JP2015106121A - 画像形成装置 - Google Patents

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Ikuo Fujii
郁夫 藤井
辰生 福嶋
Tatsuo Fukushima
辰生 福嶋
橋本 晴央
Haruhisa Hashimoto
晴央 橋本
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Abstract

【課題】装置の大型化や操作性を損なうことなく、側壁の変形を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明では、互いに対向する一対の側壁105を有する装置本体100と、装置本体100内に挿脱可能に収納される収納部材30,200を備える画像形成装置において、収納部材30,200に、側壁105の変形を抑制する変形抑制機構としての受け部51,52を設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
画像形成装置において、プロセスユニットやトナーカートリッジ等、画像形成装置本体に対して挿脱可能に収納される収納部材を、互いに対向する一対の側壁によって支持するように構成されたものが知られている。この種の画像形成装置を輸送する際、各収納部材を装置本体に収納した状態で梱包することが多い。
しかしながら、輸送時に、落下等の衝撃により装置本体に外力が加わって側壁が撓むなどの変形が生じると、側壁に支持されていた収納部材が位置ずれしたり、脱落したりすることがある。
従来、側壁の変形を防止する対策として、側壁間に補強部材を設け、この補強部材によって側壁同士を連結することにより強度を向上させるのが一般的である。また、下記特許文献1には、一対の側板に支持される現像筐体が、輸送時の振動により側板から脱落するのを防止するため、輸送時にのみ現像筐体と側板とを固定する固定部材を装着し、画像形成装置の使用時にはこの固定部材を取り外す方法が提案されている。
しかし、従来の側壁間に補強部材を追加する方法では、装置の大型化や重量増加につながり、製品のコストアップや輸送効率が悪くなるといった問題がある。また、収納部材を挿脱する経路を確保する必要があるため、収納部材の挿脱経路には補強部材を配置しにくい。それ故、特に、収納部材の挿脱経路に対応する箇所で側壁の強度向上を図りにくい傾向にある。
また、輸送にのみに固定部材を装着して現像筐体が側板から脱落するのを防止する方法は、使用時に不必要な部材を追加することになるため、装置内にデッドスペースが生じることになり、製品の小型化の妨げとなるといった問題がある。また、使用時には固定部材を取り外さなければならないため、使い勝手が悪くなるといった問題もある。
そこで、本発明は、斯かる事情に鑑み、装置の大型化や操作性を損なうことなく、側壁の変形を抑制することができる画像形成装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、互いに対向する一対の側壁を有する装置本体と、前記装置本体内に挿脱可能に収納される収納部材を備える画像形成装置において、前記収納部材に、前記側壁の変形を抑制する変形抑制機構を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、収納部材に、側壁の変形を抑制する変形抑制機構を設けることで、側壁を補強する補強部材や、使用時に取り外しが必要な固定部材を設ける必要がなく、装置の大型化や操作性を損なうことなく、側壁の変形を抑制することが可能である。
画像形成装置の実施の一形態を示す概略構成図である。 カバーを上方へ回動させて開いた状態を示す図である。 カバーを開いた状態で、さらに容器ホルダを上方へ回動させた状態を示す図である。 カバーを開いた状態でプリンタを上方から見た平面図である。 プリンタの断面平面図である。 プリンタの断面正面図である。 第1実施形態に係るプリンタの断面正面図である。 第1実施形態に係るプリンタの平面図である。 第1実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第1実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第1実施形態の作用を説明するための断面正面図である。 第1実施形態の構成を示す要部断面正面図である。 第1実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 トナーカートリッジの長手方向一端部の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例の構成を示す断面正面図である。 第2実施形態の構成を示す断面正面図である。 第2実施形態の構成を示す要部断面正面図である。 第3実施形態の構成を示す断面平面図である。 第3実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第3実施形態の構成を示す断面側面図である。 第4実施形態の構成を示す断面正面図である。 第4実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第4実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第5実施形態の構成を示す断面正面図である。 第5実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第5実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第6実施形態の構成を示す断面正面図である。 第6実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第6実施形態の作用を説明するための要部断面正面図である。 第7実施形態の構成を示す要部断面正面図である。 第8実施形態の構成を示す断面正面図である。 第8実施形態の構成を示す要部断面正面図である。 第8実施形態の変形例の構成を示す要部断面正面図である。 第8実施形態の構成を示す断面平面図である。 第8実施形態の作用を説明するための断面正面図である。 第9実施形態の構成を示す断面正面図である。 第10実施形態の構成を示す断面正面図である。 第11実施形態の構成を示す断面正面図である。 第11実施形態の作用を説明するための断面正面図である。 第11実施形態の変形例の構成を示す断面正面図である。 第11実施形態の構成を示す断面側面図である。 第11実施形態の作用を説明するための断面側面図である。 第11実施形態の作用を説明するための要部断面側面図である。 第11実施形態の作用を説明するための断面側面図である。 第11実施形態の他の変形例の構成を示す要部断面正面図である。 第11実施形態のさらに別の変形例の構成を示す要部断面正面図である。 第12実施形態の構成を示す断面正面図である。 第13実施形態の構成を示す断面正面図である。 第13実施形態の作用を説明するための断面正面図である。 第14実施形態の構成を示す断面側面図である。 第14実施形態の構成を示す要部断面正面図である。 第14実施形態の作用を説明するための断面側面図である。 第15実施形態の構成を示す断面側面図である。 第15実施形態の構成を示す要部断面正面図である。 第15実施形態の作用を説明するための断面側面図である。 第16実施形態の構成を示す断面正面図である。 比較例の構成において衝撃を受けた状態を示す断面正面図である。 比較例の構成において衝撃を受けた状態を示す断面正面図である。
以下、添付の図面に基づき、実施の形態について説明する。なお、実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1を参照して、実施の一形態であるカラーレーザープリンタの全体構成及び動作について説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。モノクロプリンタや、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置にも適用可能である。
図1に示すように、カラーレーザープリンタの装置本体(画像形成装置本体)100には、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが着脱可能に装着されている。各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、表面に画像を担持する像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5などで構成されている。各感光体2に対向した位置には、それぞれ、感光体2の表面を露光する露光装置6が設けられている。本実施形態では、露光装置6としてLEDユニットを用いている。
各現像装置4の上方には、それぞれ、現像剤としてのトナーを収容した現像剤収容器としてのトナーカートリッジ30が着脱可能に装着されている。各トナーカートリッジ30には、対応する現像装置4内のトナーと同じ色のトナーが収容されている。現像装置4内のトナーが所定量を下回ると、トナーカートリッジ30からトナーが補給される。
各感光体2の下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、中間転写体としての無端状のベルトから成る中間転写ベルト8を有する。中間転写ベルト8は、張架ローラとしての駆動ローラ9と従動ローラ10に張架されており、駆動ローラ9が図の反時計回りに回転することで、中間転写ベルト8は周回走行(回転)する。
各感光体2に対向した位置に、それぞれ、一次転写手段としての一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11は、それぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧している。各一次転写ローラ11によって中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体2が中間転写ベルト8と接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加される。
また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。二次転写ローラ12は、中間転写ベルト8の外周面を押圧している。二次転写ニップは、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に形成されている。また、二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加される。
また、中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配設された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
装置本体100の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを給送する給紙ローラ16等が設けてある。ここで、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等が含まれる。また、用紙Pとして、OHPシートやOHPフィルム等を用いることも可能である。
装置本体100の上部には、用紙を外部へ排出するための一対の排紙ローラ17と、排紙ローラ17によって排出された用紙をストックする排紙トレイ18が設けられている。
また、装置本体100内には、用紙Pを給紙トレイ15から二次転写ニップを通って排紙ローラ17へ搬送する搬送路Rが配設されている。この搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って用紙を二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ19が設けられている。また、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙に画像を定着する定着装置20が設けられている。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの感光体2が図1の時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいて、露光装置6から各感光体2の帯電面にレーザー光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、駆動ローラ9が回転駆動することにより、中間転写ベルト8が周回走行する。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体2の回転に伴い、感光体2上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、一次転写ニップにおいて形成された上記転写電界によって、各感光体2上のトナー画像が中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト8の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
装置本体100の下部では、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙トレイ15から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ19によって搬送を一旦停止される。
その後、レジストローラ19は所定のタイミングで回転駆動を開始し、中間転写ベルト8上のトナー画像が二次転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pを二次転写ニップへ搬送する。このとき、二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト8上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー収容器14へ搬送され回収される。
その後、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置20へと搬送され、定着装置20において用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、一対の排紙ローラ17によって装置外に排出され、排紙トレイ18上にストックされる。
以上の説明は、用紙にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、装置本体100の上部に設けられたカバー101が水平方向の支軸103を中心に回動することで開閉可能となっている。また、本実施形態のプリンタは、カバー101よりも下方に配設され、各トナーカートリッジ30を一体的に保持する容器ホルダ200を備える。容器ホルダ200には、トナーカートリッジ30を装着する容器装着部120が形成されており、この容器装着部120に対し各トナーカートリッジ30が着脱可能となっている。また、図1及び図3に示すように、容器ホルダ200は、水平方向の支軸104を中心に回動可能となっており、装置本体100内に収納された収納状態と、その収納状態から脱して装置本体100から外部へ露出した露出状態とに切換可能となっている。また、容器ホルダ200の下方には、各色のプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkを着脱可能なユニット装着部130が配設されている。
図2に示すように、カバー101を上方へ回動させて開いた状態にすると、装置本体100の上部が開放される。この状態で、容器ホルダ200に対してトナーカートリッジ30を上方から着脱することが可能となる。
続いて、図3に示すように、カバー101を開いた状態で、さらに容器ホルダ200を上方へ回動させると、容器ホルダ200と一緒に各トナーカートリッジ30もプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上方から一体的に退避した状態となる。また、容器ホルダ200の底壁部204には、露光装置6が吊り下げ保持されており、容器ホルダ200が上方へ回動するのに伴い、容器ホルダ200と一緒に各露光装置6が各感光体2の上方から退避する。これにより、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkを上方から着脱可能な状態となる。このように、本実施形態では、容器ホルダ200を上方へ回動させることにより、トナーカートリッジ30を容器ホルダ200から取り外さなくても、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkを着脱することができ、交換作業性に優れる。
図4は、カバーを開いた状態でプリンタを上方から見た平面図である。
図4に示すように、装置本体100は、互いに対向する一対の側壁105、前壁106、後壁107、及び図示しない底壁によって構成されている。一対の側壁105は、前壁106と後壁107と底壁とによって互いに連結されている。また、本実施形態では、側壁105を補強するため、補強部材23,24を設けており(図1参照)、この補強部材23,24によっても側壁105同士が連結されている。なお、各補強部材23,24は、装置本体から挿脱するプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bk、トナーカートリッジ30、容器ホルダ200の挿脱経路と干渉しないように配設されている。具体的には、一方の補強部材23は、ユニット装着部130の後方から鉛直方向下方へ延び、さらに、廃トナー収容器14の下方を前方へ水平方向に延びるように配設されている。また、他方の補強部材24は、ユニット装着部130と定着装置20との間で鉛直方向に延び、その下部から前方へ水平方向に延びるように配設されている。
また、容器ホルダ200は、互いに対向する一対の側壁部201と、前壁部202、後壁部203、及び底壁部204(図3参照)によって構成されている。容器ホルダ200を支持する支軸104は、後壁部203から後方へ突出した軸挿通部205を通って、両端部が装置本体100の一対の側壁105に取り付けられている。なお、上記カバー101を支持する支軸103も、その両端部が側壁105に取り付けられている。容器ホルダ200の軸挿通部205の一方は、支軸104に対して一対の止め輪25,26で挟んで保持されており、これにより、支軸104に対する容器ホルダ200の軸方向移動が規制されている。さらに、容器ホルダ200の前壁部202には、突起部27が前方へ突出するように設けられ、容器ホルダ200を収納した状態で、突起部27が装置本体100の前壁106に設けられた窪部108と嵌合するようになっている。この突起部27と窪部108との嵌合により、容器ホルダ200の前端部は装置本体100に対して左右方向の位置決めがなされる。
図5は、プリンタの断面平面図である。
図5に示すように、装置本体100の各側壁105は、内側に配設された内側壁105aと、外側に配設された外側壁105bとで構成されており、各内側壁105aには、溝状のガイド部109が上下方向に延びるように形成されている。このガイド部109に感光体2の軸両端部が挿入可能となっている。感光体2の軸端部がガイド部109に沿って案内されることで、プロセスユニットを所定の位置に容易に装着することが可能である。また、図の左側の側壁105内には、プロセスユニットに給電を行う給電部31が設けられ、図の右側の側壁105内には、プロセスユニット等に駆動力を供給する駆動部32が設けてある。
図6は、プリンタの断面正面図である。
図6に示すように、給電部31には、給電基板33が設けられている。給電基板33には、付勢部材としてのバネ36を介して電極35が設けてある。また、電極35は、バネ36の付勢力を受けることで、図の左側の内側壁105aに設けられた挿通孔37から内側に突出し、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの図の左側の側面1aに設けられた電気接点部34と接触する。この電気接点部34に電極35が接触することで、給電部31からプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkへ給電可能となる。
駆動部32には、駆動ギア38が設けられている。駆動ギア38は、図の右側の内側壁105aから内側へ突出している。また、駆動ギア38と対向する感光体2の軸方向一端部には、周方向に歯列が形成されたギア部2aが設けられている。図6に示すように、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが装置本体100内に挿入され、感光体2の軸端部がガイド部109の底に当接して装着が完了すると、感光体2のギア部2aと駆動ギア38とが噛み合う。このとき、駆動部32からプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkへ駆動力を伝達可能な状態となる。
