JP5325530B2 - 日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置 - Google Patents

日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置 Download PDF

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Description

この発明は、横型ブラインドやプリーツカーテン等の日射遮蔽装置において、スラットやカーテン生地等の日射遮蔽材を昇降する昇降装置に関するものである。
横型ブラインドのスラットの角度調節操作及び昇降操作を行う操作装置の一種類として、ヘッドボックスの一端部からスラットの角度調節操作を行うための操作棒が垂下され、ヘッドボックスから操作棒内を貫通させて昇降コードを垂下したものがある。
このような横型ブラインドでは、操作棒を回転操作することにより、ヘッドボックス内に配設される角度調節装置及びラダーコードを介してスラットが回動される。また、ヘッドボックスから操作棒を経て昇降コードを引き出すことによりボトムレール及びスラットが引上げられ、引き出された昇降コードをヘッドボックス内に引き込ませることによりボトムレール及びスラットが下降されるようになっている。
ヘッドボックス内にはスラット及びボトムレールの自重降下を防止するストッパ装置が設けられている。このストッパ装置は、昇降コードを引き出した後に手放したとき、昇降コードのヘッドボックスへの引き込みを阻止してボトムレール及びスラットの自重降下を阻止するロック状態となり、この状態から昇降コードを僅かに引き出せば、ロック状態を解除してボトムレール及びスラットの下降操作を可能とするものである。なお、ロック状態から昇降コードを引き出してボトムレール及びスラットの引き上げ操作を行うことも可能である。
特許第2713522号公報 実開昭58−52297号公報
上記のようなストッパ装置を備えた横型ブラインドの操作装置では、ストッパ装置のロック状態を解除した状態で誤って昇降コードを手放すと、ボトムレールが下限位置まで勢いよく落下して騒音を発生させることがある。また、ボトムレールの下限位置近傍に配置された家財道具等に衝突して、耳障りな衝突音を発生させることもある。
特許文献1には、操作棒から昇降コードを引き出すためのコードイコライザとして機能する把持棒内に昇降コードを緊張するためのコイルスプリングを備えたスラット昇降装置が開示されている。
しかし、このコイルスプリングはボトムレールの下限停止位置で昇降コードを緊張させるものであり、ボトムレールの下降操作時にボトムレールの下降速度を減速するものではない。
特許文献2には、グリップから引き出したコードの移動速度を、栓体とフランジとの間での摩擦により調整して、ボトムレールの下降速度を抑制する安全操作装置が開示されている。
しかし、栓体とフランジとの間でコードを摩擦させて移動速度を調整する構成であるため、コードが磨耗し易いという問題点がある。
この発明の目的は、ボトムレールの下限位置近傍でボトムレールの下降速度を確実に減速させ、かつ耐久性に優れた制動装置を備えた日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置を提供することにある。
請求項1では、ヘッドボックスに備えた棒体に昇降コードを挿通し、前記昇降コードを前記棒体を経て前記ヘッドボックスから引き出し、あるいは前記棒体を経てヘッドボックス内に引き込ませて遮蔽材を昇降する日射遮蔽装置において、前記棒体を前記ヘッドボックスから吊下支持した金属パイプで形成し、前記金属パイプとの相対移動に対し制動力を発生させる制動体としての磁石、該金属パイプ内で移動可能に支持し、前記金属パイプから導出した前記昇降コードに突起物を設け、前記昇降コードのヘッドボックス内への引き込み動作時に、前記突起物を前記磁石に係合させ、前記磁石の移動により前記金属パイプに渦電流を発生させて前記磁石の移動速度を抑制して、前記昇降コードの引き込み速度を減速させる
請求項では、前記金属パイプの下端部に筒状のグリップを取着し、該グリップを前記棒体と同一の金属材で形成した。
