JP5323977B1 - クロック再生装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通のPLLにより、複数階層のフレームで多段にフレーム化された高速伝送信号の処理において、複数のクライアント信号に対応したクロックを再生する。
【解決手段】データ量Lのラインデータ中に複数階層フレームで多段にフレーム化された形式で伝送されたデータ量Cのクライアントデータのクロックを再生するクロック再生装置において、クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックの分周クロックと、ラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号の分周クロックとの位相差に応じた位相差信号を、クライアントクロック信号を生成する回路(20)へ帰還するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、クロック再生装置及び方法に関し、より詳細には、光伝送システムにおいて複数階層のフレームで多段にフレーム化された高速伝送信号(例えば、OTU4、112Gbps)の処理において、高速伝送信号の複数のクライアントデータに対応するデータを取り出すデマッピング処理に必要なクロック再生装置及び方法に関する。
従来、SONET、SDHやEthernet(登録商標)などのビットレートが数10Gbpsクラスの複数のクライアント信号を複数階層のフレームで多段にフレーム化された形式で伝送する光伝送システムの開発が盛んに行われている。
複数階層のフレームで多段にフレーム化された形式で伝送されてきたラインデータからクライアントデータを取り出すデマッピング処理を行う場合、ラインデータからクロック信号を再生し、この再生クロック信号によりラインデータ中のクライアントデータを取り出すことが行われている。デマッピングの際にラインデータから再生クロック信号を再生する場合、ラインデータに対するクライアントデータの割合のイネーブル期間と、ディセーブル期間を交互に生成してなるイネーブル信号を生成する必要がある。(例えば、特許文献2)。イネーブル信号の生成回路については、例えば、特許文献3に記載されている。クロック再生信号は、イネーブル信号を、フェーズロックループ処理の位相比較対象として用いることによりクロック信号を発振し、この発振されたクロック信号をイネーブル信号との位相比較対象としているフェーズロックループ回路によって得られる(例えば、特許文献2及び3)。
特開2001−177491号公報(第0008段落、第10、15図) 特許第4927033号公報(第0004、0005段落) 特許第4789976号公報
従来、光伝送システムの受信側の分離装置は、複数階層のフレームで多段にフレーム化された形式で伝送されたクライアント信号(クライアントデータ)のクロックを再生するために、上述したイネーブル生成回路とフェーズロックループ(PLL:phase locked loop)とを備える。
図3に、従来技術で構成した高速伝送信号(OTU3、43Gbps)用のPLLを有するクロック再生装置50の構成を示す。図3のPLLは、クライアントクロック信号を生成するクライアントクロック生成回路20と、生成されたクライアントクロック信号を固定数に分周して分周クロックを生成する分周クロック生成回路22と、イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号を固定の分周数に分周して分周クロックを生成する分周クロック生成回路14と、分周されたイネーブル期間中のラインクロック信号と分周されたクライアントクロック信号の位相差を検出して位相差に応じた位相差信号を出力する位相比較回路24と、位相差信号を平滑化して前記クライアントクロック生成回路20へ出力する平滑回路(LPF)26とを備える。
図3には、デマッピング処理回路10とイネーブル信号生成回路12も示されている。デマッピング処理回路10は、クライアントデータを複数階層フレームで多段にフレーム化された形式で伝送するライン信号(ラインデータ)を、前述したクライアントクロック信号によりデマッピング処理して、クライアントデータを取り出す(出力する)回路である。デマッピング処理回路10は、クライアントデータの量(例えば、ビット数で換算)Cとクライアントデータがフレーム化されたラインデータの量(例えば、ビット数で換算)Lとをイネーブル信号生成回路12へ供給する。このイネーブル信号が、前述したPLL回路の位相比較対象として入力される。
イネーブル信号生成回路12は、ラインクロックの入力に応答して信号列を出力する回路であり、出力される信号列のうちのC/L分の信号は、例えば、“+1”の値を有する信号(イネーブル信号)であり、その他は“0”の値を有する信号である。イネーブル信号生成回路12は、デマッピング処理回路10から供給されたクライアントデータの量Cとクライアントデータがフレーム化されたラインデータの量Lとに基づいて、ラインクロック信号のうちのC/Lをイネーブル信号(有効クロック)として出力する。
クライアントクロック生成回路20は、例えば、電圧制御水晶発振器(Voltage Controlled Crystal Oscillator、VCXO)であり、クライアントクロック信号を生成する回路である。
分周クロック生成回路22は、例えば、386をカウントするレジスタを備え、クライアントクロック信号の386クロック分毎に1分周クロックを出力する回路である。この例では、LSI内部のラインクロック(OTU3)周波数は約168MHz、クライアントクロック(STM−64)周波数は約155MHz、分周クロック周波数は約402kHzである。分周クロック生成回路22は、386個のクライアントクロックの入力に応答して1つの分周クロックを出力するという点で、クライアントクロック信号を固定の分周数に分周する(固定分周する)回路である。
