JP5329127B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信機器等の発熱体が収容された筐体の内部を冷却する冷却装置に関するものである。
このような冷却装置として、例えば、特許文献1に記載の冷却装置がある。これは、発熱体が収容された筐体の内部に配される高温側熱交換器と、筐体の外部で高温側熱交換器より高い位置に配される低温側熱交換器と、高温側熱交換器で沸騰気化した気相冷媒を低温側熱交換器へ導入する気相冷媒用配管と、低温側熱交換器で凝縮した液相冷媒を高温側熱交換器へ導入する液相冷媒用配管とを備えている。
さらに、特許文献1に記載の冷却装置では、例えば、高温側熱交換器と低温側熱交換器とをそれぞれ2枚ずつ用い、1枚の高温側熱交換器と1枚の低温側熱交換器とを一組として冷媒回路を構成し、すなわち、二組の高温側熱交換器と低温側熱交換器とによって、2つの独立した冷媒回路を構成しており、筐体の内部の高温流体が2枚の高温側熱交換器を順に通過するようになっている。
特開2007−147262号公報(例えば、段落0057、0076、図1(b)参照)
上記のように高温側熱交換器を複数枚用いる方法によれば、冷却装置全体としての冷却性能は向上するが、この方法は、一組の高温側熱交換器と低温側熱交換器とによる冷却性能を向上させたものではない。
一組の高温側熱交換器と低温側熱交換器とによる冷却性能を向上させることができれば、例えば、上記のような高温側熱交換器と低温側熱交換器とをそれぞれ複数枚ずつ備える冷却装置の冷却性能をさらに向上させたり、高温側熱交換器と低温側熱交換器とをそれぞれ1枚ずつのみ備える冷却装置の冷却性能を向上させたりすることができる。
本発明は上記点に鑑みて、一組の高温側熱交換器と低温側熱交換器とによる冷却性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)を有する1枚の高温側熱交換器(3)と、第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)を有する1枚の低温側熱交換器(4)とを備え、第1の高温側熱交換コア部(3a)とこれに対応する第1の低温側熱交換コア部(4a)とによって構成される冷媒回路と、第2の高温側熱交換コア部(3b)とこれに対応する第2の低温側熱交換コア部(4b)とによって構成される冷媒回路とは、独立した冷媒回路であり、第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)は、コア面に平行な方向で並んで配置されており、高温側熱交換器(3)は、第1の高温側熱交換コア部(3a)を通過した高温流体がUターンして、第2の高温側熱交換コア部(3b)を通過するようになっており、低温側熱交換器(4)は、筐体(2)の外部の低温流体が、第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)のそれぞれを並列に通過するようになっていることを特徴としている。
これによれば、1枚の高温側熱交換器に第1、第2の高温側熱交換コア部を設け、1枚の低温側熱交換器に第1、第2の低温側熱交換コア部を設け、1つの高温側熱交換コア部と1つの低温側熱交換コア部とによって独立した冷媒回路を形成することで、一組の高温側熱交換器と低温側熱交換器に対して、2つの独立した冷媒回路を形成している。そして、高温側熱交換器は、第1、第2の高温側熱交換コア部がコア面に平行な方向で並んで配置されており、第1、第2の高温側熱交換コア部を順に高温流体が通過するようになっているので、高温流体を2つの独立した冷媒回路によって冷却することができる。この結果、一組の高温側熱交換器と低温側熱交換器とによる冷却性能を向上させることができる。
さらに、これによれば、外部の低温流体が、第1、第2の低温側熱交換コア部を順に通過するのではなく、第1、第2の低温側熱交換コア部のそれぞれを並列に通過することで、外部の低温流体が第1、第2の低温側熱交換コア部を順に通過する場合と比較して、2つの独立した冷媒回路による冷却性能を向上させることができる。
具体的には、例えば、請求項に示すように、高温側熱交換器における第1ヘッダタンク(23)内に第1仕切壁(31)を設け第2ヘッダタンク(24)内に第2仕切壁(32)を設けることにより、第1、第2仕切壁(3132)を境界として、高温側熱交換器(3)を第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)に分割し、
低温側熱交換器(4)における第1ヘッダタンク(27)内に第1仕切壁(33)を設け、第2ヘッダタンク(28)内に第2仕切壁(34)を設けることにより、第1、第2仕切壁(3334)を境界として、低温側熱交換器(4)を、第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)に分割することができる。
