JP5332768B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP5332768B2 JP2009064525A JP2009064525A JP5332768B2 JP 5332768 B2 JP5332768 B2 JP 5332768B2 JP 2009064525 A JP2009064525 A JP 2009064525A JP 2009064525 A JP2009064525 A JP 2009064525A JP 5332768 B2 JP5332768 B2 JP 5332768B2
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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置では、故障や破損した部品の交換や組立などを容易にするために、画像形成装置本体内部の装置がユニット化され、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されていることが多い。また、電子写真方式の画像形成装置では、ユニットの一例として、消費された現像剤を補給するための現像剤収容容器、いわゆる、トナーカートリッジが画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されている。このような着脱可能な着脱体に関して、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2005−189664号公報には、電子写真方式のフルカラープリンタ(1)が記載されており、前側板(52)と後側板(53)等により構成された本体フレーム(51)を有する装置本体(2)と、左右方向に延びる前後一対の前側板(61)と後側板(62)と前側板(61)及び後側板(62)を連結するステー部(63)とにより構成されたフレーム(64)を有する中間転写ベルトユニット(8)と、が記載されている。
特許文献1では、中間転写ベルトユニット(8)は、前側板(61)の前面に設けられた抜き出し用の把持部が把持されて抜き出された後、フレーム(64)の上面に設けられた左右一対の吊り下げ用の把持部が把持されて上方に持ち上げられ装置本体(2)に着脱されている。
特開2005−189664号公報(「0037」〜「0038」、図2)
本発明は、着脱体本体の着脱操作時の誤落下を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体の内部に形成された被着脱部と、
前記被着脱部に装着された装着位置と、前記被着脱部から前記画像形成装置本体の外部に引き出された離脱位置と、の間を抜き差しされて着脱される着脱体本体と、
前記装着位置から前記離脱位置に向う方向である着脱体本体引出方向に軸が延び且つ前記着脱体本体に回転可能に支持される把持部用回転軸と、前記把持部用回転軸に径方向外側に突出して形成された把持部本体と、前記把持部本体よりも前記把持部用回転軸の前記着脱体本体引出方向上流側にずれた位置に形成され且つ周方向に沿った位相が前記把持部本体とは異なる位置に径方向外側に突出して形成された被案内部と、を有する把持部であって、前記把持部本体が前記着脱体本体の外面に沿う倒伏位置と、前記把持部本体が前記着脱体本体の外面に対して起き上がる起上位置と、の間を把持部用回転軸を中心に回転可能に支持された前記把持部と、
前記装着位置における前記被案内部の前記着脱体本体引出方向下流側の前記画像形成装置本体の内部に配置され、且つ前記装着位置から前記離脱位置に移動する前記着脱体本体の前記被案内部に接触可能な案内部であって、前記被案内部と接触する軌跡が、前記着脱体本体引出方向下流側に向うに連れて、前記倒伏位置における前記被案内部の回転位置から前記起上位置における前記被案内部の回転位置に変化する案内面を有する前記案内部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記倒伏位置と、前記把持部本体が前記起上位置よりも前記着脱体本体の外面に対して起き上がる吊下位置と、の間を前記把持部用回転軸を中心に回転可能に支持された前記把持部と、
前記案内面よりも前記着脱体本体引出方向下流側に設けられ、前記起上位置における前記被案内部と接触し且つ前記吊下位置における前記被案内部と離間する規制面であって、前記起上位置における被案内部と接触して、前記着脱体本体の前記離脱位置への移動を規制する前記規制面を有する前記案内部と、
前記案内部と前記着脱体本体との間の空間により構成された通過路であって、前記吊下位置における前記被案内部が前記着脱体本体引出方向に通過可能な前記通過路と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記規制面よりも前記着脱体本体引出方向下流側に設けられた装着時案内面であって、前記着脱体本体引出方向下流側から上流側に移動する前記被案内部と接触する軌跡が、前記着脱体本体引出方向下流側から上流側に行くに連れて、前記倒伏位置における前記被案内部の回転位置から前記吊下位置における前記被案内部の回転位置に変化する前記装着時案内面を有する前記案内部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、着脱体本体の
着脱操作時の誤落下を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、起上位置で被案内部と規制面とが接触して、着脱体本
体の離脱位置への移動が規制されると共に、把持部が吊下位置に回転して、規制面から離
脱した被案内部が、通過路を通過して、着脱体本体を離脱位置に移動させることができる

請求項3に記載の発明によれば、案内部に案内されて回転した被案内部が、通過路を通
過して、着脱体本体が装着位置に移動することができる