分周クロック生成回路14は、イネーブル信号生成回路12により生成されたイネーブル信号の周期のイネーブル期間(例えば、イネーブル信号がハイレベルの期間)中のラインクロックを固定分周する回路である。分周クロック生成回路14は、分周クロック生成回路22と同一でよい。
位相比較回路24は、分周されたクライアントクロック信号と分周されたラインクロック信号との位相差を検出して位相差に応じた位相差信号を出力する回路である。
平滑回路26は、位相差信号を平滑化して前記クライアントクロック生成回路20へ出力する。クライアントクロック生成回路20により生成されるクライアントクロック信号は、平滑回路26からの信号に基づいて調整され安定化される。
しかしながら、従来の受信側の分離装置におけるクライアントクロック生成においては、イネーブル期間中のラインクロック信号は分周クロック生成回路14で固定分周され、クライアントクロック信号もまた分周クロック生成回路22で固定分周されて、位相比較器24でそれぞれ固定分周されたクロックの位相比較を行っていた。このため、クライアント信号の種別が異なる場合には、それぞれのクライアント信号のクロックの周波数に対応するLPFパラメータ、位相比較パラメータを設定して、それぞれPLLを構成する必要があるという問題があった。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、データ量Lのラインデータ中に複数階層フレームで多段にフレーム化された形式で伝送されたデータ量Cのクライアントデータのクロック信号を再生するクロック再生装置であって、クライアントクロック信号を生成するクライアントクロック生成手段(20)と、前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックの分周クロックを生成する第1の手段(32,36)と、ラインクロック信号と前記ラインデータの前記データ量L及び前記クライアントデータの前記データ量Cを入力としてイネーブル信号を生成するイネーブル信号生成手段(12)と、前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号の分周クロックを生成する第2の手段(30,34)と、前記第1の手段により生成された分周クロックと前記第2の手段により生成された分周クロックとの位相差に応じた位相差信号を出力する位相比較手段(24)と、前記位相差信号を平滑化して前記クライアントクロック生成手段へ出力する平滑化手段(26)とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクロック再生装置であって、前記第1の手段は、前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックを得る第1の補正手段と、前記第1の補正手段の出力を固定分周する第1の固定分周手段とを有し、前記第2の手段は、前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号を得る第2の補正手段と、前記第2の補正手段の出力を固定分周する第2の固定分周手段とを有し、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段は同一であり、前記第1の固定分周手段と前記第2の固定分周手段は同一であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクロック再生装置であって、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段は、前記クライアントクロック信号又は前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中の有効クロック毎に前記データ量Lと前記データ量Cとの差分値を加算する手段と、前記加算手段により得られた加算値が前記データ量C未満か前記データ量C以上かを判定する判定手段と、前記加算値が前記データ量C未満と判断された場合に、1クロック分をカウントして出力するカウント手段と、前記加算値が前記データ量C以上と判断された場合に、前記加算値から前記データ量Cを減算した値を新たな加算値とし、2クロック分をカウントして出力する減算カウント手段とを有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、クロック再生装置において、データ量Lのラインデータ中に複数階層フレームで多段にフレーム化された形式で伝送されたデータ量Cのクライアントデータのクロック信号を再生するクロック再生方法であって、クライアントクロック生成手段(20)により、クライアントクロック信号を生成することと、第1の分周クロック生成手段(32,36)により、前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックの分周クロックを生成することと、イネーブル信号生成手段(12)により、ラインクロック信号と前記ラインデータの前記データ量L及び前記クライアントデータの前記データ量Cを入力としてイネーブル信号を生成することと、第2の分周クロック生成手段(30,34)により、前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号の分周クロックを生成すると、位相比較手段(24)により、前記第1の分周クロック生成手段により生成された分周クロックと前記第2の分周クロック生成手段により生成された分周クロックとの位相差に応じた位相差信号を出力することと、平滑化手段(26)により、前記位相差信号を平滑化して前記クライアントクロック生成手段へ出力することとを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