JP5328420B2 - ワニス硬化方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータに備わるコイル(ステータコイル)に対して滴下・含浸させたワニスを硬化させるワニス硬化方法及び装置に関する。より詳細には、ステータに対して局所的に熱風を吹き付けることによりワニスを硬化させるワニス硬化方法及び装置に関するものである。
モータの生産効率を向上させるべく、ステータコイルに対するワニス処理を効率よく行うことが要望されている。ワニス処理の効率化を図る方策の1つとして、ワニスの硬化処理時間を短縮することが挙げられる。
ここで、ワニスの硬化処理は、一般的に、雰囲気炉による熱風加熱によって行われているため、時間を要するとともに消費電力が大きいという問題があった。これは、熱風によって炉内全体を加熱するため、ステータの加熱効率が悪く、ステータを昇温させるのに時間がかかるためである。
このため、ワニスの硬化処理を効率よく行うために、例えば、特許文献1では、通電加熱とともに、UV照射、熱風加熱を併用してワニスの硬化処理を行うことが記載されている。このように、複数の加熱技術を併用してステータを効率よく加熱してワニスの硬化処理時間の短縮を図っている。
特開2006−158094号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ワニスの硬化処理時間を短縮することはできるが、複数の加熱技術を併用するため、消費電力が大きくなってしまうという問題があった。これでは、製造コストの上昇を招いてしまうとともに、近年の二酸化炭素排出量の削減要求にも反してしまう。
ここで、熱風加熱よりも加熱効率が良い誘導加熱や遠赤加熱によって、ワニスの硬化処理を行うことも考えられる。ところが、誘導加熱ではコイル以外の絶縁紙などに含浸したワニスを硬化させることができないという問題がある。また、防爆仕様の誘導加熱ヒータが存在しないため、安全上、ワニスの硬化処理に使用することが困難である。これに対して、遠赤加熱であれば、コイル以外の絶縁紙などに含浸したワニスを硬化させることができるとともに、防爆仕様のヒータが存在するが、防爆仕様のヒータは非常に高価であり、しかも炉内ヒータを配置することが非常に困難である。
このような事情から、誘導加熱や遠赤加熱によってワニス硬化処理を行うことは現実的でなく、熱風加熱方式に代わるワニスの硬化処理を実現することは困難である。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、消費電力を抑えつつワニスの硬化処理時間を短縮することができる熱風加熱方式によるワニス硬化方法及び装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、ステータに備わるコイルに滴下・含浸させたワニスを、ステータを回転させながら閉空間内で硬化させるワニス硬化方法において、
ステータに対して熱風を前記閉空間内に設けられた熱風通路を介して局所的に吹き付ける際、前記コイルに滴下されたワニスをコイル表面にてゲル化させるゲル化処理ステーションにおいて低風速で熱風を吹き付けてワニスをコイル表面にてゲル化させた後、前記ゲル化処理ステーションとは別の、ゲル化されたワニスを硬化させる硬化処理ステーションにおいて風速を上げて熱風を吹き付け、前記ステータを昇温させてワニスを硬化させる
ことを特徴とする。
このワニス硬化方法では、ステータに対して熱風を閉空間内に設けられた熱風通路を介して局所的に吹き付けて、コイルに滴下・含浸させたワニスを硬化させる。このとき熱風は、ステータの周方向と軸方向からステータの外周面と端面に対して吹き付ければよい。このように熱風通路を介して熱風をステータに直接吹き付けるため、閉空間内全体を加熱する必要がないから無駄な加熱スペースが大幅に低減され、ステータの昇温性を向上させることができる。これにより、ステータの加熱効率が向上するので、熱風加熱方式によって、消費電力を抑えつつワニスの硬化処理時間を短縮することができる。
ここで、ステータに熱風を直接吹き付けると、コイルに滴下されたワニスが吹き飛ばされて飛散し、ワニス処理が不必要な部分にワニスが付着してしまうおそれがある。そうすると、その余分なワニスを除去するトリミング作業が必要となって生産効率が低下してしまう。また、ステータの昇温性を高めていくと、ワニスが発泡してしまい、巻線の絶縁、物理的支持、発熱のスロット壁への伝達、ピンホールや加工傷のカバーなどというワニス処理の効果を得ることができなくなってしまう。
