JP5328450B2 - 間接活線工具支持具 - Google Patents
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また、例えば、ホットスティックを保持して作業を可能とする上記保持装置は、複雑な構造を有する場合が多く、コストがかかるという問題があった。
図1は、間接活線工具の例を示す図であり、(a)は2軸回転操作棒を示す図、(b)はストレーリンクトングを示す図、(c)は絶縁ヤットコを示す図、(d)は共用操作棒を示す図である。
間接活線工具としては、ホットスティックの他、例えば、図1(a)〜(d)に示す2軸回転操作棒、ストレーリンクトング、絶縁ヤットコ、共用操作棒等があるが、以下の説明においては、作業内容により交換が可能な先端工具を有するホットスティック(間接活線工具)に取り付け可能なホットスティック支持具(間接活線工具支持具)を例に挙げて説明する。
駆動ユニット22は、絶縁操作棒21の先端に取り付けられた先端工具20aを駆動可能に構成されている。具体的には、駆動ユニット22は、本体部(図示せず)と、駆動部(図示せず)と、を有して構成されている。
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具10について説明する。
図3は、ホットスティック支持具の電柱装着部と連結部と棒装着部とを示す組立斜視図である。図4は、ホットスティック支持具の電柱装着部と連結部と棒装着部とを示す分解斜視図である。
電柱装着部30は、図3及び図4に示すように、開閉可能な円環状に形成され、電柱1(図2参照)に装着される部材である。
すなわち、電柱装着部30は、分割リング部31,32と、ヒンジ部33と、ロック部34と、連結片36と、を備える。
すなわち、ロック部34は、分割リング部31の一端部に所定ピッチで設けられた複数の係止穴34aと、分割リング部32の一端部に設けられ、係止穴34aに係止可能に形成された係止片34bと、係止穴34aに係止片34bが係止された状態(ロック状態)を維持又は解除するロック機構部34cと、を備える。
すなわち、連結片36は、フック部47を係止可能な係止穴36aを有している。連結片36の係止穴36aと連結部40のフック部47とは、互いに係止することで連結部40と電柱装着部30とを連結させる。
連結部40は、帯状に形成されている。連結部40は、電柱装着部30と、棒装着部50とを連結する。また、連結部40は、伸縮部40aと、調整部41と、を備える。
また、伸縮部40aの一方側の端部には、フック部42が設けられている。フック部42は、棒装着部50と連結可能に形成されており、連結部40と棒装着部50とを連結する。
具体的には、調整部41には、調整バックル43が取り付けられており、調整部41は、調整バックル43を調整することにより連結部40の長さを調節可能に構成されている。また、調整部41は、バックル46と係合しており、バックル46を介して電柱装着部30と連結部40とを連結させている。
なお、フック部47は、連結片36との連結状態を維持するロック機能を備えている。
図5(a)は、ホットスティック支持具の棒装着部を示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)の断面図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、棒装着部50は、円筒部50aと、開口部51と、を備える。また、棒装着部50は、弾性材料(例えば、樹脂等)により形成されており、弾性変形可能に形成されている。
次に、棒支持部60について図2、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、ホットスティック支持具の棒支持部の閉じた状態を示す斜視図である。図7は、ホットスティック支持具の棒支持部の開いた状態を示す斜視図である。
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具10の使用方法について図2、図6及び図7を参照して説明する。
具体的には、電柱装着部30及び棒支持部60の分割リング部31,32を開いて(図4及び図7参照)、電柱1の所定箇所に位置決めしてから閉じ、適宜位置の係止穴34aに係止片34bを係止する。そして、ロック部34をロックする(図3及び図6参照)。
電柱装着部30及び棒支持部60は、種々の太さの電柱1に装着できるように構成されているので、高さ方向で太さの異なる電柱1に対して、任意の高さに装着することができる。
開口部51は、絶縁操作棒21の外径よりも小さいが、棒装着部50が弾性材料により弾性変形可能に形成されているので、開口部51に絶縁操作棒21を押し込もうとすると、開口部51が広がり、容易に絶縁操作棒21を円筒部50aの内部に挿入することができる。
また、作業者は、絶縁操作棒21の基端部21aを棒支持部60のポケット部66に挿入する(図2参照)。
これにより、図2に示すように、ホットスティック20は、ホットスティック支持具10によって電柱1に支持される。
上述した構成を有する第1実施形態に係るホットスティック支持具10によれば、以下に示す効果が奏される。