請求項では、ヘッドボックスに備えた棒体に昇降コードを挿通し、前記昇降コードを前記棒体を経て前記ヘッドボックスから引き出し、あるいは前記棒体を経てヘッドボックス内に引き込ませて遮蔽材を昇降する日射遮蔽装置において、前記棒体の下端部にショックアブソーバーを支持し、前記ショックアブソーバーは、外筒と、該外筒内に収容されて前記棒体から下方へ出没可能としたピストンロッドと、該ピストンロッドに形成されたピストンバルブとを備え、前記棒体に、該棒体との相対移動に対し制動力を発生させる制動体としての前記ピストンロッドを移動可能に支持し、前記棒体から導出した前記昇降コードの下端にコードイコライザを取着し、前記昇降コードのヘッドボックス内への引き込み動作時に前記コードイコライザを前記ピストンロッドに係合させて前記昇降コードの引き込み速度を減速する
請求項では、前記棒体は、スラットを角度調節する操作棒とした。
請求項では、ヘッドボックスに備えた棒体に昇降コードを挿通し、前記昇降コードを前記棒体を経て前記ヘッドボックスから引き出し、あるいは前記棒体を経てヘッドボックス内に引き込ませて遮蔽材を昇降する日射遮蔽装置において、前記棒体に、該棒体との相対移動に対し制動力を発生させる制動体を移動可能に支持し、前記棒体から導出した前記昇降コードに突起物を設け、前記昇降コードのヘッドボックス内への引き込み動作時に前記突起物を前記制動体に係合させて前記昇降コードの引き込み速度を減速し、前記ヘッドボックス内には、ショックアブソーバーが収容され、前記ショックアブソーバーは、外筒と、内筒と、これら外筒と内筒との間で移動可能に支持されたピストンバルブと、該ピストンバルブに設けられて該ピストンバルブの移動にともなって前記外筒に対し出没するピストンロッドとを備え、記ショックアブソーバーの外筒とピストンロッドで前記棒体と制動体を構成し、前記突起物は前記昇降コードに設けられて前記ピストンロッドに係合する結び目とした。
本発明によれば、ボトムレールの下限位置近傍でボトムレールの下降速度を確実に減速させ、かつ耐久性に優れた制動装置を備えた日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置を提供することができる。
(第一の実施形態)
以下、この発明を具体化した第一の実施形態を図面に従って説明する。図1に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1から複数本のラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊下支持され、同ラダーコード2の下端にはボトムレール4が吊下支持されている。
前記ヘッドボックス1内には支持部材5が複数個配設され、その支持部材5にはドラム6が回転可能に支持される。前記ラダーコード2の上端部は、前記ドラム6に取着され、そのドラム6の中心部には角度調節軸7が嵌挿されている。従って、角度調節軸7が回転されると、ドラム6が回転され、そのドラム6の回転にともなって、ラダーコード2の一方が引き上げられることにより、各スラット3及びボトムレール4が同位相で角度調節される。
前記ヘッドボックス1の一端部には操作棒(棒体)8が吊下支持されている。前記操作棒8を回転操作すると、ヘッドボックス1内に配設されるギヤ機構を介して前記角度調節軸7が回転される。従って、操作棒8の回転操作により、各スラット3を角度調節可能となっている。
前記スラット3の両側部には、昇降コード9がそれぞれ貫通され、各昇降コード9の一端は前記ボトムレール4に取着される。前記各昇降コード9の他端は前記支持部材5を経て、ヘッドボックス1内を前記操作棒8方向に案内される。そして、ヘッドボックス1内に設けられるストッパ装置を経て、中空状の前記操作棒8内に挿通され、その先端はコードイコライザ10に取着される。
従って、コードイコライザ10を下方へ引いて、ヘッドボックス1から昇降コード9を引き出すことにより、ボトムレール4を引き上げて、スラット3を引き上げ可能である。また、昇降コード9の引出し操作を停止すれば、ストッパ装置が作動して、ボトムレール4及びスラット3の自重による下降が阻止されて、スラット3が所望位置に吊下支持される。
