JP5321317B2 - 音響システム - Google Patents

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Description

この発明は、音響ネットワークに複数のデバイスを接続して構成された音響システムに関する。
従来、音響信号が入力される1つの入力装置に複数のミキシング装置を並列に接続して構成されるミキシングシステムが知られている。入力装置では、入力装置に入力される音響信号のゲインが調整手段で調整され、調整された音響信号が入力装置に接続されている複数のミキシング装置のすべてに並列に供給される。1つのミキシング装置では、入力装置の調整手段で調整されたゲインの調整量を入力装置から受信して、受信したゲイン調整量に基づいて、入力装置から供給された音響信号のレベルを、入力装置におけるゲインの調整量をキャンセルするよう補正している。これにより、個々のミキシング装置にとって必ずしも最適なゲインの調整とは限らないゲインの調整が入力装置において行われていても、ゲイン調整が個々のミキシング装置側で自動的にキャンセルされるようになる。
また、ゲインの自動補償機能を有するディジタルミキサも従来知られている。このディジタルミキサにおけるアナログ入力ポートに外部から入力されたアナログ信号は、アナログゲイン可変のアンプでレベル調整されて、A/D変換器でディジタル信号に変換される。入力チャンネルには、入力ポートからのディジタル信号が入力パッチを介して入力され、ディジタルゲインが可変のアッテネータによりディジタル信号のレベル調整が行われ、さらにイコライザ、コンプレッサ、フェーダ等により音響特性が調整される。そして、ゲインの自動調整を「オン」に設定している場合は、ユーザが入力ポートにおけるアナログゲインを変更すると、それを打ち消すように、入力チャンネルにおけるアッテネータのディジタルゲインが変更されて、ゲインが自動補償されるようになる。
さらに、ネットワーク型音響システムが従来から知られている。このネットワーク型音響システムは、複数のデバイスがループ状に接続されており、デバイス間においてループ伝送可能な音響ネットワークから構成されている。そして、ネットワーク型音響システムを構成している各デバイスに、ミキシングシステムの一部の動作(入力動作、ミキシング動作、出力動作等)がそれぞれ分担されて、全体として1つの音響システムが構成されている。なお、音響ネットワークでは、音響信号をリアルタイム伝送でき、さらに、同じケーブルで制御信号も伝送することができるようにされている。
特許第4052072号公報 特開2007−43249号公報 特開2007−295551号公報
ここで、従来のネットワーク型音響システムにおいて、入力ポートを備え入力動作を行う入力デバイスと、入力チャンネルを備えミキシング動作を行うミキシングデバイスとを少なくとも備えているものとする。このようなネットワーク型音響システムにおいて、従来のゲインの自動補償機能を適用すると、入力デバイスにおいてユーザが入力ポートにおけるアナログゲインを変更すると、それを打ち消すように、ミキシングデバイスの入力チャンネルにおいてディジタルゲインが自動的に変更されるようになる。しかしながら、コンソールからアナログゲインの調整を指示した場合、該指示に応じて入力デバイスにおいてアナログゲインが調整され、かつ、ミキシングデバイスにおいてディジタルゲインが自動調整されることになるが、デバイス間には音響ネットワークが存在しているため、その指示が入力デバイスとミキシングデバイスの2つのデバイスに同時に伝わることはなく、それら2つのデバイスでゲインを変更するタイミングが相互にずれるようになるという問題点があった。
そこで、本発明はタイミングがずれることなくゲインの自動補償ができるネットワーク型の音響システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響システムは、制御装置と、オーディオネットワークに接続された複数のデバイスとで構成される音響システムであって、入力デバイスの各入力ポートにおける自動補償のオンあるいはオフを設定する設定手段と、入力デバイスの各入力ポートのアナログゲインを変更する変更手段とを備える制御装置と、複数の入力ポートを有し、各入力ポートは、入力されたアナログ信号を、前記変更手段で設定されたアナログゲインでレベル制御するアンプ部と、該アンプ部から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換部と、該AD変換部からのディジタル信号を設定されたディジタルゲインでレベル制御する補償部と、前記AD変換部からのディジタル信号と前記補償部からのディジタル信号とのいずれかを選択する選択部と、該選択部で選択されたディジタル信号を前記オーディオネットワークに送出する送出部とを備えている前記入力デバイスと、前記オーディオネットワークに送出されたディジタル信号を受け入れる受入部と、該受入部から入力されたディジタル信号の音響特性を調整する入力チャンネルと、該入力チャンネルからのディジタル信号を混合する混合バスとを備えるミキシングデバイスとを備え、前記制御装置は、ある入力ポートの自動補償がオンされたとき、前記入力デバイスの当該入力ポートにおける前記補償部に所定のディジタルゲインを設定すると共に、当該入力ポートの前記選択部に前記補償部からのディジタル信号を選択させ、当該入力ポートの自動補償がオンされている間は、前記補償部に設定される所定のディジタルゲインが、前記変更手段による当該入力ポートのアナログゲインの変更を打ち消すように設定され、当該入力ポートの自動補償がオフされたとき、前記入力デバイスの当該入力ポートの前記選択部に前記AD変換部からのディジタル信号を選択させることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、入力デバイスにおいて、入力ポートのアナログゲインの変更が、入力デバイスに設けられている補償部に設定されるディジタルゲインにより打ち消されることから、ネットワーク型の音響システムのゲインの自動補償機能において、タイミングがずれることなくゲインの自動補償ができるようになる。
本発明の実施例にかかる音響システムの全体構成を示す図である。 本発明の音響システムにおけるコンソールのハード構成を示すブロック図である。 本発明の音響システムにおけるミキシングエンジンのハード構成を示すブロック図である。 本発明の音響システムにおけるI/Oデバイスのハード構成を示すブロック図である。 本発明の音響システムにおけるオーディオネットワークにおける音響信号の接続の等価図である。 本発明の音響システムにおける信号処理の流れを示すを示す図である。 本発明の音響システムにおけるI/Oデバイスの音響信号の入力からNIOまでの伝送経路の詳細を示す図である。 本発明の音響システムにおけるミキシングエンジンの音響信号の入力からパッチまでの伝送経路の詳細を示す図である。 本発明の音響システムにおけるミキシングエンジンの音響信号のNIOないしAIOから混合バスまでの伝送経路の詳細を示す図である。 本発明の音響システムにおける自動補償のオンオフ操作処理のフローチャートである。 本発明の音響システムにおけるアナログゲイン変更処理のフローチャートである。 本発明の他の実施例にかかる音響システムの全体構成を示す図である。
本発明の実施例にかかる音響システムの全体構成を示す図を図1に示す。
図1に示す音響システム1は、コンソール(C)1−1と、ミキシングエンジン(E)1−2と、IOデバイス1−3(IO1)と、IOデバイス1−4(IO2)と、IOデバイス1−5(IO3)との各デバイスをリング状に接続したオーディオネットワーク2により構成され、該オーディオネットワーク2上には、フレームを巡回させるためのリング状の伝送経路が形成される。このオーディオネットワーク2に接続されている各デバイス間は物理的な接続ケーブルにより接続されている。オーディオネットワーク2では、接続されている複数のデバイスのうちの1つだけがマスタデバイスとなり、他のデバイスはスレーブとなる。マスタデバイスは、サンプリング周期毎に規則的にフレームをリング状の伝送経路に送信し、送信されたフレームは、伝送経路を巡回してマスタノードに戻ってくる。フレームには複数チャンネル分の記憶領域が含まれており、オーディオネットワーク2に接続されている複数のデバイスの各々に所定の帯域のチャンネルが割り当てられ、このチャンネルを用いて各デバイスは音響信号をオーディオネットワーク2に送信することができる。あるデバイスから送信された音響信号を受信する別のデバイスは、該あるデバイスに割り当てられたチャンネルから音響信号を受信する。また、フレームには、制御信号の記憶領域も含まれており、オーディオネットワーク2では、音響信号を伝送しつつ、任意のデバイスから任意のデバイスへ制御信号を送信することができる。後述する各種リモート制御は、全て、この制御信号の通信を用いて行われる。
オーディオネットワーク2に接続されているデバイスで、アナログあるいはディジタルの音響信号が入力される入力ポートを備えるデバイスにおいて、その入力ポートからの音響信号がオーディオネットワーク2を介してミキシングエンジン1−2で受け取られる。ミキシングエンジン1−2は、音響信号のレベルや周波数特性を調整してミキシングし、出力ポートを備えているデバイスにオーディオネットワーク2を介してミキシング結果の音響信号(ミキシング信号)を送出する。ミキシング信号を受け取ったデバイスは、ミキシング信号を増幅してスピーカ等から放音する。オペレータがコンソール1−1に設けられている各種パネル操作子を操作することにより、各デバイスが備える入力ポートをミキシングエンジン1−2における入力チャンネルのいずれかに割り当てたり、入力チャンネルの音響特性を演奏を最もふさわしく表現していると思われる状態に調整することができる。また、後述する自動補償のオンオフを入力ポート毎に設定することができる。このように、コンソール1−1と、ミキシングエンジン1−2と、IO1〜IO3との各デバイスがリング状に接続されたオーディオネットワーク2により、ミキシングシステムとされる音響システム1が構成されるようになる。なお、コンソール1−1は他のデバイスの制御装置として機能しており、コンソール1−1をリング状のオーディオネットワーク2に接続することに替えて、いずれかのデバイスにコンソール1−1を接続するようにしても良い。
