JP6159331B2 - 調整可能なクランピング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、概略的には、コレット及びその他のクランピングツールに関する。例えば、これらには限定されないが、拡張式アーバー、様々なタイプのツールホルダー及び同様の機械設備に関し、特に、調整可能なクランピング装置の中で保持されているコレットの固定角度エラーを最小限にする調整可能なクランピング装置に関する。
コレットは、工具や被加工製品等の物体をその間に配置できる二つ以上の爪を有し、その爪で物体の周りにつばを形成する装置である。コレットの爪は、物体を締め付け、把持力を及ぼすように構成されている。一つのタイプのコレットでは、爪による締め付けはコレットの周囲にある適切な機構を押つけることによって引き起こされている。その他のタイプのコレットは、ドローインコレットと呼ばれ、爪が工具や被加工製品の周囲を締め付けるように、コレットの先が細くなっており、スリーブの中に引き入れられている。コレットは、通常鋼鉄から構成されており、爪が互いに十分フレキシブルであって工具又は被加工製品の締め付けを容易にしている。
いずれのタイプに関しても、コレットはクランピング装置に保持され、そのクランピング装置は回転可能なシャフトに接続されており、工具や被加工製品も同様に回転させる。工具がコレット内に固定されて回転している例では、工具は動かされ又は被加工製品により影響を受ける。被加工製品がコレット内に固定されて回転している例では、被加工製品動かされ又は工具により影響を受ける。
工具又は被加工製品の回転制度は、被加工製品からの削りくずの除去過程に影響する。特に、工具又は被加工製品の回転制度は、一般的に回転軸に沿った同心性の関数である。旋盤や研削装置のような工作機械の中に固定されると、工具又は被加工製品は回転に対する同心性を達成するように調整される。機械的な固定により達成される同心性は不十分か又は回転の間に弱まることがよくあり、それによりブレが発生し、ブレは完成した被加工製品に不利益に影響する。同心性は工作機械の操作中に多数回調整されることが多い。
一つの態様では、本発明は、回転可能な主軸(スピンドル)とその上にある主軸端(スピンドルノーズ)を有する工作機械においてコレットを固定する装置に関する。その装置は、主軸に固定可能な土台部と土台部から伸びる固定部を具備する。穴部は、固定部と土台部を通じて定義される。少なくとも一つの可動リングが、穴部の固定部により定義される部分に配置される。その可動リングはコレットを収容するように構成されている。少なくとも一つの差動ねじが固定部の中に取り付けられ、可動リングに対してしっかり締め付けられる。コレットは工作機械の主軸端に取り付け可能であり、固定部の穴部の中に引き入れられ、そこに固定される。
他の態様においては、本発明は、工作機械向けの調整可能な固定システムに関する。この固定システムは、工具または被加工製品のいずれかを固定するコレットと工作機械の上に配置可能なコレットアダプタを具備する。コレットアダプタは、工作機械の主軸に固定可能な土台部と、土台部から伸びる固定部と、土台部と固定部を通じて伸びる穴部の中に配置される少なくとも一つの可動リングとを具備する。可動リングは、その中にコレットを収容するように構成されている。少なくとも一つの差動ねじが可動リングと協働しており、その差動ねじは、コレットの位置を調整するように、調整可能である。
その他の態様では、本発明は、工作機械におけるコレットの固定方法に関する。この方法は、その中を通じて伸びる穴部を定義するクランピング装置を準備することを含む。その穴部は、一つ以上の差動ねじで動作させ得る少なくとも一つの可動リングを含む。クランピング装置は、工作機械の主軸に取り付けられ、コレットがクランピング装置の中に挿入され、主軸により定義される端部に固定される。コレットはそれからクランピング装置の中に引き入れ、または押し込まれる。コレットの位置は、一つ以上の差動ねじを使って調整される。
コレットを中に配置するのに適している、本発明のクランピング装置の斜視図を示す。 図1のクランピング装置の横断面図である。 図1のクランピング装置の他の具体例の横断面図である。 図1のクランピング装置の他の具体例の横断面図である。 半径方向の内側に伸びた差動ねじと共に示された、図2Aのクランピング装置の一部の拡大図である。 図2Aの3Aの線にそって切断した場合の、図1のクランピング装置の断面図である。 図1のクランピング装置の差動ねじの横断面図であって、ねじやまのピッチを示している。 図1のクランピング装置の分解した場合の斜視図である。 図1のクランピング装置を組み込んでいる自動研削装置の典型的な具体例である。