図1は本発明の実施例1のプリンタの斜視図である。 図2は本発明の実施例1のプリンタの全体説明図である。 図3は実施例1のベルトモジュールがプリンタに着脱される際の斜視図であり、吊下ハンドルが倒伏位置に保持された状態の説明図である。 図4は実施例1のベルトモジュールがプリンタに着脱される際の斜視図であり、吊下ハンドルが吊下位置に移動した状態の説明図である。 図5は実施例1のモジュール着脱部に装着されたベルトモジュールの説明図であり、図5Aはベルトモジュール及びハンドルガイドの斜視図、図5Bは図5AのVB−VB線断面図に対応する図であって、ベルトモジュールが画像形成装置本体にラッチされた場合の説明図、図5Cは図5Bに対応する説明図であってベルトモジュールのラッチが解除された場合の説明図である。 図6は実施例1の吊下ハンドルとハンドルガイドの斜視図であって、図6Aは図5Aにおける矢印VIA方向に見た斜視図に対応する図、図6Bは図5Aにおける吊下ハンドルとハンドルガイドの拡大図に対応する図である。 図7は実施例1の吊下ハンドルとハンドルガイドの作用説明図であり、図7Aはベルトモジュールがモジュール着脱室から離脱する際の斜視図、図7Bは図7Aの続きの斜視図、図7Cは図7Aの矢印VIIC方向に見た斜視図、図7Dは図7Bの矢印VIID方向に見た斜視図である。 図8は実施例1の吊下ハンドルとハンドルガイドの作用説明図であり、図8Aはベルトモジュールがモジュール着脱室に装着される際の斜視図、図8Bは図8Aの続きの斜視図、図8Cは図8Aの要部拡大図、図8Dは図8Bの要部拡大図である。 図9は図8の続きの作用説明図であり、図9Aは図8Bの続きの斜視図、図9Bは図9Aの続きの斜視図、図9Cは図9Aの要部拡大図、図9Dは図9Bの要部拡大図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1のプリンタの斜視図である。
図2は本発明の実施例1のプリンタの全体説明図である。
図1、図2において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像形成装置本体U1を有する。前記画像形成装置本体U1の前面には、画像形成装置本体U1の内部の保守や部品の交換、現像剤収容容器の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkの交換の際に開閉される開閉部材の一例としてのフロントカバーU2が下端を中心として開閉可能に支持されている。前記画像形成装置本体U1の上面には排紙部の一例としての排出トレイTRhが設けられている。
図2において、前記プリンタUの下部には、各種制御回路や記憶媒体等が配置された制御基板SCが配置されている。前記制御基板SCには、プリンタUの各種制御を行う制御部Cと、制御部Cにより作動を制御される画像処理部GS、潜像形成装置駆動回路DL、および電源装置の一例としての電源回路E等が設けられている。電源回路Eは、後述の帯電器の一例としての帯電ロールCRy〜CRk、現像剤保持体の一例としての現像ロールG1y〜G1kおよび転写器の一例としての転写ロールT1y〜T1k等に電圧を印加する。
前記画像処理部GSは、外部の画像情報送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータPC等から入力された印刷情報を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、すなわち、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換して、所定のタイミングで潜像形成装置駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒色のみの画像情報が潜像形成装置駆動回路DLに入力される。
前記潜像形成装置駆動回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を所定の時期に、各色毎に配置された潜像形成装置の一例としてのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkに出力する。
図2において、前記制御基板SCの上方には、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色の可視像の一例としてのトナー像を形成する可視像形成装置UY,UM,UC,UKが配置されている。黒色、すなわち、K色の可視像形成装置UKは回転する像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、感光体表面Pkを帯電させる帯電器の一例としての帯電ロールCRk、感光体表面に静電潜像を形成する潜像形成装置の一例としてのLEDヘッドLHk、感光体表面の静電潜像を可視像に現像する現像装置Gk、感光体Pk表面に残留した現像剤を除去する像保持体清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。
他の色の可視像形成装置UY,UM,UCも、黒色の可視像形成装置UKと同様に構成されている。
前記感光体Py〜Pkは、帯電ロールCRy〜CRkと対向する帯電領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kで帯電ロールCRy〜CRkにより表面を一様に帯電された後、潜像形成領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kでLEDヘッドLHy〜LHkにより潜像が書き込まれる。書き込まれた静電潜像は現像装置Gy〜Gkと対向する現像領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいてトナー像に現像される。現像されたトナー像は、被転写体の一例であって中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kに搬送される。前記1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写装置の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定の時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各像保持体Py〜Pk上のトナー像は前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。
