JP5333031B2 - 光分岐素子およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は光集積回路を構成する光分岐素子、およびその製造工程における光分岐バラツキを抑制する製造方法に関する。
近年の光導波路の発展に伴い、光回路の実用化,大規模化などがなされている。この中で、光集積回路を構成するキーデバイスの一つに光分岐素子がある。光分岐素子としては、例えば、導波路の先端をY字型にするY字型光分岐がある。また、光分岐素子として、多モード干渉を用いて光を分岐させる多モード干渉型(Multi Mode Interferometer:MMI)型光分岐素子がある。また、複数の光導波路を近接させて構成する方向性結合器や、2つの方向性結合器を結ぶ2本の導波路間の長さを変化させる、マッハツェンダー干渉計型(Mach-Zender Interferometer:MZI)光分岐素子などがある。
Y字型光分岐は、理論上優れた波長特性を示すが、導波路間の接続部分で微細加工が要求され、製作における許容度が小さい。これに対し、MMI型はY字型光分岐に比べて、2本の導波路の間隔を広く取れるために、製作の許容度は大きくなる。しかしながら、単一モード導波路から多モード導波路への接続が存在するため、モード変換損失が避けられない。さらに、方向性結合器型やMZI型は方向性結合器を構成する導波路間の狭い溝をフォトリソグラフィーとエッチングで形成する際の加工精度の問題のため、光結合係数kの変動が大きく、この観点では、製作の許容度が小さくなると。
ところで、これら光分岐は、光回路を構成するときに多数使用されるため、光分岐比のバラツキを抑制することが非常に重要となる。これまでにも、フォトリソグラフィーの最適化による導波路幅の均一化、およびエッチングの最適化などが行われているが、製作バラツキを完全に抑制することは難しい。
このため、設計上で光分岐比のバラツキを抑制することに重点をおいた開発が行われている。例えば、特許文献1では、曲がり導波路を用いて方向性結合器を形成している。この構成により、狭ギャップとなる部分が短くなるため、この分、製作の許容度が上がるとしている。また、特許文献2では、2×2の光素子を直列に接続させることで、個々の光分岐で分岐比バラツキが起こっても、全体として分岐比をほぼ50%に収束させるようにしている。一方で、特許文献3では、マッハツェンダー型の光分岐を構成し、方向性結合器の分岐比の波長特性を打ち消すように各光結合長を変化させ、広帯域にわたって、均一な光分岐を得るようにしている。
特願2000−139838号公報 特願2000−041409号公報 特許第2653883号公報
しかしながら、これらの光分岐方法には、次に示すような問題がある。例えば特許文献1における曲がり導波路で方向性結合器(光分岐素子)を構成する方法では、直線導波路で方向性結合器を構成するのに比べ、狭ギャップ部分は相対的に減少する。しかしながら、強い光結合を得るためには、導波路ギャップを小さくする必要があるため、結果として製作精度が要求される。また、強い光結合を得るために、曲がり導波路の曲率半径を大きくし、実効的な光結合長を長くすると、結果として素子全体が大きくなり、光集積回路としては不向きになるという問題点があった。
次に、特許文献2の2×2の光分岐素子を直列接続する方法では、光素子を多段にすると50%分岐に収束していくものの、分岐比は50%のみに固定される。従って、任意の光分岐比は実現できないという問題点があった。
また、特許文献3のMZI型の光分岐素子は、波長特性による分岐比の変化は抑制できるものの、製作バラツキにより分岐比特性が変化することを有効に制御することはできない。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、許容度が高い状態で製造ができる光分岐素子で、任意の分岐比が得られるようにすることを目的とする。
本発明に係る光分岐素子は、互いに近設している結合領域を有して同じ断面寸法に形成された第1コア,第2コアとクラッドとを備え、結合領域における第1コアおよび第2コアの中心間の距離g、第1コアおよび第2コアのコア幅w、第1コアおよび第2コアの屈折率n1、第1コアおよび第2コアの間のクラッドの屈折率n2、単独で存在する場合の第1コアおよび第2コアによる光導波路の伝搬定数β0、真空中の波数k0、以下の式(A)によるγ3
Figure 0005333031
を用いて結合領域における第1コアから第2コアへの結合係数K12を表した以下の式(B)をwで微分した式が0となるように、第1コアおよび第2コアのコア幅、中心間距離、屈折率、およびクラッドの屈折率が設定されている。
Figure 0005333031