また、例えば、請求項に示すように、内部空間に高温側熱交換器(3)を収容し、内部空間が高温側熱交換器(3)によって区画された2つの空間のうち一方の空間側に筐体(2)の内部の高温流体を吸い込む吸込口(12)と、筐体(2)の内部に熱交換後の高温流体を吹き出す吹出口(13)とが設けられたケース(10)と、吸込口(12)から第1の高温側熱交換コア部(3a)に向かって流体が流れる流体通路と、第2の高温側熱交換コア部(3b)から吹出口(13)に向かって流体が流れる流体通路とが形成されるように、ケース(10)の内部空間のうち一方の空間を仕切る仕切部材(14)とによって、第1の高温側熱交換コア部(3a)を通過した高温流体をUターンさせて、第2の高温側熱交換コア部(3b)を通過させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明を携帯電話通信網基地局の通信機器が収容された筐体内を冷却する通信機器用冷却装置に適用した例である。
図1に、本発明の第1実施形態における冷却装置1の全体構成を示す。本実施形態の冷却装置1は、いわゆる沸騰式、すなわち、熱サイフォン式の冷却装置であり、図1に示すように、筐体2の内部に配置される高温側熱交換器としての沸騰器3と、筐体2の外部に配置される低温側熱交換器としての凝縮器4と、沸騰器3と凝縮器4とを連結する気相冷媒用配管5および液相冷媒用配管6と、沸騰器3に送風する室内ファン7と、凝縮器4に送風する室外ファン8とを備えている。
筐体2は、密閉された内部に発熱体である通信機器9を収容している。通信機器9の発熱によって筐体の内部は外部よりも高温となる。
沸騰器3は、沸騰器用ケース10に収容された状態で、筐体2の上部に設置されている。沸騰器3は、鉛直方向に平行な筐体2の側壁2aに対して所定角度傾斜した姿勢で取り付けられている。
一方、凝縮器4は、凝縮器用ケース11に収容された状態で、筐体2の天板2bの上に設置されており、沸騰器3よりも高い位置に設置されている。凝縮器4も、沸騰器3と同様に、筐体2の側壁2aに対して所定角度傾斜した姿勢で取り付けられている。
図2に、図1中の冷却装置1のうち沸騰器3および凝縮器4を図1中の矢印D1方向からみた沸騰器3および凝縮器4の正面図を示す。
図2に示すように、本実施形態の冷却装置1では、1枚の沸騰器3と1枚の凝縮器4とを用いている。
1枚の沸騰器3は、正面からみたときに鉛直方向に平行に配された複数本のチューブ21と、隣り合う各チューブ21間に介在されたフィン22と、水平方向に平行に配されるとともに各チューブ21の上下両端に接続されて各チューブ21を相互に連通する第1、第2ヘッダタンクとしての上部ヘッダタンク23と下部ヘッダタンク24とを有して構成され、これらが一体ろう付けにより接合されている。ここで、正面からみたときにチューブ21が鉛直方向に平行に配されるとは、チューブ21が水平に配置されているのではなく、チューブ21の一端と他端とがそれぞれ上側と下側とに位置し、沸騰器3を側面側からみたときにチューブ21が鉛直方向に平行になっていない場合も含む意味である。
チューブ21は、例えば、アルミニウムや銅等の伝熱性に優れた金属材により断面形状が偏平な長円形状であって、直線状に伸びるように形成されている。
フィン22は、例えば、アルミニウムの薄板を交互に折り曲げて波状に成形したもので、各折り曲げ部でチューブ21の表面に接合されている。
各ヘッダタンク23、24は、それぞれチューブ21と同じ金属材により両端が閉じた略筒形状に形成され、各ヘッダタンク23、24の長手方向、すなわち、図2中の左右方向に一定の間隔をおいて各チューブ21の端部が挿入されている。
1枚の凝縮器4は、凝縮器3と同様に、正面からみたときに鉛直方向に平行に配された複数本のチューブ25と、隣り合う各チューブ25間に介在されたフィン26と、水平方向に平行に配されるとともに各チューブ25の上下両端に接続されて各チューブ21を相互に連通する第1、第2ヘッダタンクとしての上部ヘッダタンク27と下部ヘッダタンク28とを有して構成され、これらは一体ろう付けにより接合されている。凝縮器4のチューブ25、フィン26および上部ヘッダタンク27は、沸騰器3のチューブ21、フィン22および上部ヘッダタンク23と同様の形状および材質である。
そして、本実施形態では、沸騰器3の上部、下部ヘッダタンク23、24内部の中央部に、それぞれ、ヘッダタンク23、24の内部空間を長手方向で並ぶ2つの空間に仕切る第1、第2仕切壁31、32が設けられている。同様に、凝縮器4の上部、下部ヘッダタンク27、28内部の中央部に、それぞれ、ヘッダタンク27、28の内部空間を長手方向で並ぶ2つの空間に仕切る第1、第2仕切壁33、34が設けられている。