図1に示すように、コレットを工作機械の中に固定するための調整可能な装置は、参照番号10により示され、これ以降、「コレットアダプタ10」として参照する。コレットアダプタ10は、土台部11と土台部から先に伸びている固定部14を含んでいる。固定部14は、おおむね円筒形であり、土台部11に近接している第一端部14Aを定義し、円錐の先端を切った形状の第二端部14Bまで、次第に先が細くなっている。穴部15はコレットアダプタ10を貫通して定義され、土台部11は工作機械の主軸(不図示)に結合しており、結果としてコレットアダプタの回転を引き起こす。
図2Aに示すように、コレットアダプタ10の終端部12を有する第一端部14Aに近接した部分の穴部15が、第一の直径D1を有し、円錐の先端を切った形状を有する第二端部14Bに近接した部分の穴部15が、第二の直径D2を有するように、穴部15は、コレットアダプタ10を貫通して定義される。肩部18は、第一の直径D1と第二の直径D2の間の遷移を定義する。肩部18はOリング32が中に配置されている溝を含む。
第一の直径D1の穴部15が工作機械の圧縮ツール又はドローバー(drawbar)16の上に配置されるように、コレットアダプタ10は工作機械の主軸の上に配置可能であり、その圧縮ツール又はドローバーはコレットアダプタ10に対して矢印22で示されるように相対する方向に移動可能である。つまり、22Aで示される左方向又は後方と、22Bで示される右方向又は前方である。取付けねじ26(例えば、図1と図3に示される4つの取付けねじ)が、固定部14を土台部11に取り付けるのに使われる。固定部14を土台部11に取り付ける際の位置調整を容易にするために、ピン28が土台部11の後方表面から伸びている。
第一可動リング30Bは、ここではガイド軸受筒30で参照されているが、第一の直径D1の穴部の中に配置され、肩部18に隣接して配置される。ガイド軸受筒30の外側表面は、第一の直径D1の穴部15の表面の反対側に位置する。第二可動リング33Bは、ここではスリーブ33で参照されるが、ガイド軸受筒30の中及び第二の直径D2の穴部15の中に少なくとも一部が配置される。さらに後述するように、第一可動リング30Bと第二可動リング33Bは、移動可能である。例えば、図2D、3A及び3Bを参照して述べられているように、半径方向に弾力的に変形できる。
スリーブ33は、コレットアダプタ10の前方から、固定部14の第二端部14Bの内部に収容されていると共に、固定部14の第一端部14Aでガイド軸受筒30の内部に収容されている。スリーブ33がテーパ14Cを超えて後方22Aへ移動するのを防ぐように、固定部14の第二端部14Bに隣接して配置されているテーパ14Cは、前方22Bに放射状に外側に広がっており、スリーブ33の、前方22Bに放射状に外側に広がっている対応するテーパ33Aに摺接して係合する。スリーブ33は、作動端部40Aと固定端部40Bとを有するコレット40の挿入を収容できる大きさである。固定テーパ35は、コレット40の固定端部40Bの外側表面上に定義され、スリーブ33の内側表面上に定義される対応する固定テーパ37に摺接して係合する。図2Aに示される具体例において、コレット40は、その作動端部40Aに近接して形成されたおねじ部41を有する。適切なコレット40には、これらには限定されないが、スイス国ドレモンのシャブリンSA社製のWタイプ、Bタイプ及びLタイプのコレットが含まれる。
コレット40の固定テーパ35がスリーブ33の固定テーパ37に摺接して係合するように、コレット40は、固定部14の第二端部14Bを通って、ガイド軸受筒30に収容されているスリーブ33に挿入されることにより、コレットアダプタ10に取り付け得る。ドローバー16を回すことにより、コレット40のおねじ部41が、ドローバー16のめねじ部17の中に差し込まれる。このようにコレット40が取り付けられると、ドローバー16が後方に引っ込むように工作機械が操作され、それによって、すべりスリーブテーパ37をコレットテーパ35に対して推進させ、コレット40が、固定部14の第二端部14Bで先端を切った円錐形状に固定される要因となる。
コレット40は、スイス国ドレモンのシャブリンSA社製のWタイプ、Bタイプ及びLタイプのコレットのように、おねじ部を有しているように示されているが、本発明はこれには限定されず、めねじ部を有するコレットやねじ山を有さないコレットを含む、調整可能なクランピング装置10と共に他のタイプのコレットも採用され得るが、これらには限定されない。
コレットアダプタ110の他の具体例が図2Bに示されており、それは、図2Aのコレットアダプタ10に類似している。したがって、同様の構成要素は数字1の後に同様の構成番号を付している。コレットアダプタ110の具体例は、作動端部140Aと固定端部140Bを有する引き型(Pull−Type)コレット140を具備し、その作動端部140Aの近傍にめねじ部141を有する。適切なコレット140としては、これらには限定されないが、スイス国ドレモンのシャブリンSA社製のPタイプコレットが採用され得る。