コンソール1−1のハード構成を示すブロック図を図2に示す。図2に示すコンソール1−1において、CPU(Central Processing Unit)10は管理プログラム(OS:Operating System)を実行しており、コンソール1−1の全体の動作をOS上で制御している。コンソール1−1は、CPU10が実行するコンソール用の動作ソフトウェアが格納されていると共にCPU10のワークエリアや各種データ等が記憶されるROM(Read Only Member)RAM(Random Access Memory)11を備えている。パネル表示部12は、液晶等のディスプレイからなり、各種パラメータ値を設定する等の種々の画面が表示される。パネル操作子13は、コンソール1−1のパネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子であり、操作することによりコンソール自身やミキシングエンジン1−2、IOデバイスにおけるパラメータの値やオン・オフを変更することができる。電動フェーダ14は、ミキシングエンジン1−1の入力チャンネルあるいは出力チャンネルにおける音響信号のレベル等を調整するフェーダであり、手動および電動によりレベル調整することができる。AIO15は音響信号の入出力部であり、外部からアナログ音響信号を入力してディジタルの(入力)音響信号に変換してオーディオバス17へ送出する複数のアナログ入力ポートと、オーディオバス17からディジタルの(出力)音響信号を受け取ってアナログ音響信号に変換して外部へ出力する複数のアナログ出力ポートと、外部からディジタルの(入力)音響信号を入力してオーディオバス17へ送出するとともに、オーディオバス17から受け取ったディジタルの(出力)音響信号を外部へ出力する双方向の複数のディジタル入出力ポートとを備えている。NIO16は、オーディオネットワーク2に接続して通信を行うための通信インタフェースであり、オーディオネットワーク2から受け取った複数の(出力)音響信号を、オーディオバス17を介してAIO15のアナログ出力ポートないしディジタル入出力ポートに供給し、オーディオバス17を介してAIO15のアナログ入力ポートないしディジタル入出力ポートから供給される複数の(入力)音響信号を、オーディオネットワーク2に送信している。なお、コンソール1−1の各部はコントロールバス、アドレスバスおよびデータバスからなるCPUバス18により相互にデータの授受を行っている。
ミキシングエンジン1−2のハード構成を示すブロック図を図3に示す。図3に示すミキシングエンジン1−2において、CPU20は、ミキシングエンジン1−2の全体の動作をOS上で制御している。ミキシングエンジン1−2は、CPU20が実行するミキシングプログラムの動作ソフトウェアが格納されていると共にCPU20のワークエリアや各種データ等が記憶されるROM・RAM21を備えている。簡易UI22は、ミキシングエンジン1−2の設定を簡易に行うためのダイヤルやボタン等のユーザインタフェースである。AIO23は、上述したAIO15と同様の構成であり、外部から入力する複数の(入力)音響信号をオーディオバス26に送出するとともに、オーディオバス26から受け取った複数の(出力)音響信号を外部へ出力する。DSP(Digital Signal Processing)部24は、オーディオバス26を介してAIO23ないしNIO25から供給される複数の(入力)音響信号に対し、パラメータに従った音響特性制御処理およびミキシング処理を施して、処理された複数の(出力)音響信号をオーディオバスを介して AIO23ないしNIO25に供給する信号処理部である。NIO25は、オーディオネットワーク2に接続して通信を行うための通信インターフェースであり、オーディオネットワーク2から受け取った複数の(入力)音響信号をオーディオバス26へ送出し、オーディオバス26から受け取った複数の(出力)音響信号をオーディオネットワーク2に送信している。なお、ミキシングエンジン1−2の各部はコントロールバス、アドレスバスおよびデータバスからなるCPUバス27により相互にデータの授受を行っている。