1次転写後の感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の転写残トナーや放電生成物等の残留物、付着物は、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより清掃される。清掃された前記感光体Py,Pm,Pc,Pk表面は、帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。なお、前記感光体クリーナCLy〜CLkで除去しきれず、帯電ロールCRy〜CRkに付着した残留物等は、前記帯電ロールCRy〜CRkに接触して配置された帯電器清掃部材の一例としての帯電器クリーナCCy,CCm,CCc,CCkによりクリーニングされる。
図2において、前記感光体Py〜Pkの上方には、着脱体の一例であって中間転写ユニットの一例としてのベルトモジュールBMが着脱可能に支持されている。前記ベルトモジュールBMは、被転写体の一例であって中間転写体の一例としての中間転写ベルトBを有する。前記中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、従動部材の一例であり且つ2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、各感光体Py〜Pkに対向して配置された前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、からなる中間転写支持系により回転可能に支持されている。
前記中間転写ベルトBの左方には、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbが配置されている。前記ベルトクリーナCLbは、上下方向に延びる清掃容器CLb1と、清掃容器CLb1に支持され且つ中間転写ベルトBに接触して中間転写ベルトB表面に残留した残留物を除去して清掃する清掃部材の一例としてのベルト用クリーニングブレードCLb2と、ベルト用クリーニングブレードCLb2で除去された残留物が飛散、漏出することを防止するための漏出防止部材の一例としてのフィルムCLb3と、前記清掃容器CLb1の下端部に配置され且つ除去された残留物を排出して図示しない回収容器に搬送する残留物搬送部材CLb4とを有する。なお、実施例1の清掃容器CLb1は、上下方向の下端が、可視像形成装置UY〜UKの下端、すなわち、現像装置Gy〜Gkの下端位置に対応する位置に設定されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の2次転写装置T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により、2次転写領域Q5が形成される。
前記1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kで1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色、または、順次重ねて転写された多色のトナー像は、前記2次転写領域Q5に搬送される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写装置T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
前記制御基板SCの下方には、媒体収容部の一例としての給紙トレイTR1が設けられている。前記給紙トレイTR1は、下壁の一例としての底壁TR1aと、前記底壁TR1aの右端から上方に延びる右端壁TR1bと、底壁TR1aの上方に対向して配置された上壁TR1cとを有する。
前記底壁TR1a上には、回転中心PL1aを中心として回転可能に支持され且つ媒体の一例としての記録シートSが積載されて、記録シートSを昇降させる媒体積載部の一例としての昇降プレートPL1が配置されている。前記昇降プレートPL1の右端には、昇降プレートPL1の右端部を上方に付勢する付勢部材の一例としての昇降バネPL2が配置されている。前記昇降プレートPL1は、画像形成が行われていない場合は、前後両端に配置された偏心カム状の押下げ部材PL3により昇降プレートPL1が底壁TR1aに平行な状態に保持される下降位置に移動する。そして、画像形成が行われている間は、押下げ部材PL3が回転して昇降バネPL2により昇降プレートPL1が上昇した図2に示す上昇位置との間で移動可能に支持されている。
前記上壁TR1cの右方には、送出部材の一例としての給紙ロールRpが配置されている。前記給紙ロールRpは、前記昇降プレートPL1が上昇位置に移動した状態で、積載された記録シートSの束の最上面の記録シートSが昇降バネPL2のバネ力で押し当てられる位置に配置されている。前記右端壁TR1bの上端には、捌き部材の一例としてリタードパッドRpdが配置されている。
前記給紙トレイTR1に積載された記録シートSは、給紙ロールRpにより送り出され、前記リタードパッドRpdと給紙ロールRpとの接触領域で1枚ずつ分離されて捌かれ、媒体搬送路SHに搬送される。前記媒体搬送路SHの記録シートSは、給紙時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送され、前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、中間転写ベルトBのトナー像が2次転写領域Q5に到達する時期に合わせて、2次転写領域Q5に送り出される。