コレットアダプタ110は、土台部111と土台部から前方に伸びる固定部114を具備する。固定部114は、おおむね円筒形で、土台部111に近接して第一端部114Aを定義し、円錐の先端を切った形状の第二端部114Bまで、次第に先が細くなっている。穴部115はコレットアダプタ110を貫通して定義され、土台部111は工作機械の主軸(不図示)に結合しており、結果としてコレットアダプタ110の回転を引き起こす。コレットアダプタ110の終端部112を有する第一端部114Aに近接した部分の穴部115が、第一の直径D1を有し、円錐の先端を切った形状を有する第二端部114Bに近接した部分の穴部115が、第二の直径D2を有するように、穴部115は、コレットアダプタ110を貫通して定義される。肩部118は、第一の直径D1と第二の直径D2の間の遷移を定義する。肩部118はOリング132が中に配置されている溝を含む。
第一の直径D1の穴部115が工作機械の圧縮ツール又はドローバー116の上に配置されるように、コレットアダプタ110は工作機械の主軸の上に配置可能であり、その圧縮ツール又はドローバーはコレットアダプタ110に対して矢印122で示されるように相対する方向に移動可能である。つまり、122Aで示される左方向又は後方と、122Bで示される右方向又は前方である。固定部114を取付けねじ(図2Bに不図示)により土台部111に取り付ける際の位置調整を容易にするために、ピン128が土台部111の後方表面から伸びている。ガイド軸受筒130は、第一の直径D1の穴部の中に配置され、肩部118に隣接して配置される。ガイド軸受筒130の外側表面は、第一の直径D1の穴部115の表面の反対側に位置する。スリーブ133は、ガイド軸受筒130の中及び第二の直径D2の穴部115の中に少なくとも一部が配置される。スリーブ133は、コレットアダプタ110の前方から、固定部114の第二端部114Bの内部に収容されていると共に、固定部114の第一端部114Aでガイド軸受筒130の内部に収容されている。スリーブ133がテーパ114Cを超えて後方122Aへ移動するのを防ぐように、固定部114の第二端部114Bに隣接して配置されているテーパ114Cは、前方122Bに放射状に外側に広がっており、スリーブ133の、前方122Bに放射状に外側に広がっている対応するテーパ133Aに摺接して係合する。スリーブ133は、コレット140の挿入を収容できる大きさであり、固定テーパ135は、コレット140の外側表面上に定義され、スリーブ133の内側表面上に定義される対応する固定テーパ137に摺接して係合する。
コレット140の固定テーパ135がスリーブ133の固定テーパ137に摺接して係合するように、コレット140は、固定部114の第二端部114Bを通って、ガイド軸受筒130に収容されているスリーブ133に挿入されることにより、コレットアダプタ110に取り付け得る。ドローバー116を回すことにより、コレット140のめねじ部141が、ドローバー116のおねじ部117の中に差し込まれる。このようにコレット140が取り付けられると、ドローバー116が後方に引っ込むように、工作機械が操作され、それによって、すべりスリーブテーパ137をコレットテーパ135に対して推進させ、コレット140が、固定部114の第二端部114Bで先端を切った円錐形状に固定される要因となる。
コレットアダプタ210の他の具体例が図2Cに示されており、それは、図2Aのコレットアダプタ10に類似している。したがって、同様の構成要素は数字2の後に同様の構成番号を付している。コレットアダプタ210の具体例は、作動端部240Aと固定端部240Bを有し、ねじ山は有しない、ぴったりの長さのコレット240を含む。適切なコレット240としては、これらには限定されないが、スイス国ドレモンのシャブリンSA社製のFタイプコレットが採用され得る。
コレットアダプタ210は、土台部211と土台部から前方に伸びる固定部214を具備する。固定部214は、おおむね円筒形で、土台部211に近接して第一端部214Aを定義し、円錐の先端を切った形状の第二端部214Bまで、次第に先が細くなっている。穴部215はコレットアダプタ210を貫通して定義され、土台部211は工作機械の主軸(不図示)に結合しており、結果としてコレットアダプタの回転を引き起こす。コレットアダプタ210の終端部212を有する第一端部214Aに近接した部分の穴部215が、第一の直径D1を有し、円錐の先端を切った形状を有する第二端部214Bに近接した部分の穴部215が、第二の直径D2を有するように、穴部215は、コレットアダプタ210を貫通して定義される。肩部218は、第一の直径D1と第二の直径D2の間の遷移を定義する。肩部218はOリング232が中に配置されている溝を含む。