上記光分岐素子において、第1コアおよび第2コアの屈折率n1、クラッドの屈折率n2、および第1コアと第2コアとの中心間の距離gを任意に与え、数値解析によって式(B)をwで微分した式が0となるようにwが定められている。
上記光分岐素子において、コア幅は、コア幅以外のパラメータに対して任意の値を設定し、コア幅を変化させた場合の、第1コアよりなる光導波路の一端より入力された光が、第2コアよりなる光導波路の他端に出力される光出力強度の変化が0となるように、前記式(B)を用いて求められるものである。
本発明に係る光分岐素子の製造方法は、互いに近設している結合領域を有して同じ断面寸法に形成された第1コアおよび第2コアを形成する工程と、クラッドを形成する工程とを少なくとも備え、結合領域における第1コアおよび第2コアの中心間の距離g、第1コアおよび第2コアのコア幅w、第1コアおよび第2コアの屈折率n1、第1コアおよび第2コアの間のクラッドの屈折率n2、単独で存在する場合の第1コアおよび第2コアによる光導波路の伝搬定数β0、真空中の波数k0、前述した式(A)によるγ3、を用いて結合領域における第1コアから第2コアへの結合係数K12を表した式(B)をwで微分した式が0となるように、第1コアおよび第2コアのコア幅、中心間距離、屈折率、およびクラッドの屈折率を設定する。
上記光分岐素子の製造方法において、第1コアおよび第2コアの屈折率n1、クラッドの屈折率n2、および第1コアと第2コアとの中心間の距離gを任意に与え、数値解析によって式(B)をwで微分した式が0となるようにwを設定する。
上記光分岐素子の製造方法において、コア幅以外のパラメータに対して任意の値を設定し、コア幅を変化させた場合の、第1コアよりなる光導波路の一端より入力された光が、第2コアよりなる光導波路の他端に出力される光出力強度の変化が0となるコア幅を、式(B)を用いて求める。
以上説明したように、本発明によれば、上述した式(B)をwで微分した式が0となるように、第1コアおよび第2コアのコア幅、中心間距離、屈折率、およびクラッドの屈折率を設定するようにしたので、許容度が高い状態で製造ができる光分岐素子で、任意の分岐比が得られるようになるという優れた効果が得られる。
本発明の実施形態1における光分岐素子の構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態1における光分岐素子の一部構成を示す断面図である。 本発明の実施形態1における光分岐素子の製造方法例を説明するための断面図である。 本発明の実施形態1における光分岐素子の製造方法例を説明するための断面図である。 本発明の実施形態1における光分岐素子の製造方法例を説明するための断面図である。 本発明の実施形態1における光分岐素子の製造方法例を説明するための断面図である。 本発明の実施形態2における光分岐素子の構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態3における光分岐素子の構成例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例1の光出力強度とコア幅との相関を示す相関図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例1の製作精度に対する分岐比の変動について示す説明図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における式(13)から求めたK12のコア幅との相関を示す相関図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例2の光出力強度とコア幅との相関を示す相関図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例2の製作精度に対する分岐比の変動について示す説明図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例3の光出力強度とコア幅との相関を示す相関図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例3の製作精度に対する分岐比の変動について示す説明図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例4の光出力強度とコア幅との相関を示す相関図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例4の製作精度に対する分岐比の変動について示す説明図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例5の光出力強度とコア幅との相関を示す相関図である。 