JP5330080B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記カバーの下端部に、下方へ突出する係止片を設ける一方、前記ケース本体の底板の正面側端部に、前記カバーにより前記正面の開口を閉塞した際、前記係止片が係止する係止孔を開設したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記ケース本体の底板の正面側縁に、上方へ突出するリブを設ける一方、前記カバーの下端部に、前記正面の開口を閉塞した際、前記リブの前面に当接した状態で位置する重ねリブを設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、一方端部に電源側端子が、他方端部に負荷側端子が設けられているとともに、電路開閉部が負荷側端子の近傍に設けられた回路遮断器であって、前記ケース部材が、前記ケース本体の正面を前記電源側端子側に向けた姿勢で備えられていることを特徴とする。
また、カバーが、ケース本体に対して着脱自在であるため、カバーを取り外すことにより、配線の接続作業時にカバーが邪魔になったりすることがなく、作業性の更なる向上を図ることができる。
さらに、側板の正面側端部の内面にレール溝を設け、当該レール溝にカバーの左右両側縁を係合させることによってカバーをケース本体に取付可能としているため、ケース部材の側面からのアークガスの侵入を確実に防止することができる。
さらにまた、請求項2に記載の発明によれば、カバーの下端部に、下方へ突出する係止片を設ける一方、ケース本体の底板の正面側端部に、カバーにより正面の開口を閉塞した際、係止片が係止する係止孔を開設しているため、配線の余長等によってカバーが大きく撓んだりすることがなく、アークガスの侵入をより確実に防止することができる。
またさらに、請求項3に記載の発明によれば、ケース本体の底板の正面側縁に、上方へ突出するリブを設ける一方、カバーの下端部に、正面の開口を閉塞した際、リブの前面に当接した状態で位置する重ねリブを設けているため、当該部位が二重構造となり、カバーの下縁と底板との隙間からアークガスが侵入する事態を効果的に防止することができる。
加えて、請求項4に記載の発明によれば、一方端部に電源側端子が、他方端部に負荷側端子が設けられているとともに、電路開閉部が負荷側端子の近傍に設けられた回路遮断器であって、ケース部材が、ケース本体の正面を電源側端子側に向けた姿勢で備えられているため、アークガスの発生部とカバーにより開閉する正面の開口とが離れており、アークガスが正面の開口を介してケース部材内へ侵入しづらくなっている。
ケース部材6は、ケース本体6Aと、ケース本体6Aに着脱自在なカバー6Bとからなる。ケース本体6Aは、背板11、底板12、及び一対の側板を一体的に備えてなる箱状体で、隣接する2面(ここでは正面及び上面)が開口している。各側板13の正面側端部の内面には、カバー6Bを取り付けるためのレール溝14が上下方向に刻設されている。また、底板12の正面側端部の略中央位置には、カバー6Bの係止片22が係止可能な係止孔15が穿設されている。さらに、底板12の正面側端縁に沿って、上方へ突出するリブ16が設けられている。加えて、背板11の上端縁は、電子基板5を固定するために後方へ折り返されており、折り返し部の後端にも、上方へ突出するリブ17が設けられている。尚、底板12の前端部左右両側には、ケース部材6内へ配線を引き込むための引込孔が設けられている。
また、ケース部材6が、カバー6B側を負荷側端子4、4・・側へ向けた姿勢で設置されているため、アークガスの発生部とカバー6Bにより開閉する正面開口とが離れており、アークガスが正面開口を介してケース部材6内へ侵入しづらくなっている。
さらに、カバー6Bを取り付けるためのレール溝14をケース本体6Aの側板13、13内面に設けているため、ケース部材6の側面からのアークガスの侵入を確実に防止することができる。
またさらに、カバー6Bの下端部に重ねリブ23、23を設ける一方、ケース本体6Aの底板12の前端縁に沿って上方へ突出するリブ16を設けており、カバー6Bにより正面開口を閉塞した際、重ねリブ23、23の後面とリブ16の前面とが当接した二重構造となるように構成している。したがって、カバー6Bの下縁と底板13との隙間からアークガスが侵入する事態を効果的に防止することができる。
また、カバーの形状も適宜変更可能であって、たとえば上記実施形態のケース本体に対し、その上面開口までもを閉塞する側面視L字状のカバーとしても何ら問題はないし、正面開口を開閉するカバーと上面開口を開閉するカバーとの2つのカバーを備えるように構成することも可能である。
さらに、ケース本体のどの面を開口させるかについても適宜設計変更可能であって、上面と側面とが開口していてもよいし、正面と左右両側面の3面を開口させても何ら問題はない。ただ、開口する面が多くなればなるほどアークガス侵入のおそれは増すため、上記実施形態に記載のものがベストとなる。
加えて、カバーに設ける係止片や重ねリブの有無や数、位置等についても適宜変更可能であるし、ケース部材の基台上での設置位置についても上記実施形態に何ら限定されないことは言うまでもない。
Claims (4)
- 短絡や過電流等の異常電流を検知する電子基板と、当該電子基板を収容する略直方体の箱状に成形されたケース部材とを備えてなる回路遮断器であって、
前記ケース部材が、背板、底板、及び一対の側板を一体成形してなる箱状体で、正面及び上面が開口しているケース本体と、前記ケース本体に対して着脱自在で、前記正面の開口を開閉するカバーとからなるとともに、
前記ケース本体における前記側板の正面側端部の内面にレール溝を設け、当該レール溝に前記カバーの左右両側縁を係合させることによって前記カバーを前記ケース本体に取付可能としたことを特徴とする回路遮断器。 - 前記カバーの下端部に、下方へ突出する係止片を設ける一方、前記ケース本体の底板の正面側端部に、前記カバーにより前記正面の開口を閉塞した際、前記係止片が係止する係止孔を開設したことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
- 前記ケース本体の底板の正面側縁に、上方へ突出するリブを設ける一方、前記カバーの下端部に、前記正面の開口を閉塞した際、前記リブの前面に当接した状態で位置する重ねリブを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回路遮断器。
- 一方端部に電源側端子が、他方端部に負荷側端子が設けられているとともに、電路開閉部が負荷側端子の近傍に設けられた回路遮断器であって、
前記ケース部材が、前記ケース本体の正面を前記電源側端子側に向けた姿勢で備えられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の回路遮断器。
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