものであることを特徴とする。
このような構成により、背を適宜の角度に起こした状態で操作手段が操作されると、起立側角度規制部材が背に連動する角度連動部材を規制し、そのときの背の角度がロッキング始端角度として設定されるので、使用者が実際に背に凭れて所望の角度で操作するだけで、その位置を最大起立角度として設定することが可能となり、着座していない状態で調節後、着座して座り心地を確認するといった試行錯誤が不要になる。しかも、起立方向の力が起立側角度規制部材に作用した場合に、その荷重が静止面によって確実に受け止められ、滑り要素を可能な限り排除できるので、簡易な構造を通じて背を規制位置に確実に保持することが可能となる。
さらに、後傾側及び起立側の角度を同時に規制するための本発明に係る椅子のロッキング角度調節装置は、背がロッキング可能とされた椅子に適用されるものであって、前記背の角度に連動して作動する角度連動部材と、ロッキング中に操作可能な第1、第2の操作手段と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記第1の操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な後傾側角度規制部材と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記第2の操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な起立側角度規制部材とを具備し、前記後傾側角度規制部材は、前記第1の操作手段による操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容するものであり、かつ、前記起立側角度規制部材は、前記第2の操作手段による操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容するものであり、これにより前記角度連動部材を介して背のロッキング終端側及びロッキング始端側の角度位置を規制し得るようにしたものであることを特徴とする。
このようにすれば、後傾側および起立側の双方に対して上記の効果が奏される。
この場合、後傾側角度規制部材による背のロッキング終端側の角度位置と起立側角度規制部材による背のロッキング始端側の角度位置とを同じ角度位置に設定可能とし、背を前記角度位置にロックし得るように構成することが、背の角度調節機能を簡易に充実させる構造として極めて効率的である。
角度規制部材を操作する際の操作量を一定に保つためには、角度連動部材が、角度規制部材との係り合い位置までの距離を変化させずに背に連動するように構成してあることが望ましい。
反復継続的なロッキング角度の設定、解除操作を有効に行わせるためには、操作手段を通じて角度連動部材と角度規制部材との係り合いが解除された際に、角度規制部材を初期位置に復帰させるオフセット手段を備えておくことが有効である。
これらの場合、作動の安定性とコンパクトな構成を実現するためには、角度連動部材および角度規制部材が共に回転要素であることが望ましい。
滑り要素を極力排除するためには、角度連動部材が背フレームを支持する支軸回りに背フレームとともに回転するギヤ部を有し、角度規制部材が前記支軸に平行な軸を中心に回転可能であって接近時に前記角度連動部材のギヤ部に噛み合う他のギヤ部を有することが好ましい。
操作量が一定で操作し易いという上記の構成を有効に担保するためには、角度規制部材は、所定範囲でスライドすることによって噛み合い状態又は非噛み合い状態の何れかの状態をとり得るものであることが有効である。
角度規制部材の適切な作動を確保するためには、角度規制部材は、静止面に対してスライド可能な直線状の摺動面と軸とを有し、スライドして噛み合った位置より摺動面が静止面から離れる方向のみに前記軸を中心に従動回転するように構成されていることが望ましい。
所定位置で背を反復継続的に規制することを可能にするためには、角度規制部材は、一方向に回転し、逆転して戻ってきた際に摺動面と静止面が当接して背を再び同じ角度で規制するように構成されていることが好ましい。
角度連動部材や角度規制部材の他の態様としては、ともに回転要素であるもの以外に、一方が回転要素であり他方が直進要素であるものや、双方が直進要素であるものが挙げられる。
また、ギヤ部以外の構成としては、角度連動部材に階段状の被係り合い部を設ける一方、角度規制部材は、直進動作のみを行い、角度連動部材の作動位置に応じて前記何れかの被係り合い部に係り合いが可能であって、何れの係り合い部に係り合うかによって角度連動部材に対する規制位置が変化するように構成しているものが挙げられる。
ロッキング中の操作を簡単に行えるようにするためには、操作手段を、着座者の手が上体を変えずに届く範囲に操作部を設けてなるものにし、この操作部と前記角度規制部材とをワイヤーで接続して構成していることが望ましい。
特に、後傾側と起立側を同時に規制できるものにおいて、無意識に操作しても操作間違いの発生を低減するためには、後傾側を規制する第1の操作部と起立側を規制する第2の操作部とが椅子に付帯して前後に並べられ、第2の操作部の方が第1の操作部よりも前に配置されていることが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、使用者が実際に背に凭れて所望の角度で操作部を操作するだけで、その位置を最大ロッキング角度や最大起立角度に設定することができる。しかも、背凭れ荷重が後傾側や起立側の角度規制部材に作用した場合に、その荷重が静止面によって確実に受け止められ、滑り要素を極力排除できるので、簡易な構造を通じて背を設定した位置に確実に保持して、安定性や信頼性を有効に向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る椅子の側面図。 同椅子の支持基部周辺の部分分解斜視図。 同椅子の支持基部周辺の平面図。 同椅子を構成する主反力機構の分解斜視図。 図3におけるA−A線断面図。 図5に対応した作用説明図。 主反力機構の作用説明図。 反力調節後の図3に対応した平面図。 反力調節部の分解斜視図。 反力調節部の作用説明図。 同椅子の座周辺の分解図。 起立時の椅子の状態を示す側面図。 通常仕様時の椅子の状態を示す側面図。 ロッキング中の椅子の状態を示す側面図。 ロッキング中の椅子の状態を示す側面図。 ロッキング中の椅子の状態を示す側面図。 ロッキング動作を示す作用説明図。 同椅子を構成する主反力機構および補助反力機構の作用を示す説明図。 同椅子を構成する角度調節装置を示す分解斜視図。 椅子の後傾動作を規制する角度調節装置の作用説明図。 後傾側角度調節部材の作用説明図。 起立側角度調節部材の作用説明図。 背の支持構造を示す斜視図。 本発明の変形例を示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の椅子は、図1に示すように、脚1に支持された支持基部2と、この支持基部2に背フレーム31を介して傾動可能に取り付けられた背3と、この背3の荷重を支持する主反力機構4(図2参照)と、前記支持基部2と前記背フレーム31とに支持された座5とを具備する回転椅子である。
