JP5322925B2 - 電気システム - Google Patents

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Description

本開示は、電気システム、特に、磁気抵抗検出を利用する電気システムに関する。
電気システムは、多くの仕事を実行するために、導電体を通して電流を伝送する。電気システムの多くの用途は、1つまたは複数の導電体を通して流れる電流の大きさを検出することを必要とする場合がある。いくつかの電気システムは、磁気抵抗センサを用いて、導電体における電流を検出するが、この磁気抵抗センサは、電流によって発生された磁束を検出して、磁束の大きさ、したがって電流の大きさに関連する出力信号を生成する。残念にも、磁気抵抗センサは、限られた範囲の磁束強度だけを正確に検出することが可能である。その結果、電流の検出のために磁気抵抗センサを用いる多くの電気システムは、磁気抵抗センサを用いて、限られた範囲の電流だけを正確に検出することができる。
リーンハルト(Lienhard)らの(特許文献1)は電流検出方法を示しているが、この方法には、磁気抵抗センサを用いて、未知の電流および制御電流の両方からの磁束を検出することと、他方では、磁気抵抗センサによって検出される総磁束をほぼゼロに等しく維持するために制御電流を用いることと、が含まれる。(特許文献1)は、磁気抵抗センサに隣接して未知の電流を伝達する第1の導電体を含む電気システムを開示する。磁気抵抗センサに隣接して配置された第2の導電体が、制御された電流を伝達する。(特許文献1)の電気システムには、磁気抵抗センサと第2の導電体との間に接続された演算増幅器がさらに含まれる。演算増幅器は、磁気抵抗センサの出力信号を受信し、かつ磁気抵抗センサにおいて制御電流からの磁束が未知の電流からの磁束をほぼキャンセルするように、第2の導電体における制御電流の大きさを制御する。(特許文献1)の電気システムには、未知の電流の大きさを示す信号を生成するために制御電流を用いる追加アナログコンポーネントが含まれる。
(特許文献1)のシステムには、磁気抵抗センサを用いて電流を検出する一方で、制御電流を用いて、磁気抵抗センサにより検出される総磁束を制御するための準備が含まれるが、ある不都合が存続する。例えば、磁気抵抗センサは、第1の導電体における電流が大きい用途および/または状況にとって、望ましくないほど第1の導電体に近い可能性があり、他方で、第1の磁気導体における電流が小さい用途および/または状況にとって、望ましくないほど第1の導電体から遠い可能性がある。第1の導電体における電流が大きい用途および/または状況において、その電流からの磁束は、磁気抵抗センサにおいて望ましくないほど強い可能性がある。かかる状況では、第1の導電体における電流からの磁束をキャンセルするために制御電流を用いて十分な磁束を発生するのは困難になり得る。反対に、第1の導電体における電流が小さい用途および/または状況では、第1の導電体における電流からの磁束は、磁気抵抗センサにおいて望ましくないほど弱い可能性がある。かかる状況では、比較的低い精度でのみ第1の導電体における電流を検出することが可能になり得る。
米国特許第4,525,668号明細書
本開示の電気システムおよび方法は、上記の問題の1つまたは複数を解決する。
開示の一実施形態は、1つまたは複数の第1の導電体における電流を検出するためのシステムに関する。システムには、フレームと、1つまたは複数の第1の導電体を受け入れ、かつ1つまたは複数の第1の導電体とフレームとの間の相対的移動を抑制するように構成された保持器と、を含んでもよい。システムにはまた、磁束を検出し、かつ検出された磁束に関連する出力信号を生成するように構成された第1の磁気抵抗センサを含んでもよい。さらに、システムには、保持器に対する複数の可能な位置のいずれかにおいて、フレームから第1の磁気抵抗センサを支持できるように構成された調整可能な位置決めシステムを含んでもよい。
別の実施形態は、1つまたは複数の第1の導電体における電流を検出する方法に関する。方法には、調整可能な位置決めシステムを用いて、フレームに対する複数の可能な位置の1つに第1の磁気抵抗センサを位置付けることを含めて、フレームから第1の磁気抵抗センサを支持することを含んでもよい。方法にはまた、1つまたは複数の第1の導電体とフレームとの間の相対的移動を抑制することを含んでもよい。さらに、方法には、第1の磁気抵抗センサを用いて、磁束を検出し、かつ検出された磁束に関連する出力信号を生成することを含んでもよく、これには、第1の磁気抵抗センサを用いて、1つまたは複数の第1の導電体における電流によって発生された磁束を検出することを含んでもよい。
本開示による電気システムの第1の実施形態の概略図である。 本開示による電気システムの第2の実施形態の概略図である。 本開示による電気システムの第3の実施形態の概略図である。 本開示による電気システムを含む移動機械の概略図である。 動作中の図1の電気システムを示す。 本開示による電気システムを動作させる方法の一実施形態を示すフローチャートである。
図1は、本開示による電気システム10の一実施形態を示す。電気システム10には、導電体12、フレーム13、保持器27、磁気抵抗センサ14、16、導電体18、20、22、24、および制御回路26を含んでもよい。導電体12は、限定するわけではないが、モノリシック集積回路におけるワイヤ、母線およびトレースを含む、電流を伝達するように構成された任意のタイプの構造であってもよい。
保持器27は、フレーム13に対して所定の位置に導電体12を保持するように構成された任意の機構または構造であってもよい。図1に示すように、いくつかの実施形態において、保持器27は、フレーム13における開口部であってもよい。
磁気抵抗センサ14、16および導電体18、20、22、24は、フレーム13に実装してもよい。磁気抵抗センサ14、16は、導電体12からほぼ等距離であってもよい。導電体18、20は、磁気抵抗センサ14に隣接して配置してもよく、導電体22、24は、磁気抵抗センサ16に隣接して配置してもよい。図1に示すように、いくつかの実施形態において、磁気抵抗センサ14、導電体18および導電体20は、モノリシック集積回路28の一部であってもよい。同様に、磁気抵抗センサ16、導電体22および導電体24は、モノリシック集積回路29の一部であってもよい。