前記ストッパ装置は、ヘッドボックス1から昇降コード9を引き出した後に手放したとき、昇降コード9のヘッドボックス1への引き込みを阻止してボトムレール4及びスラット3の自重降下を防止するロック状態となる。また、この状態から昇降コードを僅かに引き出せば、ロック状態を解除して昇降コード9をヘッドボックス1内に引き込ませて、ボトムレール4及びスラット3の下降操作を可能とする公知の構成である。
前記操作棒8の下端部にはグリップ11が取着され、操作者はこのグリップ11を把持して前記操作棒8を回転操作可能となっている。前記グリップ11は、ほぼ円筒状に形成され、前記操作棒8と連通している。
前記操作棒8内には前記ボトムレール4の自重降下速度を抑制する制動装置が内蔵されている。その制動装置の具体的構成を次に説明する。
図2に示すように、前記操作棒8はアルミニウムあるいは銅等の非磁性材で、かつ導電性の高い金属パイプで形成される。前記グリップ11は、前記操作棒8と同様な材質で筒状に形成され、前記操作棒8の下端部に嵌着されている。
前記操作棒8内には筒状の磁石(制動体)12が同操作棒8内を上下動可能に支持されている。この磁石12は、フェライト磁石より磁力の強いネオジウムで前記操作棒8の内径より小さい外径で形成されている。そして、前記グリップ11の下端に取着されたキャップ13により磁石12の操作棒8からの脱落が阻止されて、磁石12の下限位置が設定されている。
前記複数本の昇降コード9は、前記操作棒8から前記磁石12内及びキャップ13を経てグリップ11の下方に垂下され、その下端に前記コードイコライザ10が取着される。
前記昇降コード9には、前記コードイコライザ10から所定距離隔てた位置に、かしめ端子(突起物)14が移動不能に取着されている。このかしめ端子は、前記キャップ13及び操作棒8内には挿通可能であるが、前記磁石12には挿通不能とした径を備える。従って、図2に示す状態から昇降コード9がグリップ11内に引き込まれて、かしめ端子14が前記操作棒8内を上方へ移動すると、かしめ端子14とともに磁石12が上方へ移動するようになっている。
なお、昇降コード9が操作棒8内に引き込まれて、図4に示すように、コードイコライザ10がグリップ11の下端に当接するときボトムレール4が下限に達するように、昇降コード9の長さが調整されている。
一方、コードイコライザ10を下方へ引いて昇降コード9をグリップ11から引き出すと、かしめ端子14が下方へ移動するため、磁石12が自重により下方へ移動する。そして、かしめ端子14がグリップ11より下方へ引き出されると、図2に示すように、磁石12はグリップ11の下端部に保持されるようになっている。
前記磁石12が操作棒8内を移動するとき、磁石12は操作棒8の内周面に接触しないで移動するとともに、操作棒8を通る磁束の変化に基づいて操作棒8に磁束の変化を妨げるような渦電流が発生する。この結果、磁石12にその移動を妨げる方向の制動力が作用する。この制動力は、磁石12の移動速度が上昇するにつれて増大する。
上記のように構成された横型ブラインドの操作装置では、コードイコライザ10を下方へ引いて昇降コード9をヘッドボックス1から引き出すと、ボトムレール4が引き上げられて、そのボトムレール4とともにスラット3が引き上げられる。
このとき、かしめ端子14が下降すると、磁石12はその自重により操作棒8内を下降し、図2に示すように、かしめ端子14がグリップ11より下方まで引き出されると、磁石12はグリップ11の下端部に保持された状態となる。
ボトムレール4及びスラット3を所望高さまで引き上げた後、コードイコライザ10を手放すと、ストッパ装置が作動して、ボトムレール4の自重降下が阻止される。
ボトムレール4及びスラット3を下降させるときには、コードイコライザ10をわずかに下方へ引いてストッパ装置の作動を解除した状態でコードイコライザ10を手放す。すると、ボトムレール4及びスラット3の重量により、操作棒8内を経て垂下される昇降コード9がヘッドボックス1内に引き込まれ、ボトムレール4が自重降下するとともに、コードイコライザ10が引き上げられる。
昇降コード9がグリップ11内に引き込まれてかしめ端子14がグリップ11内に引き込まれると、図3に示すように、磁石12がかしめ端子14とともに操作棒8内を上昇する。
このとき、磁石12の移動にともなって操作棒8に渦電流が発生し、磁石12に制動力が作用する。この結果、昇降コード9の移動速度が抑制され、ボトムレール4の下降速度が減速されて、緩やかに下降する。そして、ボトムレール4が下限まで下降すると、図4に示すように、コードイコライザ10がグリップ11の下端に当接する。