本発明の実施の形態1の光分岐素子における実施例5の製作精度に対する分岐比の変動について示す説明図である。 本発明の実施の形態2における非対称マッハツェンダー干渉計のクロスポートへの光出力の計算結果を示す特性図である。 本発明の実施の形態3におけるリング共振器のスルーポートへの光出力の計算結果を示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本実施形態1における光分岐素子の構成例を示す平面図である。この光分岐素子は、方向性結合器の構成をもち、コア101およびコア102から構成される入力光導波路と、これらの各々に連続するコア103およびコア104からなる光導波路より構成された結合領域110、およびコア105およびコア106からなる出力光導波路を備える。この光分岐素子は、上記入力光導波路に対し、コア103およびコア104からなる各光導波路は、光結合が起こるように近設している。
このような光分岐素子は、例えば、シリコンをベースとして形成することができる。例えば、図2の断面図に示すように、まず、シリコン基板121およびシリコン基板121の上に形成された酸化シリコンからなる下部クラッド層122を形成し、下部クラッド層122の上にコア103およびコア104を形成する。また、下部クラッド層122の上にコア103およびコア104を覆うように、例えば、BPSG(Bolon Phosphied doped Silica Grass)などから構成されたリフロー層123を形成し、リフロー層123の上に平坦化するように、例えば酸化シリコンからなる上クラッド層124を形成する。なお、図2は図1のA−A’線の断面を示している。このように、各コアと、下部クラッド層122,リフロー層123,および上クラッド層124とにより光導波路が構成され、各コアへの光閉じ込めがなされるようになる。
次に、上述した光分岐素子の製作におけるバラツキを抑制するための設計パラメータの設定方法について説明する。上述したように、平衡に配置された2つの直線光導波路の間で光結合が起きているとすると、結合領域110における各々のコア内での位置zに対する電界振幅の変化は以下の式(1)および式(2)で表される。
Figure 0005333031
これらの式は、2入力2出力の方向性結合器として表されており、A(0),B(0)は、各々の光導波路に対する入力振幅を表している。
ただし、以下の式(3)で示される関係があり、これは、2つのモードの平均伝搬定数を表している。
Figure 0005333031
また、β1,β2は各導波路単体における伝搬定数を表している。
一方、以下の式(4)で示されるΔβは、2つのモードの伝搬定数差に対応する。
Figure 0005333031
さらにψωは、ビート波数とよばれ、同一方向に光伝搬するときには、以下の式(5)で表される。
Figure 0005333031
また、K12は、コア103からコア104への結合係数であり、K21は、コア104からコア103への結合係数を表している。
コア単独での伝搬定数をβ0としたとき、結合係数K12,導波路(コア)横方向の伝搬定数κ0,およびコアとクラッドの屈折率を用いて得られる指数γ3は、各々以下の式(6),(7),および(8)で表される。
Figure 0005333031
これらの式において、aは光導波路のコア幅の半値、dは近設させている2つの光導波路のコア側壁間の距離、k0は真空中の波数、n1は、コアの屈折率、n2はコア間(クラッド)の屈折率を表している。
ここで、光の入射は、コア101による光導波路からのみとし、かつ、コア101よりなる光導波路およびコア102よりなる光導波路の構造が同一であり、同じ方向に伝搬するものと仮定すると、式(3)〜(5)は簡略化され、B(0)=0,βa=β1,Δβ=0,ψω=K12=K21となる。従って、結合領域110を構成している各々のコア内での位置zに対する電界振幅を表す式(1)および式(2)は、各々以下に示す式(9)および式(10)となる。
Figure 0005333031
式(9),式(10)より、導波路(コア)中のある位置zでの光の振幅は、K12で決まることが分かる。これは、製作プロセスのバラツキに対してK12が変動しない設計ができれば、光分岐素子の分岐比の変動が小さくなることを示している。ここで、実際の製作プロセスにおけるバラツキの原因を考えると、コア幅の変動に伴うdの変動が主な要素である。従って、コア幅の変動に対してK12が変動しなければよく、これはコア幅に対するK12の変化の傾きが0であれば、製作バラツキに対して強くなることを示している。従って、コア幅に対するK12の傾きが0であれば、製作バラツキに対して強い設計ができる。