IOデバイスであるIO1〜IO3は同じ構成とされていることから、代表としてIO1のハード構成を示すブロック図を図4に示す。図4に示すIO1において、CPU30は、IO1の全体の動作をOS上で制御している。IO1は、CPU30が実行するIO用の動作ソフトウェアが格納されていると共にCPU30のワークエリアや各種データ等が記憶されるROM・RAM31を備えている。簡易UI32は、IO1の設定を簡易に行うためのボタン等のユーザインターフェースである。AIO33は、上述したAIO15と同様の音響信号入出力部であり、NIO34は、上述したNIO16と同様の通信インターフェースである。なお、IO1の各部はコントロールバス、アドレスバスおよびデータバスからなるCPUバス36により相互にデータの授受を行っている。
次に、オーディオネットワーク2における音響信号の接続の等価図を図5に示す。図5に示すオーディオネットワーク2は、各デバイスに割り当てられている複数のチャンネルに相当するバスにより等価的に表されている。このオーディオネットワークでは、各チャンネルは何れか1つのデバイスのみに割り当てられ、同時に他のデバイスに割り当てられることはないので、あるデバイスがあるチャンネルで送信した音響信号を、ネットワークに接続された何れのデバイスでも受け取ることができる。ch−Eは、ミキシングエンジン1−2に割り当てられているチャンネルであり、ch−Cはコンソール1−1に割り当てられているチャンネルであり、ch−1はIO1に割り当てられているチャンネルであり、ch−2はIO2に割り当てられているチャンネルである。コンソール1−1は、外部の音響機器からアナログ入力ポートないしディジタル入出力ポートに入力された(入力)音響信号をch−Cに送出している。IO1は、アナログ入力ポートないしディジタル入出力ポートに入力された(入力)音響信号をch−1に送出している。IO2は、アナログ入力ポートないしディジタル入出力ポートに入力された(入力)音響信号をch−2に送出している。ミキシングエンジン1−2は、(それ自身のAIO23から音響信号を入力するとともに、)ch−C、ch−1およびch−2から複数の(入力)音響信号を受け取り、それらの音響信号に音響特性制御処理およびミキシング処理を施して、処理された複数の(出力)音響信号を、(それ自身のAIO23から出力するとともに、)ch−Eに送出している。コンソールCは、ch−Eから複数の(出力)音響信号を受け取って、アナログ出力ポートないしディジタル入出力ポートから外部の音響機器に出力する。IO1およびIO3においても、ch−Eからミキシング信号を受け取って接続されている音響機器やスピーカに出力する。
次に、本発明の音響システム1にかかる信号処理の流れを示す図を図6に示す。
図6に示すように、オーディオネットワーク2には、コンソール1−1のAIO15が備えるアナログないしディジタルの複数の入力ポートAi(C)、IO1のAIO33が備えるアナログないしディジタルの複数の入力ポートAi(#1)およびIO2のAIOが備えるアナログないしディジタルの複数の入力ポートAi(#2)のうちの、各パッチPca、Pa1、Pa2で接続された所望の複数入力ポートからの複数の(入力)音響信号が送出される。ミキシングエンジン1−2は、オーディオネットワーク2からこれらの音響信号のうちの所望の複数の(入力)音響信号を受け取り、入力パッチ41に入力する。また、入力パッチ41には、自身のAIO23が備えるアナログないしディジタルの入力ポートAi(lo)40からの複数の(入力)音響信号も入力される。入力パッチ41では、入力ch部42の各入力チャンネルに対して、その複数の入力のうちの所望の1入力が選択的にパッチ(結線)され、パッチされた入力からの(入力)音響信号が各入力チャンネルに供給される。入力ch部42における各入力チャンネルには、音響特性を調整するアッテネータ、イコライザ、コンプレッサが備えられており、音響特性が調整された各入力チャンネルの音響信号は、さらに、レベル調整部で各バス毎に送り出しレベルが調整されて混合バス43へ送出される。混合バス43は複数本設けられており、各バスにおいて、任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、複数通りに混合されたミキシング出力が出力ch部44に出力される。
出力ch部44における各出力チャンネルにも、音響特性を調整するイコライザ、コンプレッサ等が備えられており、これらの出力チャンネルにおいて、周波数バランスやレベル調整および出力パッチ45へ送出されるレベルが制御される。出力パッチ45では、出力ch部44の複数出力チャンネルからの複数の入力のうちの所望の1入力が、当該出力パッチの複数の各出力に選択的にパッチされる。複数の出力は、それぞれ、ミキシングエンジン1−2のAIO23が備えるアナログないしディジタルの複数の出力ポートAo(lo)46、ないしオーディオネットワーク2のch−Eに複数の音響信号を送出する複数の送信ポートに接続されている。すなわち、複数の出力ポートAo(lo)46および複数の送信ポートには、それぞれ、パッチされた出力チャンネルからの(出力)音響信号が供給される。複数の出力ポートAo(lo)46は、供給された複数の(出力)音響信号を外部の音響装置に供給し、複数の送信ポートは、供給された複数の(出力)音響信号をオーディオネットワーク2のch−Eに送出する。