そこで、このワニス硬化方法では、ステータに対して熱風を吹き付ける際、まず、前記コイルに滴下されたワニスをコイル表面にてゲル化させるゲル化処理ステーションにおいて低風速で熱風を吹き付けてワニスをコイル表面にてゲル化させる。その後、前記ゲル化処理ステーションとは別の、ゲル化されたワニスを硬化させる硬化処理ステーションにおいて風速を上げて熱風をステータに吹き付け、ステータを昇温させてワニスを硬化させる。
具体的には、ワニスをゲル化させるときには、前記コイルに滴下されたワニスが吹き付けられる熱風で飛散しない風速以下で熱風を吹き付け、前記ステータを昇温させるときには、ワニスが発泡しない範囲内で熱風の風速を上げればよい。
このようにすることにより、ワニスの硬化処理中にワニスを飛散、発泡させることなく、熱風の風速を最大限まで上げてステータの昇温性を高めることができる。従って、生産効率を低下させずに、ステータの加熱効率を一層向上させることができるため、消費電力を一層抑えつつより短時間でワニスを硬化させることができるとともに、ワニス処理の効果を確実に得ることができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、ステータに備わるコイルに滴下・含浸させたワニスを、ステータを回転させながら閉空間内で硬化させるワニス硬化装置において、前記コイルに滴下されたワニスをコイル表面にてゲル化させるゲル化処理ステーションと、ゲル化されたワニスを硬化させる硬化処理ステーションとを少なくとも有し、前記ゲル化処理ステーションおよび前記硬化処理ステーションは、ヒータにより加熱された空気を送り出して熱風を発生させるファンと、前記閉空間内に設けられ、前記ファンで発生させた熱風が通過する熱風通路と、前記熱風通路に接続され、前記ステータの周方向から前記ステータの外周面に対して熱風を吹き付ける外周面吹付ダクトと、前記熱風通路に接続され、前記ステータの軸方向から前記ステータの端面に対して熱風を吹き付ける端面吹付ダクトと、前記ファンの動作を制御して前記ステータに吹き付けられる熱風の風速を調整するファンコントローラと、を有し、前記ファンコントローラは、前記ゲル化処理ステーションでは、前記外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトから吹き付けられる熱風の風速を、前記コイルに滴下されたワニスがコイル表面にてゲル化されるまでは熱風でワニスが飛散しない風速以下に抑え、前記硬化処理ステーションでは、ワニスがコイル表面にてゲル化された後はワニスが発泡しない範囲内で上げることを特徴とする。
このワニス硬化装置では、ヒータとファンとによって発生させた熱風が、熱風通路を介して、外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトからステータの外周面及び端面に対して吹き付けられる。このように熱風がステータに直接吹き付けられるため、ステータの昇温性を向上させることができる。これにより、ステータの加熱効率が向上するので、熱風加熱方式によって、消費電力を抑えつつ短時間でワニスを硬化させることができる。
そして、このワニス硬化装置では、ファンコントローラにより、ゲル化処理ステーションおいては、外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトから吹き付けられる熱風の風速が、コイルに滴下されたワニスがコイル表面にてゲル化されるまでは熱風でワニスが飛散しない風速以下に抑えられ、ワニスがコイル表面にてゲル化された後の硬化処理ステーションにおいてはワニスが発泡しない範囲内で上げられる。これにより、ワニスの硬化処理中にワニスを飛散、発泡させることなく、熱風の風速を最大限まで上げてステータの昇温性を高めることができる。従って、ステータの加熱効率が一層向上するので、消費電力を一層抑えつつより短時間でワニスを硬化させることができる。
本発明に係るワニス硬化装置において、前記コイルに滴下されたワニスをコイル表面にてゲル化させるゲル化処理ステーションと、ゲル化されたワニスを硬化させる硬化処理ステーションとを含み複数の処理ステーションを持つ場合には、前記ゲル化処理ステーションと前記硬化処理ステーションには、前記ファン、外周面吹付ダクト、端面吹付ダクト、及びファンコントローラがそれぞれ別個に設けられており、前記ゲル化処理ステーションでは、前記ファンコントローラにより、前記外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトから吹き付けられる熱風の風速が、ワニスが飛散しない風速以下に抑えられ、前記硬化処理ステーションでは、前記ファンコントローラにより、前記外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトから吹き付けられる熱風の風速が、ワニスが発泡しない範囲内で上げられるようにすればよい。