2次転写領域Q5でトナー像が転写された後の中間転写ベルトBは、ベルトクリーナCLbにより表面に残留した転写残トナーや放電生成物等の残留物が除去されて清掃される。
前記トナー像が転写された記録シートSは、定着装置Fの定着領域Q6に搬送される。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとが所定の圧力で接触した領域により定着領域Q5が構成されている。前記記録シートS表面の未定着トナー像は、定着領域Q6通過時に、熱と圧力により定着される。
画像が定着された記録シートSは、媒体搬送路SHを搬送されて、媒体排出部材の一例としての排出ロールRhから排出トレイTRhに排出される。
図3は実施例1のベルトモジュールがプリンタに着脱される際の斜視図であり、吊下ハンドルが倒伏位置に保持された状態の説明図である。
図4は実施例1のベルトモジュールがプリンタに着脱される際の斜視図であり、吊下ハンドルが吊下位置に移動した状態の説明図である。
図3、図4において、前記画像形成装置本体U1の前側には、上部に各カートリッジKy〜Kkが装着される着脱部の一例としてのカートリッジ着脱口TDy,TDm,TDc,TDkが形成されている。また、前記画像形成装置本体U1の前側には、上下中央部に、左右方向に延びる開口U1aが形成されている。また、画像形成装置本体U1の内部には、前記開口U1aから画像形成装置本体U1の内部に向って延びる被着脱部の一例としてのモジュール着脱室U1bが形成されている。
図5は実施例1のモジュール着脱部に装着されたベルトモジュールの説明図であり、図5Aはベルトモジュール及びハンドルガイドの斜視図、図5Bは図5AのVB−VB線断面図に対応する図であって、ベルトモジュールが画像形成装置本体にラッチされた場合の説明図、図5Cは図5Bに対応する説明図であってベルトモジュールのラッチが解除された場合の説明図である。
なお、図5Aにおいて、画像形成装置本体U1の枠体等の図示は省略してあり、以降の図6〜図9においても画像形成装置本体U1の枠体等の図示は省略してある。
図3〜図5において、前記モジュール着脱室U1bには、前記ベルトモジュールBMが、前記モジュール着脱室U1b内部に収容されて装着された装着位置と、前記モジュール着脱室U1bから前記画像形成装置本体U1の外部に引き出された離脱位置と、の間を抜き差しされて着脱される。
図5において、前記ベルトモジュールBMは、支持部材の一例としての左右方向に延びるフロントフレーム1を有している。
前記フロントフレーム1の左方には前方に突出する位置決め部の一例としてのボス1aが形成されている。
前記フロントフレーム1の中央部には、掛け金部の一例としてのラッチ部2が設けられている。図5Bにおいて、前記ラッチ部2には、掛け金部材可動支持部の一例としてのラッチ本体収容部3が形成されている。前記ラッチ本体収容部3には、底壁3aと、前記底壁3aの前後から上方に向って延びる前側案内壁3b及び後側案内壁3cと、が形成されている。前記前側案内壁3bの上側には、上下方向に延びる係合部材移動用孔3b1が形成されている。
前記ラッチ本体収容部3には、断面長方形状の掛け金部材の一例としてのラッチ本体4が上下方向に移動可能に支持されている。前記ラッチ本体4の上端部には、後側に行くほど下方に傾斜する被誘導面4aが形成されている。また、前記ラッチ本体4の前側には、係合部材用凹部4bが形成されており、前記係合部材用凹部4bは被押さえ部の一例としての底面4b1を有している。
前記ラッチ本体4は、被誘導面4aがラッチ本体収容部3から突出する図5Bに示す施錠位置と、被誘導面4aがラッチ本体収容部3に埋没する図5Cに示す解除位置と、の間を移動可能に支持されている。
なお、実施例1では、前記係合部材移動用孔3b1の上下方向の長さは、施錠位置および解除位置のいずれにおいても、係合部材用凹部4bの底面4b1が係合部材用移動孔3b1から前方に露出する長さに設定されている。
前記ラッチ本体4と前記底壁3aとの間には、付勢部材の一例としてのコイルバネ6が配置されている。前記コイルバネ6は、前記ラッチ本体4を上方に付勢している。これにより、前記ラッチ本体4は、常時は、施錠位置に保持される。
なお、開口U1aには、前記ラッチ本体4に対応して、引掛け部U1a1が設けられており、前記引掛け部U1a1には、前記施錠位置の被誘導面4aと対応する位置に、押し下げ誘導部の一例としての下端部U1a2が形成されている。
図5において、前記ラッチ本体収容部3の前方には、引出用把持部支持部の一例としての引出ハンドル支持部7が支持されている。前記引出ハンドル支持部7には、引出用把持部の一例としての引出ハンドル8が、左右方向に延びる回転軸9を中心に回転可能に支持されている。
前記引出ハンドル8は、左右方向に延びる把持部本体8aと、前記把持部本体8aの左右両端から回転軸9側に向って延びる左右一対の本体支持部8b,8bと、を有している。
図5Bにおいて、前記本体支持部8b,8bの各上端部の間には、回転軸9が支持されている。前記回転軸9は、図5Cに示すように、解除位置における前記ラッチ本体4の底面4b1の前方で、前記引出用ハンドル支持部7に回転可能に支持されている。
これにより、前記引出用ハンドル8は、本体支持部8b,8bがフロントフレーム1の前面に沿う図5Bに示す待機位置と、本体支持部8b,8bがフロントフレーム1に対して起立する図5Cに示す引出位置と、の間を前記回転軸9に回転可能に支持されている。
図5Bにおいて、前記回転軸9には、待機位置において上方に向って延びる係合部材11が支持されている。前記係合部材11には、押さえ部の一例としての先端部11aが形成されている。前記回転軸9から先端部11aまでの長さは、回転軸9から施錠位置における前記ラッチ本体4の底面4b1までの長さに対応している。
