JP5326401B2 - エリスリトール配合糖衣液 - Google Patents

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Description

本発明は、エリスリトールを配合した糖衣液及び該糖衣液でコーティングされた錠剤等に関し、医薬品、医薬部外品及び食品の分野において利用される。
従来の糖衣錠は、素錠に対し、ショ糖を主とする糖衣液を間欠注液法と呼ばれる液掛け・展延・乾燥を繰り返す方法で、素錠の70〜110質量%も糖衣層を被覆して製造しているが、錠剤が大型化し、製造時間は10時間から5日間と長く、製剤が高水分化して薬物の経時的な安定性が低下する等の問題がある。
これらの課題に関して、特開昭56−87518号公報には、タルクを含むショ糖溶液をスプレーコーティングすることを特徴とする薄層糖衣錠の製造方法が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、ショ糖を使用しているため、糖衣液のショ糖濃度が約30%を超えるような濃度の場合、錠剤表面が荒れてしまうためにスプレー液速度を抑えざるを得ず、逆に、糖衣液のショ糖濃度が約30%以下の場合、被覆量の増加速度が小さくなり、結果的に間欠注液法以上の製造時間を要するといった問題があった。
これに対し、特開2002−179559号公報には、不快な臭いをマスキングし、ウィスカーの発生防止に有効で、シュガーレス化が可能であり、かつ、製造時間も短く、錠剤の小型化が可能で、錠剤の低水分化による薬物の安定化をも可能とする「素錠重量の5〜60%の、糖質、賦形剤および結合剤を含む糖衣層を有する薄層糖衣錠」が開示されている(特許文献2参照)。ここでは、糖質として糖と糖アルコールが挙げられ、さらに、糖アルコールとしてエリスリトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール及びマルチトール等が挙げられている。
しかしながら、糖アルコールを配合した糖衣液をもって錠剤等のコーティングを行う場合、糖アルコールの種類によって、その結合力や結晶化の速度等が異なるため、糖アルコールの種類に依らない画一的な糖衣液処方及び製造条件で所望の糖衣錠を製造することは難しく、糖アルコールの種類に応じた緻密な糖衣液処方及び製造条件の設定が必要となる。中でもエリスリトールは、ショ糖の70〜80%の甘味度を有し、非う触性、カロリーゼロのショ糖代替甘味料であるが、これを糖衣液処方に組み込むに当たっては、低吸湿性等のメリットを有する反面、ショ糖と異なり、それ自体に結合力がほとんどないため結合力を付与するための物質の配合が必須であり、また、結晶化が速いため製造中に錠剤表面が荒れる等の問題があった。
そして、かかるエリスリトール配合糖衣液に関する結合力付与と錠剤表面の荒れの問題を解決するためにエリスリトールと組合せられる様々な添加剤が提供されている。例えば、他の糖アルコール(特許文献3参照)、還元水飴(特許文献4参照)、増粘多糖類(特許文献5参照)、セルロース誘導体(特許文献6及び7参照)及びポリビニルアルコール(特許文献8参照)である。
しかしながら、これらの添加剤はいずれも溶解した際の粘度が比較的高く、乾燥によって濃縮された際の液粘度による錠剤同士の付着やコーティングパンへの付着などに起因して、錠剤表面に凸状や凹状の荒れが発生し易く、まだまだ多くの検討の余地がある。
特開昭56−87518号公報 特開2002−179559号公報 特許3332987号公報 特許2656435号公報 特開平8−322504号公報 特開平9−25245号公報 特開2001−139495号公報 特開2004−107282号公報
本発明は、美しい外観や優れた臭いのマスキング能という従来の糖衣錠が有する利点を維持しつつ、さらに、糖衣層が薄くても充分な強度を有するため錠剤の小型化が可能で、製造時間が短く、錠剤内の水分値が低いため水に不安定な成分の配合にも適する糖衣錠を製造するための、エリスリトール配合糖衣液処方、並びに、該エリスリトール配合糖衣液でコーティングされた薄層糖衣錠等を提供することを課題とする。
本発明者らはかかる課題を解決するべく鋭意検討した結果、エリスリトールを配合した糖衣液に、結合力を付与するための物質としてプルランを配合し、フィラーとして炭酸カルシウムやタルクを配合し、エリスリトールの結晶化を抑制する物質として、乳酸カルシウム、キシリトール又はクエン酸を配合することにより、製造や輸送の際の割れや欠けといった問題を生じない充分な錠剤強度を有し、製造時の錠剤面が滑らかな薄層の糖衣錠を製造しうることを見出した。
