JP5328450B2 - 間接活線工具支持具 - Google Patents

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本発明は、間接活線工具を支持する間接活線工具支持具に関する。
従来より、電柱間に架設された電線の配電工事等を行う際には、電線に電気を通電させたまま、つまり無停電の状態で作業が行われる。そして、このような活線作業には、絶縁衣や絶縁手袋等の絶縁保護具を着用した作業者が通電中の電線に直接触れて作業を行う直接活線工法と、間接活線工具を使用して、作業者が通電中の電線に直接触れることなく作業を行う間接活線工法の二通りがある。
しかしながら、直接活線工法は、感電等を防止するために大掛かりな絶縁保護具を着用して作業を行うため、間接活線工法よりも作業効率が低下すると共に、作業者が通電中の電線に直接触れて作業を行うため、作業者が不慮の感電をするおそれがある。そのため、近年においては、作業効率の向上や作業環境の改善等の観点から、間接活線工具を使用した間接活線工法が主流となってきている。
ところで、上述の間接活線工法においては、ホットスティックのような間接活線工具を用いて作業が行われる。ホットスティックは、例えば、駆動ユニット及び駆動ユニットを操作可能な操作部を備えた棒状の絶縁操作棒と、絶縁操作棒の先端に設けられ、駆動ユニットに接続されると共に、作業内容により交換可能に構成された先端工具と、を備えて構成されている。操作部は、電気的に絶縁された絶縁操作棒の基端部に設けられており、当該基端部には、作業者が把持可能な取手部が設けられている。作業者は、一方の手で取手部を把持し、他方の手で操作部を操作して間接活線作業を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−222317号公報
しかしながら、特許文献1に記載のホットスティックを使用して間接活線作業を行う場合、作業者は、一方の手でホットスティックを支え、他方の手でホットスティックを操作しながら作業を行う。つまり、作業者は、片手でホットスティックを支持しながら作業を行っていた。そのため、作業者の一方の手にホットスティックの荷重が集中してしまい、作業者は、一方の手が直ぐに疲れるという問題があった。そして、このことは、間接活線工法において作業効率を低下させる要因の1つとなっていた。
これに対しては、例えば、高所作業車の作業台(バケット)にホットスティックを保持する保持装置を設け、この保持装置にホットスティックを保持させた状態で作業者が作業を行うことにより、作業者の一方の手に係る負担を軽減することが可能となる。
しかしながら、高所作業車での作業は、平地等の駐車可能な場所での作業を前提としており、例えば、山間部等の駐車が困難な場所や駐車スペースが確保できない場所等では作業ができないという問題がある。
また、例えば、ホットスティックを保持して作業を可能とする上記保持装置は、複雑な構造を有する場合が多く、コストがかかるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、間接活線工具を用いて間接活線作業を行う際の作業者の負担を容易に軽減可能な間接活線工具支持具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、以下のような間接活線工具支持具を提供する。
(1) 電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、前記電柱に装着される電柱装着部と、前記絶縁操作棒に装着される棒装着部と、前記電柱装着部と前記棒装着部とを連結する連結部と、前記電柱に装着された前記電柱装着部の下方に離間して配置され、前記絶縁操作棒の基端部を支持する棒支持部と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)に記載の発明においては、前記電柱装着部は、前記電柱の太さに応じて当該電柱を着脱自在に巻回し、又は着脱自在に挟持するように形成されることが好ましい。
(3) (1)又は(2)に記載の発明においては、前記連結部は、前記電柱装着部と前記棒装着部との距離を調節可能に形成されることが好ましい。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の発明においては、前記棒支持部は、上方に開口する凹部を有して前記絶縁操作棒の基端部を収容可能に形成され、前記電柱の太さに応じて当該電柱を着脱自在に巻回し、又は着脱自在に挟持するように形成されることが好ましい。
本発明によれば、間接活線工具を用いて間接活線作業を行う際の作業者の負担を軽減可能な間接活線工具支持具を提供することができる。
