JP6397862B2 - 光導波路素子 - Google Patents

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この発明は、導波路素子に関し、特に、複数の波長信号を波長ごとに経路を割り当てる波長合分波フィルタとして機能する素子に関するものである。
情報伝達量の増大に伴い、光配線技術が注目されている。光配線技術では、光ファイバや光導波路素子を伝送媒体とした光デバイスを用いて、情報処理機器内の素子間、ボード間又はチップ間等の情報伝達を光信号で行う。その結果、高速信号処理を要する情報処理機器においてボトルネックとなっている、電気配線を使用することによる帯域制限を改善することができる。
光デバイスとして、特にシリコン(Si)を導波路の材料として用いる光導波路素子(以下、Si光導波路素子)が注目を集めている。Si光導波路素子では、実質的に光の伝送路となる導波路コアを、Siを材料として形成する。そして、Siよりも屈折率の低い例えば石英(SiO)等を材料としたクラッドで、導波路コアの周囲を覆う。このような構成により、導波路コアとクラッドとの屈折率差が極めて大きくなるため、導波路コア内に光を強く閉じ込めることができる。その結果、曲げ半径を例えば数μm程度まで小さくした、小型の曲線導波路を実現することができる。そのため、電子回路と同程度の大きさの光回路を作成することが可能であり、光デバイス全体の小型化に有利である。
Siを材料とした導波路(Si導波路)の場合、半導体製造装置を用いた高精度なフォトリソグラフィやエッチングによる導波路の微細加工が可能である。また、イオン注入によるプラズマキャリア効果を用いた変調器、及び、Si上にゲルマニウム(Ge)を選択成長させた受光素子など、多様な素子を同一基板にモノリシック集積させた光デバイスを大量生産することが可能である。
以上のことから、Si導波路は、光デバイスのプラットフォームとして有望視されており、様々な研究がなされている(例えば、非特許文献1、2参照)。
一方で、Si導波路の課題として、コアとクラッドの非屈折率差が大きいことに起因し、Transverse Electric(TE)偏波、及び、Transverse Magnetic(TM)偏波の2つの直交する偏波成分の間で、等価屈折率及び群屈折率の差が大きくなりやすいことが挙げられる。これにより、TE偏波及びTM偏波間で、光学位相の差が生じるため、原理的に光の位相干渉を利用する波長フィルタにおいては、同一波長における波長応答特性の偏波間の乖離が大きくなりやすい。この問題は、特に、光ファイバ伝送システムの受信側デバイスで顕在化する。
この問題に対しては、光デバイス中に偏波分離機能素子を導入する手法が提案されている。しかし、光機能素子ごとに、TE偏波及びTM偏波に対してそれぞれ設計された、2つの光機能素子が必要となる。このため、Si導波路をプラットフォームとして用いることで得られる光デバイス全体の小型化の利点が得られない。
そこで、Si導波路の偏波依存に対する本質的な解決手段として、各光機能素子における特性をTE偏波及びTM偏波とで揃えることが求められる。
図8は、Si導波路のコア幅と基本モードの等価屈折率との関係を示す図である。ここでは、波長を1550nmとし、クラッドをSiOとしている。図8(A)では、導波路コアの厚みを300nmとしている。また、図8(B)では、導波路コアの厚みを220nmとしている。
図8(A)に示すように、導波路コアの厚みが300nmのとき、基本モードのTE偏波(TE0)の等価屈折率と、基本モードのTM偏波(TM0)の等価屈折率とは、導波路コア幅が300nmのときに一致している。
これは、導波路断面が正方構造となり、TE偏波の光とTM偏波の光とで、導波路構造から感じる実効的な屈折率が等方的になるためである。単純には、干渉計波長フィルタにおける位相調整用アーム導波路の断面が正方構造となれば、偏波依存性は解消可能である。しかし、偏波無依存となる導波路コアの幅の付近では、特に、TE偏波の等価屈折率の変動量が大きい。このため、作製誤差による幅変動の影響を受けやすい。
また、図8(B)に示すように、導波路コアの厚みを220nmのときも、導波路コアの厚みが300nmの場合と同様に、導波路断面が正方構造となる条件において、基本モードのTE偏波(TE0)の等価屈折率と、基本モードのTM偏波(TM0)の等価屈折率とが一致している。
しかし、このときの等価屈折率の絶対値は1.52程度であり、導波路コアへの閉じ込めが弱いモードカットオフ領域に近くなっている。モードカットオフ領域に近いと、導波路コアへの閉じ込めが弱くなるため、支持基板との光学的アイソレーションを確保するためにクラッドの厚みを大きくする必要がある。また、曲げ導波路における損失や並走導波路間におけるクロストークを抑制するために、曲げ半径や配線ピッチを大きくとらなければならない。従って、Si導波路をプラットフォームとして用いることで得られる光デバイス全体の小型化の利点が得られない。