これら4つの仕切壁31、32、33、34は、チューブ21、25と同じもしくは異なる金属板材によって構成される仕切壁であり、各ヘッダタンク23、24、27、28に、一体ろう付けされている。
この結果、沸騰器3は、沸騰器3の第1、第2仕切壁31、32を境にして、高温側熱交換コア部としての第1のコア部3aと第2のコア部3bの2つに分割されており、凝縮器4は、凝縮器4の第1、第2仕切壁33、34を境にして、低温側熱交換コア部としての第1のコア部4aと第2のコア部4bの2つに分割されている。
沸騰器3の第1のコア部3aは、上部ヘッダタンク23および下部ヘッダタンク24のうち第1、第2仕切壁31、32よりも片側、例えば、右側の部位23a、24aと、これらの間に位置するチューブ21と、フィン22とによって構成されており、沸騰器3の第2のコア部3bは、上部ヘッダタンク23および下部ヘッダタンク24の左側の部位23b、24bと、これらの間に位置するチューブ21と、フィン22とによって構成されている。
沸騰器3の第1のコア部3aと第2のコア部3bとは、第1、第2のコア部のコア面に平行な方向、すなわち、上部、下部ヘッダタンク23、24の長手方向と平行な方向に並んで配置されている。
同様に、凝縮器4の第1のコア部4aは、上部ヘッダタンク27および下部ヘッダタンク28のうち第1、第2仕切壁33、34よりも片側、例えば、右側の部位27a、28aと、これらの間に位置するチューブ25と、フィン26とによって構成されており、凝縮器4の第2のコア部4bは、上部ヘッダタンク27および下部ヘッダタンク28の左側の部位27b、28bと、これらの間に位置するチューブ25と、フィン26とによって構成されている。
凝縮器4の第1のコア部4aと第2のコア部4bとは、第1、第2のコア部のコア面に平行な方向、すなわち、上部、下部ヘッダタンク27、28の長手方向と平行な方向に並んで配置されている。
また、本実施形態では、沸騰器3と凝縮器4とは、2本の気相冷媒用配管5および2本の液相冷媒用配管6によって接続されている。すなわち、沸騰器3の第1のコア部3aと、これに対応する凝縮器4の第1のコア部4aとは、上側ヘッダタンク23a、27a同士が第1の気相冷媒用配管5aによって連通されており、下側ヘッダタンク24a、28b同士が第1の液相冷媒用配管6aによって連通されており、これらによって、1つの冷媒回路が構成されている。
同様に、沸騰器3の第2のコア部3bと、凝縮器4の第2のコア部4bと、第2の気相冷媒用配管5bと、第2の液相冷媒用配管6bとによって、1つの冷媒回路が構成されている。
気相冷媒用配管5a、5bは、沸騰器3で液相冷媒が沸騰して気化した気相冷媒を凝縮器4へ導くものであり、液相冷媒用配管6a、6bは凝縮器4で気相冷媒が凝縮された液相冷媒を蒸発器3へ導くものである。これらの配管5a、5b、6a、6bは、例えば、アルミニウム等の金属製パイプによって構成される。また、冷媒としては、例えば、HFC134a等のフロン系冷媒が用いられる。
このように、本実施形態では、一組の沸騰器3および凝縮器4において、独立した2つの冷媒回路が構成されている。
図3(a)、(b)にそれぞれ図1中の沸騰器用ケース10をD2方向からみた下面図、D1方向からみた側面図を示す。また、図4(a)、(b)、(c)にそれぞれ図1中の沸騰器用ケース10のみをD2方向からみた下面図、D1方向からみた側面図、図1と同じ方向からみた断面図を示す。
沸騰器用ケース10は、図1、図3(a)、(b)、図4(a)、(b)に示すように、上面を省略した略直方体である。なお、沸騰器用ケース10は上面を有していても良い。
そして、図3(a)、図4(a)に示すように、沸騰器用ケース10の下面10aには、内気を吸い込む吸込口12をなす開口部が形成されている。図3(a)に示すように、吸込口12は、沸騰器用ケース10の下面10aのうち沸騰器3の第1のコア部3aに対向する部位のみに配置されている。ここで、沸騰器用ケース10の下面10aのうち沸騰器3の第1のコア部3aに対向する部位とは、沸騰器用ケース10の下面10aに沸騰器3を投影したときに第1のコア部3aが位置する領域を意味する。
また、図3(b)、図4(b)に示すように、沸騰器用ケース10の側面10bには、熱交換後の内気を吹き出す吹出口13をなす開口部が形成されている。図3(b)に示すように、吹出口13は、沸騰器用ケース10の側面10bのうち沸騰器3の第2のコア部3bに対向する部位のみに配置されている。ここで、沸騰器用ケース10の側面10bのうち沸騰器3の第2のコア部3bに対向する部位とは、沸騰器用ケース10の側面10bに沸騰器3を投影したときに第2のコア部3bが位置する領域を意味する。
また、図1に示すように、沸騰器用ケース10の内部空間は、沸騰器3によって2つの空間に区画された状態であり、これら2つの空間のうち一方の空間側、例えば、図中下方の空間側に面するように、吸込口12と吹出口13とが沸騰器用ケース10に設けられている。そして、沸騰器用ケース10の内部であって、沸騰器3よりも吹出口13および吸込口12側の空間内に、2つの空間に仕切る仕切壁14が設けられている。