ただし、コア幅の変動に伴って、dも変動する。これに対し、各光導波路(コア)の中心位置は、コアを形成するときのリソグラフィーの精度で決定されるため、変動しにくい。従って、dを、導波路間中心距離gと導波路幅wを用い「d=g−w・・・(11)」と表す。
ここで、式(6)−(8)、(11)を用いて結合係数K12を表すと、以下の式(12)となる。
Figure 0005333031
式(12)をwについて微分し、微分値が0となる点が、コア幅の変動に対し、分岐比の変動が最も小さくなることを表している。ただし、β0もwの関数であるので、注意が必要である。式(12)をwについて微分すると、以下の式(13)となる。
Figure 0005333031
従って、本実施の形態における光分岐素子を作製するときは、式(12)をwで微分した式(13)が0となるように、コア103およびコア104のコア幅、コア103とコア104との中心間距離、コア103およびコア104の屈折率、およびコア間のクラッドの屈折率などの各パラメータが決定されていればよい。ここで、γ3,κ0は伝搬定数β0によって決まる値であるため、光導波路(コア)の構造パラメータが決まれば定まる。また、β0は、用いるコアの屈折率、クラッドの屈折率、およびコア幅により、一意に定める値である。従って、例えば、用いるコアの屈折率、クラッドの屈折率、およびコア間中心距離を任意に与え、数値解析によって式13が0となるようにwを定めれば、製作バラツキに強い光分岐素子(方向性結合器)が設計できる。
次に、本実施の形態における光分岐素子の形成について作製について簡単にする。本実施の形態における光分岐素子は、例えば、よく知られたSOI(silicon on insulator)基板を用いることで作製できる。SOI基板のシリコン基部をシリコン基板121(図2)として用い、SOI基板の埋め込み絶縁層を下部クラッド層122として用いればよい。従って、SOI基板を用意すれば、シリコン基板121および下部クラッド層122が形成されている状態が得られる。
このようにして下部クラッド層122が形成されているシリコン基板121を用意したら、図3Aに示すように、下部クラッド層122である埋め込み絶縁層の表面シリコン層301の上に、例えばスピンコートによりフォトレジストを塗布することで、レジスト層302を形成する。
次に、例えば、よく知られたステッパーなどの露光装置を用いたリソグラフィー技術によりレジスト層302をパターニングし、図3Bに示すように、レジストパターン303を形成する。次いで、形成したレジストパターン303をマスクとして表面シリコン層を選択的にエッチングすることで、シリコンからなるコア103およびコア104を形成する。例えば、反応性イオンエッチングによりレジストパターン303の形状を表面シリコン層301に転写することで、コア103およびコア104が形成できる。
コア103およびコア104を形成した後に、O2アッシングによって、残留レジストを取り除いた後、コア103およびコア104を含む下部クラッド層122の上にBPSG(Bolon Phosphied doped Silica Grass)を常圧化学気相堆法によって堆積して堆積膜を形成する。次いで、この堆積膜を高温アニールによりリフローさせることで、図3Cに示すように、リフロー層123を形成する。リフローにより、リフロー層123の表面では、コア103およびコア104の段差が低減する。この後、再度、BPSGを常圧化学気相堆法によって堆積して堆積膜を形成し、図3Dに示すように、高温アニールによって膜密度を向上させた上クラッド層124を形成する。
上述した製法では、よく用いられている光導波路製造プロセスを用いているため、本素子を導入する際に、特殊技術を必要とせず、容易に導入が可能である。ただし、上述した製法はあくまで1例であり、基板、コア、クラッド材に対してはSOI基板、Si、BPSGに限るものではない。基板に対しては、十分な物理的強度を有し、コア、クラッドに悪影響をもたらさなければよく、コア、クラッド材については、導波路に光閉じ込めが起こる程度に屈折率が異なればよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態では、本発明の光分岐素子をマッハツェンダー干渉計に適用した場合について、図4の平面図を用いて説明する。本実施の形態におけるマッハツェンダー干渉計は、 入力導波路401,402と、方向性結合器を構成する結合領域410と、一方の導波路と他方の導波路との導波路長が異なる非対称領域411と、方向性結合器を構成する結合領域412と、出力導波路403,404とを備える。
