JP5324372B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、遊技盤略中央に配置される大型の回転役物装置に関するものである。
パチンコ機に代表される弾球遊技機の中には、遊技盤の遊技領域に可変表示装置や始動入賞口を配設し、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動入賞口に入球することを契機に電子抽選を行い、その抽選結果に基づいて可変表示装置が図柄の変動表示および停止表示を行うようにした機種が存在する。電子抽選の抽選結果には当たり(当選)とハズレ(非当選)があり、抽選結果が当たりの場合には、可変表示装置の表示画面に所定の特別図柄の組み合わせが表示され、通常モードから特別遊技モードへと移行する。この特別遊技モードでは、例えばアタッカーを開放動作して露呈される大入賞口に遊技球が入るので、遊技者は多くの賞球を獲得できるようになっている。
近年、このような弾球遊技機では、遊技者の興趣を盛り上げるため可変表示装置の表示画面が大型化する傾向にあり、合わせて、該可変表示装置を用いた演出も多彩に行われるようになっている。
また、可動態様を変化させることができる可動体を遊技領域の適宜位置、例えば可変表示装置の周囲に配置し、遊技の進行状態を該可動体の可動態様によって示唆するようにした可動役物装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された可動役物装置では、遊技盤中央部に設けられた図柄表示装置の表示画面を囲むように可動枠体が設けられ、該可動枠体の開口部を介して可変表示装置の表示画面を視認することができるように構成されており、該可動枠体が遊技の進行に合わせて時計方向、あるいは反時計方向に回転することで、種々の演出を行うように構成されている。
特開2005−323995号公報
特許文献1に開示された可動役物装置における可動枠体においては、その回転制御に際し、枠体駆動モータとしてステッピングモータが用いられ、該ステッピングモータの駆動量を制御することで可動枠体を初期位置(基準位置)から所望の角度だけ回転させている。あるいは、サーボモータを用いて可動枠体の初期位置からの回転角度を検出して、該サーボモータをサーボ制御している。
しかしながら、いずれにしてもこのような従来例では、回転した位置で停止している可動枠体を初期位置に復帰させるには、その現在位置が右回転している位置か左回転している位置かを判断して駆動モータの回転制御をしなければならないため、現在位置を記憶しておく必要があり、そのための記憶装置が必要となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、可動役物装置の回転制御に際し、回転位置の履歴をとる必要のない、安価で、かつ信頼性の高い回転方向検出機構を有する可動役物装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、遊技盤の遊技領域に設けられた可変表示装置の前方に配置され、電子抽選の結果を可動態様によって遊技者に示唆する可動役物装置において、前記可変表示装置の表示画面を目視可能な矩形状の開口が設けられた回転板と、この回転板を前記遊技盤の盤面と略平行な面内で正逆両方向へ回転させる回転駆動機構と前記回転板の外周縁に設けられた遮光壁と、前記遮光壁を検知するフォトセンサと、前記フォトセンサからの信号により前記回転板の回転位置を判断する制御部とを有し、
前記遮光壁は、円周方向に短尺な第1の遮光壁と、円周方向に長尺な第2の遮光壁とを備え、前記第1の遮光壁と前記第2の遮光壁は、互いが干渉しないように前記回転板の直径方向及び円周方向に隔離して配置されており、前記フォトセンサは、前記第1の遮光壁を検知する第1のフォトセンサと、前記第2の遮光壁を検知する第2のフォトセンサとを備え、前記第1のフォトセンサと前記第2のフォトセンサは、互いが干渉しないように前記回転板の直径方向及び円周方向に隔離して配置されていることを特徴とする構成とした。
このように構成された可動役物装置では、前記第1のフォトセンサ及び前記第2のフォトセンサからの出力を検知することにより極めて簡単な演算により回転板の回転方向を検知することができるので、回転板を初期位置に復帰させるために回転方向をいちいち記憶しておく必要がなく、安価で、かつ信頼性の高い回転方向検出機構を有する可動役物装置を提供することができる。
また、前記第1のフォトセンサ及び前記第2のフォトセンサは、それぞれフォトインタラプタから成り、一方のフォトインタラプタの発光素子を収納する第1の凸部あるいは受光素子を収納する第2の凸部と、他方のフォトインタラプタの受光素子を収納する第2の凸部あるいは発光素子を収納する第1の凸部とが、前記回転板の直径方向において互いにオーバーラップするように配置されていることを特徴とする構成とした。
このように構成された可動役物装置では、回転板の直径方向に対し2個のフォトインタラプタを近接して配置することができるので、遊技盤の支持ベース上に、フォトセンサをコンパクトに配置することができる。
本発明の可動役物装置は、可動役物の回転板を正逆回転制御する際に、極めて簡便な手段により回転方向を検知することができるので、回転方向をいちいち記憶しておく必要がなく、安価でかつ信頼性が高く、空間を有効に活用した可動役物装置を提供することができる。