前記係合部材11は、前記回転軸9と共に回転可能に構成されており、回転軸9から上方に向って延びる図5Bに示す離間位置と、前記先端部11aが、前記係合部材用移動孔3b1を通過し、前記ラッチ部本体4の底面4b1に到達する図5Cに示す接触位置と、の間を回転可能に支持されている。
したがって、引出ハンドル8が待機位置から引出位置に移動すると、前記係合部材11は、回転軸9と共に回転して離間位置から接触位置に移動し、ラッチ本体4は、回転する係合部材11の先端部11aに押されて解除位置に移動する。また、引出ハンドル8が引出位置から待機位置に移動すると、前記係合部材11は、回転軸9と共に回転して接触位置から離間位置に移動し、ラッチ本体4は、コイルバネ6の付勢力により解除位置から施錠位置に移動する。
前記ラッチ本体収容部3、ラッチ本体4、コイルバネ6、引出ハンドル支持部7、引出ハンドル8、回転軸9及び係合部材11により、実施例1のラッチ部2が構成されている。
図5Aにおいて、前記ベルトモジュールBMは、後側枠体の一例としてのリアフレーム16を有している。前記リアフレーム16の左側には、後方に突出するボス16aが形成されている。
前記フロントフレーム1とリアフレーム16との間には、前記駆動ロールRdや1次転写ロールT1y〜T1k、バックアップロールT2a等が回転可能に支持されており、駆動ロールRdや1次転写ロールT1y〜T1k、バックアップロールT2aの周りには、中間転写ベルトBが回転可能に張架されている。
前記フロントフレーム1とリアフレーム16との間には、着脱体本体の外面の一例であって上側支持部材の一例としての板状の上パネル17が支持されている。
前記上パネル17上面の後方側には、左右一対の作業者用指示目印の一例としての後方を指し示す矢印型凹部18が形成されている。また、前記上パネル17上面には、左右一対の吊下用把持部収容凹部の一例としての吊下ハンドル型凹部19が形成されている。前記吊下ハンドル型凹部19は、前後方向に延びる軸型凹部19aと、前記軸型凹部19aの前端側から左方に延びる前後一対の連結部型凹部19b,19bと、前記連結部型凹部19b,19bの各左端の間を結ぶ本体部型凹部の一例としてのグリップ型凹部19cと、を有しており、前記軸型凹部19aの後端側には、右方に延びる被案内部収容凹部19dを有している。
前記軸型凹部19aには、連結部型凹部19b,19bとの接続部と、前記被案内収容凹部19dとの接続部と、に対応する位置に、軸支持部21が設けられている。
前記軸支持部21には、把持部の一例としての吊下ハンドル22が支持されている。
前記吊下ハンドル22は、前記装着位置から前記離脱位置に向う方向である着脱体本体引出方向の一例としての前後方向に延びる把持部用回転軸の一例してのハンドル軸22aを有する。前記ハンドル軸22aの前端側には、把持部本体の一例としての吊下ハンドル本体22bが径方向外側に突出して形成されている。前記吊下ハンドル本体22bは、ハンドル軸22aから径方向外側に突出して形成された前後一対の本体部連結部の一例としてのグリップ連結部22b1,22b1と、前記グリップ連結部22b1,22b1の各先端部の間を結ぶ本体部の一例としてのグリップ22b2と、を有している。
また、前記ハンドル軸22aには、前記吊下ハンドル本体22bよりも着脱体本体引出方向上流側、すなわち、実施例1では後端側にずれた位置であって、周方向に沿った位相が前記吊下ハンドル本体22bとは異なる位置、すなわち、実施例1では、前方から見て時計回りに90°異なる位置に被案内部の一例としてのハンドル突起22cが径方向外側に突出して形成されている。
前記ハンドル軸22a、吊下ハンドル本体22b及びハンドル突起22cにより実施例1の吊下ハンドル22が構成されている。したがって、前記吊下ハンドル22は、前記吊下ハンドル型凹部19に対応した形状をしている。
前記吊下ハンドル22は、前記ハンドル軸22aが前記軸型凹部19aに収容され前記軸支持部21に回転可能に支持されることにより、回転可能に支持される。
これにより、前記吊下ハンドル22は、ハンドル本体22bが連結部型凹部19bとグリップ型凹部19cに収容され前記上パネル17に沿う図3に示す倒伏位置と、ハンドル本体22bが前記上パネル17に対して起き上がる図4に示す吊下位置と、の間を移動可能に支持される。
なお、このとき、前記ハンドル突起22cは、図4に示すように、吊下位置において前記被案内部収容凹部19dに収容され、図3に示すように、倒伏位置において、前記被案内部収容凹部19dから外側に露出し、上方に向って突出する。また、前記吊下ハンドル22は、吊下位置において、把持部用回転軸22bに対して左方に重心が保持されるように構成されている。
前記フロントフレーム1、リアパネル16、上パネル17、1次転写ロールT1y〜T1k、駆動ロールRd、バックアップロールT2a及び中間転写ベルトBなどにより、実施例1の着脱体本体の一例としてのベルトモジュール本体BM0が構成されている。前記ベルトモジュール本体BM0、ラッチ部2、吊下ハンドル22,22により実施例1のベルトモジュールBMが構成されている。
図6は実施例1の吊下ハンドルとハンドルガイドの斜視図であって、図6Aは図5Aにおける矢印VIA方向に見た斜視図に対応する図、図6Bは図5Aにおける吊下ハンドルとハンドルガイドの拡大図に対応する図である。
図5A、図6において、前記画像形成装置本体U1には、前記装着位置における前記ハンドル突起22cの着脱体本体引出方向下流側、すなわち、実施例1では、前記装着位置における前記ハンドル突起22cの前側に、各吊下ハンドル22,22に対応して左右に一対の案内部の一例としてのハンドルガイド31,31が設けられている。前記ハンドルガイド31,31は、前記装着位置と前記離脱位置との間を移動する前記ベルトモジュールBMの前記ハンドル突起22cに接触可能に配置されている。
図5A、図6において、前記ハンドルガイド31は、前後方向に延びるガイド本体部31aを有している。前記ガイド本体部31aは、ハンドル軸22aよりも上方に設けられており、対応するハンドル軸21aよりも左方に配置されている。また、前記ガイド本体部31aの前後方向の長さL1は、吊下ハンドル22における後側のグリップ連結部22b1から被案内部22bまでの長さL2に比べて短く構成されている。
