JP5322519B2 - メモリ制御装置 - Google Patents
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本発明は、このような問題を解決することを課題とし、行アドレスの変更が必要な連続した複数のデータを繰り返して読み出す場合であっても、短時間でそのデータを読出すことができるようにすることを目的とする。
図1において、1は制御部であり、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等で構成され、図示しない記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいてメモリ制御装置へ動作指示を出力し、またメモリ制御装置から入力したデータを記憶部に格納等するものである。
3はSDRAM2からデータを読み出すデータ読出し手段としてのコントローラであり、SDRAM2へ出力するROWアドレスやCOLUMNアドレス等のアドレス信号、所定のビット幅のデータ信号、ならびにリード/ライト・プリチャージ等の動作を指示するコマンド等の出力信号、およびSDRAM2から入力するデータ信号等の入力信号を制御してSDRAM2からデータの読出しやSDRAM2へデータの書き込みを行うものである。
5は繰返リード制御部であり、SDRAM2に記憶されたデータ群を繰り返して読み出すためにコントローラ3およびデータバッファ4等へアドレス信号やライトイネーブル信号等の信号を出力等する制御を行うものである。
繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタに記憶された情報に基づいてSDRAM2へデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号を出力し、またデータバッファ4へデータを書き込むアドレスやデータバッファ4からデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号やSDRAM2から読み出したデータを記憶させるためのライトイネーブル信号を出力する。
6はデータセレクタであり、繰返リード制御部5から出力されたセレクト信号を入力し、そのセレクト信号にしたがってコントローラ3を介してSDRAM2から出力されるデータを選択し、またデータバッファ4から出力されるデータを選択して選択したデータを制御部1へ出力する。
まず、図2に示すように制御部1のアドレス空間として連続したアドレスADR1からアドレスADR36に記憶された36個のデータDATA1からデータDATA36のデータ群をSDRAM2から読み出すものとし、またアドレスADR35とアドレスADR36との間はROWアドレス等の行アドレスの境界となっているものとする。
繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、1回目にSDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すとき、そのデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ4に記憶させ、そのデータ群を繰り返して読み出す2回目以降の読み出しではデータバッファ4から読み出したデータ群を制御部1へ通知する。
繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、SDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すためにコントローラ3へ先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号およびリード要求信号を出力する。
SDRAM2は、コントローラ3からの信号を入力するとデータDATA1からデータDATA35を出力する(図3に示すクロック:S10〜S44)。
次に、コントローラ3は、行アドレスを変更するため、SDRAM2へプリチャージコマンド(図4に示すクロック:S49)、アクトコマンド(図4に示すクロック:S53)を出力し、その後アドレスADR36のアドレス信号とともにリードコマンド(図4に示すクロック:S57)を出力する。
このとき、繰返リード制御部5は、データバッファ4へライトイネーブル信号を出力(図4に示すクロック:S61)するとともにデータセレクタ6へSDRAM2から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
次に、繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従って2回目のデータ群の読み出しを開始し、データバッファ4に記憶されたデータ群を読み出すためにデータバッファ4へ先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号およびリード要求信号を出力(図4に示すクロック:S61〜S72,図5に示すS73〜S96)する。なお、先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号は、データバッファ4のアドレスを示す信号であり、例えば“1”から“36”までのアドレス信号等であり、SDRAM2へ出力するアドレス信号と異なるものであってもよい。
このようにして、データバッファ4から出力されたデータDATA1からデータDATA36までのデータ群を制御部1へ出力し、2回目のデータ群の読み出しを終了する。
以降、繰返リード制御部5は、リード回数レジスタに設定された情報に従いクロックS61〜S96の動作を繰返リードアドレス領域レジスタに設定された領域のデータ群を繰り返して読み出してそのデータ群を制御部1へ通知する。
なお、本実施例では、SDRAM2はSDR−SDRAMとして説明したが、DDR−SDRAMやDDR2−SDRAM等であってもよい。
その第2の実施例の構成を図6の第2の実施例におけるメモリ制御装置の構成を示すブロック図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
これは、SDRAM2からデータを読み出す場合、コントローラ3がSDRAM2へプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを2巡して発行する場合があり、その間はSDRAM2から最小サイクルでデータを読み出すことができないため、そのSDRAM2から最小サイクルでデータを読み出すことができない間はデータバッファ8に記憶しておいたデータを出力できるようにデータ容量を少なくとも2nとしている。
9はFIFOであり、例えばプリチャージが不要なスタティックRAM等の記憶部である。このFIFO9は先に格納したデータを先に読み出す先入れ先出し方式のメモリ(先入れ先出し記憶部)である。本実施例ではFIFO9からのデータの読み出しに1サイクルが必要なものとする。
この繰返リード制御部10は、繰り返して読み出すSDRAM2に記憶されたデータ群を指定するための情報を記憶するリードアドレス領域レジスタ、例えばデータ群の先頭アドレスおよび末尾アドレス、データ群の先頭アドレスおよびデータ数等を記憶するレジスタであり、またそのデータ群を繰り返して読み出す回数を記憶する繰返リード回数レジスタを備えている。