間接活線工具の例を示す図であり、(a)は2軸回転操作棒を示す図、(b)はストレーリンクトングを示す図、(c)は絶縁ヤットコを示す図、(d)は共用操作棒を示す図である。 第1実施形態に係るホットスティック支持具が装着されたホットスティックを示す斜視図である。 ホットスティック支持具の電柱装着部と連結部と棒装着部とを示す組立斜視図である。 ホットスティック支持具の電柱装着部と連結部と棒装着部とを示す分解斜視図である。 (a)は、ホットスティック支持具の棒装着部を示す斜視図であり、(b)は、(a)の断面図である。 ホットスティック支持具の棒支持部の閉じた状態を示す斜視図である。 ホットスティック支持具の棒支持部の開いた状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係るホットスティック支持具の電柱装着部を示す側面図である。 図8に示した電柱装着部を示す平面図である。 第3実施形態に係るホットスティック支持具の棒支持部を示す側面図である。 図10に示した棒支持部を示す平面図である。 第4実施形態に係るホットスティック支持具の電柱装着部を電柱に装着した状態を示す斜視図である。 電柱装着部を示す平面図である。 第5実施形態に係るホットスティック支持具の棒支持部を電柱に装着した状態を示す斜視図である。 棒支持部を示す平面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
図1は、間接活線工具の例を示す図であり、(a)は2軸回転操作棒を示す図、(b)はストレーリンクトングを示す図、(c)は絶縁ヤットコを示す図、(d)は共用操作棒を示す図である。
<間接活線工具の説明>
間接活線工具としては、ホットスティックの他、例えば、図1(a)〜(d)に示す2軸回転操作棒、ストレーリンクトング、絶縁ヤットコ、共用操作棒等があるが、以下の説明においては、作業内容により交換が可能な先端工具を有するホットスティック(間接活線工具)に取り付け可能なホットスティック支持具(間接活線工具支持具)を例に挙げて説明する。
最初に、本実施形態に係るホットスティック支持具が取り付けられるホットスティックについて図2を参照して説明する。図2は、第1実施形態に係るホットスティック支持具が装着されたホットスティックを示す斜視図である。
図2に示すように、ホットスティック20は、先端工具20aと、丸棒状の絶縁操作棒21と、を備える。
先端工具20aは、絶縁操作棒21の先端に着脱可能に取り付けられている。また、先端工具20aは、絶縁操作棒21の先端に取り付けられることにより、絶縁操作棒21に設けられる後述の駆動ユニット22に接続されるように構成されている。
絶縁操作棒21は、駆動ユニット22と、駆動ユニット22を操作可能な操作部23と、を有して構成されている。
駆動ユニット22は、絶縁操作棒21の先端に取り付けられた先端工具20aを駆動可能に構成されている。具体的には、駆動ユニット22は、本体部(図示せず)と、駆動部(図示せず)と、を有して構成されている。
本体部は、絶縁操作棒21の基端部側に配設されており、操作部23と接続されている。また、本体部は、操作部23により操作された操作内容を駆動部に伝達させる。
駆動部は、絶縁操作棒21の内部に配設されており、本体部と先端工具20aとを接続させている。また、駆動部は、本体部により伝達された操作内容を先端工具20aに伝達し、先端工具20aを駆動させる。
操作部23は、絶縁操作棒21の基端部に設けられており、作業者により操作可能に構成されている。また、操作部23は、駆動ユニット22の本体部に接続されており、駆動ユニット22を操作可能に構成されている。
つまり、作業者は、操作部23を操作することにより、絶縁操作棒21の先端に設けられ、駆動ユニット22の駆動部に接続された先端工具20aを操作することができる。
<ホットスティック支持具の説明>
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具10について説明する。
図3は、ホットスティック支持具の電柱装着部と連結部と棒装着部とを示す組立斜視図である。図4は、ホットスティック支持具の電柱装着部と連結部と棒装着部とを示す分解斜視図である。
図2に示すように、ホットスティック支持具10は、電柱1に装着される電柱装着部30と、絶縁操作棒21に装着される棒装着部50と、電柱装着部30と棒装着部50とを連結する連結部40と、絶縁操作棒21の基端部21aを支持する棒支持部60と、を備える。
<電柱装着部の説明>