図6Aにおいて、前記ガイド本体部31aの後方右側には、案内面の一例としての離脱時ガイド面31bが形成されている。前記離脱時ガイド面31bには、後端部から前方に向うに連れて、鉛直方向から右上左下方向に連続的に傾斜する面、すなわち、図6Aに示すように、後方から見て、左ねじ方向の螺旋状に傾斜する面が形成されている。
すなわち、前記離脱時ガイド面31bは、前記ハンドル突起22cと接触する軌跡が前方に向うに連れて、前記倒伏位置における前記ハンドル突起22cの回転位置から、前記倒伏位置と前記吊下位置との間の起上位置における前記ハンドル突起22cの回転位置に変化するように形成されている。
前記離脱時ガイド面31bの前端には、規制面の一例としてのハンドルストッパ31cが形成されている。前記ハンドルストッパ31cには、前記ハンドル軸22aよりも上方の前記ハンドル突起22cの回転半径内に、鉛直方向に沿って形成された左右方向に延びる面が形成されている。
すなわち、前記ハンドルストッパ31cは、前記起上位置における前記ハンドル突起22cと接触し且つ、前記吊下位置における前記ハンドル突起22cと離間し、前記ベルトモジュールBMの前記離脱位置への移動を規制する。
図6Bにおいて、前記ハンドルストッパ31cよりも前側には、装着時案内面の一例としての装着時ガイド面31dが形成されている。前記装着時ガイド面31dには、前端部から後方に向うに連れて、鉛直方向から水平方向に、右方に連続的に傾斜する面、すなわち、図6Bに示すように、前方から見て、右ねじ方向の螺旋状に傾斜する面が形成されている。
すなわち、前記装着時ガイド面31dは、前記着脱体本体引出方向下流側から上流側、すなわち、前側から後側に移動する前記ハンドル突起22cと接触する軌跡が、前側から後側に行くに連れて、前記倒伏位置における前記ハンドル突起22cの回転位置から前記吊下位置における前記ハンドル突起22cの回転位置に変化するように形成されている。
前記ガイド本体部31a、離脱時ガイド面31b、ハンドルストッパ31c及び装着時ガイド面31dにより、実施例1のハンドルガイド31が構成されている。
なお、前記ハンドルガイド31とベルトモジュールBMとの間の空間、隙間により、前記吊下位置におけるハンドル突起22cが前後方向に通過可能な通過路32が構成されている。
(実施例1の作用)
(ベルトモジュールBMの離脱動作の説明)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、中間転写ベルトB等の部品の磨耗などに応じて、ベルトモジュールBM等の保守作業をするために引き出す際に、フロントカバーU2が開放される。フロントカバーU2が開放されると、開口U1aが露出し、ベルトモジュールBMの引出ハンドル8が露出する。前記引出ハンドル8が把持され、引出ハンドル8が待機位置から引出位置に回転移動すると、引出ハンドル8の回転移動に連動して、ベルトモジュールBMのラッチ本体4が、施錠位置から解除位置に移動し、ベルトモジュールBMのラッチが解除される。
したがって、作業者が前記引出ハンドル8を把持して前方に引っ張ると、前記ベルトモジュールBMは前側の離脱位置に向けて引き出され、吊下ハンドル22も前記ベルトモジュールBMと一体的に前方に移動する。
図7は実施例1の吊下ハンドルとハンドルガイドの作用説明図であり、図7Aはベルトモジュールがモジュール着脱室から離脱する際の斜視図、図7Bは図7Aの続きの斜視図、図7Cは図7Aの矢印VIIC方向に見た要部拡大図、図7Dは図7Bの矢印VIID方向に見た要部拡大図である。
ベルトモジュールBMが開口U1aよりも前方に引き出され、吊下ハンドル22前側のハンドル本体22bが、開口U1aよりも前方に移動して外部に露出すると、倒伏位置に保持された吊下ハンドル22後側の起立しているハンドル突起22cが、画像形成装置本体U1内部に設けられたハンドルガイド31に接触する。
そして、前記ハンドル突起22cは、離脱時ガイド面31bに接触しながら前方に移動し、図7Cに示す倒伏位置における回転位置から、図7Dに示す起上位置における回転位置まで案内される。また、ハンドル突起22cの回転に伴い、吊下ハンドル22全体が、図7Aに示す倒伏位置から図7Bに示す起上位置に回転する。
この状態で、さらに、ベルトモジュールBMが前方に引き出されると、起上位置に保持された吊下ハンドル22のハンドル突起22cは、ハンドルストッパ31cに接触し、ベルトモジュールBM全体の前方への移動、すなわち離脱移動が規制される。
次に、作業者が、引出ハンドル8から起上位置に起き上がった吊下ハンドル22に持ち替えて、吊下ハンドル22を起上位置から図4に示すような吊下位置に移動させると、ハンドル突起22cが、起上位置における回転位置から図4に示すような吊下位置における回転位置まで回転する。
このとき、前記ハンドル突起22cは、ハンドルストッパ31cから離間し、被案内部収容凹部19dに収容され、ハンドルガイド31により前方への移動が規制されずに、通過路32を移動可能となる。
これにより、作業者によって、吊下ハンドル22が把持されて、ベルトモジュールBMは吊下げるように保持された状態で、離脱位置まで引き出される。
ここで、ベルトモジュールBMの離脱移動に伴って、吊下ハンドル22が倒伏位置から起上位置に移動する構成でない場合、引出ハンドル8による引出操作の次の操作が、作業者に分かり難い。
このとき、ベルトモジュールBMの離脱移動が規制されない構成では、引出ハンドル8を引っ張り続けてしまい、ベルトモジュールBMを、画像形成装置本体U1の外部の離脱位置まで引き出して落下させる恐れがある。また、ベルトモジュールBMの離脱移動が一時的に規制される構成において、吊下ハンドル22が起上位置に移動しない構成では、規制されているにもかかわらず、引出ハンドル8をそのまま引っ張ってしまい、画像形成装置本体U1やベルトモジュールBMを破損させる恐れがある。
