JP5321320B2 - 発酵能力が向上された酵母及びその利用 - Google Patents
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Description
本発明の酵母において、発現が増強される遺伝子がコードする各酵素の解糖系での位置関係を図1に示す。ヘキソキナーゼ(HXK2等)やグルコキナーゼ(GLK1等)は、グルコースを分解する解糖系の入り口の酵素である。フォスフォフルクトキナーゼ(PFK2等)は、グルコース6-リン酸から異性化されたフルクトース6-リン酸をリン酸化する酵素であると同時に、ペントースリン酸経路から流れ込む、キシロース由来の分解物としてのフルクトース6-リン酸を解糖系に導入する酵素である。アルコールデヒドロゲナーゼ(ADH1等)はエタノール生産の最終段階の酵素である。
(2)キシロースをキシリトールに変換するキシロースレダクターゼ(XR)とキシリトールをキシルロースに変換するキシリトールデヒドロゲナーゼ(XDH)をそれぞれコードする遺伝子を導入する。
本発明の形質転換酵母を得るには、これらの各遺伝子(HXK遺伝子、GLK遺伝子、PFK遺伝子、ADH遺伝子)のいずれかを保持する組換えクターを用いて宿主酵母を形質転換する。組換えベクターは、典型的には、上記各遺伝子の発現を目的とした発現ベクターとして各種形態を採ることができる。
本発明の有用物質の生産方法は、グルコース、キシロース、マンノース、ガラクトースおよびアラビノースからなる群から選択される1種又は2種以上の糖を含む炭素源の存在下、本発明の酵母を用いて発酵する工程を備えることができる。本発明の生産方法によれば、酵母における解糖系が強化されているため、これらの炭素源を利用したとき、糖消費速度、糖からの物質生産速度及び糖からの生産物収率の少なくともいずれかを向上させて、効率的に有用物質を生産することができる。
(1)XK遺伝子導入用ベクター
酵母S. cerevisiae由来のキシルロキナーゼ(XK)遺伝子の酵母導入用ベクター、pXhisHph-HOR7p-ScXKを作製した(図2)。このベクターには、5’側にHOR7プロモーター、3’側にTDH3ターミネーターが付加された、S. cerevisiae NBRC304 株由来のXK遺伝子であるXKS1(genebank:X61377)をふくむ遺伝子配列、酵母ゲノム上への相同組換え領域として、ヒスチジン合成酵素(HIS3)遺伝子の上流約500bpの領域の遺伝子配列(HIS3U)、及びその下流の約500bpの領域の遺伝子配列(HIS3D)、並びにマーカーとして、5’側にTDH2プロモーター、3’側にCYC1tターミネーターが付加された、ハイグロマイシンフォスフォトランスフェラーゼ(hph)遺伝子を含む遺伝子配列が含まれるように構築した。
Piromyces sp. E2由来のキシロースイソメラーゼ(XI)遺伝子の酵母導入用ベクター、pXLG-HOR7p-PsE2XIを作製した(図3)。このベクターには、5’側にHOR7プロモーター、3’側にTDH3ターミネーターが付加された、Piromyces sp. E2由来のXI遺伝子であるPiXI(Genbank:AJ249909)を含む遺伝子配列、酵母ゲノム上への相同組換え領域として、ロイシン合成酵素(LEU2)遺伝子の5’領域約500bpの遺伝子配列(LEU2U)、及びその下流の約500bpの領域の遺伝子配列(LEU2D)、並びにマーカーとして、5’側にTDH2プロモーター、3’側にCYC1ターミネーターが付加された、アミノグリコシドフォスフォトランスフェラーゼ(G418)遺伝子を含む遺伝子配列が含まれるように構築した。
S. cerevisiae由来のトランスアルドラーゼ1(TAL1)遺伝子およびトランスケトラーゼ1(TKL1)遺伝子の酵母導入用ベクター、pXAd3H-HOR7p-ScTAL1-ScTKL1を作製した(図4)。このベクターに、5’側にHOR7プロモーター、3’側にTDH3ターミネーターが付加された、S. cerevisiae S288 株由来のTAL1遺伝子であるTAL1(Genbank:U19102)をふくむ遺伝子配列、および5’側にHOR7プロモーター、3’側にTDH3ターミネーターが付加された、S. cerevisiae S288 株由来のTKL1遺伝子であるTKL1(Genbank:X73224)をふくむ遺伝子配列、酵母ゲノム上への相同組換え領域として、アルコールデヒドロゲナーゼ3(ADH3)遺伝子の上流約500bpの領域の遺伝子配列(ADH3U)、及びその下流約500bpの領域の遺伝子配列(ADH3D)、並びにマーカーとして、ヒスチジン合成酵素(HIS3)遺伝子を含む遺伝子配列(HIS3 marker)が含まれるように構築した。
