JP5325644B2 - 旋盤のチャック装置及びその芯出し方法 - Google Patents

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本発明は、旋盤加工されるワークを把持する複数のチャック爪を有する旋盤のチャック装置及びその芯出し方法に関するものである。
従来より、旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向にスライド移動して該ワークを把持又は開放する複数のチャック爪を有する旋盤のチャック装置は知られている。
ワークを旋盤の回転主軸に固定する方法としては、いくつかの方法が知られているが、例えば、3つの爪をスクロールに噛み合わせて同時に動かす方法がある。この方法のチャック装置は、旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に同時にスライド移動するチャックベース部を備えている。このチャックベース部にはチャック把持部が着脱可能に構成され、このチャック把持部のワーク当接部がワークに当接してこのワークを堅固に把持した状態で、旋盤の主軸を回転させて保持されたワークを回転させ、このワークに工具を押し当てて旋盤加工することが知られている。
上記従来のチャック爪を複数回使用しているうちに、チャックベース部や、このチャックベース部がスライド移動するチャック移動用レール等の摩耗により、寸法が微妙に狂い始めて芯出しが必要となる。
ところで、上記チャック方法と異なる方法としては、例えば4つの爪をそれぞれ個別に移動させるものがある。この方法では、各爪の位置を調整しながら偏心や芯出しを行うことができる。
しかし、各爪が同時にスライド移動する方法では、それぞれの爪を個別に動かすことができないため、ワークと同じ外径のテストピースをチャック爪で把持した状態でダイヤルゲージ等で振れを確認しながらハンマーでたたいて芯出したり、再びチャック爪を成形し直したりする必要がある。ハンマーでたたく方法では、作業者の習熟度によって作業時間が非常にかかる場合があり、また、チャック爪を成形し直すのには加工時間が新たに必要となる。これらは、リードタイムの増加によるコストアップの1つの要因となっている。特に多品種少量生産では、加工時間自体の短縮よりも、リードタイム短縮の方が効果が大きくなる。
そこで、例えば、特許文献1では、1つのチャック爪をチャック爪本体部とチャック爪先端部とに分割し、チャック爪本体部に回転軸線に対して垂直方向に貫通するボルト用螺合孔と長孔とを形成し、チャック爪先端部を長孔まで延びるボルト固定用孔とボルト用螺合孔に螺合し、段差部の第1の壁面とチャック爪先端部の対抗面との間の間隙量を調整する調整用の螺合ボルトを設け、上記間隙を保持した状態で、ボルト固定用孔と長孔との間を固定用ボルトで締め付けてチャック爪先端部をチャック爪本体部に固定するようにしている。
特開2006−326744号公報
しかしながら、上記従来の旋盤のチャック装置では、構造が複雑で部品点数が多く、製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数の少ない単純な構成で芯出しを容易に行えるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、チャック爪にスリットを設け、そのスリットをテーパネジで拡縮させるようにした。
具体的には、第1の発明では、旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に同時にスライド移動して該ワークを把持又は開放する複数のチャック爪を有する旋盤のチャック装置を前提とする。
そして、上記複数のチャック爪のうち少なくとも1つには、該チャック爪の上記ワークに当接するワーク当接部と、残りの部分とを区切る有底のスリットが形成され、
上記スリット上には、嵌め込んで締め付けたり緩めたりして進退させることで該スリットの間隔を拡縮させるテーパネジが締結可能な芯出し用ネジ穴が形成されている。
上記の構成によると、チャック爪のワーク当接部側にスリットを設け、このスリット上にネジ穴を設けておけば、このネジ穴にテーパネジを嵌め込んで、締め付けたり緩めたりして進退させることで、スリットが拡縮されてワーク当接部を少量ずつ移動させることができる。このため、芯出しが極めて容易に行われる。
第2の発明では、旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に同時にスライド移動するチャックベース部と、該チャックベース部に対して着脱可能に構成されて該ワークに当接して把持するチャック把持部とを有する複数のチャック爪を備えた旋盤のチャック装置を前提とする。
そして、上記旋盤のチャック装置は、
上記チャックベース部がスライド移動する複数のチャック移動用レールと、