電柱装着部30は、図3及び図4に示すように、開閉可能な円環状に形成され、電柱1(図2参照)に装着される部材である。
すなわち、電柱装着部30は、分割リング部31,32と、ヒンジ部33と、ロック部34と、連結片36と、を備える。
分割リング部31,32は、電柱1(図2参照)の外周面に当接可能となるように、金属製(例えば、鋼製)の帯板を半円弧状に湾曲したものである。また、分割リング部31,32は、電柱1に設けられた足場ボルト(図示せず)に係合可能な逆U字状の係合溝35を下縁部に複数有している。
ヒンジ部33は、分割リング部31の一端と分割リング部32の一端とを回動自在に連結している。すなわち、分割リング部31,32は、このヒンジ部33によって開閉自在に連結されている。
ロック部34は、分割リング部31,32が閉じた状態を保持する部材である。
すなわち、ロック部34は、分割リング部31の一端部に所定ピッチで設けられた複数の係止穴34aと、分割リング部32の一端部に設けられ、係止穴34aに係止可能に形成された係止片34bと、係止穴34aに係止片34bが係止された状態(ロック状態)を維持又は解除するロック機構部34cと、を備える。
分割リング部31の一端部に係止穴34aを所定ピッチで複数設けることにより、電柱1の太さに応じて、分割リング部31,32を重ね合わせる量を調節することが可能となる。すなわち、電柱装着部30は、種々の太さの電柱1に装着できるように構成されている。
連結片36は、分割リング部32の外周面から突設され、後述する連結部40のフック部47を連結可能に構成されている。
すなわち、連結片36は、フック部47を係止可能な係止穴36aを有している。連結片36の係止穴36aと連結部40のフック部47とは、互いに係止することで連結部40と電柱装着部30とを連結させる。
<連結部の説明>
連結部40は、帯状に形成されている。連結部40は、電柱装着部30と、棒装着部50とを連結する。また、連結部40は、伸縮部40aと、調整部41と、を備える。
伸縮部40aは、絶縁性を有する弾性材料(例えば、弾性ゴム等)により帯状に形成されており、所定の応力が加わると延伸するように形成されている。
また、伸縮部40aの一方側の端部には、フック部42が設けられている。フック部42は、棒装着部50と連結可能に形成されており、連結部40と棒装着部50とを連結する。
なお、フック部42は、棒装着部50との連結状態を維持するロック機能を備えている。一方、伸縮部40aの他方側は、調整部41と連続している。
調整部41は、絶縁性部材により帯状に形成されており、連結部40の長さを調節可能に形成されている。
具体的には、調整部41には、調整バックル43が取り付けられており、調整部41は、調整バックル43を調整することにより連結部40の長さを調節可能に構成されている。また、調整部41は、バックル46と係合しており、バックル46を介して電柱装着部30と連結部40とを連結させている。
バックル46の一方側の端部には、フック部47が設けられている。フック部47は、電柱装着部30の連結片36と連結可能に形成されており、連結部40と棒装着部50とを連結する。
なお、フック部47は、連結片36との連結状態を維持するロック機能を備えている。
<棒装着部の説明>
図5(a)は、ホットスティック支持具の棒装着部を示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)の断面図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、棒装着部50は、円筒部50aと、開口部51と、を備える。また、棒装着部50は、弾性材料(例えば、樹脂等)により形成されており、弾性変形可能に形成されている。
円筒部50aは、略円筒形状に形成されており、その内径が、絶縁操作棒21の外形よりも大きくなるように形成されている。円筒部50aは、内径を絶縁操作棒21の外形よりも大きくすることにより、円筒部50aの内部(中空部)に絶縁操作棒21を挿入可能になるように構成されている。
また、円筒部50aの外周面には、外方に突出した係止部53が形成されている。係止部53には、フック部42(図3参照)が係止可能な係止穴53aが形成されている。つまり、連結部40と棒装着部50とは、フック部42を係止部53に係止させることにより連結される。
更に、円筒部50aの外周面には、ねじ穴部54が設けられている。ねじ穴部54は、ねじ穴55と、ねじ56と、を有して構成されている。ねじ穴55は、円筒部50aを貫通するように形成されており、ねじ56が螺合可能なねじ溝(図示せず)が設けられている。
ねじ56は、円筒部50aを貫通可能な長さに形成されており、ねじ穴55に設けられたねじ溝に沿ってねじ穴55に螺合可能に形成されている。