図5に、沸騰器3を上方からチューブに沿った方向でみたときの沸騰器3と仕切壁14の模式図を示す。なお、図5では、吹出口13および吸込口12を図示していないが、沸騰器用ケース10の内部空間のうち、沸騰器3よりも下方側の空間が沸騰器3よりも吹出口13および吸込口12側の空間である。
仕切壁14は、第1、第2のコア部3a、3bの境界近傍に配置されている。仕切壁14は、第1のコア部3aに流入する空気が流れる通路と第2のコア部3bから流出する空気が流れる通路とを形成するものである。この仕切壁14によって、沸騰器3よりも吹出口13および吸込口12側の空間に、吸込口12から内気が第1のコア部3aに向かって流れる流体通路と、第2のコア部3bから吹出口13に向かって内気が流れる流体通路とが形成されている。
仕切壁14は、板状部材によって構成され、図1、図4(c)示すように、沸騰器用ケース10の下面10a、側面10bおよび沸騰器3によって区画される空間を第1のコア部3a側と第2のコア部3b側とに仕切ることができるように、沸騰器用ケース10の下面10a、側面10bおよび沸騰器3に沿った三角形状である。
一方、沸騰器用ケース10の内部の沸騰器3によって区画された空間のうち、吹出口13および吸込口12側の空間とは反対側の空間は、仕切壁が設けられていないので、第1のコア部3aを通過した空気が第2のコア部3bに向かって流れる空気通路となる。
また、図1、図3(a)に示すように、沸騰器用ケース10内部のうち、沸騰器3よりも吸込口12側の空間であって、仕切壁14よりも第1のコア部3a側の空間に、室内ファン7が配置されている。室内ファン7は、筐体2の内気を沸騰器3に送風するものであり、例えば、軸流式ファンが用いられる。
このようにして、沸騰器用ケース10の内部において、室内ファン7が回転することによって、図1、5中の矢印のように、吸込口12から沸騰器用ケース10の内部に吸入された筐体2の内気は、第1のコア部3aを通過した後、Uターンして第2のコア部3bを通過して、吹出口13から筐体2の内部へ戻されるようになっている。なお、第1のコア部3aを通過する内気の流れ方向と、第2のコア部3bを通過する内気の流れ方向とは反対の関係である。
一方、凝縮器用ケース11は、図1に示すように、外気を吸い込む吸込口15と熱交換後の外気を吹き出す吹出口16とを有している。吸込口15および吹出口16は、凝縮器用ケース11に形成された開口部によって構成されている。図示しないが、吸込口15および吹出口16は、凝縮器用ケース11の壁面のうち、第1、第2のコア部4a、4bの両方に対向する位置に配置されている。
ここで、図6に、凝縮器4を上方からチューブに沿った方向でみたときの模式図を示す。
本実施形態では、図6中の矢印のように、凝縮器4の第1、第2のコア部4a、4bに対して外気が並列に流れるようになっている。すなわち、凝縮器4の第1、第2のコア部4a、4bは、外気流れに対して並列に配置されている。
これにより、凝縮器4を通過する外気は、第1、第2のコア部4a、4bを順に流れるのではなく、第1のコア部4aを通過する外気と、第2のコア部4bを通過する外気とに分岐して流れる。なお、第1、第2のコア部4a、4bを通過する外気の流れ方向は同じである。
室外ファン8は、筐体2の外気を凝縮器4に送風するものであり、例えば、軸流式ファンが用いられる。室外ファン8は、凝縮器用ケース12に収容された状態で、凝縮器4の隣に配置されている。
次に、上記した構成の冷却装置1の作用を説明する。
図1に示す通信機器9から発生する熱によって筐体2の内部温度が上昇した場合に、室内ファン7および室外ファン8が通電され、図1中の矢印のように、室内ファン7によって高温流体としての筐体2の内気が沸騰器3に送風され、室外ファン8によって低温流体としての外気が凝縮器4に送風される。
このとき、筐体2の内気は、図2、5中の矢印のように、沸騰器3の第1のコア部3aを通過した後、Uターンして、第2のコア部3bを通過する。一方、筐体2の外気は、図2、6中の矢印のように、凝縮器4の第1、第2のコア部4a、4bのそれぞれを並列に通過する。
これにより、沸騰器3の第1、第2のコア部3a、3bでは、図2に示す各チューブ21内に満たされている液相冷媒と内気とが熱交換し、液相冷媒が内気から受熱して沸騰し気相冷媒となる。この気相冷媒は、チューブ21内を上昇して上部ヘッダタンク23a、23bより気相冷媒用配管5a、5bを通って、沸騰器3の第1、第2のコア部3a、3bのそれぞれに対応する凝縮器4の第1、第2のコア部4a、4bの上部ヘッダタンク27a、27bへ流入する。