上述した本実施の形態におけるマッハツェンダー干渉計の伝達行列は、以下の式(14)として表される。
Figure 0005333031
ここで、LDCは結合領域410および結合領域412の長さを表しており、neffは、各光導波路を構成するコアの実効屈折率、dLは非対称領域411における導波路長差である。
式(14)により、各ポートとなる 入力導波路401,402および出力導波路403,404の間の伝達関数は、以下の式(15)として表すことができる。
Figure 0005333031
また、T11については、以下の式(16)として表すことができる。
Figure 0005333031
このとき、LDCおよびdLは、製作プロセスによる変動は小さく、結合係数K12の変動が、マッハツェンダー干渉計の特性劣化を招く。
これに対し、上述したように、式(12)をwについて微分した式(13)が0となることを満たすように、各パラメータが設定されているようにすれば、結合領域410および結合領域412における分岐比バラツキが押さえられるようになり、マッハツェンダー干渉計の特性劣化が抑制できるようになる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態では、本発明の光分岐素子をリング共振器に適用した場合について、図5の平面図を用いて説明する。本実施の形態におけるリング共振器は、2つの直線導波路501,502と、これらに挟まれたリング導波路503と、直線導波路501とリング導波路503との結合領域510と、直線導波路502とリング導波路503との結合領域511とを備える。
このようなリング共振器では、直線導波路501の一方から入射された光の中で、リング導波路503の共振周波数に対応した波長の光が、結合領域510でリング導波路503に光結合し、結合領域511で直線導波路502に光結合し、直線導波路502の他方より出力される。
このようなリング共振器では、結合領域510および結合領域511における分岐比が変動すると、共振特性が劣化するという問題がある。直線導波路501の一方から光を入射させた場合のスルーポートである直線導波路502の他方からの光出力を示す伝達関数は以下の式(17)により表される。
Figure 0005333031
このとき、LDCおよびLringは、製作プロセスによる変動は小さい。しかしながら、結合領域510および結合領域511における分岐比K1、K2の変動は、特性の劣化を招く。これに対し、前述したように、式(12)をwについて微分した式(13)が0となることを満たすように、各パラメータが設定されているようにすれば、結合領域510および結合領域511における分岐比バラツキが押さえられるようになり、リング共振器の特性劣化が抑制できるようになる。
以下、具体的な実施例を用いて、実施形態1における光分岐素子の製造方法について説明する。
[実施例1]
はじめに、実施例1として、Si系を基本とする半導体を用いた光導波路による光分岐素子を例にして説明する。ここでは、前述した式(12)を用いた結合係数K12と、式(9)による、結合領域110におけるコア103内での位置zに対する電界振幅A(z)とにより、コア101による入力光導波路から入力され、コア106からなる出力光導波路より出力される光強度(光出力強度)を求める。コア106からなる出力光導波路より出力される光強度は、式(9)を2乗することで求められる。
また、ここまで用いた式は、コアの膜厚(高さ)方向に対する光閉じ込めが考慮されていないので、膜厚方向の屈折率は、等価屈折率法によって計算した。コアの屈折率を2.893、コア間のクラッドの屈折率を1.45、結合領域110におけるコア間の中心距離を0.75μm、入射波長1.55μm、結合領域110の長さ(方向性結合器長)を13.86μmとしたときの光出力強度とコア幅との相関を図6に示す。ここでは、コア間の中心距離を一定とし、コア幅を変化させて計算した。
図6の白丸で示されているように、方向性結合用を13.96μmとした場合、光出力強度が0.5(分岐比が1:1)となるのは、コア幅が0.45μmとなる。しかしながら、コア幅が0.45μmの所では、コア幅の変化に対して光出力強度も変化しており、分岐比変動が大きいことがわかる。
これに対し、コア幅が0.36μm付近では、コア幅の変化に対して光出力強度が変化しておらず、コア幅に対する光出力強度の関係を示すグラフの傾きがほぼ0となる。この点を利用することで、コア幅の製作バラツキに対して光出力強度がバラツキが抑制されている強い光導波路を設計することができる。ここで、コア幅を0.36μmとした場合に分岐比1:1とするためには、図6の黒丸で示すように、方向性結合器長を16.00μmとすればよい。このように、コア幅以外のパラメータに対して任意の値を設定し、コア幅を変化させた場合の、光分岐素子の光出力強度(分岐比)の変化(傾き)が0となるコア幅を、式(12)を利用して求めることで、製作バラツキに対して特性バラツキが抑制された光分岐素子が得られるようになる。