上記のように構成された横型ブラインドのスラット昇降装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)コードイコライザ10を操作して、ヘッドボックス1から操作棒8を経て昇降コード9を引き出し、あるいは昇降コード9をヘッドボックス1内に引き込ませることにより、ボトムレール4及びスラット3を昇降することができる。
(2)ボトムレール4及びスラット3を自重降下させても、ボトムレール4が下限に達する前に、磁石12に作用する制動力でボトムレール4の下降速度を減速することができる。従って、ストッパ装置の作動を誤って解除してボトムレール4が不用意に自重降下する場合にも、ボトムレール4の下限位置近傍で、ボトムレール4と家財道具との衝突による衝突音の発生を防止することができる。
(3)操作棒8内を移動する磁石12により昇降コード9を摩擦することなく、ボトムレール4の下降速度を減速させることができる。従って、昇降コード9が磨耗することはない。
(4)磁石12は操作棒8に対し非接触で移動するため、この制動装置の耐久性を向上させることができる。
(5)ボトムレール4及びスラット3の引き上げ操作時には、昇降コード9を磁石12と一体に移動させることはないので、昇降コード9に制動力が作用することはない。従って、ボトムレール4及びスラット3の引き上げ操作に要する操作力を増大させることはない。
(6)操作棒8内で磁石12を移動させるので、制動装置により横型ブラインドの美観を損ねることはない。
(7)一つの磁石12で複数本の昇降コード9に同一の制動力を作用させることができる。従って、ボトムレール4を水平方向に維持しながら下降させることができる。
(8)磁石12の移動速度が速いほど大きな制動力が作用するので、ボトムレール4の下降速度を一定速度以下に減速することができる。
(第二の実施形態)
図5及び図6は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、操作棒8及びグリップ11内に制動装置として動作するショックアブソーバーを備えたものである。制動装置の構成以外は前記第一の実施形態と同様である。第一の実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明する。
図5(a)〜(d)に示すように、前記グリップ11内にはショックアブソーバー21が収容されている。そのショックアブソーバー21の具体的構成を次に説明する。
前記ショックアブソーバー21は、外筒22が前記グリップ11内に収容され、同グリップ11の下端に嵌合されるキャップ23でグリップ11内に保持されている。図6に示すように、前記外筒22の下部開口部及び上部開口部には中空状のピストンロッド24が上下方向に移動可能に挿通され、そのピストンロッド24の上端部は、図5(c)(d)に示すように、外筒22から前記操作棒8内へ進入可能となっている。
前記ピストンロッド24には前記外筒22の内径にほぼ等しい径のフランジ状のピストンバルブ25が一体に形成され、そのピストンバルブ25がピストンロッド24とともに外筒22内を上下動するようになっている。
前記外筒22とピストンロッド24との間にはオイル26が充填され、前記ピストンバルブ25にはオイル26をピストンバルブ25の上方から下方、あるいは下方から上方へ流通可能としたポート27が複数設けられている。
このような構成により、ピストンロッド24のピストンバルブ25が外筒22内を上方へ移動するとき、ピストンバルブ25の上方のオイル26がポート27を経てピストンバルブ25の下方へ移動する。また、ピストンバルブ25が外筒22内を下方へ移動するとき、ピストンバルブ25の下方のオイル26がポート27を経てピストンバルブ25の上方へ移動する。
従って、ポート27で流量が制限されるオイル26が抵抗となって、ピストンロッド24の移動速度が所定速度以下に規制されるようになっている。
前記外筒22の下部開口部及び上部開口部には前記ピストンロッド24の外周面に摺接するOリング28a,28bが設けられ、外筒22からのオイル26の漏れが防止されている。
前記ピストンロッド24の下端部は前記グリップ11から下方へ延設され、その下端に合成ゴム等でリング状に形成された衝撃保護材29が取着されている。また、図5(a)に示すように、前記ピストンバルブ25が外筒22内で下限に位置するとき、外筒22内に没入可能となるピストンロッド24の長さは、外筒22内でピストンバルブ25が上下動可能なストロークよりわずかに短くなるように設定されている。
前記昇降コード9は、前記操作棒8からピストンロッド24内を経て下方へ垂下され、その下端に前記コードイコライザ10が取着されている。そして、図5(d)に示すように、コードイコライザ10がピストンロッド24の下端に当接し、ピストンバルブ25が外筒22内の上端部近傍に位置するとき、ボトムレール4が下限に達するように、昇降コード9の長さが設定されている。
なお、コードイコライザ10に昇降コード9を取着するには、図5に示すように、コードイコライザ10の上部に設けられた挿通孔30に昇降コード9を挿通し、その昇降コード9の下端に結び目31を形成して挿通孔30からの抜け止めとし、さらにコードイコライザ10の下端部にキャップ32を嵌着する。
上記のように構成された横型ブラインドの操作装置では、コードイコライザ10を下方へ引いて昇降コード9をヘッドボックス1から引き出すと、ボトムレール4が引き上げられて、そのボトムレール4とともにスラット3が引き上げられる。
このとき、コードイコライザ10がグリップ11から下方へ離間すると、図5(a)に示すように、ピストンロッド24はその自重によりピストンバルブ25が外筒22内における昇降ストロークの下限位置に達するまで緩やかに下降する。
ボトムレール4及びスラット3を所望高さまで引き上げた後、コードイコライザ10を手放すと、ストッパ装置が作動して、ボトムレール4の自重降下が阻止される。
ボトムレール4及びスラット3を下降させるときには、コードイコライザ10をわずかに下方へ引いてストッパ装置の作動を解除した状態でコードイコライザ10を手放す。
すると、ボトムレール4及びスラット3の重量により、操作棒8内を経て垂下される昇降コード9がヘッドボックス1内に引き込まれ、ボトムレール4が自重降下するとともに、コードイコライザ10が引き上げられる。
そして、ボトムレール4が下限近傍まで下降すると、図5(b)に示すように、コードイコライザ10がピストンロッド24の下端に当接する。すると、ショックアブソーバー21の動作により、ピストンロッド24がコードイコライザ10の上昇速度を減衰させながら緩やかに上昇する。この結果、ボトムレール4が緩やかに下降する。
そして、図5(c)に示す状態を経て、ピストンロッド24が同図(d)に示す状態まで上昇すると、ボトムレール4が下限まで下降し、ラダーコード2で吊下支持される状態となる。このとき、ピストンロッド24の上端部はグリップ11より上方の操作棒8内に達する。
上記のように構成された横型ブラインドのスラット操作装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)コードイコライザ10を操作して、ヘッドボックス1から操作棒8を経て昇降コード9を引き出し、あるいは昇降コード9をヘッドボックス1内に引き込ませることにより、ボトムレール4及びスラット3を昇降することができる。
(2)グリップ11を把持して操作棒8を回転操作することにより、スラット3を角度調節することができる。
(3)ボトムレール4及びスラット3を自重降下させても、ボトムレール4が下限近傍まで下降されたとき、ショックアブソーバー21の動作により、ボトムレール4の下降速度を減衰させることができる。従って、ストッパ装置の作動を誤って解除してボトムレール4が不用意に自重降下する場合にも、ボトムレール4の下限位置近傍で、ボトムレール4と家財道具との衝突による衝突音の発生を防止することができる。
(4)グリップ11内のショックアブソーバー21により昇降コード9を摩擦することなく、ボトムレール4の下降速度を減衰させることかできる。従って、昇降コード9が磨耗することはない。
(5)ボトムレール4の下限位置近傍でのみショックアブソーバー21が作動するので、ボトムレール4の下限位置近傍でのスラットの下降操作を除いてボトムレール4及びスラット3の昇降操作を迅速に行うことができる。
(6)ショックアブソーバー21をグリップ11内に設けたので、横型ブラインドの美観を損ねることはない。