凝縮器4の第1、第2のコア部4a、4bでは、上部ヘッダタンク27a、27bから各チューブ25へ分配された気相冷媒が、各チューブ25を流れる際に、気相冷媒と外気とが熱交換して、潜熱を放出してチューブ25の壁面に凝縮して液相冷媒となる。この液相冷媒は、液滴となって下部ヘッダタンク28a、28bへ滴下する。下部ヘッダタンク28a、28bに溜まった液相冷媒は、液相冷媒用配管6a、6bを通って沸騰器3の第1、第2のコア部3a、3bの下部ヘッダタンク24a、24bへ流入し、下部ヘッダタンク24a、24bから再び沸騰器3の第1、第2のコア部3a、3bの各チューブ21へ供給されて、上記サイクルを繰り返す。
以上のように、冷媒が沸騰と凝縮とを繰り返して沸騰器3と凝縮器4とを自然循環することにより、筐体2の内気が冷却され、通信機器9の温度上昇が抑制される。
次に、本実施形態の主な特徴について説明する。
本実施形態では、1枚の沸騰器3と1枚の凝縮器4とからなる一組の沸騰器3と凝縮器4において、沸騰器3を第1、第2のコア部3a、3bに分割し、凝縮器4を第1、第2のコア部4a、4bに分割し、対応するコア部同士を気相冷媒用配管5a、5bおよび液相冷媒用配管6a、6bで連通させることで、2つの独立した冷媒回路を形成している。
そして、沸騰器3の第1、第2のコア部3a、3bを順に連続して内気が通過するようになっているので、沸騰器用ケース10の吸込口12から吸い込まれた内気は、第1のコア部3aで熱交換することによって温度が下がり、第1のコア部3aを通過することで温度が下がった内気は、第2のコア部3bで熱交換することによって、さらに温度が下がり、沸騰器用ケース10の吹出口13から吹き出される。
このように、本実施形態では、2つの独立した冷媒回路によって内気を冷却することができるので、本実施形態と同様の大きさの沸騰器と凝縮器とを一組備え、1つの冷媒回路を構成する沸騰器を内気が通過する場合と比較して、一組の沸騰器と凝縮器とによる冷却性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、凝縮器4においては、第1、第2のコア部4a、4bを連続して外気が通過するのではなく、第1、第2のコア部4a、4bのそれぞれを並列に通過するようになっている。
ここで、凝縮器4においても、沸騰器3と同様に、第1、第2のコア部4a、4bを順に外気が通過するようにしても良いが、この場合、第1、第2のコア部4a、4bのうち外気流れの下流側に配置された方では、上流側に配置されたコア部を通過した外気と熱交換することとなるため、一方の冷媒回路における潜熱の放熱量が低下してしまう。
これに対して、本実施形態では、凝縮器4の第1、第2のコア部4a、4のそれぞれに、第1、第2のコア部4a、4bと熱交換する前の外気を通過させているので、一方の冷媒回路における潜熱の放出量の低下を抑制できる。
これにより、本実施形態によれば、図1に示す冷却装置に対して凝縮器4の第1、第2のコア部4a、4bを順に外気が通過するようにした場合と比較して、冷却性能を向上させることができる。
ここで、図7に、本実施形態の冷却装置1の冷却性能の試験結果を示し、図8に比較例における冷却装置の冷却性能の試験結果を示す。
図7は、図1に示す冷却装置において、通信機器9の代わりに、発熱器41を用いて3kWの発熱をさせ、外気温度Tを45℃としたときの沸騰器3の吸込空気温度T、沸騰器3からの吹出空気温度Tを測定した結果である。
一方、図8は、図1に示す冷却装置に対して、第1、第2仕切壁31、32を設けない場合、すなわち、沸騰器3、凝縮器4をそれぞれ2つのコア部に分割しない場合において、図7と同様に、発熱器41を用いて3kWの発熱をさせ、外気温度Tを45℃としたときの沸騰器3の吸込空気温度T、沸騰器3からの吹出空気温度Tを測定した結果である。なお、図7、8における室内ファン7の風量、室外ファン8の風量、冷媒量等の諸条件は同一である。
比較例では、図8中の矢印A2のように内気が沸騰器3を1回しか通過しないので、沸騰器3の吸込空気温度Tは72℃であり、吹出空気温度Tは60℃であった。
これに対して、本実施形態では、図7中の矢印A2のように内気が2つのコア部3a、3bを順に通過するとともに、図7中の矢印A1のように外気が凝縮器4の2つのコア部4a、4bを並列に通過している。すなわち、内気が沸騰器3を2回通過するとともに、外気が凝縮器4を1回通過している。このため、沸騰器3の吸込空気温度Tは67℃であり、吹出空気温度Tは外気温度Tにより近い55℃であった。この結果から、本実施形態によれば冷却装置の冷却性能を向上できることがわかる。
(第2実施形態)
図9に、本実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンク51の一部を示す。図9中のヘッダタンク51は、図2中のヘッダタンク23、24、27、28に相当する。