また、狭隘な支持ベース上の空間を有効に利用することができるので、大型化する画面表示装置に見合った可動役物装置を提供することができる。
パチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1のパチンコ機に備えられる遊技盤の正面図である。 本発明の実施形態例に係る可動役物装置の正面図である。 該可動役物装置の背面図である。 該可動役物装置に備えられる支持ベースの正面図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 該可動役物装置に備えられる回転板の正面図である。 該回転板の背面図である。 該回転板に装飾カバーを取り付けた状態を示す縦断面図である。 該可動役物装置に備えられるスライド板と駆動機構の正面図である。 該駆動機構の平面図である。 該スライド板の退避状態を示す斜視図である。 該スライド板の移動途中状態を示す斜視図である。 該スライド板の近接状態を示す斜視図である。 該スライド板の近接直前状態を示す正面図である。 該スライド板の近接状態を示す正面図である。 該回転板が初期位置にある状態を示す正面図である。 該回転板が時計方向の末端位置へ回転した状態を示す正面図である。 該回転板が反時計方向の末端位置へ回転した状態を示す正面図である。 該回転板が初期位置にあるときの遮蔽板とフォトインタラプタの位置関係を示す背面図である。 該回転板が時計方向に回転した位置にあるときの遮蔽板とフォトインタラプタの位置関係を示す背面図である。 該回転板が反時計方向に回転した位置にあるときの遮蔽板とフォトインタラプタの位置関係を示す背面図である。 該回転板の回転方向とフォトインタラプタからの信号の相関表である。 該フォトインタラプタの斜視図である。 該フォトインタラプタのA−A面の断面を基板ベース後端側から見た図である。 該フォトインタラプタの基板ベース上での配置の説明図である。 本発明の可動役物の駆動制御の構成を概念的に説明する構成図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、本発明の可動役物装置が適用されたパチンコ機pは、遊技場の島設備に配置される機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2に収納保持された後述する遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉4と、前面枠2の下方に配設された前面ボード5と、前面ボード5に取り付けられた発射ハンドル6等を具備しており、前面ボード5には受け皿7が設けられている。
図2に示すように、遊技盤3の盤面はガイドレール8等で囲まれた遊技領域9となっており、発射ハンドル6が遊技者によって任意角度に回転操作されると、図示せぬ発射装置が受け皿7に貯留された遊技球を遊技領域9に向けて連続的に打ち出すようになっている。遊技領域9の上部中央付近には中央役物ユニット10が配設されており、この中央役物ユニット10の左右両側が遊技球の流下通路となっている。中央役物ユニット10は、中央部に矩形状の貫通孔11を有する枠状の装飾ケース12と、装飾ケース12の裏面側に配置された可動役物装置13と、可動役物装置13の裏面側に配置された可変表示装置14とを具備している。なお、可変表示装置14は液晶パネル(LCD)からなり、その表示画面14aは貫通孔11とほぼ同じ大きさの矩形状に形成されている。
装飾ケース12には貫通孔11の下辺に隣接するステージ15が設けられており、ステージ15の中央部下方には第1の始動入賞口16と第2の始動入賞口17が縦一列に配設されている。第1の始動入賞口16は上面に入賞孔が開口された単純構造の始動入賞口であるが、第2の始動入賞口17は一対の可動片を有する電動チューリップ構造の始動入賞口となっている。そして、第1および第2の始動入賞口16,17のいずれか一方に遊技球が入賞すると、それを契機として特別図柄表示の電子抽選が行われ、可変表示装置14の表示画面14a上で図柄の変動表示と停止表示が行われる。また、中央役物ユニット10の左側方の遊技領域9には通過チャッカー18が配設されており、この通過チヤツカー18を遊技球が通過したことを契機に普通図柄表示の電子抽選が行われ、その抽選結果が当たりの場合に第2の始動入賞口17の可動片を一時的に開放して遊技球の入球を許可するようになっている。
第2の始動入賞口17の真下位置にはアタッカー19が配設されており、このアタッカー19によって図示せぬ大入賞口が覆われている。アタッカー19は、第1および第2の始動入賞口16,17のいずれか一方に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄表示の電子抽選の結果、当たりとなって大当たり遊技状態(特別遊技モード)に移行した場合に作動される装置である。具体的には、特別図柄表示の抽選結果が当たりの場合、可変表示装置14の表示画面14a上で図柄の変動表示を例えば「777」のように特定図柄で停止させると共に、アタッカー19が複数回繰り返し開放動作して大入賞口を露呈させる。アタッカー19は1回の開放動作について例えば30秒経過するまで、あるいは遊技球が大入賞口に例えば10個入球するまで開放状態を維持し、かかる開放動作を例えば15回繰り返した後に大当たりが終了する。その他、遊技領域9には遊技球の払い出しのみを行う複数の一般入賞口20が配設されており、いずれの始動入賞口16,17や一般入賞口20にも入賞しなかった遊技球は、遊技領域9の最下端部に設けられたアウトロ21から遊技盤3の裏面側に排出されるようになっている。