かかる知見により得られた本発明の態様は、固形分濃度が糖衣液全体の20〜50質量%であって、固形分全体に対して(a)40〜88質量%のエリスリトール、(b)1〜30質量%の乳酸カルシウム、1〜30質量%のキシリトール及び0.001〜5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)10〜40質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.5〜12質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣液である。
本発明の他の態様は、前記糖衣液をコーティングすることによって得られる、素錠に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜15質量%の乳酸カルシウム、0.1〜15質量%のキシリトール及び0.0001〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣層で被覆された薄層糖衣錠である。
本発明の他の態様は、前記糖衣液をコーティングすることによって得られる、素の可食性物品に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜15質量%の乳酸カルシウム、0.1〜15質量%のキシリトール及び0.0001〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣層で被覆された可食性物品である。
本発明により、糖衣層が薄くても充分な強度を有するため錠剤の小型化が可能で、製造時間が短く、錠剤内の水分値が低いため水に不安定な成分の配合にも適するシュガーレス糖衣錠等を提供することが可能となった。
本発明の「糖衣液」は、その固形分濃度が糖衣液全体の20〜50質量%であって、固形分全体に対して(a)40〜88質量%のエリスリトール、(b)1〜30質量%の乳酸カルシウム、1〜30質量%のキシリトール及び0.001〜5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)10〜40質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.5〜12質量%のプルランを必須の構成成分として含有し、さらに、必要に応じて配合される公知の添加剤によって構成される水溶液である。
「エリスリトール」は、前述したようにショ糖代替の甘味剤であり、本発明の糖衣液における含有(配合)量は、固形分全体に対して、通常40〜88質量%であり、外観、臭いのマスキング作用、錠剤の強度、糖衣液の付着率等の観点から、50〜70質量%が好ましい。
「乳酸カルシウム」、「キシリトール」又は「クエン酸」は、エリスリトールの結晶化を抑制し、製造時の錠剤等の表面を滑らかにする物質として配合される。
発明の糖衣液における乳酸カルシウムの含有(配合)量は、エリスリトールの配合量等によって異なってくるが、固形分全体に対して、通常1〜30質量%であり、製造時のエリスリトールの結晶化を適度に抑制するという観点から、1〜20質量%が好ましい。
発明の糖衣液におけるキシリトールの含有(配合)量は、エリスリトールの配合量等によって異なってくるが、固形分全体に対して、通常1〜30質量%であり、製造時のエリスリトールの結晶化を適度に抑制するという観点から、1〜20質量%が好ましい。
発明の糖衣液におけるクエン酸の含有(配合)量は、エリスリトールの配合量等によって異なってくるが、固形分全体に対して、通常0.001〜5質量%であり、製造時のエリスリトールの結晶化を充分に抑制し、味質に影響しないという観点から、0.1〜5質量%が好ましい。
なお、乳酸カルシウム、キシリトール及びクエン酸は何れか1種を用いるだけでなく、2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
「炭酸カルシウム」又は「タルク」は、製造時の錠剤等の表面を滑らかにする物質として、あるいは糖衣層の脆性破壊に耐えられる厚みを効果的に付与するための物質として配合され、フィラーと呼ばれる。
発明の糖衣液における炭酸カルシウムの含有(配合)量は、エリスリトールの配合量等によって異なってくるが、固形分全体に対して、通常10〜40質量%であり、製造効率や味質の観点から、20〜30質量%が好ましい。
発明の糖衣液におけるタルクの含有(配合)量は、エリスリトールの配合量等によって異なってくるが、固形分全体に対して、通常10〜40質量%であり、製造効率や味質の観点から、20〜30質量%が好ましい。
なお、炭酸カルシウム及びタルクは糖衣液中に溶解せず、懸濁しており、何れか1種を用いるだけでなく、2種を組み合わせて用いてもよい。
「プルラン」は、エリスリトールにはほとんど結合力がないため、結合力を付与するための物質として配合される。本発明の糖衣液におけるプルランの含有(配合)量は、固形分全体に対して、通常0.5〜12質量%であり、錠剤の強度及び糖衣層の付着率等の観点から、1〜10質量%が好ましい。