のクロック再生方法であって、前記第1の分周クロック生成手段は第1の補正手段と第1の固定分周手段とを有し、前記第2の分周クロック生成手段は第2の補正手段と第2の固定分周手段とを有し、前記方法は、前記第1の補正手段により、前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックを得ることと、前記第1の固定分周手段により、前記第1の補正手段の出力を固定分周することと、前記第2の補正手段により、前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号を得ることと、前記第2の固定分周手段により、前記第2の補正手段の出力を固定分周することとを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のクロック再生方法であって、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段の各々は、加算手段、判定手段、カウント手段及び減算カウント手段を備え、前記方法は、前記加算手段の各々により、前記クライアントクロック信号又は前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中の有効クロック毎に前記データ量Lと前記データ量Cとの差分値を加算することと、前記判定手段の各々により、対応する前記加算手段により得られた加算値が前記データ量C未満か前記データ量C以上かを判定することと、前記カウント手段の各々により、前記加算値が前記データ量C未満と判断された場合に、1クロック分をカウントして出力することと、前記減算カウント手段の各々により、前記加算値が前記データ量C以上と判断された場合に、前記加算値から前記データ量Cを減算した値を新たな加算値とし、2クロック分をカウントして出力することとを含むことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、共通のPLL構成により、複数階層のフレームで多段にフレーム化された高速伝送信号(例えば、OTU4,112Gbps)の処理において、複数のクライアント信号(例えば、10GbpsのSONET/SDH/10GbE)に対応したクロック信号を再生することが可能となる。すなわち、クライアント信号の種別が異なる場合であっても、それぞれのクライアント信号の周波数に対応するLPFパラメータ、位相比較パラメータを設定して、それぞれPLLを構成する必要がない。更に、L/C補正回路のLとCを可変にできるL/C補正回路を使用することにより、1つのPLL構成で共通化でき、速度の異なる様々なクライアント信号が収容可能となる。
本発明の一実施形態にかかるクロック再生装置の構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる補正回路の動作を説明するための図であり、(a)はイネーブル信号生成周期ECを、(b)はイネーブル信号ENを、(c)はカウント値CT0を、(d)は加算値AD1を、(e)は補正した場合のカウント値CT1を示す図である。 クロック再生装置の構成を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。同一の符号は同一の要素を示す。したがって重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるクロック再生装置40の構成を説明するための図である。図1のクロック再生装置40は、クライアントクロック信号を生成するクライアントクロック生成回路20と、生成されたクライアントクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成回路36と、イネーブル信号を生成するイネーブル信号生成回路12と、イネーブル信号の周期のイネーブル期間(例えば、イネーブル信号がハイレベルの期間)中のラインクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成回路34と、2つの分周クロックの位相差を検出して位相差に応じた位相差信号を出力する位相比較回路24と、位相差信号を平滑化して前記クライアントクロック生成回路20へ出力する平滑回路(LPF)26とを備える。図1のクロック再生装置40は、イネーブル信号生成回路12と分周クロック生成回路34の間にL/C補正回路30を備える。また、クライアントクロック生成回路20と分周クロック生成回路36の間にL/C補正回路32を備える。2つのL/C補正回路(30,32)は同一でよい。
L/C補正回路(30,32)は、加算回路及び判定回路(ともに図示しない)を備える。
ラインデータのデータ量の規定値をL’とし、クライアントデータのデータ量の規定値をC’とする。L/C補正回路30の加算回路は、イネーブル信号生成回路12からのイネーブル信号の周期のイネーブル期間(例えば、イネーブル信号がハイレベルの期間)中の有効クロック毎に(L’−C’)を加算する。L/C補正回路30の判定回路は、加算回路の加算値がC’未満かC’以上かを判定する。
L/C補正回路30は、加算値がC’未満と判定された場合に、前述の有効クロックの1クロックを“+1”クロック分としてカウントさせる制御信号を分周クロック生成回路34へ出力し、加算値がC’以上と判定された場合に、加算値からC’を減算した値を新たな加算値とし、前述の有効クロックの1クロックを“+2”クロック分としてカウントさせる制御信号を分周クロック生成回路34へ出力する。また、L/C補正回路30は、イネーブル信号生成回路12からの信号がイネーブル信号では無い場合(ディセーブル信号の場合)に、“0”を分周クロック生成回路34へ出力する。
同様に、L/C補正回路32の加算回路は、クライアントクロック生成回路20からのクライアントクロック(例えば、値“+1”クロック分を有する信号)毎に、(L’−C’)を加算する。L/C補正回路32の判定回路は、加算回路の加算値がC’未満かC’以上かを判定する。