容器ホルダ200の図の左側の側壁部201には、トナーカートリッジ30の装着の有無を検知するための制御基板39が設けられている。制御基板39には、上記給電基板33と同様に、付勢部材としてのバネ42を介して電極部41が設けてある。また、電極41は、バネ42の付勢力を受けることで、側壁部201に設けられた挿通孔43から内側に突出し、トナーカートリッジ30の図の左側の側面30aに設けられた電気接点部40と接触可能となっている。電極41が電気接点部40に接触した際の導通を制御基板39が検知することで、トナーカートリッジ30が装着されていることを装置が認識する。
容器ホルダ200の図の右側の側壁部201には、駆動ギア44が内側へ突出している。駆動ギア44と対向するトナーカートリッジ30の側面30aには、駆動伝達ギア45が設けられている。駆動ギア44は、トナーカートリッジ30内に収納されている図示しないスクリュー等のトナー搬送部材やトナー撹拌部材に駆動力を伝達する。駆動伝達ギア45と駆動ギア44は、トナーカートリッジ30が容器ホルダ200に装着された状態で互いに噛み合い、動力が伝達可能となる。本実施形態では、駆動ギア44が上記駆動部32から動力を得て回転駆動するが、別の駆動部(駆動源)から動力を得るようにしてもよい。
また、トナーカートリッジ30の下面30bには、内部に収容されているトナーを供給するための供給口46が突出して設けられている。プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上面1cには、供給口46から供給されたトナーを内部に導入する補給口47が突出して設けられている。また、容器ホルダ200の底壁部204には、補給口47と供給口46とを挿入可能な貫通孔48が設けてある。このように構成されていることで、図6に示すように、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkを装着し、次いで、容器ホルダ200を収納し、さらに、その容器ホルダ200内にトナーカートリッジ30を装着した状態で、供給口46と補給口47とが貫通孔48を通して連結される。この状態で、トナーカートリッジ30からプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkへトナーを補給可能となる。
ところで、プリンタの輸送時に、落下等による衝撃を受けた場合、図57に示すように、装置本体100の一方の側壁105が外側から押されて内側に向かって倒れるように変形すると、これに伴い、容器ホルダ200が押されて反対側の他方の側壁105が外側へ倒れるように変形することがある。また、図58に示すように、衝撃による慣性力で、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが横方向へ移動し、側壁105に衝突することにより、側壁105が内側から外側に向かって倒れるように変形する場合もある。このような側壁の変形が生じると、それが一時的な変形(弾性変形)であったとしても、プロセスユニットの位置がずれたり、脱落したりして、画像形成に支障をきたす虞がある。また、側壁の変形度合いが大きい場合は、側壁や容器ホルダ等が永久変形したり、破損したりする虞がある。
特に、プロセスユニットやトナーカートリッジには、装置本体側に設けられた駆動ギアと連結される駆動伝達ギアや、装置本体側の給電用電極と接触する電気接点部などが設けられていることもあり、上記のような側壁の変形によってプロセスユニットやトナーカートリッジの位置がずれると、ギアの連結位置や電極との接触位置がずれ、画像形成に支障をきたす虞がある。また、このような衝撃による側板の変形は、輸送効率を上げるために梱包材を小さくした場合などに、梱包材による衝撃吸収力が小さくなることで生じやすくなる。また、感光体に対する位置が厳密に管理されているLEDヘッドアレイや、LEDヘッドアレイへの給電用の通電部が、容器ホルダに設けられている場合は、容器ホルダの変位や変形によって画質低下を招く虞がある。さらに、小型化のために側壁同士の間隔を狭くすると、容器ホルダの幅寸法が小さくなる。このとき、容器ホルダが側壁からの荷重に耐え得る十分な強度を確保し難い構成であると、上記のような側壁の変形に伴って、容器ホルダの側壁部の変形も生じやすくなる。
そこで、本発明では、次のような対策を講じている。
以下、特徴部分について説明する。
図7は、第1実施形態に係るプリンタの断面正面図、図8は、その平面図である。
図7に示すように、本発明の第1実施形態では、側壁105の変形を抑制する変形抑制機構として、容器ホルダ200に第1の受け部51を設け、トナーカートリッジ30に第2の受け部52を設けている。第1の受け部51と第2の受け部52は、それぞれ、容器ホルダ200の両側壁部201及びトナーカートリッジ30の両側面30aから、外側へ突出する突起部で構成されており、いずれも、側壁105の上部に対応する位置に配置されている。
さらに、本実施形態では、容器ホルダ200の一方の側壁部201と他方の側壁部201との間でのトナーカートリッジ30の水平方向移動を規制する水平移動規制部を設けている。具体的に、水平移動規制部は、トナーカートリッジ30の下面30bに設けられた突起53と、容器ホルダ200の底壁部204の上面に設けられた凹形状54とを有している。なお、これとは反対に、突起53を容器ホルダ200に設け、凹形状54をトナーカートリッジ30に設けてもよい。
上記の如く構成された本実施形態において、万が一、装置本体が衝撃を受け、図9に示すように、側壁105の上部が外側から外力を受けて内側に倒れたとしても、容器ホルダ200に設けられた第1の受け部51によって、側壁105を受け止めて支持することが可能である。さらに、第1の受け部51で側壁105を受け止めたことにより、容器ホルダ200の側壁部201が内側へ倒れたとしても、図10に示すように、その側壁部201をトナーカートリッジ30に設けられた第2の受け部52によって受け止めて支持することができる。このように、側壁105を、第1の受け部51が直接的に受け止め、さらに、第2の受け部52が第1の受け部51を介して間接的に受け止めることができるので、側壁105の変形(倒れ)を抑制することが可能である。
特に、本実施形態のように、プロセスユニットやトナーカートリッジを装置本体の上方から挿脱する構成においては、側壁105の上部に補強部材を設けることが困難なため、特に側壁105の上部において強度が低下し変形が生じやすくなる。しかし、本実施形態では、第1の受け部51と第2の受け部52を、側壁105の最も変形しやすい上部に対応する位置に配置しているので、側壁105の上部を優先的に受け止め、その変形量を効果的に低減させることが可能である。
また、側壁105の上部を優先的に受け止めることができるように、第1の受け部51の位置において、容器ホルダ200と側壁105との間隔D1(図7参照)を最も狭くなるように構成することが望ましい。同様に、第2の受け部52の位置においても、容器ホルダ200とトナーカートリッジ30の側壁部との間隔D2(図7参照)を最も狭くなるように構成することが望ましい。
また、各受け部51,52は、側壁105の上部を受け止めることができる位置、すなわち、容器ホルダ200を支持する支軸104及びカバー101を支持する支軸103の近傍に配置されているので、これらの支軸103,104に近い位置で側壁105の変形を抑制することができる。これにより、カバー101及び容器ホルダ200の位置ずれや回動不良等の不具合を効果的に防止することが可能である。また、容器ホルダ200の位置ずれが防止されることで、容器ホルダ200に設けられている露光装置6(LEDヘッドアレイ)、電極41及び駆動ギア44、並びに容器ホルダ200に保持されるトナーカートリッジ30の供給口46の位置ずれも回避でき、これらの機能を良好に維持することが可能である。
また、上記のように、第2の受け部52で容器ホルダ200の側壁部201を受け止めた際、図11に示すように、トナーカートリッジ30が図の右側へ移動したとしても、突起53が凹形状54の側面に当接することにより、トナーカートリッジ30の右側への移動が規制される。これにより、トナーカートリッジ30が容器ホルダ200の反対側(図の右側)の側壁部201に当接することによる当該側壁部201の倒れを防止又は抑制することができる。その結果、容器ホルダ200の側壁部201が倒れることによる装置本体100の(図の右側)側壁105の倒れも防止又は抑制することが可能となる。しかも、本実施形態では、凹形状54を、トナーカートリッジ30の移動方向(荷重方向)と平行に延在する容器ホルダ200の底壁部204に設けているので、荷重に対して変形及び破損しにくく、トナーカートリッジ30の移動を確実に規制することが可能である。このように、突起53と凹形状54から成る水平移動規制部は、トナーカートリッジ30の移動を規制することにより、装置本体100の側壁105の変形も防止する変形抑制機構としても機能する。
また、トナーカートリッジ30の容器ホルダ200の側壁部201への当接を確実に防止するため、突起53と凹形状54の側面との間隔D3(図7参照)は、第2の受け部52と容器ホルダ200の側壁部との間隔D2(図7参照)よりも狭く設定されていることが望ましい(D3<D2)。このように設定することで、突起53が凹形状54の側面に当接した際、第2の受け部52は容器ホルダ200の側壁部201に対して隙間を介して配置されるので、容器ホルダ200の側壁部201及び装置本体100の側壁105の変形をより確実に防止することが可能となる。
また、上記のような突起53と凹形状54とによる機能を、トナーカートリッジ30に設けられた供給口46が兼ねるようにしてもよい。すなわち、トナーカートリッジ30が移動した際、供給口46が容器ホルダ200の貫通孔48の側面に当接することにより、トナーカートリッジ30の移動を規制することも可能である。
図12は、第1の受け部と第2の受け部との周辺を拡大して示す図である。