図3と図4に示すように、前記可動役物装置13は、装飾ケース12の裏面にネジ止め等により固定された合成樹脂製の支持ベース22と、この支持ベース22に後述する3個のローラを介して回転可能に支持されたリング状の回転板23とを備えている。図5に示すように、支持ベース22の中央部には装飾ケース12の貫通孔11とほぼ同じ大きさの透孔22aが開設されており、可変表示装置14の表示画面14aはこの透孔22a内に露出している。支持ベース22の下辺中央部には落下防止片24が一体形成されており、この落下防止片24の斜め上方には後述の一対のフォトインタラプタ25,26が実装されている。落下防止片24は回転板23の回転中心Oを通る垂線L上に位置しており、支持ベース22の上辺中央部にはこの垂線Lを介して対向する一対のストッパ突起27,28が設けられている。また、支持ベース22の下辺側には駆動モータ29が取り付けられており、この駆動モータ29の近傍には減速ギア列30が配設されている。減速ギア列30は駆動モータ29の出力軸に固着された最初段ギア30aを含む複数のギアによって構成されており、減速ギア列30の最終段ギア30bは落下防止片24の近傍に位置している。さらに、支持ベース22の右側辺部には後述するケーブルガイド31がネジ止め等によって固定されており、このケーブルガイド31には帯状のフラットケーブル32の一端部がコネクタ接続されている。なお、ケーブルガイド31の内壁面と回転板23の外周縁とは弧状空間Sを介して対向しており、フラットケーブル32はこの弧状空間S内にU字状の反転部32aを有した状態で配置されている。
図7と図8に示すように、合成樹脂製の回転板23の中央部には方形状の開口33が開設されており、この開口33を透して可変表示装置14の表示画面14aが目視可能となっている。回転板23の上方部分は小径部23aとなっており、小径部23aとその下方の大径部23bとは左右一対の平坦部23cを介して連続している。また、小径部23aの下方には一対のガイド孔23eが形成されており、これらガイド孔23eは開口33の上辺に沿って左右方向へ延びている。さらに、小径部23aと大径部23bの外周縁には薄肉部23dが形成されており、図3に示すように、この薄肉部23dを3個のローラ34で支持することにより、回転板23は各ローラ34を介して支持ベース22に回転可能に支持されている。これらローラ34は全て後述するダブルローラ構造となっており、以下、このダブルローラ構造について回転板23の左下部を支持するローラ34を例にとって説明する。
図6に示すように、回転板23の左下部を支持するローラ34は、回転板23の薄肉部23dを板厚方向に挟持する上側ローラ半体34aと下側ローラ半体34bとからなり、これら上側ローラ半体34aと下側ローラ半体34bは支持ベース22に植設された支軸35に同軸配置され、支軸35を中心に回転可能に支持されている。ただし、薄肉部23dの外周端と上側ローラ半体34aの軸部との間には間隙Slが形成されており、薄肉部23dは上側ローラ半体34aおよび下側ローラ半体34bと径方向では非接触となっている。回転板23の右下部を支持するローラ34も全く同じ構成であり、このようにダブルローラ構造のローラ34によって回転板23の左右両下部を支持すると、径寸法の大きな上側ローラ半体34aと下側ローラ半休34bによって回転板23を確実に支持した上で、回転板23とローラ34間に生じる摩擦抵抗を低減して回転板23をスムーズに回転させることが可能になる。なお、回転板23の中央上部を支持する残りのローラ34も径寸法が幾分小さいだけで同様のダブルローラ構造となっている。ただし、中央上部のローラ34には回転板23の重量が作用しないため、このローラ34については必ずしもダブルローラ構造としなくても良く、一般的なシングルローラ構造のローラを用いることも可能である。
図3に示すように、回転板23の表面側の下部外周縁にはリングギア36が取り付けられており、前述した減速ギア列30の最終段ギア30bは回転板23の回転中心Oを通る垂線Lの近傍でリングギア36に噛合している。これにより駆動モータ29の回転が減速ギア列30を介して回転板23に伝達され、これら駆動モータ29と減速ギア列30およびリングギア36によって回転駆動機構が構成されている。本実施形態例の場合、この回転駆動機構によって回転板23が初期位置を基準として正逆両方向(時計方向と反時計方向)へ約45度ずつ回転動作されるようになっている。なお、回転板23の時計方向への回転角度は左側の平坦部23cが一方のストッパ突起27に当接することによって規制され、回転板23の反時計方向への回転角度は右側の平坦部23cが他方のストッパ突起28に当接することによって規制される。また、回転板23の外周縁と前述した落下防止片24とは所定間隔を存して対向しており、落下防止片24が回転板23の回転動作を妨げないようになっている。ただし、回転板23を支持しているローラ34が破損したり、外部からの衝撃等によって回転板23がローラ34から外れたりした場合、回転板23の外周縁が落下防止片24の上端に当接した時点でそれ以上の動きが規制されるため、回転板23の落下事故を確実に防止することができる。