このように、導波路断面を正方構造とすることで、作製誤差による幅変動の影響を受けずに、偏波依存性を緩和しようとすると、適用可能な導波路コアの厚みが限られる。このため、位相調整用アーム導波路において、作製誤差による幅変動の影響を受けにくく、かつ、様々な導波路コアの厚みに適用可能な、偏波依存性を抑制する手法が求められている。
干渉計波長フィルタの偏波依存性を抑える技術として、作製誤差に耐性のある幅広導波路を用いるものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている波長フィルタは、干渉計波長フィルタにおける位相調整用アーム導波路に、2種類の異なる幅をもつ位相調整領域A、位相調整領域Bを設け、各位相調整領域における等価屈折率の偏波間差をΔn及びΔn、伝搬方向の長さをL及びLとしたときに、その長さの相対関係が、Δn+Δn=0となるように設計されている。
特開2013−57847号公報
IEEE J.Select. Topics Quantum Electron., vol.11, pp.232−240,2005 IEEE J.Select. Topics Quantum Electron., vol.12, No.6, November/December 2006 p.1371−1379
上述の特許文献1に開示されている技術では、設計中心波長においては偏波特性が一致するが、位相関係の波長分散特性の偏波差までは考慮されていない。例えば、 隣接する波長信号との波長間隔が狭いDense Wavelength Division Multiplexing(DWDM)では、 所望の波長グリッドを生成するために位相調整用の導波路の長さを相応に大きくする必要がある。
しかし、位相の波長分散の大きさは導波路の長さに比例するため、位相変化量はその分波長シフトに対して敏感になる。したがって、中心波長から離れるにつれて波長特性の偏波間の乖離は大きくなり、偏波無依存の波長フィルタとして利用することが困難となる。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、干渉アーム導波路における位相及びその波長分散特性を考慮し、波長特性の偏波依存性を緩和した、波長フィルタとして機能する、光導波路素子を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の光導波路素子は、互いに離間して並列に配置される第1導波路及び第2導波路を備えて構成される。光の伝播方向に沿って、交互に直列に接続された、p+1個(pは1以上の整数)のカプラとp個のアーム導波路部とが設けられている。各カプラにおいて、第1導波路及び第2導波路は、光の相互結合が可能な距離まで近接している。各アーム導波路部において、第1導波路は、第1引き回し導波路を備え、第2導波路は、第2引き回し導波路を備えている。各アーム導波路部は、互いに、導波路構造が異なる2以上の位相調整領域を備え、位相調整領域は、第1導波路及び前記第2導波路のいずれか一方又は双方に設けられている。第1引き回し導波路と第2引き回し導波路は、互いに同一構造及び同一長さからなり、アーム導波路部における第1導波路と第2導波路の間で、位相差がTE偏波及びTM偏波の間で等しく、かつ、位相の波長分散の大きさがTE偏波及びTM偏波の間で等しい。
この発明の光導波路素子によれば、干渉計波長フィルタの位相調整領域において、基板平面に対して直角な厚み寸法よりも、基板平面に平行でかつ光の伝播方向に対して直角な幅寸法を大きくとることができる。このため、導波路の断面を正方構造とする場合に比べて、作製誤差に対する特性変動耐性を強くすることができる。また、位相の波長分散特性をTE偏波及びTM偏波とで同等にすることで、波長グリッドの狭いDWDMなどでも波長特性の偏波間の乖離を抑えることができる。
第1の光導波路素子を説明するための概略図である。 第1の光導波路素子の他の構成例を説明するための概略図である。 第2の光導波路素子を説明するための概略図である。 第3の光導波路素子を説明するための概略図である。 第1位相調整領域及び第2位相調整領域の幅W1,W2と、波長分散の偏波間差の関係を示す図である。 第1の光導波路素子を2段に接続したマッハツェンダ干渉器型の波長フィルタの計算スペクトルを示す図である。 第2の光導波路素子を2段に接続したマッハツェンダ干渉器型の波長フィルタの計算スペクトルを示す図である。 Si導波路のコア幅と基本モードの等価屈折率との関係を示す図である
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(第1実施形態)
図1を参照してこの発明の第1実施形態に係る光導波路素子(以下、第1の光導波路素子とも称する。)を説明する。図1は、第1の光導波路素子を説明するための概略図である。図1は、導波路コアの平面図である。以下の説明では、「導波路」と表現する場合は、導波路コアとその周囲のクラッドを含むものとする。