このような構成にすることにより、ゲル化処理と硬化処理とを並行して行うことができるため、ワニスの硬化処理を効率よく実施することができる。これにより、ワニス硬化処理の時間を一層短縮することができる。
そして、前記ゲル化処理ステーションに設けられた端面吹付ダクトは、前記ステータの端面上側より下側の方が風速が速くなるように風向きを変える風向板を備えていることが望ましい。
端面吹付ダクトに上記のような風向板を設けることにより、簡単な構成で、ステータの端面上側より下側の方の風速を速くすることができる。そして、ステータの端面下側に吹き付ける熱風の風速を大きくすることにより、生産効率を低下させることなく、ステータの加熱効率をより一層向上させることができる。
なお、ステータの端面上側より下側に吹き付ける熱風の風速を速くするのは、ステータの端面上側では熱風によってワニスが飛散してしまうと、飛散したワニスがステータのワニス処理不要部分に付着するおそれがあるのに対し、ステータの端面下側では熱風によってワニスが飛散したとしても、ステータに付着することなく下方に落下するため、トリミング作業が必要ないからである。
本発明に係るワニス硬化方法及び装置によれば、上記した通り、熱風加熱方式によって、消費電力を抑えつつ短時間でワニスを硬化させることができる。
本実施の形態に係るワニス処理装置の概略を示す概略構成図である。 ステータ搬送部の概略を示す概略構成図である。 ステータ搬送部に複数設けられているステータ保持部の概略を示す概略構成図である。 図3に示すA−A方向から見た矢視図である。 硬化部の概略を示す概略構成図である。 第1ステーションに備わる端面吹付ダクトの概略を示す概略構成図である。 第1ステーションにおける熱風の風速分布を模式的に示す図である。 第2ステーションに備わる吹付ダクトの概略を示す概略構成図である。 硬化部における処理時間とステータの温度変化を示す図である。 第2、第3ステーションに備わる吹付ダクトの変形例を示す図である。 硬化部の変形例を示す図である。 硬化部の変形例を示す図である。
以下、本発明のワニス硬化方法及び装置を具体化した好適な実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。本実施の形態では、ステータを自転させながら公転させて一連のワニス処理を行うワニス処理装置のワニス硬化部に本発明を適用したものを例示する。そこで、本実施の形態に係るワニス処理装置について、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係るワニス処理装置の概略を示す概略構成図である。図2は、ステータ搬送部の概略を示す概略構成図である。図3は、ステータ搬送部に複数設けられているステータ保持部の概略を示す概略構成図である。図4は、図3に示すA−A方向から見た矢視図である
図1に示すように、ワニス処理装置10には、複数の空間に区画された本体11と、ワークであるステータWを自転させながら区画された空間を順次移動(公転)させるためのステータ搬送部12と、ワニス処理装置10の動作を統括的に制御するためのコントローラ13とが備わっている。
本体11には、ステータ搬送部12にステータWを着脱する着脱部14と、ステータWに対するアニーリングを行うアニーリング部15と、ステータWにワニスを滴下して含浸させる滴下部16と、ステータWに滴下・含浸されたワニスを硬化させる硬化部17と、ワニスが硬化したステータWを冷却する冷却部18とが設けられている。
着脱部14では、ワニス処理前のステータWがステータ搬送部12に装着されるとともに、ワニス処理後のステータWがステータ搬送部12から外されるようになっている。また、着脱部14では、ステータWを保持するチャック54(図3参照)の交換が行われるようになっている。そして、着脱部14の側面(図1中左側)上部にコントローラ13が配置されている。
ここで、ステータWのステータ搬送部12に対する着脱は、ロボットチャック60によって行われる。ロボットチャック60は、ステータWを外径側から把持して搬送するものである。このロボットチャック60には、ステータWを把持する把持爪61,62と、把持爪61,62を開閉させる開閉機構と、それらを移動させる駆動機構64とを備えている。駆動機構64は、図1に示すように、上下左右方向に移動可能にされているとともに、紙面前後方向に回動可能とされている(実線で示す水平状態と二点鎖線で示す直立状態とになる)。これにより、ロボットチャック60は、水平状態(寝かした状態)のステータWを把持し、直立状態(立てた状態)にして着脱部14の所定位置に搬送することができ、着脱部14で、ステータ搬送部12へのステータWの着脱を行うことができるようになっている。