コンソール1−1、IO1、IO3では、それぞれ、ミキシングエンジン1−2の出力チャンネルからの複数の(出力)音響信号がオーディオネットワークから受信されて、パッチPcb、Pb1、Pb3に入力される。パッチPcb、Pb1、Pb3においては、それぞれ、各出力チャンネルのミキシング結果の複数の(出力)音響信号が選択的にAIO15、23、33が備えるアナログないしデジタルの複数の出力ポートAo(C)、Ao(#1)、Ao(#3)にパッチされ、複数の出力ポートAo(C)、Ao(#1)、Ao(#3)から、それぞれ、外部の音響機器に出力される。
なお、コンソール1−1では、ユーザがパネル表示器やパネル操作子を操作することにより、パッチPca、Pa1、Pa2および入力パッチ41を直接に、ないしリモートで制御して、入力デバイス1−1、1−3、1−4の所望の入力ポートAi(C)、Ai(#1)、Ai(#2)からミキシングエンジン1−2の所望の入力チャンネルへのパッチを設定できると共に、出力パッチ45、パッチPcb、Pb1、およびPb2を直接に、ないしリモートで制御して、ミキシングエンジン1−2の所望の出力チャンネルから出力デバイス1−1、1−3、1−5の所望の出力ポートAo(C)、Ao(#1)、Ao(#3)へのパッチを設定することができる。
次に、IO1〜IO3のIOデバイスにおける音響信号の入力からNIO34までの伝送経路の詳細構成を図7に示す。
図7に示すように、アナログ音響信号はIOデバイスのアナログ入力ポートiに入力され、ディジタルの(入力)音響信号に変換されて出力される。アナログ入力ポートは複数ポート設けられており、複数ポートからの複数の(入力)音響信号は、それぞれパッチPaにおいて、選択的にパッチされたNIO34の所望の送信ポートに、オーディオバス35の1つのチャンネルを用いて伝送される。アナログ入力ポートiは、外部から入力するアナログの(入力)音響信号を、指定されたアナログゲイン分だけアナログ増幅して出力するアンプ33aと、アンプ33aのアナログゲインを指定するゲイン調整部33cと、アンプ33aから出力されたアナログの音響信号をディジタルの音響信号に変換するAD変換器(ADC)33bと、ADC33bからのディジタルの音響信号を、指定されたディジタルゲイン分だけディジタル増幅して出力する補償部33dと、ADC33bからのディジタルの音響信号と補償部33dからのディジタルの音響信号の何れかを選択して出力するスイッチ部33eを備えている。ADC33bが出力する音響信号のビット幅は24ビットで、オーディオネットワークで伝送されているときの音響信号のビット幅は32ビットである。該32ビットの中には、4ビット分のヘッドマージンが確保されており、補償部33dのゲインは+24dBまでアップできる。この補償部33dにおけるゲインの変化幅は、例えば、−96dB〜+24dBとされ、変化範囲を超えるゲインが指定された場合、補償部33dのゲインは、その範囲内の該指定されたゲインに最も近いゲインとなる。スイッチ部33eは、当該アナログ入力ポートの自動補償がオンされた際に可動接点aが固定接点cに接続されるよう切り換えられ、自動補償がオフされた際に可動接点aが固定接点bに接続されるよう切り換えられる。
図10に示す自動補償のオンオフ操作処理のフローチャートおよび図11に示す自動補償処理のフローチャートを説明することによりアナログ入力ポートiにおける動作を説明する。
コンソール1−1のパネルにおいて、IO1ないしIO2の入力ポートxに相当するアナログ入力ポートiの自動補償のオンオフ操作があった際に、コンソール1−1はIO1ないしIO2に対し該オンオフ操作を示す制御信号を送信する。該制御信号を受信したIO1ないしIO2は、図10に示す自動補償のオンオフ操作処理が起動され、ステップS10にて当該アナログ入力ポートiの自動補償の状態を示すフラグACSが反転される。次いで、ステップS11にて反転されたフラグACSがオン状態かオフ状態のいずれを示すかが判断される。ここで、フラグACSがオン状態を示すと判断された場合は、ステップS13に分岐してアナログ入力ポートiの補償部33dにおけるディジタルゲインが0dBに設定される。さらに、ステップS14にてスイッチ部33eが固定接点cの補償部33d側に切り換えられる。この場合、スイッチ部33eからのディジタル信号のレベルは、補償部33dにおけるディジタルゲインが0dBに設定されていることから、自動補償がオンに切り換えられる前のレベルが維持されて出力される。また、ステップS11にてフラグACSがオフ状態を示すと判断された場合は、ステップS12に進みアナログ入力ポートiのスイッチ部33eが固定接点bのADC33b側に切り換えられる。ステップS12あるいはステップS14の処理が終了すると自動補償のオンオフ操作処理は終了する。なお、コンソール1−1のパネルにおいて、自身の入力ポートxに相当するアナログ入力ポートiの自動補償のオンオフ操作があった際には、図10に示す自動補償のオンオフ操作処理を、コンソール1−1自身が実行する。