第1実施形態では、図2に示すように、沸騰器3のヘッダタンク23、24および凝縮器4のヘッダタンク27、28に仕切壁31、32、33、34を設けていたが、本実施形態では、1つのヘッダタンク51の対向する壁面51a、51bの一方51aを他方51b側に凹ませることで、対向する壁面51a、51b同士を部分的に接合して、接合部52によって、1つのヘッダタンク51の内部空間を長手方向に区画している。
このようにして、1枚の沸騰器3を2つのコア部3a、3bに分割し、1枚の凝縮器4を2つのコア部4a、4bに分割しても良い。
(第3実施形態)
図10に、本実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンク51の一部を示す。図10中のヘッダタンク51は、図2中のヘッダタンク23、24、27、28に相当する。
第2実施形態では、1つのヘッダタンク51の対向する壁面51a、51bの一方51aを他方51b側に凹ませていたが、本実施形態のように、1つのヘッダタンク51の対向する壁面51a、51bの両方を相手側に向かって凹ませることで、対向する壁面51a、51b同士を部分的に接合しても良い。
(第4実施形態)
図11に、本実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンクの一部を示す。図11中のヘッダタンクは、図2中のヘッダタンク23、24、27、28に相当する。
本実施形態では、複数のヘッダタンク61、62の端部同士を接合して一体化させることで、1本のヘッダタンクを構成している。この場合、接合された端部の壁面63が、図2中の仕切壁31、32、33、34に相当する。
このようにして、1枚の熱交換器を構成しても良い。したがって、本明細書で言う1枚の熱交換器とは、熱交換コア部がヘッダタンクの長手方向で一体となっている熱交換器を意味する。
(第5実施形態)
図12に、本実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンクの一部を示す。図12中のヘッダタンクは、図2中のヘッダタンク23、24、27、28に相当する。
本実施形態では、連結部材64によって、複数のヘッダタンク61、62同士を連結させることで、1本のヘッダタンクを構成している。このようにして、1枚の熱交換器を構成しても良い。
(第6実施形態)
図13に、本実施形態における冷却装置の沸騰器3のレイアウトを示す。図13では、図5と同様の構成部に図5と同一の符号を付している。
本実施形態では、第1実施形態で説明した図5に示す冷却装置に対して、沸騰器3を追加し、2枚の沸騰器3をコア面に対して垂直な方向に並べている。なお、図示しないが、凝縮器4も1枚追加している。
各沸騰器3は、第1実施形態と同様に、第1、第2のコア部3a、3bを有しており、各コア部毎で1つの独立した冷媒回路を構成しているので、本実施形態では、4つの独立した冷媒回路を備えている。また、本実施形態では、2つの沸騰器3の間に仕切壁70を設け、沸騰器3の4つのコア部3a、3bを順に内気が通過する構成となっている。
このように、沸騰器3、凝縮器4の枚数を増加させることで、冷却装置の冷却性能をさらに向上させることができる。なお、本実施形態では、沸騰器3および凝縮器4の枚数をそれぞれ2枚としていたが、3枚以上としても良い。
(第7実施形態)
図14に本実施形態における冷却装置の沸騰器3のレイアウトを示す。図14では、図5と同様の構成部に図5と同一の符号を付している。
第1実施形態では、沸騰器3に2つのコア部3a、3bを設けていたが、本実施形態では、沸騰器3に3つのコア部3a、3b、3cを設けている。
例えば、1枚の沸騰器3を構成するヘッダタンクの内部に、2枚の仕切壁71、72を設け、ヘッダタンクを長手方向で3つの空間に仕切ることで、1枚の沸騰器3を3つのコア部3a、3b、3cに分割している。凝縮器4も同様に3つのコア部に分割されている。これら3つの第1、第2、第3のコア部3a、3b、3cは、それぞれに対応する凝縮器4のコア部とともに独立した冷媒回路を構成している。
また、本実施形態では、沸騰器用ケース10の内部のうち、沸騰器3よりも吸込口側であって、第1、第2のコア部3a、3bの境界付近に仕切壁73を設け、沸騰器3よりも吹出口側であって、第2、第3のコア部3b、3cの境界付近に仕切壁74を設けている。
これにより、本実施形態では、第1のコア部3aを通過した内気がUターンして第2のコア部3bを通過し、第2のコア部3bを通過した内気がUターンして第3のコア部3cを通過するようになっており、内気がS字状に第1、第2、第3のコア部3a、3b、3cを順に通過するようになっている。このように、内気が沸騰器3を3回通過するようにしても良い。
なお、本実施形態では、沸騰器3、凝縮器4のそれぞれに設けるコア部の数を3としていたが4以上としても良い。
(第8実施形態)
図15に本実施形態における冷却装置を示す。図15では、図1と同様の構成部には図1と同様の符号を付している。また、図15では、凝縮器4、気相冷媒用配管5、液相冷媒用配管6を省略している。