上記チャック把持部に形成された固定用ボルト挿通孔に挿通されて上記チャックベース部に形成された固定用ネジ穴に締結される固定用ボルトとを備え、
上記チャック把持部のうち少なくとも1つには、上記固定用ボルト挿通孔を横切り、該チャック把持部の上記ワークに当接するワーク当接部と、その他の部分とを区切る有底のスリットが形成され、該スリットが形成された上記固定ボルト挿通孔には、嵌め込んで締め付けたり緩めたりして進退させることで該スリットの間隔を拡縮させるテーパネジが締結可能に構成されている。
上記の構成によると、チャック把持部をチャックベース部に固定する固定用ボルト挿通孔にこの固定用ボルト挿通孔を横切るスリットとネジ穴とを設け、このネジ穴にテーパネジを嵌め込んで、締め付けたり緩めたりして進退させることで、スリットが拡縮されてワーク当接部を少量ずつ移動させることができる。このため、芯出しが極めて容易に行われる。さらに、ネジ穴を設ける際には、すでに形成された固定ボルト挿通孔の周縁にネジ穴を加工するだけでよいので、ネジ穴加工が容易である。
第3の発明では、複数のチャック爪を旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に同時にスライド移動させて該ワークを把持又は開放する旋盤のチャック装置におけるワークの芯出し方法を前提とする。
そして、上記ワークの芯出し方法は、
上記複数のチャック爪の少なくとも1つに、該チャック爪の上記ワークに当接するワーク当接部と残りの部分とを区切る有底のスリットを形成すると共に、該スリット上にネジ穴加工を施す準備工程と、
上記チャック爪を同時にスライド移動させて上記ワークを把持する把持工程と、
上記ネジ穴に上記テーパネジを嵌め込んで進退させて上記スリットを拡縮させることで、上記チャック爪に把持されたワークの芯出しをする芯出し工程とを含む。
上記の構成によると、準備工程において、チャック爪のワーク当接部側にスリットを設け、このスリット上にネジ穴を設けておけば、芯出し工程において、このネジ穴にテーパネジを嵌め込んで、締め付けたり緩めたりして進退させることで、スリットが拡縮されてワーク当接部を少量ずつ移動させることができる。このため、芯出しが極めて容易に行われる。
第4の発明では、旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に延びる複数のチャック移動用レール上をそれぞれスライド移動可能なチャックベース部にチャック固定用ボルトによってチャック把持部を取り付け、各チャックベース部を同時にスライド移動させて該チャック把持部のワーク当接部に上記ワークを当接させて把持する旋盤のチャック装置におけるワークの芯出し方法を対象とする。
そして、上記ワークの芯出し方法は、
上記チャック把持部に形成され、上記チャック固定用ボルトが挿通される固定用ボルト挿通孔に、該固定用ボルト挿通孔を横切り、上記ワーク当接部と残りの部分とを区切る有底のスリットを形成すると共に、該スリットが形成された固定用ボルト挿通孔にテーパネジを締結可能なネジ加工を施す準備工程と、
上記チャック把持部を該チャックベース部に固定した状態で、該チャックベース部を同時に移動させて上記ワークを上記ワーク当接部で把持する把持工程と、
上記ネジ加工を施したボルト挿通孔に上記テーパネジを嵌め込んで進退させて上記スリットを拡縮させることで、上記チャック爪に把持されたワークの芯出しをする芯出し工程とを含む。
上記の構成によると、準備工程において、チャック把持部をチャックベース部に固定する固定用ボルト挿通孔にこの固定用ボルト挿通孔を横切るスリットとネジ穴とを設け、芯出し工程において、このネジ穴にテーパネジを嵌め込んで、締め付けたり緩めたりして進退させることで、スリットが拡縮されてワーク当接部を少量ずつ移動させることができる。このため、芯出しが極めて容易に行われる。さらに、準備工程でネジ穴を設ける際には、すでに形成された固定ボルト挿通孔の周縁にネジ穴を加工するだけでよいので、作業時間が少なくて済む。
以上説明したように、本発明によれば、チャック爪にスリットを設け、かつこのスリット上にネジ穴を設け、このネジ穴にテーパネジを嵌め込んで、締め付けたり緩めたりして進退させてスリットを拡縮させ、ワーク当接部を移動させて芯出しするようにしたことにより、部品点数の少ない単純な構成で芯出しを容易に行うことができ、結果としてリードタイムが短くなり、製造コストを大幅に減少させることができる。
本発明の実施形態にかかる旋盤のチャック装置を示す正面図である。 ダイヤルゲージを用いて芯出しを行う様子を示す図1のII−II線断面図である。 チャック移動用レール及びチャックベース部を示す拡大斜視図である。 チャック爪の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態の旋盤のチャック装置1を示し、このチャック装置1は、図示しない旋盤の主軸に取り付けられ、旋盤加工されるワークWを把持する装置である。