具体的に説明すると、脚1は、下端部にキャスタ11aを備えた脚羽根11の中心より支柱12を、図示しないガススプリングによって昇降可能に突出させたもので、この支柱12に支持基部2を回転可能に取り付けている。
支持基部2は、図2に示すように、アルミダイキャスト等の剛体により構成され、底壁21と、この底壁21の両側に位置する側壁22とを備えたもので、側壁22には背フレーム31を取り付けるための支軸60や座5を支持するためのリンク50a、55a等が設けられているとともに、内部に、前記主反力機構4や当該主反力機構4の反力を調節する反力調節部7等を組み込んでいる。
主反力機構4は、図2及び図3に示すように、基端41aを軸4aを介して支持基部2の底壁21に取り付けられ先端41bを圧縮力入力端として設定された弾性部材である圧縮バネ41と、基端42aを支点である軸4bを介して支持基部2の底壁21に回転可能に取り付けられ先端42bを前記圧縮バネ41の圧縮力入力端41bに接続部である軸4cを介して接続された回転アーム42とを備えたもので、回転アーム42に背凭れ荷重を作用させることにより、回転アーム42が支点4bの回りに回転して圧縮バネ41を圧縮する構造になっている。回転アーム42の基端42aと先端42bの間における側面には、ほぼ直線状に延びる平坦な受圧面42cが形成してある。
一方、この主反力機構4に背3の荷重を支持させるために、図3〜図5に示すように、背3のロッキングに応じて回転する後傾連動部材6を前記支軸60に回転自在に取り付けるとともに、背フレーム31の基端を支持する支軸60から変位した部位に遊動軸63(図1参照)を、当該背フレーム31の支軸60まわりの回転に伴って遊動可能に取り付け、この遊動軸63を前記後傾連動部材6の支軸60から変位した部位に取り付けて、後傾連動部材6が背フレーム31の傾動動作に連動して回転するようにしている。具体的にこの後傾連動部材6は、チャネル状のブラケット61の一対の対向壁61a、61a間に前記支軸60を貫通させるとともに、支軸60から変位した部位において前記一対の対向壁61a、61a間に遊動軸63を貫通させたものである。この遊動軸63は支軸60の下方に位置するが、支持基部2の底壁21に対しても側壁22に対しても干渉しない状態で図5の位置と図6の位置との間で遊動可能とされている。なお、後傾連動部材6が後傾時のみならず起立時にも支軸60の回転に連動することは言うまでもない。
そして、この後傾連動部材6の一部に反力伝達部64を設けている。この反力伝達部64は、図4等に示すように、後傾連動部材6を構成するブラケット61の対向壁61a、61a間に前記遊動軸63を介して取り付けられた揺動ブラケット64aと、この揺動ブラケット64aにピン64bを介して取り付けたローラ64cとからなるもので、支軸60から変位した位置で遊動軸63が図5の位置と図6の位置との間で遊動するに伴い、反力伝達部64が回転アーム42の受圧面42cに向かって進退する構造をなしている。すなわち、前記反力伝達部64の回転に伴い当該反力伝達部64のローラ64cと前記回転アーム42とが接触し、更に反力伝達部64が回転アーム42を回転させる方向に移動することで、図7に示すように回転アーム42が圧縮バネ41を圧縮して反力を増大させるものである。このため、背3のロッキングに伴って回転アーム42が回転するにつれて回転アーム42の延出方向m1と圧縮バネ41の作動中心m2とのなす交叉角度θが変化し、この実施形態では後述するロッキング終端位置(30°の後傾位置)で前記交叉角度θが最大(略直角)となるように設定してある。
また、前記反力調節部7は、前記反力伝達部64のローラ64cの位置を、回転アーム42の受圧面42cに沿って図3→図8のように変化させるべく、図2、図3及び図9等に示すように、グリップ71aを備えた反力操作要素たる操作軸71と、この操作軸71の回転操作に伴って前記支軸60の軸心と直交する方向(図9における矢印方向)に側壁22に沿って移動する変位部材たる進退部材72と、この進退部材72と後傾連動部材6との間に設けられて進退部材72の動作を後傾連動部材6の直交方向の動作に変換する動作変換部73とを備える。
操作軸71は先端にピニオン71bを取り付けられ、このピニオン71bを進退部材72の一部に設けたラック72aに噛み合わせた状態で、内方端が支持基部2に固定したブラケット70の軸受部70aに回転可能に支持されている。進退部材72は、一部に平面視三角形状のブロック部を有し、進退方向に対して所定角度をなす斜面72cが形成されて、その斜面に図10に示すように斜面方向に突条72b1と凹溝72b2が繰り返す鋸歯状に近い波状の凹凸部72bが形成されている。一方、図3及び図9等に示すように、前記後傾連動部材6の一方の対向壁61aの隣接位置には、前記支軸60の軸心に沿った方向に移動可能かつ支軸60を回転自在に貫通させる中間部材74が取り付けてある。この中間部材74は、平面視三角形状のブロックから構成され、前記斜面72cに平行な斜面74cを有するもので、この斜面74cに、図10に示すように前記凹凸部72bの突条72b1および凹溝72b2と同一形状、同一ピッチの突条74b1および凹溝74b2からなる鋸歯状に近い波状の凹凸部74bが形成してある。前記後傾連動部材6の他方の対向壁61a側には、図3及び図9等に示すように、当該後傾連動部材6に弾接することによって中間部材74を進退部材72に向けて押し付けるオフセットバネ75が支軸60に巻装した状態で弾接してある。