繰返リード制御部10は、リードアドレス領域レジスタに記憶された情報に基づいてSDRAM2へデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号を出力し、またデータバッファ8へデータを書き込むアドレスやデータバッファ8からデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号およびSDRAM2から読み出したデータを記憶させるためのライトイネーブル信号を出力する。
また、繰返リード制御部5は、コントローラ3を介してSDRAM2からデータを読み出すこと、データバッファ8からデータを読み出すこと、またはFIFO9からデータを読み出すことを選択するためのセレクト信号を後述するデータセレクタへ出力する。
このようにメモリ制御装置7は、コントローラ3、データバッファ8、繰返リード制御部10、およびデータセレクタ11で構成され、制御部1から出力されたレジスタライト信号により繰返リード制御部10のリードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、1回目にSDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すとき、そのデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8に記憶させ、そのデータ群を繰り返して読み出す2回目以降の読み出しではデータバッファ8から読み出したデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8からデータ群を読み出している動作に並行してSDRAM2から読み出したデータをFIFO9に格納し、そのFIFO9に格納したデータを順次制御部1へ通知する。
まず、本実施例においても図2に示すように制御部1のアドレス空間として連続したアドレスADR1からアドレスADR36に記憶された36個のデータDATA1からデータDATA36のデータ群をSDRAM2から読み出すものとし、またアドレスADR35とアドレスADR36との間はROWアドレス等の行アドレスの境界となっているものとする。
繰返リード制御部10は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、1回目にSDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すとき、そのデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8に記憶させ、そのデータ群を繰り返して読み出す2回目以降の読み出しではデータバッファ8から読み出したデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8からデータ群を読み出している動作に並行してSDRAM2から読み出したデータをFIFO9に格納し、データバッファ8からデータ群の読み出しが終了した後、そのFIFO9に格納したデータを順次制御部1へ通知する。
繰返リード制御部10は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、SDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すためにコントローラ3へ先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号およびリード要求信号を出力する。
SDRAM2は、コントローラ3からの信号を入力するとデータDATA1からデータDATA35を、プリチャージを必要としない最小のサイクルで出力する(図7に示すクロック:S10〜S44)。
次に、コントローラ3は、行アドレスを変更するため、SDRAM2へプリチャージコマンド(図8に示すクロック:S49)、アクトコマンド(図8に示すクロック:S53)を出力し、その後アドレスADR36のアドレス信号とともにリードコマンド(図8に示すクロック:S57)を出力する。このとき、繰返リード制御部10は、データセレクタ11へSDRAM2から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
このようにして、SDRAM2から出力されたデータDATA1からデータDATA34までのデータ群はデータバッファ8に記憶されるとともに制御部1へ出力され、またデータDATA35およびデータDATA36は制御部1へ出力されて1回目のデータ群の読み出しを終了する。
このようにして、データバッファ8から出力されたデータDATA1からデータDATA34までのデータ群を制御部1へ出力する。
一方、データバッファ8からデータDATA1からデータDATA34までのデータ群を制御部1へ出力する動作に並行してコントローラ3は、行アドレスを変更するため、SDRAM2へプリチャージコマンド(図8に示すクロック:S66)、アクトコマンド(図8に示すクロック:S70)を出力し、その後アドレスADR35のアドレス信号とともにリードコマンド(図9に示すクロック:S74)を出力する。このとき、繰返リード制御部10は、FIFO9にライトイネーブル信号(図9に示すクロック:S78)を出力し、SDRAM2から読み出したデータDATA35をFIFO9に書き込む。
このようにして、FIFO9から出力されたデータDATA35およびデータDATA36を制御部1へ出力する。
以降、繰返リード制御部10は、繰返リード回数レジスタに設定された情報にしたがってクロックS61〜S96の動作を繰り返し、リードアドレス領域レジスタに設定された領域のデータ群を繰り返して読み出してそのデータ群を制御部1へ通知する。
なお、本実施例では、SDRAM2はSDR−SDRAMとして説明したが、DDR−SDRAMやDDR2−SDRAM等であってもよい。
2 SDRAM
3 コントローラ
4、8 データバッファ
5、10 繰返リード制御部
6、11 データセレクタ
7 メモリ制御装置
9 FIFO
Claims (2)
- 行アドレスを変更してデータを読出すときプリチャージが必要になる同期型メモリからデータを読出すメモリ制御装置において、
連続する複数のデータが格納された同期型メモリのアドレスを記憶するリードアドレス領域レジスタおよび該データを繰り返して読み出す回数を記憶する繰返リード回数レジスタを備えた繰返リード制御部と、
前記リードアドレス領域レジスタに記憶されたアドレスに基づいて同期型メモリから連続する複数のデータを読み出すとき、プリチャージにより同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間に出力する連続する複数のデータを1回目の読出し時に記憶しておくプリチャージが不要な記憶部とを設け、
前記繰返リード回数レジスタに格納された回数に基づいて同期型メモリに格納された連続する複数のデータを繰り返して読み出すとき、2回目以降の読出し時に同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間は前記記憶部から連続する複数のデータを読み出すようにしたことを特徴とするメモリ制御装置。 - 請求項1のメモリ制御装置において、
前記2回目以降の読出し時に同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間に読み出したデータは、先に記憶したデータを先に読み出す先入れ先出し記憶部に記憶させるようにしたことを特徴とするメモリ制御装置。
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