JP5322519B2 - メモリ制御装置 - Google Patents

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本発明は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の同期型メモリを制御するメモリ制御装置に関し、特に任意のアドレスから連続したデータを繰り返して読み出す場合における読出し時間を短縮するメモリ制御装置に関する。
従来の技術は、図10および図11に示すようにSDRAM102から連続した複数のデータを繰り返して読み出す場合、メモリ制御装置としてのコントローラ103はCPU(Central Processing Unit)等の制御部101から出力されたアドレス信号に従い、読み出すデータ数に対応する複数回のリードコマンドを発行してSDRAM102から連続した複数のデータを繰り返して読み出すようにしている。
このとき、図11に示すように例えばコントローラ103がSDRAM102から35番目のデータ(DATA35)を読み出した後、36番目のデータ(DATA36)を読み出す際にROWアドレス等の行アドレスの変更が必要になる場合があり、このような場合、図12から図14に示すようにコントローラ103は36番目のデータ(DATA36)を読み出すときにプリチャージ81、アクト82、リード83の順にコマンドをSDRAM102へ発行する必要があり、さらに1番目のデータを再度繰り返して読み出すときにプリチャージ84、アクト85、リード86の順にコマンドをSDRAM102へ発行する必要があるため、データの読出しに大幅な時間が必要になる。
また、データを読み出しているSDRAMと別のSDRAMをバックグラウンドでプリチャージコマンドを発行してリフレッシュすることにより、リフレッシュ時間を短縮するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−129881号公報(段落「0022」〜段落「0026」、図2)
しかしながら、上述した従来の技術においては、コントローラ103がSDRAM102から1番目〜n番目のデータを読み出した後、n+1番目のデータを読み出す際にROWアドレス等の行アドレスの変更が必要になる場合、コントローラ103はn+1番目のデータを読み出すときにプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドをSDRAM102へ発行する必要があり、さらに1番目のデータを繰り返して読み出すときにプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドをSDRAM102へ発行する必要があるため、データの読出しに大幅な時間が必要になるという問題がある。このように行アドレスの変更が必要な連続した複数のデータ(例えば、n番目、n+1番目のデータを含むデータ群)をSDRAM102から繰り返して読み出す場合、そのデータ群を読み出す度にプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する必要があり、多大な時間が必要になるという問題がある。
また、データを読み出しているSDRAMと別のSDRAMをバックグラウンドでプリチャージコマンドを発行してリフレッシュするようにしても複数のSDRAMを設ける必要があるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、行アドレスの変更が必要な連続した複数のデータを繰り返して読み出す場合であっても、短時間でそのデータを読出すことができるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、行アドレスを変更してデータを読出すときプリチャージが必要になる同期型メモリからデータを読出すメモリ制御装置において、連続する複数のデータが格納された同期型メモリのアドレスを記憶するリードアドレス領域レジスタおよび該データを繰り返して読み出す回数を記憶する繰返リード回数レジスタを備えた繰返リード制御部と、前記リードアドレス領域レジスタに記憶されたアドレスに基づいて同期型メモリから連続する複数のデータを読み出すとき、プリチャージにより同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間に出力する連続する複数のデータを1回目の読出し時に記憶しておくプリチャージが不要な記憶部とを設け、前記繰返リード回数レジスタに格納された回数に基づいて同期型メモリに格納された連続する複数のデータを繰り返して読み出すとき、2回目以降の読出し時に同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間は前記記憶部から連続する複数のデータを読み出すようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、行アドレスの変更が必要な連続した複数のデータを繰り返して読み出す場合であっても、2回目以降の読み出し動作において、繰り返してデータを読み出す度にSDRAM(同期型メモリ)に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する必要がなくなり、データ群を繰り返して読出す時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、2回目以降の読み出し動作において、行アドレスを変更してデータを読み出す必要がある場合であってもSDRAM(同期型メモリ)に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する動作と並行してデータバッファ(記憶部)に記憶したデータを読み出すことができ、データ群を繰り返して読出す時間を短縮することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明によるメモリ制御装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例におけるメモリ制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は制御部であり、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等で構成され、図示しない記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいてメモリ制御装置へ動作指示を出力し、またメモリ制御装置から入力したデータを記憶部に格納等するものである。