次に、製作精度に対する分岐比の変動について図7に示す。横軸の数値は、CMOSに用いられているデザインルールが±5%製作バラツキをもつと仮定して設定した。Si系を基本とする半導体を用いた光導波路による光分岐素子では、分岐比の変動を1%以下に抑えようとすると、コア幅0.45μm(白丸)では、デザインルールが22nmのCMOSプロセスが作製に必要となり、EUVステッパーを用いるなどのX線を光源としたリソグラフィー技術が必要となる。
一方で、式(13)より、K12のコア幅wに対する微分値を、前述したパラメータを用いて求めた計算結果を図8に示す。上述したコア幅、コアの中心間の距離、コアの屈折率、およびコア間のクラッドの屈折率などの各パラメータが、コア幅wを0.353μmとしたときに、式(12)をwで微分した式(13)の値が0となることを満たすものとなる。これにより、0.353μmをコア幅wの設計中心とすることで、デザインルールが130nmのCMOSプロセスで作製することが可能であり、KrFステッパーなどのエキシマレーザを光源としたリソグラフィー技術で対応可能となり、プロセスコストの大幅な圧縮が期待できる。
次に、CMOSプロセスルールに限らず、コンタクト露光、プロキシ露光などさらに精度の低いプロセスでの許容範囲を見積もった結果について説明する。この見積もりでは、各光導波路幅の設計値に対する製作バラツキによって、±5%の導波路幅の変動があると仮定し、また、5%の光変動量を許容する。この場合、コアとクラッドとの比屈折率差Δ=40%程度のSi系では、コア幅0.33〜0.38μmを満たせば、5%以下の光分岐比バラツキが実現できる。
[実施例2]
次に、実施例2として、コア材料をSiNから構成した場合の、コアとクラッドとの比屈折率差Δ=20%前後の光導波路について最適化した場合について説明する。ここでは、前述した式(12)を用いた結合係数K12と、式(9)による、結合領域110におけるコア103内での位置zに対する電界振幅A(z)とにより、コア101による入力光導波路から入力され、コア106からなる出力光導波路より出力される光強度(光出力強度)を求める。コア106からなる出力光導波路より出力される光強度は、式(9)を2乗することで求められる。
また、ここでも、コアの膜厚(高さ)方向の屈折率は、等価屈折率法によって計算した。コアの屈折率を1.8984、コア間のクラッドの屈折率を1.45、コア間の中心距離を1.8μm、入射波長1.55μm、方向性結合器長を114.24μmとしたときの、光出力強度とコア幅との相関を図9に示す。ここでは、コア間の中心距離を一定とし、コア幅を変化させて計算した。
実施例2の比屈折率差においても最適値は存在し、コア幅0.78μm付近に、コア幅に対する光出力強度の関係を示すグラフの傾きが0となる状態が存在する。実施例2の比屈折率差においても、全てのCMOSルールにおいて、分岐比の変動幅は1%以下となり、製作バラツキに強い設計が可能となる。製作精度に対する光分岐比バラツキを図10に示す。比屈折率差Δ=20%程度では、コア幅を0.733〜0.813μmとすれば、5%以下の光分岐比バラツキが実現できる。
また、上述したコア幅、コアの中心間の距離、コアの屈折率、およびコア間のクラッドの屈折率などの各パラメータは、式(12)をwで微分した式(13)の値が0となることを満たすものとなる。
[実施例3]
次に、実施例3として、コア材料をSiONから構成した場合の、コアとクラッドとの比屈折率差Δ=6%程度の光導波路について最適化した場合について説明する。ここでも、前述した式(12)を用いた結合係数K12と、式(9)による、結合領域110におけるコア103内での位置zに対する電界振幅A(z)とにより、コア101による入力光導波路から入力され、コア106からなる出力光導波路より出力される光強度(光出力強度)を求める。コア106からなる出力光導波路より出力される光強度は、式(9)を2乗することで求められる。
また、ここでも、コアの膜厚方向の屈折率は、等価屈折率法によって計算した。コアの屈折率を1.5649、コア間のクラッドの屈折率を1.468、コア間の中心距離を3.25μm、入射波長1.55μm、方向性結合器長を114.24μmとしたときの光出力強度とコア幅との相関を図11に示す。ここでは、コア間の中心距離を一定とし、コア幅を変化させて計算した。