各磁気抵抗センサ14、16は、それらが、磁束を検出し、かつ検出された磁束に関連する出力信号を生成できるようにする方法で、少なくとも1つの他の電気回路素子に接続された少なくとも1つの磁気抵抗器を有する任意のタイプのコンポーネントであってもよい。図1に示すように、いくつかの実施形態において、各磁気抵抗センサには、複数の磁気抵抗器30、31、32、33および40、41、42、43を含んでもよい。各磁気抵抗器30〜33、40〜43は、磁気抵抗器30〜33、40〜43の感度方向Sに流れる磁束の強さと、磁気抵抗器30〜33、40〜43の電気抵抗との間の比較的強い相関性を提供する任意の方法で、構成してもよい。いくつかの実施形態において、各磁気抵抗器30〜33、40〜43は、パーマロイ(Permalloy)で構成してもよい。さらに、いくつかの実施形態において、各磁気抵抗器30〜33、40〜43は、「バーバーポール」バイアスを用いて構成してもよい。図1に示すように、各磁気抵抗器30〜33、40〜43は、それが磁束に対して異方性の感度を有するように、構成してもよい。
図1に示すように、磁気抵抗器30〜33は、ホイートストーンブリッジに配置してもよい。ホイートストーンブリッジの入力端子36は、定電圧DC電源などの電源に接続してもよい。ホイートストーンブリッジの出力端子38は、直接か、または出力端子38とグランドとの間に接続された1つまたは複数の他の回路素子を用いて、グランドに接続してもよい。磁気抵抗器30〜33の「容易」軸Eおよび感度方向Sは、磁気抵抗センサ14の感度方向Sが、導電体12に対してある角度で延びるような向きにしてもよい。図1に示すように、いくつかの実施形態において、磁気抵抗器30および33の感度方向Sは、ほぼ同じであってもよく、磁気抵抗器31および32の感度方向Sは、ほぼ同じで、磁気抵抗器30および33の感度方向とほぼ反対であってもよい。さらに、磁気抵抗器30および31は、ほぼ等しい既定の電気抵抗(磁束に曝されていないときのそれらの電気抵抗)を有してもよく、磁気抵抗器32および33もまた、ほぼ等しい既定の電気抵抗を有してもよい。
さらに、磁気抵抗センサ14には、ホイートストーンブリッジの中間端子48、50に接続された導電体44、46を含んでもよい。下記でより詳細に論じるように、図1に示す実施形態において、導電体44、46は、磁気抵抗センサ14によって検出された磁束に関連する出力信号を制御回路26に集合的に提供してもよい。
磁気抵抗センサ14と同様に、磁気抵抗センサ16は、その磁気抵抗器40〜43を、ホイートストーンブリッジに、すなわち、入力端子52を電源に接続し、出力端子54をグランドに接続し、導電体60、62を中間端子56、58に接続したホイートストーンブリッジに配置してもよい。さらに、図1に示すように、磁気抵抗器40〜43の感度方向Sおよび磁気抵抗センサ16の感度方向Sは、磁気抵抗器30〜33および磁気抵抗センサ16の感度方向と同様の向きにしてもよい。
磁気抵抗センサ14、16は、図1に示し上記した構成には限定されない。例えば、磁気抵抗センサ14、16には、図1に示すよりも多数または少数の磁気抵抗器を含んでもよい。いくつかの実施形態において、磁気抵抗センサ14、16には、図1に示す磁気抵抗器30〜33、40〜43の1つまたは複数の代わりに従来の抵抗器を含んでもよい。さらに、いくつかの実施形態において、磁気抵抗センサ14、16の磁気抵抗器は、図1に示すのと異なるブリッジ構成に配置してもよい。さらに、いくつかの実施形態において、磁気抵抗センサ14、16の磁気抵抗器は、ブリッジ以外の構成に配置してもよい。例えば、磁気抵抗センサ14、16には、1つまたは複数の従来の抵抗器と直列に接続された単一の磁気抵抗器を含んでもよい。さらに、電気システム10は、磁気抵抗センサ14、16の1つを省略するか、または図1に示していない追加の磁気抵抗センサを含んでもよい。さらに、いくつかの実施形態において、磁気抵抗センサ14、16における磁気抵抗器の1つまたは複数は、磁束に対して等方性の感度を有してもよい。
各導電体18、20、22、24は、電流を伝達するように構成された任意の構造であってもよい。この開示の目的のために、導電体18、20、22、24は、全て、制御電流導体と見なしてもよい。導電体18は、導電体18における電流によって発生された磁束の少なくとも一部が、少なくとも1つの磁気抵抗器30〜33の感度方向Sにか、または感度方向Sと反対に少なくとも部分的に流れるように、構成してもよい。例えば、図1に示すように、いくつかの実施形態において、導電体18は、各磁気抵抗器30〜33の感度方向Sに対して直角に延びる1つまたは複数の部分を有してもよい。導電体20は、導電体20における電流によって発生された磁束の少なくとも一部が、磁気抵抗器30〜33の容易軸Eに沿って少なくとも部分的に流れるように、構成してもよい。例えば、図1に示すように、いくつかの実施形態において、導電体20は、各磁気抵抗器30〜33の容易軸Eに対してほぼ直角に延びる1つまたは複数の部分を有してもよい。導電体22、24は、導電体22、24における電流によって発生された磁束が、導電体18、20における電流によって発生された磁束と磁気抵抗器30〜33との間における上記の関係と同じ関係を、磁気抵抗器40〜43に対して有するように、配置してもよい。
制御回路26は、磁気抵抗センサ14、16および導電体18、20、22、24に接続してもよい。制御回路26には、下記で説明するように、磁気抵抗センサ14、16によって生成された出力信号を受信し、かつ導電体18、20、22、24における電流を制御するように動作可能な電気回路素子の任意の組み合わせを含んでもよい。図1に示すように、いくつかの実施形態において、制御回路26には、演算増幅器64、66、基準電圧源68、情報プロセッサ70、低域通過フィルタ72、74、およびフリップ回路76を含んでもよい。演算増幅器64、66は、入力部を、導電体44、46および導電体60、62にそれぞれ接続してもよい。さらに、基準電圧源68は、ほぼ一定のDC電圧などの基準電圧を、各演算増幅器64、66の入力部に供給してもよい。演算増幅器64、66の出力部81、83は、情報プロセッサ70の入力部82、84に接続してもよい。さらに、低域通過フィルタ72および74は、情報プロセッサ70の出力部と導電体18および22との間にそれぞれ接続してもよい。
情報プロセッサ70は、演算増幅器64、66から出力信号を受信し、かつ導電体18、22への電流の供給を制御するように動作可能な任意のタイプの回路であってもよい。情報プロセッサ70は、デジタル回路またはアナログ回路であってもよい。情報プロセッサ70は、モノリシック集積回路、または別個の電気回路素子の集合であってもよい。いくつかの実施形態において、情報プロセッサ70は、デジタルマイクロコントローラであってもよい。情報プロセッサ70は、パルス幅変調電圧を低域通過フィルタ72、74に供給するように動作可能であってもよい。今度は、低域通過フィルタ72、74が、情報プロセッサ70から受信したパルス幅変調電圧をDC電流に変換し、それを導電体18、22に供給してもよい。