図12に示すように、本実施形態では、第2の受け部52の先端部52c(容器ホルダ200の側壁部201側の部分)の上側に、下方へ向かって容器ホルダ200の側壁部201側へ接近するように傾斜する傾斜面52aが設けられている。このような傾斜面52aを設けることで、図13に示すように、第2の受け部52で容器ホルダ200の側壁部201を受け止めた際、第2の受け部52が受ける荷重Fの方向を水平方向に対して斜め下方向にすることができる。すなわち、第2の受け部52が受ける荷重Fを、水平方向成分F1と鉛直下方向成分F2とに分散することができる。これにより、突起53と凹形状54との係合箇所に生じる荷重の水平方向成分を低減することができるので、突起53と凹形状54との係合箇所における変形や破損が生じにくくなる。
また、本実施形態では、第1の受け部51を容器ホルダ200の側壁部201の上部に設けているため、第1の受け部51が側壁105から荷重を受けた際、荷重が側壁部201の撓みによって分散あるいは吸収される。これによっても、突起53と凹形状54との係合箇所に生じる荷重の水平方向成分を低減することができ、突起53と凹形状54との係合箇所の変形や破損が生じにくくすることが可能である。
また、図12に示すように、第2の受け部52の先端部52cの下側には、上記荷重分散機能を有する傾斜面52aとは別の傾斜面52bが設けられている。この傾斜面52bは、上方へ向かって容器ホルダ200の側壁部201側へ接近するように傾斜している。このような傾斜面52bを設けることで、トナーカートリッジ30を容器ホルダ200に装着する際、第2の受け部52が容器ホルダ200の側壁部201の上端部に接触しても引っ掛かりにくくなり、円滑にトナーカートリッジ30の装着を行えるようになる。さらに、本実施形態では、容器ホルダ200の側壁部201の上端部に、下方へ向かってトナーカートリッジ30側へ傾斜する傾斜面201aを設け、側壁部201の上端部に対する第2の受け部52の引っ掛かりをより生じにくくしている。また、トナーカートリッジ30の着脱操作を円滑に行えるようにするために、第2の受け部52と容器ホルダ200の側壁部201の内面との少なくとも一方を、POM(ポリアセタール樹脂)などの摺動性の良い材料で構成してもよい。
本実施形態では、図7に示すように、トナーカートリッジ30の下面30bに、容器ホルダ200の底壁部204の上面に接触してトナーカートリッジ30を支持する凸状の台座部55を設けている。この台座部55は、トナーカートリッジ30の自重、及び上記第2の受け部52が受ける荷重の鉛直下方向成分を受ける。そして、台座部55で受けた荷重は、下方の容器ホルダ200の底壁部204に作用する。しかしながら、容器ホルダ200の底壁部204はその長手方向中央部で上下方向に撓みやすい。そこで、本実施形態では、底壁部204の撓みやすい長手方向中央部に荷重が直接作用しないように、台座部55をトナーカートリッジ30の長手方向両端部側に配設している。これにより、第2の受け部52で荷重を受けた際の容器ホルダ200の底壁部204の撓みを生じにくくしている。
また、図7に示すように、カバー101の下面には、トナーカートリッジ30の上方への移動を規制する上方移動規制部としての突起110が設けられている。そして、カバー101を閉じた状態で、突起110とトナーカートリッジ30の上面30cとの間隔D4は、トナーカートリッジ30の下面30bに設けられた突起53と凹形状54との係り量D5よりも小さく設定されている(D4<D5)。これにより、トナーカートリッジ30が衝撃により上方へ移動したとしても、トナーカートリッジ30が上方の突起110に当接することにより移動が規制され、下方の突起53が凹形状54から脱落しないようになっている。
図14は、トナーカートリッジの長手方向一端部の構成を示す斜視図である。
トナーカートリッジ30は、トナーを収容する本体部30Dと、本体部30Dの一端部側に設けられた上記駆動伝達ギア45を覆うカバー部30Eとで構成されている。また、カバー部30Eは、弾性変形可能な爪部材30fを本体部30Dに設けられた係止孔30gに係止させることで、本体部30Eに装着可能となっている。
ここで、第2の受け部52をトナーカートリッジ30に設ける箇所としては、本体部30Dと、カバー部30Eとがあるが、カバー部30Eよりは本体部30Dに第2の受け部52を設けることが好ましい。その理由としては、カバー部30Eと本体部30Dとの間にはガタがあるため、カバー部30Eに第2の受け部52を設けると、ガタの分だけ、装置本体100の側壁105及び容器ホルダ200の側壁部201が余計に倒れてしまうからである。また、カバー部30Eが第2の受け部52を介して荷重を受けると、駆動伝達ギア45のギア軸の倒れ等が発生し、異常音の発生や機能不良が生じる虞があるからである。このような不具合の発生を回避するため、第2の受け部52は、カバー部30Eよりも本体部30Dに設けられることが好ましく、さらに、本体部30Dに対してガタが無いように一体的に設けられていることがより好ましい。なお、トナーカートリッジ30を識別するためのICチップ(ICタグ)を覆うカバー部(図示省略)が本体部30Dに取り付けられている場合も、ガタの問題や、ICチップ(ICタグ)の破損の問題があるため、同様に、第2の受け部52はカバー部よりは本体部に設けられることが好ましい。
以上、第1実施形態について説明したが、上述の構成において本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。例えば、図15に示すように、第1の受け部51を、容器ホルダ200の側壁部201の外側でなく、装置本体100の側壁105の内側に設け、第2の受け部52を、トナーカートリッジ30の側面でなく、容器ホルダ200の側壁部201の内側に設けてもよい。この場合も、上記と同様に、第1の受け部51と第2の受け部52とで側壁105を受け止めて、側壁105の変形を抑制することが可能である。また、上述の構成では、第1の受け部51と第2の受け部52を、容器ホルダ200の両側壁部201とトナーカートリッジ30の両側面30aにそれぞれ設けているが、片側の側壁105の強度を確保することが可能であれば、一方の側壁部201と側面30aにのみ設けてもよい。また、第2の受け部52は、4つすべてのトナーカートリッジ30に設ける場合に限らず、そのうちの一部、例えば、中央側に装着される2つのトナーカートリッジ30のみに第2の受け部52を設けてもよい。さらに、上記の構成では、第2の受け部52は直線状の傾斜面52aを設けていたが、第2の受け部52を側壁部201に向かって突出する曲面としてもよい。
続けて、他の実施形態について、第1実施形態とは異なる点を主に説明する。なお、以下に説明する以外の構成は、第1実施形態の構成と基本的に同様であり、同様の作用・効果が得られるので、その部分についての説明は省略する。
図16及び図17は、第2実施形態を示す図である。
第2実施形態は、上記第1実施形態と比べて、上方移動規制部としての突起110の構成が異なる。具体的には、図16及び図17に示すように、第2実施形態の突起110は、その基端部110b側がカバー101内に形成された収容空間部112に収容され、先端部110a側がカバー101の下面に設けられた孔部111から下方へ突出可能に構成されている。また、突起110は、収容空間部112内に配設された付勢部材としてのバネ113によって下方へ付勢されている。このバネ113の付勢によって、突起110は孔部111から突出した状態で保持される。バネ113が弾性伸縮することで、突起110は上下方向に移動可能となっている。また、突起110の収容空間部112に収容されている基端部110b側にはストッパ部110cが設けられており、ストッパ部110cによって突起110は孔部111から完全に抜け出ないように規制されている。
上記第1実施形態では、突起110がカバー101の下面に固定されており、装着されたトナーカートリッジ30の上面30cと突起110との間に隙間がある(図7参照)。この場合、隙間の分だけトナーカートリッジ30は上方へ移動することができるので、トナーカートリッジ30の供給口46とプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの補給口47とが離間して、わずかながらトナーが漏れる可能性がある。これに対し、第2実施形態では、カバー101を閉じた状態で、バネ113の付勢力により突起110がトナーカートリッジ30の上面30cに接触して保持される。これにより、トナーカートリッジ30の上方への移動をより確実に規制できるようになり、さらに供給口46と補給口47とが離間しないように保持することができるので、供給口46又は補給口47からのトナー漏れを防止することが可能となる。
図18〜図20は、第3実施形態を示す図である。
図18の平面図に示すように、第3実施形態では、第2の受け部52の先端部52cが、前方に向かって容器ホルダ200の側壁部201側へ接近するように傾斜している。
この場合、図19に示すように、第2の受け部52が容器ホルダ200の側壁部201を受け止めた際、傾斜面52fによって、第2の受け部52が受ける荷重Fの方向を水平方向に対して斜め前方にすることができる。これにより、荷重Fを水平方向成分F1と前方向成分F3とに分散することができ、突起53と凹形状54との係合箇所に生じる荷重の水平方向成分を低減することができる。その結果、係合箇所における変形や破損を生じにくくなる。また、この場合、荷重の前方向成分F3によって、トナーカートリッジ30が前方に移動しても、図20に示すように、突起53が凹形状54の前面に当接することにより、トナーカートリッジ30の前方への移動が規制される。なお、本実施形態とは反対に、第2の受け部52の傾斜面52fを、後方に向かって容器ホルダ200の側壁部201側へ接近するように傾斜させてもよい。この場合は、荷重Fの一部を後方へ分散することができ、同様の効果が得られる。
図21〜図23は、第4実施形態を示す図である。
第4実施形態では、上記第1実施形態と比べて、第2の受け部52及びその周辺構造が異なっている。具体的に、図21に示すように、第4実施形態の第2の受け部52は、その基端部52d側がトナーカートリッジ30の内に形成された収容空間部30hに収容され、先端部52c側がトナーカートリッジ30の側面30aに設けられた孔部30iから
外側へ突出可能に構成されている。また、上記収容空間部30h内に収容されている第2の受け部52の部分にはストッパ部52eが設けられており、ストッパ部52eによって第2の受け部52は孔部30iから完全に抜け出ないように規制されている。また、スト
ッパ部52eは、トナーカートリッジ30に設けられたガイド孔30jに挿入されている。このガイド孔30jに沿ってストッパ部52eが案内されることで、第2の受け部52は、容器ホルダ200の側壁部201に対して接近離間する方向に移動可能となっている。また、カバー101の下面には、下方へ突出する支持部114が設けられており、この支持部114は、カバー101の開閉動作に伴って、トナーカートリッジ30の上面に形成された開口部30kから収容空間部30hに対して挿脱可能となっている。