そして、コンソール1−1のパネルにおいて、IO1ないしIO2の入力ポートxに相当するアナログ入力ポートiのゲイン調整部33cのアナログゲイン(パラメータ)を変更する操作が行われた際に、コンソール1−1はIO1ないしIO2に対し該変更操作を示す制御信号を送信する。該制御信号を受信したIO1ないしIO2では、図11に示すアナログゲイン変更処理が起動され、ステップS20にて、その操作に係る操作値、ないしその操作量に応じて、アナログ入力ポートiにおけるアンプ33aのアナログゲイン(パラメータ)が変更される。次いで、ステップS21にて当該入力ポートのフラグACSがオン状態かオフ状態のいずれを示すかが判断される。ここで、フラグACSがオン状態を示すと判断された場合は、ステップS22に進み、アナログ入力ポートiの補償部33dのディジタルゲインが、ステップS20でアナログゲインが変更された量と同じ量だけ逆方向に変更される。これにより、補償部33dからはゲイン調整部33cの変更されたアナログゲイン量が打ち消されたレベルの音響信号(元と変わらないレベルの音響信号)が出力される。すなわち、あるアナログ入力ポートiのフラグACSがオンの場合、オペレータがコンソール1−1を操作して、その入力ポートのアンプ33aのアナログゲインを変更しても、その変更が補償部33dで打ち消されるようになり、アナログ入力ポートiからは操作前と同じレベルの(入力)音響信号が出力される。他方、同フラグACSがオフの場合は、ステップS22の処理は行われず、オペレータによるアナログゲインの変更が、アナログ入力ポートiから出力される(入力)音響信号のレベルにダイレクトに反映される。なお、自動補償のオンオフ(ACSフラグ)は、各アナログ入力ポート毎に設定されることから、同じアナログ入力ポートが複数の入力チャンネルにパッチされた場合は、それらの入力チャンネルでは共通のACSフラグが使用される。なお、自動補償のオンオフは、各アナログ入力ポート毎に設定されることから、同じアナログ入力ポートに接続された全ての入力チャンネルで共通となる。なお、コンソール1−1のパネルにおいて、自身の入力ポートxに相当するアナログ入力ポートiのアナログゲインの変更操作があった際には、図11に示すアナログゲイン変更処理を、コンソール1−1自身が実行する。
次に、ミキシングエンジン1−2における音響信号の入力からパッチまでの伝送経路の詳細構成を図8に示す。
図8に示すように、アナログ音響信号はミキシングエンジン1−2のアナログ入力ポートjに入力され、ディジタル信号に変換されて出力される。アナログ入力ポートは複数ポート設けられており、複数ポートからの複数の(入力)音響信号は、それぞれパッチPaにおいて、選択的にパッチされた入力ch部42の所望の入力チャンネルに、オーディオバス35の1つのチャンネルを用いて伝送される。アナログ入力ポートjは、図7のアナログ入力ポートiと同じ構成であり、その各ブロック40a〜40eは、対応するブロック33a〜33eと同じ動作を行う。また、図10ないし図11の処理に関して、入力ポートxは、アナログ入力ポートjに相当し、オペレータがコンソール1−1からアンプ40aのアナログゲインをリモートで変更しても、当該アナログ入力ポートjのACSフラグがオンであれば、その変更が補償部40dのディジタルゲインで打ち消されるようになり、アナログ入力ポートjからはアナログゲインの変更前と同じレベルのディジタルの(入力)音響信号が出力されるようになる。
また、図示されていないがコンソール1−1における音響信号の入力からNIO16までの伝送経路の詳細構成は上記IOデバイスと同様とされ、その動作も上述したIOデバイスと同様となる。
次に、ミキシングエンジン1−2における音響信号のNIO25ないしAIO23から混合バス43までの伝送経路の詳細構成を図9に示す。
オーディオネットワーク2からNIO25を介して取得されたディジタルの複数の(入力)音響信号、ないし、AIO23に入力されたディジタルの複数の(入力)音響信号は、そのまま入力パッチに入力され、AIO23に入力されたアナログの複数の(入力)音響信号は、それぞれ、図8に示すアナログ入力ポートjにおいてディジタルの(入力)音響信号に変換されて入力パッチ41に入力される。入力パッチ41では、入力ch部42の各入力チャンネルkに対して、それらの複数の入力のうちの所望の1入力を、選択的にパッチ(接続)することができる。