2は同期型メモリとしてのSDRAM(例えば、SDR−SDRAM)であり、所定のビット幅(本実施例では64ビット)のデータを記憶するものである。
3はSDRAM2からデータを読み出すデータ読出し手段としてのコントローラであり、SDRAM2へ出力するROWアドレスやCOLUMNアドレス等のアドレス信号、所定のビット幅のデータ信号、ならびにリード/ライト・プリチャージ等の動作を指示するコマンド等の出力信号、およびSDRAM2から入力するデータ信号等の入力信号を制御してSDRAM2からデータの読出しやSDRAM2へデータの書き込みを行うものである。
4はデータバッファであり、例えばプリチャージが不要なスタティックRAM等の記憶部である。このデータバッファ4はSDRAM2から読み出したデータを一時的に記憶するものであり、SDRAM2から繰り返して読み出す連続した複数のデータ(以下、「データ群」という。)のデータ数に相当するデータ容量を備えている。
5は繰返リード制御部であり、SDRAM2に記憶されたデータ群を繰り返して読み出すためにコントローラ3およびデータバッファ4等へアドレス信号やライトイネーブル信号等の信号を出力等する制御を行うものである。
この繰返リード制御部5は、繰り返して読み出すSDRAM2に記憶されたデータ群を指定するための情報を記憶するリードアドレス領域レジスタ、例えばデータ群の先頭アドレスおよび末尾アドレス、データ群の先頭アドレスおよびデータ数等を記憶するレジスタであり、またそのデータ群を繰り返して読み出す回数を記憶する繰返リード回数レジスタを備えている。
このリードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタは、制御部1からのレジスタライト制御信号等により書き込むことができるようになっている。
繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタに記憶された情報に基づいてSDRAM2へデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号を出力し、またデータバッファ4へデータを書き込むアドレスやデータバッファ4からデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号やSDRAM2から読み出したデータを記憶させるためのライトイネーブル信号を出力する。
また、繰返リード制御部5は、コントローラ3を介してSDRAM2から読み出したデータを制御部1へ出力するかデータバッファ4から読み出したデータを制御部1へ出力するかを選択するためのセレクト信号を後述するデータセレクタへ出力する。
6はデータセレクタであり、繰返リード制御部5から出力されたセレクト信号を入力し、そのセレクト信号にしたがってコントローラ3を介してSDRAM2から出力されるデータを選択し、またデータバッファ4から出力されるデータを選択して選択したデータを制御部1へ出力する。
このようにメモリ制御装置7は、コントローラ3、データバッファ4、繰返リード制御部5、およびデータセレクタ6で構成され、制御部1から出力されたレジスタライト信号により繰返リード制御部5のリードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、1回目にSDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すとき、そのデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ4に記憶させ、そのデータ群を繰り返して読み出す2回目以降の読み出しではデータバッファ4から読み出したデータ群を制御部1へ通知する。
上述した構成の作用を図2の第1の実施例におけるSDRAMのメモリマップの説明図、図3〜図5の第1の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、図2に示すように制御部1のアドレス空間として連続したアドレスADR1からアドレスADR36に記憶された36個のデータDATA1からデータDATA36のデータ群をSDRAM2から読み出すものとし、またアドレスADR35とアドレスADR36との間はROWアドレス等の行アドレスの境界となっているものとする。
制御部1は、繰返リード制御部5へレジスタライト信号を出力してリードアドレス領域レジスタに繰り返して読み出すSDRAM2に記憶されたデータ群を指定するための情報として先頭アドレスADR1ならびに末尾アドレスADR36を設定し、また繰返リード回数レジスタにそのデータ群を繰り返して読み出す回数を設定する。
繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、1回目にSDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すとき、そのデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ4に記憶させ、そのデータ群を繰り返して読み出す2回目以降の読み出しではデータバッファ4から読み出したデータ群を制御部1へ通知する。
その動作を図3〜図5のタイミングチャートに基づいて説明する。
繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、SDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すためにコントローラ3へ先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号およびリード要求信号を出力する。