図8に示すように、回転板23の裏面側の外周縁には遮光板37が取り付けられており、この遮光板37には短尺な遮光壁37aと長尺な遮光壁37bが同心円状に立設されている。前述した一対のフォトインタラプタ25,26はこれら遮光壁37a,37bの回転軌跡上に位置しており、両フォトインタラプタ25,26の出力信号に基づいて回転板23の初期位置と回転方向を検出できるようになっている。具体的には、回転板23が初期位置にあるとき、短尺な遮光壁37aは一方のフォトインタラプタ25の光路を横切る位置にあり、長尺な遮光壁37bは他方のフォトインタラプタ26の光路を横切る位置にあるため、両フォトインタラプタ25,26から共にオフ信号が出力される。また、回転板23が初期位置から時計方向へ回転すると、短尺な遮光壁37aは一方のフォトインタラプタ25の光路から外れる位置へ移動し、長尺な遮光壁37bも他方のフォトインタラプタ26の光路から外れる位置へ移動するため、両フォトインタラプタ25,26から共にオン信号が出力される。それとは逆に回転板23が初期位置から反時計方向へ回転すると、短尺な遮光壁37aは一方のフォトインタラプタ25の光路から外れる位置へ移動するが、長尺な遮光壁37bは他方のフォトインタラプタ26の光路内を移動するため、一方のフォトインタラプタ25からオン信号が出力されると共に、他方のフォトインタラプタ26からオフ信号が出力される。
したがって、フォトインタラプタからこのような信号出力がなされるように、前記短尺な遮光壁37aおよび長尺な遮光壁27bの長さが設定されている。
図3に示すように、回転板23の前面の大部分は合成樹脂製の装飾カバー38によって覆われており、この装飾カバー38には回転板23の開口33と同じ大きさの矩形状の窓孔39が設けられている。図9に示すように、装飾カバー38には窓孔39を上下左右に包囲する周壁38aが一体形成されており、この周壁38aの近傍を含む複数箇所で回転板23と装飾カバー38をネジ止めすることにより、全体として機械的強度の高い回転板23と装飾カバー38の一体品が構成されている。
図4に示すように、回転板23の裏面には一対のスライド板40,41が搭載されており、便宜上、回転板23の前方から見て左側に位置するスライド板40を第1スライド板、右側に位置するスライド板41を第2スライド板と呼ぶと、第1スライド板40と第2スライド板41は開口33を介して左右両側で対向している。第1スライド板40と第2スライド板41は扉を模した可動体であり、図示省略されているが、これら両スライド板40,41の内部には複数のLEDが実装されている。また、回転板23の裏面には、第1スライド板40の駆動機構である第1モータ42および第1スクリューシャフト43と、第2スライド板41の駆動機構である第2モータ44および第2スクリューシャフト45がそれぞれ搭載されている。
第1モータ42の出力軸にはピニオン46が固着され、第2モータ44の出力軸にはピニオン47が固着されている。第1モータ42と第2モータ44は回転板23の回転中心Oを通る垂線Lを対称軸とする位置に取り付けられており、図10〜図14に示すように、これら第1モータ42と第2モータ44は互いの反出力軸側を向かい合わせにして近接配置されている。
第1スクリューシャフト43と第2スクリューシャフト45は開口33の下辺に沿って平行に配置されているが、これら第1スクリューシャフト43と第2スクリューシャフト45は前記垂線Lに直交する同一平面上で前後方向へ位置ずれしており、第1スクリューシャフト43の右側部分と第2スクリューシャフト45の左側部分が前後方向にオーバーラップしている。第1スクリューシャフト43の一端部にはピニオン48が固着されており、このピニオン48と前記ピニオン46を中継ギア49を介して連結することにより、第1モータ42の回転が第1スクリューシャフト43に伝達されるようになっている。また、第2スクリューシャフト45の一端部にはピニオン50が固着されており、このピニオン50と前記ピニオン47を中継ギア51を介して連結することにより、第2モータ44の回転が第2スクリューシャフト45に伝達されるようになっている。すなわち、第1スクリューシャフト43は第1モータ42の出力軸から第2モータ44側に向かって延出し、第2スクリューシャフト45は第2モータ44の出力軸から第1モータ42側に向かつて延出している。
第1スライド板40の下端部にはガイド筒体52が取り付けられており、このガイド筒体52は第1スクリューシャフト43に嵌挿されている。ガイド筒体52の内周面には第1スクリューシャフト43の螺旋状溝と係合する突部(図示せず)が形成されており、第1モータ42の回転に伴って第1スライド板40は第1スクリューシャフト43の軸線方向(X1−X2方向)へ往復移動する。また、第1スライド板40の上端部にはL字状に折り曲げられた突起40aが一体形成されており、この突起40aは回転板23に形成された一方のガイド孔23eの上壁と摺動可能に係合している(図9参照)。すなわち、第1モータ42の駆動力は第1スライド板40に対して下端側のみから付与され、上端側は駆動力の付与されない自由端となっており、この自由端側の端面に小さめな磁石53が固着されている。