第1の光導波路素子は、並列に配置された、第1導波路10及び第2導波路20を備えて構成される。また、第1導波路10及び第2導波路20は、光の伝播方向に沿って、直列に、第1カプラ101、アーム導波路部201、及び、第2カプラ102を構成する。
第1カプラ101及び第2カプラ102は、第1導波路10及び第2導波路20が、光結合可能な距離を隔てて互いに平行に配置されて構成される。この第1カプラ101及び第2カプラ102は、TE偏波とTM偏波とで同等な分岐特性を有する。すなわち、第1カプラ101及び第2カプラ102は、偏波無依存な方向性結合器として機能する。偏波無依存な方向性結合器は、第1導波路10及び第2導波路20の導波路コアの幅と、導波路コアの配置間隔を適切な値に設定することで実現できる。
アーム導波路部201に含まれる第1導波路10は、第1位相調整領域301と、位相調整に寄与しない、第1引き回し導波路とで構成される。また、アーム導波路部201に含まれる第2導波路20は、第2位相調整領域302と、位相調整に寄与しない、第2引き回し導波路とで構成される。
アーム導波路部201に含まれる第1導波路10は、第1カプラ101側から、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第1位相調整領域301、第2テーパ導波路322、第3テーパ導波路323、第2湾曲導波路312、第3テーパ導波路323、第2テーパ導波路322、第1位相調整領域301、第1テーパ導波路321及び第1湾曲導波路311を順に接続して構成される。また、アーム導波路部201に含まれる第2導波路20は、第1カプラ101側から、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第2テーパ導波路322、第2位相調整領域302、第3テーパ導波路323、第2湾曲導波路312、第3テーパ導波路323、第2位相調整領域302、第2テーパ導波路322、第1テーパ導波路321及び第1湾曲導波路311を順に接続して構成される。
アーム導波路部201に含まれる第1導波路10のうち、第1位相調整領域301以外の部分、すなわち、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第2テーパ導波路322、第3テーパ導波路323及び第2湾曲導波路312は、第1引き回し導波路とも称される。また、アーム導波路部201に含まれる第2導波路20のうち、第2位相調整領域302以外の部分、すなわち、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第2テーパ導波路322、第3テーパ導波路323及び第2湾曲導波路312は、第2引き回し導波路とも称される。
第1位相調整領域301と第2位相調整領域302とは、導波路コアの幅(コア幅)が互いに異なっている。第1テーパ導波路321は、一端のコア幅が、第1湾曲導波路311のコア幅に等しく、他端のコア幅が、第1位相調整領域301のコア幅に等しい。第2テーパ導波路322は、一端のコア幅が、第1位相調整領域301のコア幅に等しく、他端のコア幅が、第2位相調整領域302のコア幅に等しい。また、第3テーパ導波路323は、一端のコア幅が、第2位相調整領域302のコア幅に等しく、他端のコア幅が、第2湾曲導波路312のコア幅に等しい。
第1引き回し導波路と第2引き回し導波路とは、同一構造かつ同一長さである。従って、第1引き回し導波路と、第2引き回し導波路においては、伝搬する光の間に、位相差が生じない。
また、第1〜第3テーパ導波路321〜323により、第1導波路10及び第2導波路20は、コア幅が連続的に変化するので、光の損失を抑えることができる。
ここで、第1位相調整領域301における、TE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれN1TEi及びN1TMjと記す。また、第2位相調整領域302における、TE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれN2TEi及びN2TMjと記す。ここで、i、jは0以上の整数であり、各位相調整領域を伝播するモードの次数を示している。また、第1位相調整領域301及び第2位相調整領域302の伝播方向の全長をそれぞれL、Lとすると、アーム導波路部201において、第1導波路10と第2導波路20の間で生じる有意な位相の差は、TE偏波及びTM偏波に対して、それぞれ、以下の式(1)及び(2)で与えられる。
Figure 0006397862
Figure 0006397862
波長フィルタの偏波特性が一致するためには、φTE=φTMである必要がある。そこで、上式(1)及び(2)をφTE=φTMに代入して整理すると、以下の式(3)が得られる。
Figure 0006397862
上式(3)が、設計中心波長における波長特性の偏波無依存のための条件である。
次に、位相調整領域での位相の波長分散を考える。上式(1)及び(2)を波長λで微分すると、以下の式(4)及び(5)が得られる。