入力チャンネルkは、ディジタルの(入力)音響信号のレベルをアッテネータパラメータに基づき調整するアッテネータ(ATT)42aと、同音響信号の周波数特性をイコライザパラメータに基づき調整するイコライザ(EQ)42bと、同音響信号のレベルをコンプレッサパラメータに基づき動的に制御するコンプレッサ(Comp)42cと、同音響信号の混合バス43の各バスへの送り出しレベルを、当該バスに対応するセンドパラメータに基づき制御するレベル調整部42dとを備えており、これらにより同音響信号の特性が調整される。ここで、ATT42aのアッテネータパラメータは、アナログ入力ポートi、jのアナログゲインやデジタルゲインとは独立に、入力チャンネルkに入力される音響信号のレベルを、EQ42bやComp42cで信号処理するのに適したレベルに調整するためのパラメータである。混合バス43の各バスにおいては、複数の各入力チャンネルにおいて、当該バス向けにレベル制御された音響信号が入力され、入力された複数の音響信号が混合されて、混合出力が各バス毎に出力される。自動補償(ACSフラグ)がオフされたアナログ入力ポートiないしjにパッチされた入力チャンネルkでは、そのアナログ入力ポートiないしjのアナログゲインが変更されると、アッテネータ42aに入力する音響信号のレベルが変化するので、オペレータは、アッテネータパラメータを再調整しなければならない。他方、自動補償がオンされたアナログ入力ポートiないしjにパッチされた入力チャンネルkでは、そのアナログ入力ポートiないしjのアナログゲインが変更されても、補償部33dないし40dによる自動補償により、アッテネータ42aに入力する音響信号のレベルは変化せず、アッテネータパラメータを再調整しなくてよい。
次に、本発明が適用される音響システムの他の実施例の全体構成を図12に示す。
図12の音響システム5は、オーディオネットワーク6で接続されたサブシステムSaとサブシステムSbの2サブシステムで構成される。サブシステムSaは、オーディオネットワーク6で接続されたコンソールCaと、ミキシングエンジンEaと、IOa1、IOa2、IOa3、IOa4の4台のIOデバイスで構成される。サブシステムSbは、オーディオネットワーク6で接続されたコンソールCbと、ミキシングエンジンEbと、IOデバイスIOb1で構成される。
オーディオネットワーク6では、接続されている9台のデバイスCa、Ea、IOa1、IOa2、IOa3、IOa4、Cb、Eb、IOb1の何れか1がマスタノードとなって、定期的に伝送フレームを送信して、該オーディオネットワークを巡回させるとともに、9台のデバイスの各々に伝送チャンネルを割り当てる。このネットワークでは、9台のデバイスの何れか1が伝送フレームに書き込んだ音響信号を、他の何れのデバイスでも受け取ることができるので、サブシステムSaとサブシステムSbは、(入力)音響信号を共有することができる。つまり、サブシステムSbのエンジンEbは、IOデバイスIOa1、IOa2、IOa3、IOa4がオーディオネットワーク6に送信した(入力)音響信号を受け取ることができ、また、サブシステムSaのエンジンEaは、IOデバイスIOb1がオーディオネットワーク6に送信した(入力)音響信号を受け取ることができる。
サブシステムSaにおいては、コンソールCaが、サブシステムSaの制御装置として、ミキシングエンジンEa、IOデバイスIOa1、IOa2、IOa3、IOa4をリモート制御し、サブシステムSbにおいては、コンソールCbが、サブシステムSbの制御装置として、ミキシングエンジンEbとIOデバイスIOb1をリモート制御する。サブシステムSbの各デバイスは、サブシステムSaの管理範囲外であるので、コンソールCaからはリモート制御できず、また、サブシステムSaのデバイスは、サブシステムSbの管理範囲外であるので、コンソールCbからはリモート制御できない。
ここで、サブシステムSbのエンジンEbで、サブシステムSaのIOデバイスIOa2がアナログ入力ポートiで入力しオーディオネットワーク6に送信した(入力)音響信号を取り出し、1の入力チャンネルkにパッチしてミキシング処理を行っている場合を考える。このとき、アナログ入力ポートiはコンソールCaの制御下にあり、サブシステムSaのオペレータのパネル操作によって、そのアナログゲインが任意に変更される。従来技術(本実施例のアナログ入力ポートiの自動補償がオフに相当)では、サブシステムSbの入力チャンネルkの(入力)音響信号のレベルが変化するので、サブシステムSbのオペレータは、既に調整済みの入力チャンネルkのアッテネータパラメータを再調整しなければならず、操作が煩雑となる。本発明においては、サブシステムSbのオペレータが予めサブシステムSaのオペレータに(入力)音響信号を共有するアナログ入力ポートiの自動補償をオンしてもらうことにより、アナログ入力ポートiのアナログゲインが変更されても、入力チャンネルkに入力する(入力)音響信号のレベルが変化しなくなり、サブシステムSbのオペレータは、アッテネータパラメータの再調整をしなくてよくなる。