同様に、第2スライド板41の下端部にはガイド筒体54が取り付けられており、このガイド筒体54は第2スクリューシャフト45に嵌挿されている。ガイド筒体54の内周面には第2スクリューシャフト45の螺旋状溝と係合する突部(図示せず)が形成されており、第2モータ44の回転に伴って第2スライド板41は第2スクリューシャフト45の軸線方向(X1−X2方向)へ往復移動する。また、第2スライド板41の上端部にはL字状に折り曲げられた突起41aが一体形成されており、この突起40aは回転板23に形成された他方のガイド孔23eの上壁と摺動可能に係合している。すなわち、第2モータ44の駆動力は第2スライド板41に対して下端側のみから付与され、上端側は駆動力の付与されない自由端となっており、この自由端側の端面に鉄板等からなる磁性体55が取り付けられている。
図12に示すように、第1スライド板40と第2スライド板41は通常の遊技状態で最も離反した退避位置にあり、この場合、回転板23の開口33は全開状態となっている。この状態で第1モータ42と第2モータ44をそれぞれ一方向へ回転駆動すると、図13に示すように、第1スライド板40が第1スクリューシャフト43の軸線に沿って矢印X1方向へ移動すると共に、第2スライド板41が第2スクリューシャフト45の軸線に沿って矢印X2方向へ移動するため、第1スライド板40と第2スライド板41の対向間距離が次第に狭まっていく。さらに第1モータ42と第2モータ44の回転を続行すると、図14に示すように、第1スライド板40と第2スライド板41が互いの対向面を当接させた近接位置まで移動し、開口33の中央部を含む大部分が第1スライド板40と第2スライド板41によって遮蔽された近接状態となる。
ここで、本実施形態例では、第1スライド板40と第2スライド板41の対向間距離を意図的に変えてあり、両スライド板40,41の自由端(上端)側の対向間距離に対して駆動端(下端)側の対向間距離が広くなるように予め設定してある。このため、図15に示すように、第1スライド板40と第2スライド板41の自由端側のコーナ部同士が当接したとき、駆動端側のコーナ部同士はまだ当接しておらず、第1スライド板40と第2スライド板41の対向面間に駆動端側を底辺とする三角形状の隙間S2が形成される。この状態から第1モータ42と第2モータ44の回転を続行すると、第1スライド板40と第2スライド板41は自由端側を当接したまま隙間S2の底辺を狭めるように移動し、第1スライド板40と第2スライド板41の駆動端側のコーナ部同士が当接した時点で第1モータ42と第2モータ44の回転は停止される。その結果、図16に示すように、第1スライド板40と第2スライド板41の対向面同士が自由端側から駆動端側に至る全ての部分で当接し、開口33内に臨む可変表示装置14の表示画面14aが第1スライド板40と第2スライド板41によって確実に遮蔽される。
次に、このように構成された可動役物装置13の動作を主に図17〜図22を参照して説明する。なお、図17〜図19は可動役物装置13を遊技盤3の正面側から見た動作説明図であり、回転板23に搭載された両スライド板40,41やその駆動装置である両モータ42,44および両スクリューシャフト43,45は図示省略してある。
また、図20〜図22は、回転板周縁部に形成されている遮蔽板37と、該遮蔽板37を検知するフォトインタラプタ25,26との位置関係を遊技盤の背面から見た動作説明図である。
本実施形態例に係る可動役物装置13では、通常の遊技状態において回転板23は図17に示す初期位置にあり、この初期位置で回転板23の開口33は装飾ケース12の貫通孔11と一致する横長形状に保たれている。この場合、第1スライド板40と第2スライド板41は開口33の左右両側に隠れた退避位置にあり、可変表示装置14の表示画面14aは支持ベース22の透孔22aを通して開口33内に露出している。また、回転板23の外周部に取り付けられた可動側コネクタ58は弧状空間Sを介してケーブルガイド31の中央部分と対向しており、可動側コネクタ58に接続されたフラットケーブル32の反転部32aはケーブルガイド31の内壁面に形成されたガイド溝59の最深位置59aの近傍に位置している。
この状態で駆動モータ29を正逆いずれか一方へ回転駆動すると、駆動モータ29の回転が減速ギア列30からリングギア36を介して回転板23に伝達されるため、回転板23が初期位置から時計方向へ回転する。そして、回転板23が初期位置から時計方向へ約45度まで回転すると、図18に示すように、回転板23の左側の平坦部23cが一方のストッパ突起27に当接し、当該位置で駆動モータ29を駆動停止して回転板23の回転を停止させる。その結果、開口33が表示画面14aに対して斜め45度の右下がり状態となり、回転板23の前面に配設された装飾カバー38の一部が装飾ケース12の貫通孔11から露出する。また、かかる回転板23の回転に伴って可動側コネクタ58がケーブルガイド31の下端部付近まで移動し、それに追従してフラットケーブル32の反転部32aがガイド溝59の最深位置59aから下方へ移動するため、可動側コネクタ58からケーブルガイド31の下端部に至る部分のフラットケーブル32が曲率半径の大きな反転部32aとなる。