Figure 0006397862
Figure 0006397862
波長分散特性が、両偏波間で一致するためには、∂φTEi/∂λ=∂φTMj/∂λである必要がある。そこで、上式(4)及び(5)を∂φTEi/∂λ=∂φTMj/∂λに代入して整理すると、以下の式(6)及び(7)が得られる。
Figure 0006397862
Figure 0006397862
ここで、上式(7)は、群屈折率Nを定義する式である。
ここでは、中心波長の偏波特性が一致することが前提であるため、上式(3)が成立している必要がある。そこで、上式(6)に上式(3)を代入して整理すると、以下の式(8)が得られる。
Figure 0006397862
ここで、上式(3)は、第1位相調整領域及び第2位相調整領域の構造にかかわらず、その長さの相対関係を調整することにより、成立させることができる。一方、上式(8)の左辺については、第1位相調整領域及び第2位相調整領域の長さの相対関係を含めた結果から得られる指標である。しかし、第1位相調整領域及び第2位相調整領域における等価屈折率Nと群屈折率Nとは、第1位相調整領域及び第2位相調整領域の導波路構造で決まってしまう。このため、上式(8)の左辺は、必ずしも0になるとは限らず、第1位相調整領域及び第2位相調整領域の導波路構造の最適な組み合わせを別途検討する必要がある。
なお、上式(3)においてLの係数が正のときは、第1位相調整領域と第2位相調整領域の配置関係は、図1に示すように、第1導波路に第1位相調整領域が設けられ、第2導波路に第2位相調整領域が設けられる。これに対し、上式(3)においてLの係数が負のときは、第1位相調整領域と第2位相調整領域の配置関係は、図2に示すように、第1導波路及び第2導波路の一方(ここでは第1導波路)に、第1位相調整領域及び第2位相調整領域が設けられる。
ここで、上式(3)においてLの係数が負になるのは、位相調整領域の一方において、導波路コアの幅より厚みが大きく、他方において幅より厚みが小さい場合である。これ以外の場合、位相調整領域の両者において、導波路コアの幅より厚みが大きい、あるいは、位相調整領域の両者において、導波路コアの幅より厚みが小さい場合は、Lの係数は正になる。
(第2実施形態)
図3を参照してこの発明の第2実施形態に係る光導波路素子(以下、第2の光導波路素子とも称する。)を説明する。図3は、第2の光導波路素子を説明するための概略図である。図1は、導波路コアの平面図である。
第2の光導波路素子は、3つの位相調整領域を備える点が第1の光導波路素子と異なっている。
アーム導波路部251に含まれる第1導波路11は、第1カプラ151側から、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第1位相調整領域301、第2テーパ導波路322、第2位相調整領域302、第3テーパ導波路323、第4テーパ導波路324、第2湾曲導波路312、第4テーパ導波路324、第3テーパ導波路323、第2位相調整領域302、第2テーパ導波路322、第1位相調整領域301、第1テーパ導波路321及び第1湾曲導波路311を順に接続して構成され第2カプラ152に至る。また、アーム導波路部251に含まれる第2導波路21は、第1カプラ151側から、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第2テーパ導波路322、第3テーパ導波路323、第3位相調整領域303、第4テーパ導波路324、第2湾曲導波路312、第4テーパ導波路324、第3位相調整領域303、第3テーパ導波路323、第2テーパ導波路322、第1テーパ導波路321及び第1湾曲導波路311を順に接続して構成され第2カプラ152に至る。
アーム導波路部251に含まれる第1導波路11のうち、第1位相調整領域301及び第2位相調整領域302以外の部分、すなわち、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第2テーパ導波路322、第3テーパ導波路323、第4テーパ導波路324、第2湾曲導波路312は、第1引き回し導波路とも称される。また、アーム導波路部251に含まれる第2導波路21のうち、第3位相調整領域303以外の部分、すなわち、第1湾曲導波路311、第1テーパ導波路321、第2テーパ導波路322、第3テーパ導波路323、第4テーパ導波路324、第2湾曲導波路312は、第2引き回し導波路とも称される。