第一の直径D1の穴部215が工作機械の圧縮ツール又はドローバー216の上に配置されるように、コレットアダプタ210は工作機械の主軸の上に配置可能であり、その圧縮ツール又はドローバーはコレットアダプタ210に対して矢印222で示されるように相対する方向に移動可能である。つまり、222Aで示される左方向又は後方と、222Bで示される右方向又は前方である。固定部214を取付けねじ(図2Cに不図示)により土台部211に取り付ける際の位置調整を容易にするために、ピン228が土台部211の後方表面から伸びている。ガイド軸受筒230は、第一の直径D1の穴部の中に配置され、肩部218に隣接して配置される。ガイド軸受筒230の外側表面は、第一の直径D1の穴部215の表面の反対側に位置する。第一スリーブ233は、ガイド軸受筒230の中及び第二の直径D2の穴部215の中に少なくとも一部が配置される。スリーブ233は、コレットアダプタ210の後方から、固定部214の第一端部214Aの内部に収容されていると共に、ガイド軸受筒230の内部に収容されている。スリーブ233がテーパ214Cを超えて後方222Aへ移動するのを防ぐように、固定部214の第二端部214Bに隣接して配置されているテーパ214Cは、後方222Aに放射状に外側に広がっており、スリーブ233の、後方222Aに放射状に外側に広がっている対応するテーパ233Aに摺接して係合する。第二スリーブ231は、第一スリーブ233の中に配置され、第二スリーブは、コレット240の挿入を収容できる大きさである。ここで固定テーパ235は、コレット240の固定端部240Bの外側表面上に定義され、第二スリーブ231の内側表面上に定義される対応する固定テーパ237に摺接して係合する。
コレット240は、固定部214の第一端部214Aを通って、第二スリーブ213の中に挿入されることにより、コレットアダプタ210の中に取り付け可能であり、コレット240は圧縮ばね219に押し付けられて配置される。コレット240の固定テーパ235は第二スリーブ231の固定テーパ237に摺接して係合する。このようにコレット240を配置したうえで、止めナットを工作機械の主軸にねじでかみ合わせ、コレットを第二スリーブ231の中のその配置に保持する。工作機械は圧縮チューブ216で第二スリーブを前方222Bの方向に押すように操作され、圧縮ばね219をさらに圧縮し、第二スリーブテーパ237をコレットテーパ235に対して推し進め、穴部215は被加工製品を包み、固定する。
このように、調整可能なクランピング装置10,110及び210は、おねじ部41を有するコレット40、めねじ部を有する140又はスレッドレスな(つまり、ねじ山を有しない)コレット240を収納するように、選択的に調整可能である。
固定部14は、その中を通って伸びる、少なくとも一つの半径に沿った穴部43を定義し、ねじ山を切った挿入物45が例えば圧入により配置されている。差動ねじ44は、固定部14の中のねじ山を切った挿入物45の中に配置されており、調整スレッジ(adjusting sledge)38と協働して、コレットアダプタ10に固定されているコレット40の調整を容易にしている。差動ねじ44は、通常、固定部14の周囲に等間隔で配置されている。調整スレッジ38は、六角レンチ等のドライバーのような工具を使って差動ねじ44を締めたり緩めたりすることで、中心に調整可能であり、固定部14のコレット40を固定する。調整スレッジ38を通じて差動ねじ44により力を加えることにより、ガイド軸受筒30は弾力的に変形してスリーブ33に作用し(例えばミクロン単位で)、コレットアダプタ10の穴部の隙間を減少させ、それにより、繰り返し精度を向上させる。本発明の所定のケースや変形例では、調整スレッジはスリーブ33に直接作用してもよい。
差動ねじ44は、ガイド軸受筒を通じて、スリーブ33のセンタリングと角度エラーを補正するように、調整スレッジ38と係合するよう作られ得る。差動ねじ44を調整スレッジ38に係合させることにより(コレットが固定部の中に挿入されるときに差動ねじが直接コレット40の表面に係合するのとは対照的に)、差動ねじ44とコレットとの直接の接触を避け、それにより、コレットアダプタ10とコレットの摩耗を最小限にする。差動ねじ44は、コレットアダプタ10の内部で、取り換え可能である。
図2Dに詳細に示す具体例において、一以上の差動ねじ44が矢印Kの方向に半径上に内側に伸び、差動ねじは半径方向の内側に向けて、調整スレッジ38に対して力を加え、同様に、半径方向の内側に向けて、軸受筒30の後方の第一端部に向けて力を加える。軸受筒30の前方第二端部30Dは固定部14とスリーブ33との間の第一軸状位置P1に保持されている。軸受筒30の第一端部30Cはスリーブ33の後方第一端部33Cに対して、半径方向の内側に向かった力を加える。スリーブ33の前方第二端部33Dは、コレット40と固定部14の間の第二軸上位置P2で固定部14の一部に保持されている。したがって、軸受筒30の第一端部30C近傍の一部とスリーブ33の第一端部33C近傍の一部は、弾力的に半径方向の内側に変形され、コレット40の半径方向の位置調整に作用する。