すなわち、進退部材72を図3→図8の位置まで移動させると、進退部材72の斜面72cに形成された凹凸部72bが中間部材74の斜面74cに形成された凹凸部74bに対する嵌め合い位置を所定ピッチで変化させながら、進退部材72が中間部材74に潜り込むように相対移動するので、中間部材74を介して後傾連動部材6をバネ75に抗して支軸60の軸心に沿った方向に移動させる。図10に示すように、凹凸部72b、74bは、一方の凹と他方の凸が嵌り合うことで一時係止部を構成し、進退部材72と中間部材74の相対位相関係を一定の保持力で保持する。一時係止部は、進退部材72と中間部材74が一旦支軸60の軸心方向に離れなければ嵌め合い位置を変化させることができない関係にある。そして、図3及び図4等に示す後傾連動部材6に支持された反力伝達部64が回転アーム42の受圧面42cに沿って例えば図8の位置に移動することで、後傾連動部材6が図5→図6に示すように回転して反力伝達部64を回転アーム42に押し付けて回転アーム42が図7に示すように回転する際の、反力伝達部64と回転アーム42との接触点から当該回転アーム42の支点4bまでのモーメントの腕の長さLが変化する。
座5は、図1及び図11等に一部破砕して示すように、樹脂製のシェル51の上端側に樹脂プレート等よりなる弾性変形可能な表面側支持部材たる表側面材52を、クッション材53や張り地54等とともに取り付けて構成されるもので、シェル51は座枠50に支持されている。座枠50は、前リンク50aと、後リンクである背フレーム31とを介して支持基部2に支点5a、5b、5c、5dからなる4点リンク構造の下に支持され、この4点は、背3の後傾に伴って座枠50とともに表側面材52を図12→図13→図14→図15→図16のように後方に沈み込ませるように作動して、連動機構である表側シンクロロッキング機構X1を構成する。
また、図1及び図11等に示す座5には、傾動に伴ってクッション性を変化させるためのクッション性連動可変機構Yが設けてある。このクッション性連動可変機構Yは、前記表側面材52に対し、その下方に配置されたやや硬質の樹脂プレート等よりなる裏面側支持部材たる裏側面材55を具備するもので、表側面材52が座5の荷重に伴って下方へ変形する可撓性を備えるのに対し、裏側面材55は補助弾性材であるコイルバネ56aを介して台座56に支持されている。この台座56は、前リンク55aと、後リンクである背フレーム31とを介して支持基部2に支点5a、5e、5f、5dからなる4点リンク構造の下に支持され、この4点は、背3の後傾に伴って台座56を図12→図13→図14→図15→図16のように後方に沈み込ませるように作動して、連動機構である裏側シンクロロッキング機構X2を構成している。図11に示すシェル51は下端側に開口部を有したすり鉢状のもので、上面に表側面材52を取り付けた状態で、シェル51と表側面材52との間に形成される内部空間に前記裏側面材55を上下遊動可能に収容しておくことができる。
この場合、台座56等は座枠50の開口50xの内側を介して前記シェル51の空洞内に位置づけられ、座枠50等と干渉することなく動作することができるようにしている。そして、座5の後傾に伴い、支点5e、5fの各々が支点5b、5cよりも早く後下方に回動するように設定することにより、図12→図13→図14→図15→図16のように表面側シンクロロッキング機構X1による表側面材52の沈み込み量に対して、裏面側シンクロロッキング機構X2による裏側面材55の沈み込み量がより大きくなるように構成している。このように、背3の後傾に連動して表側面材52に対する裏側面材55の相対位置が表側面材52から連続的に離れる方向に移動するため、次第に座5のクッション性が柔らかくなる方向に変化することとなる。
図1等に示す支持基部2の側壁22には、背フレーム31に図12に示す傾動始端位置と図16に示す傾動終端位置とを与えるストッパ20が配置してある。このストッパ20は、三角形状の板材からなるもので、二辺20a、20bを規制辺としており、背フレーム31が図12に示す最大起立位置(後述する−5°の位置)にあるときに当該背フレーム31の基端側の一部に設定した第1の規制部31aを前記ストッパ20の第1の規制辺20aに係り合わせ、背フレーム31が図16に示す最大傾動位置(後述する30°の位置)あるときに当該背フレーム31の基端側の他の一部に設定した第2の規制部31bを前記ストッパ20の第2の規制辺20bに係り合わせ、その間における背フレーム31の中間傾動位置でストッパ20が背フレーム31と干渉しないように構成されている。
そして、本実施形態では、前記主反力機構4以外に背3の傾動を支持すべく、図1等に示される補助反力機構8を備えている。この補助反力機構8は、前記支持基部2の後端側に架設した軸5gと前記背フレーム31の中間部間に架設した軸3gとの間を接続する位置に配置したガススプリング方式のもので、シリンダ81からピストンロッド82を突没させることにより、支持基部2を足場にして背フレーム31に起立方向の反力を付与するものである。
ここに、従来の椅子のタイプを考えると、通常執務を行う椅子の背の起立位置に対してOA用に特化された椅子の背は5°程度の前傾姿勢に設定されていることを踏まえ、この実施形態は、通常執務時における背3の傾動角度を図13に示す0°と称することにしている。そして、この0°を基準に、OA執務に適した前傾姿勢をとる場合の図12に示す背3の傾動角度(最大起立角度)を−5°とし、更にここから図13→図14→図15のように後傾した後、最大に傾動した図16の状態で30°の後傾姿勢をとり得るようにしたものである。そして、図17に示すように−5°から0°までを第1の傾動範囲である前傾角度範囲A1に設定し、0°から30°までを第2の傾動範囲であるロッキング角度範囲A2に設定している。
そして、図18に示すように、(a)、(b)間の前傾角度範囲A1で補助反力機構8のみが働き、(b)、(c)間のロッキング角度範囲A2で主反力機構4および補助反力機構8の双方が同時に働くように設定している。すなわち、同図(d)に示すように、前傾角度範囲A1とロッキング角度範囲A2の境界位置を基準にして、前傾角度範囲A側に背5の傾動が始まるときの第1の反力閾値f1と、ロッキング角度範囲A2側に背5の傾動が始まるときの第2の反力閾値f2との間には、背凭れ荷重の変化が背5の傾動につながらない安定域Δfが設けてある。ここで用いているように、背凭れ荷重には、広義には後傾側に作用する荷重とともに起立側に作用する荷重も含まれる。以下においても、必要に応じて広義の意味で用いる。このような安定域Δfを設けるにあたり、圧縮バネ41の圧縮力入力端41bや回転アーム42の一部に、圧縮バネ41を所定位置を越えて復元させないためのストッパ等が設けられている。補助反力機構8は、背3が−5°から30°まで後傾する間に常に連続的にピストンロッド82を没入させる関係に設定してあり、−5°の位置においても初期反力が与えられ、一定以上の背凭れ荷重によって傾動が始まるような補助安定域Δf´が構成されている(但し、−5°から30°までのピストンロッド82の没入量は本実施形態においては僅かである)。