フリップ回路76は、情報プロセッサ70の出力部と導電体20、24との間に接続してもよい。フリップ回路76は、情報プロセッサ70がフリップ回路76を作動させると、各導電体20、24に電流パルスを生じるように動作可能であってもよい。さらに、フリップ回路76は、それが導電体20、24に生成する各電流パルスが、前の電流パルスと反対の方向に流れるように、構成してもよい。
制御回路26は、図1に示す構成に限定されない。例えば、制御回路26は、図1に示す回路素子に加えて、またはその代わりに他の電気回路素子を含んでもよい。さらに、制御回路26は、図1に示す回路素子のいくつかを省略してもよい。いくつかの実施形態において、制御回路26には、アナログ回路素子だけを含んでもよい。
さらに、一般に、電気システム10は、図1に示す構成に限定されない。例えば、電気システム10は、導電体20および/または導電体24を省略してもよい。さらに、電気システム10には、導電体18の代わりに多数の導電体を含んでもよく、かつ/または電気システム10には、導電体22の代わりに多数の導電体を含んでもよい。さらに、電気システム10には、導電体12の代わりに多数の導電体を含んでもよい。さらに、いくつかの実施形態において、電気システム10は、磁気抵抗センサ16および導電体22を省略してもよい。
図2は、電気システム10の別の実施形態を示す。図2に示す電気システム10の実施形態は、フレーム13の構成、保持器27の構成、およびモノリシック集積回路28、29が、保持器27および導電体12に対してどのように位置するかということに関連する詳細を除いて、図1に示す電気システム10の実施形態とほぼ同じであってもよい。図2に示す実施形態において、保持器27には、フレーム13における開口部ではなく、導電体12をフレーム13に留めるように構成されたファスナが含まれる。
さらに、図2に示す電気システム10の実施形態には、調整可能な位置決めシステム122が含まれる。調整可能な位置決めシステム122には、保持器27および導電体12に対する複数の可能な位置のいずれかにおいて、モノリシック集積回路28、29およびしたがって磁気抵抗センサ14、16の位置決めを可能にする任意の構造を含んでもよい。図2に示すように、いくつかの実施形態において、調整可能な位置決めシステム122には、複数のスペーサ124、126、128を含んでもよいが、これらのスペーサは、異なる組み合わせで、フレーム13とモノリシック集積回路28、29との間に実装され、導電体12および保持器27に対して異なる位置にモノリシック集積回路28、29を配置してもよい。例えば、図2が、モノリシック集積回路28、29とフレーム13との間に実装されたスペーサ126を示すのに対して、スペーサ124は、モノリシック集積回路28、29を導電体12のより近くに置くために、スペーサ126の代わりに用いることが可能である。反対に、スペーサ128は、図2に示すよりも導電体12から遠くにモノリシック集積回路28、29を配置するために用いてもよい。モノリシック集積回路28、29とフレーム13との間にスペーサ124、126、128を積み重ねることによって、モノリシック集積回路28、29を導電体12および保持器27からさらに遠くに配置してもよい。
いくつかの実施形態において、スペーサ124、126、128は、モノリシック集積回路28、29をフレーム13に固定するように構成してもよい。例えば、各スペーサ124、126、128には、モノリシック集積回路28、29およびフレーム13にスペーサ124、126、128を装着するためのねじ山(図示せず)を含んでもよい。代替として、スペーサ124、126、128には、モノリシック集積回路28、29をフレーム13に固定するための準備を含まなくてもよく、他の手段を用いて、モノリシック集積回路28、29をフレーム13に固定してもよい。
スペーサ124、126、128は、図2に示す構成に限定されない。例えば、図2は、異なる長さのスペーサ124、126、128を示すが、スペーサ124、126、128は、全て、同じ長さであってもよい。かかる実施形態において、モノリシック集積回路28、29は、モノリシック集積回路28、29とフレーム13との間に異なる数のスペーサ124、126、128を積み重ねることによって、導電体12に対して異なる位置に位置してもよい。
図3は、電気システム10の別の実施形態を示す。図3に示す電気システム10の実施形態は、フレーム13および調整可能な位置決めシステム122の構成を除いて、図2に示す電気システム10の実施形態とほぼ同じであってもよい。図3に示す実施形態において、調整可能な位置決めシステム122には、モノリシック集積回路28、29とフレーム13との間の可動接続部132が含まれる。図3に示すように、可動接続部132は、モノリシック集積回路28、29が実装されたフレーム135に接続された、フレーム13とラック134との間のスライド接続部であってもよい。可動接続部132は、ラック134およびモノリシック集積回路28、29が、フレーム13に対し、軸136に沿ってスライドできるようにしてもよい。
いくつかの実施形態において、可動接続部132に加えて、調整可能な位置決めシステム122には、フレーム13に対してモノリシック集積回路28、29を移動させるように動作可能な動力アクチュエータ138を含んでもよい。動力アクチュエータ138は、ラック134に係合されたピニオン140に駆動可能に接続された電動機であってもよい。制御回路26の情報プロセッサ70および/または他の要素を動力アクチュエータ138に動作可能に接続して、制御回路26が、モノリシック集積回路28、29の位置に対する制御を実行できるようにしてもよい。追加または代替として、様々な他の制御コンポーネントを、動力アクチュエータ138に動作可能に接続してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、動力アクチュエータ138の手動制御を可能にする準備があってもよい。