L/C補正回路32は、加算値がC’未満と判定された場合に、1クライアントクロックを“+1”クロック分としてカウントさせる制御信号を分周クロック生成回路36へ出力し、加算値がC’以上と判定された場合に、加算値からC’を減算した値を新たな加算値とし、1クライアントクロックを“+2”クロック分としてカウントさせる制御信号を分周クロック生成回路36へ出力する。
分周クロック生成回路34は、L/C補正回路30から入力された値“0”,“+1”または“+2”をクロック数としてカウントし、イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロックを分周した分周クロックを位相比較器24へ出力する。例えば、図1に示す例では、分周クロック生成回路34は、386をカウントするレジスタを備え、L/C補正回路30から入力された値(制御信号)に応じてカウンタを進め、386クロック毎に1つ分周クロックを出力する。したがって、分周クロック生成回路34は、入力が“+1”の場合には1クロックをカウントし、入力が“+2”の場合には2クロックをカウントし、入力が“0”の場合にはカウントしない。
同様に、分周クロック生成回路36は、L/C補正回路32から入力された値“0”,“+1”または“+2”をクロック数としてカウントし、クライアントクロック信号を分周した分周クロックを位相比較器24へ出力する。
次に補正回路の動作について具体的数値を与えて説明する。いま、L’=3、C’=2の場合、イネーブル信号生成周期EC(図2(a))の周期タイミングが「1,2,3」で、イネーブル信号ENは図2(b)に示されるように生成される。LC補正回路がない図3の場合、イネーブル信号ENが「H」のときにクロックをカウントし、カウント値CT0(図2(c))は「1,2」の順で繰り返しカウント動作する。
次に補正回路30が付加された図1の場合、EC期間1(図2(a)の1に対応した信号期間)では加算値AD1は、イネーブル信号ENが「H」なので、L’−C’=1が加算され、加算値AD1が1となる(図2(d)(1))。加算値AD1がC’=2未満と判定されるので、加算値AD1はそのままの値で(図2(d)(2))、カウンタCT1は1クロックをカウントする(図2(e))。次のEC期間2ではイネーブル信号ENが「H」なので、更にL’−C’=1が加算され、加算値AD1が2となる(図2(d)(1))。ここで加算値AD1はC’=2以上と判定されるので、最終的な加算値AD1は2減じて0となる(図2(d)(2))。またこの場合、2クロック分をカウントするので、カウンタCT1の値は3となる(図2(3))。次に周期最後のEC3ではイネーブル信号は「L」なので、加算動作は行われない。以上述べたようにクロックカウント値は補正回路がない場合に対してL’/C’=3/2倍になっている。すなわち周波数がL’/C’=3/2倍となっていることがわかる。クライアントクロック信号の補正回路32も同様に周波数がL’/C’=3/2倍となる。
したがって、L/C補正回路(30,32)は、分周クロック生成回路(34,36)動作の速度をラインデータの量Lに対するクライアントデータの量Cに応じて制御する回路と言うことができる。あるいは、L/C補正回路(30,32)は、分周クロック生成回路(34,36)に入力されるクロック信号を分周する際の分周数をラインデータの量Lに対するクライアントデータの量Cに応じて制御する回路とも言うことができる。
L/C補正回路30は、イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のC個のラインクロック毎に(L−C)個のクロック信号を増加させる。結果として、分周クロック生成回路34は、イネーブル信号の周期毎にL個のクロックをカウントする。したがって、イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロックの分周クロックを生成する点において、L/C補正回路30および分周クロック生成回路34は、ラインクロック信号をL/C倍するように補正する回路とも言うことができる。
以上のように、本発明のL/C補正回路により、クライアント信号の種別が異なる(クライアント信号の周波数が異なる)場合であっても、PLLのLPFパラメータ、位相比較パラメータを共通化できる。更に、L/C補正回路のLとCを可変にできるL/C補正回路を使用することにより、1つのPLL構成で共通化でき、速度の異なる様々なクライアント信号が収容可能となる。
10 デマッピング処理回路
12 イネーブル信号生成回路
14 分周クロック生成回路
20 クライアントクロック生成回路
22 分周クロック生成回路(クライアントクロック分周回路)
24 位相比較回路
26 ローパスフィルタ(平滑回路)
30 補正回路(イネーブル信号)
32 補正回路(クライアントクロック信号)
34 分周クロック生成回路
36 分周クロック生成回路(クライアントクロック分周回路)
40 クロック再生装置
50 クロック再生装置

Claims (6)

  1. データ量Lのラインデータ中に複数階層フレームで多段にフレーム化された形式で伝送されたデータ量Cのクライアントデータのクロック信号を再生するクロック再生装置であって、
    クライアントクロック信号を生成するクライアントクロック生成手段と、
    前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックの分周クロックを生成する第1の手段と、
    ラインクロック信号と前記ラインデータの前記データ量L及び前記クライアントデータの前記データ量Cを入力としてイネーブル信号を生成するイネーブル信号生成手段と、