これに対して、実施例1では、ベルトモジュールBMの離脱移動に伴って、吊下ハンドル22が倒伏位置から起上位置に移動しており、ベルトモジュールBMの離脱移動に伴って、吊下ハンドル22が倒伏位置から起上位置に移動しない構成に比べて、作業者が、吊下ハンドル22を知覚し、吊下ハンドル22を把持してベルトモジュールBMを移動させるという次の操作を認識し易くなっている。
また、実施例1では、吊下ハンドル22が倒伏位置から起上位置へ移動した後に、ハンドル突起22cとハンドルストッパ31cとが接触している。すなわち、吊下ハンドル22が倒伏位置から起上位置へ移動した後に、ベルトモジュールBMの離脱移動が規制されて、作業者による引出ハンドル8の引出操作が妨げられている。
したがって、実施例1では、引出ハンドル8のみが引っ張られてベルトモジュールBMが落下することが防止されている。
また、実施例1では、吊下ハンドル22が倒伏位置から起上位置に移動した後に、作業者の引出操作が妨げられない場合に比べて、吊下ハンドル22の存在を作業者に気付かせ易く、吊下ハンドル22を把持してベルトモジュールBMを移動させるという次の操作を認識し易くなっている。
なお、実施例1では、吊下ハンドル22の移動に伴って、ハンドル突起22cがハンドルストッパ31cと接触、離間して、ベルトモジュールBMの離脱移動の規制、規制解除がなされており、吊下ハンドル22に設けられたハンドル突起22cと画像形成装置本体U1に設けられたハンドルストッパ31cという簡易な構成でベルトモジュールBMの離脱移動の規制、規制解除がなされている。
(ベルトモジュールBMの装着動作の説明)
ベルトモジュールBMがモジュール着脱室U1bに装着される場合、ベルトモジュールBMは、開口U1aから画像形成装置本体U1内部に挿入される。
このとき、作業者が、吊下ハンドル22を把持したまま、画像形成装置本体U1内部にベルトモジュールBMを挿入する場合、吊下ハンドル22は、吊下位置に保持されたまま後方に移動する。したがって、吊下位置における吊下ハンドル22のハンドル突起22cは、被案内部収容凹部19dに収容された状態で、通過路32を通過して、ハンドルガイド31の後方まで移動する。そして、後側のグリップ連結部22b1が開口U1aまで到達すると、ベルトモジュールBMの後方への移動が規制される。そして、作業者が、吊下ハンドル22から手を離すと、吊下ハンドル22は自重により、吊下位置から倒伏位置に移動する。
ベルトモジュールBMは、さらに後方に押されると、モジュール着脱室U1bに装着される。そして、フロントカバーU2が閉塞されると、ベルトモジュールBMの装着が完了する。
なお、この際に、ベルトモジュールBMに設けられたラッチ部2における前記ラッチ本体4は、引掛け部U1a1に接触し、下端部U1a2に押されて下方の図5Cに示す解除位置に移動する。そして、ベルトモジュールBMの後方への移動に伴って、ラッチ本体4は、下端部U1a2から離間し、コイルバネ6の付勢力により、解除位置から図5Bに示す施錠位置に移動する。これにより、施錠位置に保持されたラッチ本体4と引掛け部U1a1が接触し、ベルトモジュールBMの前方への移動が規制される。
図8は実施例1の吊下ハンドルとハンドルガイドの作用説明図であり、図8Aはベルトモジュールがモジュール着脱室に装着される際の斜視図、図8Bは図8Aの続きの斜視図、図8Cは図8Aの要部拡大図、図8Dは図8Bの要部拡大図である。
図9は図8の続きの作用説明図であり、図9Aは図8Bの続きの斜視図、図9Bは図9Aの続きの斜視図、図9Cは図9Aの要部拡大図、図9Dは図9Bの要部拡大図である。
ベルトモジュールBMの装着動作において、吊下ハンドル22後端のハンドル突起22cが、ハンドルガイド31の後方に移動する前に、作業者が吊下ハンドル22から手を離してしまう場合、吊下ハンドル22は、ハンドルガイド31に接触する前に、自重により、図4に示す吊下位置から図3に示す倒伏位置に移動する。
図8、図9において、吊下ハンドル22が既に倒伏位置に移動した状態で、ベルトモジュールBMが画像形成装置本体U1の内部に挿入されると、倒伏位置に保持された吊下ハンドル22後側の起立しているハンドル突起22cが、画像形成装置本体U1内部に設けられたハンドルガイド31の装着時ガイド面31dに接触する。
前記ハンドル突起22cは、装着時ガイド面31dに接触しながら後方に移動し、図8Cに示す倒伏位置における回転位置から、図8D、図9C、図9Dに示す状態を経て、吊下位置における回転位置まで案内される。また、ハンドル突起22cの回転に伴い、吊下ハンドル22全体が、図8Aに示す倒伏位置から、図8B、図9A、図9Bに示す状態を経て、吊下位置に回転する。
この状態で、さらに、ベルトモジュールBMが後方に押されると、吊下位置に保持された吊下ハンドル22のハンドル突起22cは、ハンドルガイド31の下端面に接触しながら通過路32を通過する。
前記ハンドル突起22cが通過路32を通過すると、ハンドル突起22cはハンドルガイド31の下端面から離間し、吊下ハンドル22全体が、自重により、吊下位置から倒伏位置に向けて回転する。そして、ハンドル突起22cが、離脱時ガイド面31bから離間し、ハンドルガイド31全体から離間すると、吊下ハンドル22全体は、自重により、回転し、倒伏位置に保持される。
ここで、ハンドルガイド31に装着時ガイド面31dが形成されていない場合に、吊下ハンドル22後端のハンドル突起22cが、ハンドルガイド31の後方に移動する前に、作業者が吊下ハンドル22から手を離してしまうと、倒伏位置に保持された吊下ハンドル22から起立しているハンドル突起22cが、ハンドルガイド31の前端に接触してしまい、ベルトモジュールBMの後方への移動が規制されてしまう。よって、一度、離した吊下ハンドル22を把持し直して、吊下ハンドル22を倒伏位置から吊下位置に移動させる必要が生じる。