本発明の糖衣液は前記エリスリトール等を配合した水溶液の形態を採り、水を必須成分とするが、水に不溶の成分を分散させたり、製造時の乾燥効率等を考慮して、適宜にエタノール等の有機溶媒を少量配合させてもよい。
また、水の量は糖衣液の固形分濃度により定まり、本発明の糖衣液の「固形分濃度」は20〜50質量%であり、好ましくは30〜40質量%である。固形分濃度が20質量%未満であると糖衣液中の水分が多すぎ、乾燥効率が悪くなって製造時間が長くなるので好ましくない。一方、固形分濃度が50質量%を超えると糖衣液の粘度が高くなり錠剤の表面が荒れるので好ましくない。
必要に応じて配合される公知の添加剤としては、例えば、酸化チタン等の遮光剤、各種色素が挙げられる。これらを本発明の効果を損なわない範囲で任意に糖衣液に配合することができる。
本発明の「糖衣錠」は、素錠に前記糖衣液をコーティングすることによって得られる糖衣錠である。具体的には、製造中に前記糖衣液から水や有機溶媒等が除かれ、固形分のみが糖衣層として素錠面に付着する結果、素錠の10〜50質量%の糖衣層で被覆された糖衣錠であり、より具体的には、素錠に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜15質量%の乳酸カルシウム、0.1〜15質量%のキシリトール及び0.0001〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを必須の構成成分として含有し、さらに、必要に応じて配合された任意の添加剤があればそれが固形分として残存する限りにおいてそれをも含有する糖衣層で覆われている糖衣錠である。
「薄層」とは糖衣錠内部の素錠面から糖衣錠の外表面までの距離が短いことを意味し、錠剤の部位によって異なってくる(例えば、錠剤の中心付近では厚く、エッジと呼ばれる錠剤の角の部分では薄い。)が、錠剤の中心付近でおおよそ0.1〜0.5mmである。そして、このような薄層の糖衣錠を得るためには、本発明のエリスリトールを含む糖衣層は素錠の質量に対して10〜50質量%になる。
「素錠」は糖衣コーティングを施す前の錠剤を意味し、コーティングのし易さやコーティング後の錠剤の大きさ、強度等を考慮すると、通常の円形錠剤の場合、錠径が5〜11mmであって、粉体を圧縮成型して素錠を製造する際の打錠用杵としては、糖衣面又は2段R面と称される丸味がかったものを用いるのが好ましい。また、ラグビーボール型や三角形等の変形錠剤に対しても本発明の糖衣液をコーティングして薄層の糖衣錠を製造しうることはいうまでもない。
素錠は、例えば、有効成分及び固形製剤の分野で汎用されている賦形剤等の公知の添加剤を混合・造粒等して得られた粉体を打錠機で圧縮成型して得られるが、製造時に機械内壁との接触や錠剤同士の接触によって欠けたり割れたりしないよう充分な強度を有するものであるよう留意する必要がある。本発明の糖衣錠は内部の水分値を低値に押さえることができることができるため、アスコルビン酸のような水に不安定な成分を素錠中に配合する場合に本発明を用いる意義がある。
糖衣層におけるエリスリトールの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常4〜44質量%であり、外観、臭いのマスキング性、錠剤の強度、大きさ等の観点から、5〜35質量%が好ましい。
糖衣層における乳酸カルシウムの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.1〜15質量%であり、0.1〜10質量%が好ましい。
糖衣層におけるキシリトールの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.1〜15質量%であり、0.1〜10質量%が好ましい。
糖衣層におけるクエン酸の含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.0001〜2.5質量%であり、0.01〜2.5質量%が好ましい。
糖衣層における炭酸カルシウムの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常1〜20質量%であり、2〜15質量%が好ましい。
糖衣層におけるタルクの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常1〜20質量%であり、2〜15質量%が好ましい。
糖衣層におけるプルランの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.05〜6質量%であり、0.1〜5質量%が好ましい。