図22(a)は、トナーカートリッジ30を容器ホルダ200から取り外した状態を示す。この状態では、上記カバー101に設けられた支持部114が、収容空間部30hから退避している。すなわち、第2の受け部52の後方には、支持部114が存在しないため、第2の受け部52は、支持部114によって拘束されることなく収容空間部30h内で移動することが可能である。従って、図22(b)に示すように、トナーカートリッジ30を容器ホルダ200に装着する際、第2の受け部52の先端部52cが側壁部201の上端部に当接したとしても、第2の受け部52は収納空間部30h内へ後退することが可能である。このように、第2の受け部52が側壁部201に当接したとしても、第2の受け部52が後退するので、第2の受け部52と側壁部201とが干渉しにくくなり、トナーカートリッジ30を装着しやすくなる。また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、第2の受け部52の先端部52cの下側に傾斜面52bを設け、側壁部201の上端部にも傾斜面201aを設けているので、第2の受け部52が側壁部201の上端部に引っ掛かりにくく、円滑に装着することが可能である。
図23(a)は、トナーカートリッジ30を装着し、カバー101を閉じる途中の状態を示す図である。図のように、カバー101を閉じる動作に伴い、支持部114が収容空間部30h内に進入すると、支持部114の先端部114aが第2の受け部52の基端部52d側に当接する。そして、図23(b)に示すように、カバー101は完全に閉じられた状態となると、支持部114によって第2の受け部52が側壁部201側へ押され、第2の受け部52が側壁部201に接近した状態で配置される。なお、あらかじめ第2の受け部52の先端部52cが側壁部201に接近した状態で配置されている場合は、支持部114が進入した際、支持部114と第2の受け部52とは当接しない。
また、図23(b)に示すように、支持部114が収容空間部30h内に進入した状態では、支持部114によって、第2の受け部52の側壁部201に対する後退が規制される。すなわち、支持部114によって第2の受け部52の基端部52dが支持された状態となるので、この状態で、容器ホルダ200の側壁部201が内側に倒れて第2の受け部52に当接したとしても、第2の受け部52は後退せずに受け止めることができる。さらに、支持部114を介してトナーカートリッジ30とカバー101とも係止されているので、トナーカートリッジ30の左右方向への移動も規制される。このように、支持部114は、第2の受け部52を支持することで、側壁105の変形を抑制する変形抑制機構として機能すると共に、上記第1実施形態の突起53及び凹形状54と同様に、トナーカートリッジ30の水平方向移動を規制する水平移動規制部としても機能する。
また、図23(a)に示すように、本実施形態では、互いに当接する支持部114の先端部114aと第2の受け部52の基端部52dとに、それぞれ、支持部114の進入方向に向かって第2の受け部52の後退方向に傾斜する傾斜面114b,52gが設けてある。これにより、支持部114の進入時、これらの傾斜面114b,52g同士が当接することで、支持部114の先端部114aが第2の受け部52の基端部52dに引っ掛からずに円滑に挿入され、第2の受け部52を側壁部201側へ円滑に押し出すことができる。なお、支持部114の先端部114aの形状は直線状の傾斜面に限られず、第2の受け部52の傾斜面52gに向けて突出する曲面でもよい。さらに、支持部114の先端部全体を下方に向けて突出する曲面でもよい。
図24〜図26は、第5実施形態を示す図である。
図24に示すように、第5実施形態では、上記第4実施形態の構成に加えて、第2の受け部52を側壁部201側へ付勢する付勢部材としてのバネ56を設けている。それ以外は、第4実施形態と同様の構成である。
この場合、図25(a)に示すように、トナーカートリッジ30を容器ホルダ200から取り外した状態では、バネ56によって第2の受け部52が付勢されているため、第2の受け部52は孔部30iから最も突出した状態で保持される。ただし、バネ56が伸縮
することで、第2の受け部52は進退することは可能である。従って、図25(b)に示すように、トナーカートリッジ30を容器ホルダ200に装着する際に、第2の受け部52の先端部52cが側壁部201の上端部に当接した場合は、バネ56が収縮することで、第2の受け部52は収納空間部30h内へ後退する。これにより、上記第4実施形態と同様に、第2の受け部52と容器ホルダ200の側壁部201とが干渉しにくくなるので、トナーカートリッジ30を装着しやすくなる。さらに、本実施形態では、バネ56によって第2の受け部52を付勢して所定の位置で保持しておくことができるので、第2の受け部52のガタツキを抑え、装着性のムラを無くすことができる。
図26(a)は、第5実施形態に係るトナーカートリッジ30を容器ホルダ200に装着した状態を示す図である。この状態では、第2の受け部52が、バネ56の付勢力によって、側壁部201に接近した状態で保持されている。さらに、図26(b)に示すように、カバー101を閉じると、支持部114が第2の受け部52の基端部52d側の隙間(収容空間部30h)内に進入することで、支持部114によって第2の受け部52の後退が規制された状態となる。従って、この状態で、容器ホルダ200の側壁部201が内側に倒れて第2の受け部52に当接したとしても、上記と同様に、第2の受け部52は後退せずに受け止めることができる。さらに、支持部114を介してトナーカートリッジ30とカバー101とも係止されているので、トナーカートリッジ30の左右方向への移動も規制される。また、本実施形態では、上記第4実施形態のように、支持部114によって第2の受け部52を押し出す必要がないので、カバー101を閉じる際の操作性が向上する。
図27〜図29は、第6実施形態を示す図である。
図27に示すように、第6実施形態は上記第5実施形態の構成とほぼ同様であるが、第2の受け部52を付勢する方向が異なっている。すなわち、第5実施形態では、第2の受け部52がバネ56によって側壁部201へ接近するように付勢されているが、第6実施形態では、反対に、第2の受け部52がバネ57によって側壁部201から離間する方向に付勢されている。
この場合、図28に示すように、トナーカートリッジ30を容器ホルダ200から取り外した状態では、バネ57によって第2の受け部52が引っ張られることで、第2の受け部52は孔部30iから最も突出しない状態で保持される。これにより、トナーカートリ
ッジ30を装着する際に、第2の受け部52と容器ホルダ200の側壁部201とが干渉しにくくなる。また、第2の受け部52の先端部52cが、収容空間部30h内に完全に収容されるようにすることで、第2の受け部52と側壁部201との干渉がより生じにくくなる。
図29(a)は、トナーカートリッジ30を装着し、カバー101を閉じる途中の状態を示す図である。図のように、カバー101を閉じる動作に伴い、支持部114が収容空間部30h内に進入すると、支持部114の先端部114aが第2の受け部52の基端部52dに当接する。そして、図29(b)に示すように、カバー101が完全に閉じられた状態となると、第2の受け部52は支持部114によって側壁部201側へ押され、側壁部201に接近した状態で配置される。この状態で、第2の受け部52は、支持部114によって、側壁部201に対する後退が規制されるので、上記と同様に、第2の受け部52によって側壁部201を受け止めることができると共に、トナーカートリッジ30の移動も規制される。また、本実施形態では、バネ57によって第2の受け部52を付勢して所定の位置で保持しておくことができるので、上記第5実施形態と同様に、第2の受け部52のガタツキを抑え、装着性のムラを無くすことができる。また、本実施形態によれば、第2の受け部52の突出量を少なくした状態で保持するので、第2の受け部52が容器ホルダ200の側壁部201に対してより接触しにくくなる利点がある。
図30は、第7実施形態を示す図である。
第7実施形態は、上記第5実施形態又は第6実施形態と比べて、支持部114による支持の仕方が異なっている。第5実施形態や第6実施形態では、支持部114の鉛直方向面によって第2の受け部52を水平方向に支持しているが(図26(b)、図29(b)参照)、第7実施形態では、支持部114の傾斜面114bで第2の受け部52を支持している。
この場合、第2の受け部52で容器ホルダ200の側壁部201を受け止めると、傾斜面114bによって、支持部114が第2の受け部52から受ける荷重Fの方向が水平方向に対して斜め上方向となる。これにより、荷重Fを水平方向成分F1と鉛直上方向成分F4とに分散することができるので、支持部114が受ける荷重の水平方向成分を低減することが可能である。また、支持部114が受ける荷重の鉛直上方向成分は、カバー101に作用するが、カバー101には装置本体の側壁105に設けられた被係合部115と係合する係合部としての係合爪116を設けているので、荷重を受けてカバー101が不測に開くのを防止することができる。
なお、図30に示す例では、第2の受け部52をバネ56(57)で付勢しているが、本実施形態の構成は、図21〜図23に示すバネで第2の受け部52を付勢しない構成においても同様に適用可能である。また、可能であれば、上記図21〜図30に示す一連の構成、すなわち、第2の受け部52を容器ホルダ200の側壁部201に対して進退させる構成を、第1の受け部51に適用してもよい。
図31〜図35は、第8実施形態を示す図である。
第8実施形態では、側壁105の変形を抑制する変形抑制機構として、上述のような第1の受け部51及び第2の受け部52は備えていない。ここでは、図31に示すように、変形抑制機構として、容器ホルダ200に設けられた係合部61(以下、「ホルダ側係合部」という)と、装置本体100の側壁105に設けられた係合部62(以下、「側壁側係合部」という)とを備えている。ホルダ側係合部61は、容器ホルダ200の左右両側にそれぞれ配設されている。また、これに対応して側壁側係合部62も、両側の側壁105にそれぞれ設けられている。