一方、回転板23が初期位置にある状態で駆動モータ29を他方へ回転駆動すると、回転板23が初期位置から反時計方向へ回転する。そして、回転板23が初期位置から反時計方向へ約45度まで回転すると、図19に示すように、回転板23の右側の平坦部23cが他方のストッパ突起28に当接し、当該位置で駆動モータ29を駆動停止して回転板23の回転を停止させる。その結果、開口33が表示画面14aに対して斜め45度の左下がり状態となり、装飾カバー38の一部が装飾ケース12の貫通孔11から露出する。また、かかる回転板23の回転に伴って可動側コネクタ58がケーブルガイド31の上端部付近まで移動し、それに追従してフラットケーブル32の反転部32aがガイド溝59の最深位置59aから導出口60の近傍まで移動するため、導出口60から導出されたフラットケーブル32は延長ガイド部59bに対面する弧状空間Sを通って可動側コネクタ58まで至る。この場合、導出口60の側方に位置する弧状空間Sの幅寸法は最深位置59aの形成箇所に比べて狭くなるが、ガイド溝59の溝底面を切り欠いて形成した導出口60の存在によって反転部32aの曲率半径が大きく保たれるため、フラットケーブル32に掛かる曲げ応力は低減される。しかも、回転板23はほとんどの場合に初期位置に保たれており、回転板23が図19に示す位置まで回転する頻度は非常に少ないため、回転板23の回転途中で反転部32aの曲率半径が一時的に小さくなったとしても、それによってフラットケーブル32が損傷する虞はない。
また、このように回転板23が初期位置を含めて任意の回転位置にあるとき、前述した第1スライド板40と第2スライド板41の開閉動作を行わせることにより、両スライド板40,41の開閉方向と可変表示装置14の表示内容とを関連付けたインパクトのある演出を実現することができる。例えば、通常のリーチ時に回転板23を初期位置に保ったまま両スライド板40,41を表示画面14aに対して水平方向へ往復移動させたり、スーパーリーチ時に回転板23を時計方向または反時計方向へ回転させ、その回転途中や回転末端位置で両スライド板40,41を表示画面14aに対して斜め方向へ往復移動させたりすれば、両スライド板40,41の開閉動作と開閉方向に応じて大当たりの可能性の程度を遊技者に示唆させることができる。
このように、回転板23を初期位置から反時計方向、あるいは反時計方向に回転させて停止した後は、遊技状態に応じて初期位置まで復帰させることが必要になる。
そこで、本発明では、前述のとおり、図8に示すように、回転板23の裏面側の外周縁には、遮光板37が取り付けられており、一方、図5に示すように、支持ベース22には、該遮光壁37を検知するフォトインタラプタ25,26が取り付けられている。
この遮光壁37は、回転板23の円周方向に短尺な遮光壁37aと長尺な遮光壁37bとからなり、それらが該回転板23の周縁部に同心円状に、つまり直径方向に隔離されて立設されている。
また、該遮光壁37は、フォトインタラプタ25,26の光路を形成する、後述する間隙部内に位置することができるように、所定の厚みを有している。
該フォトインタラプタ25,26は、図24に示すように、発光素子が収納される第1凸部251と、受光素子が収納される第2凸部252とが対向してベース基板250に立設され、該第1凸部251と該第2凸部252との間隙部253に光路が形成されるように構成されている。
ところで、該第1凸部251と第2凸部252とを立設するベース基板250は、狭隘な支持ベース22上に配置されるものであり、しかも、該ベース基板250の後端側には、信号出力等のためのコネクタ270と該ベース基板250とを連結する連結部250bも必要となることから、回転板23の所定の大きさを確保するためには、特にその長手方向の長さ、つまり回転板23に対する直径方向の長さが制限されることとなる。
このため、該ベース基板250は、その先端部250aにネジ止め部254aが設けられており、該ネジ止め部254aがビス254bにより支持ベース22にネジ止めされることにより、該フォトインタラプタ25,26の回転板23に対する直径方向の位置決めがされている。
一方、該ベース基板250のコネクタ270が挿入される側つまりベース基板250の後端側に形成されている連結部250bは、固定片260により支持ベース22に固定され、該フォトインタラプタ25,26の回転板23に対する円周方向の位置決めがされている。
該固定片260は、図24,25に示すように、一対の基部260aと、該基部260aを架け渡すとともに、後端部250bに当接して支持ベース22へ押圧する、ベース基板250の長手方向に幅狭に形成された押圧部260bとから構成されている。したがって、その両基部260aがビス261a、bにより支持ベース22に固定されることにより、幅狭に形成された押圧部260bが連結部250bを支持固定するので、該連結部250bの長手方向の長さが短くても、回転板23に対する円周方向での位置決め固定を確実に行うことができる。
このように、ベース基板250の先端側と後端側を固定することにより、該フォトインタラプタ25,26全体の長手方向の長さを極力短くしても、支持ベース22に確実に固定することができるので、回転板23の大きさの設計自由度が増すと共に、フォトインタラプタの円周方向、直径方向の位置決めも正確に行うことができる。
また、このような固定片260を用いることにより、該フォトインタラプタ25,26として、市販されている汎用のフォトインタラプタを利用することができるので、コストパフォーマンスに優れた回転方向検知機構を構成することができる。
