JP2002103053A - ホールセンサを用いた溶接電源 - Google Patents

ホールセンサを用いた溶接電源

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JP2002103053A
JP2002103053A JP2000299476A JP2000299476A JP2002103053A JP 2002103053 A JP2002103053 A JP 2002103053A JP 2000299476 A JP2000299476 A JP 2000299476A JP 2000299476 A JP2000299476 A JP 2000299476A JP 2002103053 A JP2002103053 A JP 2002103053A
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hall sensor
welding
magnetic flux
output terminals
output
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JP2000299476A
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Hiroyuki Takasaki
浩幸 高崎
Toshiya Takei
俊哉 竹井
Kenichi Ishii
賢一 石井
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Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁束集束用磁気回路を使用することなくホール
センサ単体で安定したフィードバック用出力を得る大電
流溶接電源の電流制御を目的とする。 【解決手段】1、1は溶接トランスの出力端子、2はホ
ールセンサ、3は溶接トランスの出力端子1,1に流れ
る電流によって生じる磁束を示す。ホールセンサ2の取
り付け位置は、出力端子1,1の幅の中心部に配置す
る。出力端子の幅の中心部は両出力端子(+端子、−端
子)からの磁束が集中するため安定性が増すものと考え
られる。また、出力端子からの距離(図1で上下)を変
えることで小電流にも大電流にも対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接用インバータ電
源に係り、ホールセンサを用いた電流制御に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電流値を測定するには電流計を電流の経
路に直列に接続するので、該電流計の内部を当該電流そ
のものが流れることになる。そのため、高電流値の測定
は前記の直接測定の方法は設備的に現実的でないので間
接的測定方法を採用することが多く、例えばホールセン
サ(ホール素子)等を用いることで電流経路に測定器を
挿入することなく電線に流れる電流値を測定する。ホー
ルセンサによる測定の実施例を図4に示す。ホールセン
サ11と磁気回路12を組み合わせることで電線13に
流れる電流値の測定精度を高めることが行われる。ここ
で、磁気回路12は電線13に流れる電流から発生する
磁束を集束し安定させる目的で使用されるもので、磁気
回路12を使用しないと、電線13に対するホールセン
サ11の距離や角度が少し変わるだけで測定値が大きく
変動してしまう。
【0003】一方、大電流を扱う溶接用電源の定電流制
御、定電力制御のための電流フィードバック用電流値測
定に、前記ホールセンサによる方法を採用することがあ
る。溶接用電源の最大電流値は溶接対象となるワークに
より様々である。ワークが小さい場合の溶接用電源、例
えば最大電流数百アンペアの場合には、従来、磁束集束
用磁気回路と組み合わせたホールセンサを使用してフィ
ードバック用出力を得ていた。
【0004】しかし、小型のインバータ溶接電源の場合
でも対象ワークによっては、10,000アンペアまで
測定する必要がある溶接用電源装置もある。このような
大電流の場合、溶接トランス出力端子は銅板状とする必
要があり、該出力端子断面は例えば65mm×6mmに
もなる。該出力端子に流れる10,000アンペアの電
流による磁束を集束させるにはかなり大きな、例えば3
00mm×150mm×50mmの磁気回路を必要と
し、実用的には使用できない。そこで、このような大電
流の場合のフィードバック用出力を得るには精度を犠牲
にして磁束集束用磁気回路なしのホールセンサ単体での
使用も試みられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁束集
束用磁気回路なしのホールセンサ単体での電流測定は、
被測定電流が流れる電線からのホールセンサ取り付け距
離や角度が敏感に影響するため、溶接電源装置を量産す
るにあたって溶接条件と溶接仕上りを確認しながら個々
の製品について調整するのは極めて煩わしいという問題
点があった。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、非現実的な大きさの磁束集束用磁気回路を
使用することなくホールセンサ単体でも安定したフィー
ドバック用出力が得られる大電流溶接電源の電流制御を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のホールセンサ
を用いた溶接電源は、大電流測定にホールセンサを使用
し、該ホールセンサの出力を電源回路にフィードバック
する電流制御溶接電源において、通常はホールセンサ近
傍に配置する磁束集束用磁気回路を使用せず、ホールセ
ンサ単体を溶接トランスの一対の銅板状出力端子に挟ま
れた領域の各出力端子幅中央を通る平面上の一点に、磁
束に対してホールセンサが直交する姿勢で取り付けるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項1のホールセンサを用いた溶接電源
によれば、大電流の場合には形状が大きくなってしまい
現実的でない磁束集束用磁気回路を使用することなく溶
接電源装置を製造することができるので、小型化、低廉
化が図れる。
【0008】請求項2のホールセンサを用いた溶接電源
は、請求項1のホールセンサ単体を溶接トランスの一対
の銅板状出力端子に挟まれた領域の各出力端子幅中央を
通る平面上の一点に、磁束に対してホールセンサが直交
する姿勢で取り付けるにあたって、絶縁樹脂製ブロック
およびホールセンサ出力アンプ付きプリント配線板を使
用し、該プリント配線板上のホールセンサ取り付け位置
を複数箇所選定できるようにすることを特徴とする。
【0009】請求項2のホールセンサを用いた溶接電源
によれば、選定可能な複数の取り付け位置を変えること
とホールセンサ出力アンプの調整とにより測定電流の範