(7)昇降コード9が操作棒8内からピストンロッド24内を経て下方へ導出されるので、昇降コード9がショックアブソーバー21の動作に干渉することはない。
(8)ピストンロッド24の下端に衝撃保護材29が取着されているので、コードイコライザ10がピストンロッド24の下端に衝突しても、大きな衝突音が発生することはない。
(9)コードイコライザ10を介して一つのショックアブソーバー21で複数本の昇降コード9に同一の制動力を作用させることができる。従って、ボトムレール4の下限近傍でボトムレール4を水平方向に維持しながら下降させることができる。
(10)ピストンロッド24の移動範囲で、均一な減衰力を発生させることができるので、昇降コード9の下端でのコードイコライザ10取付位置が多少ずれても、ボトムレール4の下限位置近傍での下降速度を安定して減衰させることができる。
(第三の実施形態)
図7は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、ヘッドボックス1内にショックアブソーバー61を備えたものである。ショックアブソーバー61は、ヘッドボックス1内の一端部に固定台62を介して外筒63が水平方向に支持されている。前記外筒63内には内筒64が固定され、その内筒64と外筒63との間にはオイルが充填されている。
前記内筒64と外筒63との間にはピストンバルブ65が移動可能に支持され、そのピストンバルブ65にはピストンロッド66が一体に設けられ、ピストンバルブ65の移動にともなってピストンロッド66が外筒63に対し出没するようになっている。
また、ピストンバルブ65と外筒63の一端部との間にコイルスプリング67が配設され、そのコイルスプリング67の付勢力によりピストンバルブ65は常時外筒63内の他端側に付勢されている。
昇降コード9は、前記内筒64及びピストンロッド66に挿通され、ヘッドボックス1の一端から垂下されてその下端にコードイコライザ10が取着されている。また、昇降コード9の下端近傍に前記ピストンロッド66に挿通不能とした結び目68が形成され、ボトムレールが下限近傍まで下降したとき、その結び目68がピストンロッド66の先端に係合するようになっている。
上記のように構成された昇降装置では、ボトムレールが下限近傍まで下降されると、結び目68がピストンロッド66に係合する。すると、ピストンロッド66の移動にともなう制動力で昇降コード9の引き込み速度が減速されてボトムレールの下降速度が減速される。
また、昇降コード9をヘッドボックス1から引き出してボトムレールを引き上げると、ショックアブソーバー61ではコイルスプリング67の付勢力によりピストンロッド66が図7に示す状態まで復帰する。
上記のような昇降装置では、ショックアブソーバー61がヘッドボックス1内に収容されるため、ヘッドボックス1から垂下される操作棒を必要としない。従って、プリーツカーテンやたくし上げカーテン等、ヘッドボックスから操作棒が吊下支持されない日射遮蔽装置において、ボトムレールの下降速度を減速可能とした昇降装置の美観を向上させることができる。
また、ボトムレールを吊下支持した昇降コード9をヘッドボックス1内に案内する支持部材5とヘッドボックス1の一端部との間にショックアブソーバー61を配設するための十分なスペースを確保できない場合には、図8に示すような構成とする。すなわち、昇降コード9を支持部材5からヘッドボックス1の他端側へ引き回して滑車69に掛装し、さらにヘッドボックス1の一端側へ案内して下方へ垂下する。
すると、ヘッドボックス1の他端側から一端側までの昇降コード9の移動経路において、前記ショックアブソーバー61を配設するためのスペースを容易に確保することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記制動装置をプリーツカーテンあるいはカーテン生地のカーテン生地を昇降する昇降装置に備えてもよい。この場合、操作棒を回転操作する必要はないので、上記操作棒に代えてヘッドボックスから回転不能に吊下支持した棒体としてもよい。