本発明の「糖衣層で被覆された可食性物品」は、被覆される前の素の可食性物品に前記糖衣液をコーティングすることによって得られる被覆された可食性物品である。具体的には、製造中に前記糖衣液から水や有機溶媒等が除かれ、固形分のみが糖衣層として素の可食性物品に付着する結果、素の可食性物品の10〜50質量%糖衣層で被覆された可食性物品であり、より具体的には、素の可食性物品に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜15質量%の乳酸カルシウム、0.1〜15質量%のキシリトール及び0.0001〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを必須の構成成分として含有し、さらに、必要に応じて配合された任意の添加剤があればそれが固形分として残存する限りにおいてそれをも含有する糖衣層で覆われている可食性物品である。
「可食性物品」は、糖衣コーティングを施すことができる食品であれば特に限定はないが、一般的にシュガーレスコーティングを施された状態で市販されているガム、特に粒ガムが好ましい。また、「素の」とはコーティングが施される前の状態を意味する。
ガムは飲むものではなく、噛むものであるため、錠剤のように大きくなると飲みにくくなるといったことは問題とならないが、できるだけ糖衣の被覆量は少ない方がコスト等の点から好ましいことは言うまでもない。
糖衣層におけるエリスリトールの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常4〜44質量%であり、外観、臭いのマスキング性、錠剤の強度、大きさ等の観点から、5〜35質量%が好ましい。
糖衣層における乳酸カルシウムの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.1〜15質量%であり、0.1〜10質量%が好ましい。
糖衣層におけるキシリトールの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.1〜15質量%であり、0.1〜10質量%が好ましい。
糖衣層におけるクエン酸の含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.0001〜2.5質量%であり、0.01〜2.5質量%が好ましい。
糖衣層における炭酸カルシウムの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常1〜20質量%であり、2〜15質量%が好ましい。
糖衣層におけるタルクの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常1〜20質量%であり、2〜15質量%が好ましい。
糖衣層におけるプルランの含有(配合)量は、前記糖衣液中の含有(配合)量によって決まってくるが、素錠に対して通常0.05〜6質量%であり、錠剤の強度及び糖衣層の付着率等の観点から、0.1〜5質量%が好ましい。
本発明の糖衣液は、水に所定量のエリスリトール、乳酸カルシウム、炭酸カルシウム、プルラン等を溶解又は分散させ、さらに、必要に応じて配合される公知の添加剤を溶解又はホモジナイザー等で分散することによって調製される。
そして、本発明の薄層糖衣錠等は、例えば、素錠等をコーティング機の中に仕込み、前記糖衣液を素錠等に連続スプレーして製造される。糖衣コーティングの方法として、連続スプレー法を採択することにより、従来のショ糖配合糖衣液の場合に採択される間欠注液法に比べ、製造時間の大幅な短縮が図れる。
以下に、参考例及び試験例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。
参考例1 実験材料
本検討に用いた主な材料は次の通りである。
エリスリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール及びキシリトール、プルラン、トレハロース、還元パラチノース、砂糖、沈降炭酸カルシウム、タルク、L−メチオニン、VB1−硝酸塩、乳糖、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ゼラチン、PVP(ポリビニルピロリドン)、PVA(ポリビニルアルコール)コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、クエン酸、無水クエン酸、PVA(ポリビニルアルコール)、乳酸カルシウム
参考例2 素錠の組成及び製造法
以下の各試験に用いる素錠の組成(1錠中)は次の通りである。
L−メチオニン 15.00 mg
VB1−硝酸塩 5.00 mg
乳糖 94.25 mg
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 10.00 mg
結晶セルロース 25.00 mg