また、この場合に、作業者が、そのままベルトモジュールBMを後方に押した場合には、ハンドル突起22cやハンドルガイド31等のベルトモジュールBMや画像形成装置本体U1を破損させる恐れがある。
これらに対して、実施例1では、吊下ハンドル22後端のハンドル突起22cが、ハンドルガイド31の後方に移動する前に、作業者が吊下ハンドル22から手を離しても、ベルトモジュールBMを後方に移動させるだけで、倒伏位置に保持された吊下ハンドル22から起立しているハンドル突起22cが、装着時ガイド面31dに案内されて、回転しながら、ハンドルガイド31の後方に移動しており、装着時ガイド面31dが形成されていない場合に比べて、吊下ハンドル22を把持し直す操作や破損の可能性が低減されている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、着脱体本体の一例として中間転写ベルトBを有するベルトモジュール本体BM0による構成を例示したが、これに限定されない。例えば、トナーカートリッジKy〜Kkや、可視像形成装置ユニットの一例としてのプロセスユニット等の着脱体本体が、画像形成装置本体U1に対して抜き差しされて着脱される場合に、本発明の構成を適用することが可能である。
したがって、本発明の構成は、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。
(H03)前記実施例において、ハンドルガイド31は、ハンドルストッパ31cや装着時ガイド面31dを有していることが望ましいが、ハンドルストッパ31cや装着時ガイド面31dを省略した構成も可能である。
(H04)前記実施例において、吊下ハンドル22は、ベルトモジュール本体BM0の上面に設けられた構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ベルトモジュール本体BM0における左右両側の外面、すなわち、側面に把持部を設け、前記把持部が、上端部に設けられた把持部用回転軸を中心に、前記側面に沿う倒伏位置と、前記側面に対して起き上がる起上位置と、の間を移動可能に構成することも可能である。
(H05)前記実施例において、吊下ハンドル22が左右に一対設けられている構成を例示したが、これに限定されず、ただ一つの吊下ハンドル22による構成も可能である。
17…外面、
22…把持部、
22a…把持部用回転軸、
22b…把持部本体、
22c…被案内部、
31…案内部、
31b…案内面、
31c…規制面、
31d…装着時案内面
32…通過路、
BM0…着脱体本体、
BM,Ky,Km,Kc,Kk…着脱体、
U…画像形成装置、
U1…画像形成装置本体、
U1b…被着脱部。

Claims (3)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体の内部に形成された被着脱部と、
    前記被着脱部に装着された装着位置と、前記被着脱部から前記画像形成装置本体の外部
    に引き出された離脱位置と、の間を抜き差しされて着脱される着脱体本体と、
    前記装着位置から前記離脱位置に向う方向である着脱体本体引出方向に軸が延び且つ前
    記着脱体本体に回転可能に支持される把持部用回転軸と、前記把持部用回転軸に径方向外
    側に突出して形成された把持部本体と、前記把持部本体よりも前記把持部用回転軸の前記
    着脱体本体引出方向上流側にずれた位置に形成され且つ周方向に沿った位相が前記把持部
    本体とは異なる位置に径方向外側に突出して形成された被案内部と、を有する把持部であ
    って、前記把持部本体が前記着脱体本体の外面に沿う倒伏位置と、前記把持部本体が前記
    着脱体本体の外面に対して起き上がる起上位置と、の間を把持部用回転軸を中心に回転可
    能に支持された前記把持部と、
    前記装着位置における前記被案内部の前記着脱体本体引出方向下流側の前記画像形成装
    置本体の内部に配置され、且つ前記装着位置から前記離脱位置に移動する前記着脱体本体
    の前記被案内部に接触可能な案内部であって、前記被案内部と接触する軌跡が、前記着脱
    体本体引出方向下流側に向うに連れて、前記倒伏位置における前記被案内部の回転位置か
    ら前記起上位置における前記被案内部の回転位置に変化する案内面を有する前記案内部と

    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記倒伏位置と、前記把持部本体が前記起上位置よりも前記着脱体本体の外面に対して
    起き上がる吊下位置と、の間を前記把持部用回転軸を中心に回転可能に支持された前記把
    持部と、
    前記案内面よりも前記着脱体本体引出方向下流側に設けられ、前記起上位置における前
    記被案内部と接触し且つ前記吊下位置における前記被案内部と離間する規制面であって、
    前記起上位置における被案内部と接触して、前記着脱体本体の前記離脱位置への移動を規
    制する前記規制面を有する前記案内部と、
    前記案内部と前記着脱体本体との間の空間により構成された通過路であって、前記吊下
    位置における前記被案内部が前記着脱体本体引出方向に通過可能な前記通過路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記規制面よりも前記着脱体本体引出方向下流側に設けられた装着時案内面であって、
    前記着脱体本体引出方向下流側から上流側に移動する前記被案内部と接触する軌跡が、前
    記着脱体本体引出方向下流側から上流側に行くに連れて、前記倒伏位置における前記被案
    内部の回転位置から前記吊下位置における前記被案内部の回転位置に変化する前記装着時
    案内面を有する前記案内部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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