S. cerevisiae由来のリブロースリン酸エピメラーゼ1(RPE1)遺伝子およびリボースリン酸ケトイソメラーゼ(RKI1)遺伝子の酵母導入用ベクター、pXGr3L-HOR7p-ScRPE1-ScRKI1を作製した(図5)。このベクターに、5’側にHOR7プロモーター、3’側にTDH3ターミネーターが付加された、S. cerevisiae S288 株由来のRPE1遺伝子であるRPE1(Genbank:X83571)をふくむ遺伝子配列、および5’側にHOR7プロモーター、3’側にTDH3ターミネーターが付加された、S. cerevisiae S288 株由来のRKI1遺伝子(Genbank:Z75003)をふくむ遺伝子配列、酵母ゲノム上への相同組換えおよびアルドースレダクターゼ3(GRE3)遺伝子を破壊するための領域として、GRE3遺伝子の上流約1000bpの遺伝子配列(GRE3U)、GRE3遺伝子の3’領域約500bpを含む約800bpの領域の遺伝子配列(GRE3D)、並びにマーカーとして、ロイシン合成酵素(LEU2)遺伝子を含む遺伝子配列(LEU2 marker)が含まれるように構築した。
Piromyces sp. E2由来のXI遺伝子を染色体上に多コピー導入することが可能なベクター、pRS524-HOR7p-PiXIを作製した(図6)。このベクターには、5’側にHOR7プロモーター、3’側にTDH3ターミネーターが付加された、Piromyces sp. E2由来のXI遺伝子であるPiXIを含む遺伝子配列、酵母ゲノム上への相同組換え領域として、rRNA遺伝子(rDNA)との相同配列であるR45およびR67の遺伝子配列、並びにマーカーとして、プロモーター部分を欠失して発現量を低下させたTRP1d markerの遺伝子配列が含まれるように構築した。R45およびR67の遺伝子配列により、PiXIを含む遺伝子配列が第12番染色体上に多コピー導入される。さらにTRP1d markerは多コピーで染色体上に導入された場合にはじめてマーカーとして機能する。
図2〜図5に示すベクターを用いてキシロースを資化することができる酵母株を作製した。酵母の形質転換はFrozen-EZ Yeast Transformation II(ZYMO RESEARCH)を用い、添付のプロトコルに従って行った。まず、図2に示すpXhisHph-HOR7p-ScXKベクターを制限酵素Sse8387Iで消化した断片を用いて、宿主である酵母S. cerevisiae MT8-1株の形質転換を行い、YPD+HYG寒天培地に塗布し、生育したコロニーを新たなYPD+HYG寒天培地に画線培養してコロニーを純化した。純化された選択株をIX100株と命名した。つぎに、図3に示すpXLG-HOR7p-PsE2XIベクターを制限酵素Sse8387Iで消化した断片を用いて、IX100株の形質転換を行い、YPD+G418寒天培地に塗布し、生育したコロニーを新たなYPD+G418寒天培地に画線培養してコロニーを純化した。純化された選択株をIX200と命名した。
図6に示すpRS524-HOR7p-PiXIを制限酵素FseIで消化した断片を用いて、IX700株の形質転換を行い、SD-W寒天培地に塗布し、生育したコロニーを新たなSD-W寒天培地に画線培養してコロニーを純化した。純化された選択株をIX700M株と命名した。さらに、IX700M株を、キシロースを炭素源としたSX-HLW寒天培地に塗布し、30℃で48時間培養したところ、菌体の増殖が確認できた。