第1位相調整領域301、第2位相調整領域302及び第3位相調整領域303は、導波路コアの幅が互いに異なっている。第1テーパ導波路321は、一端のコア幅が、第1湾曲導波路311のコア幅に等しく、他端のコア幅が、第1位相調整領域301のコア幅に等しい。第2テーパ導波路322は、一端のコア幅が、第1位相調整領域301のコア幅に等しく、他端のコア幅が、第2位相調整領域302のコア幅に等しい。また、第3テーパ導波路323は、一端のコア幅が、第2位相調整領域302のコア幅に等しく、他端のコア幅が、第3位相調整領域303のコア幅に等しい。また、第4テーパ導波路324は、一端のコア幅が第3位相調整領域303のコア幅に等しく、他端のコア幅が第2湾曲導波路312のコア幅に等しい。第1引き回し導波路と第2引き回し導波路とは、同一構造かつ同一長さであり、第1引き回し導波路と、第2引き回し導波路においては、伝搬する光の間に、位相差が生じない。また、第1〜第4テーパ導波路321〜324により、第1導波路11及び第2導波路21は、コア幅が連続的に変化するので、光の損失を抑えることができる。
第1位相調整領域301、第2位相調整領域302及び第3位相調整領域303の伝播方向の全長をそれぞれL、L、Lとすると、アーム導波路部において、第1導波路と第2導波路の間で生じる有意な位相の差は、TE偏波及びTM偏波に対して、それぞれ、以下の式(9)及び(10)で与えられる。
Figure 0006397862
Figure 0006397862
波長フィルタの偏波特性が一致するためには、φTE=φTMである必要がある。そこで、上式(9)及び(10)をφTE=φTMに代入して整理すると、以下の式(11)が得られる。
Figure 0006397862
上式(11)が、設計中心波長における波長特性の偏波無依存のための条件である。なお、ここでは、ΔN=NkTEi−NkTMj(k=1、2,3)としている。
次に、位相調整領域での位相の波長分散を考える。上式(9)及び(10)を波長λで微分して、∂φTEi/∂λ=∂φTMj/∂λに代入して整理すると、以下の式(12)が得られる。
Figure 0006397862
ここでは、ΔNgk=NgkTEi−NgkTMjとしている。
上式(11)及び(12)を整理すると、以下の式(13)及び(14)が得られる。
Figure 0006397862
Figure 0006397862
上式(13)及び(14)に示されるように、第1位相調整領域301の長さLを基準として、第2位相調整領域302及び第3位相調整領域303の長さが一意に決まる。すなわち、3つの位相調整領域を備える第2の光導波路素子では、位相調整領域の導波路構造を任意に設定できる。
(第3実施形態)
図4を参照してこの発明の第3実施形態に係る光導波路素子(以下、第3の光導波路素子とも称する。)を説明する。図4は、第3の光導波路素子を説明するための概略図である。図4は、導波路コアの平面図である。
交互に直列に接続された、p+1個(pは1以上の整数)のカプラ150−1〜150−p+1とp個のアーム導波路部250−1〜250−pとを備えて構成される。第q(qは1以上p以下の整数)カプラ、第qアーム導波路部、及び、第q+1カプラは、第1の光導波路素子又は第2の光導波路素子を構成する。すなわち、第3の光導波路素子は、多段のマッハツェンダ干渉器として構成されている。各アーム導波路部は、上述した第1又は第2の光導波路素子と同様に設計することができる。
この第3の光導波路素子によれば、波長特性をフラットにするなど、所望の波長特性を得ることができる。
(本発明の効果)
上述した第1〜第3の光導波路素子によれば、干渉計波長フィルタの位相調整領域において、基板平面に対して直角な厚み寸法よりも、基板平面に平行でかつ光の伝播方向に対して直角な幅寸法を大きくとることができる。このため、導波路の断面を正方構造とする場合に比べて、作製誤差に対する特性変動耐性を強くすることができる。また、位相の波長分散特性をTE偏波及びTM偏波とで同等にすることで、波長グリッドの狭いDWDMなどでも波長特性の偏波間の乖離を抑えることができる。
(実施例)
以下、SOI(Silicon On Insulator)基板を用いた設計について説明する。BOX(Buried Oxide)層を下部クラッドとし、SOI層を導波路コアとする。さらに、SiOなどBOX層と同等な屈折率を有する材料で導波路コアを埋め込む、上部クラッドが構成される。このようにして、Si導波路が形成される。以下の説明では、簡単のため、位相調整領域を伝播するTE偏波及びTM偏波はいずれも基本モード(i=j=0)として説明する。
まず、第1の光導波路素子について説明する。導波路コアの厚みは例えば300nmとする。第1導波路及び第2導波路のコア幅を等しく288nmとし、第1導波路及び第2導波路の中心間距離を350nmとすると、方向性結合器の分岐特性が偏波無依存化できることが知られている。なお、各カプラにおける出力分岐比は、カプラの長さにより調整される。
位相調整領域において、互いに異なる構造を与える手段として、導波路コアの厚みや周囲のクラッドの差異を利用することができる。しかし、作製プロセスに余分な工程を増やさないため、ここでは、コア幅を変えている。
解析中心波長を1550nm、導波路コアの厚み300nmの条件で、第1位相調整領域及び第2位相調整領域のコア幅の、最適な組み合わせ、すなわち、上式(8)の左辺が0に最も近くなる組み合わせを検討した。