囲を容易に変更することができるので、最大電流が異な
る各種の溶接電源装置の電流制御に使用することができ
る。また、磁束を横切るように配置するホールセンサ取
り付け方法に主として絶縁体である材質を使用するの
で、磁界の乱れが少なく測定精度を落とすことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
ホールセンサの取り付け位置を示す斜視図である。図1
において、1、1は溶接トランスの一対の出力端子であ
り、図では省略しているが該出力端子1,1は溶接ヘッ
ドの端子に接続されている。2はホールセンサであり、
3は溶接トランスの出力端子1,1に流れる電流によっ
て生じる磁束を示す。ホールセンサ2の取り付け位置
は、出力端子1,1の幅の中心部に配置する。出力端子
の幅の中心部は両出力端子からの磁束が集中するため安
定性が増すものと考えられる。また、出力端子からの距
離(図1で上下)を変えることで小電流にも大電流にも
対応できる。
【0011】図2は前記の位置にホールセンサを固定す
るための具体的な例を示す図で、図2(a)は上部の出
力端子1を透視した上面図、図2(b)は側面図、図2
(c)は正面図である。固定にあたって、絶縁樹脂製ブ
ロック4を下部の出力端子1にネジ止めし、該ブロック
4にホールセンサ出力アンプ付きプリント配線板5をネ
ジ止めし、該プリント配線板5の所定位置にホールセン
サ2をはんだ付けする。なお、ホールセンサ、アンプへ
の電力供給およびホールセンサからのアンプ後の出力取
り出し用のコネクタ6をプリント配線板5に配置する。
プリント配線板5上のホールセンサ2取り付け位置7は
下部の出力端子1からの距離を調整できるように複数
(図2では3個所)設け、使用する最大電流値によって
該位置7を決定する。下部の出力端子1からの距離が大
きくなると磁束密度が下がるので大きな電流に対応し、
下部の出力端子1に近い位置にホールセンサ2を取り付
けると小電流に対応することができる。
【0012】図3は実施例の溶接装置の構成を示し、図
3(a)は斜視図、図3(b)はブロック図である。8
は電源本体、9は溶接トランス、10は溶接ヘッドを示
す。ただし、図3(a)の斜視図では、要素間を接続す
る配線を省略している。なお、図3(b)のブロック図
中で示したプリント配線板5とホールセンサ2は、単に
プリント配線板5とホールセンサ2が溶接トランス9の
筐体内に位置することを示す概念でありブロック図の内
容ではない。
【0013】なお、本発明の実施例は溶接用電源装置の
電流制御を対象にしたが、他にも電流経路との距離、角
度を一定に保つことができる場合の大電流測定に使用す
ることができる。例えば、溶接モニタの電流センサとし
て使用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、電流制御等のためにホ
ールセンサで大電流の電流測定をするにあたって、磁束
集束用磁気回路を省略できるので、装置の小型化、軽量
化、低廉化を可能にする。また、ホールセンサ取り付け
位置を予め数箇所設定しておけるので、測定可能な最大
電流値を簡単に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】図2はホールセンサ取付位置にホールセンサを
固定するための具体的な例を示す図で、図2(a)は上
部の出力端子1を透視した上面図、図2(b)は側面
図、図2(c)は正面図である。
【図3】図3は実施例の溶接装置の構成を示し、図3
(a)は斜視図、図3(b)はブロック図である。8は
電源本体、9は溶接トランス、10は溶接ヘッドを示
す。
【図4】図4は従来のホールセンサによる測定の実施例
を示す。
【符号の説明】
1 溶接トランスの出力端子 2 ホールセンサ 3 磁束 4 絶縁樹脂製ブロック 5 プリント配線板 6 コネクタ 7 ホールセンサ取付位置 8 電源本体 9 溶接トランス 10 溶接ヘッド 11 ホールセンサ 12 磁気回路 13 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G025 AA05 AB02 5H790 BA03 DD06 EA02 EB03 KK03 KK07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大電流測定にホールセンサを使用し、該
    ホールセンサの出力を電源回路にフィードバックする電
    流制御溶接電源において、通常はホールセンサ近傍に配
    置する磁束集束用磁気回路を使用せず、ホールセンサ単
    体を溶接トランスの一対の銅板状出力端子に挟まれた領
    域の各出力端子幅中央を通る平面上の一点に、磁束に対
    してホールセンサが直交する姿勢で取り付けることを特
    徴とするホールセンサを用いた溶接電源。
  2. 【請求項2】 ホールセンサ単体を溶接トランスの一対
    の銅板状出力端子に挟まれた領域の各出力端子幅中央を
    通る平面上の一点に、磁束に対してホールセンサが直交
    する姿勢で取り付けるにあたって、絶縁樹脂製ブロック
    およびホールセンサ出力アンプ付きプリント配線板を使
    用し、該プリント配線板上のホールセンサ取り付け位置
    を複数箇所選定できるようにすることを特徴とする請求
    項1のホールセンサを用いた溶接電源。
JP2000299476A 2000-09-29 2000-09-29 ホールセンサを用いた溶接電源 Pending JP2002103053A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186214A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Denso Corp 電流検出装置及び電流検出方法
JP2009539106A (ja) * 2006-05-31 2009-11-12 キャタピラー インコーポレイテッド 電気システム
US7719258B2 (en) 2008-10-13 2010-05-18 National Taiwan University Of Science And Technology Method and apparatus for current measurement using hall sensors without iron cores

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009186214A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Denso Corp 電流検出装置及び電流検出方法
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