このような機能を実現するために、圧縮バネ41を採用した本実施形態の主反力機構4は、−5°から0°の領域で反力を発生しないように構成してある。すなわち、この主反力機構4は、図3、図7及び図18(a)等に示したように、背フレーム3の傾動に伴い前記反力伝達部64が回転アーム42に接触して当該回転アーム42を回転させることにより圧縮バネ41を圧縮させるものであり、−5°のときには主反力機構4からの反力が反力伝達部64に及ばず、背フレーム31が補助反力機構8によって最大起立位置に移動されて、反力伝達部64が回転アーム42の受圧面42cから離間した位置にあるように設定している。そして、−5°から0°に向かって背3がガススプリング方式の補助反力機構8を圧縮しながら傾動することにより、図7及び図18(b)に示すように0°において初めて反力伝達部64が回転アーム42に接触し、更に背フレーム31が傾動することによって、ガススプリング方式の補助反力機構8の更なる圧縮とともに図7及び図18(c)に示すように回転アーム42を回転させながら主反力機構4の圧縮バネ41を圧縮するように構成している。
さらに、この実施形態は、背3の傾動角度を上述した−5°から30°のなかの一定範囲に制限するために、図2及び図19等に示すようなロッキング角度調節装置9を設けている。
このロッキング角度調節装置9は、支軸60に設けた一対の角度連動部材91,92と、前記支軸60に平行な軸93b、94bを有する後傾側角度規制部材93および起立側角度規制部材94と、これらの角度規制部材93,94を前記角度連動部材91,92に対して接離動作させるための第1の操作手段95および第2の操作手段96とを具備する。
角度連動部材91、92は、前記支軸60回りに回転自在に支持され、その支軸60から変位した部位に前記遊動軸63を取り付けた概略扇形をなす板状のもので、背フレーム31は前記支軸60回りに回転する際にこの遊動軸63を駆動して角度連動部材91、92を連動させるように構成されている。そして、径方向に延出したその一端側にギヤ部91a、92aを有している。
後傾側角度規制部材93は、扇状または鎌状をなす板状のもので、前記一方の角度連動部材91に対向する位置において、下端側の一部に設けた直線状の摺動面93aを支持基部2の底壁21に設定した静止面21aに摺動可能に接地させて配置される。ここに言う「静止」とは、背フレーム31の傾動動作に連動しないという程度の意味である。具体的には、図2、図3及び図19等に示すように、支持基部2に起立させて設けた互いに平行な支持壁90a、90bの少なくとも一方に長孔90cを設け、その長孔90cに後傾側角度規制部材93の中間部に厚み方向に突出させた前記支軸60に平行な軸93bを挿通して、軸93bが長孔90c内を移動する範囲で図20(a)に示すように後傾側角度規制部材93の摺動面93aを静止面21a上にスライドさせながら前記角度連動部材91に対して接離動作をさせ得るようにしている。そして、前記角度連動部材91側に延出させたその端部に前記角度連動部材91のギヤ部91aと同一ピッチのギヤ部93cを設け、所定範囲でスライドすることによって両者の厚み内で噛み合い状態又は非噛み合い状態の何れかの状態をとり得るようにしているとともに、スライドにより噛み合った位置より図20(b)に示すように摺動面93aが静止面21aから離れる方向にのみ後傾側角度規制部材93を前記軸93b回りに従動回転させるように構成されている。摺動面21aは軸93bよりも反ギヤ部側に設けてあり、噛み合った位置から角度連動部材91の起立方向(図20(b)における右回り方向)への動作のみを許容し、後傾方向(左回り方向)への動作を禁止する。そして、起立方向に回転した後、逆転して戻ってきたときには、再び背3の同じ後傾角度位置で摺動面93aが静止面21aに当接するようにしている。後傾側角度規制部材93のギヤ部93cは前記角度連動部材91のギヤ部91aに噛み合って同期回転するに必要な所定領域のみに形成されている。
起立側角度規制部材94は、図19等に示すように、扇状または鎌状をなす板状のもので、前記他方の角度連動部材92に対向する位置において、下端側の一部に設けた直線状の摺動面94aを支持基部2の静止面21aに摺動可能に接地させて配置される。具体的には、図2、図3及び図19等に示すように、支持基部2に起立させて設けた互いに平行な支持壁90d、90eの少なくとも一方に長孔90fを設け、その長孔90fに起立側角度規制部材94の中間部に厚み方向に突出させた前記支軸60に平行な軸94bを挿通して、軸94bが長孔90f内を移動する範囲で図21(a)に示すように起立側角度規制部材94の摺動面94aを静止面21a上にスライドさせながら前記角度連動部材92に対して接離動作をさせ得るようにしている。そして、前記角度連動部材92側に延出させたその端部に前記角度連動部材92のギヤ部92aと同一ピッチのギヤ部94cを設け、所定範囲でスライドすることによって両者の厚み内で噛み合い状態又は非噛み合い状態の何れかの状態をとり得るようにしているとともに、スライドにより噛み合った位置より図21(b)に示すように摺動面94aが静止面21aから離れる方向にのみ起立側角度規制部材94を前記軸94b回りに従動回転させるように構成されている。
ただし、この起立側角度規制部材94の摺動面94aは軸94bよりもギヤ部94c側に設けてあり、噛み合った位置から角度連動部材92の後傾方向(図21(b)における左回り方向)への動作のみを許容し、起立方向(右回り方向)への動作を禁止する。そして、後傾方向に回転した後、逆転して戻ってきたときには、再び背3の同じ起立角度位置で摺動面94aが静止面21aに当接するようにしている。起立傾側角度規制部材94のギヤ部94cは前記角度連動部材92のギヤ部92aに噛み合って同期回転するに必要な所定領域のみに形成されている。
これらの角度連動部材91,92及び角度規制部材93,94は、図2に示すように、支持基部2を構成する一対の側壁22,22のうち一方(本実施形態では着座者からみて左側)に偏倚させて配置されている。
このように、角度連動部材91,92に対して、後傾側角度規制部材93および起立側角度規制部材94はいずれも、同じ方向から接離して個別に係り合うことができるように構成されていて、通常は図19等に示すように、両部材93,94の反ギヤ部側に設けた引っ張りバネ93d、94dによって角度連動部材91,92から離間し、かつ摺動面93a、94aを静止面21aに突き当てた初期位置に保持されるようにしている。そして、第1の操作手段95及び第2の操作手段96から操作がなされることにより、各々対応する角度規制部材93,94を角度連動部材91,92に噛み合う位置に移動させ得るようにしている。