調整可能な位置決めシステム122は、図3に示す構成に限定されない。例えば、可動接続部132は、スライド接続部ではなく、ピボット接続部、またはピボットおよびスライド接続部であってもよい。さらに、調整可能な位置決めシステム122には、可動接続部132に加えて、モノリシック集積回路28、29とフレーム13との間の他の可動接続部を含んでもよい。さらに、動力アクチュエータ138は、例えば油圧アクチュエータまたは空気アクチュエータなど、電動機以外の装置タイプであってもよい。さらに、調整可能な位置決めシステム122には、動力アクチュエータ138に加えて、他の動力アクチュエータを含んでもよい。さらに、調整可能な位置決めシステム122は、動力アクチュエータ138を省略してもよい。
図4は、電気システム10を含む移動機械78を示す。移動機械78は、移動機械78を推進するように動作可能な推進システム80を有してもよい。推進システム80には、推進装置85、87、および推進装置85、87に動作可能に接続された電源システム86を含んでもよい。推進装置85、87は、電源システム86から電力を受信し、かつその力電力の少なくとも一部を、限定するわけではないが、車輪、トラックユニットおよび推進器を含む、移動機械78を囲む環境に伝送することによって、移動機械78を推進するように構成された任意のタイプの装置であってもよい。
図4に示す実施形態などのいくつかの実施形態において、推進システム80は、少なくとも部分的に電力を用いて移動機械78を推進するように構成してもよく、導電体12は、推進システム80の電力線であってもよい。図4に示す実施形態において、電源システム86には、原動機89(内燃機関またはガスタービンなど)、原動機89に駆動可能に接続された電動機/発電機88、および推進装置85、87に駆動可能に接続された電動機/発電機90が含まれる。さらに、電動機/発電機88および電動機/発電機90は、導電体12を介して電気的に接続してもよい。
電気システム10は、1つまたは複数の仕事を実行するために電気が要求される場合はいつでも用途があり得る。電気システム10の動作を下記で説明する。
電気システム10の動作中に、導電体12は、様々な目的のために2つ以上のコンポーネント間で電流を伝達してもよい。例えば、図4に示す電気システム10のインプリメンテーションにおいて、導電体12は、移動機械を推進する電力を電動機/発電機90に供給する目的で、電動機/発電機88から電動機/発電機90に電流を伝達してもよい。多くの状況において、電気システム10の動作の様々な態様を制御する際に用いるためなどの様々な目的で、導電体12を通して流れる電流の大きさを知ることは望ましいことであり得る。
導電体12を通して電流が流れると、磁気抵抗センサ14、16は、導電体12を通して流れる電流の大きさに関連する信号を生成するために制御回路26が利用可能な出力信号を、生成してもよい。図5は、図1から電気システム10の動作中の構成を示す。導電体12を通して流れる電流は、電流に比例する大きさを備えた磁束92を発生することができる。導電体12における電流の方向に依存して、磁束92は、導電体12の回りを反時計回りにか、または導電体12の回りを時計回りに流れることができる。磁束92が、磁気抵抗センサ14、16を通して流れている場合に、それは、磁気抵抗センサ14、16における磁気抵抗器のそれぞれの電気抵抗、およびそれによって、各磁気抵抗センサ14、16の出力信号に影響を与え得る。磁束92が、磁気抵抗センサにおける磁気抵抗器の電気抵抗、およびその磁気抵抗器の出力に影響する程度は、磁束92の大きさ、および導電体12と磁気抵抗器の空間的関係に依存する。
図5に示す状況において、磁束92は、磁気抵抗センサ14、16におけるホイートストーンブリッジの中間端子48、50、56、58における電圧に影響する可能性がある。磁気抵抗器30〜33が等しい既定の電気抵抗を有する実施形態において、磁気抵抗センサ14が磁束に曝されていない場合には、各磁気抵抗器30〜33は、等しい電圧降下を引き起こす可能性があり、中間端子48、50における電圧は、等しくなり得る。しかしながら、磁束92が、磁気抵抗器30〜33を通して流れている場合には、磁気抵抗器30〜33の電気抵抗は、磁束92の大きさの関数として変化する可能性がある。これは、磁束92に比例した、中間端子48、50間の電圧差を生成する可能性がある。図5に示す実施形態において、この電圧差異(またはその欠如)が、磁気抵抗センサ14の出力信号を構成する。磁気抵抗センサ16は、同様に、中間端子56、58間の電圧差で磁束92に応じてもよく、この電圧差(またはその欠如)が、その出力信号である。
図5に示すように磁気抵抗器14、16が配置されると、磁束92は、常に、磁気抵抗センサ14、16の出力信号を反対方向に駆動する。これは、磁束92が、磁気抵抗器30および磁気抵抗器40など、各磁気抵抗センサ14、16の対応する磁気抵抗器の感度方向Sに対して反対方向に流れるからである。
地球の磁極からの磁束などの周囲磁束94がまた、磁気抵抗器30〜33、40〜43の電気抵抗、およびしたがって磁気抵抗センサ14、16の出力信号に影響する可能性がある。磁束92と異なり、周囲磁束94は、一般に、磁気抵抗器30〜33、40〜43の全てを通して同じ方向(必ずしも図5に示す方向にではないが)に流れる。その結果、周囲磁束94は、一般に、磁気抵抗センサ14、16の1つによって検出される磁束92を増加させ、他方で、もう一方の磁気抵抗センサ14、16によって検出される磁束92のいくらかまたは全てをキャンセルする。図5に示す例示的な状況において、周囲磁束94は、磁気抵抗センサ16によって検出される磁束92を増加させ、磁気抵抗センサ14によって検出される磁束92の少なくとも一部をキャンセルする。
制御回路26は、磁気抵抗センサ14、16によって提供される出力信号を用いて様々な動作を実行してもよい。演算増幅器64は、中間端子50における電圧から中間端子48における電圧を引き、その結果に演算増幅器64の利得を掛け、その結果を、基準電圧源68から受信された基準電圧に加え、結果として得られた電圧を、出力部81から情報プロセッサ70の入力部82に出力してもよい。演算増幅器66は、中間端子56および中間端子58からの電圧を用いて同じ動作を実行し、その結果を、出力部83から情報プロセッサ70の入力部84に出力してもよい。
演算増幅器64、66からの入力に基づいて、情報プロセッサ70は、導電体18、22における電流を制御し、導電体12を通して流れる電流の大きさを計算してもよい。そのようにできるように情報プロセッサ70が従う方法の一実施形態を図6は示す。最初に、情報プロセッサ70は、導電体18、22への制御電流の供給を開始してもよい(ステップ96)。例えば、情報プロセッサ70は、パルス幅変調制御電圧を低域通過フィルタ72、74に供給し始めてもよく、低域通過フィルタ72、74は、制御電流をDC電流に変換し、それを導電体18、22に供給してもよい。導電体18を通して流れる制御電流は、制御磁束100を発生してもよく(図5)、この磁束は、磁気抵抗センサ14を通して流れ、その出力信号に影響してもよい。同様に、導電体16における制御電流は、制御磁束102を発生してもよく(図5)、この磁束は、磁気抵抗センサ16を通して流れ、その出力信号に影響してもよい。