開口部51は、円筒部50aの外周面を円筒部50aの長手方向(軸方向)に切り欠いたスリット状に形成されている。また、開口部51には、外方に広がる一対のフランジ部51a,51bが設けられている。
一対のフランジ部51a,51bそれぞれは、開口部51の端縁部から外方に向かって開口部51の開口幅よりも広がるように突出した状態に形成されている。また、一対のフランジ部51a,51bそれぞれは、絶縁操作棒21と当接可能に形成されている。
開口部51は、絶縁操作棒21を一対のフランジ部51a,51bに当接させた後、更に円筒部50aの内部方向に絶縁操作棒21を押し込むことにより、開口部51が弾性変形して幅方向に広がり、絶縁操作棒21が円筒部50aの内部に挿入されるように構成されている。
<棒支持部の説明>
次に、棒支持部60について図2、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、ホットスティック支持具の棒支持部の閉じた状態を示す斜視図である。図7は、ホットスティック支持具の棒支持部の開いた状態を示す斜視図である。
棒支持部60は、図2に示すように、電柱1に装着された電柱装着部30の下方に離間して配置され、絶縁操作棒21の基端部21aを支持する。棒支持部60は、図6及び図7に示すように、分割リング部31,32と、ヒンジ部33と、ロック部34と、上方に開口部66aを有するポケット部66と、を備える。
分割リング部31,32、ヒンジ部33及びロック部34は、上記電柱装着部30の構成と同一であるので重複説明を省略し、ポケット部66について説明する。
ポケット部66は、図2に示すように、絶縁操作棒21の基端部21aを支持する。すなわち、ポケット部66は、図2、図6及び図7に示すように、上方に開口部66aを有する袋状に形成され、分割リング部32の外周面に固定されている。
<ホットスティック支持具の使用方法の説明>
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具10の使用方法について図2、図6及び図7を参照して説明する。
図2に示すように、ホットスティック支持具10は、例えば、高所作業車のバケット(図示せず)上で、間接活線作業を行う作業者が使用するホットスティック20を、電柱1に支持させて使用される。
先ず、作業者は、電柱1の所定箇所に電柱装着部30を装着し、この電柱装着部30の下方に所定距離、離間させて電柱1に棒支持部60を装着する。
具体的には、電柱装着部30及び棒支持部60の分割リング部31,32を開いて(図4及び図7参照)、電柱1の所定箇所に位置決めしてから閉じ、適宜位置の係止穴34aに係止片34bを係止する。そして、ロック部34をロックする(図3及び図6参照)。
電柱装着部30及び棒支持部60は、種々の太さの電柱1に装着できるように構成されているので、高さ方向で太さの異なる電柱1に対して、任意の高さに装着することができる。
次に、作業者は、ホットスティック20の絶縁操作棒21に棒装着部50を装着する。具体的には、図5(b)に示す矢印の方向に、絶縁操作棒21を開口部51から押し込む。
開口部51は、絶縁操作棒21の外径よりも小さいが、棒装着部50が弾性材料により弾性変形可能に形成されているので、開口部51に絶縁操作棒21を押し込もうとすると、開口部51が広がり、容易に絶縁操作棒21を円筒部50aの内部に挿入することができる。
絶縁操作棒21を円筒部50aに挿入した後、ねじ穴部54のねじ56を締める方向に回動すると、ねじ56が円筒部50aの内部(中空部)側に前進し、絶縁操作棒21を押圧する。これにより、絶縁操作棒21が円筒部50aの内部で締め付けられて、棒装着部50が絶縁操作棒21に固定される。
次に、作業者は、連結部40の調整部41(図3参照)を調整し、連結部40の長さを調節する。連結部40の長さは、作業者と工事対象物との距離、又は先端工具20aと工事対象物との距離等により調節される。
続いて、作業者は、連結部40のフック部47を、電柱装着部30の連結片36に連結させる(図3参照)。
また、作業者は、絶縁操作棒21の基端部21aを棒支持部60のポケット部66に挿入する(図2参照)。
これにより、図2に示すように、ホットスティック20は、ホットスティック支持具10によって電柱1に支持される。
そして、作業者は、ホットスティック支持具10によって電柱1に支持されたホットスティック20(図2参照)を把持して、所定の間接活線作業に取りかかる。
<ホットスティック支持具が奏する効果の説明>
上述した構成を有する第1実施形態に係るホットスティック支持具10によれば、以下に示す効果が奏される。