第1の操作手段95は、図2及び図19等に示すように、レバー式の操作部95aと、この操作部95aから前記後傾側角度規制部材93の近傍に向かうワイヤー95bと、ワイヤー95bの伝達端に設けた回転部材95cとを具備している。操作部95aは、背フレーム31の外側面において着座者が左手を後ろに回せば上体(上半身の姿勢)を変えずに手が届く範囲に設けられたもので、図22に示すように、操作部95aのレバー95a1を同図(a)に示す非操作位置から同図(b)に示す操作位置に押し込むことによって、カム95a2が回転してワイヤー95bを牽引する構造になっている。ワイヤー95bはチューブ95dに収容されて基端から伝達端に向かって操作量を伝達する。図19に示す回転部材95cは、起立壁90aに軸95c1を介して回転可能に支持され、回転端側にワイヤー95bを接続したもので、一部にねじりバネ95eが巻回され、そのねじりバネ95eの斜め下方端が後傾側角度規制部材93の軸93bに近接する位置に配置してある。そして、図20(a)に示すように、操作部95aが非操作位置にあるときには、ねじりバネ95eが後傾側角度規制部材93の軸93bに対して非接触な位置に保持され、操作部95aが操作位置に移動すると、回転部材95cが回転してバネ95eを軸93bに押し付け、これにより後傾側角度規制部材93を引っ張りバネ93dに抗して角度連動部材91に噛み合う位置に移動させるようにしている。
第2の操作手段96もほぼ同様の構成からなるもので、図2、図19及び図22等に示すように、レバー式の操作部96aと、この操作部96aから前記起立側角度規制部材94に向かうワイヤー96bと、ワイヤー96bの伝達端に設けた回転部材96cとを具備している。操作部96aは、背フレーム31の外側面において着座者が左手を後ろに回せば上体(上半身の姿勢)を変えずに手が届く範囲に設けられたもので、図2に示すように後傾側を規制する操作部95aとともに前後に並べて配置され、起立側を規制する操作部96aの方が後傾側を規制する操作部95aよりも前に配置されている。ワイヤー96bはチューブ96dを介して伝達端が図19等に示す回転部材96cに接続され、回転部材96cにはねじりバネ96eが巻回されて、下端が起立側角度規制部材94の軸94bに近接する位置に配置してある。そして、操作部96aが非操作位置にあるときには、図21(a)に示すようにねじりバネ96eが起立側角度規制部材94の軸94bに対して非接触な位置に保持され、操作部96aが操作位置に移動すると、回転部材96cが回転してねじりバネ96eを軸94bに押し付け、これにより起立側角度規制部材94を引っ張りバネ94dに抗して角度連動部材92に噛み合う位置に移動させるようにしている。
このように、角度規制部材93,94をねじりバネ95e、96eによって付勢しているのは、角度規制部材93,94が角度連動部材91,92に接近した際にそれらのギヤ部93c、91aの山同士、ギヤ部94c、92aの山同士が突き当たっても、角度連動部材93,94がそこから若干回転すればバネ弾性で噛み合い状態を実現することを可能にするためである。
操作部95a、96aが再び非操作位置に移動すると、角度連動部材91と角度規制部材93とのギヤ部91a、93cを介した係り合い状態が解除されることとなるが、このとき引っ張りバネ93d、94d等が当該角度規制部材93,94を初期位置に復帰させるオフセット手段としての役割を果たしている。起立側角度規制部材94は、重心位置が軸よりもギヤ部94c側にあるため、その自重自体が起立側角度規制部材94を初期位置に保持するオフセット手段の一部として機能している。勿論、後傾側角度規制部材93においても同様の構成を採用することができる。
以上により、第1の操作部95および第2の操作部96は、背3のロッキング動作中の何れの位置においても操作可能であって、第1の操作部95が操作されると、後傾側角度規制部材93が角度連動部材91に係り合って背3のそれ以上の後傾動作を禁止することによりロッキング終端側の角度位置を規制し、第2の操作部96が操作されると、起立側角度規制部材94が角度連動部材92に係り合って背3のそれ以上の起立動作を禁止することによりロッキング始端側の角度位置を規制することとなる。
角度連動部材91,92の外周に設けたギヤ部91a、92aは、支軸60を中心とした円周上にあるため、所定範囲でどの角度位置に回転しても、角度規制部材93,94との相対距離を変化させずに、換言すれば角度規制部材93、94の接離動作時の作動距離を変化させずに、背3に連動することとなる。
機構的な位置関係は、図2に示すように、支軸60回りの背フレーム31の回転に対して反力を作用させる主反力機構4と、支軸60回りの背フレーム31の回転に対して規制を加える角度規制部材93,94とは、ともに支軸60に対して交叉する方向に並列的に延在している。そして、支軸60から変位した部位に支軸60と平行な遊動軸63を有し、背フレーム31は前記支軸60回りに回転する際にこの遊動軸63を駆動して角度連動部材91,92を連動させるとともに反力機構4の反力伝達部64を駆動するものである。
さらにまた、この実施形態の椅子は、上述した背3のロッキング動作時に、背3の位置が座5に対して可変となるように構成している。
すなわち、図1に一部破砕して示すように、背3は、樹脂製のシェル30の前端側にクッション材32や張り地33を取り付けて構成されるもので、背面にブラケット34が取り付けられ、このブラケット34と背フレーム31の先端との間を、図1、図2及び図23等に示すリンク機構35および制御桿36からなる姿勢制御手段3Xによって接続している。リンク機構35は、傾動に応じて背3の適切な位置及び姿勢を実現すべく、ブラケット34と背フレーム31との間を一対のリンクメンバ35a、35bで接続して点3p、3q、3r、3sからなる4点リンク部35cを構成したものであり、制御桿36はさらに前記支持基部2と前記リンクメンバ35bとの間を連結する位置に配置されている。背支桿36のリンクメンバ35bへの枢着点36pは、4点リンク部35cから外れた位置に設定してある。制御桿36の回転中心は支持基部2の支点5gであり、背フレーム31の回転中心は支持基部2の支点5dであり、回転支点が異なることから、背フレーム31の傾動に伴って制御桿36が回転すると、図17に示すロッキング角度範囲A2で図13→図14→図15→図16に示すごとく制御桿36が4点リンク部35cを潰す方向に変形させて、背3の下端3aを座5の後方に沈み込む方向に移動させるとともに、背3のブラケット34を背フレーム31側に引き寄せ、これにより背3を座5に対して相対的に後方に遠ざかる方向に相対移動させるようにしている。