次に、情報プロセッサ70は、カウンタをゼロに等しく設定してもよい(ステップ97)。続いて、情報プロセッサ70は、フリップ回路76を作動してもよい(ステップ98)。それに応じて、フリップ回路76は、各導電体20、24における、十分な大きさを有する電流パルスに、各磁気抵抗器30〜33、40〜43の感度方向Sを反転する磁束パルスを発生させてもよい。
続いて、情報プロセッサ70は、演算増幅器64、66からの出力信号に依存して、導電体18、22に流れる制御電流の大きさを制御してもよい。情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14からの出力信号が、第1の所定の目標に等しいかどうかを計算してもよい(ステップ104)。情報プロセッサ70が、演算増幅器64の出力信号を用いて、そのようにできるのは、磁気抵抗センサ14の出力信号と演算増幅器64の出力信号との間の周知の関係ゆえである。第1の所定の目標は、磁気抵抗センサ14がゼロ磁束を検出することに対応する、磁気抵抗センサ14の出力信号値などの単数の目標値であってもよい。代替として、第1の所定の目標は、目標範囲であってもよく、この場合には、磁気抵抗センサ14の出力信号は、出力信号がこの範囲内にある場合には常に、第1の所定の目標に等しいと見なしてもよい。第1の所定の目標は、固定の数値(単複)であってもよく、またはそれは、様々な他の要因の関数として定義してもよい。
磁気抵抗センサ14の出力信号が、第1の所定の目標内にない場合には、情報プロセッサ70は、導電体18への制御電流の供給を調整して、磁気抵抗センサ14の出力信号を、第1の所定の目標の方へ駆動してもよい(ステップ106)。情報プロセッサ70が、パルス幅変調電圧を低域フィルタ72に送出する実施形態において、情報プロセッサ70は、パルス幅変調電圧の負荷サイクルを調整することによって、導電体18における制御電流を調整してもよい。導電体18における制御電流の調整は、磁気抵抗センサ14を通して流れる制御磁束100の大きさを変化させることによって、磁気抵抗センサ14の出力信号を変化させることが可能になる。
続いて、情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ16の出力信号が、第2の所定の目標内にあるかどうかを計算してもよい(ステップ108)。第1の所定の目標と同様に、第2の所定の目標は、単数の目標値または目標範囲であってもよい。さらに、第1の所定の目標は、固定数値(単複)であってもよく、またはそれは、様々な他の要因の関数として定義してもよい。
磁気抵抗センサ16の出力信号が、第2の所定の目標内にない場合には、情報プロセッサ70は、導電体22における制御電流を調整して、磁気抵抗センサ16の出力信号を第2の所定の目標の方へ駆動してもよい(ステップ110)。
情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14の出力信号が第1の所定の目標と等しく(ステップ104)、磁気抵抗センサ16の出力信号が第2の所定の目標に等しい(ステップ112)と、情報プロセッサ70が判定するまで、導電体18、22の1つまたは両方における制御電流を調整し続けてもよい。これらの条件が満たされると、情報プロセッサ70は、電気システム10の現在の動作条件に関連する情報を記憶してもよい(ステップ114)。例えば、情報プロセッサ70は、低域通過フィルタ72、74に送出されるパルス幅変調電圧の負荷サイクルなど、導電体18、22における制御電流に関連する情報を記憶してもよい。さらに、いくつかの実施形態において、情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14、16の現在の出力信号に関連する情報、および/または電気システム10の様々な他の動作条件に関連する情報を記憶してもよい。
続いて、情報プロセッサ70は、カウンタを増分し(ステップ115)、カウンタが2に等しいかどうかを計算してもよい(ステップ116)。カウンタが2に等しくない場合には、情報プロセッサ70は、フリップ回路76を作動させる(ステップ98)ことで始まる一連の動作を繰り返してもよい。
カウンタが2に等しいと情報プロセッサ70が判定する(ステップ116)ことによって示されるように、ひとたび情報プロセッサ70が、このシーケンスを2度実行したならば、情報プロセッサ70は、2つのサイクルからの記憶データを用いて、導電体10に流れる電流を計算してもよい(ステップ118)。情報プロセッサ70は、導電体12における電流の大きさに様々な要因を関連づける情報を用いて、導電体12における電流の大きさを、これらの要因の関数として計算してもよい。例えば、情報プロセッサ70は、導電体12に対する導電体18、22における制御電流、磁気抵抗センサ14、16の出力信号、および磁気抵抗センサ14、16の位置の関数として、導電体12における電流の大きさを計算してもよい。情報プロセッサ70は、そうするために様々なアルゴリズムを用いてもよい。電気システム10が、調整可能な位置決めシステム122を含まない実施形態、および/または制御回路26が、調整可能な位置決めシステム122に磁気抵抗センサ14、16を移動させない状況において、情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14、16の位置を一定として扱ってもよい。
同様に、いくつかの実施形態において、導電体12における電流の大きさを計算する場合に、情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14、16からの出力信号を、変数ではなく定数として扱ってもよい。下記で詳細に説明する例示的なアルゴリズムは、このアプローチを取る。かかるアプローチは、各磁気抵抗センサ14、16の出力信号用の所定の目標が、単一の目標値または比較的小さな値域だけを含む実施形態において、導電体12における電流の大きさの特に正確な推定値を提供可能である。