フォトインタラプタ25,26が支持ベース22上にこのように固定されている様子を、図5の一部を拡大した図26に示す。前述したように、該フォトインタラプタ25,26の間隙部253に、前記した遮光壁37(37a及び37b)が位置することができるように配置されている。
ここで、フォトインタラプタ25の第2凸部252と、フォトインタラプタ26の第1凸部251とが前記回転板23の直径方向において、互いにオーバーラップするように配置されている。
この配置に伴い、フォトインタラプタ25,26の固定片260の基部260aは、それぞれが干渉しない位置に固定することができるとともに、回転板23の直径方向に対して、フォトインタラプタ25,26が全体としてコンパクトに配置することができるので、回転板23の大きさ等の設計の自由度が一層、向上する。
なお、上記の例では、発光素子が収納される第1凸部251と受光素子が収納される第2凸部252とを、図24に示すように対向して配置したが、受光素子が収納される第2凸部252を先端側に、発光素子が収納される第1凸部251を後端側に配置しても同様である。
図17に示す回転板23の位置は、初期位置となっており、該初期位置においては、前記短尺な遮光壁37aが図20に示すフォトインタラプタ25,26のうち、第1のフォトインタラプタ25の間隙部253に位置し、一方、長尺な遮光壁37bは、第2のフォトインタラプタ26の間隙部253に位置するように配置されている。
したがって、この初期状態では、該第1のフォトインタラプタ25及び第2のフォトインタラプタ26は、いずれもOFF信号を出力する。
該回転板23が、該初期位置から、駆動モータ29により回転駆動機構を介して図18に示す時計方向回転し、前述のように約45°の回転位置で停止すると、該第1のフォトインタラプタ25及び第2のフォトインタラプタ26と、短尺な遮光壁37a及び長尺な遮光壁37bとの位置関係は、図21に示す位置関係となる。
したがって、この状態では、該第1のフォトインタラプタ25及び第2のフォトインタラプタ26は、いずれもON信号を出力する。
これとは反対に、該回転板23が、該初期位置から、駆動モータ29により回転駆動機構を介して図19に示す反時計方向回転し、前述のように約45°の回転位置で停止すると、該第1のフォトインタラプタ25及び第2のフォトインタラプタ26と、短尺な遮光壁37a及び長尺な遮光壁37bとの位置関係は、図22に示す位置関係となる。
したがって、この状態では、該第1のフォトインタラプタ25はON信号を出力するが、第2のフォトインタラプタ26はOFF信号を出力する。
つまり、これら第1のフォトインタラプタ25及び第2のフォトインタラプタ26は、回転板23の回転方向位置に対応して、図23に示す信号テーブルに従った信号を出力する。
したがって、これら第1のフォトインタラプタ25及び第2のフォトインタラプタ26からの信号出力により、回転板23がどの方向に回転して停止しているのか、あるいは初期位置にあるのか、を判断することができる。
本弾球遊技機では、図27に示すように、各種スイッチや入賞球検知器などからの情報を受け取って所定の演算を行った後、音声ランプ制御部400や可変表示制御部500、可動役物制御部600などに各種のコマンドを出力する主制御部300が設けられている。
該可変表示制御部500は、前記した可変表示装置14における演出表示を制御するものであり、また該可動役物制御部600は、該可変表示制御部500等と連携されて可動役物の可動制御を行うものである。
例えば、可変表示装置14における図柄の変動表示が大当り遊技状態(特別遊技モード)となる可能性が生じたとき(つまり、所謂、リーチ状態となったとき)、可変表示制御部500により可変表示装置14におけるリーチ演出制御が行われると共に、所定の時点で可動役物制御部600が可動役物を作動するコマンドを出力するように構成されている。
さらに、第1のフォトインタラプタ25及び第2のフォトインタラプタ26からの信号を図23に示す信号テーブルで演算し、回転板の回転方向位置を判定する回転方向判定部700が設けられ、該回転方向判定部700からの信号は、適宜、可動役物制御部600へ入力されるように構成されている。
ここで、上記のように遊技の進行に合わせて、可動役物である回転板23を時計方向回転位置へ可動させるには、主制御部300から可動役物制御部600へ時計方向回転位置への可動役物可動指令が出力される。該可動役物可動指令を受けた可動役物制御部600は、回転方向判定部700からの信号により、回転板23の現在位置を確認する。現在位置が初期位置であることを確認したら、可動役物制御部600は、回転板23の駆動モータ29を正回転駆動させる。該回転板23が時計方向に回転していき、該回転板の左側の平坦部23cがストッパ突起27に当接することで、駆動モータ29を停止させる。
更に、遊技が進行するに従い、該回転板23を初期位置に復帰させる必要が生じると、主制御部300は、可動役物制御部600に対し回転板23を初期位置に復帰させる可動役物可動指令を出力する。該可動役物可動指令を受けた可動役物制御部600は、回転方向判定部700からの信号により、回転板23の現在位置を確認する。回転方向判定部700からの判定信号により現在位置が時計方向回転位置であることを確認したら、可動役物制御部600は、回転板23の駆動モータ29を逆回転駆動させる。これにより該回転板23が反時計方向に回転していき、回転方向検知部700からの信号が初期位置信号を出力することで、駆動モータ29を停止させる。