アニーリング部15では、不図示の遠赤ヒータにより遠赤加熱されるようになっている。これにより、アニーリング部15では、前工程で予備加熱されたステータWを所定の温度に保温してアニーリング処理を行うようになっている。
滴下部16には、不図示のワニス供給ポンプに接続された滴下ノズル19が設けられており、滴下ノズル19からステータWに対してワニスが滴下されるようになっている。そして、ステータWに滴下されたワニスは、ステータWのコイルに付着し含浸していく。
硬化部17には、上部にヒータ20a,20b、循環ファン21a,21b、ファンコントローラ22a,22bが設けられている。そして、ヒータ20a,20bによって加熱された空気がファンコントローラ22a,22bで制御される循環ファン21a,21bによって熱風として送り出され、その熱風が硬化部17内に設けられた熱風通路23a,23bを介して第1ステーションST1から第5ステーションST5に位置する各ステータWに吹き付けられるようになっている。このような硬化部17に対して本発明が適用されている。なお、硬化部17の詳細については後述する。
冷却部18では、不図示の冷却ファンによりワニス処理がなされたステータWが冷却される。これにより、ステータWの温度が人が触れる程度(例えば、40℃)まで低下する。
そして、これらの各処理部14〜18を通過するように、本体11内にステータ搬送部12が配置されている。このステータ搬送部12には、図2に示すように、無端状の公転用チェーン30と、公転用チェーン30の内周側に配置された無端状の自転用チェーン40と、ステータWを保持する複数のステータ保持部50とが備わっている。なお、本実施の形態では、公転用チェーン30が2本設けられており、その間に自転用チェーン40が配置されており(図3参照)、2本の搬送レーンが並行して設けられている(図5参照)。ステータ保持部50は、公転用チェーン30に所定間隔で配置されて駆動(公転)されるとともに、自転用チェーン40によって回転軸52が回転(自転)されるようになっている。つまり、ステータ搬送部12により、ステータWを自転させながら公転させることができるようになっている。
ここで、ステータ保持部50には、図3及び図4に示すように、パレット51と、回転軸52と、スプロケット53と、チャック54とが備わっている。パレット51の両端に公転用チェーン30が配置(固定)されている。パレット51上には、回転可能に支持された回転軸52が設けられており、図3では図示を一部省略しているが、回転軸52の両端にステータWを内周側から保持するチャック54が取り付けられている(図5参照)。また、回転軸52には、スプロケット53が固定されている。そして、パレット51を公転用チェーン30に配置すると、スプロケット53の歯が自転用チェーン40に噛み合うようになっている。このような構成により、ステータ保持部50は、ステータWを保持した状態で自転させながら公転させることができるようになっている。
公転用チェーン30は、図2に示すように、駆動ローラ31と従動ローラ32とに巻き掛けられている。また、駆動ローラ31と公転用モータ34の出力軸に固定されたプーリーとの間には、駆動ベルト35が張設されている。これにより、公転用モータ34を駆動すると、公転用モータ34の回転が、駆動ベルト35を介して駆動ローラ31に伝達されるようになっている。そして、駆動ローラ31が回転駆動されることにより公転用チェーン30が駆動されるようになっている。この公転用チェーン30の駆動によって、ステータ保持部50に保持されたステータWがワニス処理装置10内を公転させられることにより、各処理部14〜18を間欠移動するようになっている。
自転用チェーン40は、駆動ローラ41と2つの従動ローラ42,43に巻き掛けられている。また、駆動ローラ41と自転用モータ44の出力軸に固定されたプーリー(不図示)との間には、駆動ベルト45が張設されている。これにより、自転用モータ44を駆動すると、自転用モータ44の回転が、駆動ベルト45を介して駆動ローラ41に伝達されるようになっており、駆動ローラ41が回転駆動されることにより自転用チェーン40が駆動されるようになっている。この自転用チェーン40の駆動によって、ステータ保持部50に保持されたステータWが自転するようになっている。そして、コントローラ13によって自転用モータ44の回転数(出力)を変化させることにより、ステータ保持部50に保持されたステータWの自転回転数を調整することができるようになっている。