背3の下端3aが沈み込む様子は図17から明らかであり、また、背3の前方に最も突出したランバーサポート部3Pに着目すれば、背3が座5から後方に逃げる様子も明らかである。背3の後傾速度は座5の後傾速度に比して速いため、背3と座5の交叉角度も図17に符号φで示すように後傾に伴って次第に広角になり、また、背3が座5から後方に移動することで、座面に実質的に着座できる領域が広がり、後傾するほどゆったりした姿勢で背座に凭れかかることができるようになる。このとき、図24に示すように、着座者の臀部が座面と接触している部分の後部位置5Pから衣類の捲れ上がりの基点となり易いランバーサポート部3Pまでの距離δを変化を抑止して、背3の傾動に伴って殆ど変化がないようにし、着座者の背に対して椅子の背3がせり上がることなく略一定高さに保つことを可能にしている。
以上のように、本実施形態における後傾側の角度を規制する機能を備えた上記ロッキング角度調節装置9は、背3がロッキング可能とされた椅子に対して、前記背3の角度に連動して作動する角度連動部材91と、ロッキング中に操作可能な第1の操作手段95と、前記角度連動部材91に対して接離可能であって前記背3の何れかの角度位置において前記第1の操作手段95が操作されることにより前記角度連動部材91に係り合って一体に連動可能な後傾側角度規制部材93とを具備し、この後傾側角度規制部材93は、前記第1の操作手段95による操作角度位置から角度連動部材91が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aに突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材91が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aから離間させることによって許容し、これにより前記角度連動部材91を介して背3のロッキング終端側の角度位置を規制し得るようにしたものである。
このような構成により、背3を適宜の角度に倒した状態で第1の操作手段95が操作されると、後傾側角度規制部材93が背3の角度に連動する角度連動部材91を規制し、そのときの背3の角度がロッキング終端角度として設定されるので、使用者が実際に背3に凭れて所望の角度で操作するだけで、その位置を最大ロッキング角度として設定することができる。したがって、着座していない状態で調節後、着座して座り心地を確認するといった試行錯誤が不要になる。しかも、背凭れ荷重が後傾側角度規制部材93に作用した場合に、その荷重が静止面21aによって確実に受け止められ、滑り要素を排除できるので、簡易な構造を通じてロック位置を確実に保持することが可能となる。
また、起立側の角度を規制する機能を備えた上記ロッキング角度調節装置9は、背3がロッキング可能とされた椅子に対して、前記背3の角度に連動して作動する角度連動部材92と、ロッキング中に操作可能な第2の操作手段96と、前記角度連動部材92に対して接離可能であって前記背3の何れかの角度位置において前記第2の操作手段96が操作されることにより前記角度連動部材92に係り合って一体に連動可能な起立側角度規制部材94とを具備し、この起立側角度規制部材94は、前記第2の操作手段96による操作角度位置から角度連動部材92が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aに突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材92が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aから離間させることによって許容し、これにより前記角度連動部材92を介して背3のロッキング始端側の角度位置を規制し得るようにしたものである。
このような構成により、背3を適宜の角度に起こした状態で第2の操作手段96が操作されると、起立側角度規制部材94が背3に連動する角度連動部材92を規制し、そのときの背3の角度がロッキング始端角度として設定されるので、使用者が実際に背3に凭れて所望の角度で操作するだけで、その位置を最大起立角度として設定することが可能で、着座していない状態で調節後、着座して座り心地を確認するといった試行錯誤が不要になる。しかも、起立方向の力が起立側角度規制部材94に作用した場合に、その荷重が静止面21aによって確実に受け止められ、滑り要素を排除できるので、簡易な構造を通じてロック位置を確実に保持することが可能となる。
さらに、上記のロッキング角度調節装置9は、後傾側及び起立側の角度を同時に規制することができるものであり、背3の角度に連動して作動する角度連動部材91,92と、ロッキング中に操作可能な第1、第2の操作手段95,96と、前記角度連動部材91に対して接離可能であって前記背3の何れかの角度位置において前記第1の操作手段95が操作されることにより前記角度連動部材91に係り合って一体に連動可能な後傾側角度規制部材93と、前記角度連動部材92に対して接離可能であって前記背3の何れかの角度位置において前記第2の操作手段96が操作されることにより前記角度連動部材92に係り合って一体に連動可能な起立側角度規制部材94とを具備し、前記後傾側角度規制部材93は、前記第1の操作手段95による操作角度位置から角度連動部材91が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aに突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材91が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aから離間させることによって許容するものであり、かつ、前記起立側角度規制部材94は、前記第2の操作手段95による操作角度位置から角度連動部材92が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aに突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材92が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面21aから離間させることによって許容するものであり、これにより前記角度連動部材91,92を介して背3のロッキング終端側及びロッキング始端側の角度位置を規制し得るようにしたものである。