図3A、3B及び4に示す通り、ねじ山を切った挿入物45の中にある6個の差動ねじは、固定部14の周囲に等間隔に配置されている。しかし、本発明はこれに限定されないと理解されるべきである。例えば、差動ねじは、追加して(又は少なくして)、固定部の周囲に等間隔に配置されてもよい。さらに、差動ねじ44は、固定部の軸上の長手方向に沿って整列されていてもよく、それによって、コレット40の中の工具又は被加工製品の角度の調整ができ、また、工具、被加工製品又はコレットが長すぎる(又は短すぎる)ことによるエラーの補正ができる。4つの取付けねじ26がコレットアダプタ10の土台板11の周囲に等間隔に配置されているが、本発明はこれに限定されず、追加した(又は少なくした)取付けねじを使ってもよいことも特筆されるべきである。
図3Bにより詳細に示した通り、それぞれの差動ねじ44は2つの異なるねじ山ピッチを有している。すなわち、第一ねじ山ピッチ50と第二ねじ山ピッチ52である。第一ねじ山ピッチ50と第二ねじ山ピッチ52との差により、回転するごとに半径方向の補正を与える。第一ねじ山ピッチ50が第二ねじ山ピッチ52に近ければ近いほど、差動ねじ44により可能な調整が細かくなる。二つのねじ山ピッチが異なることにより、ねじ山間に摩擦が生まれ、差動ねじ44が自己固定される。
図1−4を参照すると、コレット内に固定された工具又は被加工製品の回転調整は、差動ねじ44の調整によりなされ、そのことにより、差動ねじは固定部14の中又は外に移動する。固定されていない位置において、すなわち、差動ねじ44が調整スレッジ38を介してガイド軸受筒30に係合していない場合、差動ねじは狭い範囲で軽い抵抗で回すことができ、ガイド軸受筒30は、利用可能な耐性の範囲で自由に調整可能である。差動ねじ44を内側方向に調整することにより、差動ねじが調整スレッジ38に係合し、摩擦と抵抗が増加し、ガイド軸受筒30、スリーブ33及びそれらを中に通したコレット40が適切な位置で固定され、それにより、調整が安定化される。調整の安定化を確保するために、差動ねじ44は、張力又は圧縮力のもとで、ガイド軸受筒30に係合する。
細かい回転調整に加えて、クランピング装置のオリジナルの精度に関わらず、より大きな回転の同心性の補正も可能である(例えば、工作機械の主軸に対する土台部12の正しく調整された取付け)。同様に、コレットアダプタ10は摩耗が補償され、それにより、クランピング装置の寿命がかなり増える。差動ねじ44によるコレット40の調整は、コレットに固定された工具や被加工製品とともに、被加工製品が加工される前又は二つの工程の間になされる。再調整は、いつでも、コレットアダプタ10、コレット40、工具や被加工製品のような個々の構成部品を取り外さずにできる。
コレットアダプタ10について、冷却液、潤滑剤や流水式洗浄剤等を通すか否かを、その設計段階で考慮してもよい。コレットアダプタ10が使われるアプリケーションに応じて、コレットアダプタ10はクリーニングの目的のために出し入れが自由にできる構成にしてもいいし、ごみの侵入を避けるように封じられた異なる形を提供してもよい。
コレットアダプタ10の構成部品も、コレットアダプタが使われるアプリケーションに応じて異なる材料を使って製作されてもよい。例えば、様々なタイプの金属や合金を使うことができる。コレットアダプタ10の構成に用いられる金属としては、これらに限定されないが、チタンとニッケルがある。用いられる合金としては鋼鉄を含み、例えば、硬化スチール、非硬化スチール、ステンレススチール及び低腐食性スチールがある。他の合金も本発明の範囲内である。様々な金属やコーティングが表面特性を改善するために適用可能であり使用され得る。同様に、化学工業や食品産業に用いられる材料やコーティングも使用できる。
本発明に係るコレットアダプタ10は、適切な工作機械のアプリケーションに採用可能である。適切な工作機械のアプリケーションとは、これらに限定はされないが、大量生産及び再研削操作向けの工具研削装置、主軸及び副軸を用いた高精密加工向けの旋盤及び自動旋盤、自動連続工作装置及び割出装置、心押し台、主軸端及びその他のクランピング装置がある。
図5に示すように、工作機械のアプリケーションの一例は、コレットアダプタ10が被加工製品62を固定するために用いられている自動研削装置60である。テーブル63、運び台、円形コンベアまたは工具が取り付けられるアームの移動により、被加工製品62は移動可能である。テーブル63の移動は、コンピュータのようなプログラマブル論理回路64(PLC64)を用いて、制御可能である。PLC64は、操作者がそれを通じて相互作用できるキーパッド66と、データを表示できる表示スクリーン68とを有している。キーパッド66を使って相互作用することにより、操作者は被加工製品の動きをプログラムでき、その動きを制御できる。
上述したように、本発明に係る工具または被加工製品を固定する装置は、工作機械の主軸をしっかり固定できる土台部11と、土台部11から伸びる固定部14とを含み、固定部14と土台部11がそれらの中に伸びる穴部15を定義する。少なくとも一つの可動リング30Bが、穴部15の固定部14により定義される部分の中に配置される。その可動リングは、コレット40を収容するように構成されており、少なくとも一つの差動ねじ44がその可動リング30Bと協働している。コレット40は、この装置により、工作機械の主軸端に取り付けられ、固定部14の穴部15に引き入れられ、そこで固定される。