実施例3の比屈折率差においても最適値は存在し、コア幅1.61μm付近に、コア幅に対する光出力強度の関係を示すグラフの傾きが0となる状態が存在する。実施例3の比屈折率差においても、全てのCMOSルールにおいて、分岐比の変動幅は1%以下となり、製作バラツキに強い設計が可能となる。製作精度に対する光分岐比バラツキを図12に示す。比屈折率差Δ=6%程度では、コア幅を1.49〜1.72μmとすれば、5%以下の光分岐比バラツキを実現できる。
また、上述したコア幅、コアの中心間の距離、コアの屈折率、およびコア間のクラッドの屈折率などの各パラメータは、式(12)をwで微分した式(13)の値が0となることを満たすものとなる。
[実施例4]
次に、実施例4として、コア材料をSiO2から構成した場合の比屈折率Δ=1.3%程度の光導波路について最適化した場合について説明する。ここでも、前述した式(12)を用いた結合係数K12と、式(9)による、結合領域110におけるコア103内での位置zに対する電界振幅A(z)とにより、コア101による入力光導波路から入力され、コア106からなる出力光導波路より出力される光強度(光出力強度)を求める。コア106からなる出力光導波路より出力される光強度は、式(9)を2乗することで求められる。
また、ここでも、コアの膜厚方向の屈折率は、等価屈折率法によって計算した。コアの屈折率を1.48218、コア間のクラッドの屈折率を1.468、コア間の中心距離を5.25μm、入射波長1.55μm、方向性結合長を60μmとしたときの光出力強度とコア幅との相関を図13に示す。ここでは、コア間の中心距離を一定とし、コア幅を変化させて計算した。
実施例4の比屈折率差においても最適値は存在し、コア幅3.4μm付近にコア幅に対する光出力強度の関係を示すグラフの傾きが0となる状態が存在する。実施例4の比屈折率差においても全てのCMOSルールにおいて、分岐比の変動幅は1%以下となり、製作バラツキに強い設計が可能となる。製作精度に対する光分岐比バラツキを図13に示す。比屈折率差Δ=1.3%程度では、コア幅2.96〜3.68μmとすれば、5%以下の光分岐比バラツキを実現できる。
また、上述したコア幅、コアの中心間の距離、コアの屈折率、およびコア間のクラッドの屈折率などの各パラメータは、式(12)をwで微分した式(13)の値が0となることを満たすものとなる。
[実施例5]
次に、実施例5として、コア材料をSiO2から構成した場合の、比屈折率差Δ=0.6%程度の光導波路について最適化した場合について説明する。ここでも、前述した式(12)を用いた結合係数K12と、式(9)による、結合領域110におけるコア103内での位置zに対する電界振幅A(z)とにより、コア101による入力光導波路から入力され、コア106からなる出力光導波路より出力される光強度(光出力強度)を求める。コア106からなる出力光導波路より出力される光強度は、式(9)を2乗することで求められる。
また、前述同様に、コアの膜厚(高さ)方向の屈折率は、等価屈折率法によって計算した。コアの屈折率を1.48218、コア間のクラッド屈折率を1.468、コア間の中心距離を8.0μm、入射波長1.55μm、方向性結合長を200μmとしたときの、光出力強度とコア幅との相関を図15に示す。ここでは、コア間の中心距離を一定とし、コア幅を変化させて計算した。
実施の形態5の比屈折率差においても最適値は存在し、コア幅5.0μm付近に、コア幅に対する光出力強度の関係を示すグラフの傾きが0となる状態が存在する。実施例5の比屈折率差においても、全てのCMOSルールにおいて、分岐比の変動幅は1%以下となり、製作バラツキに強い設計が可能となる。製作精度に対する光分岐比バラツキを図16に示す。比屈折率差Δ=0.6%程度では、コア幅を4.35〜5.49μmとすれば、5%以下の光分岐比バラツキを実現できる。
また、上述したコア幅、コアの中心間の距離、コアの屈折率、およびコア間のクラッドの屈折率などの各パラメータは、式(12)をwで微分した式(13)の値が0となることを満たすものとなる。
次に、上述した本発明の光分岐素子を適用した非対称マッハツェンダー干渉計について説明する。以下では、Si細線導波路より光分岐素子(非対称マッハツェンダー干渉計)を構成し、コアの実効屈折率を2.893とし、2つの結合領域の間の非対称領域における導波路長差を100μmとする。
コア幅に対して±5%のプロセス精度があると考えたとき、本発明を適用しないと、光分岐比は約15%変動する。これに対し、本発明を適用すると、分岐比の変動が1%に抑制される。これらを仮定したときの、非対称マッハツェンダー干渉計のクロスポートへの光出力の計算結果を図17に示す。非対称マッハツェンダー干渉計を透過する光のスペクトルの消光比は、破線で示す26dBから、実線で示す40dBと改善されており、本発明の有効性がわかる。