このように本実施形態の構成によれば、後傾側および起立側双方の角度規制をともに有効に行うことができる。
また、本実施形態の構成においては、後傾側角度規制部材93による背3のロッキング終端側の角度位置と起立側角度規制部材94による背3のロッキング始端側の角度位置とは、独立して設定可能であることから、同じ角度位置に設定することも可能である。このため、背3を前記角度位置から後傾側にも起立側にも移動不能なロック状態も有効に実現することができる。そして、このようにロッキング範囲を規制する手段をそのまま使ってロックを掛けることができるので、ロッキング範囲調節機構とロック機構とを別々に設ける構造に比して、部品共用によるコンパクト化、コストダウンを有効に図ることができ、機構同士の干渉のおそれも有効に回避することが可能となる。
さらに、角度連動部材91,92が、角度規制部材93,94との係り合い位置までの距離を変化させずに背3に連動するように構成してあるため、背3が何れのロッキング位置にあるかによらず、第1、第2の操作部95,96から角度規制部材93,94を操作する際の操作量が一定となり、良好な操作性を確保することができる。
また、操作手段95,96を通じて角度連動部材91,92と角度規制部材93,94との係り合いが解除された際に、角度規制部材93,94を初期位置に復帰させる引っ張りバネ93d、94d等からなるオフセット手段を備えているので、反復継続的なロッキング角度の設定、解除操作を有効に行わせることができるものとなる。
より具体的には、角度連動部材91,92および角度規制部材93,94が共に回転要素であり、安定した作動を得るとともに、回転面内でコンパクトに構成できる利点が得られる。
この場合、角度連動部材91,92が背フレーム31を支持する支軸60回りに背フレーム31とともに回転するギヤ部91a、92aを有し、角度規制部材93、94が前記支軸60に平行な軸93b、94bを中心に回転可能であって接近時に前記角度連動部材91,92のギヤ部91a、92aに噛み合う他のギヤ部93c、94cを有しているので、これらギヤ部91a、93c(92a、94c)の噛み合いによって滑り要素を極力排除することができ、更に確実なロック状態を実現することができる。
また、このように角度規制部材93、94は、所定範囲でスライドすることで噛み合い状態又は非噛み合い状態の何れかの状態をとり得るものであるため、規制位置のいかんによらずに操作量が一定で操作し易いという上記の構成を有効に担保することができる。
さらに、角度規制部材93,94は、静止面21aに対してスライド可能な直線状の摺動面93a、94aと軸93b、94bとを有し、スライドして噛み合った位置より摺動面93a、94aが静止面21aから離れる方向のみに前記軸93b、94bを中心に従動回転するように構成されているので、摺動面93a、94aおよび静止面21aを介して接離動作が適切にガイドされ、かつ、背凭れ荷重を摺動面3a、94aから静止面21aに適切に支持させることができる。
そして、角度規制部材93,94は、一方向に回転し、逆転して戻ってきた際に摺動面93a、94aと静止面21aが当接して背3を再び同じ角度で規制するようにしているので、規制位置で背3を反復継続的に規制することができる。
さらに、操作手段95、96を、着座者の手が上体を変えずに届く範囲において背フレーム31に操作部95a、96aを設けてなるものにし、この操作部95a、96aと前記角度規制部材93、94とをワイヤー95b、96bで接続して構成しているので、ロッキング中の操作を簡単に行うことができ、操作に対して角度規制部材93,94を確実に作動させることが可能となる。
さらにまた、後傾側を規制する第1の操作部95aと起立側を規制する第2の操作部96aとが椅子に付帯して前後に並べられ、第2の操作部96aの方が第1の操作部95aよりも前に配置されているので、後傾側、起立側何れのロッキング角度を規制するかに応じて操作すべき操作部95a、96aの位置が感覚的にマッチングすることになり、無造作に操作しても操作間違いの起こり難いものにすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、角度連動部材および角度規制部材の双方が回転要素であったが、角度連動部材および角度規制部材の一方が回転要素であり、他方が進退動作のみを行う直進要素であってもよい。図24に示すものは、背の角度に連動して支軸160の回りに回転する角度連動部材191に階段状の被係り合い部191aを設ける一方、角度規制部材192を、操作手段による操作により角度連動部材191に対して進退動作のみを行って前記何れかの被係り合い部191aに係り合い可能な直進要素として、角度規制部材192を何れの係り合い部191aに係り合わせるかによって、角度連動部材191に対する規制位置を変化させ、その規制位置において、角度連動部材191が規制したい方向に回転しようとするときの動作を角度規制部材192を静止面121aに突き当させることによって規制し、その逆方向の動作を、角度規制部材192を静止面121aから離間させることによって許容するように構成したものである。このようにしても、上記実施形態と同様の効果が奏される。
勿論、この場合において、角度連動部材191は背の角度に連動して角度規制部材192に対して直交する方向に進退動作を行うものであってもよい。
さらに、連動部材は回転軸回りに取り付けられるものに限らず、プーリーとベルト、スプロケットとチェーン、リンクのような伝達機構を介して連動する部材であってもよい。また連動部材は回転するもの以外に、スライド動作や揺動するものも含まれる。角度規制部材も回転するもの以外に、ラックピニオンのような形態を採用することも可能である。
さらにまた、上記実施形態においては、背に対して直接的にロッキング範囲を規制したが、シンクロロック構造において座の後傾動作を規制し、これにより背に対して間接的にロッキング範囲を規制するように構成することもできる。
3…背
9…ロッキング角度調節装置
21a…静止面
31…背フレーム
60…支軸
91,92…角度連動部材
91a、92a…ギヤ部
93a、94a…摺動面
93b、94b…軸
93…後傾側角度規制部材
94…起立側角度規制部材
93c、94c…ギヤ部
95…第1の操作手段
96…第2の操作手段
95a、96a…操作部
95b、96b…ワイヤー

Claims (16)