図5は、第1位相調整領域及び第2位相調整領域のコア幅W1,W2と、波長分散の偏波間差の関係を示す図である。図5では、横軸に第2位相調整領域のコア幅W2をとり、縦軸に波長分散の偏波間差をとって示している。なお、波長分散の偏波間差は、上式(8)の左辺で与えられる。
図5に示されるように、W1が600nm、W2が550nmのときに、偏波間差が0に最も近づく。なお、この組み合わせにおいて、第1位相調整領域と第2位相調整領域の長さの相対関係は、上式(3)よりL/L=1.049となる。
上記パラメータを反映して、2段のマッハツェンダ干渉器型の波長フィルタを設計した。図6は、このときの計算スペクトルを示す図である。図6は、横軸に波長[単位:μm]を取って示し、縦軸に波長フィルタの出力の信号強度[単位:dB]を取って示している。ここで、TE−BAR及びTM−BARは、第1導波路に入力されたTE偏波及びTM偏波が、第1導波路から出力する場合を示し、TE−CROSS及びTM−CROSSは、第1導波路に入力されたTE偏波及びTM偏波が、第2導波路から出力する場合を示している。図6(A)は、波長1.545μm〜1.555μmの範囲を表し、図6(B)は、波長1.545μm〜1.547μmの範囲を表している。
ここでは、DWDMを想定して、波長グリッドが1.0nmとなるように、各カプラにおける分岐比と、位相調整領域の配置関係及び長さを調整した。図6(A)に示されるように、中心波長1.550μmから離れても波長特性のTE偏波及びTM偏波との乖離を抑制できる。従って、比較的波長間隔の狭いDWDMでも十分応用可能である。図6(B)に示されるように、中心波長1.550μmから離れると、TE偏波及びTM偏波の乖離がみられるものの、全体として、TE偏波とTM偏波の相関係数は0.75〜0.76程度であり、良い相関を示している。
次に、第2の光導波路素子について説明する。第2の光導波路素子では、構造の組み合わせを最適化する手間が省略できる。
まず、第1〜第3位相調整領域の導波路幅W1〜W3をそれぞれ、W1=600nm、W2=350nm,W3=450nmと仮決めする。これにより、第1〜第3位相調整領域における等価屈折率及び群屈折率は一意に決まる。、L〜Lの相対関係は、上式(13)及び(14)より、L/L=0.7538、L/L=1.6440となる。すなわち、Lを基準として、L及びLを決めることができる。
各アーム導波路における設計の自由度は、Lだけになるが、Lの長さは調整可能であり、また、多段の構成にすれば、アーム導波路部ごとに任意の位相を与えることができる。従って、所望の特性を得ることができる。
上記パラメータを反映して、2段のマッハツェンダ干渉器型の波長フィルタを設計した。図7は、このときの計算スペクトルを示す図である。図7は、横軸に波長[単位:μm]を取って示し、縦軸に波長フィルタの出力の信号強度[単位:dB]を取って示している。ここで、TE−BAR及びTM−BARは、第1導波路に入力されたTE偏波及びTM偏波が、第1導波路から出力する場合を示し、TE−CROSS及びTM−CROSSは、第1導波路に入力されたTE偏波及びTM偏波が、第2導波路から出力する場合を示している。図7(A)は、波長1.545μm〜1.555μmの範囲を表し、図7(B)は、波長1.545μm〜1.547μmの範囲を表している。
DWDMを想定して、波長グリッドが1.0nmとなるように、各カプラにおける分岐比と、位相調整領域の配置関係及び長さを調整した。
図7(A)に示されるように、中心波長1.550μmから離れても波長特性のTE偏波及びTM偏波との乖離を抑制できる。従って、比較的波長間隔の狭いDWDMでも十分応用可能である。図7(B)に示されるように、中心波長1.550μmから離れると、TE偏波及びTM偏波の乖離がみられるものの、第1の光導波路素子よりも乖離の程度は小さい。また、全体として、TE偏波とTM偏波の相関係数は0.86〜0.88程度であり、第1の光導波路素子よりも良い相関を示している。
10、11、20、21 導波路
101、102、150、151、152 カプラ
201、250、251 アーム導波路部
301、302、303 位相調整領域
311、312 湾曲導波路
321、322、323、324 テーパ導波路

Claims (6)

  1. 互いに離間して並列に配置される第1導波路及び第2導波路を備え、
    光の伝播方向に沿って、交互に直列に接続された、p+1個(pは1以上の整数)のカプラとp個のアーム導波路部とが設けられ、
    各前記カプラにおいて、前記第1導波路及び第2導波路は、光の相互結合が可能な距離まで近接しており、
    各前記アーム導波路部において、第1導波路は、第1引き回し導波路を備え、
    各前記アーム導波路部において、第2導波路は、第2引き回し導波路を備え、
    各前記アーム導波路部は、互いに導波路構造が異なる、第1位相調整領域及び第2位相調整領域を備え、