作製した酵母株における、導入した遺伝子の発現量を以下の方法で定量し、比較した。宿主株であるMT8-1株、IX200株、IX400株およびIX700株を、それぞれSD+all培地、SD-H培地およびSD-HL培地5 mlで30℃、24時間培養した。菌体を回収し、滅菌水で洗浄後、OD600で10の濃度となるように滅菌水で懸濁した懸濁液をそれぞれ600μlずつエッペンチューブに分注し、500×gで2分間遠心して上清を除去した。回収した菌体から、YeaSter RNA Kit(ZYMO RESEARCH)を用いてtotal RNAを抽出した。さらに、抽出液中から残存DNAを除去するために、DNA-Free RNA Kit(ZYMO RESEARCH)を用いてDNAの分解、total RNAの精製を行った。精製したtotal RNA溶液は逆転写反応を行うまで−80℃のディープフリーザで保存した。
IX700株のキシロース資化能力を評価するため、キシロースを炭素源とした培地での増殖試験を行った。MT8-1株とIX700株をそれぞれSD+all培地およびSD-HL培地5 mlで30℃、24時間培養し、L字型試験管に調製したSX+all培地およびSX-HL培地5 mlに、酵母培養液を終濃度がOD600で0.1となるようにそれぞれ加え、増殖試験を開始した。増殖試験はバイオフォトレコーダーTVS062CA(ADVANTEC)を用いて30℃、70 rpm、好気条件で行った。増殖試験の結果、IX700株はキシロースでの増殖が可能であることを確認した(図8)。しかしその増殖速度は非常に遅く、十分に生育できなかった。
IX700M株のキシロース資化能力を評価するため、キシロースを炭素源とした培地での増殖試験を行った。IX700株とIX700M株をそれぞれSD-HL培地、S X-HLW培地5mlで30℃、24時間培養し、L字型試験管に調製したSX-HL培地、SX-HLW培地5mlに、酵母培養液を終濃度がOD600で0.1となるようにそれぞれ加え、増殖試験を開始した。増殖試験はバイオフォトレコーダーTVS062CA(ADVANTEC)を用いて30℃、70 rpm、好気条件で行った。増殖試験の結果、IX700M株はIX700株と比べてキシロースでの増殖速度が大幅に向上していることを確認した。(図9)。
IX700M株はキシロースを炭素源とした好気での増殖能力が優れていたため、IX700M株を用いてキシロースを炭素源としたエタノール発酵を行った。まず、IX700M株をSX-HLW培地5 mlで30℃、24時間培養した。次に、培養液をバッフル付き三角フラスコに調製した新しいSX-HLW培地250 mlに全量添加し、30℃、80 rpmで48時間、好気的に培養を行った。培養後、培養液を1000×gで5分遠心して菌体を回収した。培養液中の基質の持ち込みを抑えるため、回収した菌体を滅菌水で再懸濁し、1000×g、5分遠心を行い菌体を回収した。この洗浄操作は2回行い、洗浄後の菌体を滅菌水に懸濁した。
酵母のキシロース発酵能力を向上させることを目的として、キシロースからエタノールに至る代謝経路(解糖系)上の遺伝子を過剰発現するためのプラスミドを下記の手順で作製した。
酵母菌体内で遺伝子を過剰発現するために、酵母の2μプラスミドpRS436GAP(DDBJ accession No.304862)を用いた。pRS436GAPはマルチクローニングサイトを挟んで転写プロモータおよび転写ターミネータとしてそれぞれS. cerevisiae由来のTDH3プロモータ、CYC1ターミネータをもつ酵母-大腸菌シャトルベクターであり、マルチクローニングサイト内のSacII-XhoIサイトに遺伝子を挿入して各遺伝子を過剰発現した。
上記で作製された25種類の発現プラスミドと、コントロールとしてpRS436GAPの空ベクターをそれぞれ約1μg用いてIX700M株の形質転換を行い、各遺伝子の過剰発現ベクターが導入された形質転換体をSX-HLUW寒天培地上で選抜した。
上記で作製された26種類の形質転換体をそれぞれSX-HLUW培地に接種し、3日間静置培養を行ったものを前培養液とした。次に、5ml のSX-HLUW培地を入れた15 ml容プラスチックチューブに上記の前培養液を0.1 ml接種し、密栓したのち30℃で振とう培養(80 rpm)を行った。培養3日後に培養液を分取し、液体クロマトグラフィーにより基質および生産物の分析を行った。消費キシロース量、エタノール生産量、エタノール収率(理論収率比)を、エタノール生産量順でソートした結果を図11に示す。ADH1、GLK1、PFK2、およびHXK2遺伝子を導入したIX700M株ではコントロールに比べてキシロース消費量とエタノール生産量が増加することが明らかとなった。