  1. 背がロッキング可能とされた椅子に適用されるものであって、前記背の角度に連動して作動する角度連動部材と、ロッキング中に操作可能な操作手段と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な後傾側角度規制部材とを具備し、この後傾側角度規制部材は、前記操作手段による操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容し、これにより前記角度連動部材を介して背のロッキング終端側の角度位置を規制し得るようにしたものであることを特徴とする椅子のロッキング角度調節装置。
  2. 背がロッキング可能とされた椅子に適用されるものであって、前記背の角度に連動して作動する角度連動部材と、ロッキング中に操作可能な操作手段と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な起立側角度規制部材とを具備し、この起立側角度規制部材は、前記操作手段による操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容し、これにより前記角度連動部材を介して背のロッキング始端側の角度位置を規制し得るようにしたものであることを特徴とする椅子のロッキング角度調節装置。
  3. 背がロッキング可能とされた椅子に適用されるものであって、前記背の角度に連動して作動する角度連動部材と、ロッキング中に操作可能な第1、第2の操作手段と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記第1の操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な後傾側角度規制部材と、前記角度連動部材に対して接離可能であって前記背の何れかの角度位置において前記第2の操作手段が操作されることにより前記角度連動部材に係り合って一体に連動可能な起立側角度規制部材とを具備し、前記後傾側角度規制部材は、前記第1の操作手段による操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容するものであり、かつ、前記起立側角度規制部材は、前記第2の操作手段による操作角度位置から角度連動部材が起立側へ向かう連動動作をその一部を静止面に突き当てることによって規制するとともに、前記操作角度位置から角度連動部材が後傾側へ向かう連動動作をその一部を静止面から離間させることによって許容するものであり、これにより前記角度連動部材を介して背のロッキング終端側及びロッキング始端側の角度位置を規制し得るようにしたものであることを特徴とする椅子のロッキング角度調節装置。
  4. 後傾側角度規制部材による背のロッキング終端側の角度位置と起立側角度規制部材による背のロッキング始端側の角度位置とを同じ角度位置に設定可能とし、これにより背を前記角度位置にロックし得るようにしている請求項3記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  5. 角度連動部材が、角度規制部材との係り合い位置までの距離を変化させずに背に連動するように構成してある請求項1〜4いずれかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  6. 操作手段を通じて角度連動部材と角度規制部材との係り合いが解除された際に、角度規制部材を初期位置に復帰させるオフセット手段を備える請求項5記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  7. 角度連動部材および角度規制部材が共に回転要素である請求項5又は6何れかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  8. 角度連動部材が背フレームを支持する支軸回りに背フレームとともに回転するギヤ部を有し、角度規制部材が前記支軸に平行な軸を中心に回転可能であって接近時に前記角度連動部材のギヤ部に噛み合う他のギヤ部を有するものである請求項7記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  9. 角度規制部材は、所定範囲でスライドすることによって噛み合い状態又は非噛み合い状態の何れかの状態をとり得るものである請求項8記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  10. 角度規制部材は、静止面に対してスライド可能な直線状の摺動面と軸とを有し、スライドして噛み合った位置より摺動面が静止面から離れる方向のみに前記軸を中心に従動回転するように構成されている請求項7〜9何れかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  11. 角度規制部材は、一方向に回転し、逆転して戻ってきた際に摺動面と静止面が当接して背を再び同じ角度で規制する請求項10記載のロッキング角度調節装置。
  12. 角度連動部材および角度規制部材の一方が回転要素であり、他方が直進要素である請求項5又は6何れかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  13. 角度連動部材および角度規制部材が共に直進要素である請求項5又は6何れかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  14. 角度連動部材に階段状の被係り合い部を設ける一方、角度規制部材は、直進動作のみを行い、角度連動部材の作動位置に応じて前記何れかの被係り合い部に係り合いが可能であって、何れの係り合い部に係り合うかによって角度連動部材に対する規制位置が変化するように構成している請求項1〜3何れかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  15. 操作手段を、着座者の手が上体を変えずに届く範囲に操作部を設けてなるものにし、この操作部と前記角度規制部材とをワイヤーで接続して構成している請求項1〜14何れかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。
  16. 後傾側を規制する第1の操作部と起立側を規制する第2の操作部とが椅子に付帯して前後に並べられ、第2の操作部の方が第1の操作部よりも前に配置されている請求項3又は4何れかに記載の椅子のロッキング角度調節装置。

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