ステアリン酸マグネシウム 0.75 mg
合計 150.00 mg
ステアリン酸マグネシウムを除く上記成分を27,000錠分秤量し、分級・混合後、これにステアリン酸マグネシウム27,000錠分(20.25g)を添加・混合して、打錠用粉末を調製した。得られた打錠用粉末をコレクト12(菊水製作所製)を用い、7mm径2段R面の杵で打錠し、1錠重量150mgの錠剤を製した。
参考例3 連続スプレーによるコーティング方法
本発明における糖衣コーティングにはドリアコーター500型(DRC−500、パウレック社製)を使用した。また、連続スプレー条件は下表1の通りである。スプレー液速度については、品温が設定範囲に収まる範囲内で最大限上昇させた。
Figure 0005326401
参考例4 表面滑度の測定法
本発明において、表面滑度の測定には次の機器を用い、測定する錠剤を固定し、そのR面部分の表面を次の条件で測定した。滑度は1錠について3回測定し平均値で滑度を求め、これを3錠分行い、その平均値を求めて表面滑度とした。
機器:表面粗さ計(TR200、TIME社製)
条件:カットオフ0.25×5mm、レンジ±40μm、Raモード
参考例5 臭いマスキングの評価法
前記素錠には臭いのある成分としてL−メチオニンが配合されている。本発明における臭いの測定は、糖衣錠100錠をPSビン(5K)に入れ、密閉し、50℃1カ月保存後、蓋を開け、直接臭いを鼻で嗅いで行った。
参考例6 落下強度試験法
強度を測定する糖衣錠剤10錠を1錠ずつ1mの高さからガラス管を用いてPSビンへ落下させ、ヒビと剥離を目視で確認した。
糖衣に亀裂が生じていればヒビと判定し、素錠が見えるまでの割れが生じたものは剥離と判定した。1回目の落下での剥離は4ポイント、2回目の落下での剥離は3ポイント、3回目の落下での剥離は2ポイントとした。ヒビは3回目の落下時のみ確認し、1錠につき1ポイントとした。これらのポイントを加算し落下ポイントとし、これを3セット(10錠×3回)実施した平均値を求めて落下強度ポイントとした。
参考例7 防湿性の評価法
糖衣錠剤を25℃75%RH条件下に曝し、1週間後の重量変化によって防湿性を段階的に評価した。
試験例1 シュガーレス糖衣の素材選定
糖衣に使用できると思われる、結晶性がよく、吸湿性が低い糖アルコール5種を選定し、その物性について調査した。結果を下表2に示す。
Figure 0005326401
表2より、結晶性に優れ、溶液の粘度が低く、溶解度も適当なエリスリトールがシュガーレス糖衣の素材として適切であると判断した。
試験例2 結合剤の選定
エリスリトールと下表3に記載の各種結合剤を1:1(質量比)の割合で乳鉢にて混合粉砕後、DSC(示差走査熱量計)により融点を測定し、エリスリトール単体の融点との差を測定することで、相互作用の強い結合剤を選定した。結果を下表3に示す。
なお、測定機器及び測定条件は次の通りである。
DSC機器:Rigaku DSC8230スマートローダ 測定条件:採取量約5mg、25〜130℃にて昇温速度5℃/分、窒素気流下、アルミ密閉パン使用
Figure 0005326401
表3より、プルランによる融点降下が最も大きく、エリスリトールとの相互作用が強いことが推測された。
エリスリトール及びプルラン共に重合や変色などの反応性が低い添加剤であるため、このプルランを結合剤として選択することとし、その添加量を最適化することとした。
試験例3 結合剤及びフィラー濃度の最適化
エリスリトール、プルラン及びフィラー(沈降炭酸カルシウム:タルク=1:1)の配合比を最適化するため、プルラン濃度4〜12質量%(固形分組成として)の範囲で、フィラー濃度を0〜40質量%の範囲で変化させた糖衣液を調製し、参考例2に記載した連続スプレーによるコーティングを行って、それぞれの濃度における物性を検討した。糖衣液の調製は、水にエリスリトール及びプルランを溶解させ、フィラーを懸濁させた後、該水溶液をホモジナイザーで粉砕して行った。その際、糖衣液の固形分濃度はエリスリトールの配合量を調整することによって35質量%に設定し、糖衣率40質量%までコーティングを行った。結果をそれぞれ糖衣外観(表4)、味質(表5)、水分バリア性(表6)、臭いバリア性(表7)及び糖衣落下強度(表8)として示す。
Figure 0005326401
なお、評価基準は次の通りである。
◎:非常に滑らかな表面状態
〇:仕上げが可能な表面状態
△:仕上げに適さない表面状態
×:非常に荒れた表面状態
Figure 0005326401
なお、評価基準は次の通りである。
◎:良好
〇:許容できる
△:僅かに許容できない
×:許容できない
Figure 0005326401
なお、評価基準は次の通りである。
◎:25℃75%RH下で吸湿なし
〇:25℃75%RH下で僅かな吸湿あり
△:25℃75%RH下で吸湿あり