そして、ワニス処理装置10では、コントローラ13により、公転用モータ34および自転用モータ44の回転駆動および回転数が制御されて、ステータ保持部50に保持されたステータWがワニス処理装置10内を常に一定の回転数で自転しながら適切なタイミングで公転し、ワニス処理が行われるようになっている。
ここで、硬化部について図1、図5〜図7を参照しながら詳細に説明する。図5は、硬化部の概略を示す概略構成図である。図6は、第1ステーションに備わる端面吹付ダクトの概略を示す概略構成図である。図7は、第1ステーションにおける熱風の風速分布を模式的に示す図である。図8は、第2ステーションに備わる吹付ダクトの概略を示す概略構成図である。
硬化部17には、図1に示すように、第1ステーションST1〜第5ステーションST5の5つの処理ステーションが設けられている。第1ステーションST1では、ステータWに含浸したワニスをステータ表面でゲル化させるゲル化ステーションである。第2、第3ステーションST2,ST3は、ゲル化したワニスを硬化させる硬化ステーションである。第4、第5ステーションST4,ST5は、ステータWを保温する保温ステーションである。
そして、本実施の形態では、搬送レーンが並行して2つ設けられているため、各ステーションがそれぞれ2つずつ設けられている(図5参照)。そして、それぞれの搬送レーン(図5で左右の搬送レーン)に備わるステーションST1〜ST5へ熱風を供給することができるようになっている。具体的には、各搬送レーンには、第1及び第5ステーションST1,ST5に熱風を供給するためのヒータ20a、循環ファン21a、ファンコントローラ22a、及び熱風通路23aが設けられている。また、第2〜第4ステーションST2〜ST4に熱風を供給するためのヒータ20b、循環ファン21b、ファンコントローラ22b、及び熱風通路23bが設けられている。
そして、熱風通路23aには、ステータWの軸方向からステータ端面に熱風を吹き付ける端面吹付ダクトDa1,Da5と、ステータWの周方向からステータ外周面に熱風を吹き付ける外周面吹付ダクトDc1,Dc5が取り付けられている。同様に、熱風通路23bには、端面吹付ダクトDa2,Da3,Da4と、外周面吹付ダクトDc2,Dc3,Dc4が取り付けられている。これにより、ヒータ20a,20b及び循環ファン21a,21bによって発生させた熱風を、各ステーションST1〜ST5に位置するステータWの端面及び外周面に対して局所的に吹き付けることができるようになっている。このとき、ヒータ20a,20b及び循環ファン21a,21bによって発生させた熱風が、熱風通路を介して直接ステータWの端面及び外周面に対して吹き付けられる。従って、従来のように硬化部17内(閉空間内)全体を加熱しないので、無駄な加熱スペースが大幅に削減され、効率よくステータWを昇温させることができる。なお、端面吹付ダクトDa1〜Da5は、ステータWの端面全域に熱風を吹き付けるが、外周面吹付ダクト,Dc1〜Dc5は、ステータWのコア部分に熱風を吹き付けるようになっている。
ここで、第1ステーションST1で、ステータWの表面でワニスをゲル化させるが、このときにワニスが飛散してしまうと、飛散したワニスがステータWのワニス処理不要部分に付着してトリミング作業を行わなければならなくなる。そうすると、生産効率が低下してしまう。このため、第1ステーションST1では、ワニスをゲル化させる際、ワニスが飛散しないように、熱風をステータWに吹き付けている。そのため、第1ステーションST1に熱風を供給する循環ファン21aの出力をファンコントローラ22aにより調整して、吹付ダクトDa1,Dc1から吹き付けられる熱風の風速を、ステータWに付着したワニスが飛散しない風速(例えば10m/s程度、本実施の形態では8m/s)以下に抑えている。なお、ワニスが飛散しない風速は、使用するワニスの成分により異なるため、使用するワニスに応じて実験により予め求めておけばよい。本実施の形態では、スチレンを35%含有するワニスを使用している。
また、第1ステーションST1では、側面吹付ダクトDa1に、図6に示すような風向板25a,25bを設けている。風向板25aが上下方向の熱風の風向きを変えるものであり、風向板25bが左右方向の熱風の風向きを変えるものである。なお、熱風通路23a内では破線白抜き矢印で示すように上から下に向かって熱風が流れている。そして、この風向板25a,25bの向きが調整されて、第1ステーションST1では端面吹付ダクトDa1から吹き付けられる熱風の風速分布が図7に示すように、ステータWの下側(1/3程度)と上側(2/3程度)で異なるようにされている。具体的には、上側領域Ruでの風速が6m/s程度とされ、下側領域Rdでの風速が8m/s程度とされている。つまり、ステータWの端面上側より下側に吹き付けられる熱風の風速が速くされている。このような風速分布にしているのは、ステータWの端面上側で熱風によってワニスが飛散してしまうと、飛散したワニスがステータWのワニス処理不要部分に付着するおそれがあるのに対し、ステータWの端面下側では熱風によってワニスが飛散したとしても、ステータWに付着することなく下方に落下するため、トリミング作業が必要ないからである。そして、側面吹付ダクトDa1からこのような風速分布の熱風がステータWの端面に吹き付けられることにより、ワニスのゲル化をより短時間で完了させることができる。