情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14、16の出力信号に影響する他の要因を明らかにするような方法で、導電体12における電流の大きさを計算してもよい。かかる一要因は、磁気抵抗器30〜33の設計仕様からの、それらのばらつきであり得る。上記のように、磁気抵抗器30および31は、正確に等しい既定の抵抗を有するように設計してもよく、磁気抵抗器32および33は、正確に等しい既定の抵抗を有するように設計してもよい。この設計目標が、実際に達成されれば、中間端子48、50は、磁束が磁気抵抗器30〜33を通して流れない場合には等しい電圧であり、中間端子48、50間のどんな電圧差も、検出された磁束の関数である。しかしながら、実際には、製造ばらつきが、一般に、磁気抵抗器30および31の既定の抵抗間におけるいくらかの未知のアンバランス量、ならびに磁気抵抗器32および33の既定の抵抗間におけるいくらかの未知のアンバランスを引き起こす。これは、検出された磁束に起因しない、中間端子48、50間の未知の電圧差を引き起こす可能性がある。この電圧差は、「ブリッジオフセット」と呼ばれることが多い。磁気抵抗センサ16もまた、ブリッジオフセットを有する可能性がある。
磁気抵抗器30〜33、40〜43の感度方向Sを周期的に反転することによって、情報プロセッサ70がどんなブリッジオフセットも除外できる状況を作ることが可能になる。入力端子36が定電圧を受信する限り、どんなブリッジオフセットも、磁気抵抗センサ14の出力信号に対して一定の影響を有する。それに反して、磁気抵抗器30〜33の感度方向Sを反転することによって、磁気抵抗センサ14の出力信号に対する磁束92および94の影響が反転される。その結果、磁気抵抗器30〜33の感度方向Sを反転することによって、磁気抵抗センサ14の出力信号に対する磁束92および94の全体的影響の2倍に等しい、磁気抵抗センサ14の出力信号における変化が引き起こされる。
情報プロセッサ70は、この事実、および磁気抵抗器30〜33、40〜43の感度方向Sの反転前後の情報を利用し、様々なアルゴリズムを用いて、磁気抵抗器30〜33を通して流れる正味磁束を示す値(磁束92、94のベクトル和)を計算してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14、16によって検出された正味磁束に関連する値X1およびX2を、それぞれ以下のように計算してもよい。すなわち、
Figure 0005322925
ここで、ΔDC1は、磁気抵抗器30〜33の感度方向Sの反転前に低域フィルタ72に送出されたパルス幅変調電圧の負荷サイクルと、磁気抵抗器30〜33の感度方向Sの反転後に低域フィルタ72に送出されたパルス幅変調電圧の負荷サイクルとの間の差である。ΔDC2は、磁気抵抗器40〜43の感度方向Sの反転前に低域フィルタ74に送出されたパルス幅変調電圧の負荷サイクルと、磁気抵抗器40〜43の感度方向Sの反転後に低域フィルタ74に送出されたパルス幅変調電圧の負荷サイクルとの間の差である。もちろん、磁気抵抗センサ14、16によって検出された磁束に関連する値を、上で提供した例以外の多数の方法で計算してもよいことを理解されたい。
さらに、磁気抵抗センサ14および磁気抵抗センサ16の両方から情報を受信することによって、情報プロセッサ70は、導電体12における電流の大きさを計算する場合に周囲磁束94を除外することが可能になる。上記のように、周囲磁束94は、磁気抵抗センサ14、16の両方の出力信号を同じ方向に駆動し、磁束92は、磁気抵抗センサ14、16の出力信号を反対方向に駆動する。その結果、磁気抵抗センサ14の出力信号と磁気抵抗センサ16の出力信号との間の差は、磁気抵抗センサ14に対する磁束92の影響および磁気抵抗センサ16に対する磁束92の影響の合計に相当する。さらに、磁気抵抗センサ14、16が、導電体12からほぼ等距離なので、磁気抵抗センサ14の出力信号に対する磁束92の影響は、磁気抵抗センサ16に対する磁束92の影響とほぼ等しくなり得る。
これらの事実を用いて、情報プロセッサ70は、周囲磁束94からのバイアスなしに導電体12における電流の大きさを計算するための様々なアルゴリズムを実行してもよい。例えば、導電体12における電流の大きさを計算する場合に、情報プロセッサ70は、以下のように、各磁気抵抗センサ14、16に対する磁束92の影響に関連する値Yを計算してもよい。すなわち、
Figure 0005322925
ここで、X1およびX2は、磁気抵抗センサ14、16の出力信号に対する磁束92および周囲磁束94の正味の影響にそれぞれ対応する、前に計算された値である。情報プロセッサ70は、各磁気抵抗センサ14、16の出力信号に対する磁束92の影響についての知識と共に、様々な較正データを用いて、導電体12における電流の大きさを計算してもよい。
導電体12における電流の大きさを計算した後で、情報プロセッサ70は、電流の大きさを示す信号を生成してもよい(ステップ120)。この信号は、情報プロセッサ70内に維持される内部信号であってもよく、または情報プロセッサ70は、この信号を別の電気回路素子に送信してもよい。
続いて、情報プロセッサ70は、カウンタをゼロにリセットし(ステップ97)、フリップ回路76を周期的に作動させるサイクルを再開し(ステップ98)、必要に応じて導電体18、22における制御電流を調整し(ステップ104、106、108および110)、電気システム10の動作条件に関連する情報を記憶してもよい(ステップ114)。情報プロセッサ70が、図6に示すアルゴリズムを引き続き実行するにつれて、情報プロセッサ70は、導電体12における電流の大きさを、多数の異なる時間に計算してもよい。いくつかの実施形態において、情報プロセッサ70は、各計算された値を記憶し、計算された値の移動平均を維持してもよく、これは、データ収集プロセスにおける雑音の影響を減少させるのに役立ち得る。
電気システム10の動作は、図6および上記の説明で提供される例に限定されない。例えば、制御回路26は、図6に示すのとは異なる順序で上記の動作を実行してもよい。場合によっては、制御回路26は、動作のいくつかを同時に実行してもよい。さらに、制御回路26は、上記の動作のいくつかを省略し、かつ/または上記で説明されず図6に示されてもいない様々な動作を実行してもよい。
制御回路26はまた、上記のものとは異なるパラメータおよび/またはアルゴリズムを用いて、図6に示す動作を実行してもよい。さらに、制御回路26は、上記のもの以外の様々な方程式および/またはアルゴリズムを用いて、導電体12における電流の大きさを計算してもよい。