×:25℃75%RH下で素錠と同等の吸湿あり
Figure 0005326401
なお、評価基準は次の通りである。
◎:まったく臭わない
〇:許容できる
△:僅かに許容できない
×:許容できない
Figure 0005326401
糖衣外観においてRa値2.5以下、味質は良好、落下強度は10ポイント以下であることをクリアする条件は、プルラン6〜8質量%及びフィラー濃度20〜30質量%(共に固形分中の濃度でその他はエリスリトール)であった。よって、その中で最も結合剤濃度の高いプルラン8質量%及びフィラー30質量%の条件を選択し、薄層での強度を確保することとした。なお、この糖衣錠では水分バリア性、臭いバリア性ともにいずれの条件においても不十分であったが、仕上げの糖衣層のコーティングによって水分バリア性や臭いバリア性は充分に改善しうるものと考える。
試験例4 フィラーの選定
ここまでの検討で、フィラーとしては炭酸カルシウム:タルク=1:1の組成物を使用してきた。炭酸カルシウムは濡れ性に優れるものの分散性に欠け酸に弱く、タルクは分散性に優れるものの濡れ性に欠けるといった特性がある。そこで、スプレー層中のフィラーの種類(炭酸カルシウムのみ、タルクのみ、炭酸カルシウムとタルクの1:1の併用)を変更した際の糖衣層厚みと重量偏差を比較した。
糖衣液の組成は下表9の通りである。糖衣液の調製は、水にエリスリトール及びプルランを溶解させ、フィラーを懸濁させた後、該水溶液をホモジナイザーで粉砕して行った。錠剤へのコーティングは参考例3に従った。結果を表10及び図2〜4に示す。
Figure 0005326401
Figure 0005326401
図2〜4より、糖衣層の厚み方向(a方向)と径方向(b方向)の厚みを測定した結果、炭酸カルシウムにおいて両方向の厚みの差が少なかったことから、タルクのみ、炭酸カルシウムとタルクの併用でも問題ないが、均一なコーティング層を形成し易いという観点から、フィラーの第一選択は炭酸カルシウムとした。
参考例5 表面を平滑にするフィラーのスクリーニング
これまでの検討において、フィラーには炭酸カルシウムが最適で、その配合比を、スプレーコーティング液中30質量%(スプレー層固形分)とすることで、充分な強度と平滑さが得られ、その後の仕上げがスムーズに行えると予想される。しかしながら、表面の平滑さが大きいほどスプレー液の固形分濃度を上昇させることができるため、製造効率がさらに改善され、また、錠剤強度やバリア性低下の原因となるフィラーを減量することができるため、さらに平滑な錠剤の表面を得るための添加剤を検討した。
エリスリトールと各種賦形剤・滑沢剤の1:1混合物の融点と、エリスリトール融点との差をDSCによって測定した。その結果を表11に示す。
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表11より、クエン酸による融点降下が最も大きく、エリスリトールとの相互作用が強く、エリスリトールの結晶化を抑える作用は充分に有すると推測される。しかしながら、クエン酸には酸味があり、吸湿性も強いため、配合量を制限せざるを得ない。そこで、乳酸カルシウムとキシリトールについて実際に連続スプレーによるコーティングを実施し検証することとした。下表12〜14に糖衣液の処方を示す。
Figure 0005326401
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表12〜表14の組成の糖衣液でコーティングした糖衣錠の表面滑度を参考例4の方法で測定すると、それぞれRa=2.440、Ra=1.402及びRa=0.875であり、乳酸カルシウムやキシリトールを配合したことにより、表面滑度の値が減少し、滑らかな表面とすることができた。
また、コーティング時間は何れも約90分となり、表13及び14の組成では、さらにスプレー速度を上げ、コーティング効率を上げることも可能であると考えられる。
試験例6 表面を平滑にするフィラー量の検討
エリスリトールに対し、乳酸カルシウム及びキシリトールを添加することで表面が平滑なコーティング錠を得ることができた。これにクエン酸を加え、さらに詳細な組成を検討した。
連続スプレーコーティングにはドリアコーター300型(DRC−300、パウレック社製)を使用した。また、連続スプレー条件は下の通りである。スプレー液速度については、品温が設定範囲に収まる範囲内で最大限上昇させた。
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検討した液組成を以下に示す。糖衣液の固形分濃度はすべて35質量%とした。