第1実施形態では、図1に示すように、吸込口12を沸騰器用ケース10の下面10aに設け、吹出口13を沸騰器用ケース10の側面10bに設けていたが、本実施形態では、図15に示すように、吸込口12および吹出口13を下面10aに設けている。このように、吸込口12および吹出口13を沸騰器用ケース10の同じ壁面に設けても良い。
(他の実施形態)
(1)第1実施形態では、図3(a)に示すように、沸騰器用ケース10における吸込口12の位置を、第1のコア部3aに対向する部位としていたが、吸込口12から吸い込んだ内気を第1のコア部3aにのみ通過させることができれば、他の位置としても良い。
同様に、図3(b)に示すように、沸騰器用ケース10における吹出口13の位置を、第2のコア部3bに対向する部位としていたが、吹出口13から第2のコア部3bを通過した空気を吹き出すことができれば、他の位置としても良い。
(2)上記した各実施形態では、凝縮器4を筐体2の天板2bの上に設置していたが、筐体2の側壁2aに設置しても良い。
(3)上記した各実施形態では、室内ファン7を沸騰器用ケース10に収容していたが、沸騰器用ケース10とは別のケースに室内ファン7を収容しても良い。同様に、室外ファン8を凝縮器用ケース11に収容していたが、凝縮器用ケース11とは別のケースに室外ファン8を収容しても良い。
(4)上記した各実施形態では、携帯電話通信網基地局の通信機器が収容された筐体内を冷却する冷却装置を例として説明したが、他の筐体の内部に収容された発熱体を冷却する冷却装置においても本発明は適用可能である。
(5)上記した各実施形態は実施可能な範囲で任意に組み合わせが可能である。
本発明の第1実施形態における冷却装置1の断面図である。 図1中の冷却装置1のうち沸騰器3および凝縮器4を図1中の矢印D1方向からみた沸騰器3および凝縮器4の正面図である。 (a)、(b)は、それぞれ、図1中の沸騰器用ケース10をD2方向からみた沸騰器用ケース10の下面図、D1方向からみた沸騰器用ケース10の側面図である。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、図1中の沸騰器用ケース10のみをD2方向からみた沸騰器用ケース10の下面図、D1方向からみた沸騰器用ケース10の側面図、図1と同じ方向からみた沸騰器用ケース10の断面図である。 沸騰器3を上方からチューブに沿った方向でみたときの沸騰器3と仕切壁14の模式図である。 凝縮器4を上方からチューブに沿った方向でみたときの模式図である。 第1実施形態における冷却装置1の冷却性能の試験結果である。 比較例における冷却装置の冷却性能の試験結果である。 第2実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンク51の部分断面図である。 第3実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンク51の部分断面図である。 第4実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンク51の部分断面図である。 第5実施形態における沸騰器3、凝縮器4のヘッダタンク51の部分断面図である。 第6実施形態における沸騰器用ケース10内の沸騰器3のレイアウトを示す図である。 第7実施形態における沸騰器用ケース10内の沸騰器3のレイアウトを示す図である。 第8実施形態における冷却装置の断面図である。
符号の説明
1 冷却装置
2 筐体
3 沸騰器
3a 沸騰器の第1のコア部
3b 沸騰器の第2のコア部
4 凝縮器
4a 凝縮器の第1のコア部
4b 凝縮器の第2のコア部

Claims (3)

  1. 発熱体(9)が収容された筐体(2)の内部を冷却する冷却装置であって、
    前記筐体(2)の内部に配され、前記筐体(2)内部の高温流体と内部を流れる冷媒との熱交換を行う第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)を有する1枚の高温側熱交換器(3)と、
    前記筐体(2)の外部で前記高温側熱交換器(3)より高い位置に配され、前記筐体(2)外部の低温流体と内部を流れる冷媒との熱交換を行う第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)を有する1枚の低温側熱交換器(4)と、
    前記第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)と、それぞれに対応する前記第1、第2の前記低温側熱交換コア部(4a、4b)とを連通させ、前記第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)で沸騰気化した気相冷媒を前記第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)へ導入する気相冷媒用配管(5a、5b)と、