ホットスティック支持具10は、図2に示すように、電柱1に装着される電柱装着部30と、絶縁操作棒21に装着される棒装着部50と、電柱装着部30と棒装着部50とを連結する連結部40と、絶縁操作棒21の基端部21aを支持する棒支持部60と、を備える。
このため、ホットスティック支持具10は、電柱装着部30及び棒支持部60を電柱1に装着することにより、ホットスティック20の荷重を、電柱装着部30及び棒支持部60を介して電柱1で支持することができる。
したがって、作業者が手のみでホットスティック20を支持する場合と異なり、作業負担及び疲労を大幅に軽減することができ、作業効率を向上することができる。
また、ホットスティック支持具10は、構成要素も少なく、簡易な構成であるため、多大な費用をかけることなくホットスティック支持具10を製造することができる。
また、ホットスティック支持具10の電柱装着部30及び棒支持部60は、分割リング部31,32と、ヒンジ部33と、ロック部34と、を備える。
このため、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、任意の高さに装着することができる。
また、ホットスティック支持具10の連結部40は、伸縮部40aと、調整部41と、を備える。
このため、作業者は、電柱装着部30と棒装着部50との距離を任意に調節することができるので、ホットスティック20を作業し易い傾きで電柱1に支持させることができる。したがって、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、ホットスティック支持具10の連結部40は、帯状に形成されているものとして説明したが、これに限定されず、例えば、紐状に形成されていてもよい。
また、例えば、上記実施形態においては、棒装着部50には、ねじ穴部54を設け、このねじ穴部54により、棒装着部50を絶縁操作棒21に装着するものとして説明したが、これに限定されない。
例えば、面ファスナーを絶縁操作棒21に巻き付けて固定する構成であってもよい。棒装着部50は、絶縁操作棒21に装着可能な構成であればよい。
また、上記実施形態においては、棒支持部60は、ポケット部66を備えるものとして説明したが、絶縁操作棒21の基端部21aを支持可能であれば、ポケット部66に限定されない。
〔第2実施形態〕
図8は、第2実施形態に係るホットスティック支持具の電柱装着部を示す側面図、図9は、図8に示した電柱装着部を示す平面図である。
第2実施形態は、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、任意の高さに装着することができる、いわゆる自在バンドとしての電柱装着部130を備えるホットスティック支持具(全体構成は図示せず)を提供するものである。
この第2実施形態に係るホットスティック支持具は、上記第1実施形態で示した連結部40及び棒装着部50を備えている。以下、上記第1実施形態と異なる構成について説明する。
<電柱装着部の説明>
電柱装着部130は、図8及び図9に示すように、バンド本体131と、バンド本体131に設けられた係止穴131aと、バンド本体131の一端に固定された補強管133と、補強管133に設けられた貫通穴133aと、貫通穴133aに挿通されるフックボルト134と、フックボルト134に螺合される段付ナット135と、バンド本体131に突設された連結片136と、を備える。
バンド本体131は、鋼材等の金属材料で帯状に形成され、電柱1に巻き付けられる。バンド本体131は、長手方向に沿って、後述するフックボルト134のフック部134aを引っ掛けるための係止穴131aが等間隔に複数穿設されている。
補強管133は、円筒状に形成されている。補強管133は、円筒の中心がバンド本体131の長手方向と略直交するように、当該バンド本体131の一端に固定されている。補強管133には、円筒の中心と略直交するように貫通穴133aが設けられている。
フックボルト134は、外周面の一部に雄ねじが形成されており、先端部にフック部134aを有する。このフック部134aは、バンド本体131に設けられた係止穴131aに引っ掛け可能となるように略U字状に形成されている。
このように構成されたフックボルト134は、補強管133の貫通穴133aに挿通され、当該フックボルト134の後端部側(フック部134aを有していない側)に段付ナット135が螺合されることにより、バンド本体131と一体となる。
連結片136は、係止穴136aを有し、バンド本体131の外周面に突設されている。連結片136の係止穴136aには、上述した連結部40のフック部47が係止される。これにより、連結部40と電柱装着部130とが連結されるようになっている。