一方、上記のように遊技の進行に合わせて、可動役物である回転板23を反時計方向回転位置へ可動させるには、主制御部300から可動役物制御部600へ反時計方向回転位置への可動役物可動指令が出力される。該可動役物可動指令を受けた可動役物制御部600は、回転方向判定部700からの信号により、回転板23の現在位置を確認する。現在位置が初期位置であることを確認したら、可動役物制御部600は、回転板23の駆動モータ29を逆回転駆動させる。該回転板23が反時計方向に回転していき、該回転板の右側の平坦部23cがストッパ突起28に当接することで、駆動モータ29を停止させる。
更に、遊技が進行するに従い、該回転板23を初期位置に復帰させる必要が生じると、主制御部300は、可動役物制御部600に対し回転板23を初期位置に復帰させる可動役物可動指令を出力する。該可動役物可動指令を受けた可動役物制御部600は、回転方向判定部700からの信号により、回転板23の現在位置を確認する。回転方向判定部700からの判定信号により現在位置が反時計回転位置であることを確認したら、可動役物制御部600は、回転板23の駆動モータ29を正回転駆動させる。これにより該回転板23が時計方向に回転していき、回転方向検知部700からの信号が初期位置信号を出力することで、駆動モータ29を停止させる。
このように、可動役物制御部600は、回転方向判定部700からの回転方向位置信号に基づいて回転板駆動モータ29の正、逆回転を選択するのみで、回転板23を初期位置に復帰させることができる。また、可動役物の回転板23を正逆回転制御する際に、極めて簡便な手段により回転方向を検知することができ、回転方向をいちいち記憶しておく必要がなく、安価でかつ信頼性が高く、空間を有効に活用した可動役物装置を提供することができる。
なお、上記実施形態例では、駆動モータ29と減速ギア列30およびリングギア36によって回転駆動機構を構成し、このような構成の回転駆動機構を用いて回転板23を正逆両方向へ回転させる場合について説明したが、他の構成の回転駆動機構を用いることも可能である。
また、回転板23の時計方向あるいは反時計方向での停止を、回転板の左右の平坦部23cを、ストッパ突起27あるいは28に当接させて駆動モータ29を停止することで行っているが、該駆動モータ29をパルスモータで構成し、所定のパルス制御によって時計方向あるいは反時計方向での所定位置に停止させるように構成することも可能である。
さらに、遮光壁37を検知するのにフォトインタラプタ25,26を用いたが、他の光センサを用いることもできる。
3 遊技盤
9 遊技領域
10 中央役物ユニット
11 貫通孔
12 装飾ケース
13 可動役物装置
14 可変表示装置
14a 表示画面
22 支持ベース
22a 透孔
23 回転板
25 第1フォトインタラプタ(第1のフォトセンサ)
26 第2フォトインタラプタ(第2のフォトセンサ)
29 駆動モータ
30 減速ギア列
33 開口
34 ローラ
36 リングギア
37a 短尺の遮蔽壁
37b 長尺な遮光壁
38 装飾カバー
39 窓孔
40 第1スライド板
41 第2スライド板
42 第1モータ
43 第1スクリューシャフト
44 第2モータ
45 第2スクリューシャフト
52,54 ガイド筒体
250 ベース基板
254a ネジ止め部
250b 連結部
251 第1凸部
252 第2凸部
253 間隙部
260 固定片
260a 基部
260b 押圧部
270 コネクタ
L 垂線

Claims (2)

  1. 遊技盤の遊技領域に設けられた可変表示装置の前方に配置され、電子抽選の結果を可動態様によって遊技者に示唆する可動役物装置において、
    前記可変表示装置の表示画面を目視可能な矩形状の開口が設けられた回転板と、この回転板を前記遊技盤の盤面と略平行な面内で正逆両方向へ回転させる回転駆動機構と前記回転板の外周縁に設けられた遮光壁と、前記遮光壁を検知するフォトセンサと、前記フォトセンサからの信号により前記回転板の回転位置を判断する制御部とを有し、
    前記遮光壁は、円周方向に短尺な第1の遮光壁と、円周方向に長尺な第2の遮光壁とを備え、前記第1の遮光壁と前記第2の遮光壁は、互いが干渉しないように前記回転板の直径方向及び円周方向に隔離して配置されており、
    前記フォトセンサは、前記第1の遮光壁を検知する第1のフォトセンサと、前記第2の遮光壁を検知する第2のフォトセンサとを備え、前記第1のフォトセンサと前記第2のフォトセンサは、互いが干渉しないように前記回転板の直径方向及び円周方向に隔離して配置されていることを特徴とする可動役物装置。
  2. 請求項1の記載において、前記第1のフォトセンサ及び前記第2のフォトセンサは、それぞれフォトインタラプタから成り、一方のフォトインタラプタの発光素子を収納する第1の凸部あるいは受光素子を収納する第2の凸部と、他方のフォトインタラプタの受光素子を収納する第2の凸部あるいは発光素子を収納する第1の凸部とが、前記回転板の直径方向において互いにオーバーラップするように配置されていることを特徴とするとする可動役物装置。
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