したがって、作業者が手のみでホットスティック20を支持する場合と異なり、作業負担及び疲労を大幅に軽減することができ、作業効率を向上することができる。
このため、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、任意の高さに装着することができる。
このため、作業者は、電柱装着部30と棒装着部50との距離を任意に調節することができるので、ホットスティック20を作業し易い傾きで電柱1に支持させることができる。したがって、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
図8は、第2実施形態に係るホットスティック支持具の電柱装着部を示す側面図、図9は、図8に示した電柱装着部を示す平面図である。
電柱装着部130は、図8及び図9に示すように、バンド本体131と、バンド本体131に設けられた係止穴131aと、バンド本体131の一端に固定された補強管133と、補強管133に設けられた貫通穴133aと、貫通穴133aに挿通されるフックボルト134と、フックボルト134に螺合される段付ナット135と、バンド本体131に突設された連結片136と、を備える。
以上のように、第2実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、電柱装着部130を電柱1の任意の高さに装着することができる。
図10は、第3実施形態に係るホットスティック支持具の棒支持部を示す側面図である。図11は、図10に示した棒支持部を示す平面図である。
以上のように、第3実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、高さ方向で太さの異なる電柱1であっても、棒支持部160を電柱1の任意の高さに装着することができる。
図12は、第4実施形態に係るホットスティック支持具の電柱装着部を電柱に装着した状態を示す斜視図、図13は、電柱装着部を示す平面図である。
この第4実施形態に係るホットスティック支持具は、上記第1実施形態で示した連結部40及び棒装着部50を備えている。以下、上記第1実施形態と異なる構成について説明する。
電柱装着部230は、図12及び図13に示すように、第1挟持体231と、第2挟持体232と、ヒンジ部233と、付勢ばね234と、連結部235と、を備える。
付勢ばね234は、第2挟持体232と第1挟持体231とによって電柱1を所定の押圧力で挟持でき、電柱装着部230を電柱1に装着できるように設けられている。
以上のように、第4実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、電柱装着部230を電柱1にきわめて容易に装着することができる。
図14は、第5実施形態に係るホットスティック支持具の棒支持部を電柱に装着した状態を示す斜視図である。図15は、棒支持部を示す平面図である。
以上のように、第5実施形態に係るホットスティック支持具によれば、上記第1実施形態の奏する効果と同様の効果を奏するほか、棒支持部260を電柱1にきわめて容易に装着することができる。
10 ホットスティック支持具(間接活線工具支持具)
20 ホットスティック(間接活線工具)
20a 先端工具
21 絶縁操作棒
21a 基端部
30 電柱装着部
40 連結部
50 棒装着部
60 棒支持部
66 ポケット部
66a 開口部
130 電柱装着部
160 棒支持部
166 ポケット部
166a 開口部
230 電柱装着部
260 棒支持部
266 ポケット部
266a 開口部
Claims (4)
- 電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、
前記電柱に装着される電柱装着部と、
前記絶縁操作棒の軸方向中間部の近傍に装着される棒装着部と、
前記電柱装着部と前記棒装着部とを連結する連結部と、
前記電柱に装着された前記電柱装着部の下方に離間して配置され、前記絶縁操作棒の基端部を支持する棒支持部と、を備え、
前記棒支持部は、上方に開口された開口部を有したポケット部を備え、
前記絶縁操作棒は、軸方向中間部で前記棒装着部を介して前記連結部から着脱自在に挟持されて支持されると共に、基端部で前記ポケット部に挿入されて支持されること、
を特徴とする間接活線工具支持具。 - 前記電柱装着部は、前記電柱の太さに応じて当該電柱を着脱自在に巻回し、又は着脱自在に挟持するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の間接活線工具支持具。
- 前記連結部は、前記電柱装着部と前記棒装着部との距離を調節可能に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の間接活線工具支持具。
- 前記棒支持部は、上方に開口する凹部を有して前記絶縁操作棒の基端部を収容可能に形成され、前記電柱の太さに応じて当該電柱を着脱自在に巻回し、又は着脱自在に挟持するように形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の間接活線工具支持具。
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