    第1位相調整領域におけるTE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれN1TEi及びN1TMjとし、第2位相調整領域におけるTE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれN2TEi及びN2TMjとし、第1位相調整領域及び第2位相調整領域の伝播方向の全長をそれぞれL、Lとすると、各位相調整領域を伝播するモードの次数i、j(i、jは0以上の整数)に対し、下記の式(1)〜(3)を満たし、
    前記第1位相調整領域及び第2位相調整領域は、それぞれ前記第1導波路及び前記第2導波路のいずれかに設けられ、
    前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
    前記第2導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路であり、
    前記第1引き回し導波路と前記第2引き回し導波路は、互いに同一構造及び同一長さからなり、
    前記アーム導波路部における第1導波路と第2導波路の間で、位相差がTE偏波及びTM偏波の間で等しく、かつ、位相の波長分散の大きさがTE偏波及びTM偏波の間で等しい
    ことを特徴とする光導波路素子。
    Figure 0006397862
  2. 互いに離間して並列に配置される第1導波路及び第2導波路を備え、
    光の伝播方向に沿って、交互に直列に接続された、p+1個(pは1以上の整数)のカプラとp個のアーム導波路部とが設けられ、
    各前記カプラにおいて、前記第1導波路及び第2導波路は、光の相互結合が可能な距離まで近接しており、
    各前記アーム導波路部において、第1導波路は、第1引き回し導波路を備え、
    各前記アーム導波路部において、第2導波路は、第2引き回し導波路を備え、
    各前記アーム導波路部は、互いに導波路構造が異なる、第1〜第3位相調整領域を備え、
    第k(k=1、2、3)位相調整領域におけるTE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれNkTEi及びNkTMjとし、第k位相調整領域の伝播方向の全長をLとし、ΔNgk=NgkTEi−NgkTMjとすると、各位相調整領域を伝播するモードの次数i、j(i、jは0以上の整数)に対し、下記の式(4)及び(5)を満たし、
    前記第1〜第3位相調整領域は、それぞれ前記第1導波路及び前記第2導波路のいずれかに設けられ、
    前記第1導波路のうち、前記第1〜第3位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
    前記第2導波路のうち、前記第1〜第3位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路であり、
    前記第1引き回し導波路と前記第2引き回し導波路は、互いに同一構造及び同一長さからなり、
    前記アーム導波路部における第1導波路と第2導波路の間で、位相差がTE偏波及びTM偏波の間で等しく、かつ、位相の波長分散の大きさがTE偏波及びTM偏波の間で等しい
    ことを特徴とする光導波路素子。
    Figure 0006397862
  3. 複数の前記位相調整領域には、互いに、導波路コアの幅、導波路コアの厚み、及び、導波路コアの周囲のクラッドのいずれか1以上の差異がある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光導波路素子。
  4. 前記第1位相調整領域と前記第2位相調整領域とは、導波路コアの幅が互いに異なっており、
    前記第1導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第1位相調整領域、第2テーパ導波路、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2テーパ導波路、第1位相調整領域、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
    前記第2導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第2テーパ導波路、第2位相調整領域、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2位相調整領域、第2テーパ導波路、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
    前記第1テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1湾曲導波路のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、