上記実験でエタノール生産量増大促進効果の高かったADH1、PFK2、およびGLK1遺伝子過剰発現株について、100mlの密封ボトルを用いた発酵試験を行った。
IX700M/ADH1、IX700M/PFK2、IX700M/GLK1、IX700M/Control株をSX-HLUW培地5 mlで30℃、24時間培養した。次に、培養液をバッフル付き三角フラスコに調製した新しいSX-HLUW培地250 mlに全量添加し、30℃、80 rpmで48時間、好気的に培養を行った。培養後、培養液を1000×gで5分遠心して菌体を回収した。培養液中の基質の持ち込みを抑えるため、回収した菌体を滅菌水で再懸濁し、1000×g、5分遠心を行い菌体を回収した。この洗浄操作は2回行い、洗浄後の菌体を滅菌水に懸濁した。
ADH1やGLK1、PFK2、HXK2は解糖系の酵素もしくはエタノール生産に関連する酵素であるため、各遺伝子の過剰発現が、キシロースだけでなくグルコースやマンノースなどからのエタノール生産にも効果があることが考えられる。そこでADH1、GLK1、PFK2、HXK2過剰発現株のグルコースおよびマンノースでのエタノール生産能力を評価した。
Claims (11)
- キシロース資化性を有する酵母であって、
アルコールデヒドロゲナーゼ1をコードする遺伝子及びキシロースイソメラーゼをコードする遺伝子の発現が増強され、
キシルロキナーゼをコードする遺伝子、トランスアルドラーゼをコードする遺伝子、トランスケトラーゼをコードする遺伝子、リブロース5リン酸エピメラーゼをコードする遺伝子、及びリボース5リン酸ケトイソメラーゼをコードする遺伝子の発現が増強されている、キシロース資化能が増強されている、サッカロマイセス・セレビジエ(Saccharomyces cerevisiae)。 - 前記トランスアルドラーゼをコードする遺伝子は、トランスアルドラーゼ1遺伝子であり、前記トランスケトラーゼをコードする遺伝子は、トランスケトラーゼ1遺伝子であり、前記リブロース5リン酸エピメラーゼをコードする遺伝子は、リブロース5リン酸エピメラーゼ1遺伝子であり、前記リボース5リン酸ケトイソメラーゼをコードする遺伝子は、リボース5リン酸ケトイソメラーゼ1遺伝子である、請求項1に記載のサッカロマイセス・セレビジエ。
- さらに、フォスフォフルクトキナーゼをコードする遺伝子の発現が増強されている、請求項1又は2に記載のサッカロマイセス・セレビジエ。
- 前記フォスフォフルクトキナーゼ遺伝子は、フォスフォフルクトキナーゼ2遺伝子である、請求項3に記載のサッカロマイセス・セレビジエ。
- さらに、グルコキナーゼをコードする遺伝子をコードする遺伝子の発現が増強されている、請求項1〜4のいずれかに記載のサッカロマイセス・セレビジエ。
- 前記グルコキナーゼ遺伝子は、グルコキナーゼ1遺伝子である、請求項5に記載の酵母。
- 前記酵母は、エタノール、乳酸、酢酸、1,3−プロパン−ジオール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、コハク酸、エチレン及びグリセロールからなる群から選択される1種又は2種以上の物質の生産に関する外因性又は内因性の遺伝子を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の酵母。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の酵母を含む、キシロースを含む炭素源を利用して発酵する発酵用材料。
- 少なくともキシロースを含む炭素源の存在下、請求項1〜8のいずれかに記載の酵母を用いて発酵する工程、
を備える、有用物質の生産方法。 - 前記有用物質は、エタノール、乳酸、酢酸、1,3−プロパン−ジオール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、コハク酸、エチレンおよびグリセロールからなる群から選択されるいずれかの発酵産物である、請求項9に記載の生産方法。
- 前記有用物質は、エタノールである、請求項10に記載の生産方法。
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