工具又は被加工製品を固定する装置は、さらに、可動リング30Bと穴部15の固定部14の中を通って定義される部分の内側表面との間に配置されているスリーブ33を含む。固定部14の中を通って定義される穴部15は、第一の直径D1と第二の直径D2により定義され、第一の直径D1から第二の直径D2への遷移部は肩部18である。軸受筒30は、可動リング30Bと穴部15の第一の直径D1により定義される部分の内側表面との間に配置され、肩部18に隣接している。少なくとも一つの差動ねじ44は少なくとも二つの異なるねじ山ピッチを含み、差動ねじ44はねじ山を切った挿入物45の中に配置される。
コレット40と140は、工作機械の引っ張り素子16にねじで取付けられている。コレット40は作動端部40Aと固定端部40Bを定義し、作動端部40Aはおねじ部41を有する。コレット140は作動端部140Aと固定端部140Bを有し、作動端部140Aはめねじ部141を有する。コレット240は作動端部240Aと固定端部240Bを定義し、作動端部240Aにはねじ山はない。
本発明に係る工作機械向けの調整可能なクランピングシステムは、一つの工具又は被加工製品を固定するコレット40と、工作機械に配置され得るコレットアダプタ10とを含む。コレットアダプタ10は、工作機械の主軸をしっかり固定できる土台部11と、土台部11から伸びる固定部14とを含む。固定部14と土台部11は、それらの中を通って伸びる穴部15を定義する。可動リング30Bとスリーブ33は穴部15の中に配置され、可動リング30Bは弾力的に変形でき、その中にコレット40を収容するように構成されている。少なくとも一つの差動ねじ44が可動リング30Bと協働しており、差動ねじ44はコレット40の位置を調整するように調整可能である。工作機械は、コレット40を固定部14の中に引き入れるよう構成されている。
調整可能なクランピングシステムは、さらに、可動リング30Bと穴部15の固定部14の中を通って定義される部分の内側表面との中間に配置されるスリーブ33を含む。差動ねじ44は二つの異なるピッチのねじ山を含む。土台板は、複数の取付けねじ26により機械ねじの主軸をしっかり固定できる。コレット40は作動端部40Aと固定端部40Bを定義し、作動端部40Aはおねじ部41を有している。コレット140は作動端部140Aと固定端部140Bを有し、作動端部140Aはめねじ部141を有する。コレット240は作動端部240Aと固定端部240Bを有し、作動端部240Aはねじ山を有していない。
本発明に係る工作機械におけるコレットの固定方法は、その中を通っている穴部15を定義するクランピング装置を準備することを含む。穴部15は、一以上の差動ねじ44と係合し得る少なくとも一つの可動リング30Bを含む。クランピング装置は工作機械の主軸に取り付けられる。コレット40はクランピング装置の中に挿入され、工作機械の主軸の引っ張り素子16に取り付けられ、クランピング装置の中に引き入れられる。コレット40の位置は一以上の差動ねじ44を使って調整される。
クランピング装置は、土台部11を主軸に正しく取付けてクランピング装置の回転の同心性を調整することにより工作機械の主軸に取り付けられる。コレット40の位置の調整は、コレット40の周りに配置される可動リング30Bに係合して、差動ねじ44を張力または圧縮力のいずれかの下で保持するように一以上の差動ねじ44を調整することを含む。おねじ部41を有する差動端部40Aは工作機械の主軸の引っ張り素子に取り付けられる。めねじ部141を有する差動端部140Aは工作機械の主軸の引っ張り素子に取り付けられる。最後に、ねじ部を有しない差動端部240Aは工作機械の主軸の引っ張り素子に取り付けられる。
本発明に係る工具又は被加工製品を固定する他の装置は、その中を通って伸びる軸に沿った穴部15と少なくとも一つの半径に沿った穴部とを定義する固定部14を含む。少なくとも一つの調整スレッジ38は軸に沿った穴部15の一部の中に配置され、差動ねじ44は、半径に沿った穴部43の軸方向に移動可能であり、調整スレッジ38と協働している。軸受筒30は、軸に沿った穴部15の中に置かれ、調整スレッジ38と係合している。スリーブ33は穴部15の中に置かれ、軸受筒30の一部と係合している。軸受筒30は、第一端部30Cにおいては、調整スレッジ38の半径方向の動きに応じて半径方向に移動可能であり、第二端部30Dにおいては、固定部14とスリーブ33との間で、第一軸上位置P1で半径方向には抑制される。スリーブ33は、第一端部33Cにおいては、軸受筒30の半径方向の動きに応じて半径方向に移動可能であり、第二端部33Dにおいては、第二軸上位置P2で固定部14の一部に半径方向に抑制される。