次に、第2、第3ステーションST2,ST3では、ステータWに含浸し表面がゲル化したワニスを硬化させている。ワニスの硬化時間を短縮するためには、ステータWを短時間で昇温させればよいので、ステータWに吹き付ける熱風の風速を上げればよい。ところが、熱風の風速を上げてステータWの昇温性を高めていくと、ワニスが発泡してしまうおそれがある。ワニスが発泡してしまうと、巻線の絶縁、物理的支持、発熱のスロット壁への伝達、ピンホールや加工傷のカバーなどというワニス処理の効果を得ることができなくなってしまう。このため、第2、第3ステーションST2,ST3では、ワニスを硬化させる際、ワニスが発泡しない範囲内で風速を上げて熱風をステータWに吹き付けている。そのため、第2、第3ステーションST2,ST3に熱風を供給する循環ファン21bの出力をファンコントローラ22bにより調整して、吹付ダクトDc2,Dc3,Da2,Da3から吹き付けられる熱風の風速を、ワニスが発泡しない範囲内で上げている。具体的には、実験から求められるワニス発泡が起こる昇温速度以下(本実施の形態で使用しているワニスの場合には0.23℃/秒以下)でコイルエンド表面が加熱されるように熱風の風速を調整すればよい。ところが、熱風加熱では、昇温速度0.23℃/秒で昇温させることはできないと考えられるため、実際には循環ファン22bを最大出力で駆動させればよい。
また、端面吹付ダクトDa2,Da3の吹き出し口には、図8に示すような複数のノズル孔26が設けられている。これにより、非常に簡単な構造で端面吹付ダクトDa2,Da3から吹き付けられる熱風の風速を高めることができ、ステータWの昇温速度を速くすることができるようになっている。なお、外周面吹付ダクトDc2,Dc3の吹き出し口にも、図8に示すような複数のノズル孔26を設けてもよい。
なお、第5ステーションST5では、第1ステーションST1と同様に循環ファン21aにより熱風が供給されるため熱風の風速が抑えられているが、ステータWを所定温度(本実施の形態では120〜130℃程度)以上に維持することができる。第5ステーションST5における熱風の風速を上げるために、吹付ダクトDa5,Dc5の吹き出し口に図8に示すような複数のノズル孔26を設けてもよい。
続いて、上記した構成を有するワニス処理装置10の動作について説明する。まず、ワニス処理を行う際の動作について説明する。予備加熱が完了したステータWがワニス処理装置10に搬送されてくると、ロボットチャック60が、搬送されてきたステータWを外周側から把持する。そして、ロボットチャック60は、把持したステータWを立ち上げて着脱部14へと搬送し、チャック54に装着する。
そして、コントローラ13により自転用モータ44が駆動される。そうすると、自転用モータ44の回転が駆動ベルト45を介して駆動ローラ41に伝達され、自転用チェーン40が反時計回りに駆動される。自転用チェーン40が反時計回りに駆動すると、ステータ保持部50のスプロケット53を介して回転軸52が時計回り方向に回転する。このとき、回転軸52は、ステータWに巻かれたコイルにワニスが滴下・含浸された際にコイルからワニスが染み出さない回転数で自転される。なお、着脱部14に位置する3つのステータ保持部50の回転軸52は回転しない。これらのステータ保持部50のスプロケット53は自転用チェーン40に噛み合っていないからである。
また、公転用モータ34の回転が駆動ベルト35を介して駆動ローラ31に伝達され、公転用チェーン30が時計回り方向に駆動される。公転用チェーン30が駆動すると、公転用チェーン30に固定されているパレット51(ステータ保持部50)が移動する。この公転により、例えば、着脱部14でステータWが取り付けられたステータ保持部50が、アニーリング部15に送られる。
そして、回転軸52に保持されたステータWを自転させながら、間欠的に公転用チェーン30を駆動させることにより、ステータWが自転しながらアニーリング部15、滴下部16、硬化部17、および冷却部18を順次移動していきワニス処理が実施される。このようにしてワニス処理が終了したステータWは、着脱部14においてロボットチャック60によってステータ保持部50から外される。