このように構成された電柱装着部130は、フックボルト134のフック部134aを係止穴131aに引っ掛けた後に段付ナット135を適宜締めることによって、電柱1に巻き付けられたバンド本体131の径が小さくなるので、任意の太さの電柱1に容易かつ強固に装着される。
なお、バンド本体131の径を大きくし、フック部134aを係止穴131aから外す場合には、段付ナット135を緩めればよい。これにより、電柱装着部130を電柱1から容易に取り外すことができる。
<ホットスティック支持具が奏する効果の説明>
以上のように、第2実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、電柱装着部130を電柱1の任意の高さに装着することができる。
〔第3実施形態〕
図10は、第3実施形態に係るホットスティック支持具の棒支持部を示す側面図である。図11は、図10に示した棒支持部を示す平面図である。
第3実施形態は、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、任意の高さに装着することができる、いわゆる自在バンドとしての棒支持部160を備えるホットスティック支持具(全体構成は図示せず)を提供するものである。
この第3実施形態に係るホットスティック支持具は、上記第2実施形態で示したバンド本体131と、バンド本体131に設けられた係止穴131aと、バンド本体131の一端に固定された補強管133と、補強管133に設けられた貫通穴133aと、貫通穴133aに挿通されるフックボルト134と、フックボルト134に螺合される段付ナット135と、を備え、更に上方に開口部166aを有するポケット部166と、を備える。
バンド本体131、係止穴131a、補強管133、貫通穴133a、フックボルト134及び段付ナット135は、上記第2実施形態で示した構成と同一であるので重複説明を省略し、ポケット部166について説明する。
ポケット部166は、絶縁操作棒21の基端部21a(図2参照)を支持するために、図10及び図11に示すように、上方に開口部166aを有する袋状に形成され、バンド本体131の外周面に固定されている。
<ホットスティック支持具が奏する効果の説明>
以上のように、第3実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、棒支持部160を電柱1の任意の高さに装着することができる。
〔第4実施形態〕
図12は、第4実施形態に係るホットスティック支持具の電柱装着部を電柱に装着した状態を示す斜視図、図13は、電柱装着部を示す平面図である。
第4実施形態は、電柱1への装着がきわめて容易な電柱装着部230を備えるホットスティック支持具(全体構成は図示せず)を提供するものである。
この第4実施形態に係るホットスティック支持具は、上記第1実施形態で示した連結部40及び棒装着部50を備えている。以下、上記第1実施形態と異なる構成について説明する。
<電柱装着部の説明>
電柱装着部230は、図12及び図13に示すように、第1挟持体231と、第2挟持体232と、ヒンジ部233と、付勢ばね234と、連結部235と、を備える。
第1挟持体231は、矩形形状の板状部材を、平面視略C字状となるように湾曲形成されている。第1挟持体231は、当該第1挟持体231の一端部に回動自在に設けられる第2挟持体232と共に、電柱1を挟持可能に構成されている。第1挟持体231の他端部(開放側の先端部)は、電柱1の外周面に密着可能な湾曲形状に形成されている。
第2挟持体232は、矩形形状の板状部材の先端部を若干湾曲させ、電柱1の外周面に密着可能な形状に形成されている。第2挟持体232は、第1挟持体231の内方に配置され、かつ、第2挟持体232の基端部は、第1挟持体231の一端部とヒンジ部233を介して回動自在に連結されている。
第2挟持体232の開放側の端部は、第1挟持体231の上記他端部(開放側の先端部)と、所定の空間(以下、電柱挿入空間と称する)を有している。この電柱挿入空間は、電柱1を挿入するスペースとなっており、電柱1の外径よりも小さく設定されている。
ヒンジ部233には、第2挟持体232の開放側の端部を、第1挟持体231の上記他端部(開放側の先端部)に近づける向きに付勢する付勢ばね234が設けられている。
付勢ばね234は、第2挟持体232と第1挟持体231とによって電柱1を所定の押圧力で挟持でき、電柱装着部230を電柱1に装着できるように設けられている。