本発明は、その詳細な具体例に関連して図示するとともに述べられたが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされてもよく、均等物がこの構成要素の代替えとなり得ることは、当業者により理解される。さらに、特定の状況又は物質に適応するために、発明の本質の範囲を逸脱することなく、本発明の教えに変更を加えることができる。したがって、本発明は、上記で開示した特定の具体例には限定されず、本発明は、末尾に付加した請求項の範囲内に含まれるすべての具体例を含むことを意図している。

Claims (20)

  1. 工具または被加工製品を固定する装置であって、
    工作機械の主軸に固定可能な土台部(11)と、
    前記土台部(11)から伸びる固定部(14)であって、前記土台部(11)とともにそれらの中を通って伸びる穴部(15)を定義する固定部(14)と、
    前記工作機械の主軸端に前記装置により取り付けられるコレット(40)と、
    前記穴部(15)の前記固定部(14)により定義される部分の中に配置されるガイド軸受筒(30)と、
    少なくとも一部が前記ガイド軸受筒(30)と前記穴部(15)の中に配置され、前記コレット(40)を収容するように構成されているスリーブ(33)と、
    前記固定部(14)の周囲に等間隔に配置されている複数の差動ねじ(44)と
    前記複数の差動ねじ(44)と前記ガイド軸受筒(30)との間に配置されている複数の調整スレッジ(38)と、
    を具備し、
    前記コレット(40)は、前記固定部(14)の前記穴部(15)の中の前記スリーブ(33)の中に引き入れられ、そこで固定され
    前記複数の差動ねじ(44)は、前記複数の調整スレッジ(38)に半径方向に内側に向けて力を与え、前記複数の調整スレッジ(38)が前記ガイド軸受筒(30)の後方の第一端部(30C)において半径方向に内側に向けて力を与え、
    前記ガイド軸受筒(30)は、前記第一端部(30C)で、前記調整スレッジ(38)の半径方向の動きに応じて、半径方向に移動可能であり、前方の第二端部(30D)で、前記固定部(14)と前記スリーブ(33)との間で第一軸上位置(P1)において保持され、
    前記スリーブ(33)は、後方の第一端部(33C)で、少なくとも一つの前記ガイド軸受筒(30)の半径方向の動きに応じて、半径方向に移動可能であり、前方の第二端部(33D)で、前記固定部(14)の一部に、第二軸上位置(P2)において保持される、装置。
  2. 前記穴部(15)の前記固定部(14)により定義される部分は第一の直径(D1)と第二の直径(D2)により定義され、前記第一の直径(D1)と前記第二の直径(D2)との間の遷移部分は肩部(18)である、請求項1記載の装置。
  3. それぞれの前記差動ねじ(44)が少なくとも二つの異なるピッチのねじ山を有する請求項1記載の装置。
  4. 前記差動ねじ(44)が中に配置される、ねじ山を切った挿入物(45)をさらに具備する請求項3記載の装置。
  5. 前記コレット(40)、(140)が工作機械の引っ張り素子(16)にねじで取り付けられている請求項1記載の装置。
  6. 前記コレット(40)、(140)、(240)は、作動端部(40A)、(140A)、(240A)と固定端部(40B)、(140B)、(240B)を定義し、前記作動端部(40A)、(140A)、(240A)は、おねじ部(41)又はめねじ部(141)を有するか、またはねじ山を有さない、請求項1記載の装置。
  7. 前記複数の差動ねじ(44)が6個の差動ねじ(44)を具備する、請求項1記載の装置。
  8. 前記ガイド軸受筒(30)は弾力的に変形可能である、請求項1記載の装置。
  9. 工具又は被加工製品を固定するためのコレット(40)と、
    工作機械に配置可能なコレットアダプタ(10)と、を具備する
    工作機械向けの調整可能なクランピングシステムであって、
    前記コレットアダプタ(10)は、
    工作機械の主軸に固定可能な土台部(11)と、
    前記土台部(11)から伸びる固定部(14)であって、前記土台部(11)とともにそれらの中を通って伸びる穴部(15)を定義する固定部(14)と、
    前記穴部(15)の中に配置されるガイド軸受筒(30)及びスリーブ(33)であって、前記ガイド軸受筒(30)は弾力的に変形可能であり、前記スリーブ(33)はコレット(40)をその中に収容するように構成されているガイド軸受筒(30)及びスリーブ(33)と、
    前記固定部(14)の周囲に等間隔に配置されている複数の差動ねじ(44)と
    前記複数の差動ねじ(44)と前記ガイド軸受筒(30)との間に配置されている複数の調整スレッジ(38)と、
    を具備し、
    前記複数の差動ねじ(44)は、前記複数の調整スレッジ(38)に半径方向に内側に向けて力を与え、前記複数の調整スレッジ(38)が前記ガイド軸受筒(30)の後方の第一端部(30C)において半径方向に内側に向けて力を与え、