コントローラ3は、繰返リード制御部5から出力されたアドレス信号およびリード要求信号を入力するとSDRAM2へアクトコマンド(図3に示すクロック:S2)を出力し、その後順次アドレスADR1からアドレスADR35までのアドレス信号とともにリードコマンド(図3に示すクロック:S6〜S40)を出力する。
SDRAM2は、コントローラ3からの信号を入力するとデータDATA1からデータDATA35を出力する(図3に示すクロック:S10〜S44)。
このとき、繰返リード制御部5は、データバッファ4へライトイネーブル信号を出力(図3に示すクロック:S10〜S44)するとともにデータセレクタ6へSDRAM2から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
次に、コントローラ3は、行アドレスを変更するため、SDRAM2へプリチャージコマンド(図4に示すクロック:S49)、アクトコマンド(図4に示すクロック:S53)を出力し、その後アドレスADR36のアドレス信号とともにリードコマンド(図4に示すクロック:S57)を出力する。
SDRAM2は、コントローラ3からの信号を入力するとデータDATA36を出力する(図4に示すクロック:S61)。
このとき、繰返リード制御部5は、データバッファ4へライトイネーブル信号を出力(図4に示すクロック:S61)するとともにデータセレクタ6へSDRAM2から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
このようにして、SDRAM2から出力されたデータDATA1からデータDATA36までのデータ群はデータバッファ4に記憶されるとともに制御部1へ出力し、1回目のデータ群の読み出しを終了する。
次に、繰返リード制御部5は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従って2回目のデータ群の読み出しを開始し、データバッファ4に記憶されたデータ群を読み出すためにデータバッファ4へ先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号およびリード要求信号を出力(図4に示すクロック:S61〜S72,図5に示すS73〜S96)する。なお、先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号は、データバッファ4のアドレスを示す信号であり、例えば“1”から“36”までのアドレス信号等であり、SDRAM2へ出力するアドレス信号と異なるものであってもよい。
このとき、繰返リード制御部5は、データセレクタ6へデータバッファ4から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
このようにして、データバッファ4から出力されたデータDATA1からデータDATA36までのデータ群を制御部1へ出力し、2回目のデータ群の読み出しを終了する。
以降、繰返リード制御部5は、リード回数レジスタに設定された情報に従いクロックS61〜S96の動作を繰返リードアドレス領域レジスタに設定された領域のデータ群を繰り返して読み出してそのデータ群を制御部1へ通知する。
このようにデータ群の2回目以降の読み出しをデータバッファ4から行うようにしたことにより、2回目以降の読み出し動作において、繰り返してデータを読み出す度にSDRAM2に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する必要がなくなり、データ群を繰り返して読出す時間を短縮することができる。
なお、本実施例では、SDRAM2はSDR−SDRAMとして説明したが、DDR−SDRAMやDDR2−SDRAM等であってもよい。
以上説明したように、第1の実施例では、データ群の2回目以降の読み出しをデータバッファ4から行うようにしたことにより、2回目以降の読み出し動作において、繰り返してデータを読み出す度にSDRAM2に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する必要がなくなり、データ群を繰り返して読出す時間を短縮することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成にFIFO(First−In First−Out)を付加したものである。
その第2の実施例の構成を図6の第2の実施例におけるメモリ制御装置の構成を示すブロック図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6において、8はデータバッファであり、コントローラ3がSDRAM2へプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行している間、すなわちSDRAM2から最小のサイクルでデータを読み出すことができない間に制御部1へ出力するためのデータを予めSDRAM2から読み出して一時的に記憶しておくもの、例えばプリチャージが不要なスタティックRAM等の記憶部である。なお、本実施例では、データバッファ8からのデータの読み出しに1サイクルが必要なものとする。
このデータバッファ8は、SDRAM2のROWアドレス等の行アドレスの変更が必要になる場合、コントローラ3がSDRAM2へプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行するために必要なサイクル数nの2倍に相当するデータ容量(2nデータ分)を少なくとも備えている。
これは、SDRAM2からデータを読み出す場合、コントローラ3がSDRAM2へプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを2巡して発行する場合があり、その間はSDRAM2から最小サイクルでデータを読み出すことができないため、そのSDRAM2から最小サイクルでデータを読み出すことができない間はデータバッファ8に記憶しておいたデータを出力できるようにデータ容量を少なくとも2nとしている。