ここで、硬化部17では、熱風通路23a,23bを介して熱風を吹付ノズルDa1〜Da5,Dc1〜Dc5からステータWの外周面及び端面に対して吹き付けているため、硬化部17全体を加熱する必要がないから無駄な加熱スペースが大幅に低減され、ステータWの昇温性を向上させることができる。これにより、ステータWの加熱効率が向上するので、従来のように硬化部全体を加熱する場合に比べ、消費電力を抑えつつワニスの硬化処理時間を短縮することができる。
このようにワニス硬化時間の短縮を図ることができるのは、ステータWに対して熱風を直接吹き付けてワニスを硬化させることと、第1ステーションST1でワニスをゲル化させ、第2、第3ステーションST2,ST3で熱風の風速を上げているからである。これにより、硬化部17ではワニスの硬化処理中にワニスを飛散、発泡させることなく、熱風の風速を最大限まで上げてステータWの昇温性を高めることができるのである。
そして、本実施の形態に係るワニス処理装置10において、硬化部17でステータWの昇温性を調べたのでその結果を図9に示す。図9は、硬化部における処理時間とステータの温度変化を示す図である。図9から明らかなように、約65℃のステータWが硬化部17内に搬送されてきた後、第1〜第3ステーションST1〜ST3にてステータWが130℃程度まで昇温され、第4、第5ステーションST4,ST5にてステータWが130℃程度で保温されてワニスの硬化処理が終了する。また、ステータWを65℃から120℃まで昇温させるまでに約330秒かかることがわかる。
これに対して、従来の硬化部全体を加熱する熱風加熱方式では、ステータWを65℃から120℃まで昇温させるまでに約600秒かかり、ワニスの硬化を完了させるために7つの処理ステーションが必要であった。これらのことから、本実施の形態に係るワニス処理装置10によれば、硬化部17における昇温性が大幅に改善された結果(昇温時間をほぼ半減)、処理ステーション数を削減でき設備の小型化を図ることができるとともに、生産リードタイムを短縮することができる。また、硬化部17における昇温性が向上したため、ワニスの硬化処理に要する消費電力(二酸化炭素排出量)も削減することができる。ちなみに、モータ1個当たり製造する際の二酸化炭素排出量は、従来の方法を用いる場合に比べ、ほぼ半減することができた。
以上、詳細に説明したように本実施の形態に係るワニス処理装置10によるワニス硬化方法によれば、硬化部17において、第1ステーションST1で、ワニスが飛散しない風速以下で熱風を吹付ノズルDa1,Dc1からステータWに対して吹き付けてワニスをゲル化させ、第2、第3ステーションST2,ST3で、吹付ノズルDa2,3、Dc2,3からワニスが発泡しない範囲内で風速を上げた熱風をステータWに対して吹き付ける。これにより、ステータWに滴下・含浸したワニスの硬化処理中にワニスを飛散、発泡させることなく、熱風の風速を最大限まで上げてステータの昇温性を高めることができる。従って、生産効率を低下させずに、ステータWの昇温性を向上させることができるため、消費電力を抑えつつ短時間でワニスを硬化させることができ、ワニス処理の効果も確実に得ることができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、上記した実施の形態では、端面吹付ダクトDa2(Da3)から吹き付ける熱風の風速を高めるために複数のノズル孔26を設けているが、吹き出し口形状はこれに限られず、例えば図10に示すように、吹き出し口をラッパ状にしても熱風の風速を高めることができる。この場合には、吹き出し口の径をステータWの径以下にする必要がある。吹き出し口の径をステータWの径よりも大きくしてしまうと、熱風が逃げて昇温性が悪化するからである。
また、上記した実施の形態では、硬化部17に各搬送レーンに独立して循環ファン21a(21b)及びファンコントローラ22a(22b)を設けていたが、図11に示す硬化部17aのように、各搬送レーンに共通の循環ファン21a(22b)及びファンコントローラ22a(22b)を設けてもよい。これにより、設備の簡素化を図ることができる。
あるいは、図12に示す硬化部17bのように、各搬送レーンを独立させて硬化部17をより小さな区画で仕切るようにしてもよい。これにより、ステータW以外(チェーンや搬送パレットなど)を加熱する必要がなくなり熱損失が少なくなり、より効率的にステータWを加熱することができる。
さらに、上記した実施の形態では、並行して設置された2本の搬送レーンを有するワニス処理装置の硬化部に対して本発明を適用した場合を例示したが、1本の搬送レーンのみのワニス処理装置の硬化部にも本発明を適用することができる。また、ステータWが公転せずに自転のみしてワニスの硬化が行われるワニス硬化装置に対しても本発明を適用することができる。