    前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号の分周クロックを生成する第2の手段と、
    前記第1の手段により生成された分周クロックと前記第2の手段により生成された分周クロックとの位相差に応じた位相差信号を出力する位相比較手段と、
    前記位相差信号を平滑化して前記クライアントクロック生成手段へ出力する平滑化手段と
    を備えたことを特徴とするクロック再生装置。
  2. 前記第1の手段は、前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックを得る第1の補正手段と、前記第1の補正手段の出力を固定分周する第1の固定分周手段とを有し、
    前記第2の手段は、前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号を得る第2の補正手段と、前記第2の補正手段の出力を固定分周する第2の固定分周手段とを有し、
    前記第1の補正手段と前記第2の補正手段は同一であり、
    前記第1の固定分周手段と前記第2の固定分周手段は同一である
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロック再生装置。
  3. 前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段は、
    前記クライアントクロック信号又は前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中の有効クロック毎に前記データ量Lと前記データ量Cとの差分値を加算する手段と、
    前記加算手段により得られた加算値が前記データ量C未満か前記データ量C以上かを判定する判定手段と、
    前記加算値が前記データ量C未満と判断された場合に、1クロック分をカウントして出力するカウント手段と、
    前記加算値が前記データ量C以上と判断された場合に、前記加算値から前記データ量Cを減算した値を新たな加算値とし、2クロック分をカウントして出力する減算カウント手段と
    を有することを特徴とする請求項2に記載のクロック再生装置。
  4. クロック再生装置において、データ量Lのラインデータ中に複数階層フレームで多段にフレーム化された形式で伝送されたデータ量Cのクライアントデータのクロック信号を再生するクロック再生方法であって、
    クライアントクロック生成手段により、クライアントクロック信号を生成することと、
    第1の分周クロック生成手段により、前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックの分周クロックを生成することと、
    イネーブル信号生成手段により、ラインクロック信号と前記ラインデータの前記データ量L及び前記クライアントデータの前記データ量Cを入力としてイネーブル信号を生成することと、
    第2の分周クロック生成手段により、前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号の分周クロックを生成すると、
    位相比較手段により、前記第1の分周クロック生成手段により生成された分周クロックと前記第2の分周クロック生成手段により生成された分周クロックとの位相差に応じた位相差信号を出力することと、
    平滑化手段により、前記位相差信号を平滑化して前記クライアントクロック生成手段へ出力することと
    を備えたことを特徴とするクロック再生方法。
  5. 前記第1の分周クロック生成手段は第1の補正手段と第1の固定分周手段とを有し、
    前記第2の分周クロック生成手段は第2の補正手段と第2の固定分周手段とを有し、
    前記方法は、
    前記第1の補正手段により、前記クライアントクロック信号の周波数をL/C倍したクロックを得ることと、
    前記第1の固定分周手段により、前記第1の補正手段の出力を固定分周することと、
    前記第2の補正手段により、前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中のラインクロック信号の周波数をL/C倍した信号を得ることと、
    前記第2の固定分周手段により、前記第2の補正手段の出力を固定分周することと
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のクロック再生方法。
  6. 前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段の各々は、加算手段、判定手段、カウント手段及び減算カウント手段を備え、
    前記方法は、
    前記加算手段の各々により、前記クライアントクロック信号又は前記イネーブル信号の周期のイネーブル期間中の有効クロック毎に前記データ量Lと前記データ量Cとの差分値を加算することと、
    前記判定手段の各々により、対応する前記加算手段により得られた加算値が前記データ量C未満か前記データ量C以上かを判定することと、
    前記カウント手段の各々により、前記加算値が前記データ量C未満と判断された場合に、1クロック分をカウントして出力することと、
    前記減算カウント手段の各々により、前記加算値が前記データ量C以上と判断された場合に、前記加算値から前記データ量Cを減算した値を新たな加算値とし、2クロック分をカウントして出力することと
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のクロック再生方法。
JP2012247340A 2012-11-09 2012-11-09 クロック再生装置及び方法 Active JP5323977B1 (ja)

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