電柱装着部230は、以上のように構成されているので、上記電柱挿入空間に電柱1を挿入すれば、第1挟持体231と第2挟持体232とによって電柱1が挟持される。これにより、電柱装着部230は、きわめて容易に電柱1に装着される。
連結部235は、略コ字状の棒状部材であり、第1挟持体231の外表面に突設されている。連結部235は、上述した連結部40のフック部47が係止される。これにより、連結部40と電柱装着部230とが連結されるようになっている。
また、連結部235は、図12に示すように、電柱装着部230を電柱1に装着する際に絶縁ヤットコ等によって把持される。これにより、作業者は、高所作業車のバケット(図示せず)等や梯子に乗らなくても地上から容易に電柱装着部230を電柱1に装着することができる。
なお、電柱装着部230を電柱1から取り外す場合には、付勢ばね234の付勢力に抗して、第2挟持体232を電柱1から離れる方向に回動させ、電柱挿入空間を広げればよい。
<ホットスティック支持具が奏する効果の説明>
以上のように、第4実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、電柱装着部230を電柱1にきわめて容易に装着することができる。
〔第5実施形態〕
図14は、第5実施形態に係るホットスティック支持具の棒支持部を電柱に装着した状態を示す斜視図である。図15は、棒支持部を示す平面図である。
第5実施形態は、電柱1への装着がきわめて容易な棒支持部260を備えるホットスティック支持具(全体構成は図示せず)を提供するものである。
この第5実施形態に係るホットスティック支持具は、上記第4実施形態で示した第1挟持体231と、第2挟持体232と、ヒンジ部233と、付勢ばね234と、を備え、更に上方に開口部266aを有するポケット部266と、を備える。
第1挟持体231、第2挟持体232、ヒンジ部233及び付勢ばね234は、上記第4実施形態で示した構成と同一であるので重複説明を省略し、ポケット部266について説明する。
ポケット部266は、絶縁操作棒21の基端部21a(図2参照)を支持するために、図14及び図15に示すように、上方に開口部266aを有する袋状に形成され、第1挟持体231の外周面に固定されている。
<ホットスティック支持具が奏する効果の説明>
以上のように、第5実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、棒支持部260を電柱1にきわめて容易に装着することができる。
1 電柱
10 ホットスティック支持具(間接活線工具支持具)
20 ホットスティック(間接活線工具)
20a 先端工具
21 絶縁操作棒
21a 基端部
30 電柱装着部
40 連結部
50 棒装着部
60 棒支持部
66 ポケット部
66a 開口部
130 電柱装着部
160 棒支持部
166 ポケット部
166a 開口部
230 電柱装着部
260 棒支持部
266 ポケット部
266a 開口部

Claims (4)

  1. 電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、
    前記電柱に装着される電柱装着部と、
    前記絶縁操作棒の軸方向中間部の近傍に装着される棒装着部と、
    前記電柱装着部と前記棒装着部とを連結する連結部と、
    前記電柱に装着された前記電柱装着部の下方に離間して配置され、前記絶縁操作棒の基端部を支持する棒支持部と、を備え、
    前記棒支持部は、上方に開口された開口部を有したポケット部を備え、
    前記絶縁操作棒は、軸方向中間部で前記棒装着部を介して前記連結部から着脱自在に挟持されて支持されると共に、基端部で前記ポケット部に挿入されて支持されること、
    を特徴とする間接活線工具支持具。
  2. 前記電柱装着部は、前記電柱の太さに応じて当該電柱を着脱自在に巻回し、又は着脱自在に挟持するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の間接活線工具支持具。
  3. 前記連結部は、前記電柱装着部と前記棒装着部との距離を調節可能に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の間接活線工具支持具。
  4. 前記棒支持部は、上方に開口する凹部を有して前記絶縁操作棒の基端部を収容可能に形成され、前記電柱の太さに応じて当該電柱を着脱自在に巻回し、又は着脱自在に挟持するように形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の間接活線工具支持具。
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