チャック装置1は、円柱状又は円筒状のワークWの回転軸線Xに対して垂直方向に同時にスライド移動し、このワークWを把持又は開放する複数のチャック爪2を備えている。本実施形では、チャック装置1は、3つのチャック爪2を備えているが、2つや4つ以上のチャック爪を備えていてもよい。
図3に一部拡大して示すように、上記チャック装置1は、上記旋盤の主軸に取り付けられる円筒状のチャック本体3を有し、このチャック本体3には、ワークWの回転軸線Xに対して垂直方向、つまりチャック本体3の半径方向に延びる3本のチャック移動用レール4が形成されている。各チャック移動用レール4には、このチャック移動用レール4上をスライド移動するチャックベース部5が設けられている。各チャックベース部5の表面5aには位置決め用の凹凸(セレーション)が加工され、その長手方向にはチャック固定用溝5bが延びている。3つのチャックベース部5は、図示しないスクロールに結合され、同時に各チャック移動用レール4上をスライド移動するように構成されている。
図1及び図2に示すように、上記各チャックベース部5には、チャック把持部6が着脱可能となっている。このチャック把持部6の底面にも上記チャックベース部5の表面5aと同様の位置決め用の凹凸が加工され、上下の凹凸を合わせるようにしてチャック把持部6が、チャックベース部5上に配置されるようになっている。チャック把持部6の先端は、各ワークWの形状に合わせた形状に成形されている。本実施形態では、例えばワークWの外径に合わせた曲面状の当接面7aを有するワーク当接部7を備えている。
図2及び図4に示すように、チャック把持部6は、その長手方向(つまり、チャック移動用レール4の長手方向)に2つの固定用ボルト挿通孔8が形成されている。この固定用ボルト挿通孔8には、チャック把持部6を上記チャックベース部5に固定するための、例えば六角穴付ボルトよりなるチャック固定用ボルト9が挿通されるようになっている。
具体的には、図4に示すように、このチャック固定用ボルト9は、チャックベース部5のチャック固定用溝5bに嵌合される狭持部材10を締結可能に構成されている。狭持部材10には、チャック固定用ボルト9を締結可能な固定用ネジ穴10aが形成されている。チャック固定用ボルト9を固定用ボルト挿通孔8に挿通させて固定用ネジ穴10aに仮締めした状態で、狭持部材10をチャック固定用溝5bに嵌合させ、チャック固定用溝5b上をスライド移動させて所定の位置に位置決めした後、チャック固定用ボルト9をさらに締め付けることで、チャック把持部6がチャックベース部5の所定位置に固定されるようになっている。
そして、本発明の特徴として、各チャック把持部6のワーク当接部7側の固定用ボルト挿通孔8には、有底のスリット12が形成されている。このスリット12は、チャック把持部6の幅方向に延び、このスリット12により、上記ワーク当接部7の表面と、その他の部分の表面とが区切られている。そして、このスリット12のある固定用ボルト挿通孔8の周縁には、この固定用ボルト挿通孔8と同心にテーパネジ13が締結可能な芯出し用ネジ穴14が加工されている。この芯出し用ネジ穴14にテーパネジ13を嵌め込んで締め付け又は緩めて進退させることにより、スリット12の間隔を拡縮可能に構成されている。例えば、テーパネジ13は、頭なしの六角穴が加工されたものよりなる。
−作動−
次に、本実施形態にかかる旋盤のチャック装置1におけるワークWの芯出し方法について説明する。
まず、準備工程において、各チャック把持部6の当接面7a側の固定用ボルト挿通孔8に、スリット12を形成し、さらに、この固定用ボルト挿通孔8と同心にその周縁にネジ加工を施して芯出し用ネジ穴14を形成しておく。
次いで、把持工程において、図4に示すように、チャック固定用ボルト9を固定用ボルト挿通孔8に挿通させて固定用ネジ穴10aに仮締めした状態で、狭持部材10をチャック固定用溝5bに嵌合させ、チャックベース部5の凹凸にチャック把持部6の凹凸を合わせて所定の位置に位置決めした後、チャック固定用ボルト9をさらに締め付けてチャック把持部6をチャックベース部5の所定位置に固定する。そして、スクロールによって各チャックベース部5を同時にスライド移動させ、各当接面7aを互いに近付け、図1及び図2に示すように、チャック把持部6のワーク当接部7にワークWを当接させて把持する。
次いで、芯出し工程において、芯出し用ネジ穴14にテーパネジ13を嵌め込んで、締め付けたり緩めたりして進退させてスリット12を拡縮させる。そして、再び旋盤の主軸を回転させてダイヤルゲージGの針の揺れを見ながら、揺れが小さくなるまで各テーパネジ13を調整し、再び旋盤の主軸を回転させる、という作業を繰り返して芯出しをする。
なお、同様の部品を繰り返し旋盤加工する場合には、準備工程は一度行っていればよく、繰り返し各チャック爪2を使用することができる。