    前記第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)と、それぞれに対応する前記第1、第2の前記低温側熱交換コア部(4a、4b)とを連通させ、前記第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)で凝縮した液相冷媒を前記第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)へ導入する液相冷媒用配管(6a、6b)とを備え、
    前記第1の高温側熱交換コア部(3a)とこれに対応する前記第1の低温側熱交換コア部(4a)とによって構成される冷媒回路と、前記第2の高温側熱交換コア部(3b)とこれに対応する前記第2の低温側熱交換コア部(4b)とによって構成される冷媒回路とは、独立した冷媒回路であり、
    前記高温側熱交換器(3)は、前記第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)がコア面に平行な方向で並んで配置されており、前記第1の高温側熱交換コア部(3a)を通過した高温流体がUターンして、前記第2の高温側熱交換コア部(3b)を通過するようになっており、
    前記低温側熱交換器(4)は、前記筐体(2)の外部の低温流体が、前記第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)のそれぞれを並列に通過するようになっていることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記高温側熱交換器(3)は、
    鉛直方向に平行に配された複数本のチューブ(21)と、
    前記複数本のチューブ(21)の上端に連通するとともに水平方向に平行に配された第1ヘッダタンク(23)と、
    前記複数本のチューブ(21)の下端に連通するとともに水平方向に平行に配された第2ヘッダタンク(24)と、
    前記第1ヘッダタンク(23)内に設けられ、前記第1ヘッダタンク(23)の内部空間を前記第1ヘッダタンク(23)の長手方向に並ぶ2つの空間に仕切る第1仕切壁(31)と、
    前記第2ヘッダタンク(24)内に設けられ、前記第2ヘッダタンク(24)の内部空間を前記第2ヘッダタンク(24)の長手方向に並ぶ2つの空間に仕切る第2仕切壁(32)とを備え、
    前記高温側熱交換器(3)は、前記第1、第2仕切壁(3132)を境界として、前記第1、第2の高温側熱交換コア部(3a、3b)に分割されており、
    前記低温側熱交換器(4)は、
    鉛直方向に平行に配された複数本のチューブ(25)と、
    前記低温側熱交換器(4)における前記複数本のチューブ(25)の上端に連通するとともに水平方向に平行に配された第1ヘッダタンク(27)と、
    前記低温側熱交換器(4)における前記複数本のチューブ(25)の下端に連通するとともに水平方向に平行に配された第2ヘッダタンク(28)と、
    前記低温側熱交換器(4)における前記第1ヘッダタンク(27)内に設けられ、前記第1ヘッダタンク(27)の内部空間を前記第1ヘッダタンク(27)の長手方向に並ぶ2つの空間に仕切る第1仕切壁(33)と、
    前記低温側熱交換器(4)における前記第2ヘッダタンク(28)内に設けられ、前記第2ヘッダタンク(28)の内部空間を前記第2ヘッダタンク(28)の長手方向に並ぶ2つの空間に仕切る第2仕切壁(34)とを備え、
    前記低温側熱交換器(4)は、前記低温側熱交換器(4)における前記第1、第2仕切壁(3334)を境界として、前記第1、第2の低温側熱交換コア部(4a、4b)に分割されていることを特徴とする請求項に記載の冷却装置。
  3. 内部空間に前記高温側熱交換器(3)を収容し、前記内部空間が前記高温側熱交換器(3)によって区画された2つの空間のうち一方の空間側に前記筐体(2)の内部の高温流体を吸い込む吸込口(12)と、前記筐体(2)の内部に熱交換後の高温流体を吹き出す吹出口(13)とが設けられたケース(10)と、
    前記ケース(10)の内部に設けられ、前記吸込口(12)から前記第1の高温側熱交換コア部(3a)に向かって流体が流れる流体通路と、前記第2の高温側熱交換コア部(3b)から前記吹出口(13)に向かって流体が流れる流体通路とが形成されるように、前記ケース(10)の前記一方の空間を仕切る仕切部材(14)とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却装置。
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