横型ブラインドを示す正面図である。 制動装置を示す断面図である。 制動装置を示す断面図である。 制動装置を示す断面図である。 (a)〜(d)は第二の実施形態の制動装置を示す正面図である。 ショックアブソーバーを示す断面図である。 第三の実施形態を示す正面図である。 第三の実施形態の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1…ヘッドボックス、3…日射遮蔽材(スラット)、4…ボトムレール、8…棒体(操作棒)、9…昇降コード、10…突起物(コードイコライザ)、11…グリップ、12…制動体(磁石)、14…突起物(かしめ端子)、21,61…ショックアブソーバー、24…制動体(ピストンロッド)、63…棒体(外筒)、68…突起物(結び目)。

Claims (5)

  1. ヘッドボックスに備えた棒体に昇降コードを挿通し、前記昇降コードを前記棒体を経て前記ヘッドボックスから引き出し、あるいは前記棒体を経てヘッドボックス内に引き込ませて遮蔽材を昇降する日射遮蔽装置において、
    前記棒体を前記ヘッドボックスから吊下支持した金属パイプで形成し、
    前記金属パイプとの相対移動に対し制動力を発生させる制動体としての磁石、該金属パイプ内で移動可能に支持し、
    前記金属パイプから導出した前記昇降コードに突起物を設け、
    前記昇降コードのヘッドボックス内への引き込み動作時に、前記突起物を前記磁石に係合させ、
    前記磁石の移動により前記金属パイプに渦電流を発生させて前記磁石の移動速度を抑制して、前記昇降コードの引き込み速度を減速させることを特徴とする日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
  2. 前記金属パイプの下端部に筒状のグリップを取着し、該グリップを前記金属パイプと同一の材質で形成したことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
  3. ヘッドボックスに備えた棒体に昇降コードを挿通し、前記昇降コードを前記棒体を経て前記ヘッドボックスから引き出し、あるいは前記棒体を経てヘッドボックス内に引き込ませて遮蔽材を昇降する日射遮蔽装置において、
    前記棒体の下端部にショックアブソーバーを支持し、
    前記ショックアブソーバーは、外筒と、該外筒内に収容されて前記棒体から下方へ出没可能としたピストンロッドと、該ピストンロッドに形成されたピストンバルブとを備え、
    前記棒体に、該棒体との相対移動に対し制動力を発生させる制動体としての前記ピストンロッドを移動可能に支持し、
    前記棒体から導出した前記昇降コードの下端にコードイコライザを取着し、前記昇降コードのヘッドボックス内への引き込み動作時に前記コードイコライザを前記ピストンロッドに係合させて前記昇降コードの引き込み速度を減速することを特徴とする日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
  4. 前記棒体は、スラットを角度調節する操作棒としたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
  5. ヘッドボックスに備えた棒体に昇降コードを挿通し、前記昇降コードを前記棒体を経て前記ヘッドボックスから引き出し、あるいは前記棒体を経てヘッドボックス内に引き込ませて遮蔽材を昇降する日射遮蔽装置において、
    前記棒体に、該棒体との相対移動に対し制動力を発生させる制動体を移動可能に支持し、前記棒体から導出した前記昇降コードに突起物を設け、前記昇降コードのヘッドボックス内への引き込み動作時に前記突起物を前記制動体に係合させて前記昇降コードの引き込み速度を減速し、
    前記ヘッドボックス内には、ショックアブソーバーが収容され、
    前記ショックアブソーバーは、外筒と、内筒と、これら外筒と内筒との間で移動可能に支持されたピストンバルブと、該ピストンバルブに設けられて該ピストンバルブの移動にともなって前記外筒に対し出没するピストンロッドとを備え、
    記ショックアブソーバーの外筒とピストンロッドで前記棒体と制動体を構成し、前記突起物は前記昇降コードに設けられて前記ピストンロッドに係合する結び目としたことを特徴とする日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
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