図32の拡大図に示すように、ホルダ側係合部61は、容器ホルダ200の側壁部201から外側に突出している。ホルダ側係合部61は、側壁部201から水平方向外側に延びる水平部61aと、その水平部61aの先端部から鉛直下方に垂下する垂下部61bとで構成されている。一方、側壁側係合部62は、側壁105の内側壁105aから内側に突出している。側壁側係合部62は、内側壁105aから水平方向外側に延びる水平部62aと、その水平部62aの先端部から鉛直上方に立ち上る立ち上り部62bとで構成されている。容器ホルダ200が装置本体100内に収納された状態で、各ホルダ側係合部61の垂下部61bは、対応する側壁側係合部62の立ち上り部62に対して、外側に配置されている。
また、垂下部61bの先端部側には、その先端部へ向かって立ち上り部62bに対して離間するように傾斜する内側傾斜面61b1と、先端部へ向かって装置本体100の側壁105に対して離間するように傾斜する外側傾斜面61b2とが形成されている。一方、立ち上り部62bの先端部側には、その先端部へ向かって垂下部61bに対して離間するように傾斜する傾斜面62b1が形成されている。
垂下部61bの内側傾斜面61b1と、立ち上り部62bの傾斜面62b1は、容器ホルダ200を装置本体100に収納する際、互いに当接することで、垂下部61bと立ち上り部62bとの引っ掛かりを回避することができる。また、垂下部61bの外側傾斜面61b2は、容器ホルダ200を収納する際、側壁105の上端部に当接することで、側壁105に対する垂下部61bの引っ掛かりを回避することが可能である。
さらに、図33に示すように、内側壁105aの上端部に、下方へ向かって内側へ傾斜する傾斜面105a1を設けてもよい。これにより、容器ホルダ200が側壁105の上端部に当接した際の引っ掛かりをより効果的に回避することが可能となる。
また、図34の平面図に示すように、側壁側係合部62を、前後方向に並ぶガイド部109の間に設けている。このように、側壁側係合部62を、ガイド部109の位置を避けて配置することで、装置本体100の幅方向寸法(左右方向寸法)の増大を抑えることが可能である。
図35は、上記第8実施形態の構成において、装置本体が衝撃を受けた場合の状態を示す図である。
この場合、衝撃による慣性力で、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが図の右方向へ移動して右側の側壁105を外側へ押している。このとき、側壁105が押されることにより、図の右側の側壁側係合部62がホルダ側係合部61と係合し、側壁105が容器ホルダ200によって一時的に支持される。その結果、側壁105の外側への倒れが抑制される。なお、図の左側の側壁105が外側へ押された場合は、左側の側壁側係合部62がホルダ側係合部61に係合することで、同様に側壁105の倒れを抑制することが可能である。なお、図31に示すように、衝撃を受けていない状態では、ホルダ側係合部61と側壁側係合部62が左右方向に間隔があいた状態で配置されているが、互いに接触した状態で配置されていてもよい。その場合は、間隔が無い分、より効果的に側壁の倒れを抑制することが可能である。
図36は、第9実施形態を示す図である。
図36に示すように、第9実施形態では、上記第8実施形態の構成に加えて、カバー101に容器ホルダ200と係合するカバー側係合部117を設け、容器ホルダ200に前記カバー側係合部117と係合するホルダ側係合部63を設けている。それ以外は、第8実施形態と同様の構成である。
カバー側係合部117は、カバー101の下面から下方へ突出した突起で構成されている。ホルダ側係合部63は、容器ホルダ200の上部片を上下方向に貫通した孔部で構成されている。カバー101を閉じた状態で、カバー側係合部117がホルダ側係合部63内に挿入され係合可能な状態となる。
このように、容器ホルダ200とカバー101とを係合するように構成することで、上記のように、側壁105に倒れが生じた際、側壁105を容器ホルダ200とカバー101の両部材で支持することができる。従って、本実施形態によれば、より効果的に側壁105の倒れを抑制することが可能となる。
図37は、第10実施形態を示す図である。
図37に示すように、第10実施形態では、上記第8実施形態や第9実施形態とは異なり、トナーカートリッジ30によって、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの側壁105側への移動を規制している。ここでは、側板側係合部62が、トナーカートリッジ30に設けられた凹状の容器側係合部64と係合する構成である。この場合、衝撃による慣性力で、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが側壁105側へ移動し、側壁105が外側へ押されたとしても、側壁側係合部62が容器側係合部64と係合することで、側壁105の外側への倒れが抑制される。
さらに、トナーカートリッジ30に、カバー側係合部117と係合する凹状の容器側係合部65も設けている。従って、側壁105に倒れが生じた際、上記側壁側係合部61と容器側係合部64との係合に加え、カバー側係合部117と容器側係合部65とが係合することによって、より効果的に側壁105の倒れを抑制することが可能である。このように、容器ホルダ200に代えて、トナーカートリッジ30を用いることによっても、上記と同様に、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの側壁105側への移動を規制し、側壁105の倒れを抑制することが可能である。
図38〜図44は、第11実施形態を示す図である。
第11実施形態では、上述の各実施形態とは異なる側壁105の変形抑制機構を備える。ここでは、図38に示すように、変形抑制機構として、容器ホルダ200に、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの側壁105への移動を規制するための移動規制部としての凸部66を設けている。凸部66は、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに対応して4つ設けられており、容器ホルダ200の底壁部204の下面から下方へ突出している。装置本体100に容器ホルダ200を収納した状態で、各凸部66は各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上面に設けられた凹部67内に挿入され、互いに係合可能な状態となる。
図39に示すように、この場合、衝撃による慣性力で、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが図の右方向へ移動したとしても、凸部66が凹部67の側面に係合することで、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの移動が容器ホルダ200によって規制される。その結果、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが側壁105に当接することによる側壁105の倒れが抑制される。なお、プロセスユニットが図の左側に移動した場合も、同様に、凸部66が凹部67の反対側の側面に係合されることで、プロセスユニットの移動を規制することが可能である。なお、図38に示すように、衝撃を受けない状態では、凸部66と凹部67とが左右方向に間隔があいた状態で配置されているが、互いに接触した状態で配置されていてもよい。その場合は、間隔が無い分、より効果的に側壁の倒れを抑制することが可能である。また、一方の側壁105の強度を確保することが可能であれば、他方の側壁105だけの倒れを抑制するために、凸部66が凹部67に対して片側のみで係合可能に構成してもよい。凸部66は、容器ホルダ200に対して別体で構成することも可能であるが、容器ホルダ200と一体的に構成することで、部品点数及び組み立て工数が削減され、低コスト化を図れる。
また、本実施形態では、すべてのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに凹部67を設け、これに対応して凸部66も4つ設けているが、凸部66及び凹部67は、一部のプロセスユニットにのみ対応して設けてもよい。例えば、側壁105の特に強度の低い箇所に対応して配置されるプロセスユニットにのみ凹部67を設け、これに対応する箇所にのみ凸部66を設けてもよい。その場合、容器ホルダ200は一部のプロセスユニットの荷重を受けるのに耐え得るだけの強度を確保すればよいので、製造コストの低減を図れるようになる。
また、図40に示すように、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに凹部67を複数設け、これに対応して凸部66の個数を増やしてもよい。この場合、プロセスユニット1つ当たりの荷重を複数の凸部66で分散して受けることができるので、1つの凸部66に荷重が集中することによる破損を防止することができる。
ここで、第11実施形態に係る容器ホルダ200のロック機構について説明する。
図41に示すように、装置本体100には、容器ホルダ200を上方へ回動するように付勢する付勢部材としてのバネ(トーションバネ)118が、支軸104と同軸上に設けられている。これに対し、容器ホルダ200には、前記バネ118の付勢力に抗して容器ホルダ200を収納状態で保持するためのロック機構119が設けてある。
ロック機構119は、容器ホルダ200の前端部の回動支点124を中心に回動可能に設けられたレバー部材121と、レバー部材121の先端部に設けられた係止爪122と、レバー部材121の先端部を前方へ付勢する付勢部材としてのバネ(圧縮バネ)125とを有する。また、装置本体100の前壁106には、係止爪122が係止される凹状の被係止部123が設けてある。
ロック状態を解除する場合は、レバー部材121の係止爪122が設けられている先端部とは反対側の端部を、図41の矢印A方向に回動操作することで、被係止部123に対する係止爪122の係止を解除することができる。係止爪122の係止が解除されると、容器ホルダ200は上記バネ118の付勢によって装置本体100に対して上方へ浮き上がる。そして、ユーザー等の操作者が容器ホルダ200を上方へ持ち上げることで、容器ホルダ200が装置本体100から外部に露出した露出状態にすることができる。
また、図42に示すように、容器ホルダ200を下方に回動させると、係止爪122が前壁106に当接し、その反力でレバー部材121が図の時計回りに回動する。これにより、係止爪122が後方へ退避した状態となり、そのまま前壁106に沿って下方へ案内される。そして、係止爪122が被係止部123に達したときに、バネ125の付勢によりレバー部材121が図の反時計回りに回動され、係止爪122が被係止部123に係止される(図41参照)。この状態で、ロック機構119がロック状態となり、容器ホルダ200が装置本体100内に収納された状態で保持される。