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コーティング後の錠剤表面の表面滑度を測定した結果を表26に示す。クエン酸添加では0.1〜5%添加で効果が確認され、それ以上の添加では吸湿性や酸味が懸念された。また、キシリトール及び乳酸カルシウムに関しては1〜10%の添加量で効果が確認されそれ以上の添加では吸湿性やひび割れが懸念された。これらを適正に添加することで表面滑度を低減させることができ、錠剤表面が滑らかな薄層の糖衣錠を効率的に製造できることが確認された。
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[まとめ]
糖質としてエリスリトールを選択し、結合剤としてプルラン、フィラーとして炭酸カルシウムを用い、固形分濃度35質量%にて各配合比を最適化した結果、エリスリトール62質量%、プルラン8質量%、炭酸カルシウム30質量%の固形分比率が最適であった。これに乳酸カルシウムやキシリトールなどのエリスリトールの融点降下作用が大きい添加剤を加えると、錠剤表面の平滑さが向上した。
本発明により、医薬品や医薬部外品の分野において、美しい外観や優れた臭いのマスキング能を有し、さらに、糖衣層が薄く小型化で、製造時間が短く、錠剤内の水分値が低いため水に不安定な成分の配合にも適するシュガーレス薄層糖衣錠を提供することが可能となり、また、食品の分野においても、美しい外観等を有し、製造コストが低減された粒ガム等の提供が可能となる。
錠剤断面模式図を示す。 各フィラーと糖衣層の厚み方向の厚みとの関係を示す。 各フィラーと糖衣層の径方向の厚みとの関係を示す。 各フィラーと糖衣層厚み比(b/a)との関係を示す。

Claims (10)

  1. 固形分濃度が糖衣液全体の20〜50質量%であって、固形分全体に対して(a)40〜88質量%のエリスリトール、(b)1〜30質量%のキシリトール及び0.001〜5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)10〜40質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.5〜12質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣液。
  2. 素錠に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜15質量%のキシリトール及び0.0001〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣層で被覆された薄層糖衣錠。
  3. 請求項1記載の糖衣液を連続スプレーし、素錠の10〜50質量%の糖衣層で被覆された薄層糖衣錠の製造方法。
  4. 素の可食性物品に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜15質量%のキシリトール及び0.0001〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣層で被覆された可食性物品。
  5. 請求項1記載の糖衣液を連続スプレーし、素の可食性物品の10〜50質量%の糖衣層で被覆された可食性物品の製造方法。
  6. 固形分濃度が糖衣液全体の20〜50質量%であって、固形分全体に対して(a)40〜88質量%のエリスリトール、(b)1〜20質量%のキシリトール及び0.1〜5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)10〜40質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.5〜12質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣液。
  7. 素錠に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜10質量%のキシリトール及び0.01〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣層で被覆された薄層糖衣錠。
  8. 請求項6記載の糖衣液を連続スプレーし、素錠の10〜50質量%の糖衣層で被覆された薄層糖衣錠の製造方法。
  9. 素の可食性物品に対し、(a)4〜44質量%のエリスリトール、(b)0.1〜10質量%のキシリトール及び0.01〜2.5質量%のクエン酸の少なくとも1種、(c)1〜20質量%の炭酸カルシウム及びタルクの少なくとも1種、並びに(d)0.05〜6質量%のプルランを含有することを特徴とする糖衣層で被覆された可食性物品。
  10. 請求項6記載の糖衣液を連続スプレーし、素の可食性物品の10〜50質量%の糖衣層で被覆された可食性物品の製造方法。
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