10 ワニス処理装置
17 硬化部
20a,20b ヒータ
21a,21b 循環ファン
22a,22b ファンコントローラ
23a,23b 熱風通路
25a,25b 風向板
26 ノズル孔
Da1〜Da5 端面吹付ダクト
Dc1〜Dc5 外周面吹付ダクト
ST1〜ST5 第1〜第5ステーション
W ステータ

Claims (6)

  1. ステータに備わるコイルに滴下・含浸させたワニスを、ステータを回転させながら閉空間内で硬化させるワニス硬化方法において、
    ステータに対して熱風を前記閉空間内に設けられた熱風通路を介して局所的に吹き付ける際、前記コイルに滴下されたワニスをコイル表面にてゲル化させるゲル化処理ステーションにおいて低風速で熱風を吹き付けてワニスをコイル表面にてゲル化させた後、前記ゲル化処理ステーションとは別の、ゲル化されたワニスを硬化させる硬化処理ステーションにおいて風速を上げて熱風を吹き付け、前記ステータを昇温させてワニスを硬化させる
    ことを特徴とするワニス硬化方法。
  2. 請求項1に記載するワニス硬化方法において、
    前記ステータの周方向と軸方向から前記ステータの外周面と端面に対して熱風を局所的に吹き付ける
    ことを特徴とするワニス硬化方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するワニス硬化方法において、
    ワニスをゲル化させるときには、前記コイルに滴下されたワニスが吹き付けられる熱風で飛散しない風速以下で熱風を吹き付け、
    前記ステータを昇温させるときには、ワニスが発泡しない範囲内で熱風の風速を上げる
    ことを特徴とするワニス硬化方法。
  4. ステータに備わるコイルに滴下・含浸させたワニスを、ステータを回転させながら閉空間内で硬化させるワニス硬化装置において、
    前記コイルに滴下されたワニスをコイル表面にてゲル化させるゲル化処理ステーションと、ゲル化されたワニスを硬化させる硬化処理ステーションとを少なくとも有し、
    前記ゲル化処理ステーションおよび前記硬化処理ステーションは、
    ヒータにより加熱された空気を送り出して熱風を発生させるファンと、
    前記閉空間内に設けられ、前記ファンで発生させた熱風が通過する熱風通路と、
    前記熱風通路に接続され、前記ステータの周方向から前記ステータの外周面に対して熱風を吹き付ける外周面吹付ダクトと、
    前記熱風通路に接続され、前記ステータの軸方向から前記ステータの端面に対して熱風を吹き付ける端面吹付ダクトと、
    前記ファンの動作を制御して前記ステータに吹き付けられる熱風の風速を調整するファンコントローラと、を有し、
    前記ファンコントローラは、前記ゲル化処理ステーションでは、前記外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトから吹き付けられる熱風の風速を、前記コイルに滴下されたワニスがコイル表面にてゲル化されるまでは熱風でワニスが飛散しない風速以下に抑え、前記硬化処理ステーションでは、ワニスがコイル表面にてゲル化された後はワニスが発泡しない範囲内で上げる
    ことを特徴とするワニス硬化装置。
  5. 請求項4に記載するワニス硬化装置において、
    前記コイルに滴下されたワニスをコイル表面にてゲル化させるゲル化処理ステーションと、ゲル化されたワニスを硬化させる硬化処理ステーションとを少なくとも有し、
    前記ゲル化処理ステーションと前記硬化処理ステーションには、前記ファン、外周面吹付ダクト、端面吹付ダクト、及びファンコントローラがそれぞれ別個に設けられており、
    前記ゲル化処理ステーションでは、前記ファンコントローラにより、前記外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトから吹き付けられる熱風の風速が、ワニスが飛散しない風速以下に抑えられ、
    前記硬化処理ステーションでは、前記ファンコントローラにより、前記外周面吹付ダクト及び端面吹付ダクトから吹き付けられる熱風の風速が、ワニスが発泡しない範囲内で上げられる
    ことを特徴とするワニス硬化装置。
  6. 請求項5に記載するワニス硬化装置において、
    前記ゲル化処理ステーションに設けられた端面吹付ダクトは、前記ステータの端面上側より下側の方が風速が速くなるように風向きを変える風向板を備えている
    ことを特徴とするワニス硬化装置。
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