さらに、電気システム10の動作は、電気システム10の物理的構成が図1〜4に示す構成と異なる実施形態において、上記の例と異なってもよい。例えば、電気システム10が、導電体12の代わりに多数の導電体を含む実施形態において、制御回路26は、これらの導電体に流れる総電流を計算し、かつ/またはこれらの導電体に流れる総電流を示す信号を生成してもよい。同様に、電気システム10が、導電体18の代わりの多数の導電体、および/または導電体22の代わりの多数の導電体を含む実施形態において、制御回路26は、必要に応じて、これらの多数の導電体における制御電流を調整して、上記と同じ結果を達成してもよい。さらに、情報プロセッサ70以外の様々な電気回路素子が、上記の動作のいくつかまたは全てを実行してもよい。
開示の実施形態は、多くの性能上の利点を提供することができる。磁気抵抗センサ14を備えたモノリシック集積回路28に導電体18、20を組み込むのと同様に、磁気抵抗センサ16を備えたモノリシック集積回路29に導電体22、24を組み込むことによって、様々な利点を提供することができる。このように電気システム10を構成することによって、導電体18、20、22、24および磁気抵抗センサ14、16を別個に設けることに関連するコンポーネントコストを回避することが可能になる。さらに、この構成によって、磁気抵抗センサ14、16に対して、それぞれ、導電体18、20および導電体22、24の正確な位置決めを促進することが可能になり、これによって、導電体12における電流の正確な計算を容易にすることが可能になる。さらに、この構成によって、導電体18、20および22、24を、それぞれ、磁気抵抗センサ14、16の非常に近くに配置することが可能になり、これによって、導電体18、20、22、24において必要な電流量を制限して、上記の機能を達成することが可能になる。
さらに、導電体18、22における制御電流を調整し、導電体12における電流の大きさを計算し、かつ電流の計算された大きさを示す信号を生成するためにデジタル情報プロセッサを用いることによって、ある利点を提供することが可能になる。デジタル情報プロセッサは、電流の大きさを計算し、かつ非常に高い解像度で電流の大きさを示す信号を生成することができる。さらに、デジタル情報プロセッサは、様々な監視および/または制御プロセスにおいて用いるための他のデジタル情報プロセッサと容易に通信可能な信号を生成することができる。
さらに、開示の実施形態によって、導電体12における広範な電流を正確に検出することが可能になる。導電体18、22における制御電流を用いて、磁気抵抗センサ14、16の出力信号を所定の目標へと調整することによって、制御回路26は、磁気抵抗センサ14、16が信頼できる出力信号を提供する動作範囲において磁気抵抗センサ14、16の動作を保証することが可能になる。磁気抵抗センサ14、16が、かかる動作範囲内にあるときはいつでも、導電体12における電流の大きさは、導電体12に対する導電体18、22における制御電流、磁気抵抗センサ14、16の出力信号、および磁気抵抗センサ14、16の位置の関数として、正確に計算することが可能である。電気システム10の任意の一空間配置に対して、かかる動作範囲内で磁気抵抗センサ14、16の動作を保証する制御回路26の能力は、制御磁束100および102を調整して磁束92および周囲磁束94を相殺する制御回路26の能力における限界によってのみ制限される。したがって、電気システム10の任意の一空間配置に対して、導電体18、22における制御電流を調整する制御回路26における能力の限界だけによって、正確に検出できる電流の範囲が制限される。
さらに、調整可能な位置決めシステム122は、広範な用途および状況に電気システム10の電流検出能力を適応させることが可能である。導電体12における電流が小さい用途および状況に対して、磁気抵抗センサ14、16は、保持器27および導電体12の比較的近くに配置してもよい。導電体12における電流が大きい用途および状況に対して、磁気抵抗センサ14、16は、保持器27および導電体12から比較的遠くに配置してもよい。
電気システム10の初期設定中に、調整可能な位置決めシステム122を用いて磁気抵抗センサ14、16を位置決めし、電気システム10の意図された用途のための適切な電流検出範囲を設けてもよい。適切な初期位置は、正確に検出することが望ましい電流の範囲、発生できる制御磁束100、102の範囲、および磁気抵抗センサ14、16の信頼できる動作範囲についての知識を用いて、計算してもよい。場合によっては、初期位置は、動作中に導電体12において予想される電流の大きさに少なくとも部分的に基づいて、計算してもよい。例えば、磁気抵抗センサ14、16の初期位置は、正確に検出できる電流の範囲が、動作中に導電体12において予想される電流の範囲とほぼ等しいように、計算してもよい。
磁気抵抗センサ14、16の適切な初期位置が計算され、調整可能な位置決めシステム122が、これらの位置を設定するために用いられた後で、それに応じて、情報プロセッサ70を較正してもよい。例えば、導電体12における電流の大きさに関連する信号を生成するために、情報プロセッサ70が用いる様々な定数を較正してもよい。
調整可能な位置決めシステム122はまた、電気システム10の初期設定後に状況を変更するために、磁気抵抗センサ14、16の位置を調整するように用いてもよい。例えば、一般に、導電体12によって伝達される電流の範囲が何らかの理由で変化する場合には、磁気抵抗センサ14、16の位置を調整してもよく、それに応じて制御回路26を再較正してもよい。さらに、調整可能な位置決めシステム122が、磁気抵抗センサ14、16とフレーム13との間に1つまたは複数の可動接続部132を含む実施形態において、磁気抵抗センサ14、16の位置は、電気システム10の動作中に、望み通りに調整してもよい。かかる状況において、制御回路26が、磁気抵抗センサ14、16の位置についての情報を有する場合には、制御回路26は、磁気抵抗センサ14、16の位置における変化に対して自動的に較正(calibrate for)してもよい。
さらに、制御回路26が、調整可能な位置決めシステム122の動力アクチュエータ138に動作可能に接続される実施形態において、制御回路26は、動力アクチュエータ138を制御して、磁気抵抗センサ14、16の位置を自動的に調整し、様々な目的を達成してもよい。いくつかの実施形態において、制御回路26は、導電体18、22における制御電流と呼応して磁気抵抗センサ14、16の位置を制御し、磁気抵抗センサ14、16の出力信号が、上記の第1および第2の目標とほぼ一致するようにしてもよい。例えば、磁気抵抗センサ14、16の出力信号が第1および第2の目標に達するためには制御電流の調整が不十分な場合に、情報プロセッサ70は、磁気抵抗センサ14、16を移動させて、それらの出力信号を第1および第2の目標へ駆動してもよい。調整可能な位置決めシステム122を用いて、上記の状況以外の様々な状況で磁気抵抗センサ14、16の位置を調整し、上記の目的以外の様々な目的を達成してもよいことは、もちろん理解されよう。