以上説明した本発明の音響装置においては、アナログの音響信号が入力される入力ポートを備える入力デバイスにおいて、コンソールから入力ポートのアナログゲインの変更が行われた時に、当該入力ポートの補償部に設定されるディジタルゲインがアナログゲインの変更を打ち消すように設定される。補償部は、入力されたアナログの音響信号を変換したディジタル信号のディジタルゲインを調整しており、ゲインの自動補償がオンとされている場合は、補償部からのディジタル信号が入力ポートから出力される。これにより、ネットワーク型の音響システムにおけるゲインの自動補償機能において、タイミングがずれることなくゲインの自動補償ができるようになる。
また、オーディオネットワーク2では、複数のデバイスがリング状に接続されるようになっていたが、リング状の伝送経路が形成されるのであれば、複数のデバイスの接続は他の態様、例えば、カスケード状等であってもよい。さらに、本発明の実施例では、コンソールC、Ca、ないしCbが制御装置として動作していたが、制御装置はコンソールに限らない。例えば、図2のコンソール、図3のミキシングエンジン、ないし図4のIOデバイスに、外部のパーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのインターフェースを用意し、該インターフェースに接続されたPCのオペレーティングシステム上で音響システムを制御するためのプログラムを起動して、当該音響システムの制御装置としての動作を行わせるようにしてもよい。
1 音響システム、1−1 コンソール、1−2 ミキシングエンジン、1−3〜1−5 IOデバイス、2 オーディオネットワーク、5 音響システム、6 オーディオネットワーク、10 CPU、11 ROM・RAM、12 パネル表示部、13 パネル操作子、14 電動フェーダ、15 AIO、16 NIO、17 オーディオバス、18 CPUバス、20 CPU、21 ROM・RAM、22 簡易UI、23 AIO、24 DSP、25 NIO、26 オーディオバス、27 CPUバス、30 CPU、31 ROM・RAM、32 簡易UI、33 AIO、34 NIO、33a アンプ、33b ADC、33c ゲイン調整部、33d 補償部、33e スイッチ部、35 オーディオバス、36 CPUバス、40 入力ポート、40a アンプ、40b ADC、40c ゲイン調整部、40d 補償部、40e スイッチ部、41 入力パッチ、42 入力ch部、42a ATT、42b EQ、42c Comp、42d レベル調整部、43 混合バス、44 出力ch部、45 出力パッチ

Claims (1)

  1. 制御装置と、オーディオネットワークに接続された複数のデバイスとで構成される音響システムであって、
    オペレータの操作に応じて前記複数の各デバイスを前記オーディオネットワーク越しにないし直接制御する制御装置であって、前記複数のデバイスの1つである入力デバイスの複数の入力ポートの各々における自動補償のオンあるいはオフを設定する設定手段と、前記複数の入力ポートの各々におけるアナログゲインを変更する変更手段とを備える制御装置と、
    前記複数の入力ポートであって、それぞれ、入力されたアナログ信号を、前記変更手段で設定されたアナログゲインに基づきレベル制御するアンプ部と、該アンプ部から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換部と、該AD変換部からのディジタル信号を設定されたディジタルゲインに基づきレベル制御する補償部と、前記AD変換部からのディジタル信号と前記補償部からのディジタル信号のいずれかを選択する選択部とを備えた前記複数の入力ポートと、前記選択部で選択されたディジタル信号を前記オーディオネットワークに送出する送出部とを備えている前記入力デバイスと、
    前記複数のデバイスの1つであるミキシングデバイスであって、前記オーディオネットワークに送出されたディジタル信号を受け入れる受入部と、該受入部から入力されたディジタル信号の音響特性を調整する入力チャンネルと、該入力チャンネルからのディジタル信号を混合する混合バスとを備えるミキシングデバイスと、
    を備え、
    前記入力デバイスは、前記制御装置の設定手段によりある入力ポートの自動補償がオンされたとき、前記入力デバイスの当該入力ポートにおける前記補償部に所定のディジタルゲインを設定すると共に、当該入力ポートの前記選択部に前記補償部からのディジタル信号を選択させ、当該入力ポートの自動補償がオンされている間は、前記補償部に設定される所定のディジタルゲインが、前記変更手段による当該入力ポートのアナログゲインの変更を打ち消すように設定され、当該入力ポートの自動補償がオフされたとき、前記入力デバイスの当該入力ポートの前記選択部に前記AD変換部からのディジタル信号を選択させることを特徴とする音響システム。
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