例えば、図11に示すように制御部1のアドレス空間として連続したアドレスADR1からアドレスADR36に記憶された36個のデータDATA1からデータDATA36のデータ群をSDRAM2から読み出すものとし、またアドレスADR35とアドレスADR36との間はROWアドレス等の行アドレスの境界となっている場合、図13および図14に示すようにコントローラ3は36番目のデータ(DATA36)を読み出すときにプリチャージ81、アクト82、リード83の順にコマンドをSDRAM2へ発行する必要があり、その直後に1番目のデータ(DATA1)を再度繰り返して読み出すとき、プリチャージ84、アクト85、リード86の順にコマンドをSDRAM2へ発行する必要がある。このような場合、コントローラ3がSDRAM2へプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを2巡して発行する必要があるからである。
なお、本実施例では、1回のプリチャージ、アクト、リードのコマンドの発行に17サイクルを必要とするとものとし、データバッファ8の容量は、その2回分のサイクル数である34データ分として説明する。
9はFIFOであり、例えばプリチャージが不要なスタティックRAM等の記憶部である。このFIFO9は先に格納したデータを先に読み出す先入れ先出し方式のメモリ(先入れ先出し記憶部)である。本実施例ではFIFO9からのデータの読み出しに1サイクルが必要なものとする。
このFIFO9の容量は少なくともデータバッファ8と同じデータ容量(少なくとも2nデータ分)とする。その理由は、データバッファ8に記憶されたすべてのデータを読み出す間(2nサイクル)にSDRAM2から読み出したデータ(少なくとも2nデータ分)を蓄積して格納するためである。本実施例では、データバッファ8と同じ34データを記憶する容量を有するものとする。
10は繰返リード制御部であり、SDRAM2に記憶されたデータ群を繰り返して読み出すためにコントローラ3、データバッファ8、およびFIFO9等へアドレス信号やライトイネーブル信号、リードイネーブル信号等の信号を出力等する制御を行うものである。
この繰返リード制御部10は、繰り返して読み出すSDRAM2に記憶されたデータ群を指定するための情報を記憶するリードアドレス領域レジスタ、例えばデータ群の先頭アドレスおよび末尾アドレス、データ群の先頭アドレスおよびデータ数等を記憶するレジスタであり、またそのデータ群を繰り返して読み出す回数を記憶する繰返リード回数レジスタを備えている。
このリードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタは、制御部1からのレジスタライト制御信号等により書き込むことができるようになっている。
繰返リード制御部10は、リードアドレス領域レジスタに記憶された情報に基づいてSDRAM2へデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号を出力し、またデータバッファ8へデータを書き込むアドレスやデータバッファ8からデータを読み出すアドレスを指定するためのアドレス信号およびSDRAM2から読み出したデータを記憶させるためのライトイネーブル信号を出力する。
さらに、繰返リード制御部5は、FIFO9へSDRAM2から読み出したデータをFIFO9に記憶させるためのライトイネーブル信号やFIFO9から記憶したデータを読み出すためのリードイネーブル信号を出力する。
また、繰返リード制御部5は、コントローラ3を介してSDRAM2からデータを読み出すこと、データバッファ8からデータを読み出すこと、またはFIFO9からデータを読み出すことを選択するためのセレクト信号を後述するデータセレクタへ出力する。
11はデータセレクタであり、繰返リード制御部10から出力されたセレクト信号を入力し、そのセレクト信号にしたがってコントローラ3を介してSDRAM2から出力されるデータを選択し、データバッファ8から出力されるデータを選択し、またはFIFO9から出力されるデータを選択して選択したデータを制御部1へ出力する。
このようにメモリ制御装置7は、コントローラ3、データバッファ8、繰返リード制御部10、およびデータセレクタ11で構成され、制御部1から出力されたレジスタライト信号により繰返リード制御部10のリードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、1回目にSDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すとき、そのデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8に記憶させ、そのデータ群を繰り返して読み出す2回目以降の読み出しではデータバッファ8から読み出したデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8からデータ群を読み出している動作に並行してSDRAM2から読み出したデータをFIFO9に格納し、そのFIFO9に格納したデータを順次制御部1へ通知する。
上述した構成の作用を図7〜図9の第2の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、本実施例においても図2に示すように制御部1のアドレス空間として連続したアドレスADR1からアドレスADR36に記憶された36個のデータDATA1からデータDATA36のデータ群をSDRAM2から読み出すものとし、またアドレスADR35とアドレスADR36との間はROWアドレス等の行アドレスの境界となっているものとする。
制御部1は、繰返リード制御部10へレジスタライト信号を出力してリードアドレス領域レジスタに繰り返して読み出すSDRAM2に記憶されたデータ群を指定するための情報として先頭アドレスADR1ならびに末尾アドレスADR36を設定し、また繰返リード回数レジスタにそのデータ群を繰り返して読み出す回数を設定する。