開示の範囲から逸脱せずに、電気システムおよび方法において様々な修正および変更をなしえることが、当業者には明らかであろう。開示の電気システムおよび方法の他の実施形態は、本明細書で開示する電気システムおよび方法の明細および実施を考察することによって、当業者には明らかになろう。明細および例は、例示としてのみ考慮され、本開示の真の範囲が、請求項およびそれらの均等物によって示されるように意図されている。

Claims (10)

  1. 1つまたは複数の第1の導電体(12)における電流を検出するためのシステム(10)であって、
    フレーム(13)と、
    1つまたは複数の第1の導電体を受け入れ、かつ前記1つまたは複数の第1の導電体と前記フレームとの間の相対的移動を抑制するように構成された保持器(27)と、
    磁束(92)を検出し、かつ前記検出された磁束に関連する出力信号を生成するように複数の磁気抵抗器を含んで構成された第1の磁気抵抗センサ(14)と、
    前記保持器に対する複数の可能な位置のいずれかにおいて、前記フレームから前記第1の磁気抵抗センサを備える集積回路を支持できるように構成された調整可能な位置決めシステム(122)と、
    前記第1の磁気抵抗センサにより検出される前記磁束を制御電流に応じて発生するように構成された1つまたは複数の制御用の導電体と、
    前記第1の磁気抵抗センサの前記出力信号を受信して、前記制御電流を制御することにより、前記第1の磁気抵抗センサの前記出力信号を少なくとも部分的に所定の目標にほぼ一致させるように構成された制御回路(26)とを備え、
    前記制御用の導電体は、前記第1の磁気抵抗センサを備える集積回路に組み込まれ、前記複数の磁気抵抗は、それぞれの感度方向を周期的に反転させることを特徴とするシステム。
  2. 前記調整可能な位置決めシステムが、前記第1の磁気抵抗センサと前記フレームとの間に実装された少なくとも1つのスペーサ(124)を用いて、複数の可能な位置の少なくとも1つにおいて前記第1の磁気抵抗センサを支持できるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記調整可能な位置決めシステムが、前記第1の磁気抵抗センサと前記フレームとの間に1つまたは複数の可動接続部(132)を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記調整可能な位置決めシステムが、ラック(134)およびピニオン(140)を含み、電動機(138)が前記ピニオンに駆動可能に接続されたことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記調整可能な位置決めシステムが、前記第1の磁気抵抗センサの位置を前記保持器に対して調整するように作動された場合に動作可能な動力アクチュエータ(138)を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記第1の磁気抵抗センサの出力信号を受信し、かつ前記動力アクチュエータを少なくとも部分的に制御することによって、前記第1の磁気抵抗センサの出力信号を所定の目標にほぼ一致させるように構成された前記制御回路を含むことを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 1つまたは複数の第1の導電体(12)における電流を検出する方法であって、
    フレーム(13)から複数の磁気抵抗器を含む第1の磁気抵抗センサ(14)を備える集積回路を支持することであって、前記フレームから前記第1の磁気抵抗センサを支持することが、調整可能な位置決めシステム(122)を用いて、前記フレームに対する複数の可能な位置の1つに前記第1の磁気抵抗センサを位置付けることを含むことと、
    保持器(27)を用いて、1つまたは複数の第1の導電体と前記フレームとの間の相対的移動を抑制することと、
    前記第1の磁気抵抗センサを用いて、前記1つまたは複数の第1の導電体における電流によって発生された磁束(92)を検出することを始めとして、前記第1の磁気抵抗センサを用いて磁束(92)を検出し、かつ検出された磁束に関連する出力信号を生成することであって、前記複数の磁気抵抗がそれぞれの感度方向を周期的に反転させることと、
    1つまたは複数の制御用の導電体を用いて前記第1の磁気抵抗センサにより検知される前記磁束を制御回路(26)に発生させることであって、前記制御用の導電体は、前記第1の磁気抵抗センサを備える集積回路に組み込まれることと
    前記制御回路を用いて前記第1の磁気抵抗センサの前記出力信号を受信して、前記制御電流を制御することにより少なくとも部分的に所定の目標に前記第1の磁気抵抗センサの前記出力信号をほぼ一致させること
    を含むことを特徴とする方法。
  8. 複数の可能な位置の1つに前記第1の磁気抵抗センサを位置付けるために前記調整可能な位置決めシステムを用いる前に、前記1つまたは複数の第1の導電体における電流の予想される大きさに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の磁気抵抗センサをどの位置に位置付けるかを決定することをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の磁気抵抗センサの位置に少なくとも部分的に基づいて、前記制御回路を較正することと、前記制御回路を用いて、前記第1の磁気抵抗センサの出力信号を受信し、かつ前記1つまたは複数の第1の導電体における電流の大きさに関連する信号を生成することと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 前記調整可能な位置決めシステムを少なくとも部分的に用いて前記第1の磁気抵抗センサの位置を調整することによって、前記第1の磁気抵抗センサの出力信号を前記所定の目標とほぼ一致させることをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
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