ところで、容器ホルダ200を下方へ回動させて収納状態にする際、図43に示すように、係止爪122は、被係止部123の位置に達すると、バネ125による付勢で回動支点124を中心とする円の接線方向(図の矢印B方向)に移動しようとする。しかしながら、この接線方向の移動は、係止爪122が被係止部123の上縁に引っ掛かる方向の移動であるため、係止爪122の先端部が被係止部123の位置に到達した時点では、係止爪122が被係止部123内に進入しにくい。そこで、係止爪122を被係止部123内に進入しやすくするために、図44に示すように、係止爪122の先端部が被係止部123の上縁に達した位置(図の二点鎖線で示す位置)よりもさらに下方へ容器ホルダ200を押し込むことができるように構成している。
さらに、本実施形態では、容器ホルダ200を下方へ押し込んだ際、容器ホルダ200に設けられている突き当て部206が装置本体100の上部に突き当たることで、押し込み量を規定している。しかし、突き当て部206が装置本体100と突き当たる前に、容器ホルダ200の凸部66がプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの凹部67の底に当接すると、所定の押し込み量を確保できなくなる。また、凸部66が凹部67に当接することにより、プロセスユニット1Y,1N,1C,1Bkが傷ついたり破損したりする虞もある。そのため、突き当て部206が装置本体100と突き当たる前に、凸部66が凹部67の底に当接しないように、係止爪122の先端部が被係止部123の上縁に達した状態(図44の二点鎖線で示す状態)において、凸部66と凹部67の底との間隔D1を、突き当て部206と装置本体100との間隔D2よりも大きくしている。
また、凸部66が凹部67内に進入する際、凸部66の先端部が凹部67の開口縁に引っ掛からないようにするため、図45(a)に示すように、凸部66の先端部に、その進入方向へ向かって互いに接近するように傾斜する直線状の傾斜面66aを設けてもよい。あるいは、図45(b)に示すように、凹部67の開口縁に、凸部66の進入方向に向かって互いに接近するように傾斜する直線状の傾斜面67aを設けてもよい。また、図45(c)に示すように、凸部66と凹部67の両方に、上記傾斜面66a,67aを設けてもよい。
また、上記直線状の傾斜面66a,67aに代えて、図46に示すように、凸部66の先端部と凹部67の開口縁の少なくとも一方に、曲面66b,67bを設けてもよい。この場合も、上記と同様に、凸部66の先端部が凹部67の開口縁に引っ掛かりにくくなり、円滑に凸部66を進入させることが可能となる。
図47は、第12実施形態を示す図である。
図47に示すように、第12実施形態では、上記第11実施形態とは反対に、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに凸部68を設け、容器ホルダ200に前記凸部68と係合する凹部69を設けている。この場合も上記と同様に、衝撃による慣性力で、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが側壁105側へ移動しても、凸部68が凹部69の側面に係合することで、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの移動が規制され、側壁105の外側への倒れを抑制することができる。また、この場合、万が一、凸部68が破損したとしても、消耗品であるプロセスユニットの交換により対応できるため、交換品ではない容器ホルダ200に凸部を設けるよりも交換に要するコストや時間が少なくて済む利点がある。一方、上記第11実施形態のように、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに凸部を設けていない構成は、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの梱包サイズが大きくなるのを防止できるため、輸送コストアップを回避できる利点がある。
図48及び図49は、第13実施形態を示す図である。
図49に示すように、第13実施形態では、上記第12実施形態と同様に、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに凸部68を設けているが、さらに、凸部68に、凸部68を把持するための孔形状の把持部70を設けている。
この場合、図49に示すように、カバー101を開き、容器ホルダ200を上方へ回動させた状態で、ユーザー等の操作者は、凸部68に設けられた把持部70を把持して、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkを装置本体100に対して着脱することができる。このように、操作者が把持しやすい把持部70を設けることで、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの着脱操作が行いやすくなる。
図50〜図52は、第14実施形態を示す図である。
図50に示すように、第14実施形態は、容器ホルダ200に凸部66を設けた構成である。上述の実施形態では、凸部66を容器ホルダ200に対して固定しているが、本実施形態では、凸部66を容器ホルダ200に対して突出する方向と収納される方向とに移動可能に構成している。具体的には、容器ホルダ200にガイドレール207を設け、このガイドレール207に沿って移動可能な軸部66cを各凸部66に設けている。図51に示すように、1つの凸部66に対して、ガイドレール207が左右両側にそれぞれ配置され、各ガイドレール207に対し一対の軸部66cを介して凸部66が支持されている。
この場合、図52に示すように、容器ホルダ200を上方に回動させると、凸部66の自重により、軸部66cがガイドレール207に沿って図の矢印C方向に移動する。その結果、凸部66は、容器ホルダ200に対して突出した状態から、容器ホルダ200側へ退避した退避状態となる。また、容器ホルダ200を上方へ完全に回動させた状態で、軸部66cがガイドレール207に沿って移動しやすいように、ガイドレール207の鉛直方向に対する傾斜角度θは30°以上60°以下に設定することが望ましい。
反対に、容器ホルダ200を下方に回動させた場合は、凸部66の自重により、軸部66cがガイドレール207に沿って上記矢印C方向とは反対方向に移動し、凸部66が容器ホルダ200から突出した突出状態となる。また、このとき、凸部66は、容器ホルダ200の当接面208に当接することにより、所定の位置に保持される(図50参照)。
上記のように、本実施形態によれば、容器ホルダ200を上方へ回動させると、凸部66が容器ホルダ200に対して突出しない退避状態となる。これにより、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの着脱操作の際に、操作者の手が凸部66に当たるのを回避することができるので、プロセスユニットの着脱作業において、安全性が向上すると共に、作業が行いやすくなる。また、凸部66の破損も回避できる。さらに、容器ホルダ200の回動操作に連動して凸部66が突出状態と退避状態とに切り換わるため、操作性にも優れる。
図53〜図55は、第15実施形態を示す図である。
図53及び図54に示すように、第15実施形態では、凸部66の軸部66cが、容器ホルダ200に設けられた軸受け209によって回動可能に支持されている。
この場合、図55に示すように、容器ホルダ200を上方に回動させると、凸部66が自重により軸部66cを中心に図の矢印E方向に回動する。その結果、凸部66は、容器ホルダ200に対して突出した状態から、突出しない退避状態となる。
反対に、容器ホルダ200を下方に回動させた場合は、凸部66が自重により上記矢印E方向とは反対方向に回動し、凸部66が容器ホルダ200から突出した突出状態となる。また、このとき、凸部66は、容器ホルダ200の当接面208に当接することにより、所定の位置に保持される(図53参照)。
このように、上記第14実施形態と同様に、容器ホルダ200を上方へ回動させると、凸部66が容器ホルダ200から突出しない退避状態となるため、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの着脱操作の際に、操作者の手が凸部66に当たるのを回避することができる。これにより、プロセスユニットの着脱作業において、安全性が向上すると共に、作業が行いやすくなる。また、凸部66の破損も回避できる。加えて、容器ホルダ200の回動操作に連動して、凸部66が突出状態と退避状態とに切り換わるため、操作性にも優れる。
なお、凸部66は、退避状態で容器ホルダ200に対して完全に突出しない状態となることが好ましいが、完全に突出しなくてもよい。例えば、容器ホルダ200に対する凸部65の突出量が少なくなるだけでも、操作者の手が凸部66に当たりにくくすることができる。従って、凸部66を回動又はスライド移動させて、容器ホルダに対する突出量が少なくなる退避状態とすることで、プロセスユニットの着脱操作における安全性と作業性を向上させることが可能である。
図56は、第16実施形態を示す図である。