    前記ガイド軸受筒(30)は、前記第一端部(30C)で、前記調整スレッジ(38)の半径方向の動きに応じて、半径方向に移動可能であり、前方の第二端部(30D)で、前記固定部(14)と前記スリーブ(33)との間で第一軸上位置(P1)において保持され、
    前記スリーブ(33)は、後方の第一端部(33C)で、少なくとも一つの前記ガイド軸受筒(30)の半径方向の動きに応じて、半径方向に移動可能であり、前方の第二端部(33D)で、前記固定部(14)の一部に、第二軸上位置(P2)において保持され、
    前記複数の差動ねじ(44)のそれぞれは、前記コレット(40)の位置を調整できるように調整可能である、クランピングシステム。
  10. 工作機械は、コレット(40)を固定部(14)に引き入れるように構成されている、請求項9記載の調整可能なクランピングシステム。
  11. 前記複数の差動ねじ(44)のそれぞれが少なくとも二つの異なるピッチのねじ山を有する、請求項9記載の調整可能なクランピングシステム。
  12. 前記土台部が複数の取付けねじ(26)により工作機械の主軸に固定される、請求項9記載の調整可能なクランピングシステム。
  13. 前記コレット(40)、(140)、(240)は、作動端部(40A)、(140A)、(240A)と固定端部(40B)、(140B)、(240B)を定義し、前記作動端部(40A)、(140A)、(240A)は、おねじ部(41)又はめねじ部(141)を有するか、またはねじ山を有さない、請求項9記載の調整可能なクランピングシステム。
  14. 前記複数の差動ねじ(44)が6個の差動ねじ(44)を具備する、請求項9記載の調整可能なクランピングシステム。
  15. 工作機械にコレットを固定する方法であって、
    土台部(11)及び固定部(14)と、それらの中を伸びる穴部(15)と、前記固定部の周囲に等間隔に配置される複数の差動ねじ(44)により動作され得るガイド軸受筒(30)と、少なくとも一部が前記ガイド軸受筒(30)と前記穴部(15)の中に配置され、前記コレット(40)を収容するように構成されているスリーブ(33)と、を定義する、クランピング装置を準備する工程と、
    複数の調整スレッジ(38)を準備する工程と、
    前記クランピング装置を工作機械の主軸に取り付ける工程と、
    前記コレット(40)を前記クランピング装置の前記スリーブ(33)の中に挿入し、前記コレット(40)を工作機械の主軸の引っ張り素子(16)に取り付ける工程と、
    前記コレット(40)を前記クランピング装置の前記スリーブ(33)の中に引き入れる工程と、
    一以上の差動ねじ(44)を使って、前記複数の調整スレッジ(38)に半径方向に内側に向けて力を与え、前記複数の調整スレッジ(38)が前記ガイド軸受筒(30)の後方第一端部において半径方向に内側に向けて力を与えることにより、コレット(40)の位置を調整する工程と、を有し、
    前記ガイド軸受筒(30)は、前記第一端部(30C)で、前記調整スレッジ(38)の半径方向の動きに応じて、半径方向に移動可能であり、前方の第二端部(30D)で、前記固定部(14)と前記スリーブ(33)との間で第一軸上位置(P1)において保持され、
    前記スリーブ(33)は、後方の第一端部(33C)で、少なくとも一つの前記ガイド軸受筒(30)の半径方向の動きに応じて、半径方向に移動可能であり、前方の第二端部(33D)で、前記固定部(14)の一部に、第二軸上位置(P2)において保持される、方法。
  16. 前記クランピング装置を工作機械の主軸に取り付ける工程は、土台部(11)を主軸に正しく調整して取り付け、前記クランピング装置の回転の同心性を調整する工程を含む、請求項15記載の方法。
  17. 前記コレット(40)の位置を調整する工程は、前記一以上の差動ねじ(44)を前記ガイド軸受筒(30)と係合するように調整し、前記一以上の差動ねじ(44)を張力又は圧縮力の下に保持する工程を含む、請求項15記載の方法。
  18. 前記コレット(40)、(140)、(240)を工作機械の主軸の引っ張り素子(16)、(116)、(216)に取り付ける工程は、おねじ部(41)又はめねじ部(141)を有するか、またはねじ山を有さない、作動端部(40A)、(140A)、(240A)を前記工作機械の主軸の引っ張り素子に取り付ける工程を含む、請求項15記載の方法。
  19. 前記複数の差動ねじ(44)を準備する工程が、前記固定部(14)の周囲に等間隔に配置される6個の差動ねじ(44)を準備する工程を含む、請求項15記載の方法。
  20. 前記ガイド軸受筒(30)は弾力的に変形可能である、請求項15記載の方法。
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