    前記第2テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、
    前記第3テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2湾曲導波路のコア幅に等しく、
    前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
    前記第2導波路のうち、前記第2位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路素子。
  5. 前記第1位相調整領域と前記第2位相調整領域とは、導波路コアの幅が互いに異なっており、
    前記第1導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第1位相調整領域、第2テーパ導波路、第2位相調整領域、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2位相調整領域、第2テーパ導波路、第1位相調整領域、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
    前記第2導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第2テーパ導波路、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2テーパ導波路、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
    前記第1テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1湾曲導波路のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、
    前記第2テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、
    前記第3テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2湾曲導波路のコア幅に等しく、
    前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
    前記第2導波路が、前記第2引き回し導波路である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路素子。
  6. 前記第1〜第3位相調整領域は、導波路コアの幅が互いに異なっており、
    前記第1導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第1位相調整領域、第2テーパ導波路、第2位相調整領域、第3テーパ導波路、第4テーパ導波路、第2湾曲導波路、第4テーパ導波路、第3テーパ導波路、第2位相調整領域、第2テーパ導波路、第1位相調整領域、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
    前記第2導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第2テーパ導波路、第3テーパ導波路、第3位相調整領域、第4テーパ導波路、第2湾曲導波路、第4テーパ導波路、第3位相調整領域、第3テーパ導波路、第2テーパ導波路、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
    前記第1テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1湾曲導波路のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、
    前記第2テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、
    前記第3テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第3位相調整領域のコア幅に等しく、
    前記第4テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第3位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2湾曲導波路のコア幅に等しく、
    前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
    前記第2導波路のうち、前記第3位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路である
    ことを特徴とする請求項2に記載の光導波路素子。
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