次に、本発明における光分岐素子を適用したリング共振器について説明する。ここでもSi細線導波路より光分岐素子(リング共振器)を構成し、実効屈折率は2.893、リング導波路の導波路長は100μmとする。コア幅に対して±5%のプロセス精度があると考えた場合に、本発明を利用しないと、光分岐比は約15%変動する。一方で、本発明を適用した場合には、光分岐比の変動は1%に抑制される。これらを仮定したときの、リング共振器のスルーポートへの光出力の計算結果を図18に示す。リング共振器を透過する光のスペクトルの消光比は、破線で示す23dBから、実線で示す37dBと14dB以上改善されており、本発明の有効性がわかる。
これらの非対称マッハツェンダー干渉計や、リング共振器に関しても、Si系の導波路に限らず、SiN系、SiON系、石英系など、他の屈折率についても適用可能である。
101,102,103,104,105,106…コア、110…結合領域。

Claims (6)

  1. 互いに近設している結合領域を有して同じ断面寸法に形成された第1コア,第2コアとクラッドとを備え、
    前記結合領域における前記第1コアおよび前記第2コアの中心間の距離g、
    前記第1コアおよび前記第2コアのコア幅w、
    前記第1コアおよび前記第2コアの屈折率n1
    前記第1コアおよび前記第2コアの間の前記クラッドの屈折率n2
    単独で存在する場合の前記第1コアおよび前記第2コアによる光導波路の伝搬定数β0
    真空中の波数k0
    以下の式(A)によるγ3
    Figure 0005333031
    を用いて前記結合領域における前記第1コアから前記第2コアへの結合係数K12を表した以下の式(B)をwで微分した式が0となるように、前記第1コアおよび前記第2コアのコア幅、中心間距離、屈折率、および前記クラッドの屈折率が設定されている
    ことを特徴とする光分岐素子。
    Figure 0005333031
  2. 請求項1記載の光分岐素子において、
    前記第1コアおよび前記第2コアの屈折率n1、前記クラッドの屈折率n2、および前記第1コアと前記第2コアとの中心間の距離gを任意に与え、数値解析によって前記式(B)をwで微分した式が0となるようにwが定められている
    ことを特徴とする光分岐素子。
  3. 請求項1記載の光分岐素子において、
    コア幅は、コア幅以外のパラメータに対して任意の値を設定し、コア幅を変化させた場合の、前記第1コアよりなる光導波路の一端より入力された光が、前記第2コアよりなる光導波路の他端に出力される光出力強度の変化が0となるように、前記式(B)を用いて求められるものである
    ことを特徴とする光分岐素子。
  4. 互いに近設している結合領域を有して同じ断面寸法に形成された第1コアおよび第2コアを形成する工程と、
    クラッドを形成する工程と
    を少なくとも備え、
    前記結合領域における前記第1コアおよび前記第2コアの中心間の距離g、
    前記第1コアおよび前記第2コアのコア幅w、
    前記第1コアおよび前記第2コアの屈折率n1
    前記第1コアおよび前記第2コアの間の前記クラッドの屈折率n2
    単独で存在する場合の前記第1コアおよび前記第2コアによる光導波路の伝搬定数β0
    真空中の波数k0
    以下の式(A)によるγ3
    Figure 0005333031
    を用いて前記結合領域における前記第1コアから前記第2コアへの結合係数K12を表した以下の式(B)をwで微分した式が0となるように、前記第1コアおよび前記第2コアのコア幅、中心間距離、屈折率、および前記クラッドの屈折率を設定する
    ことを特徴とする光分岐素子の製造方法。
    Figure 0005333031
  5. 請求項4記載の光分岐素子の製造方法において、
    前記第1コアおよび前記第2コアの屈折率n1、前記クラッドの屈折率n2、および前記第1コアと前記第2コアとの中心間の距離gを任意に与え、数値解析によって前記式(B)をwで微分した式が0となるようにwを設定する
    ことを特徴とする光分岐素子の製造方法。
  6. 請求項4記載の光分岐素子の製造方法において、
    コア幅以外のパラメータに対して任意の値を設定し、コア幅を変化させた場合の、前記第1コアよりなる光導波路の一端より入力された光が、前記第2コアよりなる光導波路の他端に出力される光出力強度の変化が0となるコア幅を、前記式(B)を用いて求める
    ことを特徴とする光分岐素子の製造方法。
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