繰返リード制御部10は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、1回目にSDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すとき、そのデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8に記憶させ、そのデータ群を繰り返して読み出す2回目以降の読み出しではデータバッファ8から読み出したデータ群を制御部1へ通知するとともにデータバッファ8からデータ群を読み出している動作に並行してSDRAM2から読み出したデータをFIFO9に格納し、データバッファ8からデータ群の読み出しが終了した後、そのFIFO9に格納したデータを順次制御部1へ通知する。
その動作を図7〜図9のタイミングチャートに基づいて説明する。
繰返リード制御部10は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従い、SDRAM2に記憶されたデータ群を読み出すためにコントローラ3へ先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR36までのアドレス信号およびリード要求信号を出力する。
コントローラ3は、繰返リード制御部10から出力されたアドレス信号およびリード要求信号を入力するとSDRAM2へアクトコマンド(図7に示すクロック:S2)を出力し、その後順次アドレスADR1からアドレスADR35までのアドレス信号とともにリードコマンド(図7に示すクロック:S6〜S40)を出力する。
SDRAM2は、コントローラ3からの信号を入力するとデータDATA1からデータDATA35を、プリチャージを必要としない最小のサイクルで出力する(図7に示すクロック:S10〜S44)。
このとき、繰返リード制御部10は、データDATA1からデータDATA34までをデータバッファ8に記憶させるためデータバッファ8へライトイネーブル信号を出力(図7に示すクロック:S10〜S43)するとともにデータセレクタ11へSDRAM2から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
次に、コントローラ3は、行アドレスを変更するため、SDRAM2へプリチャージコマンド(図8に示すクロック:S49)、アクトコマンド(図8に示すクロック:S53)を出力し、その後アドレスADR36のアドレス信号とともにリードコマンド(図8に示すクロック:S57)を出力する。このとき、繰返リード制御部10は、データセレクタ11へSDRAM2から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
SDRAM2は、コントローラ3からの信号を入力するとデータDATA36を出力する(図8に示すクロック:S61)。
このようにして、SDRAM2から出力されたデータDATA1からデータDATA34までのデータ群はデータバッファ8に記憶されるとともに制御部1へ出力され、またデータDATA35およびデータDATA36は制御部1へ出力されて1回目のデータ群の読み出しを終了する。
次に、繰返リード制御部10は、リードアドレス領域レジスタおよび繰返リード回数レジスタに設定された情報に従って2回目のデータ群の読み出しを開始し、データバッファ8に記憶されたデータ群を読み出すためにデータバッファ8へ先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR34までのアドレス信号およびリード要求信号を出力(図8に示すクロック:S61〜S73,図9に示すS74〜S94)する。なお、先頭アドレスADR1から末尾アドレスADR34までのアドレス信号は、データバッファ8のアドレスを示す信号であり、例えば“1”から“34”までのアドレス信号等であり、SDRAM2へ出力するアドレス信号と異なるものであってもよい。
このとき、繰返リード制御部10は、データセレクタ11へデータバッファ8から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
このようにして、データバッファ8から出力されたデータDATA1からデータDATA34までのデータ群を制御部1へ出力する。
一方、データバッファ8からデータDATA1からデータDATA34までのデータ群を制御部1へ出力する動作に並行してコントローラ3は、行アドレスを変更するため、SDRAM2へプリチャージコマンド(図8に示すクロック:S66)、アクトコマンド(図8に示すクロック:S70)を出力し、その後アドレスADR35のアドレス信号とともにリードコマンド(図9に示すクロック:S74)を出力する。このとき、繰返リード制御部10は、FIFO9にライトイネーブル信号(図9に示すクロック:S78)を出力し、SDRAM2から読み出したデータDATA35をFIFO9に書き込む。
その後、コントローラ3は、行アドレスを変更するため、SDRAM2へプリチャージコマンド(図9に示すクロック:S83)、アクトコマンド(図9に示すクロック:S87)を出力し、その後アドレスADR36のアドレス信号とともにリードコマンド(図9に示すクロック:S91)を出力する。このとき、繰返リード制御部10は、FIFO9にライトイネーブル信号(図9に示すクロック:S95)を出力し、SDRAM2から読み出したデータDATA36をFIFO9に書き込む。
このようにデータバッファ8からデータDATA1からデータDATA34までのデータ群を制御部1へ出力する動作に並行してコントローラ3がSDRAM2へプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する必要があるデータDATA35およびデータDATA36を読出し、FIFO9に格納する。すなわち、コントローラ3がSDRAM2へプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する必要があり、SDRAM2から最小サイクルでデータを読み出すことができない間はデータバッファ8に記憶してあるデータDATA1からデータDATA34までのデータ群をデータバッファ8から読み出して制御部1へ出力する。