上述の実施形態では、容器ホルダ200によってプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの移動を規制するように構成しているが、図56に示す第16実施形態では、トナーカートリッジ30がプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの移動を規制する構成である。すなわち、トナーカートリッジ30に、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに設けられた凹部67と係合する移動規制部としての凸部71を設けている。上記と同様に、衝撃による慣性力で、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが側壁105側へ移動しても、凸部71が凹部67の側面に係合することで、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの移動が規制され、側壁105の外側への倒れを抑制できる。また、反対に、プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkに凸部を設け、この凸部と係合する凹部をトナーカートリッジ30に設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明によれば、装装置本体内に挿脱可能に収納される収納部材としての、容器ホルダやトナーカートリッジに、上述の種々の変形抑制機構を設けることで、置本体の側壁の変形(倒れ)を抑制することが可能である。これにより、側壁の永久変形や破損を防止できると共に、プロセスユニットの位置や脱落を防止できるようになる。その結果、装置本体側の駆動ギアに対するプロセスユニット側の駆動伝達ギアの位置ずれ、装置本体側の電極に対するプロセスユニット側の電気接点部の位置ずれ、トナーカートリッジの供給口に対するプロセスユニットの補給口の位置ずれ、さらには、LEDヘッドアレイに対する感光体の位置ずれ等を低減することが可能となり、画像形成等の機能を維持することができる。また、上述の実施形態のように、容器ホルダにLEDヘッドアレイを取り付けている構成においては、装置本体の側壁の変形を抑制することで、容器ホルダの変形を抑制することができ、容器ホルダの変形に伴うLEDヘッドアレイの位置ずれや給電用の電極部の不具合を回避することもできる。
また、本発明によれば、側壁を補強する補強部材や、使用時に取り外しが必要な固定部材を設ける必要がないので、装置の大型化や操作性を損なうことなく、側壁の変形を抑制することが可能である。なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
1Y,1M,1C,1Bk プロセスユニット
1a 側面
2 感光体
2a ギア部
3 帯電ローラ
4 現像装置
5 クリーニングブレード
6 露光装置
7 転写装置
8 中間転写ベルト
9 駆動ローラ
10 従動ローラ
11 一次転写ローラ
12 二次転写ローラ
13 ベルトクリーニング装置
14 廃トナー収容器
15 給紙トレイ
16 給紙ローラ
17 排紙ローラ
18 排紙トレイ
19 レジストローラ
20 定着装置
23 補強部材
24 補強部材
25 止め輪
26 止め輪
30 トナーカートリッジ
30a 側面
30b 下面
30c 上面
30D 本体部
30E カバー部
30f 爪部材
30g 係止孔
30h 収容空間部
30i 孔部
30j ガイド孔
30k 開口部
31 給電部
32 駆動部
33 給電基板
34 電気接点部
35 電極
36 バネ
37 挿通孔
38 駆動ギア
39 制御基板
40 電気接点部
41 電極
42 バネ
43 挿通孔
44 駆動ギア
45 駆動伝達ギア
46 供給口
47 補給口
48 貫通孔
51 第1の受け部
52 第2の受け部
52a 傾斜面
52b 傾斜面
52c 先端部
52d 基端部
52e ストッパ部
52f 傾斜面
52g 傾斜面
53 突起
54 凹形状
55 台座部
56 バネ
57 バネ
61 ホルダ側係合部
61a 水平部
61b 垂下部
61b1 内側傾斜面
61b2 外側傾斜面
62 側壁側係合部
62a 水平部
62b 立ち上り部
62b1 傾斜面
63 ホルダ側係合部
64 容器側係合部
65 容器側係合部
66 凸部(移動規制部)
66a 傾斜面
66b 曲面
66c 軸部
67 凹部
67a 傾斜面
67b 曲面
68 凸部
69 凹部(移動規制部)
70 把持部
71 凸部(移動規制部)
100 装置本体
101 カバー
103 支軸
104 支軸
105 側壁
105a 内側壁
105a1 傾斜面
105b 外側壁
106 前壁
107 後壁
108 窪部
109 ガイド部
110 突起
110a 先端部
110b 基端部
110c ストッパ部
111 孔部
112 収容空間部
113 バネ
114 支持部
114a 先端部
114b 傾斜面
115 被係合部
116 係合爪
117 カバー側係合部
118 バネ
119 ロック機構
120 容器装着部
121 レバー部材
122 係止爪
123 係止部
124 回動支点
125 バネ
130 ユニット装着部
200 容器ホルダ
201 側壁部
201a 傾斜面
202 前壁部
203 後壁部
204 底壁部
205 軸挿通部
206 突き当て部
207 ガイドレール
208 当接面
209 軸受け
θ 傾斜角度
特許第5062276号公報

Claims (20)

  1. 互いに対向する一対の側壁を有する装置本体と、
    前記装置本体内に挿脱可能に収納される収納部材を備える画像形成装置において、
    前記収納部材に、前記側壁の変形を抑制する変形抑制機構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変形抑制機構として、前記収納部材の前記側壁側の面に、前記側壁を受け止めて前記側壁の内側への変形を抑制する受け部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記収納部材と前記側壁との間に間隔を有し、
    前記受け部の位置で、前記収納部材と前記側壁との間隔が最も狭くなるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記収納部材は装置本体の上部から挿脱可能であって、
    前記受け部を、前記側壁の上部に対応する位置に配置したことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記収納部材は、現像剤を収容する現像剤収容器であって、
    当該現像剤収容器に前記受け部を設けたことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記収納部材は、前記現像剤収容器と、当該現像剤収容器を着脱可能に保持する容器ホルダとを備え、
    前記受け部として、前記側壁を直接的に受け止めるように前記容器ホルダの側壁部に設けられた第1の受け部と、前記側壁を第1の受け部を介して前記側壁を間接的に受け止めるように前記現像剤収容器に設けられた第2の受け部とを備えたことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記容器ホルダが有する一対の側壁部間での前記現像剤収容器の水平方向移動を規制する水平移動規制部を設け、
    前記水平移動規制部は、前記容器ホルダと前記現像剤収容器の一方に設けられた突起と、前記容器ホルダと前記現像剤収容器の他方に設けられると共に前記突起が係合する凹形状とを有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記容器ホルダは、前記側壁に対し支軸を介して回動可能に設けられ、回動することにより、装置本体内に挿入されて収納された収納状態と、その収納状態から脱して装置本体から外部に露出した露出状態とに切換可能であって、
    前記支軸の近傍に前記受け部を配置したことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記受け部を前記側壁に対して接近離間する方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 装置本体に開閉可能に設けられたカバーを備え、
    前記カバーに、当該カバーを閉じた際に前記受け部を前記側壁に対して接近した状態で支持する支持部を設けたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記変形抑制機構として、前記収納部材に前記側壁と係合可能な係合部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記収納部材は、現像剤を収容する現像剤収容器を備え、
    前記現像剤収容器に前記係合部を設けたことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 装置本体に開閉可能に設けられたカバーを備え、
    前記前記カバーを閉じた状態で、当該カバーと前記現像剤収容器とを係合可能にしたことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記収納部材は、現像剤を収容する現像剤収容器を着脱可能に保持する容器ホルダを備え、
    前記容器ホルダに、前記係合部を設けたことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  15. 装置本体に開閉可能に設けられたカバーを備え、
    前記カバーを閉じた状態で、当該カバーと前記容器ホルダとを係合可能にしたことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記変形抑制機構は、前記収納部材に他の収納部材の前記側壁側への移動を規制する移動規制部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 前記収納部材として、少なくとも感光体を有するプロセスユニットと、現像剤を収容する現像剤収容器とを備え、
    前記現像剤収容器に、前記プロセスユニットの前記側壁側への移動を規制する移動規制部を設けた請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記収納部材は、少なくとも感光体を有するプロセスユニットと、現像剤を収容する現像剤収容器を着脱可能に保持する容器ホルダとを備え、
    前記容器ホルダに、前記プロセスユニットの前記側壁側への移動を規制する移動規制部を設けたことを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  19. 前記移動規制部は、前記プロセスユニットに設けられた凹部と係合可能な凸部を備え、
    前記容器ホルダは、装置本体内に挿入されて収納された収納状態と、その収納状態から脱して装置本体から外部に露出した露出状態とに切換可能に構成されたものであって、
    前記容器ホルダを前記露出状態にした際、前記凸部を、前記容器ホルダに対する突出量が少なくなる退避状態に切換可能に構成したことを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記プロセスユニットに、前記移動規制部としての凹部と係合可能な凸部を設け、
    前記凸部に、前記プロセスユニットの着脱操作時に把持するための把持部を設けたことを特徴とする請求項17又は18に記載の画像形成装置。
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