したがって、本実施形態にかかる旋盤のチャック装置1によると、従来のように多くの部品を設けたり、チャック爪を加工し直したりすることなく、上述した部品点数の少ない単純な構成で芯出しを容易に行うことができ、結果としてリードタイムが短くなり、製造コストを大幅に減少させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、3つのチャック爪2の全てにスリット12と芯出し用ネジ穴14とを形成したが、これらは、少なくとも1つのチャック爪2に形成すればよい。
本実施形態では、チャック固定用ボルト9を狭持部材10に設けた固定用ネジ穴10aに締結しているが、チャックベース部5に直接固定用ネジ穴10aを設けてチャック固定用ボルト9を締結し、チャック把持部6を締結するようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 旋盤のチャック装置
2 チャック爪
4 チャック移動用レール
5 チャックベース部
6 チャック把持部
7 ワーク当接部
8 固定用ボルト挿通孔
9 チャック固定用ボルト
10a 固定用ネジ穴
12 スリット
13 テーパネジ
14 芯出し用ネジ穴
W ワーク
X 回転軸線

Claims (4)

  1. 旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に同時にスライド移動して該ワークを把持又は開放する複数のチャック爪を有する旋盤のチャック装置において、
    上記複数のチャック爪のうち少なくとも1つには、該チャック爪の上記ワークに当接するワーク当接部と、残りの部分とを区切る有底のスリットが形成され、
    上記スリット上には、嵌め込んで締め付けたり緩めたりして進退させることで該スリットの間隔を拡縮させるテーパネジが締結可能な芯出し用ネジ穴が形成されている
    ことを特徴とする旋盤のチャック装置。
  2. 旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に同時にスライド移動するチャックベース部と、該チャックベース部に対して着脱可能に構成されて該ワークに当接して把持するチャック把持部とを有する複数のチャック爪を備えた旋盤のチャック装置において、
    上記チャックベース部がスライド移動する複数のチャック移動用レールと、
    上記チャック把持部に形成された固定用ボルト挿通孔に挿通されて上記チャックベース部に形成された固定用ネジ穴に締結される固定用ボルトとを備え、
    上記チャック把持部のうち少なくとも1つには、上記固定用ボルト挿通孔を横切り、該チャック把持部の上記ワークに当接するワーク当接部と、その他の部分とを区切る有底のスリットが形成され、該スリットが形成された上記固定ボルト挿通孔には、嵌め込んで締め付けたり緩めたりして進退させることで該スリットの間隔を拡縮させるテーパネジが締結可能に構成されている
    ことを特徴とする旋盤のチャック装置。
  3. 複数のチャック爪を旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に同時にスライド移動させて該ワークを把持又は開放する旋盤のチャック装置におけるワークの芯出し方法において、
    上記複数のチャック爪の少なくとも1つに、該チャック爪の上記ワークに当接するワーク当接部と残りの部分とを区切る有底のスリットを形成すると共に、該スリット上にネジ穴加工を施す準備工程と、
    上記チャック爪を同時にスライド移動させて上記ワークを把持する把持工程と、
    上記ネジ穴に上記テーパネジを嵌め込んで進退させて上記スリットを拡縮させることで、上記チャック爪に把持されたワークの芯出しをする芯出し工程とを含む
    ことを特徴とする旋盤のチャック装置の芯出し方法。
  4. 旋盤加工されるワークの回転軸線に対して垂直方向に延びる複数のチャック移動用レール上をそれぞれスライド移動可能なチャックベース部にチャック固定用ボルトによってチャック把持部を取り付け、各チャックベース部を同時にスライド移動させて該チャック把持部のワーク当接部に上記ワークを当接させて把持する旋盤のチャック装置におけるワークの芯出し方法であって、
    上記チャック把持部に形成され、上記チャック固定用ボルトが挿通される固定用ボルト挿通孔に、該固定用ボルト挿通孔を横切り、上記ワーク当接部と残りの部分とを区切る有底のスリットを形成すると共に、該スリットが形成された固定用ボルト挿通孔にテーパネジを締結可能なネジ加工を施す準備工程と、
    上記チャック把持部を該チャックベース部に固定した状態で、該チャックベース部を同時に移動させて上記ワークを上記ワーク当接部で把持する把持工程と、
    上記ネジ加工を施したボルト挿通孔に上記テーパネジを嵌め込んで進退させて上記スリットを拡縮させることで、上記チャック爪に把持されたワークの芯出しをする芯出し工程とを含む
    ことを特徴とする旋盤のチャック装置の芯出し方法。
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