繰返リード制御部10は、データバッファ8から読み出したデータDATA1からデータDATA34までのデータ群を制御部1へ出力すると、FIFO9へリードイネーブル信号(図9に示すクロック:S95、S96)を出力し、FIFO9に格納されたデータを先入れ先出し方式、すなわちデータDATA35、データDATA36の順に読み出す(図9に示すクロック:S96、S97)。
このとき、繰返リード制御部10は、データセレクタ11へFIFO9から読み出したデータを制御部1へ通知することを指示するセレクト信号を出力する。
このようにして、FIFO9から出力されたデータDATA35およびデータDATA36を制御部1へ出力する。
以降、繰返リード制御部10は、繰返リード回数レジスタに設定された情報にしたがってクロックS61〜S96の動作を繰り返し、リードアドレス領域レジスタに設定された領域のデータ群を繰り返して読み出してそのデータ群を制御部1へ通知する。
このようにデータ群の2回目以降の読み出しをデータバッファ8およびFIFO9から行うようにしたことにより、2回目以降の読み出し動作において、行アドレスを変更してデータを読み出す必要がある場合であってもSDRAM2に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する動作と並行してデータバッファ8に記憶したデータを読み出すことができ、データ群を繰り返して読出す時間を短縮することができる。
また、FIFO9を設けたことによりデータバッファ8の容量は、SDRAM2に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する動作に並行して読み出すデータの容量となるため、その容量を削減することができる。
なお、本実施例では、SDRAM2はSDR−SDRAMとして説明したが、DDR−SDRAMやDDR2−SDRAM等であってもよい。
以上説明したように、第2の実施例では、データ群の2回目以降の読み出しをデータバッファ8およびFIFO9から行うようにしたことにより、2回目以降の読み出し動作において、行アドレスを変更してデータを読み出す必要がある場合であってもSDRAM2に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する動作と並行してデータバッファ8に記憶したデータを読み出すことができ、データ群を繰り返して読出す時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、FIFO9を設けたことによりデータバッファ8の容量は、SDRAM2に対してプリチャージ、アクト、リードの順にコマンドを発行する動作に並行して読み出すデータの容量となるため、その容量を削減することができるという効果が得られる。
第1の実施例におけるメモリ制御装置の構成を示すブロック図 第1の実施例におけるSDRAMのメモリマップの説明図 第1の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 第1の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 第1の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 第2の実施例におけるメモリ制御装置の構成を示すブロック図 第2の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 第2の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 第2の実施例におけるSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 従来のメモリ制御装置の構成を示すブロック図 従来のSDRAMのメモリマップの説明図 従来のSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 従来のSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート 従来のSDRAMからデータを読み出す動作のタイミングチャート
符号の説明
1 制御部
2 SDRAM
3 コントローラ
4、8 データバッファ
5、10 繰返リード制御部
6、11 データセレクタ
7 メモリ制御装置
9 FIFO

Claims (2)

  1. 行アドレスを変更してデータを読出すときプリチャージが必要になる同期型メモリからデータを読出すメモリ制御装置において、
    連続する複数のデータが格納された同期型メモリのアドレスを記憶するリードアドレス領域レジスタおよび該データを繰り返して読み出す回数を記憶する繰返リード回数レジスタを備えた繰返リード制御部と、
    前記リードアドレス領域レジスタに記憶されたアドレスに基づいて同期型メモリから連続する複数のデータを読み出すとき、プリチャージにより同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間に出力する連続する複数のデータを1回目の読出し時に記憶しておくプリチャージが不要な記憶部とを設け、
    前記繰返リード回数レジスタに格納された回数に基づいて同期型メモリに格納された連続する複数のデータを繰り返して読み出すとき、2回目以降の読出し時に同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間は前記記憶部から連続する複数のデータを読み出すようにしたことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 請求項のメモリ制御装置において、
    前記2回目以降の読出し時に同期型メモリから最小サイクルでデータを読み出すことができない間に読み出したデータは、先に記憶したデータを先に読み出す先入れ先出し記憶部に記憶させるようにしたことを特徴とするメモリ制御装置。
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